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2018年9月5日水曜日

苦手な怖い話パターン

 ミステリーにもいろいろパターンがあるように、怪談話にもいくつかの典型というか定番パターンがあります。具体的には、人形が動いたりしゃべったりするとか、置かれていたものを動かしたために封印が解けたとか、地縛霊に触れて人格が豹変するとか、約束を守らなかったばかりに呪われるとかです。

 そういった数ある怖い話の典型パターンのうち、地味に私が一番苦手とするのは「絵が変わる」という奴です。一番多い形態では教室のモナリザの絵が変わりモナリザの表情が動くという奴ですが、これ自体はそんな怖くはありません。この手のパターンで私のトラウマとなっているのは「学校であった怖い話」という昔のゲームに出てくる話で、コンクールでも入賞するある女子高生が作品制作途中に殺害されたものの、何故かその後も勝手に絵が加筆されていき完成するというお話です。
 この話は絵が完成したところで終わるわけじゃありません。出来上がった絵は殺された女子高生の自画像で普段は変哲もないのですが、見る人や時間によってはその絵が変わるとされ、もし普段と異なる絵を見てしまったらもうすぐ死ぬというのですが、死ぬこと以前にその変わったバージョンの絵が怖くて仕方ありませんでした。具体的に言うと、その女子高生が殺害された際の顔に変わるとされ、ヒュッと変わるその絵柄がゲーム内でも非常におどろおどろしく、今でもたまに夢に出ます。

 このところこのブログでも言及している「死人の声をきくがよい」という漫画でも、こうした時間とともに絵の内容が変わるという話が出てくるのですが、これを見て真っ先に上記の話を思い出すとともに、「ああ、この手のパターンが一番怖い」ということを自覚しました。基本、ホラーやスプラッターには比較的耐性があり今じゃジェイソンを見ても笑いながら鑑賞できますが、なんというかこの手の絵の内容が変わる話に関してはどうしても見る度に寒気を感じます。絵画系の芸術とは縁もゆかりも興味もないのですが、何故かこんなところで接点を持つ当たり自分でも不思議です。

 なお怖い話の典型、特に学校の怪談系で最もポピュラーなパターンは言うまでもなくトイレ関連で、トイレで幽霊に殺されるとか、便器に吸い込まれるとか、用を足すまでドアが開かないとか一言でトイレと言ってもたくさんバリエーションがあります。
 でもトイレで一番怖いのは、用を足した後で水が流れないという状況で間違いないと思います。前も少し書きましたが会社のトイレで真ん中のトイレだけ何故か水を流した後、タンクの水蓋がカチっと閉まらないのか音姫が如く音を出しながら水を流し続け、うかつにそのトイレに入ってしまうとタンクに水がたまらないものだから用を足した後に水を流せなかったりします。

 攻略方法としてはタンクの開閉レバーを少し動かすことで水蓋が動くのかカチっと閉まり、あとは水がたまった後でもう一回レバーを押せばいいのですが、知らない人が入ってしまった後は何度もレバーを引く音が聞こえたりします。社内の誰も口にすることはないまでも、私はひそかにそのトイレのことを「魔の二番トイレ」と呼んでいます。

9 件のコメント:

  1. 片倉(焼くとタイプ)2018年9月6日 20:37

    呪いの人形は怪談話の定番の一つです。そこでふと、現代の物品は怪談話のアイテムになりうるか
    という疑問が浮かびました。 呪われたベイブレード、手を触れてもいないのにゲームが勝手に
    始まるニンテンドー3DS、髭がどんどん伸びていくガンプラ、 これら現代のアイテムを使って
    怪談話を作った人は私の知合いには残念ながらいませんが。

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    1.  髭が伸びるガンプラって、ターンエーしかないじゃんとか思いましたw
       昔は走る人体模型などその時代時代にいろんな怪談話が作られたのに対し、現代ではあまりそう言うのは確かに聞きませんね。時折うめき声をあげるウォッシュレットとか、見知らぬ料金請求が表示されるスマホとか、勝手に盗聴するスマートスピーカーとかありというか、これらは現実にもう存在しますね。

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  2. 学校であった怖い話、私も小学生~中学生くらいの時に遊んでいた記憶があります。

    私の場合、特に記憶に残っている話は人形の話です。
    急に人形が視界に入っては消え、視界に入る度に徐々に距離が近付いてくる描写と、気味の悪いBGMがトラウマです。
    このような描写も今考えれば、恐怖を煽る王道パターンですね。


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    1.  話の分かる人がいて助かります<(_ _)>
       あのゲームの恐怖のレベルで言えば、言及されている人形の話が間違いなくトップでしょう。徐々に追い詰められる感覚と、抵抗し切れないという無力感が桁違いです。なおPSNで現在ダウンロードできる「学校であった怖い話S」では、この人形の話にも隠しシナリオがあり、私は動画でこのシナリオを見ました
       逆にこのゲームで「逆さ女」はそんな怖くなかったです。後は水泳部の瀬戸さんだったっけな、ロッカーのインパクトが未だに怖いです。トイレの花子さんに至ってはこのゲームが史上最恐でしょう。なんか話してたらやりたくなってきたな……。

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  3. ロッカーのはビビりますね。
    ああいう皆で確かめようという展開の場合、何も起こらないのがお約束なので。。
    トイレの話ばかりするおデブちゃんがいましたが、彼を最後の語り手にすると、
    旧校舎のトイレを見に行こう等と言い出し、大抵ロクな目に合わない展開になるのがしんどい感じでしたね…。

    ちょっと調べてみましたが、人形の話は人形を破壊する展開以外のシナリオが有るということでしょうか?

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    1.  エンディングとしては人形を破壊するか呪い殺されるかの実質二択しかありませんが、「~S」だとその途中、新堂と岩下とともに行動するというイフルートがあります。詳しくは以下の動画で見れますよ。

      https://www.youtube.com/watch?v=x-WvNg72n7I

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    2. 見るのが遅くなってしまい、お返事が遅れました。

      3人で行動したら心強いと思ったのにバッドエンドなんですね…。
      ありがとうございました。

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  4. >>でもトイレで一番怖いのは、用を足した後で水が流れないという状況で間違いないと思います。
     恐ろしい・・・
    霊など眼に見えないものよりめちゃくちゃ怖いです (( ;゚Д゚))ブルブル

     PSPで「流行り神」というゲームを知っていますか?
    コックリさんや赤いチャンチャンコなどの都市伝説を扱ったゲームで、ホラーが好きな方におすすめできます。

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    1.  「流行り神」は知ってはいるものの食指が動かず、シリーズでは1作も遊んだことがないです、喰わず嫌いは良くないんだけど。むしろ同じメーカーだと「特殊報道部」の方が気になっており、遊ぶとしたらこっちかな('ω')
       なおちょうどいま「死印」というホラーゲームをしていますが、こちらなかなか気に入っています。ボリュームが薄いと指摘されていますが、むしろユーザーフレンドリーにできててサクサク進んでくれるが故の仇だと思うため、自分としては気にならず、展開早く読めてグッドです。分岐が少ないのがむしろ短所かも。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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