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2024年10月30日水曜日

石破政権はいつまで続くか?


 何故かこのG型ことF-104Gのみ40元(約800円)と安く、且つエースコンバット7でも使えることから組み立ててみましたが、組立前と後で随分印象が変わりました。いかにも鉛筆っぽく実際あだ名もペンシルだったこのF-104は細すぎる形状からあまり好きじゃなかったものの、実際立体として見てみると意外に気に入りました。この辺、F-20タイガーシャークとも共通します。

 話は本題ですが総選挙から数日経てみて、石破総理にとって最初の山場となる臨時国会での首班指名は何とか乗り切れる目途が立ってきた気がします。根拠としては国民民主が早々に野党一本化しての首班指名を行わないと明言しており、これにより過半数には届かないものの自公側で石破総理を推して決まる公算が高まりました。
 メディアでも報じられている通り冷遇されている高市氏をはじめとする旧安倍派が造反する可能性もなくはないですが、ここで造反しなくても石破政権の寿命は短いと考える節が多く、変に造反して後に「あの時造反したじゃないか!」と後ろ指刺されるくらいなら素直に石破総理に票入れた方が得に決まっています。そうした点を踏まえると、造反の可能性はかなり低いと考えます。

 一方、立憲民主の方では他党にも野田代表へ決選投票で入れるよう説いているようですが、かつての民主党政権が野合で成立したもののその後惨めな結果に終わったことと、立憲民主の側も政権奪取の準備がまるでできていないことを考慮すると、彼らも本気で今回首班指名を得ようという気は見られません。今後の野党共闘を踏まえ、どこと協力し合えるかの踏み絵として首班指名での協力を仰いでいるだけでしょう。

 とはいえ首班指名を乗り切ったとしても、総選挙の惨敗を受けて党内支持はもはや無きに等しい石破総理にとってはその後も蛇の道しかありません。また今回の選挙で浮き彫りとなりましたが、やはり石破総理自身が得にやりたい政策といった方針をまるで持っておらず、政局をリードする方面で無力であるという点もさらに彼を厳しい立場にしています。
 一応、選挙前になんちゃって東アジア版NATO構想を打ち出してましたが、案なの剣法球場のある日本が音頭役になれるわけがなく、米国や韓国から不要に警戒されるだけしかなく恐らく自民党内でもまともに相手する人はいないでしょう。ぶっちゃけそんなのやるくらいなら、「F-15J VS F-15K」のガチムチデスマッチみたいな演習とか組んでほしいです。WBC並に盛り上がると思うよ(´・ω・)

 以上の通り発足したばかりで即レームダック化した石破政権ですが、タイミング的に動くとしたら来年の予算案可決後じゃないかと思います。ひとまず予算編成だけは1回やらせ、それを終えた段階で内部からは石破おろし、外部からは政権交代の主張が激しくなると思います。この予算案の可決までに何かしら功績を挙げたり、外交で目を見張る結果を出すなら別ですが、あの人あんま外交もうまくなさそうに見えるので、望み薄だと思います。

 最後に前回の総選挙について、個人的には「二階元幹事長のいない自民党選挙」としては非常に久しぶり、私の見立てでは2005年の郵政選挙以来なだけに、この点が気になっていました。
 色々言われるものの、刺客候補が立てられたあの郵政選挙の真の立案者は二階氏だと私は思っており、自民党のこの20年間の選挙はほぼ彼が回していたように思います。そんな選挙の鬼が去った後の自民党の選挙はどうなるかとみていたのですが、やっぱり票読みとかで見ていて怪しいところがあり、こうした選挙戦略をマクロで立てられる人材が自民からいなくなったのではないかという気がします。地味だけど、これが後々に響いてくるかもしれません。

2024年10月28日月曜日

中国で次々起こる通り魔事件を見て

 昨日の総選挙については割と予想できた結果だったため政治ブログだけれどあまり解説することがないです。あの最後の2000万円報道がなければよとうのぎせきは30くらいは動いていたでしょう。
 敢えて言えば次の争点は首班指名で、野党が完全結束して自民以外の候補に一本化できるか、その結束を自民が切り崩せるかで石破政権の命運が決まるでしょう。もっとも今回凌いでも任期は残り短いでしょうが。


 そんなことより中国の話題で、またもや通り魔事件が起きたそうです。なんか毎週起きてるような感じがして、「週刊通り魔」みたいな状態になっているような気がします。

 ただこのような状況になるのは私自身、このブログではっきりと予言していて、見事当たってホッとするとともにノストラダムスになった気分がします。何故以前の日本人小学生への通り魔事件が起きた時に通り魔が今後増えると予想したのかというと、日本が報道し切れていない中国の不況ぶりを身をもってわかっていることと、前回の事件の際に中国政府が断固とした措置を執らなかったばかりか、報道を隠蔽しようとしたためです

 それこそ犯人を厳しく批判したり、その動機について詳しく報じたりして社会の認知や関心を高めていれば、大衆の防犯意識は高まり、こうした通り魔を企図する犯人予備軍たちも防犯の高まりから尻込みする効果が得られたのではないかと思います。また社会的批判を強め犯人には厳罰が舞い降りる、少なくとも日本人だろうが中国人だろうが、通り魔をした人間には悲惨な末路を迎えるということを強く示してさえいれば、頭のおかしくなった人間もいくらか思い止まる理由を作れたことでしょう。

 その上で私は、前回の日本人小学生の事件はまだヘイトが外国人に向く傾向があるが、この溜まったヘイトは最終的に同じ中国人の金持ちへと向かうと予言しました。この予言理由は非常に単純で、同じ金持ちでも外人より中国人の方が同胞として見ていて腹を立てる人間が多いと考えたからです。今回はその予想の通りに中国人の富裕層子弟が通う学校が狙われたようですが、多分同じような感じで今後似たような金持ち関係者が集まるところやショッピングモールとかで、しかも大都市ほど事件を起こすような人間が出てくる気がします。
 それもこれも、中国政府が事件を隠して矮小化しようとしていることに尽きます。今回の北京の事件も、ネットで先ほど確認したところやはり報道規制が敷かれているのか、全く報じられていないわけではないものの世間の反応などは表示されないようになっていました。

 中国政府としては報じれば報じるほど模倣犯が出ると考えているのではないかと思いますが、私は全く逆で、どちらにせよ模倣犯は増えてくだろうが、隠す方が余計に増やすとみています。どっちが正しいかは議論の余地もあるでしょうが、子供や女性を狙う通り魔は確実に中国で今後増えていくことでしょう。

2024年10月27日日曜日

幕末一のイケメンは誰か?

 部屋を模様替えしてまたパソコンデスクを通常の椅子から座卓に戻しました。夏場だけ椅子で冬は布団にくるまるため座卓にしていますが、座卓の方が姿勢が良くなる気がします。

 話は本題ですが例によって漫画「だんドーン」の最新刊を買ったところ、長州の久坂玄瑞が作者の奏三子氏的に最大級のイケメンに描かれていました。彼自身の肖像画や写真はなく、伝わっている肖像画は彼の近親者を元にして描かれたものなのですが、どうもその肖像画を気に入ったのかめっちゃイケメンにされています。
 もっとも久坂は身長180㎝と長身で、実際にイケメンだったという証言も多数あるので間違ってはいないですが。

 なお一緒に登場した高杉晋作は写真の通りに馬面で、セリフにもはっきりと書かれていました、この馬面という単語を聞いて私の中では、真っ先にカープレジェンドの佐々岡真司氏の顔が浮かんできた辺り、自分の中の馬面のテンプレートはやはり佐々岡氏なのだろうと再確認しました。

 話を戻すと久坂がイケメンに描かれていたわけですが、仮に幕末で最強の剣士ならぬ最強のイケメンを選ぶとしたら誰になるのか、割と盛り上がりそうなネタでありながら実際にはあまり見たことがない議論であるような気がします。
 同じく「だんドーン」では桂小五郎もイケメンに描かれていて私も彼がイケメンであることに異存はないものの、明治期の写真が完全に村上ショージ氏なため、幕末最強と言われると「村上ショージが?(;´・ω・)」という感じがするので、素直に首肯できないところがあります。

 逆に、誰からもイケメンであることに異論がない人物を挙げるとしたら間違いなく新選組の土方歳三が挙がってくるでしょう。写真を見る限り現代から見てもイケメンですが、幕末当時においても非常にモテたと自分で言っており、最強イケメン候補の一つとして申し分ないでしょう。
 逆に「イケメン化される幕末人物ナンバーワン」こと沖田総司に関しては、イケメンだったという声は当時において全く聞かれず、肖像画もありていなヒラメ顔な辺り、候補には入ってこないでしょう。

 また馬面枠で探した場合、外務大臣として有名な陸奥宗光もかなりの馬面でありながらイケメンだと思います。ちなみに奥さんも美人で有名です。

 またイケメン候補に戻ると、時代がやや幕末からずれはしますが日本海海戦で有名な東郷平八郎も若いころはマジやばいくらいのイケメンです。ケツ顎系が多い薩摩出身ながらすらりとした甘いマスクをしており、何故薩摩からこんなイケメンがと思うくらいの美男子で、この人も十分最強候補に入ってくるでしょう。

 以上を踏まえた上で敢えて私一押しのイケメン候補を挙げるとしたら、幕臣の山岡鉄舟がやっぱり最強イケメンじゃないかと思います。この人も身長が180㎝を超える長身で、しかも恵まれた体躯でかなりがっちりしていますが、顔も細面ではないですがハリウッドのガチムチ系イケメンをしており、しかも笑顔の写真とかも残っていてめっちゃかっこいいです。性格もマジイケメンで明治天皇だろうがお構いなしに相撲でぶん投げたりと公正公明で筋道を大事にする性格イケメンでもあり、もっと人気になってもいいのにとすら思う人だったりします。

2024年10月26日土曜日

ルックバックの映画面白かった(´・ω・)


 なんかこの前行ったラーメン屋に貼られていた警察のシールなのですが、書かれている内容を翻訳すると、「ケンカはダメ、負けたら病院、勝っても牢獄」という内容で、なかなかいいフレーズというかユーモアが感じられたので撮影しました。っていうか勝ち負けをはっきり分ける辺り中国らしい。

 話は本題ですが今日から中国で公開されている日本のアニメ映画の「ルックバック(中国語:蓦然回首)」を見に行きました、また朝一だったので観客は自分ともう一人だけでした。
 この作品は知って売る人には早いですが「チェンソーマン」の作者の藤本タツキ氏の短編を原作とした映画で、日本でも6月に公開されています。原作の漫画は私も読んでて単行本も買っているのですが、漫画ならではの特殊な表現を効果的に使用しているほか、他の同業者からも絶賛されている通りクリエイターの生みの苦しみめいたものを上手に表現していることから非常に高い評価を得ています。

 そういったわけで今回映画化もされたわけですが、前述の通り漫画ならではの表現が使われているため、私自身は映像化しにくい作品だと考えていました。それだけにそういった場面をこの映画ではどういった風に表現するのかが気になっていたのですが、特に違和感なく、アニメーションとしてうまく落とし込めていました。
 また監督の押山清貴氏のインタビューによると、主人公が雨の中スキップするシーンはやや原作とは異なる動き方にして見せたが、それ以外は原作をなぞるように、作者の意向を確認しながら作ったそうです。最近、っていうか昔からですが、原作を変な風に改変して失敗する作品も少なくないですが、先ほどのきちんと映像に落とし込むという点といい原作を余計に変えず、それでいて違和感のない場面で自分の色を見せる辺りは大した監督だと正直思いました。

 特に自分が感心したのは音響方面で、極力BGMを排したのは自分のイメージともぴったりでした、BGMのある所も非常に場面とあっていて、多分一番評価できるところなんじゃないかという気がします。

 このほか声優の演技についてですが、主役二人に関しては全く問題なく、特に京本役の人は今後伸びしろがあるのではという期待感を持ちました。しかしモブこと脇役に関しては正直に言ってびっくりするくらいの棒読みで、敢えて目立たせないためそのような演技指導をしたのかもしれませんが、下手過ぎて逆に悪目立ちしているような感すらありました。なんであんな下手な演技でそのまま通したのか、この映画における唯一の不満点となりました。

 以上が私の感想ですが、まだ公開初日とあってあまりメディアも報じてないですが、中国でもこの作品は売れると睨んでいます。こう考える理由としては、中国人は日本人以上に下手な友情物に弱く、ストーリーが受け入れられやすい点が第一に挙がります。
 第二の点として、前述の通りこの作品は漫画家などのクリエイターから非常に高い評価を得ていますが、こうしたクリエイターの生みの苦しみを描くような作品が中国だとほとんどないためです。日本では同じく漫画家を目指す少年二人組を描いた「バクマン」などがありますが、中国だとこの手の作品はあまりなく、実際友人の中国人も「バクマン」を見て凄い新鮮に感じたと話してました。

 それでいてですが、中国人自身は割とクリエイター気質というか、一つの作品に全身全霊で打ち込もうとするような人間が少なくないです。こうした人はカメラ趣味系に多い気がしますが、そうした作品を作る側に立ったストーリーがあまりないだけに、このルックバックを見て共感を覚える中国人も少なくないというか「こういうのを見たかったんだ(´;ω;`)ウッ…」という人が多いのではと思っています。
 この辺、今後の中国の報道を見て反響などをまた書いていきます。

2024年10月25日金曜日

ステルス公認で自民党の敗北はマジ濃厚

 中国で購入した外付けキーボードを使っているためキーボード配列は中国仕様に普段しているのですが、なんかWindowsのアップデート後は日本仕様に戻ったため今相当打ちづらいです。まぁ再起動すれば戻るけど。
 一方、ノーパソ本体のキーボードはスペースキーが反応しないままです。明らかにハードの故障だなこれ。


 それで本題ですが、正直自分は今回の総選挙は多少自民党が議席減らすとしても大敗することなく、公明との連立与党を維持すると踏んでいました。しかし今回の赤旗が報じたステルス公認の発覚を受け一気に情勢は逆転し、マジで政権陥落するのではないかという風にも思えてきました。

 今日も遅くまで残業していたので短く記事を切り上げるためステルス公認の詳細については省きますが、石破総理はあくまであれは自民党支部への支援金だとしていますが、選挙前で且つ金額が公認候補のいるところと同じであることを考えると、そのような言い訳が通じるはずはなく、裏金問題で公認から外れた現職議員らへの選挙資金提供とみて間違いないでしょう。少なくとも、そうじゃないと信じる根拠はまだ提示されていないと私は感じます。

 この一件で感じたこととしては、やはり小泉純一郎元総理の郵政選挙で刺客候補を立てたことは正解だったなということです。今回は公認除外候補に刺客は立てられませんでしたが、党内支持の維持のためには難しかったでしょうが、完全に決別して裏金問題に断固とした姿勢を見せる意味では、結果論となるものの刺客候補を立てておくべきだったでしょう。
 多分高市氏をはじめとする安倍派からは離党者が出たかもしれませんが、世論の支持はまず得られただろうし、新人議員によって自派閥を増やせたであろうことを考えると、もっと強い姿勢を出しておくべきだったでしょう。

 もはや今回の選挙の予想は「自民党がどれだけ負けるか」という論争となっており、石破総理も宇野宗佑と在任期間を争うことになるんじゃないかと考えています。っていうか与党陥落なら問答無用で降ろされることとなるな。

2024年10月22日火曜日

語られなくなった歴史

 大分前に江戸時代の農民の生活ぶりはあまりわかっていないという記事を書いていますが、この記事の中で慶安のお触書について触れています。これは知ってる人には早いですが、農民は酒を飲むな、米食うな、死ぬまで働けなどというブラック企業の社内規定未定な内容で満載な、幕府がその所領もしくは全国に出した通達とされていました。
 しかし実際に内容通り施行されていた形跡が見えないどころかこの文書の存在に触れる他の文書すらなく、現代においては偽書の類とされ、仮に実際に発行された文書であってもごく限られた地方でしか出回っていないものとほぼ確定されています。そのためかつては小学校の歴史の教科書などにも幕府の農民弾圧の根拠として教えられていたのですが、現在では教育現場で触れられることもなくなっていると聞きます。

 私が小学生だった頃はまだ現役だったため、この慶安のお触書についても覚えさせられました。ただ教える塾講師からは、「飲酒やたばこが禁止されていたはずはなく、偽物である可能性高いと現代では言われている」と補足してくれており、そうした背景もあるのかテスト問題に出てくることもありませんでした。
 前述の通りこの慶安のお触書は偽書または地域限定文書だった可能性が高いのですが、江戸時代が過ぎた後の時代に妙な形で見つかり、取り上げられたことで、全国的に出されていた布令と勘違いされて文書発行当時よりも無駄にメジャーとなった節があります。敢えて現代にたとえるなら、さだまさしの「関白宣言」の歌詞が数百年後に掘り起こされ、「20世紀末の日本において主婦は虐げられる生活を強制されていたのだ!」といわれるようなものでしょう。

 こうした慶安のお触書に限らず、かつては教育現場でも教えられながらその後の研究によって否定され、なかったことにされる歴史は他にもあります。今現在で一番ホットなのはやはり坂本龍馬で、彼の功績とされる薩長同盟も龍馬が仲介する以前に成立していたという説すらあります。また船中八策に関しても後年の創作説が強まっており、「幕末の功績をでっち上げていた胡散臭いコンサル」という評価すら出てきています。

 以前にも書いたかもしれませんが、こうしたなかったことにされる歴史というのは大体後年の創作または恣意的解釈に起因しますが、その発生原因を追えば「こうであってほしい」という願望に端を発する気がします。慶安のお触書に関しては「幕府が農民を弾圧していてほしい」、龍馬に関しては「ロマンあるキャラがいてほしい」などがあり、私が以前にJBpressで書いた元寇の根拠史料とされた「八幡愚童訓」も、武士は情けなくて神仏の力で撃退できたというまじないが求められたのでしょう。

 その理論に乗っかると、地味に戦時中の日本海軍戦闘機であるゼロ戦も「神話」の一種ではないかと思う節があります。というのも米軍は開戦当初にゼロ戦と、陸軍戦闘機の一式こと「隼」を区別できておらず、同じ戦闘機とみていました。そのためゼロ戦の撃墜数には隼の分もカウントされている、というより実際は隼の方が活躍していたという意見すらあります。
 では何故隼よりゼロ戦がもてはやされたのかというと、それはやはり陸軍悪玉・海軍善玉論が影響しているように見えます。陸軍は弱いくせに偉そう、海軍は強くてまともだったけど陸軍に邪魔されていたという図式が戦後直後から当てはめられ、この流れでゼロ戦も持ち上げられてた節があるような気がします。

 そういう意味では「願望に都合のいい歴史解釈」というのは、やはり注意してみなければならないでしょう。ドラマチックな背景とか動機というのは案外なく、歴史というのは意外にシンプルかつシビアなものであり、無駄にロマンある内容ほど創作である可能性が高いからです。

 このほか今評価が変わりつあると思う人物を挙げるとしたら、足利尊氏かもなぁ。彼の場合も、彼を否定したいとする勢力が一時多かったことだし。

2024年10月20日日曜日

千葉のマッドシティ~ロイヤルホスト松戸駅前店

ロイヤルホスト松戸駅前店(公式)

 なんか無性に松戸について書きたくなったけどもはやネタを語りつくしたと思っていた矢先、急にこのロイホ松戸駅前店を思い出したので書きます。

 このロイホ松戸駅前店はその名の通り松戸駅前から徒歩で行けるいい距離にあり、価格帯は通常のファミレスに比べ一段高いものの、さすがはミドルハイで売り出すロイホとあってか品質は高く、地元住民らに長く愛されています。
 ってか、私の記憶の限り松戸駅前には常にこのロイホが存在し続けており、運営期間は確実に30年を超しています。いくらいロイホだからといって息長すぎないかと思うくらいこの地に根付いており、Dマート(ダイエー)を含むその他の商店などが移り変わる中、このロイホだけは柱石が如く長く続いています。

 そんなロイホ松戸駅前店ですが、この店の何がいいかって駐車場がついていることで、ガチでこの店最大のストロングポイントだとも考えています。松戸駅前は無駄に駅前がごちゃごちゃしているのに対し手ごろな駐車場は少なく、その上線路をくぐる陸橋周辺は渋滞しやすく、ちょっとした用事で駅前付近に行きづらくなっています。
 そこへきてこのロイホですが、中二階ともいうべき形状なのか、店舗は二階にあって地上部分は駐車場なため行きやすく停めやすく、松戸に用事があるときにここに車止めて食事して、軽く用事を済ませてからまた車に乗って帰るという一撃離脱戦法を行うことが可能となります。

 逆を言えば、松戸駅周辺で駐車場を備えた飲食店はほとんどなく、表通りに面していることもあってこのロイホのアクセス性が際立っています。

 そういう立地からうちのソ連人民の敵である親父も贔屓にしており、松戸に行く際によくこのロイホを経由して用事を済ませてたりします。私自身は車に乗らない、っていうか中国にいてガチでこの10年ハンドルを一切握らず、松戸行くときはチャリで行く(早けりゃ20分くらい)のでそこまでこのロイホを必要としていません。
 ただ松戸で知り合った人がこの店で働いていると聞き、それからは私もロイホを贔屓にするようになりました。その人にさりげなく聞いたことがありますが、ロイホは客層もいいらしく変なクレームをつけてくる人もいないそうです。

 などと適当なことをまた書き綴っていますが、前述の通りあのDマート(ダイエー)ですら閉店したこの時代、いつまでも変わらない松戸のシンボルとしてロイホはフォーエヴァーしてほしいです。

ジョーカー2おもんなかった(´・ω・)


 婚活中の主人公が同僚に誰か紹介してと頼んだところ「コミュ障な子でよければ……」といわれ会ってみたら、すごい虚無僧が待っていたという漫画なのですが、無駄に勢いあって単行本買ってしまいました。1話当たりのページ数少ないからかえって勢いあっていい気がする。

 話は本題ですが昨日映画の「ジョーカー2」を見てきましたが、世間での評判通りおもんなかったです。恐らく監督としては「周囲が期待する自分」と「本来の(そうありたい)自分」とのギャップに悩むというのを描きたかったんだと思いますが、皮肉にも大ヒットした前作から高まる期待に対し、それに全く応えられない続編ということで身をもって期待と実体とのギャップを反映した作品でした。
 主演のホアキンの演技は相変わらずよく、法廷のシーンなんかやっぱり神懸っていたのですが。

 このほか今回見たのは言うまでもなく中国での上映ですが、性的だったり暴力的だったりするシーンはカットされていたのか不意にぶつ切りで場面が切り替わっていました。もっとも映画全体がクソで、マジで見ている最中あくびが止まらず、早く帰りたかったのでカットしてくれてマジ感謝な気持ちでいっぱいでした。朝一の上映を見に行ったけど、見ているのは自分を含め三人だけでちょい寂しかったです。

 ちなみにこの前には「トランスフォーマーONE」も見に行っていますが、こっちは普通に面白かったです。展開がはやっ子供でも飽きないであろう内容で、大人も十分見ごたえのある作品だったと思います。

 そのトランスフォーマーですが、日本で流行っていたのは自分が幼稚園にも通わない頃の幼児時代だったためあんまり作品内容とかも把握してないのですが、自分がデパートで迷子になったとき、デパートの店員が自分を慰めるためにトランスフォーマーの下敷きをくれたことを今でも覚えています。こういう人の好意というのはやっぱ忘れられないものです。

2024年10月19日土曜日

連休を挟んだ中国株価の乱高下

 今日何気なく寄ったラーメン屋でスラムダンクのテーマソングに使われた「あなただけ見つめてる」が流れてて、もしこの歌をヤクザが歌ったら歌詞の内容が全く異なるように聞こえることに気が付きました。「龍が如く」のカラオケとかに入れてくれないだろうか。


 話は本題ですがJBpressで川島さんがいい記事書いているので紹介します。この記事の中でも少し触れられていますが中国は10月1~7日、自分も「龍が如く7」と「エースコンバット」をやり続けたように超大型連休がありました。ぶっちゃけこの期間、夏場の繁忙期の疲れがどっと出てきてめちゃくちゃ体調悪かったため、朝から2万歩くらい歩くなどウォーキングして健康向上に努めた結果、今めっちゃ元気です(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

 話を戻すと、日本でも一部報じられていますが恐らく大半の人が把握してないと思うため今記事を書いていますが、ありえないくらい株価が乱高下を見せています。川島さん(自分で書いてて馴れ馴れしいが密かに尊敬している(´・ω・))の記事にも書かれてますが、チャートを見た方が早いので早速グーグルファイナンスから引用するとこうなります。


 見てわかる通り、中国の代表的株価指数の上海総合指数では9/13に2704ポイントという安値にありましたが、その後政府が景気対策の内容を発表するや以上に急上昇し、連休明けの10/8には3400ポイントを突破しまた。しかし連休が終わって幾日か過ぎるやが再び急降下し、一昨日10/17には3169ポイントまで目減りし、昨日10/18には少し持ち直して3261ポイントに戻しています。
 ただはっきり言えば、恐らく政府介入が行われていると思います。このところ日中の取引時間を見ていますがほぼ毎日取引時間中に3200ポイントを下回るのですが、終了間際に急激に戻して3200ポイント台に戻していました。恐らく現在は3200ポイントが死守ラインに設定されているのではないかと考えています。

 以上のようにゲボ吐きそうになるような乱高下っぷりをみせており、こちらのテレ朝の記事にもある通り、連休前の急上昇を見て取引に参加または買いました人なんかはかなり打撃を受けている可能性があります。実際に自分も連休前、普段は株の話なんか一切しない中国人の友人から「が一句人である君の代わりに何か買ってあげようか?」と言われていました。中国経済を楽観視していないとしてこの友人の申し出は断りましたが、こんな現況からかその後どうなったかは聞きづらく、触れないようにしています。

 この乱高下に関しては引用した記事にもある通り中国政府が色々景気刺激策を打ち出して入るものの、その抱えている不良債権や先行き見通しの暗さから、かえって取引に精通している者ほど株価の先行きを悲観ししていることが原因だと私も考えています。そもそも実体経済が非常に不調であり、若者を中心に失業者が溢れていて今後消費市場が縮小することが確実である中、株価が上昇する要素なんて何もないという風に私は見ています。
 川島さんの記事にある通り、今の中国は不良債権をどうにかしようにも金額が膨大過ぎてもはや手が付けられないという指摘もよくわかるのですが、それでもこのところ政府が打ち出している経済対策に不良債権処理が一切触れられないというのは私としては理解できず、これが市場の失望を招いている原因のように思えます。

 実際に不良債権を処理するとなると、引き受け手になるであろう銀行は大量の資産を喪失し、また処理過程で企業の倒産が相次いで今以上に失業者があふれることになるでしょう。その結果として数年間は社会が大いに荒れてGDPも大きなマイナス成長を記録することとなるでしょうが、不良債権処理しなければ経済が再生することはなく、この厳しい道は避けられないというのが私の見方です。
 以前にも書きましたが不良債権処理なしに景気対策として財政出動することは、穴の開いたバケツに水を入れるようなものです。ほかのすべてを投げうってでも、不良債権処理に手を付けるという意志こそが最大の景気対策だと私は考えます。

 しかし中国政府はいまだそうした姿勢を打ち出さず、何とか今の経済成長ペースを維持しながら不良債権を処理しようとしているように見えます。これを敢えてたとえるなら、高速道路をトラックで走行しながらオイル漏れを直そうとしているようなもので、土台無理だしむしろ事故る可能性の方が高い対応です。運送時間には遅れるがきちんと路肩に駐車して、JAFでも呼んでちゃんと修理するという対応こそがいま求められているのですが、この事実に気づくまで中国はあと3年くらいは必要かもしれません。
 景気に影響されにくい業界にいるからこういうこと書けるけど、そうじゃなかったら自分も中国から去っていただろうなもう。

2024年10月17日木曜日

最近のヤフコメの荒れ具合

 早くブログ切り上げてエースコンバット7をやりたいがために何書こうかうんうん悩んでたところ、ヤフコメが突然浮かんできました。

 さてこのヤフコメですが、ニュース記事におけるPV数を大きく引き上げているのかYahoo側も結構大事にしている節があります。ただこのヤフコメの内容、自分もJBpressで記事書いてた際に色々見ましたが、全く根拠のない憶測で批判する輩も少なくなく、自分なんかも「中国を持ち上げるこいつはきっと中国人に違いない」などという謎の認定を受けました。
 自分が描いたもの以外の記事を見ていても、記事本文の内容すらきちんと読み込まずに誤解しながら批判している者も見られるほか、差別的な内容も非常に多いです。そうした批判も受けてYahooも去年から投稿の際にはショートメッセージによる確認を必須にさせましたが、これによって国外でショートメッセージを受け取れない自分なんかは一切コメントを投稿できなくなりました。地味にこれ、海外現地にいる人間の意見が封殺されてえらいこっちゃじゃないのとか思ったりします。

 このほか最近のネット中傷問題を受けてか、確か去年の春くらいに差別的コメントが一定数越えたらコメントの投稿、閲覧をストップさせる措置を取っていましたが、現在このストップ措置が一切なされなくなっています。私が見る限り差別的投稿は決して減っておらず今も、特にこの前の深圳の事件のような記事にはたくさん投稿されているのですが、Yahoo側は一時採用した対策措置を何故かやらなくなってしまっています。
 また投稿、閲覧の禁止までと行かずとも、差別的コメントを個別に削除する措置も一時やっていましたが、これも何故か今や一切行われなくなりました。前は「このコメントは差別的なので削除しました」的な表示がコメント欄に出ていたのですがいつのまにかなくなり、もしかしたら見えないところでやっているのかもしれませんが、それにしては差別的コメントは今でもよく見ます。

 何となく、Yahooはこの辺の対策に一時動いたものの途中で放り投げてしまっているのではないかと疑っています。なんかの研究でSNSをやっている人は無駄に憎悪を滾らせ不要にストレスを高めているという結論が出されていますが、何となくわかるというか、ストレスをネットに吐き出すどころかより高めて憎悪に変えている節がある人を見ます。何が楽しくてSNSやってんだろうか。

 そういう意味ではこのブログなんかは一方的に且つ長文で書き続けられるものだから、ストレス解消にもってこいです。何気に前に見た記事で、巨人の阿部監督が試合中にしきりにメモとっていて研究熱心かと思ったら、「あの野郎」、「本当にプロか」、「ふざけやがって」などと、試合中でミスした選手の悪口を延々と書いているだけだったらしいです。
 なんでもこのように口に出さず紙に書くことで、相手を一切傷つけずに自分の怒りを収められるアンガーマネジメントの一つとしてやっているそうですが、実際こうして自分の考えを文字にすることはストレス解消に役立つと私も思います。この辺、日記を書いている人のメンタルヘルスはどうなっているのか研究したら面白いかもしれません。

2024年10月15日火曜日

れいわ・山本代表の入院報道を見て

れいわ・山本代表が一時入院 強いアレルギー反応疑い【24衆院選】(時事通信)

 上記リンクにある通り、れいわ新選組の山本代表が入院したという報道が出ました。この報道に対するヤフコメとかを見ていると体調が心配だとか、急に崩すこととかあるよねなどというコメントでほぼ埋められているのですが、私はこの報道を見た際にまず真っ先に、「誰と会ったのだろう?」と思いました。
 こっからは完全な憶測ですが、山本代表が今回入院したのは表で会って話せない人物と病院内で会って話すためではないかという風に疑いました。

 こう考える根拠としては大きく二つあり、一つはそもそも政治家というのは自身の健康不安を想起させることは一切明るみに出さず、治療を受けたとしても「健康診断に行った」などと濁すのが通常です。また実際に治療を受けるにしても入院などという手続きは取らずに治療を受けてすぐ帰るのが基本で、今回は遊説をキャンセルしたこともありますが、聞かれるまでもなく入院という事実を明かしている点は正直疑問に覚えました。

 次に、意外とこの入院作戦というのは情報秘匿の上でかなり有効な手段だからです。病院関係者には情報秘匿義務があるので面会に来た人間の情報を含め一切明かせず、また病院内にはみだりにマスコミ関係者も入れず、密談するには非常に都合のいい場所だったりします。はっきり言えば料亭なんかより機密性は格段に高いです。
 また密談が目的だとしても、今回のように治療目的で入院したと言えばいくらでも言い訳も立ちます。病院側も診断内容をいくらでもごまかすことができるし、今回はアナフィラキシーと言ってるようですが、単純に過労による脱水症状とかでも誰も疑わないでしょう。

 無論、以上の見方は私自身の完全な憶測でこのように信じる確固たる証拠もありません。ただ政治というのは基本、可能性というか選択肢をどれだけ頭に入れて状況をみるかが肝だと考えており、可能性がゼロでなければ「こういうシナリオもある」ということを踏まえておくと、後々の状況判断に役立つことが多いため、今回こうして記事化しています。
 若干、デマを広げているような節もあると自覚はありますが、あくまでこういう見方もあるよ的な物と捉えください……という風に、ここまで書いておけば後ろ指さされないだろう。

 しかし仮に実際に密談してたとしたら、一体誰とどんな内容を話していたかになってきます。話す内容としては間違いなく時期的に間違いなく選挙絡みで、何かしらの工作や協力の打診、検討と見るべきでしょう。
 相手に関してはやはり表で会って話せない人物ということから、表向きでは対立しあっている相手である可能性が高く、その場合は話す内容的にも自民党を含む他党の関係者ということになります。また政治家以外では、宗教関係者、海外政府関係者、特別なジャーナリスト辺りが候補になってきます。実際に会っていたとしたら今後の行動で何かしらその兆候が見えてくるので、そういう意味ではちょっと注視しておこうかなという気になります。

外国人も驚く日本人のサービス低下ぶり


 上のニュース見て原価はどれだけか知らないけど、このフィルム貼り付けるだけでステルス機できるんじゃねとか思いました。そのステルス機を売り込む場合、「ステルスマーケティング」と呼ぶのか、悩ましくて夜も寝られません(昼寝したから)。

 話は本題ですが先日、友人の中国人が仕事で日本に二週間ほど行っていたそうです。その友人はコロナ前はよく日本へ旅行しに行っており、特にUSJが好きで訪日のたびに毎回行くほどは待っていたのですが、今回の日本訪問後に自分を直々に指名して、「話がしたい」と言ってきました。
 言われてホイホイついていくと、友人はグループ会社の内部監査のために日本へ今回訪問したのですが訪問前、「日本人は中国人を見下していて、なんでお前らにいちいち指摘されなきゃならないんだ」と思う奴もいるかもしれないから気を付けてという、私のアドバイスがまさにその通りだったため、「なんであんな合理的に考えられない奴いるの(# ゚Д゚)」と愚痴ってきました。

 話のトピックはこうした日本人の内部統制意識に関するものともう一つあり、それが見出しにも掲げた日本人のサービス低下ぶりです。

 先にも書いた通り、友人はコロナ前には何度も日本に行っていて今回約5年ぶりに日本を訪れたわけですが、5年前と比べて社会のあちこちで日本人のサービス態度が劇的に悪くなっていると感じたそうです。
 とりわけ強く感じたのは飲食店で、なんでもその友人が日本にいる友人らと合流して3人で飲食店に入ったそうです。友人2人が食事を頼む中、友人のみ先に食事していたため飲み物のカクテルだけを頼んだところ、「申し訳ありませんが飲み物だけの注文はご遠慮ください」と、暗に退店を促されたそうです。

 自分もこの話は聞いてて非常に呆れたというか、そこまで日本の飲食店のサービスは落ちたのかと感じさせられました。仮に3人とも食事メニューを頼まないならまだしも、1人だけ頼まなかったものの飲み物はちゃんと頼んでいるのに席を空けろと、まるで乗車拒否するタクシーのようで聞いてるだけで腹立ちました。
 これ以外でも所かしこで前ほど態度が恭しくなくなっていたりしたと感じたらしく、友人は私に対し、「なんでこんなに日本人のサービスが悪くなったの?」と聞いてきたわけです。

 私自身もずっと中国にいるため必ずしも正しい答えとは限らないと踏まえた上で、一つの要因としては景気が良くなり雇用流動性が高まり、前ほど雇用者側にサービス態度を強制されなくなっているのかもというのを、原因の一つとして挙げました。もう一つの理由としては、サービス態度を高めても売り上げに直結しないし、要求の多い客をつけ上がらせるだけだと悟り、なんでも顧客に対し下手には出ず距離を置いた態度を取るようになったのかもと挙げました。

 私個人の意見としては、上記のように日本人のサービス態度が悪くなっていることについてはあまり問題視していません。むしろ以前まで態度が異常に下手に出過ぎており、モンスタークレーマーを増やしていたとすら考えていたため、若干印象が悪くなったとしてもこうした流れ、特に2番目の理由からくる客との距離感を空けることはむしろプラスだとすら考えています。

 その一方、日本人は以前から「サービス=態度」と考える人間がマジ多いですが、本当のサービスというのは顧客ニーズの汲み取りと充足にあります。その点で言えば日本人は杓子定規な対応ばかりでちょっとした、簡単な顧客のエクストラオーダーすら叶えられない融通の悪さが前から目立っていましたが(逆に中国はその辺が得意)、最初の飲食店の例を見るに、その杓子定規な対応がさらに悪化しているかのように思えてきます。
 先の態度方面の悪化はそれほど気にしないものの、融通の悪さがさらに悪化しているという点には私も眉を潜める思いがします。

 それ以上に最大の問題ともいえるのが、日本人自身がこうした全方面のサービスレベルの低下を意識してないというか気づいていない点でしょう。以前にも日系メディアで外国人が「コロナ前後で日本人のサービスの質が落ちている」と言及する記事を見ましたが、久しぶりに来た外国人からはすぐわかるレベルで落ちているのに、当の日本人は報道を見る限り、まるで気づいていないように思えます。つまり今後もさらに日本人のサービス水準は落ちていく可能性があるとみています。

 繰り返しますが態度方面のサービスの低下は別にどうでもいいですが、融通の利かなさの悪化は観光立国においてはかなりマイナスに働きます。その点を踏まえ、そもそも本当にいいサービス、従業員にとっても雇用者にとっても顧客にとっても売り上げにとってもいいサービスとは何かを、もう少し日本人は考えるべきだと上から目線で思ったりします。

2024年10月12日土曜日

日常でストレス感じやすくなった最近の中国社会

 本題と関係ないわけじゃないけどまたコラムの連載始まることが決まりましたが、前ほどうれしくないというか頑張んないとなぁというプレッシャーがでかいです。以前のJBpressの連載中なんか、「週末は速攻で記事書いて、自転車乗って、プラモ作んなきゃ」と、無駄にアクティブでした。
 こういう風にプレッシャーを感じるようになったのも加齢によるものかもしれませんが、それ以上に最近の中国社会が原因であるような気がしてなりません。端的に言えばやはり以前、去年と比べても今年は日常を過ごしながらストレスを感じることが増えている気がします。それもこれも中国が不況で、社会全体でなんか暗い雰囲気だからです。

 蘇州、深圳の日本人小学生襲撃事件は言うまでもなく、上海でも被害者は中国の方でしたが通り魔事件が起きており、以前から全く通り魔がなかったわけじゃないものの日本以上に監視カメラが張り巡らされている中国ではそうした犯罪に対する牽制が強く、そこまで身に感じるほど多いとは感じませんでした。それがこうして大きく報じられるようなレベルで、しかも短期間で何度も起きており、社会が殺伐と貸してきているのをマジで身をもって感じます。

 こうした空気ですが前にも書いた通り、やはり日本の2000年前後の不況期を思い出します。友人に言わせれば2010年前後の民主党政権時代の方が暗かったそうですが、ただ息を吸うだけでも重苦しいというか、何となく前向きになれない社会雰囲気が当時あり、最近の中国もなんかそれに近づいてきているように思えます。

 逆にコロナ前までは景気も好調が続いていただけに、前述の通り自分も自転車にプラモにと無駄に元気で、知り合いからも「平日仕事あるのによくコラムとか連載できるね(;´・ω・)」と言われるくらい動いててもそこまで負担に感じることはありませんでした。
 でもって自分はどちらかというと周囲の空気にあまり影響されず、良くも悪くも一定の状態を保ちやすいタイプなのですが、その自分ですら最近の中国での暮らしでこうもストレスを感じる辺り、多分ほかの人たちは相当のストレス受けてるんじゃないかという気がします。もっとも中国人もそうした社会空気に影響されやすいというか空気を全く読まない人間が多いので、そこまで影響を受けていないかもしれませんが、やはり見ているとこれまで不況というものを人生で一度も経験したことがないだけに、今の状況に認知が明らかに追い付いていない人は少なくありません。そういう意味では、見えないところで結構ストレス抱えてるのかもしれません。

 幸いにして連休中は繁忙期の反動でずっと体調悪くて、マジで首曲げられないくらい左半身に強いしびれとか覚えていましたが、仕事が再開して出勤するようになると程よい緊張感からか体調がぐっと回復してきたので、明日はまだアクティブに動けそうです。
 といっても明日は雨予報のため、「エースコンバット7」でラファール飛ばして1日終える気がします。グリペン使いたくて欧州機から解放してラファールに行きつきましたが、これが段違いに強いというか初めて使ったときに軽い感動受けました。あとグリペンの好景気は「ぐりとぐら」にならってぐらペンにすべきだと勝手に思っています。

2024年10月11日金曜日

袴田秀子氏に対する尊敬心

 これまでこのブログでは取り上げてきませんでしたが、日本の冤罪事件の中でも最上位クラスに入る袴田事件について先日、被告であった袴田巌氏に対する無罪が確定されました。この際に裁判長からは長きにわたる拘留、そして遅れた最新手続きに対する謝罪もなされ、謝ったから許されるわけではない暴挙であったものの、明らかな間違いが正されたことは本当に良かったと思います。
 もっとも大川原化工機事件で揺れる検察の態度は謝罪から程遠く、前にも書きましたが明確な捜査怠慢、証拠捏造を行った警官や検察官に対する刑罰を定めた方がいい気がします。いやほんとはあるし、その道の専門家はヤフーでオーサーコメント書いてたりするんだけどね。

 この袴田事件の再審に際してですが、ご本人の袴田巌氏もさることながら、弟の無実を信じて半世紀以上も活動されてきた姉の袴田秀子氏について初めて知りました。かなりのご年齢ながら非常に淳良つとしていて、インタビューに対する答えも常に前向きであるということに驚くとともに、このようなすごい人がいたのかといつも感じさせられています。
 水木しげる同様に、自分もこのような人になりたいと思わせられる強さを感じており、今回の無罪確定に対するコメントを見てもただただ頭が下がる思いがします。

 ちなみにちょっとケースが違うものの昔に「世界仰天ニュース」だったと思いますが、殺人の冤罪で収監された兄を助けるためにその妹が、すでに結婚して年齢も30歳を越えていたにもかかわらず、捜査権限を持つ弁護士資格を取得するために一から数年間学び、大学に入り、40代になって見事弁護士資格を取得したという話を思い出しました。この件では晴れて弁護士となった妹が当時の証拠を改めて検分したところ、裁判での証言とは明確に矛盾する特徴を見つけたことで、兄の冤罪を見事晴らして刑務所から解放していました。
 袴田事件もそうですがたとえどれだけの時間が経過しようとも、冤罪を晴らすための行動はいつか実るということを示唆しているように思えます。とはいえ約半世紀に収監された袴田巌氏の気持ちを考えると自分ですら申し訳なさを感じ、このような冤罪は起こしてはならないと改めて決意させられます。

 ちなみに自分にも姉がおり、もし自分が中国でスパイ容疑で捕まった場合には袴田秀子氏のように解放するための活動とか頑張ってくれないかなと密かに期待しますが、あんま仲良くないので多分してくれなさそうに思います。
 なおその姉については以前にも記事に書きましたが、一度マジで笑いの神が降り立ったことがあり、当時を思い出すにつれて今でも噴き出すとともに、我ながらえらいことやってもうたなぁと反省させられます。

2024年10月8日火曜日

自民党裏金議員の非公認について

 先日、晴れて首相となった石破総理は以前の自民党裏金問題でキックバック金額が大きかった議員複数名に対し、次の選挙で公認せず、比例名簿にも載せないことを明かしました。報道では最初は後任に動いていたものの叛意してこうした処置となったと言われますが、判断的には公認しない方が正しく、公認した場合よりも失う票数や議席は少なくなったのではと私は考えています。
 何よりもこの措置によって野党の批判をある程度抑えることができ、なおかつ党内で石破総理に対する抵抗勢力たる安倍派議員の切り崩しにも使え、むしろこの措置によって該当する議員が落ちてくれた方が石破総理の政権運営的にもプラスになるかもしれません。

 なおこの措置について、党の公認がなくなるとしても自民党の県連が裏金議員を応援することもあり、言われるほど非公認の影響はないという声もありますが、実際そうでもないのではという気がします。というのもこの非公認措置によって該当議員らは、公明党支持者からの組織票も丸ごと失うこととなります。
 一時期より勢力が落ちたとはいえ、組織票の結束力の固さで言えば公明党もとい創価学会の力は抜きんでおり、これらの票が次の選挙では減る、下手すりゃ公明党に対立候補を立てられる可能性もあることを考えると、やはりダメージとしては大きくなる気がします。

 もっともあれだけの裏金事件を引き起こしていながら、彼らは公認がもらえると思っていたという事実自体が私としては呆れるというか疑問でした。高市氏が総理になっていたら話は別でしょうが、恐らく石破総理じゃなくほかの岸田派議員、あと小泉氏らが当選していたとしても、今回のように公認見送りになっていたことでしょう。

 とはいえ次の選挙はまだまだ予断を許さず、途中のイベント次第ではいくらでも結果が変わってくる可能性があります。今回は裏金議員に対する措置としては私が思うに最善手を打ったように思えますが、途中の発言なども影響してくるだけに、まだ先が読めない段階です。

エースコンバットの操作感について

 今日からまた仕事が再開したため現在すでに体がだるだる状態ですが負けずにブログを書くと、この連休中に「龍が如く7」を無事クリアしました。際立って高い前評判通りに素晴らしい傑作と呼べるゲームで、小さなメダルならぬヤクザの代紋拾いがあるなど、ただ単に街中を歩き回るだけでも十分楽しい上に、ストーリーも任侠物のオーソドックスな筋道ながら各キャラの折々の心情が見え素晴らしく、エンディングには自分も感動しました( ;∀;)
 なお一点だけ付け加えると、日本のRPGにおける主人公は基本十代の少年しかいないのですが、今作は18年の懲役を経て無所から出てきたばかりの40代のおっさんに、ホームレスと懲戒免職食らって無職のおっさん二人が最初に加わるという、歪だけど最高なパーティ構成でした。やってて思ったのはこういう大人の年齢層のキャラが日本のゲームには少なく、それがためかえってこの構成が新鮮でした。

 こうして無事「龍が如く7」をクリアしたので、今度は今のパソコンなら問題なく動くだろうと前のセール時に買った「エースコンバット7」を今遊んでいます。以前から好きだしウクライナでも活躍しているミグ29をメインで飛ばしていますが、このゲームを始めるにあたっては「フライトシミュレーターは捜査が難しい」と言われていることが若干不安でした。
 実際、エースコンバットシリーズも初心者がやると最初は苦戦すると聞いていて、果たして自分にミグ29をうまく使えるものかと不安だったのですが、結論から書くと全くの杞憂でした。感覚的には初戦でザク3機を軽くやってのけるくらいの感じでスイスイ操作に慣れました。

 一体なんでそんな簡単にミグ29をすぐ操縦できたのかというと、以前にPSPで「零式艦上戦闘記」というゲームを遊んでいたことが何よりも大きかったです。このゲーム、二次大戦中のレシプロ戦闘機を使って戦うゲーム、エースコンバットと同じフライトシミュレーターに属します。基本、空での挙動操作は同じで、ピッチからロールといった操作は当然で、ブレーキかけながら旋回するなんて操作もかねてからやっていたというか、「零式艦上戦闘記」ではそれができなければお話になりませんでした

 というのもこのゲーム、前述の通り二次大戦中のレシプロ機で遊ぶゲームであり、ゼロ戦だけでも複数種類あれば秋水なんて際物機体まで揃えてあります。しかしどの機体もミサイルなんて未来的なありがたいものは一切なく、戦闘中は機銃で全敵機を撃ち落とさなければなりませんでした。
 今でも覚えてるけど、サイパン戦で上から垂直降下&上昇を繰り返す無数のF6Fを相手にする戦いでは気が狂いそうでした。あの戦術が如何にゼロ戦相手に効果的であったのかを、ゲームを通してながら身をもって知りました。

 そんな自分からすれば、エースコンバットはミサイルをガンガン打てるというかロックオンしてポンするだけで済むので、めちゃ楽です。というか最初はミサイルの打ち方がいまいちわからず、ミサイルで仕留めるより機銃で撃ち落とす方が楽に感じて、ガチで機銃だけで戦ってました。一体いつのガンファイターだよ。
 同じく特殊兵装の扱いも最初は慣れませんでしたが、この辺の操作が分かってしまうと後は本当に簡単というか撃墜するのは本当に楽だなぁ、いい時代になったもんだとか感じてます。もっとも「零式艦上戦闘記」と違って、敵機もミサイル打ってくるのでその回避が若干面倒くさいなと思いますが。

 なお同時期に「メタルギアソリッド5グラウンドゼロズ」も買ってたのでこちらも遊んでみましたが、こちらはそのひとつ前のPSPで出た「ピースウォーカー」はかなりやりこんでいたため、余裕で遊べると思ってましたが、実際は逆でした。なんか操作ボタンがやたら複雑というか面倒くさくなっており、端的に言って直感的に動かせず、この辺はすごく不満でした。それでいて、やれる動作は「ピースウォーカー」からそんなに変わっておらず、なんでこんな無駄に複雑な捜査にしたのか疑問にすら感じます。

 なお「ピースウォーカー」で一番楽しかったのは、ガレージで物音を出してやってきた兵士にまとめてバズーカバルーンをぶつけ、屋根のあるガレージの中なのに、10人くらいまとめて風船で空に飛ばすのが気持ちよかったです。変にメルヘンなのが良かった。

2024年10月6日日曜日

中国が本当に仲良くすべき相手はインド

 仮に中国が本当に利害関係のみを考慮するならどの国と付き合うべきか。

 こんな問いを、「しごきが相手のためだと思って日本人は行うことがある→だからいじめも起こる→いじめた相手からは当然嫌われる→中国も高圧的で友達が少ない→なんか『僕は友達が少ない』みたいな感じになってきた→そもそも、中国はどんな国と仲良くすべき?」という思考パターンで思うに至りました。我ながら無駄に発想が豊かだと毎度ながら思います。

 で結論から言うと、中国が本当に仲良くすべき国は世界最強国の米国を敢えて除外というか米国打倒、世界覇権の奪還を目的とした場合、日本でもロシアでもEUでもなく、私はインドがそれにあたると考えています。

 「一体何故インド、カレーがあるから?」などと思う人もいるでしょうが理由はいくつかあり、まず第一に現在インドが日米などによる中国抑え込み戦略における扇の要となっているからです。
 現在日米はインドやオーストラリア、ベトナムなどとともに中国を北を除く全方位から軍事的に抑え込む戦略を描いています。オーストラリアはほぼ引き込みを終えていますが、インドはこの構想に対して若干まだ距離を置いてはいるものの、中国とインドはカシミール地方の領有をめぐって常に争っていることもありかねてより関係は悪いこともあって、日米に対しては「消極的協力」のような立場にあるとみられます。

 この日米の戦略ですがインドの役割は地理的位置から非常に重要で、仮にインドが乗らなかった場合、中国は欧州に対する陸路接続が実現します。文字通り包囲に穴が開く状態となり、日米の戦略はインドが中国に引き込まれた時点で破綻するというかインドが中国と対立することを前提としています。それだけに中国がインドを引き込むというただこの一手のみで、日米が長年多大な投資をして作ってきた包囲戦略を突き崩すことができます。

 そもそもインド自体も米国べったりな国ではなく、ロシアとも外交を続けるなど一定の距離を置き続けています。隣国パキスタンが逆に米国寄りな立場だけに、インドにとっても反米方面で中国と共同歩調を取る価値が全くないわけではないようにも見えます。
 まぁ「パキスタンに肩入れするなら中国と付き合っちゃうかも(/ω・\)チラッ」という取引材料に使うのが、インドとしては最も賢いかもしれませんが。

 こうした軍事的な理由もさることながら、経済的な面でも中国に対するインドの価値は高いです。まず中国もインドもBRICSに入る国同士ですが、ほかのBRICSメンバーと比べ中印のみ関係が悪いままです。むしろロシアとは中国もインドも比較的仲がいいだけに、BRICS間の連携は中印の二ヶ国によって疎外されているようにも見えます。
 仮にこの中印関係が改善した場合、BRICSを通した経済的連携は確実に深まることでしょう。特に東南アジア市場においては、ネパールやバングラデシュはインドの影響力が強いのに対し、ベトナムやマレーシアは中国の影響力が強く、中印が共同で東南アジアに対する影響力強化で協力した場合、この地域のイニシアチブを一気に高めてくる可能性があるような気がします。

 同時に、中国とインドは経済的には今ちょうどぶつかり合う関係にないというか、景気悪化に苦しむ中国にとっては人口が膨大で消費市場が成長しつつあるインド市場は非常に価値があるように見えます。関係を改善してインド市場に販路を作ることができれば不況脱出の一手になるとともに、前述のBRICS連携を通してロシア市場の拡大にもつながる可能性もあるでしょう。

 以上のように実利だけで見れば、今の中国にとってはインド以上に仲良くなる価値のある国はほぼ存在しないように見えます。とはいえ言うのとやるのでは大違いで、実際にやろうとしてもこれまでの長い対立関係から外交的に修復することは困難の一字に尽きます。
 しかし仮にかつてのニクソン大統領の如く、中国が冷え切った対インド関係を劇的に改善させることができた場合、文字通り世界のパワーバランスを大きくひっくりかえすことになります。それも米国が不利な方向へ。

 はっきり言って外交下手な中国にそのような劇的な外交転換をしてのける政治家は今いないと私には思いますが、仮にこの中印友好構想を立ち上げて実行してくる政治家が中国から出てきた場合、真面目に日米にとっては大きな打撃になると思います。それだけ日米も中印にくさびを打ち続けるでしょうが、本気で中国にとっては今インドが重要な相手国となり得るだけに、やらないにしても構想をあげる人くらいは出てきてもらいたいものです。でないと一人で主張している自分がバカのように見えてしまうし(;´・ω・)

2024年10月5日土曜日

上海の七宝寺、真如寺


 この連休中、弱った体力を取り戻すため休息するとともに、真夏の間にできなかった運動をするため近くの寺に自転車で行ったりしました。行ったのは上海市内にある七宝寺と真如寺で、このうち七宝寺は付近が古い水郷街として観光地にもなっており、上の写真みたく連休ともなれば人で混雑します。


 肝心の七宝寺は人が集まるところからやや離れており、一定の静けさを持ってたりします。寺の境内には上の写真のような塔があり、中に入って階段を一つずつ上って最上階まで行けます。


 文字が小さくて見えませんが、この像はお地蔵さんこと地蔵菩薩です。金色したお地蔵さんが珍しく思うと同時に、不動明王と同じく中国ではあまりお地蔵さんを見ることがないため、敢えて写真に撮りました。なんで日本であんなに人気になったのかが少し不思議です。


 中国も若干神仏集合というか仏教と道教が混ざっているところがあり、上の像は目から手が生えてることでおなじみな楊任の像でしょう。マジでこの造形考えた人は神ってる。


寺の売店入口で何故か猫がたたずんでいた


 今度は真如寺で、上の塔は1999年に立てられたものらしく立派なこしらえでした。割と町のど真ん中に立ってて、その点でも印象的な建物です。


 仏像のある部屋には上の写真のようにルームエアコンが入ってました。温度や湿度管理の面kなら見て非常に合理的であると思え、なんか記念に写真撮ってました。



 こちらでも猫が我が物顔して境内を歩いており、ちょうど樹の上に上ったところをうまく撮影できました。


 樹から降りてくる猫を目当てに女性たちがみんなでカメラを構えたので、自分は彼女らを取りました。マジで猫大スター。

2024年10月4日金曜日

北海道の教育行政はどうなっているのか?

 昨日ふと、そういえば今年起きたけど続報の途絶えた旭川女子高生突き落とし事件はどうなったのかと気になりました。この事件に関しては詳細を省きますが、女子高生が橋の上から突き落とされて殺されるという内容もさることながら、容疑者の成人女性が旭川警察署に勤める景観と不倫関係にあったことなど、真相はどうなのかといろいろ気になる事件でした。
 この事件が起きた時、それ以前のいじめを原因とする旭川女子中学生凍死事件もあってまた旭川かなどと、その治安、教育の悪さを懸念する声をネットで見ました。中には「旭川は松戸よりやばいんじゃないの?」と、当たり前のように比較対象にマッドシティ持ってきて、それについて誰も異議を唱えなかったのをみて、「ああ、やっぱ松戸ってそう思われてんだな(;´・ω・)」と変に納得しました。


 そんな風に旭川の事件を思い出していたところ、場所は札幌ですが上記の事件の報道を見ました。詳細はリンク先にありますが中学生男子による小学生への性的虐待事件なのですが、犯人が補導にとどまらず家裁に送致されるほどの重大案件ながら、学校側は要望があったにもかかわらず調査をせず放置した、というより恐らくですがもみ消そうとしていたそうです。

 旭川と札幌で場所は違いますが、先の女子中学生凍死事件でも学校だけでなく、教育委員会もいじめを露骨な態度で隠蔽しようとし、警察なども知らんふりしていました。特に教育委員会に至っては「加害者のその後の人生に影響する恐れがある」と、被害者のことを蔑ろにして加害者の人権を守ろうという狂った態度を取っており、いじめを行った加害者のみならず、教育を管理する大人の組織も含めてすべてがすべて腐っていた事件と誰か評していましたが、全く持ってその通りでした。
 そうした旭川の教育行政の態度を見て、旭川は治安が悪いというより関連組織におかしい人間しかいないと思い、滋賀県大津市と並んであまり教育方面で機体のできない地域だという風に私も認識するようになりました。そこへきて今回の札幌市の事件ですが、北海道全体でなんか教育行政がおかしいのではないかと、少し疑うようになってきています。

 こう疑うのも、偏見かもしれませんが北海道の人と接していてなんかおかしいと思う人が少なくないからです。

 以前にコールセンターへの調査でめちゃくちゃなクレームをつけてくる人には北海道出身者が圧倒的に多いという話を聞いたことがあり、この時もなんか納得しました。たまたまかもしれませんが自分があった北海道出身の人は息を吐くように他人に責任を押し付けることに呵責なく、無責任な人が多かったです。自分の価値観を絶対視していて何故か間違った敬語の用法を振りかざして他人に幾度も攻撃しようとする輩で、世間知らずだと思うと同時に、親の教育はどうだったのだろうかというのが気になりました。

 もちろん個々人によって差があるでしょうが上記の旭川と札幌の事件を見る限りなんか教育行政が組織として機能しておらず、教育現場とかが無法地帯と化しているのではと疑っています。それくらい、常識的に考えてありえないと思う教育事件が北海道に多いです。

 そういう目線で見ると、意外といじめ事件というのは起きた後の方が学校や教育委員会の能力が試されるような気がします。無論、隠蔽に動くのは北海道に限るわけじゃありませんが、上記のような対応を見る限り、札幌も旭川もいじめや暴力事件、悪辣な若年犯罪者は減らないだろうなという風に思えてしまいます。

アカデミーのF-15Eのキットは侮れない:(;゙゚''ω゚''):


 またプラモの話題で申し訳ないのですが、韓国アカデミー社のキットでF-15Eことストライクイーグルを昨日作っていました。ってか昨日は体調悪いのは運動不足のせいだと思って、朝から2時間ほどさまようよろいの如く上海市内を歩いて、午後からこれ作ったあたり無駄にバイタリティあった日でした。


 ストライクイーグルは以前にもハセガワのキットで作ったことがありましたが、値段は確かに安かったものの古い金型で作られていることもあり、プラ素材も含めて若干ペラペラ感が強く、作った後の満足感が余りありませんでした。ハセガワはF-15に新しい金型を起こしていてそっちは値段は高いもののクオリティは上がっているというのですが、前のキットの残念さからハセガワ以外でイーグルをもっかい作ってみたいと前から考えていました。


 そこで今回こうしてアカデミーのキットで作ってみたのですが、また非常に満足感のあるキットで、150元(約3000円)にも納得の代物でした。むしろ安い方でしょう。
 最初は飛行機そのものの形として武装はミサイル数本載せるだけでいいかなと思ってましたが、ハードポイントも付けたことだしそのまま武装をつけるかと結局付けたところ、上の写真のように両肩から突き出るドロップタンクをはじめめちゃくちゃ格好良くなりました。やっぱいストライクイーグルは武装があってなんぼなのかもしれません。


 キットに関してですがパーツの整合性はどれもよく、ほとんど狂いなく接合できました。というより精確過ぎるというべきか、実はこのキットにはほとんど接着剤を使っていません。ほぼすべてのパーツがガンプラみたくはめ込みで固定できるようになっており、脚をはじめやや不安ある個所にはsっ着剤を投入しましたが、恐らく全く接着剤を使わなくてもきちんと組立られたかと思います。


 嵌め込みなのだから作りもおおざっぱかというわけではなく、胴体は上半分と下半分で分かれていて、コックピットはさらにその胴体とは分けて組み立てるようになっており、パーツ数もそこそこな量となっています。にもかかわらずほぼ嵌め込みだけでの組み立てを複雑なジェット戦闘機で実現しているあたり、アカデミー社の技術力には今回恐れ入りました。
 もっとも欠点もないわけではないというか、デカールの指示番号をはじめ説明書に明らかなミスが複数見受けられました。また上下がほぼ対称で見分けのつかないような個所もあり、この点さえきちんとカバーしてたらパーフェクトでした。


 またこのキット、うちのソ連人民の敵である親父も勘違いしたのですが、無塗装です。プラ素材自体がややダークグレーな色になっており、塗装なしでもまるで塗ってあるかのような印象を持たせています。
 アカデミーはこれ以外でも、コルセアのキットで素材を初めからディープブルーにしておくなど、塗装いらずともいうべきキットを多数出しており、自分もその点を前から高く評価しています。デカールもこのストライクイーグルではあまりにも量が多いのであんまり貼らなかったのですが、基本的にどのキットもいいデザインのデカールを用意しており、見栄えならタミヤやハセガワを明らかに凌駕すると思います。


 当初はコックピット真後ろにあるエアブレーキは立たせようとしたものの、やっぱり飛んでいるような姿にしたいと思い結局収めることとしました。

ダークグレー色が本当によく映える

 何気につい先日、安売りされていたし「龍が如く7」も動くのだから、今のパソコンなら問題ないだろうと「エースコンバット7」をSteamで購入して、この前初起動したばかりでした。飛行機への情熱が高まっている最中で作っており、またその完成度も高いことから、非常に満足するキットとなりました。
 ただ欲を言えばエアインテークの口は水平ではなく、ステルス対策として最新のイーグルのようにやや前に垂れ下がるなで肩形にしてほしかった気がします。もっともほかのメーカーもそんななで肩イーグル作ってないけど。肩の突っ張った形がイーグルらしいというのもわかりますが、最新のイーグルⅡみてるとやっぱ格好いいなと思うので、早く再現したキット出してほしいです。っていうか日本もイーグルⅡを買うべきだ。

2024年10月3日木曜日

中国の年金の運用状況

 かねてからこのブログで紹介しているように、不景気の中国にとって今後最大の社会不安要因となりかねないと睨んでいるのが年金です。というのも日本国内は近年はやや沈静化していますが、一時は一にも二にも年金が関心事となり、成人式の新成人が気になるワードランキングでも00年代中盤は年金が常にトップでした。

 その中国の年金ですが、表記としては「養老金」と書きます。かなり制度が複雑で自分も完全に把握し切れていないのですが基本としては3種類の年金があり、即ち国民年金、企業年金、個人年金です。これらの年金種類の意味は日本の制度とほぼ同じと考えていいのですが、国民年金に関しては日本と異なり、支給額が戸籍のある自治体ごとに決まっていて、地域によって水準が異なるという状況となっています。
 つまり、地方の省だともらえる金額が少なく、大都会の沿岸部地域だと高くなるわけです。日本人からしたら、いいのかよと思うような不公平ぶりです。

 話を戻すと、肝心の運用状況に関しては少なくとも近年は良好で、特に問題は見られませんでした。コロナ初年度の2020年のみ収入に対し支出がマイナスとなったものの、それ以外の年は常に黒字で、運用益もプラスを維持しています。ただ問題なのは少子高齢化が激しくなるこれからで、いろいろな記事を見ていても政府は問題ないことを強調していますが、不安に感じている人は多く懸念が述べられている記事もよく見ます。
 ちなみに去年から中国では外国人にも年金を徴収するようになり、自分の手取り給与がそれ以前と比べ結構減りました(´;ω;`)ウッ…

 生憎というか人口減少ペースや金利なども交えた詳細な分析記事は見つけられず、またそのような複雑な分析を行えるだけの知識もないので中国の年金が安心かどうかはわからないものの、今回調べてて感じた点としては、第一に中国も年金に対する不安が広まりつつあること、次に政府も先行きに対してかなり不安を持っていることは確実だと思えます。
 このように考えるのも去年あたりから中国政府が個人年金の価値をやたら訴えるようになっているからです。老後の所得確保を考えるなら個人年金の運用が重要だなどと、納税者に対して個人年金の活用を訴えるとともにその制度的支援を拡充することを宣言しています。恐らく、掛け金に対する減税などを今後追加していくのでしょう。

 実際に中国人の間でも個人年金に関心を持つ人は増えており、自分も何人かから相談を受けたことがあります。日本も人のこと言えませんが、中国も公的年金から民間年金の比重を増やし、政府負担の比重を下げようとしているのかもしれません。

 真面目にこの年金はひとたび不安が爆発すると一気に社会不安を高める要素なだけに、今後10年内に火が付くかどうかは中国にとってかなり大きなトピックになると考えます。今後も折を見て自分も分析していきたいと思っていますが、中国人自身が先に分析すると思われ、その結果がどうなるかはかなり見物です。

2024年10月1日火曜日

上海スーパーでの通り魔事件について

【速報】大谷翔平の50号ボール巡ってもう1人が提訴でカオスにwwwwwwwwwww(暇人速報)

 本題とは関係ないけど上の記事見て、漢楚戦争の末期に劉邦が項羽の首を取った者に賞金を懸けたところ、項羽の死体にみんな群がり手足などがバラバラにされた上で献上され、賞金は分割化されたというエピソードを思い出しました。


 それで話は本題ですが、先日の深圳における日本人小学生への襲撃事件に続いてなのか、上海市のスーパーで通り魔事件が起きたようです。事件の起きたエリアは松江区で、ここは上海市中心部から外れたエリアで、製造業の工場などが上海市内の中でもかなり集中しているエリアです。東京で言えば、日野市に近い気がします。
 とはいえ腐っても上海市で、周辺住民の所得は中国でもトップクラスであり、また直轄市とあって政府の管理が厳しいというか治安維持も力が入れられている場所なのですが、それでも通り魔事件は防げるわけがないでしょう。もっともそれを言えば、先日の深圳だって中国では進んだ地域だったし。

 中国の治安とかについてはこの際言及しませんが、多分この手の取り魔事件は今後どんどん増えるだろうし、またその対策について中国政府はミスを犯すことになると予想しています。具体的には社会におけるヘイトの高まりについて効果的な対策を打ち出さず、報道を覆い隠す方式で放置して、この手の通り魔的犯罪を助長することになると思います。

 すでに日本でも報じられていますが深圳での日本人小学生の事件は中国では一切報じていないというわけではないものの、明確に報道規制がされており、検索などかけても本来存在するニュース記事などが出ないようにされています。六月の蘇州での事件は当初こそ報道規制がかけられていましたが、その後は亡くなられた中国人女性を称える報道が出たことで規制はなくなりオープンとなりましたが、深圳の事件はこのままなかったことに中国政府が使用としているとみていいでしょう。

 ただこの手の事件はやはり、報道する価値は高いと私は思います。というのも報じて犯人に対し社会的批判をすることで、模倣犯の発生を防ぐ効果が生まれると思うからです。逆に報じなければ、特にその捜査内容や処罰などを隠したままでいれば、この手の通り魔を計画する予備軍がより調子づくことになるとすら思います。

 今回の上海市の通り魔事件ですが、完全とは言わないまでも軽い報道規制がかけられているように私には見えます。というのも事件内容が通常のニュース記事で出されたり、アナウンサーが元寇読んだりするというわけじゃなく、「松江区で通り魔事件が起きた。被害者は何人で犯人は逮捕済み」的な役所の公告形式で報じられているものしかさっき見当たらなかったからです。言ってしまえばこれはメディアに対し「発表内容以外の余計なことは報じるな」という圧力にも見え、政府はあんまり広げてほしくないように見えます。

 とはいえこれだけ連続して通り魔事件が起きてて、偶然の一言で片づけられるわけがないでしょう。個々人によって差があるとはいえ、やはりこのところの中国の不景気が遠因しているように見え、特に今後はこれまで拡大される一方だった社会保障の縮小にも中国は手を付けなければならないのだから、社会不安はさらに高まり、この手の事件もsらに増えていくと予想されます。にもかかわらずヘイトに対する対応を間違え、中国政府は隠蔽する手段を今後もとり続けてどんどんこの手の事件を増やしていくようにすら思えます。

 最後に、私自身は成人男性とあって今回の事件を受けてそこまで治安というか身の危険を感じているわけじゃないですが、何となくこの1ヶ月間、自分が抱えるストレス量が急に増えているような気がしています。もちろんみんな連休前で有休をとる中で立場的に有給が取れず殿させられている(昨日オフィスで独りぼっちだった( ;∀;))こととかありますが、ひょっとすると社会全体のギスギス感が地味に自分の心理にも影響しているのかもしれません。っていうか、2010年くらいの3.11前の日本の空気に近くなってきているし。
 もっともこのところのストレスの最大原因はノーパソの不具合に端を発するのは間違いないです。自分でも思うけどほんとメンタルよわよわ(ヽ''ω`)

 ともかく、仮にそうだとすると中国も自分にとって住みづらくなってきているのかもしれません。まぁそれを言ったらストレスフリーな環境なんてないんだし、文句ばっか言わず現況を変える努力をすべきなのだから、もうちょい色々粘ってはみるつもりですが。

ダサさ極めた対魔忍


 上の画像は自分が遊んでいるソシャゲの「アクション対魔忍」における使用キャラのステータス画面です。このゲーム、決してそこまで優れているとは思わないけどなんだかんだ言いつつすでに1年以上遊んでいます。これだけ長持ちしているのは単純にアップデートが頻繁で、使用キャラやアイテムの追加が常に多く、またP2Pことプレイヤー同士の対戦要素が少なく後発組もまったり遊べて入り込みやすいため、海外でも人気を得ていると聞きます。
 ちなみに中国版のタイトルは「動作対魔忍」。

 それでこのゲームですが、キャラクターの衣装はゲーム内通貨を使って購入して色々着せ替えることができます。またその衣装には複数のカラーパターンもあるのですが、ゲーム内アイテムを使うことでそのカラーパターンを自由に変えることもできます。
 カラーパターンは一つの衣装に対し三つの部位があり、その部位ごとにアイテムを使うとランダムで提示される色から選んで彩色するのですが、あくまでランダムなためなかなか思った通りの色に仕上げることはできません。もっとも私は額に意表を突く色の方がいいと考えて、時たま気に入った衣装でこのカラー変更をやるのですが、上のアサギというキャラの衣装でこの前何の気なしにやってみたところ……
































何だこのクソダサい衣装は!?


 最初見た時かなりビビッと来たというか、ダサさを煮詰めたかのようなこのカラーパターンになんか衝撃を受けました。っていうかこういうぴっちりスーツ系衣装で黄色が混ざると、高確率でダサくなる気がします。この衣装だと、赤と黄色の組み合わせが最悪なんでしょう。

 真面目にこんな衣装着て出動しろとか言われたら家出するような衣装です。偶然とはいええらいものを作った気がします。
 なおアサギは普段は教師版衣装を着せて遊んでいます。何tのなくこの手のツリ目キャラはメガネかけるといい感じになる気がします。