・イーロン・マスク『Cybertruck』発表会の“窓ガラス破壊”に言及「鉄球を投げてから、ドアをハンマーで叩くべきだった」(Real Sound)
本題と関係ないけど上のニュースを見て、イーロン・マスクは実は黄金長方形の回転を用いる鉄球使いだったのではという疑念が私の中で持ち上がっています。さらにどうでもいいけどちょうど今からちょうど9年前の11月くらい、家の近くの喫茶店で「スティール・ボール・ラン」の単行本を梅ジュースかなんか飲みながら読み進めていたなと思い出します。あの頃は髀肉の嘆状態だったけどとにかく楽だった。
・新入社員「ヒェ…ブラックやんけ転職したろ!」企業「3年以内でやめる奴はクズだから採用しないぞ」(暇人速報)
話は本題ですが、上の記事を見て直感的に感じたこととしては、「日本ではまだ3年とか言っているんだな」という感想でした。私が「スティール・ボール・ラン」を読んでて退職に動き出した当時も「岩の上にも三年」とせめて3年間は勤めた方がいいのではと説得されましたが、これだけイノベーションが激しくなっている世の中で3年もアクションを起こさないというのはどうかなと、当時ですら思っていました。
特に、現在の私のように「企業外国人傭兵」こと現地採用者のこの手の見切りに関する時間感覚は極端に短いです。以前スカウトを受けた企業の担当者からは、「半年もいれば今いる会社には義理を果たしたと言えるのでは」と言われましたが、実際に現地採用者の感覚では半年間いれば最低限の義理は果たしたと言え遠慮なく退職する人も珍しくありません。またこのエピソードを現地採用者を取り扱う人材会社の人にも言ったら、「まぁ半年もいれば十分だよね」と同感され、人事系の人間ですらも半年で去られることは珍しくないと考えているようでした。
話は日本の事情に戻しますが、そもそも何故3年という区切りがこれほどまで熱く語られているのかというと、転職時に忍耐力がないとみなされる基準となっていることが最大の原因でしょう。上記リンク先のまとめ記事もその点がテーマとなっていますが、私としてはやはりこうした価値観は早くに捨てるべきだと思います。
何故そう考えるのかというと、ブラック企業の存在があるからです。言うまでもなくブラック企業に勤めていると体や精神を壊す可能性がある上、そこにとどまっていても一切何も前進はありません。そうした問題ある組織からはすかさず離れるのが最善策なのですが、それを阻むのがこの「3年ルール」で、3年以内に退職したら次の転職先を探す上で障害となることを懸念して退職に踏み切れないという人が、特に新卒就職者を中心に多いと聞きます。これは見方を変えると、3年ルールそのものがブラック企業の存続を助長していると私には見えます。
その上で、3年以内に辞めるということが忍耐力を見る指標となるのかというと、私には正直疑問です。「飽きっぽい性格」の持ち主である可能性は否定しませんが、会社をすぐ「辞める=忍耐力がない」(こうした括弧書き表現に最近はまってます)という図式はやはり早計だと言え、はっきり言えばこの概念を持っている人に対して私は強い疑念を覚えます。
何故かというと、自分はこれまでほぼ2年ごとに転職を繰り返して今の会社に居ますが、奇跡の4年目に入り最長勤続日数を更新し続けている今の会社では「我慢強くて、ほっとくと休まなくなるから無理やり休ませる必要がある」と言われており、現にほぼ毎日、
「休め」
「いや、仕事が俺を待っている」
というやり取りをよく上司らと繰り返しています。
もう一つ例を挙げると、先日うちの部署に新人が来ましたが、その新人は20代ながらこれまで既に4~5社を経験するなど転職を繰り返していました。しかしその履歴書を見るや私は、「絶対に取るべき人材だ」と上に強く推して、採用に持ってこさせました。実際にそうした自分の期待通りにその新人は、嫌がらずにこっちの指示した仕事をこなしてくれるし、忙しいときには残業なども厭わずやってくれて周りの評判も悪くありません。
この新人を一体何故私がプッシュしたのかというと、4ヶ月で辞めているものの、私も経験したブラックな業界にある企業で前職を経験しており、「あの業界を経験しているやつなら根性があるし、うちの会社の環境ならいるだけでありがたく感じるはずだ」と読んだからです。変な話ですが、ブラック企業を経験しているからこそ根性ありと判断して推しました。
上記の私と新人の例は極端かもしれませんが、短期で退職するからと言って忍耐力がないわけではなく、単純に今まで当たってきた短期退職を余儀なくされるほど企業がおかしいだけという例も、世の中には多いと思います。むしろ逆にまともな環境であれば、以前にブラック企業を経験した人ほどそのありがたみを感じるだろうし、企業側が期待する「忍耐力」を発揮してくれると私には思います。まともな環境なら。
ただその上でやや曖昧な感覚で述べると、3年ルールをめぐる転職で取り沙汰される「忍耐力」という概念は本当は「責任感」という概念なのではないかと密かに見ています。本当は「責任感」なのに、それを求職者、募集企業側ともに「忍耐力」という言葉を使いながら変に勘違いしたまま使用し、なおかつその「責任感」を図る指標に対して何故か「忍耐力」の指標を使おうとするから、お互いややこしいことになっているのではないかとこの前思いました。まともな人材がほしいというのなら、やはりそこというか「忍耐力」ではなく「責任感」のある人間を募集しないとダメだと思います。
少しややこしい言い回しをしましたが結論を述べると、「勤続3年という時間の区切りは何の指標にも参考にもならない」というのが一番言いたいことです。まぁ日系企業がこうした見方に共感するまでには、後20年はかかると私は予測しますが。
おまけ
以前に面接担当をしたことある友人は、その業界は兎にも角にも体力が要求される業界であることから、「中学・高校で運動部に入っていなかったという時点で切っていた」という過去を教えてくれました。実際にその業界は体力が何よりも必要で、体力なかったら速攻でリアルに死ぬこととなるほどの業界であることから、この友人の判断はむしろ優しい配慮だと私には思えました。ただ、
「ただ例外として、文化系でも吹奏楽部出身者だけは通してた。あそこは文化系の皮を被った運動部だ」
と話しており、つくづくよく見ている人だと変に感心しました。
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
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2019年11月30日土曜日
2019年11月29日金曜日
中曽根元首相の逝去について
既に各所で報じられているので説明不要でしょうが、中曽根康弘元首相が逝去されたそうです。101歳の大往生ということでてっきり首相経験者としては最長寿命かと思いましたが、先程みたまとめ記事では東久邇宮元首相が102歳だったということで、上には上がいました。
中曽根元首相については首相在任時は流石にまだ生まれていないのでわかりませんが、私が生きていた時代で言えば、なんとなく後から評価が高まっていった人のように見えます。私の感覚で述べると、90年代は在任日数がともかく長かった人、あと例の「風見鶏」というあだ名くらいしか紹介されてませんでしたが、2000年代に入って小泉政権で構造改革が始まると、国鉄解体時代の首相ということでだんだん比較されるようになり、それから世間の評価が上がっていった用に見えました。
その小泉政権ですが、地味にその成立にも中曽根元首相が関与しています。というのも森元首相が色々やったこともあって次の総裁を誰にするかとなった際、世間の支持獲得のために自民党党員を含めた選挙方式でやるというのを後押ししたそうです。もっとも小泉元首相を応援する気だったかは微妙で、やっぱ橋本派だった気がしますが。
そうしてできた小泉政権にて、自民党内の議員定年制で当時、中曽根元首相と宮沢元首相が既に定年年齢を突破してたにも関わらず、元首相っていう理由から誰も議員引退を進言する人が居なかったのですが、小泉首相がわざわざこの二人に引退するよう直接伝えていました。これに対して宮沢元首相は露骨に嫌そうな態度で渋々引退を受け入れましたが、中曽根元首相は腹の中ではどう思ってたかはわからないものの、表向きは「筋が立っている」と言って素直に引退を受け入れていたのが、当時の私にはなかなか好感が持てました。
そのほか紹介しておくべき話としては、地味に先の東京五輪以降、プライマリーバランス、つまり国家財政の黒字化を果たしたのは中曽根政権だけだったりします。いつの年だったかは忘れましたが中曽根政権中にだけ日本の国債発行金額が前年比でマイナスを記録していて、もしかしたら今後も唯一の歴史的記録として残るかもしれません。
なお赤字国債はそもそも憲法で発行が禁止されていますが、東京五輪の準備期間中に「今回だけ特別」として特例国債が発行され、その後毎年「特例」として発行されています。もし憲法会せうするならこの無意味な「特例」ってのはやめられるよう、発行禁止の条項は取っ払ったほうがいいでしょう。
中曽根元首相については首相在任時は流石にまだ生まれていないのでわかりませんが、私が生きていた時代で言えば、なんとなく後から評価が高まっていった人のように見えます。私の感覚で述べると、90年代は在任日数がともかく長かった人、あと例の「風見鶏」というあだ名くらいしか紹介されてませんでしたが、2000年代に入って小泉政権で構造改革が始まると、国鉄解体時代の首相ということでだんだん比較されるようになり、それから世間の評価が上がっていった用に見えました。
その小泉政権ですが、地味にその成立にも中曽根元首相が関与しています。というのも森元首相が色々やったこともあって次の総裁を誰にするかとなった際、世間の支持獲得のために自民党党員を含めた選挙方式でやるというのを後押ししたそうです。もっとも小泉元首相を応援する気だったかは微妙で、やっぱ橋本派だった気がしますが。
そうしてできた小泉政権にて、自民党内の議員定年制で当時、中曽根元首相と宮沢元首相が既に定年年齢を突破してたにも関わらず、元首相っていう理由から誰も議員引退を進言する人が居なかったのですが、小泉首相がわざわざこの二人に引退するよう直接伝えていました。これに対して宮沢元首相は露骨に嫌そうな態度で渋々引退を受け入れましたが、中曽根元首相は腹の中ではどう思ってたかはわからないものの、表向きは「筋が立っている」と言って素直に引退を受け入れていたのが、当時の私にはなかなか好感が持てました。
そのほか紹介しておくべき話としては、地味に先の東京五輪以降、プライマリーバランス、つまり国家財政の黒字化を果たしたのは中曽根政権だけだったりします。いつの年だったかは忘れましたが中曽根政権中にだけ日本の国債発行金額が前年比でマイナスを記録していて、もしかしたら今後も唯一の歴史的記録として残るかもしれません。
なお赤字国債はそもそも憲法で発行が禁止されていますが、東京五輪の準備期間中に「今回だけ特別」として特例国債が発行され、その後毎年「特例」として発行されています。もし憲法会せうするならこの無意味な「特例」ってのはやめられるよう、発行禁止の条項は取っ払ったほうがいいでしょう。
2019年11月28日木曜日
気になるニューフィット
あんま書くことないので最近感じた所感を述べると、本当は今冬に発売予定だったけど来年にずれ込んだホンダの新しい「フィット」がなかなかいいなとか思っています。先日、同僚が日本に一時帰国した際にベストカーの東京モーターショー特別号を買ってきてくれてそれにも特集されていましたが、その圧倒的な内容積を残しつつ、デザイン面などが改良されててコンパクトカー好きの自分からしても心打つ出来栄えです。
なおホンダのデザインに関しては2000年代後半からすごい迷走していて、ダサいことで有名なトヨタを遥かに上回る酷いデザインの車ばかり連発していた気がします。ようやくここ数年、看板車種のアコードを筆頭に大分マシになってきた気がしますが、興味ある人はちょっと前のカタログとかで見比べるといいでしょう。
話は戻りますがそのフィットですが、確かN-BOXにも搭載している自動ブレーキシステムの不良原因が突き止められないためとかで発売が延期されたと聞きます。他の会社はともかくとしてホンダの場合、一度リコールに絡む不具合が起きると他のメーカーと比べて明らかに改善対応にかかる期間が長いです。それこそ現行三代目フィットなんてハイブリッドシステムのソフトウェアがなかなかうまくいかず発売した直後は何度もリコールを繰り返しては再びリコールを発表するという、泥縄的な動きを見せていました。
また中国でもSUVのCR-Vでリコール(確かエンジンコントロール)を出した際、中国当局と改善措置内容で非常に揉めて、何ヶ月にも渡って販売を中断する羽目となっていました。これは何も中国だからというわけじゃなく、その他の前例から見ても明らかにホンダだからでしょう。
そのため今回のフィットも、来年の発売を予定していますが果たして本当にそうなるのか少し不安なところがあります。もっともすぐ発売したからと言って私が日本に戻るわけでもないので購入することはまずないでしょうが、「ホンダはリコール対応が長い」というのは地味に一つの特徴として認知してもいい気がします。
なおホンダのデザインに関しては2000年代後半からすごい迷走していて、ダサいことで有名なトヨタを遥かに上回る酷いデザインの車ばかり連発していた気がします。ようやくここ数年、看板車種のアコードを筆頭に大分マシになってきた気がしますが、興味ある人はちょっと前のカタログとかで見比べるといいでしょう。
話は戻りますがそのフィットですが、確かN-BOXにも搭載している自動ブレーキシステムの不良原因が突き止められないためとかで発売が延期されたと聞きます。他の会社はともかくとしてホンダの場合、一度リコールに絡む不具合が起きると他のメーカーと比べて明らかに改善対応にかかる期間が長いです。それこそ現行三代目フィットなんてハイブリッドシステムのソフトウェアがなかなかうまくいかず発売した直後は何度もリコールを繰り返しては再びリコールを発表するという、泥縄的な動きを見せていました。
また中国でもSUVのCR-Vでリコール(確かエンジンコントロール)を出した際、中国当局と改善措置内容で非常に揉めて、何ヶ月にも渡って販売を中断する羽目となっていました。これは何も中国だからというわけじゃなく、その他の前例から見ても明らかにホンダだからでしょう。
そのため今回のフィットも、来年の発売を予定していますが果たして本当にそうなるのか少し不安なところがあります。もっともすぐ発売したからと言って私が日本に戻るわけでもないので購入することはまずないでしょうが、「ホンダはリコール対応が長い」というのは地味に一つの特徴として認知してもいい気がします。
2019年11月25日月曜日
アニメーター記事の裏側
・革命的戦車T-34の名を聞くとロシア人の顔が輝く理由(JBpress)
今日JBpressで配信されていた記事ですが、読んでてめっちゃ面白かったです。「ロシア人にとってT-34は日本人にとってのゼロ戦みたいなもの」という表現とか超イカス。あと冒頭ページに貼られている映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」のポスターの「全露No.1メガヒット」という煽り文句も「全米」じゃなくてじわじわくる。
・中国人アニメーター、日本でスキル高めて続々と帰国(JBpress)
でこっちが今日配信された自分の記事です。結論から言うと個人的には大満足な記事でした。
アクセス順位は今3位、少し前は2位でしたが、朝見た段階では8位で、昼過ぎ辺りからグイグイ順位上げていったのが印象的でした。これまでこんな変動するのは見たことがなく、ネットを見るといくつかのニュースサイトなどが取り上げており、それによって順位が上がっていったんだと思われます。
今回の記事の背景を簡単に説明すると、まず冒頭でも書かれているように中国メディアが最近、日本人アニメーターを中国の会社が引き抜き始めたと報じて、それを日本語に翻訳したニュースを私が見て、「こんな報道あったよ」とJBpressに紹介したら「ぜひ中国にいるアニメーターに取材して記事書いて」と言われたから書きました。もっとも、中国にいるアニメーターといって誰に聞けばいいのか最初全くわかんないしで、とりあえず友達に「誰かいる?」と聞いたら、一発で日中間で仕事しているアニメ業界関係者を紹介してくれて、無事取材ができました。
その取材相手ですが非常に中国アニメ業界に対し造形の深い人物で、なおかつこちらの取材意図などもすぐ理解して色々アドバイスくれて、取材するこちら側としては非常にありがたい人でした。記事中に使っている図表等のデータも全部この人がくれたもので、単なるインタビュー記事に終わらない深みを添えてくれました。
昨日は金髪ツインテールについてなんか語っていましたが、私自身は実はそんなにアニメとかは見たりせず、ましてや業界事情なんて全くわからないくらい疎かっただけに、上記の取材相手が非常に協力的だったのは幸運で、取材していて今のアニメ業界はこうなっているのかと、色々と勉強になりました。こういう業界当事者でないとわからない事情というのは、私自身がマスコミ業界にいて外と中では全然見方が変わるというか、外に出る情報は中を全然反映しないというのを経験していただけに、最低限の裏取り(中国人アニメーターの給与水準など)は行ってはいるものの、なるべく取材相手から得た情報は変な脚色などはせず、そのまま反映するように努めました。
もっとも、そういう構成なもんだから記事文章は基本、「~とのことです。」という伝聞調に語らざるを得ず、そのせいで中盤当たりでは文章、話題の接続で書いてて非常に苦労しました。真ん中あたりの段落だけで、5時間位かけて書いたような気がします。それでも十分というか、もっとスムースなつなげ方があったような気がする。
記事に対する自己評価としては上記の通り文章の拙さを感じるものの、その分取材した情報を可能な限り減らさず落とし込めたとは思え、取材記事としては今年出した中ではナンバーワンの出来だとみています。内容自体も日中間のアニメーター事情、並びに中国のアニメ産業動向を俯瞰できる内容になっており、外に出して恥ずかしくないと言っていいでしょう。
惜しむらくは来週に出す記事内容が全く決まってないってことです。っていうか先週忙しくて記事準備とか全く何もできていません。最悪、緊急脱出用のネタは一応持ってはいるけど、先週がつらすぎ多分何も考えずに来週末もボーッと過ごしたいです。
今日JBpressで配信されていた記事ですが、読んでてめっちゃ面白かったです。「ロシア人にとってT-34は日本人にとってのゼロ戦みたいなもの」という表現とか超イカス。あと冒頭ページに貼られている映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」のポスターの「全露No.1メガヒット」という煽り文句も「全米」じゃなくてじわじわくる。
・中国人アニメーター、日本でスキル高めて続々と帰国(JBpress)
でこっちが今日配信された自分の記事です。結論から言うと個人的には大満足な記事でした。
アクセス順位は今3位、少し前は2位でしたが、朝見た段階では8位で、昼過ぎ辺りからグイグイ順位上げていったのが印象的でした。これまでこんな変動するのは見たことがなく、ネットを見るといくつかのニュースサイトなどが取り上げており、それによって順位が上がっていったんだと思われます。
今回の記事の背景を簡単に説明すると、まず冒頭でも書かれているように中国メディアが最近、日本人アニメーターを中国の会社が引き抜き始めたと報じて、それを日本語に翻訳したニュースを私が見て、「こんな報道あったよ」とJBpressに紹介したら「ぜひ中国にいるアニメーターに取材して記事書いて」と言われたから書きました。もっとも、中国にいるアニメーターといって誰に聞けばいいのか最初全くわかんないしで、とりあえず友達に「誰かいる?」と聞いたら、一発で日中間で仕事しているアニメ業界関係者を紹介してくれて、無事取材ができました。
その取材相手ですが非常に中国アニメ業界に対し造形の深い人物で、なおかつこちらの取材意図などもすぐ理解して色々アドバイスくれて、取材するこちら側としては非常にありがたい人でした。記事中に使っている図表等のデータも全部この人がくれたもので、単なるインタビュー記事に終わらない深みを添えてくれました。
昨日は金髪ツインテールについてなんか語っていましたが、私自身は実はそんなにアニメとかは見たりせず、ましてや業界事情なんて全くわからないくらい疎かっただけに、上記の取材相手が非常に協力的だったのは幸運で、取材していて今のアニメ業界はこうなっているのかと、色々と勉強になりました。こういう業界当事者でないとわからない事情というのは、私自身がマスコミ業界にいて外と中では全然見方が変わるというか、外に出る情報は中を全然反映しないというのを経験していただけに、最低限の裏取り(中国人アニメーターの給与水準など)は行ってはいるものの、なるべく取材相手から得た情報は変な脚色などはせず、そのまま反映するように努めました。
もっとも、そういう構成なもんだから記事文章は基本、「~とのことです。」という伝聞調に語らざるを得ず、そのせいで中盤当たりでは文章、話題の接続で書いてて非常に苦労しました。真ん中あたりの段落だけで、5時間位かけて書いたような気がします。それでも十分というか、もっとスムースなつなげ方があったような気がする。
記事に対する自己評価としては上記の通り文章の拙さを感じるものの、その分取材した情報を可能な限り減らさず落とし込めたとは思え、取材記事としては今年出した中ではナンバーワンの出来だとみています。内容自体も日中間のアニメーター事情、並びに中国のアニメ産業動向を俯瞰できる内容になっており、外に出して恥ずかしくないと言っていいでしょう。
惜しむらくは来週に出す記事内容が全く決まってないってことです。っていうか先週忙しくて記事準備とか全く何もできていません。最悪、緊急脱出用のネタは一応持ってはいるけど、先週がつらすぎ多分何も考えずに来週末もボーッと過ごしたいです。
2019年11月24日日曜日
ツインテールとツンデレの関係
昨日の記事にも書いた通り先週は異常なくらい忙しくて、今日も午前中は寝たきり雀でした。こうした猛烈な作業環境の中、時間が刻々と迫ってくる中で私は同僚に、
「ツインテールってなんでツンデレが多いんだろ?」
「わかるー」
という会話を振りました。
なんでこんな話になったのかと言うと、その前に「賭ケグルイ」の話題になって、自分は漫画を序盤しか読んでないけどメインヒロインより、あのツインテールの子のが好きだったと話しました。その後しばらくしてから、そのツインテールが日本産フッ化水素なみに純度の高いツンデレだったと気づき、またこの前やった「シークレットゲーム」に出てくるツインテールも30年ものワイン並なツンデレだったことを思い出し、「ツインテール=ツンデレ」という図式が成り立つのではないかと思い立ちました。
この私の新たな学説に対し同僚は、「それに金髪が加わるとタカビー属性も加わって、よりツンデレ純度が増す」とすかさず補足してくれました。実際その通りというか、前段落で挙げた二人がまさに金髪ツインテールで、その他にも思いつくキャラはいくらでもいます。
では一体何故金髪ツインテールはツンデレなのかですが、これは金髪ツインテールがツンデレと言うよりかは、ツンデレキャラには金髪ツインテールのデザインが加えられやすいからでしょう。いう慣れば「ツンデレ」のアイコンとして「金髪ツインテール」があり、知らず知らずのうちに我々は、「金髪ツインテールを見たらツンデレだと思え」と言わんばかりの暗示をメディア業界から受けていたのかもしれません。
少し真面目な話をすると、多かれ少なかれファッション、特に女性の髪型は何らかの性格や役割付を持たしたアイコンとなることが多く、同じようにおかっぱ頭も「幼い」や「大人しい」といった性格のアイコンとなっている節があります。男性の髪型に関しては辮髪やお下げが中国系キャラになるというくらいですが、女性に関して漫画やアニメでは予め、その性格に合わせてアイコンとして髪型が、知らず知らずのうちに設定されているところがあります。
なおこの会話の後に同僚から、「同じようなアイコンだと、昔は胸の大きな女性キャラは包容力のある年上女性が多かったが、最近はむしろ高圧的、タカビーなキャラとなることが多い」と指摘し、それに対し私も、「そだねー」と返しました。このように同じアイコンでも、時代によって込められる意味が変わって来ることもあるようです。
こんな会話をしているけど、本当に先週は忙しかったです。
「ツインテールってなんでツンデレが多いんだろ?」
「わかるー」
という会話を振りました。
なんでこんな話になったのかと言うと、その前に「賭ケグルイ」の話題になって、自分は漫画を序盤しか読んでないけどメインヒロインより、あのツインテールの子のが好きだったと話しました。その後しばらくしてから、そのツインテールが日本産フッ化水素なみに純度の高いツンデレだったと気づき、またこの前やった「シークレットゲーム」に出てくるツインテールも30年ものワイン並なツンデレだったことを思い出し、「ツインテール=ツンデレ」という図式が成り立つのではないかと思い立ちました。
この私の新たな学説に対し同僚は、「それに金髪が加わるとタカビー属性も加わって、よりツンデレ純度が増す」とすかさず補足してくれました。実際その通りというか、前段落で挙げた二人がまさに金髪ツインテールで、その他にも思いつくキャラはいくらでもいます。
では一体何故金髪ツインテールはツンデレなのかですが、これは金髪ツインテールがツンデレと言うよりかは、ツンデレキャラには金髪ツインテールのデザインが加えられやすいからでしょう。いう慣れば「ツンデレ」のアイコンとして「金髪ツインテール」があり、知らず知らずのうちに我々は、「金髪ツインテールを見たらツンデレだと思え」と言わんばかりの暗示をメディア業界から受けていたのかもしれません。
少し真面目な話をすると、多かれ少なかれファッション、特に女性の髪型は何らかの性格や役割付を持たしたアイコンとなることが多く、同じようにおかっぱ頭も「幼い」や「大人しい」といった性格のアイコンとなっている節があります。男性の髪型に関しては辮髪やお下げが中国系キャラになるというくらいですが、女性に関して漫画やアニメでは予め、その性格に合わせてアイコンとして髪型が、知らず知らずのうちに設定されているところがあります。
なおこの会話の後に同僚から、「同じようなアイコンだと、昔は胸の大きな女性キャラは包容力のある年上女性が多かったが、最近はむしろ高圧的、タカビーなキャラとなることが多い」と指摘し、それに対し私も、「そだねー」と返しました。このように同じアイコンでも、時代によって込められる意味が変わって来ることもあるようです。
こんな会話をしているけど、本当に先週は忙しかったです。
2019年11月23日土曜日
GSOMIA延長について
今週は記事の更新が少なかったですが、これは仕事が忙しかったせいです。今の会社に入社以来、というより瞬間風速的には自分のサラリーマン人生で最も激しい一週間で、休日出勤底ないというか既にやりまくってるせいで上司に止められていますが、今日はお昼にスーパー銭湯行ったのを除くと、朝から昼まではリアルにベッドの上で寝たきりでした。
話は本題ですが例の韓国とのGSOMIA延長についてです。メディアは非常に意外だったというような反応ばかりですが、私個人に関しては土壇場での韓国の態度逆転もありうるだろうと考えていたこともあり、そんな驚きというものはありませんでした。
むしろメディアの報道では当初、「条件付きで延期」や「条件付きの期限延長」、「条件付き撤回通告」などと、今回の韓国の決定について報じたことのほうが印象に残りました。はっきり言えばこれは翻訳が悪いせいだと思え、一見して韓国側がどういう態度なのか、何を決めたのかよくわからない表現のように思えます。単純に、「撤回保留」という表現で十分だと私は思うのですが。というのも、条件が条件になってないからです。
今回の決定について韓国側は日本が韓国向け輸出条件について協議することを条件に撤回通告を延期(=撤回通告期間の延長)すると主張していますが、別に通称に関しては窓口自体は閉じていないし、また韓国側には既に輸出品目の使用用途をきちんと明確にする、第三国輸出への摘発強化しさえすれば最恵国待遇に戻すと伝えているので、別に日本側としてはなにか特別にすることは今後もないでしょう。
そのような実態を考えると、韓国側の主張に合わせてそもそも「条件付き」という言葉をつけること自体が何か間違っている気がします。第一、GSOMIAを終了すると言っているのは韓国側で、それを日本側としてはさして止める立場でもありません。
その上で気になるのは、日本側が前回輸出条件を引き上げたフッ化系材料について、韓国の「国産化成功」、「代替調達」などという日本語報道が最近あまり見なくなったことです。一部製品については条件引き上げ後、サムスン電子などには輸出が認められて実施されていると聞いていますが、LG電子は国産材料を試用したラインで大量に歩留まり、もとい不良品が発生したという報道を以前見たことがあり、LGには輸出許可が降りたという報道も見ないだけに、実はこの点が気になっています。
はっきり言ってしまえば何故LGには許可が降りないのか。これまで日本から輸入してきた材料の用途でなにか問題があったからできなくて、変な材料とか使い始めているのではと怪しんでいます。そうした点を考えると、やはりサムスンはグローバル企業でしっかりしているんだなという印象を今回覚えました。
その上で今後の予測を述べると、恐らく今後も平行線で、「議論は着々と進んで成果を得ている」と韓国側というか文政権は主張し続けると思います。それでいいと思うならそれでいいと私は思いますが。
最後にもう一つ気になる点を挙げると、米中の日本駐留費こと思いやり予算について時事通信が先日、米国は4.5倍の増額を要求したと報じましたが、この報道について訝しんでいます。何故かというとこの報道に追従したのは今回は朝日新聞だけで、他の大手メディアは記者会見での菅官房長官の否定発言こそ取り上げたものの、自分が確認する限り初動では後追い報道をしていなかったからです。
更に言うとこの報道は実は今回が初めてではなく、7月にも全く同じ報道があったからです。しかも報道元はまた時事通信で(この時は5倍だった)、この時は他のメディアからは後追い報道がほぼ全くありませんでした。
報道元が限られているのと、米国側から正式な関連発表は出ていないということもさることながら、実際に日本にこんな金額を請求できるわけがないという点で強い疑問を感じています。何故かと言うと米軍駐留国では日本が最も費用を分担していると言われ、仮に日本が費用負担を引き上げた場合、他の韓国やドイツと言った駐留国の負担割合も相応に引き上げなければおかしいと日本側は主張できる根拠を得ることとなります。
その上で、「日本はこれまでも多大な負担割合だったのだから、他のこれまで少ない金額した負担してこなかったところから日本が負担してきた分まで応分に請求すべきでは」と主張して、他の国を色々巻き込むという対応もできるのではないかと思います。
敢えて例えるなら、アパートの家賃を日本だけがこれまで他の国の家賃の数倍を払ってきており、今回日本が5倍に引き上げるなら、他の国は下手したら10倍とかにならなきゃ不公平だというわけで、他の国が上げるなら相応に家賃引き上げに応じる、という論理です。もしくは、これまで安く支払ってきたところが、最低限日本と同じ家賃を払ってもらうところから始めるべきだと主張するとか。
無論、こうした考えに反発するのは日本国民以上に他の駐留国で、米国に対するヘイトもかなり増すことになります。そうした相場を考えた場合、トランプ大統領自身は別として、果たして米国が日本に5倍引き上げ要求を出せるかと言ったら、他の駐留国の反発を抑えられるかと言ったら私は疑問です。むしろ私自身は、本気で米国がこういう引き上げ要求を公的に出してくれたら、日本としては交渉の幅が広がってかなり有利に立てると前向きに見ています。
話は本題ですが例の韓国とのGSOMIA延長についてです。メディアは非常に意外だったというような反応ばかりですが、私個人に関しては土壇場での韓国の態度逆転もありうるだろうと考えていたこともあり、そんな驚きというものはありませんでした。
むしろメディアの報道では当初、「条件付きで延期」や「条件付きの期限延長」、「条件付き撤回通告」などと、今回の韓国の決定について報じたことのほうが印象に残りました。はっきり言えばこれは翻訳が悪いせいだと思え、一見して韓国側がどういう態度なのか、何を決めたのかよくわからない表現のように思えます。単純に、「撤回保留」という表現で十分だと私は思うのですが。というのも、条件が条件になってないからです。
今回の決定について韓国側は日本が韓国向け輸出条件について協議することを条件に撤回通告を延期(=撤回通告期間の延長)すると主張していますが、別に通称に関しては窓口自体は閉じていないし、また韓国側には既に輸出品目の使用用途をきちんと明確にする、第三国輸出への摘発強化しさえすれば最恵国待遇に戻すと伝えているので、別に日本側としてはなにか特別にすることは今後もないでしょう。
そのような実態を考えると、韓国側の主張に合わせてそもそも「条件付き」という言葉をつけること自体が何か間違っている気がします。第一、GSOMIAを終了すると言っているのは韓国側で、それを日本側としてはさして止める立場でもありません。
その上で気になるのは、日本側が前回輸出条件を引き上げたフッ化系材料について、韓国の「国産化成功」、「代替調達」などという日本語報道が最近あまり見なくなったことです。一部製品については条件引き上げ後、サムスン電子などには輸出が認められて実施されていると聞いていますが、LG電子は国産材料を試用したラインで大量に歩留まり、もとい不良品が発生したという報道を以前見たことがあり、LGには輸出許可が降りたという報道も見ないだけに、実はこの点が気になっています。
はっきり言ってしまえば何故LGには許可が降りないのか。これまで日本から輸入してきた材料の用途でなにか問題があったからできなくて、変な材料とか使い始めているのではと怪しんでいます。そうした点を考えると、やはりサムスンはグローバル企業でしっかりしているんだなという印象を今回覚えました。
その上で今後の予測を述べると、恐らく今後も平行線で、「議論は着々と進んで成果を得ている」と韓国側というか文政権は主張し続けると思います。それでいいと思うならそれでいいと私は思いますが。
最後にもう一つ気になる点を挙げると、米中の日本駐留費こと思いやり予算について時事通信が先日、米国は4.5倍の増額を要求したと報じましたが、この報道について訝しんでいます。何故かというとこの報道に追従したのは今回は朝日新聞だけで、他の大手メディアは記者会見での菅官房長官の否定発言こそ取り上げたものの、自分が確認する限り初動では後追い報道をしていなかったからです。
更に言うとこの報道は実は今回が初めてではなく、7月にも全く同じ報道があったからです。しかも報道元はまた時事通信で(この時は5倍だった)、この時は他のメディアからは後追い報道がほぼ全くありませんでした。
報道元が限られているのと、米国側から正式な関連発表は出ていないということもさることながら、実際に日本にこんな金額を請求できるわけがないという点で強い疑問を感じています。何故かと言うと米軍駐留国では日本が最も費用を分担していると言われ、仮に日本が費用負担を引き上げた場合、他の韓国やドイツと言った駐留国の負担割合も相応に引き上げなければおかしいと日本側は主張できる根拠を得ることとなります。
その上で、「日本はこれまでも多大な負担割合だったのだから、他のこれまで少ない金額した負担してこなかったところから日本が負担してきた分まで応分に請求すべきでは」と主張して、他の国を色々巻き込むという対応もできるのではないかと思います。
敢えて例えるなら、アパートの家賃を日本だけがこれまで他の国の家賃の数倍を払ってきており、今回日本が5倍に引き上げるなら、他の国は下手したら10倍とかにならなきゃ不公平だというわけで、他の国が上げるなら相応に家賃引き上げに応じる、という論理です。もしくは、これまで安く支払ってきたところが、最低限日本と同じ家賃を払ってもらうところから始めるべきだと主張するとか。
無論、こうした考えに反発するのは日本国民以上に他の駐留国で、米国に対するヘイトもかなり増すことになります。そうした相場を考えた場合、トランプ大統領自身は別として、果たして米国が日本に5倍引き上げ要求を出せるかと言ったら、他の駐留国の反発を抑えられるかと言ったら私は疑問です。むしろ私自身は、本気で米国がこういう引き上げ要求を公的に出してくれたら、日本としては交渉の幅が広がってかなり有利に立てると前向きに見ています。
2019年11月21日木曜日
亜細亜大学野球部の闇
・【野球】赤星「何億積まれても亜細亜大には戻りたくない」(ぶる速)
知ってる人には早いですが、大学野球の名門と言ったら長嶋茂雄氏を排出した立教大学やハンカチ王子こと斎藤佑樹選手を排出した早稲田大学などが有名ですが、地味に大学リーグ戦の成績やプロ排出数でひときわ抜きん出ているのは亜細亜大です。その亜細亜大からは元阪神の赤星氏、元中日の井端氏、そして今や二代目大魔神と呼び声の高い横浜の山崎康晃選手など一級クラスのスター選手も多く出ているのですが、彼ら亜細亜大出身スターは大学時代についてみんな口を揃えて、「地獄だった」としか口にしません。
実際に上記リンク先のまとめ記事に引用されているセリフを見ると、
1: 2019/11/19(火) 11:53:33.70 ID:IDQfkJkVa
赤星
「何億積まれても亜細亜大学に戻りたくない」
「あんな所だと最初からわかっていたら絶対入学しなかった」
井端
「亜細亜大学は地獄だった。 1・2年生は電車で座るのも禁止。ある日、前後の車両に先輩がいないのを確認して 『よっしゃー』と座ったら、 先輩が踏切に立って見張ってた」
東浜
「ある日寮から抜け出してコンビニに行ったら生田監督に見つかって部員全員に謝罪した。翌日坊主にして草むしりをした」
山崎康
「亜細亜大学で野球をしていて笑ったことは1度もなかった」
吉川尚
「高校3年の時に亜細亜大学の練習に参加した。 推薦が決まっていたが数日後内定を取り消し中京学院大を受験した」
上記の各セリフもさることながら、何が一番凄いかって上のリンク先記事では入団前の山崎選手の写真がありますが、今の爽やかな姿からは想像もできないいかつい顔で、最初どこの鉄砲玉かと本気で思いました。またその練習や生活については以下の記事でより具体的にその地獄内容が書かれています。
・赤星憲弘や山崎康晃が絶望したアジア大学野球部の地獄(アマ野球コレクション)
このほかWikipediaをみると、ソフトバンクの東浜選手が編み出した亜細亜大出身者しか使わない「亜大ツーシーム」という変化球が存在するようで、東浜選手と大学時代に寮で同部屋だった薮田選手、山崎選手、九里選手が使ってるというわけのわからない絆があるようです。なお山崎選手は同ツーシームについて、東浜選手と九里選手の連続写真を机に貼って眺め続けて盗んだと述懐しています。
っていうかこの四人が同部屋だったってのも色々おかしい。
まぁネタ的に面白いというか、大学野球ってあまり見てませんが早慶とか以外にもこんなキャラの濃い学校があッたと知ってなんかマイブームになってます。一回この亜細亜大OBで、「母校訪問、そして……」みたいなイベントとかやってみたら面白そうなのに。
知ってる人には早いですが、大学野球の名門と言ったら長嶋茂雄氏を排出した立教大学やハンカチ王子こと斎藤佑樹選手を排出した早稲田大学などが有名ですが、地味に大学リーグ戦の成績やプロ排出数でひときわ抜きん出ているのは亜細亜大です。その亜細亜大からは元阪神の赤星氏、元中日の井端氏、そして今や二代目大魔神と呼び声の高い横浜の山崎康晃選手など一級クラスのスター選手も多く出ているのですが、彼ら亜細亜大出身スターは大学時代についてみんな口を揃えて、「地獄だった」としか口にしません。
実際に上記リンク先のまとめ記事に引用されているセリフを見ると、
1: 2019/11/19(火) 11:53:33.70 ID:IDQfkJkVa
赤星
「何億積まれても亜細亜大学に戻りたくない」
「あんな所だと最初からわかっていたら絶対入学しなかった」
井端
「亜細亜大学は地獄だった。 1・2年生は電車で座るのも禁止。ある日、前後の車両に先輩がいないのを確認して 『よっしゃー』と座ったら、 先輩が踏切に立って見張ってた」
東浜
「ある日寮から抜け出してコンビニに行ったら生田監督に見つかって部員全員に謝罪した。翌日坊主にして草むしりをした」
山崎康
「亜細亜大学で野球をしていて笑ったことは1度もなかった」
吉川尚
「高校3年の時に亜細亜大学の練習に参加した。 推薦が決まっていたが数日後内定を取り消し中京学院大を受験した」
上記の各セリフもさることながら、何が一番凄いかって上のリンク先記事では入団前の山崎選手の写真がありますが、今の爽やかな姿からは想像もできないいかつい顔で、最初どこの鉄砲玉かと本気で思いました。またその練習や生活については以下の記事でより具体的にその地獄内容が書かれています。
・赤星憲弘や山崎康晃が絶望したアジア大学野球部の地獄(アマ野球コレクション)
このほかWikipediaをみると、ソフトバンクの東浜選手が編み出した亜細亜大出身者しか使わない「亜大ツーシーム」という変化球が存在するようで、東浜選手と大学時代に寮で同部屋だった薮田選手、山崎選手、九里選手が使ってるというわけのわからない絆があるようです。なお山崎選手は同ツーシームについて、東浜選手と九里選手の連続写真を机に貼って眺め続けて盗んだと述懐しています。
っていうかこの四人が同部屋だったってのも色々おかしい。
まぁネタ的に面白いというか、大学野球ってあまり見てませんが早慶とか以外にもこんなキャラの濃い学校があッたと知ってなんかマイブームになってます。一回この亜細亜大OBで、「母校訪問、そして……」みたいなイベントとかやってみたら面白そうなのに。
2019年11月18日月曜日
沢尻エリカの代役
既に各所で報じられているように女優の沢尻エリカ氏が麻薬所持容疑で逮捕、完落ちし、NHKは鍋をひっくり返したような大混乱に陥っているそうです。話題はやっぱり大河ドラマの代役を誰にするかですが、この事件の報道を見てとっさに私はなろう系主人公のように、「ふむ、それでは逆張りして酒井法子氏でどうか?」と思いました。いやぶっちゃけ本当にこれやったらNHK見直すわ。
ネットの掲示板を見ていると、スケジュールが空いてそうで演技力も高いということから、能年玲奈ことのん氏の待望論が強いように感じます。実際事務所独立騒動で干されて以降は大役を任されていないので、あったらあったで彼女にもいい話なんじゃないかなという気がします。
このほか濃姫という役で選ぶんだったら、敢えて若手じゃなくて年季入った女優、大竹しのぶ氏とかでももういいんじゃねとか思ったりもしています。まぁこの人だとスケジュール空いてないだろうけど。
それにしても今回ほど、「ああやっぱり」と思う麻薬絡みの逮捕事件は今までありません。ぶっちゃけ清原氏のときもやっぱりと私は思いましたが、今回ほどの納得感は得られませんでした。発言や素振りが明らかにおかしい人はやっぱりそういう理由があるんだなということでしょうが、友人からは来週出す記事の前後でこういうビッグニュースが出ると煽りを食らうだろうと、なんか妙な警告くらいました。まぁ実際、何もなく普通に読まれてくれればいいのですが。
ネットの掲示板を見ていると、スケジュールが空いてそうで演技力も高いということから、能年玲奈ことのん氏の待望論が強いように感じます。実際事務所独立騒動で干されて以降は大役を任されていないので、あったらあったで彼女にもいい話なんじゃないかなという気がします。
このほか濃姫という役で選ぶんだったら、敢えて若手じゃなくて年季入った女優、大竹しのぶ氏とかでももういいんじゃねとか思ったりもしています。まぁこの人だとスケジュール空いてないだろうけど。
それにしても今回ほど、「ああやっぱり」と思う麻薬絡みの逮捕事件は今までありません。ぶっちゃけ清原氏のときもやっぱりと私は思いましたが、今回ほどの納得感は得られませんでした。発言や素振りが明らかにおかしい人はやっぱりそういう理由があるんだなということでしょうが、友人からは来週出す記事の前後でこういうビッグニュースが出ると煽りを食らうだろうと、なんか妙な警告くらいました。まぁ実際、何もなく普通に読まれてくれればいいのですが。
2019年11月17日日曜日
中国語の動詞の見分け方の重要性
最近自分語りが多いような気がするから、たまにはフラットな話題として中国語学習のポイントについて触れようと思います。なお前文を呼んで、「最近じゃなくいつもじゃん」とか思った人は私のことをよく理解してくれている人な気がします。
さて単刀直入に結論から述べると、少なくとも日本人における中国語学習において最大の課題と言えるのは中級から上級への指導方法、テキストが極端に少ないという点にあると断言できます。初級から中級レベルの中国語学習テキスト(中国語検定4~3級、HSK1~4級)は非常に豊富であり、一般向け学習サービスもたくさんあるものの、こっから上に行くとなるとまずテキストが少なく、なおかつ指導方法もあまり確立されていないように見えます。
それでも中国のドラマ見るのが好きだったり、私のように業務上で中国語使う必要ある人なんかは時間とともに上達していくのですが、日本国内にとどまっている人となるとなかなか中級からのステップアップが難しく、効果的な手段としては留学くらいしかないのが現状な気がします。
その上で、私の場合は文章処理がメインということもあるので中国語の高難度な文章を読むテクニックをここでいくつか紹介すると、一番のポイントとしては「まず最初に動詞を見つけること」に尽きます。
そんなの当たり前だろと思う人も多いでしょうがもう少し説明すると、中国語は言うまでもなく漢字ですべて構成されており、そのため動詞と名詞の区別が困難な言語に当たります。適当に拾ってきた文章で一例を用いると、
「动画动漫等行业迎来爆发式增长」
上記文章には「增长」という言葉があり、これはそのまま「増加、増える」と訳されがちですが、実際には「成長」という意味です。「増加」と間違えるのは「增」という漢字の印象に引っ張られているだけで、明確な間違いです。なおひどい場合には常用漢字に直すだけで「増長」と訳す人もいますが、これだと完全に別の意味になります。
話は戻りますが、「成長」と訳せる単語があるからこれが動詞だと思って、「動画アニメなどの業界が爆発的に成長するのを迎える」という風に訳す人もいるかも知れませんが、大きく間違いではないものの、これだと10%くらい少しずれた訳し方です。何故かというとこの文章の動詞は「增长」ではなく「迎来(迎える)」で、先程の「增长」は名詞として訳さなければならないからです。その為正しい訳は、「動画アニメなどの業界が爆発的成長を迎え……」という風になります。
確かに「增长」という単語を「成長する」という動詞として扱うこともないわけではなく、むしろ結構な頻度で動詞として使われます。しかし上記の文章のように、普段動詞として使われる単語がそのままの形で動名詞(「~こと」)として出てくるパターンが中国語には多く、本来名詞として扱わなければならない単語を動詞として読んでしまって、全体の訳が崩れるパターンが多いです。
それこそさっきの例文だと、「動画アニメなどの業界を迎え、爆発的に成長する」みたいに、動詞を二つつけて訳してしまうケースも散見されます。
こうしたミスを避ける上で最も効果的なのは、最初に挙げた通り「その文章の中の動詞を見つける」ことです。同一対象に複数の動作を及ぼす(「調べ、分析する」みたいな)場合を除き、基本的に一文において動詞は一つだけです。そのため、まず何が動詞なのかをしっかり見つけ出し、その動詞を中心に前に名詞、後ろに目的語をつけてく具合に訳していくとミスが少なく訳せたりします。そのため読解、翻訳においては文章の腰に当たる動詞を特定することが重要だとよく周りにも言っています。
その動詞の見分け方で敢えてもう一つポイントを挙げると、「并」という単語があります。これは接続詞なのですが、同じく接続詞の「和(及び)」と同一視して「及び」と訳されている事が多いですが、実際には順接として、「~し、」みたいに訳すとすんなり行きます。というのも「和」は「名詞+和+名詞」のように名詞同士を並列させるのに対し、「并」は「動詞+并+動詞」のように動詞同士を並列させます。
そのため例えば「观看大熊猫幼仔,并拍摄视频」という文章だと、「パンダの赤ちゃんを観察するとともに、動画を撮影する」という風に訳せます。もっとも私はさっき書いたように「并」は順接の方が美しいと思うので、「パンダの赤ちゃんを観察し、動画を撮影する」と訳すでしょうが。
この「并」という接続詞が実は動詞の特定で非常に役に立ち、さっきも書いたようにこの文字は動詞同士をつなぐ役割を果たすため、前後にある単語が確実に動詞であると特定できます。また基本的に「并」が使われるのは構造の複雑な複文であるため、複文文章構造を解き明かすのにもすごい使えます。先の例文だと「并」の直後に来ている「拍摄(撮影する)」が動詞と判断できます。
なおこの単語も動名詞化することが多く、その際は「撮影」と訳します。
問題は対となるもう一つの動詞の特定です。もっともここまで来ていたら文脈からすぐ「观看(観察する)」が対の動詞で、「大熊猫幼仔(パンダの赤ちゃん)」が目的語だとすぐ読めるでしょう。この例文はまだ状況がわかりやすい文章ですけど、法律や契約関係の文章だと状況がわからず、何のお金がどっちからどっちへどう動くのかとイメージしづらく、そういう際にこうした接続詞と動詞から主語や目的語を特定するやり方が効果を発揮したりします。
もう一つこの動詞の特定がいかに中国語で重要であるかという理由を説明すると、中国語には漢字一文字の単語も珍しくありません。何が厄介なのかという、漢字二文字の単語1個を漢字一文字の単語2個にも読めてしまうことがあるからです。
それこそさっきの「观看大熊猫幼仔」の「观看」も「观(観察する)」と「看(見る)」の二つの単語に分けて読むこともできます。その場合、「パンダを見る動物の赤ちゃんを観察する」という風に訳せないこともなく、意外とこうした単語の識別ミスでえらいことになるパターンが多いです。これを防ぐ上でも最初の段階で、「观看」二文字で一つの動詞と見分けなければなりません。
以上のポイントは私が一定度中国語を学んだ状態で身につけた技術で、中級クラスの時はあまり意識していませんでした。そういう意味で上級クラスに踏み入る上で重要なテクニックとなりうると考え、ここで紹介することにしました。
さて単刀直入に結論から述べると、少なくとも日本人における中国語学習において最大の課題と言えるのは中級から上級への指導方法、テキストが極端に少ないという点にあると断言できます。初級から中級レベルの中国語学習テキスト(中国語検定4~3級、HSK1~4級)は非常に豊富であり、一般向け学習サービスもたくさんあるものの、こっから上に行くとなるとまずテキストが少なく、なおかつ指導方法もあまり確立されていないように見えます。
それでも中国のドラマ見るのが好きだったり、私のように業務上で中国語使う必要ある人なんかは時間とともに上達していくのですが、日本国内にとどまっている人となるとなかなか中級からのステップアップが難しく、効果的な手段としては留学くらいしかないのが現状な気がします。
その上で、私の場合は文章処理がメインということもあるので中国語の高難度な文章を読むテクニックをここでいくつか紹介すると、一番のポイントとしては「まず最初に動詞を見つけること」に尽きます。
そんなの当たり前だろと思う人も多いでしょうがもう少し説明すると、中国語は言うまでもなく漢字ですべて構成されており、そのため動詞と名詞の区別が困難な言語に当たります。適当に拾ってきた文章で一例を用いると、
「动画动漫等行业迎来爆发式增长」
上記文章には「增长」という言葉があり、これはそのまま「増加、増える」と訳されがちですが、実際には「成長」という意味です。「増加」と間違えるのは「增」という漢字の印象に引っ張られているだけで、明確な間違いです。なおひどい場合には常用漢字に直すだけで「増長」と訳す人もいますが、これだと完全に別の意味になります。
話は戻りますが、「成長」と訳せる単語があるからこれが動詞だと思って、「動画アニメなどの業界が爆発的に成長するのを迎える」という風に訳す人もいるかも知れませんが、大きく間違いではないものの、これだと10%くらい少しずれた訳し方です。何故かというとこの文章の動詞は「增长」ではなく「迎来(迎える)」で、先程の「增长」は名詞として訳さなければならないからです。その為正しい訳は、「動画アニメなどの業界が爆発的成長を迎え……」という風になります。
確かに「增长」という単語を「成長する」という動詞として扱うこともないわけではなく、むしろ結構な頻度で動詞として使われます。しかし上記の文章のように、普段動詞として使われる単語がそのままの形で動名詞(「~こと」)として出てくるパターンが中国語には多く、本来名詞として扱わなければならない単語を動詞として読んでしまって、全体の訳が崩れるパターンが多いです。
それこそさっきの例文だと、「動画アニメなどの業界を迎え、爆発的に成長する」みたいに、動詞を二つつけて訳してしまうケースも散見されます。
こうしたミスを避ける上で最も効果的なのは、最初に挙げた通り「その文章の中の動詞を見つける」ことです。同一対象に複数の動作を及ぼす(「調べ、分析する」みたいな)場合を除き、基本的に一文において動詞は一つだけです。そのため、まず何が動詞なのかをしっかり見つけ出し、その動詞を中心に前に名詞、後ろに目的語をつけてく具合に訳していくとミスが少なく訳せたりします。そのため読解、翻訳においては文章の腰に当たる動詞を特定することが重要だとよく周りにも言っています。
その動詞の見分け方で敢えてもう一つポイントを挙げると、「并」という単語があります。これは接続詞なのですが、同じく接続詞の「和(及び)」と同一視して「及び」と訳されている事が多いですが、実際には順接として、「~し、」みたいに訳すとすんなり行きます。というのも「和」は「名詞+和+名詞」のように名詞同士を並列させるのに対し、「并」は「動詞+并+動詞」のように動詞同士を並列させます。
そのため例えば「观看大熊猫幼仔,并拍摄视频」という文章だと、「パンダの赤ちゃんを観察するとともに、動画を撮影する」という風に訳せます。もっとも私はさっき書いたように「并」は順接の方が美しいと思うので、「パンダの赤ちゃんを観察し、動画を撮影する」と訳すでしょうが。
この「并」という接続詞が実は動詞の特定で非常に役に立ち、さっきも書いたようにこの文字は動詞同士をつなぐ役割を果たすため、前後にある単語が確実に動詞であると特定できます。また基本的に「并」が使われるのは構造の複雑な複文であるため、複文文章構造を解き明かすのにもすごい使えます。先の例文だと「并」の直後に来ている「拍摄(撮影する)」が動詞と判断できます。
なおこの単語も動名詞化することが多く、その際は「撮影」と訳します。
問題は対となるもう一つの動詞の特定です。もっともここまで来ていたら文脈からすぐ「观看(観察する)」が対の動詞で、「大熊猫幼仔(パンダの赤ちゃん)」が目的語だとすぐ読めるでしょう。この例文はまだ状況がわかりやすい文章ですけど、法律や契約関係の文章だと状況がわからず、何のお金がどっちからどっちへどう動くのかとイメージしづらく、そういう際にこうした接続詞と動詞から主語や目的語を特定するやり方が効果を発揮したりします。
もう一つこの動詞の特定がいかに中国語で重要であるかという理由を説明すると、中国語には漢字一文字の単語も珍しくありません。何が厄介なのかという、漢字二文字の単語1個を漢字一文字の単語2個にも読めてしまうことがあるからです。
それこそさっきの「观看大熊猫幼仔」の「观看」も「观(観察する)」と「看(見る)」の二つの単語に分けて読むこともできます。その場合、「パンダを見る動物の赤ちゃんを観察する」という風に訳せないこともなく、意外とこうした単語の識別ミスでえらいことになるパターンが多いです。これを防ぐ上でも最初の段階で、「观看」二文字で一つの動詞と見分けなければなりません。
以上のポイントは私が一定度中国語を学んだ状態で身につけた技術で、中級クラスの時はあまり意識していませんでした。そういう意味で上級クラスに踏み入る上で重要なテクニックとなりうると考え、ここで紹介することにしました。
2019年11月14日木曜日
10 years ago
今日通勤中ふと、10年前の自分は何してたんだっけとか思いました。試しに十年前の今日このブログに書いた記事を見てみると、スーパーファミコンの「エキサイトステージ95」について熱く語っていました。近い日付ではPS3の「ガンダム戦記」のクソっぷりについても解説していて、なんかゲームレビュー記事が多いような気がします。
話は戻りますが十年前の状況を軽く語ると、当時はまだ日本国内でサラリーマン、それも今とは全く関係のない物流関係の業務に携わっていました。新卒で入った会社で内定をくれた恩は感じてはいたもののやるべき仕事がまったくなく、一日中椅子に座って終わるだけということも珍しくない毎日で、当時も感じていましたがリアルに「髀肉の嘆」状態でした。
挙げ句、その次の12月に会社側から頼まれて休日出勤してオフィスの引越を手伝うことになった際、恐らく本人も何もわからず無自覚に休日出勤する私と一緒に作業する同僚の批判を始めたある女性社員に抗議したところ騒ぎ出され、周囲がとりなすために私に対し向こうへ謝ってくれと言ったことから退職を決意しました。
実際に年が明けてすぐに転職サイトに登録し、中国への海外転職に向けて動き始めています。もっともしばらくは本気で行けるのかなという不安もあったことから激しく行動しなかったものの、その後も同じ会社でやはり今考えても理不尽な目に遭わされ、会社に対する失望というよりは「このままここにいたら不要な責任を負わされるかもしれない」という危機感から転職先も決まらないうちに2010年の9月には退職し、中国へ渡ることとしました。
改めて当時を振り返ると、「自分の才能の無駄遣い」という印象が強いです。このブログではJBpressの連載を始めとした執筆関連活動ばかり書いていますが、実際の私の企業内における能力については事務処理能力が際立っており、以前にデータ入力処理作業を任された友人からは「細かなミスが多いけど処理速度が桁違い」と言われましたが、実際どの会社に行っても文書はデータの処理作業、並びにそういったものの管理運用作業が周りと比べ異次元レベルで早かったりしていて、本来の業務作業能力以上に評価される事が多いです。
今いる会社でも本来の業務は別なのに、最近はむしろ事務関連管理作業を頼まれることが多く、この前もある同僚から、「ネットでの情報収集作業は花園さんが強いと聞いたので……」と言われ、特定トピックの情報収集作業をやりました。はっきり言って自分の専門分野でない情報の収集だったのでこれでいいのかなと思いながらまとめて出したところ、割と向こうの意にかなってたようで「さすが(゜o゜;」と言われました。
何がいいたいのかというと、そりゃ自分としては元記者とあって取材力や文章作成能力が一番評価されたいという欲求はあるものの、実際に会社の中で私が最も評価されるのは事務関連作業全般だったりします。私自身も周りと比べた場合は目立つくらい自分がこの方面に強いという自覚もあり、役に立てるのならこの能力を存分に活かしたいとは思っていますが、逆を言えば今までなんでこれだけどこでも必要とされ応用もききやすい能力を持っているのに、日本国内では一切評価されなかったのか、発揮できなかったのかが不思議でなりません。
少なくとも単純な事務処理作業、それこそデータ入力作業で自分の右に出る人間はまずお目にかかれないと断言できるのですが、日本国内ではそうした作業が恒常的に割り振られることはほとんどなく、ある意味メインとなる技能の文書作成力も新聞社以外ではどこも評価していなかったでしょう。どっちの能力も、かなりわかりやすい面だと思うのですが。
それらを振り返って出てきたのが最初の「自分の才能の無駄遣い」で、私自身がある程度自覚して実際にアピールもしていたのに、何故か日本国内では誰も私の才能と能力を使うこともなく、逆に無意味としか思えない作業や面倒事に私を巻き込むだけでした。そういう意味では早くに日本を出てこっちに渡ってきて正解であったでしょう。
なおこの私の才能がこれまで活かされなかったことについては、どうも周りから私は「不器用なタイプ」と誤解されやすいことが原因ではないかと自他共に考えられています。実際、企業業務において私は比較的器用な方で、溶接から切断、マクロの組立からデータベース作成までこなせるのですが。
このように考えると、10年前は失うものなぞ何もないとばかりに中国来ましたが、実際は自分の才能を埋もれさせるか否かの瀬戸際であったように思え、改めてそう考えると寒気が走ります。
それにしても今の年齢になってみると、二十代そこそこの若造が何も持たずにいきなり中国来て働こうとするなんて、その勇気には感心するも若干呆れるような感傷も覚えます。気がついたら中国滞在は累計10年近くに及んで周りからベテラン扱いされるような年となりましたが、滞在歴なんて1年と3年では大きな差があるものの、3年と10年ではそんな大した差はないと考えており、無駄に長くいるだけと自分では考えています。それ以上に、平日普通にフルタイムで働きながら、未だ2週間に1回のペースでJBpressのコラム連載を継続する体力のほうが我ながらすごいと思います。
話は戻りますが十年前の状況を軽く語ると、当時はまだ日本国内でサラリーマン、それも今とは全く関係のない物流関係の業務に携わっていました。新卒で入った会社で内定をくれた恩は感じてはいたもののやるべき仕事がまったくなく、一日中椅子に座って終わるだけということも珍しくない毎日で、当時も感じていましたがリアルに「髀肉の嘆」状態でした。
挙げ句、その次の12月に会社側から頼まれて休日出勤してオフィスの引越を手伝うことになった際、恐らく本人も何もわからず無自覚に休日出勤する私と一緒に作業する同僚の批判を始めたある女性社員に抗議したところ騒ぎ出され、周囲がとりなすために私に対し向こうへ謝ってくれと言ったことから退職を決意しました。
実際に年が明けてすぐに転職サイトに登録し、中国への海外転職に向けて動き始めています。もっともしばらくは本気で行けるのかなという不安もあったことから激しく行動しなかったものの、その後も同じ会社でやはり今考えても理不尽な目に遭わされ、会社に対する失望というよりは「このままここにいたら不要な責任を負わされるかもしれない」という危機感から転職先も決まらないうちに2010年の9月には退職し、中国へ渡ることとしました。
改めて当時を振り返ると、「自分の才能の無駄遣い」という印象が強いです。このブログではJBpressの連載を始めとした執筆関連活動ばかり書いていますが、実際の私の企業内における能力については事務処理能力が際立っており、以前にデータ入力処理作業を任された友人からは「細かなミスが多いけど処理速度が桁違い」と言われましたが、実際どの会社に行っても文書はデータの処理作業、並びにそういったものの管理運用作業が周りと比べ異次元レベルで早かったりしていて、本来の業務作業能力以上に評価される事が多いです。
今いる会社でも本来の業務は別なのに、最近はむしろ事務関連管理作業を頼まれることが多く、この前もある同僚から、「ネットでの情報収集作業は花園さんが強いと聞いたので……」と言われ、特定トピックの情報収集作業をやりました。はっきり言って自分の専門分野でない情報の収集だったのでこれでいいのかなと思いながらまとめて出したところ、割と向こうの意にかなってたようで「さすが(゜o゜;」と言われました。
何がいいたいのかというと、そりゃ自分としては元記者とあって取材力や文章作成能力が一番評価されたいという欲求はあるものの、実際に会社の中で私が最も評価されるのは事務関連作業全般だったりします。私自身も周りと比べた場合は目立つくらい自分がこの方面に強いという自覚もあり、役に立てるのならこの能力を存分に活かしたいとは思っていますが、逆を言えば今までなんでこれだけどこでも必要とされ応用もききやすい能力を持っているのに、日本国内では一切評価されなかったのか、発揮できなかったのかが不思議でなりません。
少なくとも単純な事務処理作業、それこそデータ入力作業で自分の右に出る人間はまずお目にかかれないと断言できるのですが、日本国内ではそうした作業が恒常的に割り振られることはほとんどなく、ある意味メインとなる技能の文書作成力も新聞社以外ではどこも評価していなかったでしょう。どっちの能力も、かなりわかりやすい面だと思うのですが。
それらを振り返って出てきたのが最初の「自分の才能の無駄遣い」で、私自身がある程度自覚して実際にアピールもしていたのに、何故か日本国内では誰も私の才能と能力を使うこともなく、逆に無意味としか思えない作業や面倒事に私を巻き込むだけでした。そういう意味では早くに日本を出てこっちに渡ってきて正解であったでしょう。
なおこの私の才能がこれまで活かされなかったことについては、どうも周りから私は「不器用なタイプ」と誤解されやすいことが原因ではないかと自他共に考えられています。実際、企業業務において私は比較的器用な方で、溶接から切断、マクロの組立からデータベース作成までこなせるのですが。
このように考えると、10年前は失うものなぞ何もないとばかりに中国来ましたが、実際は自分の才能を埋もれさせるか否かの瀬戸際であったように思え、改めてそう考えると寒気が走ります。
それにしても今の年齢になってみると、二十代そこそこの若造が何も持たずにいきなり中国来て働こうとするなんて、その勇気には感心するも若干呆れるような感傷も覚えます。気がついたら中国滞在は累計10年近くに及んで周りからベテラン扱いされるような年となりましたが、滞在歴なんて1年と3年では大きな差があるものの、3年と10年ではそんな大した差はないと考えており、無駄に長くいるだけと自分では考えています。それ以上に、平日普通にフルタイムで働きながら、未だ2週間に1回のペースでJBpressのコラム連載を継続する体力のほうが我ながらすごいと思います。
2019年11月13日水曜日
桜を見る会への批判について
・桜を見る会中止 首相「私の判断」 「国会で説明を」の問いには答えず(毎日新聞)
これまであまり言及しませんでしたが例の桜を見る会に対し、野党が連日批判を繰り返し、且つメディアがそれを報道し続けることに疑問を感じていました。何故疑問を感じていたのかというと、批判に対するトーンがやや強すぎるというか感情的に見え、批判すること自体は別としてここまで大騒ぎすることかという風に見ていました。
仮に私がこの件で批判をするならば、公費を使った宴会であるのに参加者の選定がやや恣意的になりやすい傾向があるから、公平を期すために来年からは中止にしたらどうかという具合で行きます。これに抵抗するとしたら参加者をきちんと公平に選び、利権とかにつながらないようにしなければガバナンス面で問題があると付け加えるでしょう。
然るに野党の批判とかを見ていると、これまでの参加者に誰が選ばれていたのかばかりやり玉に挙げ、なんとなく安倍首相周辺の個人批判をするための材料としか使っておらず、公平性、そして何よりも今後この会の扱いをどうするかについては言及が少なかったように思えました。
また上記点のほか、自分が一番気になったのはなんでこの程度の問題でこんなにも大騒ぎしているのかという点です。この程度と言ったら変に反応する人もいるかも知れませんが、花見の宴会程度に費消する公費なんてたかが知れています。また花見に誘われたからと言ってものすごい恩義に感じる人もそんないるとは思えず、相手に対する影響力もそこまで発揮するかと言ったらまず発揮しないと断言できます。
であれば、少なくとも公費の無駄遣い的な話をするならばもっと大きな問題とかにどうして切り込まないのか。批判するならするで、何故こんな小さな問題に全力を傾けるのに、本当にメスを入れるべき問題を無視するのかという点で野党、メディアともに激しく疑問に感じました。
・国保料引き上げの真犯人、「ムダな医療費」を貪る人々の正体(ダイヤモンド)
一例を上げると、上記記事にまとめられている精神疾患医療に対する公費支出に対しては私もかねてから疑問に感じていました。記事中でも「日本人は精神疾患にかかりやすく重症化しやすい」と書かれてある通り、治療費と入院期間が世界的にも桁外れに高く、実際に過去に深刻な疾患でないにもかかわらず入院処置を取り、保険料を国からせしめる病院がいくつも出ています。
ただでさえ日本の財政は火の車であり、医療費に関しても今後の高齢化とともに急増することがほぼ確実な分野で、費用が急増することは仕方ないにしてもその急増の中に無駄がないかについて今だからこそ検証が必要な時でしょう。にもかかわらず花見一つでこれだけ長く大騒ぎしているというのは、呆れるを通り越してこの程度の水準かとつくづく思えてきます。
これまであまり言及しませんでしたが例の桜を見る会に対し、野党が連日批判を繰り返し、且つメディアがそれを報道し続けることに疑問を感じていました。何故疑問を感じていたのかというと、批判に対するトーンがやや強すぎるというか感情的に見え、批判すること自体は別としてここまで大騒ぎすることかという風に見ていました。
仮に私がこの件で批判をするならば、公費を使った宴会であるのに参加者の選定がやや恣意的になりやすい傾向があるから、公平を期すために来年からは中止にしたらどうかという具合で行きます。これに抵抗するとしたら参加者をきちんと公平に選び、利権とかにつながらないようにしなければガバナンス面で問題があると付け加えるでしょう。
然るに野党の批判とかを見ていると、これまでの参加者に誰が選ばれていたのかばかりやり玉に挙げ、なんとなく安倍首相周辺の個人批判をするための材料としか使っておらず、公平性、そして何よりも今後この会の扱いをどうするかについては言及が少なかったように思えました。
また上記点のほか、自分が一番気になったのはなんでこの程度の問題でこんなにも大騒ぎしているのかという点です。この程度と言ったら変に反応する人もいるかも知れませんが、花見の宴会程度に費消する公費なんてたかが知れています。また花見に誘われたからと言ってものすごい恩義に感じる人もそんないるとは思えず、相手に対する影響力もそこまで発揮するかと言ったらまず発揮しないと断言できます。
であれば、少なくとも公費の無駄遣い的な話をするならばもっと大きな問題とかにどうして切り込まないのか。批判するならするで、何故こんな小さな問題に全力を傾けるのに、本当にメスを入れるべき問題を無視するのかという点で野党、メディアともに激しく疑問に感じました。
・国保料引き上げの真犯人、「ムダな医療費」を貪る人々の正体(ダイヤモンド)
一例を上げると、上記記事にまとめられている精神疾患医療に対する公費支出に対しては私もかねてから疑問に感じていました。記事中でも「日本人は精神疾患にかかりやすく重症化しやすい」と書かれてある通り、治療費と入院期間が世界的にも桁外れに高く、実際に過去に深刻な疾患でないにもかかわらず入院処置を取り、保険料を国からせしめる病院がいくつも出ています。
ただでさえ日本の財政は火の車であり、医療費に関しても今後の高齢化とともに急増することがほぼ確実な分野で、費用が急増することは仕方ないにしてもその急増の中に無駄がないかについて今だからこそ検証が必要な時でしょう。にもかかわらず花見一つでこれだけ長く大騒ぎしているというのは、呆れるを通り越してこの程度の水準かとつくづく思えてきます。
2019年11月11日月曜日
メガネフレームによる頭痛、失調、疲れ
・また韓国人がいやがる!実は激しかった中国人の嫌韓(JBpress)
本題と関係ないですが一応今日配信された記事なので紹介しておきます。元々、この記事は出すつもりではなかったものの韓国関連記事のフィーバータイム中なので、日本帰国時に編集部に「こういうネタもあるにはあるけど」と紹介したところ、ぜひ書いてほしいと言われたので書いただけです。アクセスもよくヤフコメも非常に伸びていますが、上記のような背景からあまり思い入れはなく、同じく今日配信された藤岡氏の「特報! 関西電力の調査委員長が積水ハウスでも暗躍」の記事のほうが読むべき価値が高いのにと思えてなりません。
敢えて内容に一点だけ述べると、一番伝えたかった内容は「日本人客は『お触りが多いけど、お金をきちんと払ってくれるのでまだ許せる』」という下りです。前々から他の人にも聞かせてやりたいと思っていた下りで、「時は来た……」とばかりにうまく放出できてまじ嬉しいです。なおこの話を中国人女性から聞いた際、周りには他にも日本人男性がいましたが誰一人笑うことはなく、「まぁそうだろうな」とウンウン頷く程度の反応でした。そしてその中には、嫌がられずにうまくお触りする方法をよく熱弁するおじさんも含まれていました。
話は本題ですが先々週末に自転車からダイブして怪我を負った私ですが、この際にまだ買ってから二週間も経ってなかった眼鏡を少しぶつけ、レンズは傷つかなかったもののフレーム右側に少し擦ったような痕がついていました。機能的には問題なく、また擦った痕も数日経って初めて気づくくらい小さなものだったのは良かったのですが、ぶつけた瞬間に眼鏡の鼻当て部に少し衝撃が伝わったのか、この部分がやや曲がってしまいました。
曲がったものはしょうがないと思って自宅で私自ら鼻当て部を捻じ曲げて調整しましたが、これが結果的にはあまり良くありませんでした。それからしばらくして視界のバランスが目に見えて悪くなり、平日の仕事中も画面に向かって作業していて少し首を動かそうとしたらリアルに「ビキッ」って音が聞こえるような痛みが側頭部から首筋にかけて走るようになり、「もしかして転んだ時に神経傷つけたのでは?」と、少し心配になる症状を起こしてました。
薄々、自分で調節したメガネフレームが合っていないのではとわかっており、あれこれまた捻じ曲げ直したりして調節していましたがこれがなかなか合わず終いにはメガネを掛けるだけで眼球が固まるというかストレスを感じて硬直するようになり、それに合わせて視界もどんどん合わなくなっていきました。
もうこりゃ自分の手に負えないと思ってようやく今日眼鏡屋(Zoff)に行ってフレーム調整を頼んだたら非常にぱっぱとやってもらい、自分が気になっていた曲がり具合の箇所も何も言わずにきちんと直してくれて、ご機嫌な感じにしてくれました。
具体的にいうと、左側の鼻当てがどうも根っこのところからやや右側に湾曲していたように思え、これのおかげで右目にかかるレンズの角度がおかしくなっていた気がします。最初しばらくはまだ気にせずいられたものの、日が経つにつれて前述の通り日常生活でも調子がおかしくなってきたので、やっぱメガネフレームでマジ大事だなと感じました。
また転倒から一週間経ち、これ以外の怪我についても概ね回復しました。切った左耳の付け根はこのまま切れたまんまで、「あの千切れた左耳……奴は上海の花園だな」などとトレードマーク化することも危惧していましたが、ほっといたらかさぶたできてきちんとくっつきました。
同様に強打して最初は動かすと痛かった右肩も、転倒から三日目くらいで動かす分には痛みはなく、寧ろ表面にできたかさぶたが服にこすれるのが痛かっただけで、今じゃかさぶたも剥がれて何も痛みなく動かせます。ただ割と肩に筋肉ついている自分だから皮膚を傷つけただけで済んだけど、下手すれば確かに骨とかに影響出てたような転倒だったと今は思います。
まとめると、事故後一週間を経てようやくあらゆるバッドステータスが完治した気分です。今日出た記事よりも次回はもっとずっと大きくて内容のある記事ネタ取り扱うだけに、調子のいい状態に持ってこれたのは幸いです。
本題と関係ないですが一応今日配信された記事なので紹介しておきます。元々、この記事は出すつもりではなかったものの韓国関連記事のフィーバータイム中なので、日本帰国時に編集部に「こういうネタもあるにはあるけど」と紹介したところ、ぜひ書いてほしいと言われたので書いただけです。アクセスもよくヤフコメも非常に伸びていますが、上記のような背景からあまり思い入れはなく、同じく今日配信された藤岡氏の「特報! 関西電力の調査委員長が積水ハウスでも暗躍」の記事のほうが読むべき価値が高いのにと思えてなりません。
敢えて内容に一点だけ述べると、一番伝えたかった内容は「日本人客は『お触りが多いけど、お金をきちんと払ってくれるのでまだ許せる』」という下りです。前々から他の人にも聞かせてやりたいと思っていた下りで、「時は来た……」とばかりにうまく放出できてまじ嬉しいです。なおこの話を中国人女性から聞いた際、周りには他にも日本人男性がいましたが誰一人笑うことはなく、「まぁそうだろうな」とウンウン頷く程度の反応でした。そしてその中には、嫌がられずにうまくお触りする方法をよく熱弁するおじさんも含まれていました。
話は本題ですが先々週末に自転車からダイブして怪我を負った私ですが、この際にまだ買ってから二週間も経ってなかった眼鏡を少しぶつけ、レンズは傷つかなかったもののフレーム右側に少し擦ったような痕がついていました。機能的には問題なく、また擦った痕も数日経って初めて気づくくらい小さなものだったのは良かったのですが、ぶつけた瞬間に眼鏡の鼻当て部に少し衝撃が伝わったのか、この部分がやや曲がってしまいました。
曲がったものはしょうがないと思って自宅で私自ら鼻当て部を捻じ曲げて調整しましたが、これが結果的にはあまり良くありませんでした。それからしばらくして視界のバランスが目に見えて悪くなり、平日の仕事中も画面に向かって作業していて少し首を動かそうとしたらリアルに「ビキッ」って音が聞こえるような痛みが側頭部から首筋にかけて走るようになり、「もしかして転んだ時に神経傷つけたのでは?」と、少し心配になる症状を起こしてました。
薄々、自分で調節したメガネフレームが合っていないのではとわかっており、あれこれまた捻じ曲げ直したりして調節していましたがこれがなかなか合わず終いにはメガネを掛けるだけで眼球が固まるというかストレスを感じて硬直するようになり、それに合わせて視界もどんどん合わなくなっていきました。
もうこりゃ自分の手に負えないと思ってようやく今日眼鏡屋(Zoff)に行ってフレーム調整を頼んだたら非常にぱっぱとやってもらい、自分が気になっていた曲がり具合の箇所も何も言わずにきちんと直してくれて、ご機嫌な感じにしてくれました。
具体的にいうと、左側の鼻当てがどうも根っこのところからやや右側に湾曲していたように思え、これのおかげで右目にかかるレンズの角度がおかしくなっていた気がします。最初しばらくはまだ気にせずいられたものの、日が経つにつれて前述の通り日常生活でも調子がおかしくなってきたので、やっぱメガネフレームでマジ大事だなと感じました。
また転倒から一週間経ち、これ以外の怪我についても概ね回復しました。切った左耳の付け根はこのまま切れたまんまで、「あの千切れた左耳……奴は上海の花園だな」などとトレードマーク化することも危惧していましたが、ほっといたらかさぶたできてきちんとくっつきました。
同様に強打して最初は動かすと痛かった右肩も、転倒から三日目くらいで動かす分には痛みはなく、寧ろ表面にできたかさぶたが服にこすれるのが痛かっただけで、今じゃかさぶたも剥がれて何も痛みなく動かせます。ただ割と肩に筋肉ついている自分だから皮膚を傷つけただけで済んだけど、下手すれば確かに骨とかに影響出てたような転倒だったと今は思います。
まとめると、事故後一週間を経てようやくあらゆるバッドステータスが完治した気分です。今日出た記事よりも次回はもっとずっと大きくて内容のある記事ネタ取り扱うだけに、調子のいい状態に持ってこれたのは幸いです。
2019年11月9日土曜日
広告業に見る日本の金の循環
大分書くまでに時間かかってしまいましたが、日本滞在中にテレビCMを見ていて感じたこととして、ネット関連企業、特にスマホゲーム関連のCMが多いなと感じました。
他の人はどうだか知りませんが、「広告にお金かけれる→業界的に好景気」という図式をかねてから私は持っており、毎回日本に変える度にどの業界のテレビCMが多いのか常にチェックしています。一例を上げると2000年代前半のグレーゾーン金利が廃止されるまでは圧倒的にサラ金屋のCMが多く、その後の2010年前後は家電エコポイントの余波を買って家電メーカーのCMが極端に多い時代でした。
ただ、昨今はテレビCMに対しスポンサー側も「お金をかけたほど効果が出ない」ということを認知し始め、費用対効果がはっきりとしたデータとして出てくるネット広告に力を入れるようになってきています。実際、ネット広告の表示技術も上がってきていることから最近はごく普通のブログとか見ていても、以前のポップアップ広告のような不快なものは減りながら、表示される広告数は増えてきている気がします。特にスマホ向けサイトの広告表示は微に入り細に入るようになってきており、2012年にアドウェイズに取材したときに「もうスマホ向け広告抜きには考えられない」と言われて当時ポカーンと聞いてたのを恥ずかしく思うくらいです。
話は戻りますが、テレビCMもそうですがネット広告でも、単に私が漫画やゲーム関係のサイトに入り浸っているせいかもしれませんが、ネットゲーム関連広告がやたら多く見るような気がします。ちなみに会社のパソコンでは無駄に新規PCと奈良の物件サイトばかり見ているため、パソコンメーカーと奈良の不動産情報サイトの広告ばかり見ます。
前置きが少し長くなりましたが何が言いたいのかというと、なんとなく金の流れがネットを中心にしながらネット関連業界内で完結しているような気がしました。具体的には、
ゲームなどネットサービス企業→ネット広告企業→ウェブサイト運営企業→消費者→ネットサービス企業
こんな具合に、「ウェブサイト運営企業」は外れてくることもあるでしょうが、消費者を含む金の流れがこんな具合にネット内での完結が前より激しくなっている気がします。もっともこのサイクルが拡大するにつれて、通信量で儲けるドコモをはじめとする通信キャリアの儲けも大きくなる外部周辺効果ももちろんありますが。
無論、情報やサービスの流れがネットを中心となることは自然の流れですが、逆を言えばネットに係れない業者は、実態としては社会に必要とされつつ需要もあるもののの、金の流れによる影響を今後受けてくるかもしれません。その上で、広告を主体とするマスコミなどの業界は、今後ネットに対する「従化」がより激しくなるでしょう。ネット業者がなければまともな商売にならなくなり、且つスポンサーも物やサービスによっては、広告業者を介さず自ら直接CM番組を作ってYoutubeなどで流したり自社展開することも考えられ、広告代理店は今ただでさえ厳しいですが今後はもっとさらに厳しくなると予想します。
他の人はどうだか知りませんが、「広告にお金かけれる→業界的に好景気」という図式をかねてから私は持っており、毎回日本に変える度にどの業界のテレビCMが多いのか常にチェックしています。一例を上げると2000年代前半のグレーゾーン金利が廃止されるまでは圧倒的にサラ金屋のCMが多く、その後の2010年前後は家電エコポイントの余波を買って家電メーカーのCMが極端に多い時代でした。
ただ、昨今はテレビCMに対しスポンサー側も「お金をかけたほど効果が出ない」ということを認知し始め、費用対効果がはっきりとしたデータとして出てくるネット広告に力を入れるようになってきています。実際、ネット広告の表示技術も上がってきていることから最近はごく普通のブログとか見ていても、以前のポップアップ広告のような不快なものは減りながら、表示される広告数は増えてきている気がします。特にスマホ向けサイトの広告表示は微に入り細に入るようになってきており、2012年にアドウェイズに取材したときに「もうスマホ向け広告抜きには考えられない」と言われて当時ポカーンと聞いてたのを恥ずかしく思うくらいです。
話は戻りますが、テレビCMもそうですがネット広告でも、単に私が漫画やゲーム関係のサイトに入り浸っているせいかもしれませんが、ネットゲーム関連広告がやたら多く見るような気がします。ちなみに会社のパソコンでは無駄に新規PCと奈良の物件サイトばかり見ているため、パソコンメーカーと奈良の不動産情報サイトの広告ばかり見ます。
前置きが少し長くなりましたが何が言いたいのかというと、なんとなく金の流れがネットを中心にしながらネット関連業界内で完結しているような気がしました。具体的には、
ゲームなどネットサービス企業→ネット広告企業→ウェブサイト運営企業→消費者→ネットサービス企業
こんな具合に、「ウェブサイト運営企業」は外れてくることもあるでしょうが、消費者を含む金の流れがこんな具合にネット内での完結が前より激しくなっている気がします。もっともこのサイクルが拡大するにつれて、通信量で儲けるドコモをはじめとする通信キャリアの儲けも大きくなる外部周辺効果ももちろんありますが。
無論、情報やサービスの流れがネットを中心となることは自然の流れですが、逆を言えばネットに係れない業者は、実態としては社会に必要とされつつ需要もあるもののの、金の流れによる影響を今後受けてくるかもしれません。その上で、広告を主体とするマスコミなどの業界は、今後ネットに対する「従化」がより激しくなるでしょう。ネット業者がなければまともな商売にならなくなり、且つスポンサーも物やサービスによっては、広告業者を介さず自ら直接CM番組を作ってYoutubeなどで流したり自社展開することも考えられ、広告代理店は今ただでさえ厳しいですが今後はもっとさらに厳しくなると予想します。
2019年11月7日木曜日
佐野SAストライキ問題について
先日、ニンテンドースイッチライトを自分が購入したという噂を聞きつけ同僚が話しを聞きに来たので、直接現物を持って見せて(=自慢)きました。その際、「何か最新のゲームを見せて(・∀・)」と言われたので、今年発売されたばかりの「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」を見せたら、「え?(´・ω・`)」って顔されました。
リンク先を見てもらえば早いですが、このゲームは徹底的にファミコン時代のゲームをモチーフに作られたゲームで、正真正銘最新のゲームソフトですが、中身は骨董品級な画面とシステムで作られた疑似レトロゲームです。
・佐野SA、ふたたびストライキ決行へ「前回のストを正当な争議行為として認めて!」(弁護士ドットコム)
話は本題ですが、今年夏よりストライキが行われようやく労使妥結したかと思いきや再びこじれにこじれている佐野SAのストライキ問題についてです。
経緯については他の記事に譲るとして、この問題についてまず言えることとしては、佐野SAという目立つ場所だったから世間の注目が集まっていくらかの進展は得られたということです。仮に他の企業や目立たない売り場であればそもそも報道もされず、注目も世論の支持も得られずに経営側の一方的勝利に終わっていたと思われ、そういう意味では夏場における騒動関連報道は労働側にとっては追い風となりプラスに働いたと考えています。
しかしそれだけの追い風があった、というより明らかに経営側が無能で問題あることがはっきりしているにもかかわらず、未だにこの問題が続いて労使対立が起こっていることには疑問を覚えてなりません。それこそ、融資を行っている金融機関などが間に立ち、つなぎ融資の条件として経営の沈静化を図ったりしないものなのか、それ以前に仮に私が銀行担当者であれば、経営陣の完全総退陣を要求すると思います。
銀行以上に理解できないのは、件のケイセイ・フーズに発注をしているネクスコ東日本です。夏場の重要な時期にストライキという問題を発生させた上にその後の対応も疎かで、それ前に取引先との決済問題なども引き起こしているケイセイ・フーズに対して必要な是正措置を何故取らないのか。それこそ銀行以上に率先して仲裁に立つべき立場であり、サービスエリアという公共性の高いテナントを運営する立場からもどうしてもっとしっかり問題解決に動かないのか、はっきり言えば頭おかしいのではと思います。
この問題に関して他ではこのように報じていませんが、内心で私は、ケイセイ・フーズの無能な経営陣以上にネクスコ東日本態度の方が疑問に感じます。これほど大きくなった問題に対してもこんな態度なのだから、案外ほかでもいろんな問題を抱えているのではないかと訝しむくらいです。
リンク先を見てもらえば早いですが、このゲームは徹底的にファミコン時代のゲームをモチーフに作られたゲームで、正真正銘最新のゲームソフトですが、中身は骨董品級な画面とシステムで作られた疑似レトロゲームです。
・佐野SA、ふたたびストライキ決行へ「前回のストを正当な争議行為として認めて!」(弁護士ドットコム)
話は本題ですが、今年夏よりストライキが行われようやく労使妥結したかと思いきや再びこじれにこじれている佐野SAのストライキ問題についてです。
経緯については他の記事に譲るとして、この問題についてまず言えることとしては、佐野SAという目立つ場所だったから世間の注目が集まっていくらかの進展は得られたということです。仮に他の企業や目立たない売り場であればそもそも報道もされず、注目も世論の支持も得られずに経営側の一方的勝利に終わっていたと思われ、そういう意味では夏場における騒動関連報道は労働側にとっては追い風となりプラスに働いたと考えています。
しかしそれだけの追い風があった、というより明らかに経営側が無能で問題あることがはっきりしているにもかかわらず、未だにこの問題が続いて労使対立が起こっていることには疑問を覚えてなりません。それこそ、融資を行っている金融機関などが間に立ち、つなぎ融資の条件として経営の沈静化を図ったりしないものなのか、それ以前に仮に私が銀行担当者であれば、経営陣の完全総退陣を要求すると思います。
銀行以上に理解できないのは、件のケイセイ・フーズに発注をしているネクスコ東日本です。夏場の重要な時期にストライキという問題を発生させた上にその後の対応も疎かで、それ前に取引先との決済問題なども引き起こしているケイセイ・フーズに対して必要な是正措置を何故取らないのか。それこそ銀行以上に率先して仲裁に立つべき立場であり、サービスエリアという公共性の高いテナントを運営する立場からもどうしてもっとしっかり問題解決に動かないのか、はっきり言えば頭おかしいのではと思います。
この問題に関して他ではこのように報じていませんが、内心で私は、ケイセイ・フーズの無能な経営陣以上にネクスコ東日本態度の方が疑問に感じます。これほど大きくなった問題に対してもこんな態度なのだから、案外ほかでもいろんな問題を抱えているのではないかと訝しむくらいです。
2019年11月5日火曜日
高度な理性とは
理性的な人物だと言われれば、恐らくまず褒め言葉として受け取られるでしょう。では理性的な人物とは、どんな人が当てはまるのか。
恐らくこうした問いかけをした場合、一番多く帰ってくると思う答えとしては「常識的な人物」ではないかと思います。しかし私に言わせると、常識というのは時代や場所によって変わるものであり、それこそ貧困国や戦地において日本の常識を維持する人間が「理性的な人物」として取られるかは果たして疑問です。
では単純に「理性」が多い人間だったらどうか。そもそも理性とは何かというメタな議論へと発展していきそうですが、要するに論理的に考える人のことを指していると私は考えており、その意味で言えば「感情に流されない人」こそが理性的と言えるかもしれません。この場合の「感情的」とは、特に現代日本だと「めったに怒らない人」がそうした代表として扱われると思え、確かにこういうタイプの人なら「理性的な人」と言われても自然ではないかと思います。
でも、敢えて嫌な言い方をすれば、いついかなる時も怒りを見せない人間が果たして理性的なのかという逆説を問うこともできます。それこそ目の前で親や子供が殺されながらも怒りを見せない人間は理性的と言えるのか、という風に問うこともできます。ただこうしたケースであれば、「怒りではなく悲しみを出すことが自然」として、怒りを見せずとも涙を流すという感情を出しさえすれば、怒りを抑えつつも親類への情をきちんと備えているとして合格、晴れて理性的な人物に認定されるかもしれません。
ただ上記ケースにおける怒りにしろ悲しみにしろ、それは理性というよりかは感情があるかないかの議論であると私は捉えており、理性の有無の議論とは敢えて分けて考えた方がわかりやすいように思います。目の前で虐殺されるのを見て怒りも悲しみも見せないのはただ単に感情がないだけで、それはそれでやはり不気味な人間だと私も考えます。
ではこの場合の理性があるかないかはどの点を見るのかというと、端的に言って大きく取り乱すか否かでしょう。怒りや悲しみを見せるとしても、「てめぇこのやろ絶対許さねぇ!」などといって戦車に向かって体当たりをかける人は情が強いことは認めるものの、私の中では理性的ではありません。怒りであろうと悲しみであろうと、無謀な行為や、論理的に明らかに逸脱した行為を見せるというのが理性的ではなく、憎い相手を殺そうとするにしても、死んだ者に涙を流すとしても、その目的に合わせて適切な行為を行い、なおかつ我を失うような慌て方をしないということが理性的であると考えるわけです。
以上が理性的という言葉に対する私の定義ですが、ではここで、「高度な理性」とは何を指すことになるのでしょうか。要するに、取り乱さないことの程度が高いということで、どんなショッキングな場面においても取り乱さない人が、高度な理性を備えていると言えるでしょう。
そういう意味では昔にも書いた気がしますが「罪と罰」のラスコーリニコフとナポレオンの比較が好例といえ、何百万人を死に至らしめながら平然と自らの野心を追求したナポレオンに対し、誰からも嫌われる金貸しの老婆とその妹を殺しただけで前後不覚になるラスコーリニコフでは、ナポレオンのほうが理性的だったということになります。
この「罪と罰」の例は自ら手にかけた場合ですが、他人に手をかけられるという意味では最初の例のように、親族が殺される、知人が殺される、赤の他人が殺される、この順番でどこで取り乱すかでその人の理性が測られることとなるでしょう。
また無理に殺人を例にしなくても、ジェイソンに会う、フレディに会う、花子さんに会う、貞子に会うというドッキリ恐怖系でも、どこで恐怖から取り乱すかでも測れるかもしれません。もっともこのキャラたちの格付は私にもよくわかりませんが。
なんでこんな話をするのかと言うと、実は今、超ゴア系アドベンチャーゲームを買うかどうか悩んでます。ネットでチラ見しただけで戦慄というか声が出なくなり、ガチで目を背けたというか画面切ったほどの内容なのですが、「俺の理性はそこまでなのか?」と変な負けん気だして、こんなんでビビんねぇぞとばかりに逆に購入してやってやろうかという気に今なっています。もっともそういいつつ、あれ程の内容ならば触れない方がいいのでは、触ってしまうと逆に歪むのではという懸念も持っています。
そうした妙なせめぎ合いを感じている最中ですが、少なくとも言えることとしてはやはり私は幼少より、そうしたホラーをはじめとするゴア表現系の映像やらストーリーをよく求めてきて、そうした物に触れるにつれて徐々にですが理性的になってきたという自負はあります。この前も紹介した「シークレットゲーム」でもプレイ中、少なくとも私は目を背けたり映像や表現に慄いたりすることは一切なく、ホラー耐性みたいなものは幼少時と比べると格段に強くなっています。
ホラーやスプラッタ描写に触れ過ぎると性格がおかしくなる、残虐になるという教育論は昔から多いし私も別に否定しませんが、自分に関してはホラーやスプラッタ描写の行為に憧れるとかそういうのはなく、ただ単に「怖い、だからこそ見てみたい」という単純な興味からであり、恐怖を克服したいとかそういう気も別にあるわけではありません。しかし結果的にそうした動機や行動が「高度な理性」につながってるとしたら、意識して高めているわけじゃないけど、私は割と高度な理性を追い求めて生きてるんだなと思ったわけです。
そんなわけで、そのゲームを買うかどうかマジ悩んでるわけです。本気でここ数年でかつてないくらいにドン引きしたゴア表現でしたが、だからこそ惹かれるというか、久々に高くてもやってみたいと思ったゲームです。まぁこうなったのも、「シークレットゲーム」が少なくとも自分が思ってたよりかはマイルドだったことも少なからず影響している気がしますが。
恐らくこうした問いかけをした場合、一番多く帰ってくると思う答えとしては「常識的な人物」ではないかと思います。しかし私に言わせると、常識というのは時代や場所によって変わるものであり、それこそ貧困国や戦地において日本の常識を維持する人間が「理性的な人物」として取られるかは果たして疑問です。
では単純に「理性」が多い人間だったらどうか。そもそも理性とは何かというメタな議論へと発展していきそうですが、要するに論理的に考える人のことを指していると私は考えており、その意味で言えば「感情に流されない人」こそが理性的と言えるかもしれません。この場合の「感情的」とは、特に現代日本だと「めったに怒らない人」がそうした代表として扱われると思え、確かにこういうタイプの人なら「理性的な人」と言われても自然ではないかと思います。
でも、敢えて嫌な言い方をすれば、いついかなる時も怒りを見せない人間が果たして理性的なのかという逆説を問うこともできます。それこそ目の前で親や子供が殺されながらも怒りを見せない人間は理性的と言えるのか、という風に問うこともできます。ただこうしたケースであれば、「怒りではなく悲しみを出すことが自然」として、怒りを見せずとも涙を流すという感情を出しさえすれば、怒りを抑えつつも親類への情をきちんと備えているとして合格、晴れて理性的な人物に認定されるかもしれません。
ただ上記ケースにおける怒りにしろ悲しみにしろ、それは理性というよりかは感情があるかないかの議論であると私は捉えており、理性の有無の議論とは敢えて分けて考えた方がわかりやすいように思います。目の前で虐殺されるのを見て怒りも悲しみも見せないのはただ単に感情がないだけで、それはそれでやはり不気味な人間だと私も考えます。
ではこの場合の理性があるかないかはどの点を見るのかというと、端的に言って大きく取り乱すか否かでしょう。怒りや悲しみを見せるとしても、「てめぇこのやろ絶対許さねぇ!」などといって戦車に向かって体当たりをかける人は情が強いことは認めるものの、私の中では理性的ではありません。怒りであろうと悲しみであろうと、無謀な行為や、論理的に明らかに逸脱した行為を見せるというのが理性的ではなく、憎い相手を殺そうとするにしても、死んだ者に涙を流すとしても、その目的に合わせて適切な行為を行い、なおかつ我を失うような慌て方をしないということが理性的であると考えるわけです。
以上が理性的という言葉に対する私の定義ですが、ではここで、「高度な理性」とは何を指すことになるのでしょうか。要するに、取り乱さないことの程度が高いということで、どんなショッキングな場面においても取り乱さない人が、高度な理性を備えていると言えるでしょう。
そういう意味では昔にも書いた気がしますが「罪と罰」のラスコーリニコフとナポレオンの比較が好例といえ、何百万人を死に至らしめながら平然と自らの野心を追求したナポレオンに対し、誰からも嫌われる金貸しの老婆とその妹を殺しただけで前後不覚になるラスコーリニコフでは、ナポレオンのほうが理性的だったということになります。
この「罪と罰」の例は自ら手にかけた場合ですが、他人に手をかけられるという意味では最初の例のように、親族が殺される、知人が殺される、赤の他人が殺される、この順番でどこで取り乱すかでその人の理性が測られることとなるでしょう。
また無理に殺人を例にしなくても、ジェイソンに会う、フレディに会う、花子さんに会う、貞子に会うというドッキリ恐怖系でも、どこで恐怖から取り乱すかでも測れるかもしれません。もっともこのキャラたちの格付は私にもよくわかりませんが。
なんでこんな話をするのかと言うと、実は今、超ゴア系アドベンチャーゲームを買うかどうか悩んでます。ネットでチラ見しただけで戦慄というか声が出なくなり、ガチで目を背けたというか画面切ったほどの内容なのですが、「俺の理性はそこまでなのか?」と変な負けん気だして、こんなんでビビんねぇぞとばかりに逆に購入してやってやろうかという気に今なっています。もっともそういいつつ、あれ程の内容ならば触れない方がいいのでは、触ってしまうと逆に歪むのではという懸念も持っています。
そうした妙なせめぎ合いを感じている最中ですが、少なくとも言えることとしてはやはり私は幼少より、そうしたホラーをはじめとするゴア表現系の映像やらストーリーをよく求めてきて、そうした物に触れるにつれて徐々にですが理性的になってきたという自負はあります。この前も紹介した「シークレットゲーム」でもプレイ中、少なくとも私は目を背けたり映像や表現に慄いたりすることは一切なく、ホラー耐性みたいなものは幼少時と比べると格段に強くなっています。
ホラーやスプラッタ描写に触れ過ぎると性格がおかしくなる、残虐になるという教育論は昔から多いし私も別に否定しませんが、自分に関してはホラーやスプラッタ描写の行為に憧れるとかそういうのはなく、ただ単に「怖い、だからこそ見てみたい」という単純な興味からであり、恐怖を克服したいとかそういう気も別にあるわけではありません。しかし結果的にそうした動機や行動が「高度な理性」につながってるとしたら、意識して高めているわけじゃないけど、私は割と高度な理性を追い求めて生きてるんだなと思ったわけです。
そんなわけで、そのゲームを買うかどうかマジ悩んでるわけです。本気でここ数年でかつてないくらいにドン引きしたゴア表現でしたが、だからこそ惹かれるというか、久々に高くてもやってみたいと思ったゲームです。まぁこうなったのも、「シークレットゲーム」が少なくとも自分が思ってたよりかはマイルドだったことも少なからず影響している気がしますが。
2019年11月3日日曜日
ドラマはその後
昨日、中山公園のニトリに言ったら、ニトリが入っている商業施設で剣道試合のイベントが行われていました。個人的には前掛けに漢字の個人名が入っているのが印象的で、中国人でも剣道やる人いるんだなとなかなか興味深く思ってみてました。
試合を見ながら写真を撮って、これで今夜のブログもバッチリだと思って帰宅しましたが、ドラマはその後に待っていました。
今回、ニトリで私は発泡スチロールみたいな素材でパズルピースみたく組み立てるフロアマット一畳分を購入しました。何に使うのかと言ったら部屋に敷くためで、スリッパ脱いで動くスペースにこれ敷いておけば冬も床から熱奪われなくて超いいじゃんとか思ったからでしたが、結構サイズが大きく、ナップザックには入らなかったのでビニール袋をもらい、そのまま片手運転の自転車で帰宅しました。
そしたら案の定というか自転車の前輪が袋を巻き込み、それだけだったら全然余裕だったけど、フロアマットが変に柔らかい素材もあってめっちゃ前輪に食い込み、袋ごと右腕が引っ張られ、そのまま見事に自転車から転げました。自分にしては非常に珍しいのですが、袋とともに右腕引っ張られたところまでは覚えているものの、転げ落ちた瞬間の記憶は何故か曖昧で、具体的にどうどのように転んだのかは今も覚えていません。
幸い、コケた場所は車の少ないところで、コケた直後にすぐ立ち上がることができたのですが、周りから「大丈夫か?」とすぐ中国人男性二人が駆け寄ってきました。最初はなんで寄ってくるのかわかりませんでしたが、改めて気がつくとかなり激しく顔面から流血しており、よってきた二人以外にも周りの人たちがえらい表情して自分を見ていて事は深刻だと気が付きました。
その後、声をかけてくれた二人に「大丈夫だから安心して」と言って路肩に寄り、身なりを正しましたが、ようやく段々と痛みが湧いてきて、特に右肩を強く打ったようで流血以上にこっちのがきになりました。そのようにしていたらさっき駆け寄ってきた二人のうち一人が、近くのコンビニから水とティッシュを買ってきてくれて、「これ使いなよ」と言って渡してくれました。お金を払おうとしたものの断られ、何度もありがとうと言って別れましたが、この時は心底「中国に来てよかった」と思いました。
早速その水とティッシュで顔を拭いたところ、自分でもドン引きするくらいティッシュが真っ赤になってちょいビビりました。幸い流血自体はすぐ止まったのですが、傷口を見るのはなんとなく気分的に嫌だったのであえて見ず、このあとどうやって帰るかについて思案にくれました。
前輪に巻き込まれたビニール袋は激しく破れていたため、フロアマットは手で持つしかありませんでした。幸い、サイズ自体は極端にでかくなく、片手でこんどはしっかり持てば前輪に巻き込むことはないものの、右肩強打の影響で右手の握力が極端に落ちており、果たして家まできちんと握ってられるかが不安でした。また習近平が来るということで上海市内のあちこちに警官が立っており、片手運転くらいで咎められることは中国の警察にはないものの、流血の痕とのコンボだったらちょっとまずいかもという懸念がありました。
とはいえ自転車をほっぽって置くわけにも行かないし、強打した右肩と顔面がやや痛むものの、右手にフロアマット、左手にハンドルを持って再び片手運転に漕ぎ出しました。漕ぎ出してすぐ、案の定握力が弱っててちょっとした段差にぶつかるやフロアマットを落としましたが。
ともかく握力がやたら弱くなってたので段差の振動でもやばく、速度も比較的低めで漕ぎ出しました。そして警察が立っている十字路とかでは、予め距離を置いて信号待ちし、信号が変わるやさっと素知らぬふりして通り抜けるということを繰り返して進みました。案の定、片手運転については中国の警官は何も咎めませんでした。前に両手手放し運転した時は流石に怒られたけど。
そんな感じで約30分間走り、無事に家まで辿り着きました。最後の自宅アパート階段を自転車持って登るのが結構辛かったし。ちなみに自宅に着くまでの間は何故か、グランド・ジョラスでのビカール・サンな気分をしてました。
家着いて、嫌だと思いつつも頑張って鏡を見たところ、擦り切れたというよりかは強打して皮膚が破れた感じの右頬はともかく、眼鏡金具で切れた鼻の頭付近と、左耳の付け根が切れてて、ここから激しく流血した痕が見られました。あと右肩は出血していないものかなり内出血しており、しばらくは肩上げるのも痛かったです。それと痛みのある左手首には血がべったりついていたので裂傷下かと思ってましたが、水で洗い流すと傷口はなく、ただ単に打ち身してただけでした。逆を言えば裂傷したと勘違いするほど血がついてたんだけど。
各傷口から判断するに、おそらく自転車が右斜めに傾いて倒れ、まず右肩を地面にぶつけた後で右頬をうち、その後倒れた自転車の金具でも左耳に当たって切れたのだと思います。真面目に記憶力に自信のある自分でありながら、こうも転倒時の記憶がないのは不思議です。
幸いだったのはこの前買ったばかりの眼鏡は落としたり、ぶつけたりせず、レンズも傷一つなかったことです。っていうか耳切るよりレンズに傷つくほうが嫌でした。
一夜明けた今日は傷口もそこまで深くなかったことから、今日会って話しした人にも説明しないと出血した痕だと気づかれないくらい目立たず、また右肩もまだ触ると痛むものの、肩自体は問題なく可動するようになり、事後は比較的順調です。また午前中には、恐らく倒れた影響からか目視でもはっきりわかるくらい前輪が左右に歪んでいたことから、自転車屋まで乗っていき直してもらいました。スポークを調整するだけで済みましたが(20元=約300円)、倒れた事以外にも経年劣化による長年の歪みの影響もあったでしょう。
あと少し汚い話ですが、今日出した尿は毎回非常に濃くなっており、なんとなく体直すのに細胞がフル稼働しているのが見て取れました。
何気に今回の転倒で地味に痛かったのは、本当は昨日の夜に次のJBpressの原稿を書こうと考えていたのですが、流石に自転車で転倒して、耳切って流血したあとに書く気にはなれず、すぐに寝ちゃって、ついさっきまで急いで書く必要に迫られたことです。スケジューリングはマジ大事。
それにしても、自転車で顔から突っ込んだのは約10年ぶりです。これだけあっても普通に今日、部屋の模様替えとか買い物、原稿執筆するあたり落ち着きがないと自分でも思います。