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2019年4月2日火曜日

元号記事エクスプレス

 っていうかマジ倒れそう……。

特撮オタクも! 中国人が日本の新元号に大興奮(JBpress)

 昨日に甲子園のDVD販売について記事を出しましたが、今日も二日連続で上記記事を出しました。理由は簡単で、緊急オーダーに対応したためです。
 もともと、編集部から何も言われなくても需要があるだろうし求められるだろうと考えていたことから、日本の新元号に対する中国の反応というテーマで記事を書いて、「もしよければ使って」といって出そうと考えていました。そう思っていた矢先に昨夜帰宅してメール見たら「なにか書いて♪」と依頼が来ていたので、そんじゃやるかと調べて書いてすぐ出しました。

 あらかじめ記事を書く腹づもりと言うか覚悟はあったものの、ネタとなる中国の反応は元号が発表されなきゃ出てこないわけで、準備の類は一切ありませんでした。そのため、帰宅して雑炊作って食べてパソコンに向かった夜8時からネタ探しから執筆まで一からやって、10時半までの約2時間半で一気に記事を書き上げました。
 記事を書くにあたって重視したのは、とにもかくにもネタが被らないようにするという点でした。中国側の反応については他のメディアも昨日夕方の時点で数多く取り上げており、一夜明けた今日にもたくさん出ることが予想されたため、仮に内容が被ってしまったら記事が埋没する恐れが高かっただけに、他の連中がまずは書かないであろうというポイントを意識して選びました。

 編集部からは依頼にあたって、初めて中国の古典以外から引用がなされたことへの反応などについて書いてほしいと言われたので、一応まずはこの点に触れることとしました。ただこの点については他の日系メディアで既にたくさん報じられていたので普通に書いては面白くなく、そこで思いついたのが中国外交部報道官への質問でした。
 記事中にも書いていますが中国メディアから外交部へこの点が質問されており、しかも一回ノーコメントと言ってるのに再び質問されたというやり取りがあり、それだけ中国メディアも関心持ってるということを紹介するのにいいなと思ったのでここを拾いました。

 続いて拾ったネタとしては、「令」と「和」の漢字意味についてでした。なんとなく他のメディアの報道を見ていると「令和」とひとくくりの単語で意味を推測、当てはめようとする報道が多かったように見え、中国の掲示板でちょうどそれぞれの個別の意味について議論があったのでここを引用し、その上で「一見すると女性っぽい印象のする年号」という友人のコメントを引っ張ってきました。
 なおその直後に「和」の漢字は中国語で柔らかいといった意味を持つと書いた直後、「柔な印象を受ける」と書いて、「和」の漢字には「柔」という漢字の組み合わせがあることを敢えて強調してみせました。まぁ中国語に限らなくても「和」が柔らかいという意味は日本語にもありますが。

 その後、中国の古典に関する意識や教育について、多くの日本人はないがしろにしていると誤解していることが前から気になっていたので、実際には大学受験とかでも要求されて割りと勉強しているというエピソードを、ちょうどいいので載せました。その後の日中共通の使用元号も、ネタ探し中に見つけた解説でしたが自分好みのエピソードだったので入れました。

 そして最後ですが、実質的に今回の記事で最大のストロングポイントとなった令和ウルトラマンの話を持ってきました。一応言っときますがこの話は作ったわけではなく、実際に中国人がネットに書いていたのを見つけ、ひと目でこれは絶対に記事に入れようと思ったくらい興奮しました。
 この話の何がいいのかと言うと、日本人を含めまだ誰も「令和〇〇」の話をしていなかったからです。「平成ライダー」、「平成ガンダム」という言葉はよく使われていて実際に認知されているものの、この言葉の発展形に当たる「令和〇〇」は昨日の時点で私が確認する限りは誰も言及しておらず新鮮味があるのと、「令和ウルトラマン」って書くとなんか公家っぽい響きがして印象に残るはずだと考えたわけです。

 なおこの手の元号と合わせた呼び方では上にも書いた通り「平成ライダー」こと仮面ライダーのほうがメジャーですが、敢えて記事中では触れませんでした。これは触れずとも「令和ウルトラマン」を見れば仮面ライダーを連想する人は多くいるだろうし、むしろ敢えて書かないことで「令和ライダー」って言葉を話題にしたくなるだろうと考え、話題を広げさせるよう仕向けました。Yahoo記事へのコメントを見ると実際にこの計算は当たってたのかやはり「令和ライダー」について言及する人も多く、うまく読者のイメージを醸成できたのではないかと考えています。

 ざっとこんな感じで今回の記事は書き上げたわけですが、唯一の問題はタイミングでした。というのもこの時期、年で二番目くらいに仕事が忙しい時期で、昨日は記事書くだろうと思って残業はしなかったものの就業時間中はフルパワーで稼働しており、体力的には結構来てました。でもって今日は昨日早く返った分だけ残業する羽目となり、帰宅したのも9時過ぎで、今こうやって記事書いててなんか視界霞むし体の節々が痛いです。まぁ今週過ぎたら多分楽になるだろうからまだいいけど、夏場は多分、もう桜の花を見ることできないくらい忙しくなりそうです。

2 件のコメント:

  1. 片倉(焼くとタイプ)2019年4月3日 20:45

    「建武」の元号は東漢王朝初代皇帝劉秀が使用した元号です。劉秀は中国の歴史で唯一滅亡した
    王朝を復興、それもほぼ完全な形で復興させた皇帝です。
    後醍醐天皇が建武の元号を使用したのも、光武帝劉秀のように天皇中心の政治を復活させたいと
    いう願望の表われでしょう。

     ガンダムと 仮面ライダーですが、この2作品は元号で区切るにはやや問題点があるのです。
    ガンダム0083 STARDUST MEMORYは平成に入ってからの作品ですが、平成ガンダムとはあまり
    呼ばれません。 ガンダムには宇宙世紀と非宇宙世紀という大きな区分があるのです。
    同じような理由でVガンダムは宇宙世紀の作品であり、原作者である富野氏が監督でもある
    ことから平成に作られた作品であるにも関わらず、平成ガンダム扱いをされにくいという風潮
    があります。(余談ですが 非宇宙世紀の作品がガンダムではない、ガンダムとして認められ
    ないというファンは多くいました。 ターンエーガンダムはそんな彼らに対する原作者として
    の回答です。 )

    仮面ライダーですが ZOやJ、真仮面ライダーは平成になってから作られたものの、昭和ライダー
    扱いをされています。 放送中に元号が平成に切り替わった仮面ライダーblackRXが昭和ライダー
    扱いされるのは分かりますが。

    結果論ですが、ウルトラマンが元号ですっきりと区切られた作品になりましたね

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    1.  Vガンダムはおっしゃられている通り、宇宙世紀シリーズなのにゲームとかではやたらハブられたりしていて、中途半端な立ち位置ですね。自分は実はこの作品をリアルタイムで見てたこともあって一番好きなのですが、ほかの批評にもあるように、大人の目線で見ると異常なまでに狂った世界が広がっている気がします。あと女性がみんな怖い。
       ウルトラマンはあまり見ていなかったのですが、最近になってティガの評価が高く、中国人も、「最高のウルトラマン」と崇めていることに気が付きました。案外、こうしたウルトラマンの中国事情もまとめたら記事として成立するかもしれません。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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