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2013年7月17日水曜日

スノーデン氏の暴露時期と背後関係について

 アメリカ国家安全保障局(NSA)の元局員であるエドワード・スノーデン氏が先日、NSAが国内のアメリカ人をも対象に無制限に盗聴などデータ監視を行っていると暴露したことは皆さんの記憶にも新しいかと思います。そこそこ日が経って置きながらなんで今日取り上げようと思ったのかというと、自分の考えていることをほかの人があんまり言わないので後年の自分に対して記録を残す意味合いで書いてこうと思ったからです。

 私がこの事件でまず最初に注目したのは他でもなく、スノーデン氏の暴露時期です。具体的な日時までは書きませんでしたが彼が香港でメディアに一連の事実を明かしたその日はちょうど、ワシントンで米中首脳会談が行われている日でした。この米中首脳会談でアメリカのオバマ大統領は中国の習近平酒席に対し中国が行っているサイバー攻撃を控えるよう釘をさすつもりであることが前日に報じられていましたが、スノーデン氏の暴露によってアメリカ政府も似たようなことをやっていることがわかり、とうとう強気な姿勢は示せずに「懸念している」などと日本みたいな曖昧な言い方でしか伝えることが出来ませんでした。
 私が何を言いたのかわかるかと思いますが、偶然にしてはあまりにもタイミングが良すぎるということで、つまり米中首脳会談の日程に合わせてスノーデン氏は暴露を行ったのではないかということです。政治の世界に偶然はないというのは、チャーチルの言葉ですし。

 仮にそうだとしたらスノーデン氏と中国政府は何らかの接触をそれまでに持っていたと考えられるのですが、スノーデン氏の暴露した場所が香港だったことを考えるとますます信憑性が強まります。となると両者は一体どういうつながり、さらに深く踏み込むとどんな取引でもって結びついたのかですが、真っ先に考えられるのはスノーデン氏への亡命先の提供です。
 結局、スノーデン氏は暴露を行った後に中国を離れ現在も滞在するロシアへと向かいましたが、そのまま中国本土か香港への亡命を認めるような取引があったのかも、そしてそれを中国政府に反故にされたからロシアに行ったのでは、という風に最初私は考えていました。現在においては中国というより、亡命を認めてくれそうな第三国への渡航の安全を保障する程度の内容だったのかもしれないと考えています。

 仮定の上での考察となりますが仮にこうだとすると、中国は一体どうしてスノーデン氏と接触できたのかが気になる所です。早くからNSAのやっていることに気が付いて内部告発者を探してでもいたのかと疑いたくなるくらいで、望むらくはスノーデン氏から話を持ちかけたという事実であってもらいたいものです。

 最後にもう一点かくと、現代兵器は電子装備があって当たり前ともいえ、仮に大国同士の戦争が起こる場合はまず真っ先に相手の通信網遮断、具体的には衛星機能の停止か破壊が実行されることでしょう。こう考えると相手の通信網を抑えることは昔で言えば兵糧の輸送路を抑えるようなもので、この方面にどれだけ特化するかが勝敗を分けるかもと考えるとサイバー部隊というのは想像以上に重要な役割を演じるかもしれません。

2 件のコメント:

  1. 最新情報によれば、スノーデン氏は北朝鮮の国籍を取得する予定模様です。

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    1.  北朝鮮行ってもネットが出来ないから不便するんじゃない、あの人も。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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