中国から帰国して2週間+1日の今日、ようやく自分の会社の設立手続きが完了しました。これまで名刺も作れなかったのでこれでやっとおおっぴらに営業できるとワクワクしてまずは法人口座を作りに三菱東京UFJ銀行へ行ったところ、自分の持ってきた登記事項証明書では対応できない(より詳細なものを発行する必要がある)と断られてしまいました。別にこれだけなら法務局行ってくりゃいいだけなので何とも思わないのですが、そうした必要書類を全部提出した上で口座開設にはさらにあと一週間かかると言われました。
個人名義の口座ならその日中にさっと作れるのになんでだといろいろ言いたいのですが、どうも振り込め詐欺への対策強化のため、どこの銀行でも同じように審査に時間をかけているらしいです。それにしたって一週間、三営業日もあれば審査には充分だろと言いたいのですが末端の人に言っても仕方ないのでそのまま帰ってきましたが、そもそもそういった審査をすることで果たして対策に効果があるのか強く疑問です。それなら法人登記の際に代表者、社員の過去の犯罪経歴などを調べた方が効率がいいような気がします。
そんなこんだでむかっ腹立ちながら、じゃあ先に携帯電話を契約しようとウィルコムのアンテナショップへ向かいました。実は帰国から大分経っているのに今まで携帯電話を契約してこなかったのですが、そうした理由というのもウィルコムが今法人向けにキャンペーンをしていて、事務手数料をただにするほか基本使用料をずっと半額にしてくれるということだったので、不便を覚悟で今まで我慢してました。ついでに言うと、こっちで再会を約束していた面々とも、携帯電話を契約してからきちっと連絡しようと今まで控えてきております。
ここまで書けば分かるでしょうが本日、契約できませんでした。理由は法人口座がまだないためです。サービス案内冊子には代表者名義の口座でいいとか書いてあるのにいざ行ったらダメとか言われて、「一体何なんだよこの国の手続きの遅さと制度の温さは」とリアルに門前で怒鳴りながら出てきました。八つ当たりで言っているのはわかりますが、法人登記に二週間も時間かかっているというのに、何故別の手続きでも一様にこんな時間がかかるのか、最初の審査がまるで何の証明作用も持ってないじゃないかと強く言いたいです。
正直な所、携帯電話の契約が出来ないと名刺すら作れません。会社を作るのに二週間かかるのは納得できるとしても、実際に営業開始するまで一カ月弱かかる今の状況はあまり腑に落ちません。明日は千葉銀へ行って三日くらいで何とかならないものかと聞いてみて、ウィルコムに対しても案内冊子を片手に別のアンテナショップ(今日行ったのより大きい)へ乗り込もうかと思いますが、このところ本当に日本に帰ってきたんだなと悪い意味でよく感じます。審査に慎重になるのはいいとしても、慎重になることでどれだけの効果が得られるのか、一人の犯罪者の行為を防止するために健全な利用者を何人煩わせることになるのかという検証が足りないのではともう言いたいこと言って筆を止めます。
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