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2022年1月30日日曜日

盛り上がらない北京五輪

 中国は明日が大晦日で明日から春節の長期連休に入りますが、最終出勤日の今日も仕事でした。ただ今日の仕事の効率は新しい方法試したらシャレにならないくらい早く、3時で終了出来たのでそこで切り上げて帰りました。
 ちなみに中国人同僚とのチャットで顧客の悪口言う時によく「( ゚д゚)、ペッ」って顔文字をよく使います。中国人はめっちゃ唾吐くけどこの顔文字についてどう思うのか密かに気になります。中国語にするなら「( ゚д゚)、吐」になるのかな。

 話は本題ですが、北京冬季五輪が全く盛り上がっていません。日本国内も報道を見ている限りだとほぼスルーされている状態に見えますが、ぶっちゃけ中国現地もスルーされています。先日も友人から「全然盛り上がってない」と連絡来たので、「ウクライナのが盛り上がってる」と返信しました。

 何故北京五輪がこれほど盛り上がらないのかというと、日本語媒体でもいろいろ分析が出ていますが基本的に世間で言われている通りの原因からです。まず単純に中国ではウィンタースポーツはほとんど人気がなく、競技人口もかなり限られています。
 比較的人気なのは最近は中国人選手も表彰台に乗ってくるフィギュアスケートとかで、スケート競技であれば割と中国の北の方では嗜む人も少なくありません。一方、世界的にはむしろこっちが主役的なスキーやスノボといった雪上スポーツはほとんど人気がない、というかやれる場所がほとんどなかったりするので、競技人口も極小といっていいくらいいません。

 中国では北の方なら確かに雪が降り積もりますが、それでも絶対量的に降雪量は日本の日本海側と比べると少ないです。また降る地方があっても、そこに山がなかったりするので、スキーなどの競技を行える環境がそもそもほとんどなかったりします。それこそやろうってんならめちゃくちゃ山深いところまで移動しないとできないほどで、とても気軽に楽しむようなスポーツとしては成り立っていません。
 ちなみに昔、吉林省にプリンスホテルがスキー場を開発するというニュースあったけど、あれどうなったんだろうな。自分も取材しようとしたけど編集部にストップかけられ、記事化できず担当者に申し訳なかった、っていうか最後は返信くれなかったけど。

 以上のような背景から、街中を歩いていても日本のアルペンのようなウィンタースポーツ用品店もなく、あってもスケート靴屋くらいで、尚且つ華中以南ともなると雪すら降り積もらないので全く関心がないという有様です。もっともその分、雪が大量に降り積もる日本の冬景色に、物珍しさから関心を持つ中国人も多いのですが。

 また単純にウィンタースポーツの人気がないことに加え、例によってコロナのオミクロン株が中国でも各地で感染者を出すほど流行していることも影響しています。結局北京五輪も一般客は入れないことになりましたが、そもそも一般販売しても見に来る人がほとんどいなかったと思うから、運営側としては内心言い訳できたとホッとしているんじゃないかなとも邪推しています。
 北京の状況は詳しくは見ていないですが、やはり大会開催前でコロナ流行を阻止する目的からかなりの厳戒態勢となっており、外出とかも聞いてる限りだとなんとなくし辛そうです。なお近くの河南省出身の同僚に春節は帰省するのかと聞いたら、「なんか面倒そうだからやめる(´・ω・`)」と言ってました。

 もっとも、いま盛り上がってないとはいえ実際に開催したら盛り上がる可能性もあるだけに、あまり後ろ向きに見過ぎるのもどうかとは思います。個人的にはこういうくらい世の中だから明るいニュースがあればいいなと思いますけど、このタイミングでウクライナで紛争起きたら本当に世の中の関心があっちに取られてしまうだけに、「頼むから五輪後に」って感じで中国政府も今必死でロシアを引き留めているんじゃないかと思います。下手すりゃ米国以上にロシアを説得しているかもしれません。

 自分は明日から1週間の連休中、ともかく体力が落ちててさっきも椅子の上に立って、窓の外に身を乗り出して窓拭いてたらえらい疲れたので、自転車漕いで体力つけようと考えています。あとセールの時に買い貯めた本が大量にあるのでこちらも消化し、こっちもたまっているプラモのキットを消化していく必要があります。

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