最初は記事にするつもりなんてさらさらなかったけど、例の松戸市の紀州犬の話題がやたらと長く報じられているのと、マッドシティこと松戸の話題なので取り上げます。
ニュース概要を簡単に説明すると、千葉県松戸市の路上で人に噛みついている大型の犬がいたことから警察は飼い主の了解を得て射殺しました。その際に警察は拳銃を13発も撃っており、いくら何でも犬に対してこれほど発砲する必要があったのか、流れ弾が人に当たったりしたらどうなっていたのかなどと批判が集まった上、そもそも犬を射殺する必要があったのかなどという声もあって大きな話題となっております。
射殺されたのは体長1メートル超の紀州犬だったそうですが、今回の事件以前からもこの犬に噛みつかれるといった被害が出ていた一方、一部報道によるとやや劣悪な環境で飼われていたともされ、何発もの銃弾で射殺されたことといい同情論も少なくありません。
まず射殺の是非について個人的な意見を述べると、やっぱりやりすぎだったのではないかと私は思います。さすがにライオンや豹など確実に人間を殺害してきたり(松島トモ子)するような猛獣であれば射殺もやむを得ませんが、大型犬とはいえ軍用犬みたいに訓練されているわけではなかったようですし、暴れて人間の指とか耳をもぎ取るほどの脅威かといえばそこまではいかないでしょう。しかもそれほど脅威のない動物に対して住宅街で流れ弾の恐れがある発砲を13発も撃つだなんてちょっと大袈裟だと思え、飼い主を含めた複数人で取り押さえるとか周囲に逃げ出さないようにするだけでもよかったのではないかという気がします。現場にいなかったのでやや無責任な言い方な気もしますが、夜中にパンパン発砲する方が危ないように思えますし。
千葉県警は今回の発砲は適切だったと話していますが、折角だからメディアはほかの都道府県の警察とか警察OBに意見を聞くべきでしょう。
あとこの事件をより大きく注目させている要素として、この事件が起きたのが私も連載記事で紹介しているマッドシティこと松戸市である点も見逃せません。ネットの声を見ていると「これだからマッドシティは」、「なんでここ全国で報じられるような事件が多発してるんだよ」などともはやすっかり「危険な都市、松戸」と認識されている模様です。
私自身は一連のマッドシティ記事でも書いているように日本の潜伏拠点がたまたま松戸にありますがそこまで愛着があるかといったらそれほどでもなく、ただ幼少時より関わりのある街だからやけに昔の名残とかそういうのは確かによく覚えている方です。一応フォローを入れておくと普段住んでてそれほどバイオレンスな雰囲気を感じる街ではなく、私個人の感覚で申せばインドのニューデリーや京都府京田辺市に比べれば怖くもなんともない平穏この上なき所です。もっとも友人に言わせれば、「君自身が危険人物だからそう思うんだろ」って言われそうですが。
最後にマッドシティでの犬絡みの思い出を一つ語ると、確か去年の四月頃に夜中自転車で走ってたらどっかの家の犬が庭先から私に向かって吠えてきたのですが、ちょうどその時めちゃくちゃイライラしていたので、「うるせぇっ!」って町内中に響き渡るくらいでかい声で犬に怒鳴り返したことがあります。犬自体は吠えるのをやめませんでしたが私の前を自転車で走ってたおっさんがやけにビビッてて、すぐ次の曲がり角を急ぐようにして曲がって去っていったのですが、その後私がしばらく走った先にある信号で待っていたらそのおじさんと再び合流してしまい、おっさんはなんかそわそわした感じで私の方を向こうともしませんでした。
こういうことをしでかす辺り、犬より危険というか鬱陶しいな自分って思えてきます。
紀州犬てかなり凶暴かつ屈強です。
返信削除トラやライオンみたいなものです。警官が携帯しているニュー南部は殺傷力が低いので、十三発の銃弾も仕方がないと思います。
いやぁ実はこの記事書いた直後に友人からも、「花園さんは犬を舐めている」とお叱りの言葉を受けました。実際現場にいない人間がこういうことをやっぱ書くべきではなかったのかもしれません。やはり根本的な解決策としては、ニューナンブじゃ殺傷力低いからグロックとかベレッタM92Fを制止起訴すべし、ってふざけて書くべきだったかもなぁ。拳銃だと地味にグロックが一番好きだったりするし。
削除私はこの射殺は否定的です。ミリオンが噛んだ傷は軽症でした。紀州犬に限らず、どんな犬でも本気で噛めば軽症では済みません。飼い主はミリオンを虐待していました。散歩を行ってるのを見たことがないそうです。しかもベランダで飼い排泄物が散らかって劣悪な環境にいました。人と接した事がない犬の様ですので、この犬を保護して、飼い主を説得して里親を探すべきだったと思います。動物愛護法がまだまだ確立されてませんので、こんな虐待犬を発見したら、保護出来る法律があれば、又犬も新たな人生を歩むことが出来ると思います。
返信削除コメントありがとうございます。
削除私も単純にこの射殺された犬に同情心を覚えます。ただその一方、虐待はないかもしれませんが毎年大量の野良犬が殺処分されていることも事実で、「殺されて可哀相」という論理は展開すると面倒だなと感じたので記事中ではあまり匂わせませんでした。
ただこの事件をきっかけに、虐待する飼い主への指導などは強まればこうした悲劇は減るでしょうし、一つの例としてなるべく語り継がれればという風に考えながら記事を書きました。