なんか時間余ってきたから久々に「ウォーシップガンナー2」というゲームを引っ張り出したら一発で時間がなくなりました。もう既に数百時間遊んでいると思いますが、未だに魚雷撃つのが楽しくて仕方ありません。今回は戦闘機の系譜を大体覚えたので空母をガンガン使って攻略するつもりです。
話は本題に入りますが去年に日本へ一時帰国した際に名古屋に左遷されたうちの親父に、「そういえば昔、仕事で能力伸びない人間の特徴として、コピー取らせた時に書類の中身を見るか見ないかで判定してたよな」と言うことを思い出して話しました。ちなみにこの話をされたのは確か私が高校生くらいの頃です。
親父曰く、「これコピー取って」と言って部下に書類を渡す際、コピーを取るついでに書類の中身を確認するかどうかチェックしてたそうです。ちゃんと見てたら及第点、見ないで言われたままコピーするだけだったら落第と、意外と細かいチェックの仕方すんなと当時内心思いました。
ただこの話の起点というか、働いてて伸びる人間と伸びない人間の特徴というか傾向はあるのかという点で去年少し話を煮詰めました。その人が仕事ができるかできないかという議論は日本だと入社時、つまり就活時点の特徴や経歴ばかりが取り上げられて入社後の行動や発言についてはあまり取り上げられない気がするのですが、むしろ普通に考えれば本命はこちらで、入社後にどういったタイプがその後仕事ができる人間になりやすいのか、またはその逆はなんなのかいくつか話しました。
出てきた話題はいくつかあるものの、一つのテーマで語るとしたら「やる気」に関する内容が話しやすいのでこのまま書きますが、私の持論でもありますが周りにやる気を見せる人間ほど脆くて折れやすく、逆にややシニカルな印象を覚えるくらいに距離感を保とうとする人ほど後々その実力を発揮する傾向がある気がします。少なくとも、海外駐在員に関してはこの傾向がはっきり出ます。
具体的な話を述べると、「かねてから中国で働きたいと思っていたんです!」等と言ってこっちへ来る人間ほど途中リタイアこと任期途中の帰国に至るケースが多いです。同様に、現地に溶け込もうとローカルなお店や路地裏とかを着任からすぐ積極的に回ろうとする人も同じです。
その逆に、着任当初は「中国なって絶対来たくなかった」、「嫌っつったのに無理やり派遣された」等と言ってた人ほど、後々物凄い業績を上げたり、地元の中国人も出入りしないようなあり得ないくらいローカルな場所とかうろついたりして、帰任前には「日本に帰りたくない(´;ω;`)ウッ…」などとマジで言い出したりします。
上記の例外としては初めから旅行好きな人は最初から中国への赴任を希望しながらもすんなりと現地に溶け込みます。あとこれは既に実証もされている傾向として、信仰を持っている人も同様です。
恐らく、就活ではやる気アピールが激しい人ほど評価される傾向があると思いますが、私は内心こうした見方に疑問を感じています。金属は硬ければ硬いほど折れやすく、逆に軟鋼な粘りがあるように、やる気がある、見せる人ほど心が折れる時は一瞬で折れることが多い気がします。逆というかやる気があるのかないのかわからない人ほど意外と仕事に粘り強くついていくというか、少々の困難でもへこたれないというか逃げない人がこれまで見てきた中で多かったです。
まぁ最初からやる気が全く見えない人は長続きしないってのは間違いないですが。
仮定のまま進めると、このようなことが起こる背景は何なのか。既に答えは行っていますが私はそれは「距離感」の置き方にあるとみており、前のめり過ぎる人はそのまま前に倒れてしまうのに対し、それほどやる気を強く見せない人はその辺の適切な距離感のバランスが保てるからだと思います。さらに言えばリスク意識もはっきりしているのかもしれません。
さて明日はストライクフランカーでも作ってよ。
いつも楽しく拝見しています。
返信削除この記事で指摘されている「やる気」を見せる人程長続きしないというのは私も実感があります。
世間一般や教育の現場で言われるような事と真逆なので、同じ考えを持った人と話す機会も有りませんでしたが、私も「やる気」を見せる人というのは、自分が周りにどう思われるかという事を気にしがちになる結果、さして重要では無い事を過剰に気にしたりして、精神的に不安定になる傾向が有るように思います。
就活のアピール合戦のような文化?も、周りの目を気にしすぎる人ばかり集まって、お互いに首を締めるような状況を作り出すのに一役買っていそうです。
ちゃもさん、コメントありがとうございます。
削除敢えて記事中では曖昧に書いていますが「やる気のある人」と「やる気を見せる人」は、やはり意味合いが変わってくるように思え、言及されているように「やる気を見せる人」はかなり高い確率でハズレになるというのがこの記事の趣旨です。その辺をきちんと読み取っておられるように見え、個人的にはうれしい限りです。
ただこの問題、根っこのところはおっしゃられているように世間一般や教育現場では「やる気を見せる」ことを強く要求するところで、これは見方を変えるとやる気のない人に対してやる気があるように振舞うことを教えているのではというのが裏テーマとしてあります。その結果が就活のアピール合戦で、もはや誰も得しない状況にもかかわらず見せかけのやる気をお互い求めて見せてというのを皮肉っているのですが、せめて教育現場ではやる気を育てる教育をしてもらいたいものです。