先日に新華社のページを覗いていたら、とある広告が目についたので早速今日行ってきました。その広告というのも、今日のお題となっているペット商品博覧会です。
なんで仕事でもないのにこんなのに、しかも入場料50元(600円)を支払ってまで行こうとしたのかというと、めっきり触れていない猫などの動物におさわり出来るかもしれないという不純な期待からでした。結論から言うと確かに少しはおさわり出来たものの、やはりペット商品を扱う企業の展示がメインだったので思っていたほどは出来ませんでした、残念。
それで展示会の内容ですが基本的には中国国内外のペット関連商品を取り扱う企業がブースを繰り出し、上記写真のように日系企業からも一部参加がありました。またペットショーとかコンテストもあるので自慢のペットを連れてくる飼い主もたくさんいましたが、その連れてこられた動物の多くは犬で、私が期待していた猫となるとほとんど見ることができませんでした。そりゃ外に連れてくるとなると犬と猫とでは大違いですし、ペット比率から言っても犬が圧倒的に多いんですからそりゃそうだったのですが……。
ちなみに中国のペット業界についてちょこっと解説すると、はっきり言って滅茶苦茶伸びてます。自分の上海人の友人もよく、「犬飼いてぇ」と漏らすほどで、街中を歩けば犬を散歩させている中国人は上海市内にはたくさんおります。敢えて深読みするなら一人っ子政策のせいで愛情の向け先や兄弟といった対象に物足りなさを感じているのかもしれませんし、可処分所得の増大とともに無許可で犬を飼う世帯は数多く存在しています。飼われる犬種は基本的にはトイプードルやコーギーなどといった小型犬が圧倒的多数で、大型犬ともなるとなんか欧米人が連れて歩いている印象があります。
話は戻り展示会ですが、犬だったらいくらでも見つかるものの目当ての猫はほとんど見当たらず空振りを打ったかとあきらめかけたところ、珍しい猫種のブリーダーがブースを展示しており、ようやく見つけることができました。
そこが扱っていたのは写真を見た通りの豹柄の猫で、人が出来ているのかたくさんの客にフラッシュをたかれつつも悠然と眠りつつ対応していました。人見知りの激しいうちの実家の猫だったら、こんな環境に置かれればすぐに発狂するだろうことを考えると猫にも違いがあるんだなという気がします。
そこのブースで目についたのは上の写真の猫ですが、何故だかガラス窓とトイレの間の狭い隙間に体を埋めていました。猫自体が狭い空間に体を密着させるのが好きですが、これだけ衆人環視のなかでも平然とやってのけるここの猫たちには本当に感心させられます。
ちなみに今回の展示会では大小さまざまな猫用ベッドも展示されておりましたが、うちの実家でも一回布でできたものを買ってきたことがありましたが、いざ置いてみるとうちの猫はその布ベッドには一切興味を示さず、布ベッドが入れられていた段ボールをしばらくの寝床として愛用し始めました。そんな経験があるもんだから、多分猫とかだってさらさらした感触より段ボールのざらざらした感触のが好きなんだろうからいっそ段ボールで作った方が売れるんじゃないかと思っていたら、
海外のメーカーでしたけど、本当に段ボールで上の写真みたいなのを作って売っていました。世の中、思い浮かんだことというのは既にほかの誰かも思い浮かべ、中には実行されているんだな。
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