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2022年10月20日木曜日

中国がモビルスーツで台湾を攻めるとしたら

 前略、何故かこの前歩いている最中にふと、「中国が台湾を攻めるに当たっては、アッシマーが必要不可欠だ」と思い立ちました。
 アッシマーとは説明するまでもない、Ζガンダムに出てくる可変モビルスーツです。武装はビームライフルだけながら変更時の飛行能力は非常に高く、長時間の戦闘に堪えられるだけでなく単純な構造故に装甲も厚く、散弾程度ではびくともしません。前々からこのブログでも書いていますが、もし現実の兵器としてみた場合、並み居るモビルスーツの中でこのアッシマーが最も有用であるように自分は思います。

 それで台湾攻略戦の話ですが、中国の目線に立つと、その最大の障害は台湾海峡です。福建省と台湾島を隔てる約130㎞のこの海峡は天然の防衛壁であり、この海峡を越えて台湾島に兵士や兵器を送ることは非常に困難であり、現在にまで続く中台関係を築いた最大の要因となっています。
 この台湾海峡を越えるとしたら、第一の手段としては船舶による輸送ですが、輸送している最中は海岸沿いにある砲に狙い打たれるだけなため、ミサイルとかでよほど海岸の防衛兵器を潰せない限りは選択肢にも入りません。第二の手段は航空機による空中輸送ですが、こちらも船と同じく狙い打たれる可能性が高く、速度の高い戦闘機ならいざ知らず輸送機ではそのまま飛ぶことができません。

 となると、やはりアッシマーしかありません。

 アッシマーならそのまま飛んで海峡を越えられるだけでなく、モビルスーツ形態に変形して着陸することでそのまま上陸、占領作戦を遂行できます。大量のアッシマーが編隊を組んで台湾に押し寄せる姿を想像したらかなり壮観な気がしますが、マジな話、台湾攻略で一番使えるモビルスーツとなるとアッシマーしかないと思います。

 ただ、中国がアッシマーを量産して押し寄せてくることは台湾側からしたら自明なだけに、その台湾西岸における防備も必然的に強化されます。無数のアッシマーなら攻略可能とみられるものの、実際に戦略目標を達成するまでには多くのアッシマーが犠牲になることは見えており、果たしてそれでよいのだろうかという疑問がもたげます。

 その上で仮にもし自分が作戦を立案するなら、必ず逆を突く戦術を取ります。具体的には警戒の強い西岸ではなく、太平洋に面する東岸を最初に攻撃します。
 本気でやるとしたら潜水艦などを送っておいて、開戦直後か直前に浮上して砲撃します。東岸にも防備はあるでしょうが西岸ほどには強くないとみられ、それ以上に西からくると思われた敵がいきなり東からくることへの精神的揺さぶり効果がかなり期待できます。

 一応、東岸から攻撃するだけなら空母を出しておいて航空機による攻撃も可能ですが、この場合は台湾側に手の内を最初から読まれることは確実なだけに、二正面作戦に追い込むことは可能ながらも、奇襲としては成立しないでしょう。やはり海に潜ったまま移動して、いきなり現れて東岸から攻撃を仕掛け、そのまま継続するかは別として動揺から立ち直らないうちに西岸に本格的な攻撃を仕掛けるのが、初手における最善手に思います。

 となると、アッシマーのほかに必要となるのはハイゴッグということになります。ハイゴッグなら潜れるし、上陸できるし、量産機だし言うことなしです。ズゴッグEの方が強いとかは言っちゃダメ。

 以上から、中国が今後量産してくるであろうモビルスーツはアッシマーとハイゴッグということになります。っていうかぶっちゃけ、ハイゴッグみたいな潜水モビルスーツ出来たらかなり戦術の幅広がるので、地球上の軍事戦術はかなり変わってきそうです。ギャグっぽい分析ですが、マジで日本もゴッグみたいな潜水モビルスーツを研究開発すべきだと思います。

 なお中国がアッシマーを開発しているという噂はさすがに耳にしませんが、強化人間であれば、中国が開発していると言われてもなんか信じちゃいそうです。

2 件のコメント:

  1. 可変機でちゃんと航空能力と剛性を維持してるのアッシマーくらいですからね。強化人間とかニュータイプじゃなくても乗れるのも強みです。
    MS前提で考えるなら衛星軌道まで打ち上げたSFSから非可変機を降下させるって手もありますね。閃光のハサウェイのメッサーがまさにそんな攻め方でした。

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    1.  やや自分も贔屓が過ぎている気がしますが、やはり空飛ぶことができて占領攻撃にも使えるという兵器は現実世界においても非常に有用で、実際に実現の可能性ありそうな構造と言ったらアッシマーが本当に理想形な気がします。実際に変形機構がなくても、飛行形態のあの形した戦闘機だけでも実際に見てみたいです。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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