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2011年12月14日水曜日

問責決議案の乱発について

 当初は今度ホンダが発売するエヌボックスという軽自動車にケチつける記事を書いてましたが、途中で書いててつまらなくなったのでまた時事ニュースを取り上げます。たた一言だけ書いておくと、最新型のシビックといい、最近のホンダ車のデザインは真面目に「よくこんなのが審査に通ったなぁ」と思うほど頭をかしげるものが多いです。ついでに言えばトヨタはカムリのデザインは凄くいいが、なんで今度出す予定の軽量FRスポーツの86のコンセプトカーを白黒パンダカラーで作らないのか理解できません。まぁ実際これも「ヤマハ2000GT」同様に「スバル86」なんだろうけど。

仙谷氏 問責可決連発は「統帥権干犯」 野党対応を批判(産経新聞)

 そんな車のニュースを放って取り上げるのは上記の仙石氏の発言ですが、この発言内容に対して私も基本的に同意です。
 先日も山岡、一川の二閣僚に対して野党が問責を出したことについて私も記事を書いて自民党など野党に対して「死ね( ゚Д゚)ヴォケ!!」と主張しましたが、そもそも論として出したところであまり意味の見いだせない問責決議案を出して無駄に審議時間を減らすということにあまりいい感情を持ちません。第一、与党時代に出された問責決議案をことごとく無視して実質的に価値をなくしたのは自民党本人ですし。

 その一方で民主党の仙石氏についても野党時代は何かあるたびにすぐに問責を出して、しかも後半に至っては会期末に「出すのがいつも恒例だから」と可決しないとわかっていながらも一時期出していたこともあるので、今更になって統帥権の干犯などというのはさすがに言ってはならないでしょう。まぁこれで与野党を一緒に体験したんだし、今後は反省して野党に転落しても同じことをしないようにしてもらいたいものです。
 ただ真面目な話、そろそろこういった無意味な行動は与野党には慎んでもらいたいです。仮に閣僚が問題のある発言や行動をしたというのであればそれこ通常の国会内で批判するか、もしくは野田首相の若いころのように街頭に立って市民に訴えかければいいだけの話で、こんな無駄としか思えないデモンストレーションに時間をかけるのは効率がいいとは思えません。私は政治は一種のショーだ、パフォーマンスだと考えてはいますが、こういう三文芝居を見せられるのではたまったもんじゃありません。

 最後に豆知識ですが、最近になって大分知られるようにはなってきたものの、今回仙石氏が引き合いに出した「統帥権の干犯」という言葉は戦時中に軍部が暴走した際に多用した便利なツールとして活躍しましたが、実はこの言葉を最初に使ったのはほかならぬ政党勢力であった鳩山一郎で、彼が使ったのを見て軍部も「いい言葉があるじゃないヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノイエーイ」と一緒になって使うようになったそうです。どうもこの一族は要所要所で余計なことをしでかしてくれるものです。

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