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2021年5月6日木曜日

ハーケンクロイツのシールについて

 昨日の記事で作ったばっかのフォッケウルフについて触れましたが、写真アップするのに夢中で大事なことを書くのを忘れてました。その大事なことっていうのも、尾翼のハーケンクロイツマークです。

 いうまでもなくハーケンクロイツこと逆十字は那智のシンボルで公にアピールすると今でもいろいろ齟齬がある代物です。もっとも今回制作したフォッケウルフはナチ時代のドイツの戦闘機でこのマークがついた状態で飛んでるのが普通であり、その歴史的事実を踏まえると別に思想に関係なく当時の塗装を再現ということで自分も何の気なしに貼りつけたのですが、実は貼り付け直前に「(;´・ω・)」って顔してました。なんでかっていうと、説明書の絵柄が全く異なっていたからです。

 プラモデルのシール貼りつけ位置は説明書にシール番号と貼りつけ図で表示されており、基本的には完成後の姿がそのまま描かれています。なのですが、このハーケンクロイツの部分に関しては絵柄とは異なってて、妙な菱型の絵しか描かれておらず、「あれ、指定のシール番号と絵柄が合わないじゃん?」などと最初戸惑いました。しばらく見比べてみて、「そうか、ハーケンクロイツだからあかんのか」とようやく合点がいきました。

 こうして考えると結構この問題は根深い気がします。私自身は存在したという事実は丸ごと消すことなんてできず、そんなことしても無駄だろうという考えからあまりこうした妙な工作は好まないのですが、タミヤのプラモだと日本以外の各国にも販売されることから、この手の配慮が必要になったのだと思います。ぶっちゃけナチのマークを忌避して覚したところで、ナチの犯罪とかそういう過去がなくなるわけでもないと思うのですが。

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