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2020年11月22日日曜日

これが、T-34だ(^o^)/


 前略、これが旧ソ連の二次大戦期における代表的戦車であり、傾斜走行や履帯幅を始め、ある意味現代の戦車のあるべき形を確立させた傑作であるT-34(76型)です。定期預金の利息が入ってウキウキ状態のまま、プラモ屋でキットを購入して昨日組み立てました。

正面図

側面図

後ろ姿

斜め後ろ姿

やや上方からの俯瞰図

砲塔はここまで回転

下からの見上げ、もう少しうまく撮影できたはず

 さてこれまで航空機と車のプラモは散々作ってブログにもアップロードしてきましたが、戦車を作るのはこれが初めてです。いったいなんでいきなり戦車、それもT-34を作ったのかというと、まず元々T-34については関心があり、もし戦車でプラモ作るなら絶対にこれという風に考えていました。
 一体何故T-34にそんな執着していたのかというと、詳しくはWikipediaなどの解説記事を読んでもらいたいのですが、独ソ戦初期において実質的にドイツ軍を圧倒し、中期から後期にかけてはパンターやティーガーといった性能で上回るドイツ戦車が登場するも、その圧倒的な生産力の高さを生かし、ソ連の勝利に大きく貢献したというエピソードがあるからです。

 車でもそうですが、一品物でどれだけ凄いものを作るかより、量産体制でどれだけ質や性能を保てるのかという技術の方が私個人としては重視しています。前述のドイツのティーガーなんかはまさに前者で、性能と破壊力に関しては図抜けていたものの、生産性と稼働率は著しく低く、戦場で出くわせば相手に恐怖させることができたものの、戦局を覆すほどに数は揃えられず(ついでに故障率も高かった)、こと戦車戦に関しては「必要な性能と物量」においてこのT-34が大きく勝っていました。そうした背景と、ある意味スタンダードな中型戦車として、構造を把握する上で作るならこれだと前から考えていました。

 上記のその戦車としての歴史のほかにもう一つ、うちの親父が絡んだエピソードがあります。うちの親父は自分が子供の頃から「戦車大好き(∩´∀`)∩」と言っていて、実際にティーガーの話とか振るとめちゃくちゃしゃべったりするのですが、長年話を聞いているうちにふと、「なんかアメリカの戦車(アメ車)の話とか出てこねぇな」と気が付きました。ついでによく考えるとドイツ以外の戦車については全く触れられず、子供の頃にたくさん戦車のプラモを作っていたというがもしかしてと思って聞いてみたところ、

「ところで親父、T-34のプラモは作ったことあんのか(。´・ω・)?」
「いや、実はない(;´・ω・)」

 というように戦車が好きというより、ただ単にドイツが好きなだけでした。自分の感覚で言うと、戦車好きと言いながらT-34をスルーするってあり得ず、この時点でソ連人民の敵認定をしました。
 そんな感じで親父はあんまT-34詳しくないってわかったので、なら自分が研究がてら作ってみようという風に考えたのも、このキットを手に取った理由です。

 組立作業について語ると、このキット自体はもともとモーターを内蔵して自走するキットを少し直して売られたもので(タミヤ製)、中身は電池を入れるスペースが残されるなど割とすっからかんで、シャシーや車体上部も大半が成形済みのパーツで構成されており、非常に組み立てやすく簡単でした。飛行機や車と比べるとその難易度は遥かに低く、今回戦車は初めてなのでじっくり4時間くらいかけて組み立てましたが、その気になれば2時間でも組み立てられたでしょう。小学生の中~高学年くらいなんかにお勧めしたいキットです。

 またやはり戦車は人気のあるキットだからか、各パーツの見栄えなどが非常によくできています。車体もざらついた表面になっており、また色も塗装なしでも十分なくらいいい味出してて、組み立てた後のインテリアとして置いても戦車だからほこりがついても見栄えを損なうことはないでしょう。
 ちなみに前作ったインプレッサも結構ほこり被ってきましたが、元々がWRC車なだけに、ほこりが乗っかって少し汚れたように見える方がかえってかっこよくなっています。他の車とはこの点が違いました。


 作り上げたところで今回少し問題となったのは、「どこに置くか」でした。
 すでに家のあちこち、それこそ靴箱の中や洗面所にすら戦闘機のプラモ置いており、これ以上置き場所がないくらいスペースに困っており、作る前からその対策に頭を悩ませていました。ただ人間追い詰められると考えるもので、


 メインの冷蔵庫上のスペースに、ダイソーで買った折り畳みの台座を置くことで、戦闘機をさらに置くことに成功しました。これによって戦車を置くスペースも確保できたので、しばらくは冷蔵庫上に置いたままいろいろ眺めてみようかと思います。

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