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2017年8月30日水曜日

日中の時間の流れの早さ


 もう誰も読む人はいないでしょうがこのブログでは過去に私が北京に留学していた時の体験記をアップしています。といっても留学していたのは2005~2006年のため「今は昔」の話となり参考になる話はもうほとんどないのですが、その一連の体験記の中で中国における時間の流れの早さを取り上げていました。
 その体験記の中では、「中国ではゆったりと時間が流れ、1日が日本よりも長く感じる」といった内容が書かれてあるのですが、結論から言うと現在はこれが逆転し、今だと中国にいる方が時間の流れが早く感じて、逆に日本だと遅く感じます。

 どうしてこんな逆転が起こったのかというと、今日もやたら疲れてるというか昨夜また突然ダニが大発生して一睡もできなかったのでもう理由も書いちゃいますが、中国社会はめまぐるしく変化が起きてるのに対し、日本は何も変わらないからだというのが私の意見です。車窓風景一つとっても、中国では日々刻刻と建物などが壊されたり、新しく建てられたりと変わっていくのに対し、日本なんかマッドシティ(松戸)のあたりを常磐線で通っていると10年、下手すりゃ20年くらい前と何も変化ない風景が続き、いくらなんでもこれはと逆に引きます。

 またこの前取り上げたサービスの面でも、中国では割と画期的なサービスが出てきては普及し、生活スタイルが一変したりするのに対し、日本はあんまりそういった新たなサービスがここ数年登場せず、昔ながらの光景がそのまま続いてしまっている気がします。変化がないことも決して悪いことではないのですが、日本の場合で問題なのは悪いところがそのまま残って続いてしまっているところで、新卒一括採用といい、歪な給与構造、歪んだ女性の社会進出状況、あとはたまに騒いでは続かないいじめ問題など。
 はっきり言えば社会問題の面でいえば中国の方が圧倒的に多いです。しかし中国はあまり日本では言われはしませんが、徐々にではあるもののあらゆる社会問題が改善に向かっているというケースが多いです。例を挙げれば賄賂文化、市民マナー、大気汚染などで、特に最後の大気汚染なんか今年の夏は快晴となり青空が見える日が非常に多く、北京の方でも空気指数は年々よくなっているとも聞きます。

 昔のCMのキャッチフレーズですが、「変わらなきゃも変わらなきゃ」というのも昔懐かしいです。こうした変化を求める人間が日本に果たしてどれだけいるのか、誇張ではなくこの頃不安です。

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