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2011年10月20日木曜日

平野達男復興相の「馬鹿」発言について

 昨日一昨日と妙に帰りが遅くなって更新がまた空きました。最近多いなこういうの。
 別に凄い忙しいというわけでもありませんが、ちょうど香港に着任した頃に新しい上司が風邪を引き、しかもそれをオフィスの全員に感染させたことから私も体調が悪くなり、昨日まで咳が止まりませんでした。今日になってようやく咳が止まったかと思ったら今度は頭痛が起こりましたが、頭痛薬飲んだらやけに調子良くなって今日に至ります。あと穏当にどうでもいいですが、今使っているNECのLAVIE S LS550ですが、「Kキー」がむやみに反応が敏感で大半の打ち間違いはここから端を発しててイライラします。このパソコンの唯一の不満点はそこかな。

 話は本題に入りますが、当初は記事にするかどうか悩んだものの二日経って情勢が少し見えてきたので書いておくことにします。

「逃げなかったバカなやつ」…復興相が友人を(読売新聞)

 内容は既に報じられているかと思いますが簡単に説明すると、平野達男復興相が研修会で東日本大震災によって起きた津波に言及した際、「私の高校の同級生のように、逃げなかったバカなやつがいる。彼は亡くなりましたけど、バカなやつって言ってもしょうがないですけどね」という発言をしました。この発言を巡って上記リンク先の読売新聞のように「被災者を馬鹿にしている」という論調を取る新聞もあれば、「この発言はそこまで問題視する内容なのか」、「マスコミの揚げ足取りでは」という意見がネット上などでいくつか見られました。
 ちなみに上記の読売新聞はどちらかと言えば非難する論調で書かれていますが、比較対象先として朝日新聞を除いてみたところストレートニュースではこの発言は取り上げておらず、「平野復興相、津波被害への発言で謝罪」という記事で初めて取り上げていることから、読売よりかは問題視していないのではと私は感じました。民主党に批判的な産経新聞は本日、「輿石氏「マスコミが世の中悪くしている」」という記事を載せておりますが、私はこれを見て産経はヒートダウンし始めたのかなという気を覚えました。あくまで個人的な所感ですが。

 それで肝心なこの平野復興相の発言に対する私の感想ですが、そもそも取り上げる程の発言なのか、もっと他に報じる内容があるのではないかという考え方から、非難に値しないと見ています。そういう意味では喜び勇んで報じたメディアは揚げ足取りと批判されて然るべきで、本人らも少し意識し始めたのか管内閣時の松本復興相や鉢呂前経産相の失言騒動の時と比べるとトーンダウンし始めているように今日のニュースを見ていて感じました。

 いちいち語るほどではありませんが平野復興相の発言は会話の前後を見る限りだ亡くなった同級生を冒涜するようなものとは思えず、また一部で逃げたくとも逃げれなかった被災者もいるという批判も見受けられますがそれとこの発言を結びつけるのは如何なものかと思います。
 ちなみに今回のこの発言を私はネット上の掲示板で最初に知りましたが、複数の掲示板を回ってみたところそれぞれで論調が全く違っており、これは報道したメディアでもそうでしたが一部のサイトでは明確な意図を以って前後の会話部を弄り、どちらかと言えば平野復興相をわざと悪者にしようとしているサイトも見受けられました。そういったところは続報を載っけているのかな、今日の輿石氏の発言を「悪人が悪人をかばった」みたいに。まぁ輿石氏が悪人かどうかと言われたらそうかもと私も言ってしまいますが。

 あと非常にくだらないことですが、関東と関西では「バカ」と「アホ」の比重が逆(少なくとも私はそう感じる)で、関東ではアホと相手に言うとマジギレされますが関西だと「アホちゃうわ」と軽く返してもらえます。しかし逆に関西でバカと相手に言うと真面目に睨まれるくらい相手は怒る一方、関東だとへました相手に「バカだなぁ」というのはごくごくありふれてます。それで平野復興相はどっち側かと調べてみたら岩手出身とのことで、「馬鹿」という言葉を使ったのもやはり東側だからかと妙に納得しました。

 最後にさすがに今回は気になるのでこの件でのYahooの「みんなの政治」における投票ページを覗いてみましたが、現在この記事を書いている段階で回答割合は「問題ある」が56%、「問題ない」が33%、「どちらでもない」が11%でした。毎度のことながら少数派に属したわけです。

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