・中国の自動車市場、完全に成長が止まった模様(JBpress)
今日配信された私の記事はこれですが、正直こんなニュースどうでもいいと思ってしまうビッグニュースが同時期に配信されていました。少しだけコメントつけておくと、ヤフコメ見るとやはりというか見出しの総生産台数落ち込みばかりに言及していて、個人的にはもっと重要だと思える新エネ車の腰折れについて言及ないのがやや残念でした。あと個人的に一番嬉しかったのは、シビックについて言及するコメントがあったことです。
・「5次請け」の殺し屋、報酬安すぎで手抜きし事件発覚 中国(AFP)
見出しからしてどこから突っ込んでいいのかわからないニュースですが、中身を見るともっとカオスです。
ぜひ記事内容をその目で確認してほしいのですが概要を簡単に説明すると、中国で訴訟を起こされた不動産業者が、訴訟費用のが高く付くと考えて殺し屋に200万元(約3000万円)で殺害を依頼しました。しかし依頼された殺し屋は、「俺の手は汚したくない」と考えて別の人物に100万元(約1500万円)で依頼を転注というかアウトソーシングしました。
そしたら転注された男は「俺の手は汚したくない」と考えて更に別の人物に77万元(約1200万円)で、そしたらそいつも「俺の手は汚したくない」と考えて他の人物に70万元(約1100万円)で、でもってそいつも「俺の手は汚したくない」と考えて最後の男に10万元(約150万円)で殺害を依頼した層です。
しかし最後の男は、「こんな金額では割に合わない」と考え、なんと殺害相手に直接コンタクトを取り、殺害を果たしたと偽るために縛って猿ぐつわをかませた写真を撮影させてもらうことに同意して、見事撮影を果たしたそうです。撮影後、狙われていた人物は警察へ通報し、依頼者ほか五人の殺し屋はまとめて逮捕されたそうです。
もうどこから突っ込めばいいのかわからないくらい愉快なニュースと言うか、最初は3000万円だったら報酬が何も仕事を果たさない下請けを経由していくうちに最終的には150万円まで減ってしまい、割に合わないと考えられて仕事放棄させられるというオチは小説でもなかなかないでしょう。しかも最後の男に至っては仕事せずに報酬を得ようと殺害対象と撮影会まで開いており、のどかというかなんというか図太い神経しています。
ネットでコメントとか見ていると、「原発除染作業を始めとする日本の労働現場のようだ」、「多重下請け、よくない」みたいなコメントがたくさん並んでいて、面白がる一方で意外に笑えないというような皮肉めいたコメントがよく見られます。実際、私もそう感じましたし。
たまに「どうして中国に来たの?」という質問を受けることがありますが、普段は中国史が好きだったからと答えるものの、「唖然とするトンデモニュースが飛び交うのが中国とインドくらいだから」という答え方をすることがあります。軽く冗談が入っているもののこの回答も本心であり、トンデモ事件が頻発するからこそ中国であり、それが中国の魅力であると本気で考えています。
しかし経済成長を果たしてからというものの、中国国内ではこういうトンデモニュースがだんだん減ってきた感じがします。それだけに今回のニュースは久々に心躍らせるニュースで、これがあるから中国はやめられないと無駄に元気になりました。
中国って都市だと地下鉄やバスが充実してきてるしタクシーも安いし簡単に乗れるから、米国や日本ほど自家用車は普及しないんじゃないかと思います。
返信削除そういえば滴滴出行っていうアプリを使えば簡単に呼べるらしいですね。
大都市部などは確かに公共交通が発達していますが、少し郊外に行くとバスの本数も激減し、また都市間移動も日本ほど気軽に移動しやすいわけじゃないので、郊外に住宅を構える世帯にとっては自家用車需要は高いと私は思います。また地方都市に至っては公共交通も少なく、実際に上海の隣の崑山市でも工業地帯へ勤務する人は自家用車がないと大変そうでした。
削除前の記事へのコメントになってしまいますが、このトヨタとBYDの合弁会社が今後どうなるのかが気になります。
返信削除今の電気自動車は蓄電池や充電場所などが課題ですが、もしその課題が解決出来るのであれば中国メーカーは電気自動車市場で一気に頂点に上り詰めそうですね。
トヨタ 中国「BYD」と合弁会社設立へ 電気自動車の研究開発 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191107/k10012168421000.html
別の知り合いからもトヨタとBYD提携ニュースについてコメント求められましたが、実はあんまり注目してないです。というのもトヨタは以前にもテスラと提携しながら結局物別れに終わっており、BYD見ててもトヨタにとって恩恵のある技術とかあまり持っていない気がします。
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