日本で一世を風靡した悪魔のおにぎりですが、中国のローソンでも売られています。っていうか知らぬ間に第6段まで出てるし。
それはさておきまたプラモですが、マクロス(性格にはマクロスプラス)に出てくるVF-11Bという、ガンダムで言うとジムみたいなやられメカを昨日から今日にかけて作っていました。
ただシールことデカールが、私の期のせいかもしれませんがハセガワはやたらと質が悪い上に、無理に半円上せず2枚に分けりゃいいと思うデカールすら貼り辛い半円状にしたりして、デカール貼りで大いに苦しみました。しかもやたらと破けやすく、一見してわからないでしょうが多くの箇所で敗れており、破れた風に見せないよう貼るのに苦労しています。
っていうか凄いのになると、水付けただけで切れ目入って破れるのすらありました。他のプラモでこういうのはないものの、ハセガワのプラモだと決まって毎回起こっており、デカールに関してはハセガワのことを私は信用していません。
それでなんでこのVF-11Bを作ろうとしたのかというと、たまたま店に置いてあったからという理由以外ないです。そんな思い入れがある機体でもないし。
後部バーニアは開閉可能
ただ、原作となるマクロスプラス自体は映画版を昔ビデオ借りてみたことがありました。スパロボから興味持ってみた作品でしたが、いろいろと言いたいことはたくさんあります。
マクロスプラスは戦闘シーンことドッグファイトのシーンは非常によくできているのですが、作品全体で評価するとそれほどとは内心思っていません。何故かというととにもかくにも脚本がお粗末この上なく、内容知っている人にしかわかりませんがある友人はこの作品の脚本について、「これってただガルドが痛い奴だっただけなんじゃ?」と言ってましたが、実際そうなのが悲しいです。
また敵キャラも暴走したAIアイドルが操る無人戦闘機で、現代風に言えば初音ミクが無人のF-35を操って襲い掛かってくるような内容です。なんで暴走すんのかという過程もよくわかんないしで、もっとやりようがあったのではと思えてならない内容でした。
また先のガルドが痛かった件についても不信感アリアリで、ガルドの暴走を目の当たりにしていたヒロインはストーリー中、全くそういったことがあったことをおくびにも出さず、なんていうか行動が異常に不審です。下手すりゃこいつがなんか黒幕で、初音ミクも暴走させたんじゃないのと言いたくなるような人間関係ですが、実際そんなことはなく不審な行動をとりながらただの一般人で終わっています。
っていうか真面目にヒロインがAI暴走の黒幕だった方がよかったんじゃないのだろうか。
監督はガンダムの0083の政策にも参加していたそうですが、0083といいマクロスプラスといい、どちらもトム・クルーズの「トップガン」を明確にモチーフにしており、でもってヒロインが悪目立ちするところも共通しています。でもって、脚本はよくないけど戦闘シーンは非常に栄えがあるって点まで共通しています。
なんていうか90年代中盤のロボットアニメが全体としてそういう雰囲気にあったのか、戦闘シーンさえバリバリ動かせば脚本はどうでもいい的な風潮でもあったのかと思うところがあります。もっともガルドを演じ、後にハチロクの親父も演じる故石塚運昇はマクロスプラスを絶賛していたそうで、この作品をきっかけに映画吹替だけでなくアニメにも率先して出演するようになったそうなのですが。
最後にVF-11Bの機体構造について思ったことを述べると、意匠のモデルはソ連のフランカーシリーズだったらしく、やや首を傾げたような機首、そして尻尾のように長く伸びたテールノーズはまさにフランカーの特徴を再現しています。カナード(前翼)がついているのも中期フランカー型の特徴から取ったのでしょう。
作ってみた感じとしてはやはりロボットアニメ故かエンジン部分が派手に大きく見せるようにして作っている感じがします。一方、翼に関してはこのプラモもトムキャットのように開閉できますが、思いきり広げても全幅はそれほどでもなく、なんか翼面積が小さい印象を覚えました。武装についてはマクロスの代名詞ともいえる機体下部につけるバルカンポッドはごつくていい感じがします。
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