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2021年4月17日土曜日

注目されるのは若いうちだけ

 今週末は約1ヶ月ぶりくらいに何も仕事せずに済む週末ですが、JBpressの記事は書かなきゃいけないというジレンマに襲われています。っていうか来月には夏の特集用の記事も書き溜めておかないといけないし、なんでこんな自分はやたらめったら働いているのだろうとたいやきくんモードに入りつつあります。

 話は本題ですが、例のゆたぽん問題について最近いろいろと報道が出ていていくつか読んだりしていますが、私自身は彼について前からあまり好ましい子供とは思っていないのと、そもそもそんなに興味のある存在でもないので中学に登校しないってんなら好きにすればという風に見てます。ただ、彼を見ていて、「ノエルもこんな子やったな」ということを毎回思い出します

ノエル(ニコニコ大百科)

 ノエルというのは元ネット配信者で、「ドローン少年」という通り名の方が有名かと思います。中学生時代からネット配信行為を行い、あたりかまわずドローンを飛ばしては墜落させたりして迷惑行為を繰り返し、2017年には建造物侵入容疑で逮捕もされました。
 2017年の逮捕以降は急激に活動をひそめてかつて運営していたブログなども閉じているのですが、かつて運営されていた頃に一回だけそのブログを訪れてみたところ、「勘違いしているな」という印象を率直に感じました。

 というのもブログ(ブログ名は確か「ドローン少年ノエル」)の構成は外部の人間が作ったと思われるバナーイラストなどがちりばめられており、外部の人間の手を借りているのはほぼ間違いありませんでした。また彼自身に投げ銭というか金銭支援する大人もいたという話を聞いていたので、なんとなくそういう人たちに乗せられて。自分がとてつもなく才能があって世の中渡っていけると勘違いしているのではという風に思いました。
 そもそも中学、高校生くらいの年代というのは世の中の仕組みが分からず、それこそテレビに少し出るだけ自分は超特別な人間だと錯覚してしまいがちです。何かしら世間にその名が出たり著名人との関わりがあれば、自分の能力を勘違いしてしまい、道を誤ることにもつながりかねません。

 まぁこれは子供に限るってわけじゃなく、炎上動画とか見ていると大人でもそういう勘違いをしてしまう人は少なくないのかもしれませんが。

 話を戻すと、2017年の逮捕以降はノエルの活動はほぼ見られなくなり、現在もネット上では消息不明な状態となっています。かつてのプロフィールから計算すると今年21歳の成人となっているはずですが、仮に今再び彼が活動をしたとしても、かつてと比べると世間の耳目は集められないばかりか、前みたいな周囲を顧みない行動をとれば社会的責任が一気に降りかかってくることもあり得ます。
 そもそも彼が耳目を集めたのは、その過激な行動もそうでしょうがそれ以上に「中学生配信者」という看板があったからだと思います。単純に子供が大人に混じって何かしらそういった活動すると目立つ者で、大人の中にもそうした目立つ子供を変に支援しようという人も現れがちです。漫画界とかでも「高校生作家デビュー」という看板はよく付けられます。

 しかし成人となってしまうとそうしたアドバンテージは言うまでもなく消えるわけで、その後は単純に実力だけで勝負せざるを得なくなります。あの音楽の天才であるモーツァルトですら、成人となってすぐにスポンサーを探したところ「子供だったから昔応援してたんだよ」と、当初は結構ハブられたと聞きます。その後、モーツァルトは実力である程度はどうにかしましたが、モーツァルトほどの天才ですら「子供だったから」という下駄が当初履かされていたということを考えると、他の人はいわんやというところです。

 ここまできて最初の話に戻すと、ゆたぽんについてもやはり「子供だから」で、これから成長するにつれてその世間の注目や関心はどんどん薄れていくことになると思います。それをわかってやってるなら別にいいけど、まぁわかってないだろうし、今こうして注目されるのは必ずしもその実力によるものではないということを周りの人がちゃんと教えてあげているのか、教えてないから続けてるんだろうなという気がします。
 だからこそってわけじゃないですが、今ノエルが何してるのかが気になるわけです。よくゆたぽんのことを社会実験と呼ぶ人がいますが、その実験の洗礼たるものが同じく配信者であったノエルだと私は考えており、成人となった今になって以前の配信活動についてどう思っているのかどうかとかを個人的に聞きたいし、他の未成年配信者もそうした内容に触れるべきだと思います。

 ちなみに若い頃から注目されながらも、その実力が認められていたと思う人物にえなりかずき氏がいますが、彼の場合は泉ピン子氏との確執が伝えられ、それによって端的に言えば今干されているとも聞きます。仮に事実だとしたら、実力があっても人脈がなければどうにもならないという現実もあると言えるかもしれません(´・ω・`)

4 件のコメント:

  1. 片倉(焼くとタイプ)2021年4月18日 16:50

    ゆたぽんの賞味期限はあと3年です。高校は義務教育ではないため、「いやなら
    学校に行かなくていい」という金看板が使えなくなりますから。

    youtuberのシバターさんは ゆたぽんに対して下記の事を言っています。
    「「きみ、自分の言われたら嫌なこと、耳の痛いことを言う人、アンチとか
     いうけど、逆にきみのコメント欄でよいしょする人、耳障りの良いこと
     言う人、その人たちがアンチだよ。きみを実験対象として見ているよ。
     面白い実験の動物として見ているよ」

    自分の言う事なす事に賛同してくれる人間ばかりとつきあい、行動を
    諌める人間は遠ざける、 これはいい年した大人でも陥りがちな失敗
    です。 ゆたぽん氏もこの失敗に陥っているのだろうと思いますね。

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    1.  密かにシバターさんの話を聞いてて非常に良識のある人物だと感じていましたが、この件でもそのように発言していたんですね。非常に的を得た発言ですが、逆に得過ぎて当事者には伝わらないと思うのが残念なのですが。
       おっしゃられている通り、口うるさい人間ほど身近にいれば案外心強いもので、そうしたお目付け役をきちんと得られるかが人生で大事ですね。

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  2. 不登校児である私から言わせれば、ゆた“ぼん”君は嫌なこと(宿題)から逃げた子です。不登校のすばらしさを如何に喧伝しようとも、いじめや暴力、病気などの理不尽から不登校になった子供の共感は得られないでしょう。その辺りを履き違えた琉球新報は、未来ある一人の子供の人生を壊した損害賠償をすべきです。
    資本主義の競争社会から逃げるのは結構なことですが、その代わりに道を示すのが大人の役目であり、ゆたぼんのお父さんが何かしらの道を示してあげようとしたのは、一理ある気がします。ですが、その代わりがまじめに頑張っている人をyoutubeで小馬鹿にするのでは、道は厳しいでしょう。
    人生で何かを成し遂げるには、まずは自己の確立が必要と美輪明宏氏は言っていますが、己を育てるのは孤独です。親の思想やイエスマンは人生を腐らせる敵です。

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    1.  自分も、もし仮にゆたぽんが周囲を馬鹿にしたりしなかったらこんな風に記事書くこともなかったでしょうが、彼の場合は明らかに周囲を下に置くことで、自分の人格を保っている節があります。そうしたごまかしが通用するのも子供のうちだけなのですが。
       あと自分も琉球新報を始め、彼を本格的に勘違いさせてしまったのは大手紙などのマスコミだと思います。本人らも途中で気づいたのか追加報道はしなくなりましたが、この辺のところのメディアの感覚はやはり異常だと感じます。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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