話を本題に移すと去年12月にゼロコロナが解禁され、それ以前に敷かれていたあらゆる規制ももう完全に解除されています。具体的には、以前は3日に1度はPCR検査を受けないと公共交通機関が使えなかったり、また施設や公共交通機関に入る際にはそのPCR検査記録を見せなければならないなどといった規制がありました。また都市を跨いで移動する人にはまた専用のアプリが必要で、空港などでいちいち記録を見せたり、アプリ内で移動申請を出さなければなりませんでした。
また街中でも、マスクを外して外を歩く人も増えてきました。
それが1月以降はこういうのがまったくなくなり、市内の移動をはじめあらゆる不便が一掃された感じです。楽っちゃ楽ですがその一方、あの規制は一体何だったんだと思うと同時に、規制実施中はそれが当たり前と思うほど受け入れていた自分の心の変化にいろいろびっくりするような気持ちを覚えます。
言うまでもなく規制期間中の弊害はすさまじく、特に小売店などは多かれ少なかれ打撃を受けています。市内中心部もショッピングモールでもテナントの空いたスペースが目立つなど、その影響は今も垣間見ることができます。
とはいえこうして規制がなくなり、恐らく今後はまた日中間の航空便もまた増便されると予想され、コロナ以前の状態に徐々に戻っていくかと思います。それはそれでありがたい一方、過去の規制を経験した立場から言えば恐らく今後、もしまた同じような規制が敷かれようものなら市民の拒否感、反発は相当なものになるのではないかと予期します。
上海ロックダウンの時も十分に感じましたが、もうあんなのこりごりだというのが本音です。自分なんかよりももっと心に正直に生きる中国人だったらもっとそうした気持ちを持っていると思えるし、もし政府が何かの理由で同じように市民の行動を規制しようものなら、恐らくゼロコロナ解除直前に行われたデモなんかよりもっと激しいものが起こる気がします。
起こる気がすると書いて、自分でやろうとはしないあたりはさすが日本人だと少し思います(∀`*ゞ)エヘヘ
それはさておき、今この状態になって改めて自分は歴史的なコロナ規制を経験したのだという実感を覚えます。日本国内でも一定の規制はあったでしょうが、せいぜいマスク着用が強制されたくらいで、中国における規制と比べたら鴻毛の如しだと内心思っています。それなのにマスク着用すら拒否して捕まる大学講師とか棋士とかいて、お前ら一回中国来てみろよ、どれだけ自分がちっちゃい人間かってすぐわかるぞと言いたくなってきます。
まぁこの手の連中は、自分が殺されないとわかった上で反抗してるだけなのであって、中国での規制にはあっさり言いなりになる気がしますが。
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