っていうか、7年も店子してればそりゃ関係良くなるはずです。
今の部屋に引っ越してきたのは転職がきっかけで、隣の昆山市から上海市に勤務地が移ることとなったので部屋を探して引っ越しました。今住んでいる場所は元々、2011年と2012年に記者やってた頃に住んでたところのすぐ近くなだけに、マジで家の近くに関しては10年近くの歴史を空で語ることができます。
クリーニング屋に至っては上海に移ったころから毎月スーツを出しており、向こうも妙な日本人だと覚えているのか顔を見るだけでツーカーな仲になっています。個人的には、上海ロックダウンを経ながらもお店を畳まずに営業してくれているのがありがたいとともにうれしく思います。
一方で床屋に関しては栄枯盛衰が激しく、通っていた店は何度かオーナーが変わったりしてましたが、つい先月にお店ごとなくなって別の店舗になっていました。近くにはまだ別の床屋もありますがどちらかというと女性向けなイメージがあったので、この前はショッピングモール内の1000円カットっぽいお店で切ってきました。理由は客層も散髪のみを頼む人が多そうで細かい指定もせずに切ってくれそうだったからです。
そのショッピングモール、というかカルフールに関しては、7年前と比べると寂れ具合が激しいです。昔は夜になっても人であふれてたしフードコート内もにぎわってましたが、今やフードコートは空きスペースが多いし、テナントスペースも空きが目立つだけでなくそもそもお客があんまいません。そのせいかもともと客が少なかった上海高島屋が、最近は寂れ具合があんま目立たなくなってる気がします。いやまぁ以前と比べれば高島屋は確実に客増えている気がしますけど。
こんな感じで今の場所に居を移してからもう満7年となりますが、これは言い換えると今の会社に7年勤めているということにもまります。自分的にもかなり想定外で、2年いれば十分だろうと思っていたらこんなに長く働くことになるとは夢にも思いませんでした。
それなりに年季を積んでいることから社内でもそこそこ名前を憶えられて、知らない中国人スタッフから「これやって!」的にポンポン連絡来ることも増えました。また日本から派遣されてくる日本人駐在員も、着任から離任まで見送る人もすでにたくさんおり、名実ともに中国法人の古株となってきています。
飽きっぽい性格の自分がなんでこれほど長く続けられているのかは単純に辞める理由がなかったということに尽きますが、それ以上に今までいた職場は実際マジで死人が出たところもあるなど、内部にかなり大きな問題を抱えていたから辞めて正解だったなと今は思います。唯一、上海で勤めていた新聞社に関してはやや自分のわがままで辞めたという所感を持っていますが、それ以外に関しては経営者や社員が確実に理性を失ってしまっていたと感じます。
何が言いたいのかというと、自分は飽きっぽいと思っていましたが実際にははっきりした理性があったからこそやばい組織から自分で抜けることができたんだなと考えています。今の会社も全く問題がないというわけではないものの、それでもはきちんと目標やモチベーションを持って、「いかに利益を出すか」をしっかり考えて行動している人が多いので、こっちも仕事していてやる気出ます。
それにしてもこんなに長く中国にいるとは昔は本当に想定していなかった。そのせいで去年は忌まわしい上海ロックダウンに巻き込まれましたが、この10年くらいの中国の軌跡に関してはそこそこ見識持てたのはかなりでかい気がします。次にJBpressに出す記事もそういう内容だし。
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