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2021年2月14日日曜日

昨夜の地震の政権への影響について

 既に各所で大きく報じられている通り、昨夜に最大震度6強という大きな地震が東北地方を襲いました。幸いというか夜の時間帯ということもあり、大規模停電や揺れに寄る怪我人は発生したものの、大火災や津波といった副次災害は発生せず、その震度に比べ被害は比較的少なくて済んだのではないかと素人目に思います。

 またこの地震ですが、菅政権にとっては非常に大きな追い風になるとみています。つい昨日まで森の辞任問題や菅総理長男の官庁口利き問題などスキャンダルに関する報道が溢れていましたが、昨夜の地震によってこれらの報道量は今日、一気にブレーキがかかりました。また深夜にもかかわらず菅総理は会見を行うなど災害対策に当たり、自衛隊の災害派遣もすぐに決断するなど、この点に関しては文句のつけようがありません。
 そのほかタイミングがいいというか、季節的な影響の可能性も否めないものの、コロナ対策における緊急事態宣言の発令がじわじわ効いてきたというか、各地の新規感染者数がこのところ確実に減ってきています。先週に一部地域で宣言解除が取り沙汰されたものの、安倍政権の頃と違ってあっさり解除することなく継続し続けたことは私自身も支持する決断であり、初動はGoTo継続などで明らかにとちったところがあったものの、ここにきてコロナ対策方面で成果を上げつつあり、ひょっとすれば4月の地方選で逆転の芽が出てきました。

 一方で、今回の地震はオリンピックそれ自体には逆風となりうるでしょう。日本人からしたらまだしも、外国人からすればこんな大きな地震があるところで大丈夫かと、不安に感じる国も出てくるかもしれません。それだけに逆に今回の地震の災害状況を日本はアピールして、「震度6という大きな地震があっても、地震対策が徹底されている日本の被害はこれほどしかない」という風な感じでガンガン世界に発信すべきじゃないかと思います。
 真面目に3.11以降の大きな地震を見ていても、震度6程度では建物が完全崩壊する例はほとんどなく、ひび割れとか居住不可能になる建物が出るのは仕方ないにしろ、生き埋めになるような事態がほとんどないという事実は地味に凄いことだと前から感じていました。それこそベンチマークがてらに、欠陥住宅でお馴染みのレオパレスでもほれこの通りみたいに、「日本は欠陥住宅でも地震で壊れない」アピールしたらどうかと内心考えています。まぁレオパレスは会社自体が今や風前の灯火ですが。

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