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2010年10月19日火曜日

自動車の燃費について

・マツダ、HV並み低燃費ガソリン車を来年発売(産経新聞)

 久々にニュースのリンクから始めましたが、なかなかに驚きのニュースなだけに初見で私もびっくりしました。上記のニュースは自動車会社のマツダがつい最近に出した自動アイドリングストップシステムことアイストップを小型自動車のデミオに搭載し、なんと低燃費が売りのハイブリッド自動車に匹敵するリッター30キロという燃費の車を来年以降に販売するというニュースです。

 私は事故率の低いことで一部有名な鳥取の日本海自動車学校を卒業しておりますが決して人に誉められるほど車の運転はお世辞にも上手くなく、それほど乗る時間も多くないものの車を見るのは好きで、最近はあまり読まなくなったけどたまにベストカーという雑誌も買って読んでます。そんな私の個人的な感想ですが近頃の車はというとやはり家族向けに売り出す車が多くてデザインがどことなく落ち着いており、若者向けのちょっと突っ張った漢字のデザインの車はほとんどない気がします。それに対してバブル期の車は時代が時代なだけにデザインも多彩で、年数も経っていることから中古車価格も低くなっているのでこの際なにか運転の練習を兼ねて三菱の古い車でも買おうかと一時期私も考えたことがありましたが、結果はというと結局買わなかったわけです。

 一体何故買わなかったのかというと、新旧の車で燃費性能にとてつもない差があったからです。十年一日とは言いますが現在新車で並んでいる車と十年前の2000年前後に発売された車では燃費に雲泥の差があり、いくら中古車本体の価格が安くとも燃料代を含むランニングコストを考えると新車買った方が明らかにお得で、いくらデザインが肌に合ってもこれほどの差は埋め切れないとあきらめました。

 自動車の燃費は「20世紀に間に合いました」のキャッチコピーとともに97年に発売された世界初の量産ハイブリッドカーであるトヨタのプリウスが発売されてから開発競争が始まり、2000年代中盤からはどこの自動車会社も主力車をそれまでのワゴン車からコンパクトカーに変えてよりこの方面に注力していきましたが、ホンダがプリウスのデザイン丸パクリのインサイトを出してからはまるで、「ハイブリッドカーにあらずば車にあらず」と言わんばかりに去年、今年はハイブリッドカーが売れてきました。

 それに対して今回ニュースで取り上げたマツダはハイブリッドエンジンの開発がそれまであまりなされていなかったのもあってあくまでも通常のガソリンエンジンでより燃費を高める方向で研究を進めていたようですが、その研究が実って去年アクセラに搭載されたのがアイストップという自動でアイドリングストップを行うシステムで、これにより従来の燃費を大幅に向上することに成功したわけです。
 当初は自動でアイドリングストップすることにちょっと不安感を私も覚えたのですが聞いている限りだと乗っている方には好評で、特にこれが原因での事故も聞かないので大したシステムだと評価しております。

 それが今回待望のデミオに搭載されることでありえない燃費を実現したことになるわけですが、本当に十年前ならガソリン車でこの燃費は考えられなかったことでしょう。特にこのアイストップシステムはハイブリッドエンジンと違ってそれほどコストがかからないらしく、またレアアースもそれほど必要としないので中国対策としても抜群です。

 マツダの関係者のインタビューを見てたりすると、やはりハイブリッドエンジンにどう対抗するかということでいろいろと努力をしてきたという発言がよく見えます。まぁそういいながらも広島の人から話を聞くと不況を言い訳に下請けいじめがこのところ増えているそうですが、なんだかんだで追い込まれると日本人は本当になんでもやってしまうんだなと思わせられる話です。

 本当はそのまま書こうかと思ってましたが長くなったので、「追い込まれた日本人はとんでもない」という話はまた明日書きます。それにしてもほかの自動車会社はいろいろとニュースがあるのに対して、私が贔屓にしている三菱自動車に関してはこのところ何も取り上げられません。わかっちゃいるんだけど、こうもなぁ……。

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