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2021年6月8日火曜日

一方通行でしか暴力が報じられない世界

20代の看護師、胸ぐらつかむ 病院で暴行、患者軽傷(神戸新聞NEXT)

 上記事読んですぐ思ったのは、「逆パターンで患者が看護師に暴行しても、絶対に報じられないよな」ということでした。でもってそうだからこそ、調子に乗る人もいるよなぁと内心思います。

 なんか最近の日本はSUICA並になんでも間で非接触型な社会で、一部でも報じられましたが何をやってもパワハラになるというか、「次から気をつけようね」という優しい感じで言っても部下から訴えられたらいろいろ終わるとかいう話を聞くだに、いろんな意味で社会がおかしくなってるなという感じがします。
 それこそ恋愛においても、最近は告白メールを送るだけでも相手の意にそぐわなければセクハラ認定されるという、ほんとかどうかよくわからない話すら聞きます。そりゃ確かに断ってるのに何度も付き合えとかいうメールを送ってきたらセクハラというかストーカーとして扱ってもいいと思いますが、1回送るだけでもアウトと言うのならそんな国で少子化対策とかしても無意味でしょう。

 話を戻すと、上記のように暴力に関して一方通行でした報じられない、処罰されない例はほかにも多いでしょう。代表格は駅員で、このほかコンビニ店員とかもそこそこ暴力を受けているのではないかと思います。また仮に駅員が乗客に殴られて、反撃で殴り返したら、乗客に殴り返した事実のみが報じられるでしょう。これが現実。
 このほか警官が同じく、市民に向かって殴ったらもうえらいこっちゃでしょう。駅員同様、殴られたので制圧ではなく殴り返したりしたら、それが正統な公務であっても悪く報じられる可能性は十分あり得ます。そう考えるとフェアじゃないです。

 そう思うと、こち亀の世界はめちゃくちゃフェアと言うか、警官同士もさることながら主人公の両さんが市民だろうが老人だろうが気にせず殴り合ったりしていて、大人になって読み返すと別な意味で笑えるかもしれません。ただ昔作者が破天荒な警官を描いているつもりだったが段々と変な警官が増えてきて、前ほど破天荒にならなくなったと言ってたことがあったように覚え、そう思うと世の中なかなか因果なものです。

 私個人の印象を書くと、人間いろいろあるんだから多少はお互い致命的な怪我を与えない程度に殴り合う社会の方が健全だと思います。冒頭でも書きましたが今の日本は非接触型SUICA社会(PASMOも可)で、恐らくこの流れは今後さらに進展していき、対面すら互いに拒否し合う時代が来るのではと想定しています。果たしてそれでいいのか、この辺をもうちょっとみんなで考えてもらいたいトピックです。

2 件のコメント:

  1. 「ただしイケメンに限る」なんて言葉がありますが、ハラスメントになるかならないかの境界線って、「お前にされる筋合いはない」と思うかどうかなんじゃないかと思います。
    昔ならハラスメントにならなかった案件って、それなりに親密な関係だったか、権力権威などの問題で従っておいたほうが自分の利益につながる明確な利害関係があったかで、近年のハラスメントは相手との距離感を見誤ってるから起きてるんじゃないかと感じます。

    良くも悪くも、他人との距離が遠くなってきて、しかも世代によっても距離の取り方が変わるので、そこですれ違いが生じるのかなと。
    昔よりケースバイケースが求められている世の中なのは間違いないと思いますね。

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    1.  いつもながら貴重なご意見ありがとうございます。
       昔はハラスメントの境界線が上下関係に確かに直結してましたね、上の人間なら何してもいい的な。それはそれで問題で変わってよかったとは思いますが、ハラスメントが上位の人間に対する強力な攻撃的切り札となっているところが確かにあるかもしれません。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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