毎日毎日朝十時に起きて、寒いからそのままふとんから動かない日々をもう一週間近く続けていて何だかいろいろ思うところがあります。っていうか一昨日からマジ寒くて、布団の中からリアルに出られません。暖房かければいいだけの話ですが、自分は空調での暖房だけは絶対に使わないという掟があるため、電気カーペットだけで堪える日々です。
話は本題に入りますが、設立前にどうこういうのもあれだと思ったので今まであまり語らず、何故かトランプマンについて語ったりしましたが、そろそろ動き出してきたのもあるので米国のトランプ政権設立と今後の世界情勢について自分の見方を解説します。
にしてもああ寒い。マッドシティにあった隠しベースほどではないけど。
まず政権成立から数週間経ってわかったこととしては、この人は公約をきちんと守る人だったのだなってことです。それもかなり忠実に。
既に大分大きな波紋を呼んでいますが中東七ヶ国の出身者に対しテロから守るためといって米国入国を拒否するなど、無茶苦茶と言われた公約を確かに実行しています。この分だとメキシコ国境沿いにも本気で壁、恐らくは電気柵のようなフェンスになるのではないかとは思いますが、こっちも本気でやりそうです。
こうした米国内の内政以上に、外国人として注視すべきは今後の外交姿勢でしょう。こちらの外交については今のところまだはっきりとした方針を打ち出していませんが、あくまで私がこれまで見てきたトランプ大統領の印象を元に今後どうなるのかを現時点で予想してみます。
外交方針を占ううえで当事者の性格は非常に重要ですが、傍目から見てトランプ大統領の性格の大きな特徴はなによりも自分の間違えを認めたがらないところにあるのではないかという気がします。その上で外交観としては、縄張り意識が非常に強い所があるように思え、逆を言えば自分の縄張りの外はあまり気にしないタイプなのではないかなという風に見ています。
そうした前提のもとで述べると、恐らく最も関係がよくなるのはロシアで、南北アメリカ大陸に干渉しない限りはヨーロッパは好きにしていいとトランプ大統領は言いそうで、クリミアとかその辺については頭から眼中にないでしょう。その上でプーチンの辣腕ぶりと自らを重ねそうなので、核兵器協議と合わせて今後の米露関係は明るいのではないかという気がします。
逆に、今後最も関係が悪化するのは間違いなくといっていいほど中国でしょう。選挙戦中も米中貿易赤字について何度も槍玉に挙げながら批判を繰り返し、貿易方面で何らかの妥協を必ず引き出すなどと公然と攻撃していました。
また中国の場合、ロシアと違って「ここからここで住み分けよう」などという概念が通じません。ロシアであれは東欧さえ見て見ぬ振りしてくれれば米国の領域に干渉するようなことはありませんが中国の場合はその覇権主義からなんとしてでも米国の領域を侵食しようという国家意識があり、トランプ米大統領の考える縄張り、具体的に言えば南沙諸島とフィリピン、後ニュージーランドとオーストラリア方面への影響力を高めようとするでしょう。
その上といってはなんですが、トランプの外交姿勢は中国からすると「舐められている」と受け取られる可能性が高いです。中国には「損して得取れ」という概念はなく、むしろ「得を捨ててでもメンツを守れ」という国民性から、恐らくはトランプの挑発を真に受けて批判合戦を繰り返すこととなるのではと予想します。
こうした米中関係の悪化に伴う日本の影響を考慮すると、日本としてはまぁ動きやすい位置になるでしょう。経済的にはまず中国国内で米国車のシェアが落ちて日独メーカーが恩恵を受け、また工作機械などでも日本からの輸出や現地生産が伸びるのではないかと思います。
また防衛上では米中関係が悪化することで米国にとっての日本のプレゼンスは高まるため、いろいろと条件交渉をする上でやりやすくはなるでしょう。もっとも、日本の領土が米国の領域であるとトランプ大統領が考えているという前提の上ですが。
最後に日米関係についてですが、まず先程の米露関係の融和から北方領土交渉はオバマ政権時代よりは「好きにしていいよ」と言われる可能性が高く前よりはやりやすくなるのではないかと思います。貿易に関しては既に言われている通り自動車方面で日本へ圧迫をかけてくることでしょうが、このトランプ大統領の日系自動車メーカー批判は既に大量の現地生産がおこなわれているという実態をわかって条件を引き出すためにやっているのか、それとも本当にその事実を知らずにやっているのかで対応は変わります。
これがどっちかについては意見が割れ、つい先日も知人とかなり激しく言い合ったのですが、私個人としては恐らく後者のような気がして、最初に述べた間違えを認めたがらない性格から訂正せずそのまま信じ込んでいるような気がします。とはいえこっちの場合でも事実をありのままに伝えたところで振り上げた拳をすぐには降ろしようがないため、何かしら仕掛けなりアクションを起こして考えを一変させるような駆け引きが必要でしょう。
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