ページ

2020年12月12日土曜日

やや不遇だったトヨタのWRカー


 というわけで今日作ったのは、頭文字Dでもやられメカとして出てくるセリカGT Four(T200型)です。なんで作ったかのかというと、お店で見かけた以外の何物でもありません。



 アップロードする段階で気づいたけど、ボンネットがちゃんと閉まり切っていません。その理由はこの後の写真で。



 このキットはボンネットが開閉できる仕様になっており、また内部のエンジンもきちんと再現されています。明けた後、妙なバリがあってちゃんと力入れないと閉じてくれません。


 こっちがボンネットきちんと閉じた状態です。

 このセリカですが、実は写真撮るのにめちゃ苦労しています。ボディが真っ黒で、尚且つデカールもそんな多くなかったしヘッドライト部分もかなり奥まっているため、強く光を得てて撮影しました。最後の写真のみ、橙色の照明のある部屋で明かりをつけ、その逆行をつけるような感じで撮影しています。

 車自体の解説に写ると、今年はトヨタはヤリスを使ってWRCで勝ちまくりましたが、ヤリス以前のトヨタのWRカーというとこのセリカシリーズが使われていました。中でも今回のT200方のひとつ前であるT180型は日本勢として初めてマニュファクチャラーズチャンピオンに輝くなど、日本のWRC三選をけん引した名車でした。
 しかしこのT200型はレースカー開発が遅れた上、ようやく参戦したかと思ったらレギュレーション違反となる改造がしていたのがばれて、1年間の出場停止が科せられ、処分が終わった後に豊田はセリカ使わずカローラをWRCに使うに至っています。

 単純にレースカーとしての性能が足りてなかっただけかもしれませんが、やはり先代までのセリカと比べると極端に印象の薄い車です。車としての人気もそれほどあったようには思えず、地味に90年代スポーツカーのリバイバルブームが起きている現代にすら、このセリカの名前を見ることは一度としてありません。
 なぜ人気がなかったのかというと、上述のようにレースであまり活躍できなかったこともさることながら、やはり同時代にランエボ、インプレッサという性能的にも価格的にも今考えるとかなりオーパーツなビッグなライバルがいて、埋もれてしまったからじゃないかと個人的に思います。真面目に90年代の時点であれだけの性能盛った4WD車が今のカローラの最上級グレードの価格で買えるとか、いろんな意味であり得ないです。

 それでも今回このT200型セリカを手に取ったのは、その特徴的な4つの丸目ライトによる超オラオラ系のフロントマスクが気になってたからです。普段のトヨタは対応する顧客ゾーンを広くとるためにいい意味で手堅い、悪い意味で地味なデザインを取りがちなのですが、時たま「わかったよ、オラオラ系作りゃいいんだろ作りゃよ―!」と、逆ギレしたかのようにやたらいかついオラオラ系デザインを出してくることがあります。このセリカなんてまさにその典型で、トヨタらしくないトヨタ車という点で、一回じっくり見てみたい欲求がありました。

 ただ今回こうして作ってみて、やっぱり車のプラモは作り方がほぼすべて同じっていう点で段々飽きを感じてきました。まだ戦闘機の方が形も機種によって大きく異なっているだけに、何度作ってもまだ楽しめますが、車、特にスポーツカーはもうそろそろいいかなという気がしてきました。まだワゴン車とかコンパクトカーとかなら面白そうだけど、ぶっちゃけスポーツカーはデカールとフロントしか変わらないことが多い(;´Д`)

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

注:ブラウザが「Safari」ですとコメントを投稿してもエラーが起こり反映されない例が報告されています。コメントを残される際はなるべく別のブラウザを使うなどご注意ください。