というわけで今日出た自分の記事ですが、案の定コロナにやられてほとんど読まれていません。個人的にはこのコロナ禍の中でテスラが月間1万台を達成したのはそれなりに衝撃で報道価値もある内容だと思うのですが、如何せん時期が悪いのであきらめてます。
・The Convenience Store | 夜勤事件(Steam)
そんな私の記事は置いといて本題に移りますが、上記はSteamで販売されているゲームのページですが、なかなか面白そうなホラーゲームで購入を現在検討しています。このゲームについて友人に紹介ブログとともに伝えたのですが、紹介したブログの説明が非常に悪く、「雰囲気はわかるのだけれど説明がひどすぎて面白そうには見えない」と言われました。実際、私もリンクを送った後で説明文がひどい時が付いたのですが後の祭りでした。
なので替わりに別の紹介を送ろうかと思って、目を付けたのが下記のコメントでした。
********************
アナタはこのワンオペ夜勤を乗り越えられるか
コンビニ夜勤のエキスパートである筆者が、この作品の恐怖ポイントをいくつかご紹介したいと思う。
まずゲーム冒頭、制服に着替えてから家を出るという主人公の暴挙に度肝を抜かれることだろう。制服を纏うとは、店の責任をもその身に纏うということ。これから出勤と言えど、勤務時間外での着用は許されるものではない。というかコンビニ制服着て通勤してる奴なんて見たことねーよ。田舎では普通なのだろうか……
店に到着後は、店長が一人レジに佇んでいる姿が視界に入る。夕勤バイトの子は居ないのだろうか? ひょっとして朝から24時までのスーパーロング・シフトで、マネージャーやオーナーからこき使われていたりするのだろうか? コンビニの人材不足はどこも変わらないようだ。その過重労働ぶりには頭が下がる。下がるが……ちょっと店長? 船橋さん? 売変(廃棄)残ってるんですけどー? この時間の売変下げるの、アナタの仕事ですよね?
しかもコイツ、主人公がタイムカードを押したら挨拶もせずにさっさと帰ってしまう。疲れているのはお察しするが、中間管理職のコミュニケーション能力がこれでは従業員間のトラブルも絶えなそうだ。
そしておでん売り場にはイートインが併設されている。併設されているというか、ちょっとした飲み屋だこれ……
そしておでん売り場にはイートインが併設されている。併設されているというか、ちょっとした飲み屋だこれ……
このタイプのイートインは寡聞にして知らないのだが、これもまた田舎では普通なのだろうか……こんなのあったら面倒な酔っ払いにタムロされて仕方ないと思うが……とりあえず一品じゃない、サッと食ってサッと帰ってくれ。あと普通の具材と串モノを一緒くたに入れんのはやめろ店長。肉の油が浮いてきちゃうだろーが! これ洗うの夜勤の仕事なんだぞ船橋テメー! 隣にある中華まん什器もパンパンに仕込みやがって、深夜に売れるわけねーだろ船橋このヤロー! 販売許容時間考えろ!
……なんということだ。まだ出勤すらしていないというのに、ふと店内を見回しただけで、もうこれだけの恐怖ポイントを見つけてしまった。船橋のヤローはどれだけ夜勤の仕事を増やせば気が済むのか。
これ以降も、売る気があるとは思えないメチャクチャな商品の陳列、倉庫に異常なまでに積まれたマスクと消毒液(コロナ対策だろうか?)、その反面で全く確保されていないソフトドリンクの在庫(夏場なのに)、常温で保管されている冷凍食品、深夜に店内をウロチョロするクソガキ、そいつを注意しようともしないクソ親と、コンビニ夜勤の経験がある者ならば恐怖するしかないポイントが無数に存在する。夜勤事件とは、全くよく言ったものだ。
ホラーゲームとしての醍醐味を損なってしまうので、その他の恐怖ポイントの詳細は割愛することとする。
だがあえて一つだけ最も恐ろしい点を挙げるならば、なによりの恐怖は「呪いのビデオテープを媒介に呪いが撒き散らされてゆく」という本作の設定に対して、客がみんなスマホ決済で会計をしている点だと思う。時代背景が分からなすぎて怖い。
********************
……なんということだ。まだ出勤すらしていないというのに、ふと店内を見回しただけで、もうこれだけの恐怖ポイントを見つけてしまった。船橋のヤローはどれだけ夜勤の仕事を増やせば気が済むのか。
これ以降も、売る気があるとは思えないメチャクチャな商品の陳列、倉庫に異常なまでに積まれたマスクと消毒液(コロナ対策だろうか?)、その反面で全く確保されていないソフトドリンクの在庫(夏場なのに)、常温で保管されている冷凍食品、深夜に店内をウロチョロするクソガキ、そいつを注意しようともしないクソ親と、コンビニ夜勤の経験がある者ならば恐怖するしかないポイントが無数に存在する。夜勤事件とは、全くよく言ったものだ。
ホラーゲームとしての醍醐味を損なってしまうので、その他の恐怖ポイントの詳細は割愛することとする。
だがあえて一つだけ最も恐ろしい点を挙げるならば、なによりの恐怖は「呪いのビデオテープを媒介に呪いが撒き散らされてゆく」という本作の設定に対して、客がみんなスマホ決済で会計をしている点だと思う。時代背景が分からなすぎて怖い。
********************
このコメントはSteam内のページにつけられたコメントなのですが、見事にゲーム内容については一切触れていません。しかし先ほど連絡を取った友人にこれを送り付けたところ、「文章が非常に上手い」、「書き手だけでこうも変わるのか」などとやたら絶賛されました。実際、私もうまい文章だと感じます。
それにしても、夜勤経験者が見るとこういうところに恐怖を感じるのかと、見る者によってその恐怖は変わるというクトゥルフっぽい現実が確かに存在するようです。