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2019年5月27日月曜日
消費税再々延期の是非
結論から言うと、前々回の2014年、前回の2016年と比べても、今の方が日本の景気の不確実性は高いです。私に言わせれば、前回素直に上げとけばよかったものをって感じです。
現在の景気の不確実性としてはまず第一に米中貿易摩擦で、既にファーウェイとの取引で各所で混乱が起こるなど日系企業も大きく影響を被っています。第二に、地価を初めマクロレベルで明らかに日本景気が減速しており、オリンピック特需も息切れの様相が見られます。そして第三に、日銀が出口戦略を見出せないまま市場介入し過ぎて、介入できる余地が狭まっているというか買い上げる株が残り少なくなってきているという点が挙げられます。
では問題先送りとばかりにまた消費税増税は延期するべきなのか。できないこともないけど財政再建はおろか、目下の歳入確保すら危うくなる可能性もあり、ましてやインフレを指向しながらデフレへとまた触れる可能性もあるだけに、私としても企業倒産が相次ぐとしてもこの際引き上げた方がいいと考えています。世界の金融ディーラーも引き上げること前提で物買ってるわけだし、この前提が崩れるとどうなるか予想が付きません。
また引き上げを前提として既に一部緩和税率の制度や対策も行われており、仮におじゃんとなった場合はシステム周りを初めこれら投資が一挙に無駄となる可能性もあります。まぁどうせ無駄にするんなら、緩和税率やめて一律税率にすべきだと私は思ってますが。
一方、世の中は景気に水を差すとして増税に対する根強い反対意見がほぼ支配的なように見えます。ただ私に言わせると、そもそも水を差すような景気が今の日本にあるのかという点で疑問です。去年に一回調べましたが今の日本の景気は実質的に外国人観光客の増加によって支えられているも同然で、国内居住日本人の消費自体は先細っているのがほぼ明白です。今よりさらに落ち込む可能性は否定しませんが、そんなこと言ってたら増税なんてずっと無理なんだし、上り調子の景気でないならもうこの際やってしまえというのが私の見方です。
ただ予想を言えば、多分今回も引き上げを見送るかと思います。基本的に今の日本の政治は責任を取る政治ではなく、責任を回避する政治色が強く、安倍首相もこの種に属します。また財務省も弱っていることですし、また統計不正とかでどうにか帳尻合わせして終わりなんじゃないかとやや冷めた目で見てます。
一番上の画像と記事のミスマッチがいいですね。
返信削除消費増税は先送りの方がいいでしょうね。一個人としても。観光が主な収入源にならないように中国のように最新テクノロジーの開発をした方がいいかもしれませんね。後は、これから先人口分布の比率が西洋諸国からアジアとアフリカに大きく移り変わり、アジアとアフリカに市場を移した戦略が必要になるため、そこに乗り遅れないようにしないといけませんね。
何ていうか自分はもうこの辺、日本の将来についてどっちがいいかとかはあんまもう考えなくなり、産業としてはどれが伸びるか、落ちるかしか見なくなりましたね。特に観光が今後伸びると思うから、政府としては外国人からも金取れる消費税を上げるほうがいいという風に単純に考えるようになりました。
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