このFF7ですが、初代の発売日は小学生の頃にリアルタイムで私は見ていますが、確かに当時はインパクトが絶大でした。それまでの3Dというと初代バーチャファイターの様にカクカクしたものという印象でしたが、FF7ではムービーシーンが非常に滑らかなテクスチャで描かれており、また装備する武器によって画面に映る武器も変わるなど、今となっては当たり前ですが当時としてはあり得ない表現が多彩に詰め込まれていました。
ただそうした映像表現方面より私個人としては、単純にゲームとしての面白さ、完成度が高かったからこそ現在に続くほどの高い評価を得たのだと考えています。普通にゲームとして遊んでいて楽しく、またストーリーも当時はエヴァンゲリオンの影響で「自己とは何か?」的な内容がやたら流行っていましたが、FF7もこの手のビッグウェーブに上手く乗り切ったストーリーで、時代に歓迎されていました。
またキャラクターデザインも今から見ても古臭くなく、実際にリメイク版でも衣装などは特に変更されなかったことからも完成度の高さが見て取れます。まぁバレットは蝶野みたくグラサンかけられてましたが。
ゲームシステム的な面で言えば、マテリアを付けたり外したりすることでまほうやアビリティを変更するというのは単純でよくできたものでした。つくづく思いますが複雑すぎるシステムはゲームにとって基本負荷となり、実際に次作のFF8は「ためなきゃいけないのに使う必要もある」という二律背反で複雑なジャンクションシステムにより、私も含め理解し切れなかったプレイヤーから顰蹙を買いました。あれは絶対小学生とかには理解できないだろうし。
その顰蹙を買ったFF8の影響により、それまで右肩上がりだった販売本数がFF9では初めて減少に転じたと言われています。実際私もFF9以降はPSPのFF零式を除いて一切遊んだことがなく、私の周りでもFF8でシリーズに見切りをつけた人は少なくありませんでした。
そうしたFF8との比較もあって、「あの路線を続ければよかった」的にFF7の評価が逆に高まっていったというような感じすらします。実際FF8が出た後も、「エアガイツ」などFF7のキャラクターは他のゲームにもゲスト参加することが多く、キャラクターに対する評価はFF10が出るまでは無双状態でした。まぁ現代ではライトニングさんがいるけど。
このほか思うことを書くと、まだFF7まではそれ以前のシリーズとつながりがあった気がします。クリスタルこそ出てこないものの、FFらしさというかストーリーや戦闘、遊び方はまだ継続していましたが、それがFF8でぷつんと途切れた感じを当時遊んでて感じました。やや懐古主義的ですが、そういったところが今でもFF7の評価を高めているのだと思います。
FF8は作り手がやりたいこと全部詰め込んだらユーザー置いてきぼりになったパターンかなーと思いますね。それを整理してうまく行ったのがFF10だと思ってます。
返信削除FF7はまだ6以前の要素を残してたのがちょうどいいバランスだったように思いますね。ストーリーはむしろ微妙というか、結局何の話だったのかわかってない人も多いと思います。
個人的には7はやりこみ要素が薄く、エアリス生存ルートとかセフィロス仲間ルートとかないものか探し回った記憶が強いですね。
FF7は露骨にエヴァの影響受けてて、「よくわからない謎なストーリーがいいんだ」というのを体現しちゃってますね。まぁキャラ人気が高かったのと、ゲーム自体は遊びやすいシステムだったのは良かったですが。
削除エアリス生存ルートについて自分はティファ派だったのであまり興味なく探すこともありませんでしたが、後年にエアリス派の友人にそのこと話したら、「やっぱおっぱいか……」飛ぼそっと呟かれたのは今でも覚えてて悔しいです(# ゚Д゚)