ページ

2020年6月28日日曜日

久々の遠出

 中国では端午の節句が祝日なため、先週木曜から土曜にかけて三連休でした。と言っても全く仕事しなかったのは木曜だけで、金曜はほぼフル、土曜は午前にちょっくら仕事していました。とはいえ、この一ヶ月くらいで全く仕事しない日はほぼなかったので木曜に丸一日休めたのは個人的にでかかったです。右手首も曲げるだけで痛かったけど、ようやくその痛みも取れたし。
 ただ今回の仕事の繁忙期、1週間ほど来るタイミングを読み違えました。その一週間の間に夏の歴史特集記事を準備しようと思っていたら仕事に時間とられ、結局現時点でもまだ書き終わっていない状態です。まぁあとちょっとだけど、このタイミングで新しいゲームに手を出す自分も自分です。「Dear My Abyss」がまた意外に面白いし。

 話は変わりますが、昨日は午前中にちょっと仕事した後、午後から知り合いと会うために上海の隣にある昆山市へ行っていました。自転車で直接行くことは多いものの、今回久しぶりに高速鉄道に乗ったら、前と違って自動改札はチケットじゃなく身分証明書となるIDカードじゃないと通れなくなっていたのにちょいビビりました。無論、外国人にはそんなのないので身分証とチケットを直接係員に見せて通らなくてはならないのですが、これがまた無駄に面倒くさい。

 そんなこんなを経て昆山来て久々に他の会社にいる知人らと会ってきましたが、やはり出張とかは一切せず、昆山市内で働く日々だそうです。実際、今回私も上海から昆山に行くだけでいろいろ準備が必要だったというか、健康管理アプリをわざわざ昆山市用の物を用意しなくてはなりませんでした。ホテル等に宿泊する際にはこのアプリが必要で、自分が無感染者であることを示さないといけません。
 こんなのを各地でやろうものなら手間暇半端じゃなく、とてもじゃないですが自治体を跨いで出張なんて行けるどころじゃありません。なおホテルのフロント従業員と少し話しましたけど、やはり外国人だと管理が余計に厳しいそうです。

 そんなわけでまた執筆作業に戻ります。今月はマジ働き過ぎ。

2020年6月25日木曜日

政治家の金の問題の判断ポイント

 河合夫妻が逮捕されてしばらく経ちますが、なんとなく逮捕前の態度とか見ると意外とすぐに白状するんじゃないかという気がします。この手のしぶとさで言えば鈴木宗男氏がぶっちぎりでしたが、そのムネオと比べると何となくタイプが逆じゃないかと思うのがその根拠です。

菅原前経産相を不起訴処分に 香典問題、起訴猶予か(朝日新聞)

 その一方でまたこちらの方でも動きがありましたが、香典一つ取るだけなら秘書が持ってったっていいんじゃないかと自分は思いますが、この人の場合は他にもいっぱい余罪があるからまぁ辞職になったのもしょうがないと考えています。

 とはいえ、政治と金の問題は延々と付きまとうところですが、その一方で日本の選挙関連の規制法がガチガチ過ぎて、内心どうかなと前から思っています。例えばインターネットを使ったアピールとかもいろいろ制限あると聞いており、また個人の看板や広告なども選挙前以外は出しちゃいけないとか、果たしてその好意に意味があるのかと思う点も少なくありません。
 一方、政治資金規正法に関しては確か数年前に1円単位で領収書を必ず添付するよう義務付けられていますが、今回の河合夫妻問題やドリル小渕を始め、この1円単位添付はあまり機能していないように感じます。なお先の二人を分けたのは、ハードディスクドリルだったなとも見ています。

 私自身、どこにどれだけ金を配ろうが内心いいんじゃないかと考えています。寄付金集めもまた政治家の仕事だと思うし、そこらへんも含めて有権者が判断するべきところでしょう。ただ唯一問題視するのは、金の出入りをきちんと記載しているか否かであり、その点で今回の河合夫妻に関してはアウトだと思っています。
 誰からお金をもらい、誰にお金を渡したのか。この点をきちんとつまびらかに明らかにするのなら別にいいのですが、知っての通り今回の河合夫妻は自民党から政党交付金1.5億円が与えられ、その用途について不明瞭な点が多いです。この点は先ほどの政治資金規正法が完全にザルなところですが、用途を縛るくらいならもっと情報公開の責任を高める、具体的には不一致金額につき10倍のペナルティ(資金没収)を設けるくらいやってもいいんじゃないかと思います。

 そしてその用途、具体的には他の政治家への献金具合も有権者に公開し、それを有権者がどう思うかも含めて民主主義だと思います。企業から献金受けることについては、年間100万円くらいで上限設ければいい気がします。
 何よりも私が重視するのは情報公開と一致性であり、この辺に関してもっとマスメディアもいろいろ提言してもらいたいところです。

2020年6月22日月曜日

宦官だよ、全員集合!

中国史の影の主役、宦官とは何者だったのか(JBpress)

 というわけで今日出した記事ですが、昔と比べてライターに強敵が増えたJBpressの中ではそこそこアクセス面で健闘している模様です。

 この記事を書いたきっかけとしては、帰り道で何故かドラクエ4コマのことを思い出し、「ガンガン行こうぜ→宦官行こうぜ→宦官ネタおもろいやんけ(・ω・)」という成り行きでした。ただ見出しは「宦官行こうぜ」だと抽象的過ぎるので、このブログ記事にしている「宦官だよ、全員集合!」にしましたが、やはりこちらも抽象的過ぎると思われたか編集後には副見出しにされていました。

 それで書き始めたこの記事ですが、書いててめっちゃ楽しかったです。宦官をテーマにした専門書籍はたくさん出ているものの、こうした概要解説系のコラムは多分今まで出ていなかったと思われ、そういう意味でうまいこと空白を突いたような記事になったかと思います。記事内容も具体的人物とか十常時は12人いるとか、じゃあジャイアントロボの命の鐘の十常時は誰なの的に上手く掘り下げられた気がします。
 にしてもジャイアントロボの話すると十傑衆走りがしたくなる。

 このほか書いてて思った、というか連想していた人物は何気にIKKOさんです。ヤフコメにも似たようなコメントがありましたが、宦官は去勢されているから現代のオカマっぽい人もいたんじゃないかと思い、「案外オカマに心を許す女性は多いから、後宮での仕事はめっちゃ向いてたんじゃないかな」などと考えていました。それこそ妃らに、「ねぇちょっときいてよー、アタシさっきそこの廊下で超イケメンの進士に色目使われちゃったんだけど―」みたいな感じで話している姿を想像していて、適材適所のように思えてきました。

 なお改めて宦官について述べると、地味に宦官って漢字よりも長い歴史があり、その歪な特殊性と相まって中国の伝統性を表す上では非常に大きな存在であること間違いありません。しかもこの記事で書いたように、宦官と反乱と英雄の三つが三種の神器みたく揃うと中国では革命が起きるというのが通常パターンです。そういう意味では見出しに銘打った「中国史の影の主役」というのも言い過ぎでないと考えています。

2020年6月21日日曜日

史上最高のインプレッサ

 連日の休日作業で身も心もボロボロなため今日はブログ書く予定なかったのですが(ヽ''ω`)、ふと突然、「あれ中国で検索したらどう出るのだろう?」と思って検索してみたところ、出てきたのが以下の画像を含むたくさんの記事でした。


 ランエボやRX-7といった多くのライバルたちがそのシリーズ名を失う中、現在もスバルの主力車種としてインプレッサはその歴史を続けていますが、数多くあるインプレッサの中で「史上最高のインプレッサとは何か?」と問われるなら、恐らく多くの人は上記の「22Bインプレッサ」を挙げると思います。

500万円が2日で完売! 伝説の22B STi バージョン驚きのポイントとは?【インプレッサ生誕20周年】(クリッカー)

 知ってる人には早いですが、これはWRCカスタム仕様のコンプリートカー(改造済み車)として限定販売に出したところ、500万円というそこそこ根の張る中、わずか2日間で400台すべてが完売したという伝説の車種です。その最大の特徴はでかいリアフェンダーはもとよりインプレッサとしては唯一の2ドアという形状で、ボディ剛性的には4ドアに劣るものの完璧なまでのレース仕様なスタイルに憧れる人も多いでしょう。

 それでこの車、中国で「22B」と検索すると出るわ出るわで、例えばこの記事だと「伝説の22Bが香港に!?」という見出しで、路上の22Bが激写されています。またこの記事では「拓海って金持ちのお坊ちゃん?文太の最強Subaru 22B」という、頭文字Dならすぐ「ははーん( ・´ー・`)」とくる見出しで22Bが特集されています。
 このように多くの22Bに関する記事が検索でヒットする中、「広州番22B路」というバスの路線案内も検索にヒットするのが微妙に受けます。

 真面目にかなり久々に私も22Bの写真を見ましたが、なんていうかかなり元気とか出てきます。っていうかなんで最近のカーメーカーはこんなデザインの車作れないんだとかマジ思います。

 それにしてもこういうの見るとまたプラモとか作りたくなりますが、22Bのプラモは一時限定版で出ていたようですが、現在は販売していないようなので作りようがありません。っていうか32のプラモを買ったまんまずっと組んでないのですが、多分あと3週間は忙しいからまだまだ作れそうにありません(´;ω;`)ウッ…

FNNの世論調査不正入力について

 今さっきBloggerの新しいユーザーインターフェイスフォームに切り替えて、投稿画面も一新されていますが、なんか複雑になった分だけ利便性が損なってきているような気がします。理系って、複雑にすればするほど利便性が上がると思ってる人が多いような気がしますが、この手の物はシンプルイズベストで、複雑な処理や設定に関しては別枠、若しくは完全にサービスを切り分けた方がいいのではと思います。

FNN世論調査で一部データを不正入力(FNNプライムオンライン)

 さて本題ですがこちらは昨日のニュースですが、フジテレビと産経新聞のフジニュースネットワークことFNNの世論調査で、実際には聞いてないにもかかわらず調査を行ったとして、いわゆる「積み増し」といった不正が行われていたことが明らかにされました。第一印象としては、よく中国の世論調査は操作されていると言いますが、この手の主張を特によく繰り返す産経新聞辺りは説得力があるなと感じました。

 積み増し自体は世論調査業務の委託先が行っていたとのことで、偏見かもしれませんが、日本はこの手の調査、並びに調査会社の職業意識というか倫理があからさまに弱いような気がします。昨年の政府による給与統計調査でも露骨な不正が行われていますが、マンパワーもかけていなければ効率化手段も模索せず、調査手法も不効率なばかりで、言ってしまえばこのような不正が起こるのも当然の成り行きのように見えます。なのでこうした案件は表に出ないだけで、よそで多かれ少なかれあると考えています。

 そういう意味では今回、素直に不正があったということを発表したFNNについて私個人は評価しています。ある一点を除けば。
 その一点とは、積み増された票の結果に思想や傾向があったかについて触れていないという点です。具体的には内閣支持率調査などで、積み増された票が全体統計結果と差異がなかったのか、支持もしくは不支持に偏って積み増されていなかったのかという点です。単純な水増しで全体得票比率に合わせて支持、不支持を上乗せしたのであればともかく、どちらか片方に比重が載せられていたのかどうか、これによって過去の統計結果は大きく変わります。言ってしまえば、世論操作が行われていたかが焦点です。

 はっきり言えばこの点について何も触れていない辺り、やましいところがあるのではと勘繰らざるを得ません。逆に勘繰らない方がおかしいとすら私は思います。FNNが持って行きたい世論の方向に調査結果を弄っているか否か、過去の調査結果報道記事を削除する暇があったらこの点についてもっと踏み込んだ報道をするのがメディアとして正しい姿、否、ジャーナリストが追うべき対象ではないかと私は思います。
 前回の賭け麻雀騒動といい、なんか産経は身内に緩いよなという気がしてなりません。なおこうした方面では共同通信はガチで、所属の記者がなんかやらかしたらその記者本人のみならず上長も問答無用で、どんだけ優秀な人であっても処分を食らいます。何度か見たことあったけど、「え、このケースでも(;゚Д゚)」と思うくらい内部に厳しくて、この点は共同はすごいと本気で思っています。

2020年6月20日土曜日

主張の一貫性が崩れる瞬間

110番通報悔やむコンビニ店長、警察署長がかけた言葉(朝日新聞)

 非常にいい内容の記事だと思うのですが、朝日新聞公式サイトの記事リンクつけようとしたら、どうやってもアクセスできませんでした。なんだろう、海外からのアクセス遮断してんの?

 話は本題ですが、そんなあまり主張しませんがこと論理の構成と組立に関して私はそこそこ自信があり、特にバックグラウンドのない議論においてはまず負けることがないと自負しています。なんでそこまで自信過剰なのかというと、学生時代の友人らがこと議論に強く、論理の組み立てから頭の回転も速く、彼らとの議論を通して恐竜的な進化をいつの間にか遂げてしまいまいた。実際、社会人になってから何かのきっかけで誰かと議論になると、意識しなくても相手の四手先くらいまでの発言が読めるし、「なんか物足りない(´-ω-`)」と思いながら落としどころに突き落とすことしかしていません。

 その上で、こと議論において自分が他人にはない圧倒的に有利な特徴を持っています。それは何かというと主張の一貫性で、単発の議論において揺らぐことはほぼなく、方針を構えたらそこからピクリとも動かない特徴があります(議論中に相手の意見に賛同して考え方を変える場合を除く)。なんでそんな堂々と「一貫性がぶれない( ー`дー´)キリッ」と言い切れるのかというと、知ってる人には早いですが私の場合はすべての価値観においてノーガード、いわば身を守るという行為を全くしないという、本人ですら異常だと考える妙な特徴があるためです。実際、格闘ゲームでもほとんどガードしないで突っ込む癖があります。

 逆に言うとですが私から見て、人間が議論や主張においてその一貫性が崩れる瞬間ことポイントはほぼ間違いなく保身に走った瞬間だと思います。それまで自分なりの理屈や根拠に基づいて一貫性を保っていた人間が、過去の発言内容を無視またはひっくり返すかのように一貫性を崩す場合、その背景というか主因に保身がよぎったためだと見ています。

 この辺りは政治家の発言の変遷などを見ればわかりやすいと思いますが、それ以前と比べて特定のキーワードを使わなくなる、または過去の発言についてそれまでになかった意味を説明しだす瞬間というのは、ほぼ確実にその一貫性を崩した本人が保身を意識し始めたタイミングと重なっているはずです。この逆というか、人間「守り」ではなく「攻め」に走っている時というのは、主張はかなり一貫性を保ち続ける傾向があり、人によってはそうした一貫性のある姿勢を見て周囲が共感というか応援するようになることもあるでしょう。

 前述の通り、私の場合プライベートでもオフィシャルでも自分でも呆れるくらい保身に走ることがなく、むしろ死地や逆境を見つけると自らをそこへ放り込もうとするところがあります。実際議論でも攻め一辺倒で、「守りに入るくらいなら死ぬ」、「一撃必殺に命をかける」というなんか薩摩の示現流みたいな変な思想に凝り固まっています。
 その副作用というか最近になって気が付いたのですが、私の議論時における殺し文句に、「で、何の話してたんだっけ?」というセリフがあります。これは議論が発展していくにつれて話題が枝葉末節にずれていった場合、突如最初の論点に話を戻して(相手の意識を戻す)、相手の動揺を誘うとともに議論をリードする手段です。

 真面目に割と不思議なのですが、世間一般ではプライマリな論点をほとんど意識しないまま話を進めて途中で論点を完全に見失う人が多いです。私は逆に常に意識するよう心掛けており、相手が、大体無意識に論点をすり替えた時にはこれ幸いとばかりに、「それ論点と何の関係が?」と言って引きずり戻します。なお相手がこうした無意識の話題のすり替えを行っった場合、大抵単純な悪口や人格批判にたどり着き、恐らく私以外の相手だったらお互い悪口合戦に発展するのだと思います。
 時と場合によっては敢えてその悪口合戦に軽く乗って、しばらく言い合いを続けた上で、「で、何の話をしてたっけ?」と言って相手が論点を完全に忘れたころに引きずり戻すことがあります。最近の議論はこれでほぼ決着つくので正直物足りないのですが。

 話を戻しますと、多分本人も無意識だと思うのですが、議論とかで攻められて守りに入ろうと下途端に主張の一貫性を保つことを完全に忘れてしまい、「今助かるなら何でもいい」みたいな蜘蛛の糸状態に入って、一貫性が崩れるのだと思います。無論、主張の一貫性を崩さずに守る手段も当然存在するのですが、その場合映画の「SAW」じゃないけど何かを犠牲にする、具体的には一定の譲歩こと損切りがほぼ確実に必要となるのですが、一貫性を崩す人というのはこの譲歩をしたくないあまりに余計なドツボにはまっていくように見えます。議論において、無傷で守りへ切り替えられるというのは基本ないと私は考えます。

 以上を踏まえると、議論で完璧な一撃死へ追い込むためにはやはり、相手に保身を意識させるというのがいいのかもしれません。これまで一撃死へ追い込むときは敢えて主張を弱めて、こちらが弱っているようなふりして相手に調子乗らせて勢いづかせたうえでいきなり激しく反撃するという手法を取ってきましたが、今度何か議論があればプライドなどをくすぐり、保身を意識させるようにじわじわ攻めてみようかと研究しています。

2020年6月17日水曜日

レグザフォン

 昨夜友人がチャットで、「最近の無印はメイソウ気味」という謎の名言を残しました。

REGZA Phone(アンサイクロペディア)

 今まで知らなかったのですが、2010年前後に東芝と富士通の日系電機大手2社が夢のタッグを組んだ夢のようなスマートフォンがあったそうな。どれくらい夢のようなスマホなのかというと、

・新着メールを受信出来ない、受信出来たら出来たで一斉受信
・SIMカードを認識しているのに電波を受信しない
・アプリが起動しない
・スリープモード中に電源が切れる
・必ず一日1回以上は勝手に再起動する
・ひどい時は電話中に強制再起動することもある
・画面をタッチするだけでフリーズ
・電源が入らない
・防水のはずなのに水濡れ故障
・充電できない
・発売日当日に発売停止
・その他多数

 あまりのひどさっぷりから携帯ショップですら、購入を止めたという伝説もあり、日本のガラケー化に拍車をかけたとも言われます。いろいろ自分で調べたところ実際に知人がこのスマホを持っていたという方のブログでは、その知人と電話で話していたところ、

「ゴメン、本体が熱くなりすぎてもう持てない。一旦電話切る」

 という、なんか冗談みたいなエピソードまで載せられていました。今まで存在すら知らなかったスマホですが、なんか実際に触ってみたくなる不思議なエピソードです。

 何が言いたいのかというと、この2010年頃という時点で日本のエレキは既に亡んでいたのではということです。上記のような半端ない初期不良のエレクトリカルパレードに発売日当日に発売停止に至っているなど、品質管理がまともに行われていたとは思えない体たらくです。現在、日本の電機は設備系を除くと洗濯機から冷蔵庫、あと販売台数ならテレビでもコンシューマー系はほぼオールジャンルで中国、韓国勢の後塵を拝しています。スマホに関してもはっきり言って中華スマホの方が安くて段違いに性能が良く、日本の携帯売場でやたら値段が高いくせにスペック低い形態を見て逆にビビるくらいです。

 中国のエレキ勢が台頭してきた頃、多くの日系エレキメーカーは、「日本は技術はあるのだがマーケティングが下手だ」等とよく言い訳してましたが、上記のレグザフォンのエピソードを見る限り、単純にまともな技術すら持たなくなったからあっさりこの世から消えただけだったのではと認識を改め始めています。

 ちなみにこのレグザフォンを私は、「日系企業は多くのスマホ部品を作っているのに、何故スマホそのものは世界シェアを取れなかったのか」といった内容のまとめ記事で知りましたが、これは地味に重要な問いかけだと思います。単純な結論を出せば、セットアップの技術がなかったからともいえますが、明らかな不良品を市場に出す体質一つとってももはやまともなレベルじゃなかったとみるべきかもしれません。

2020年6月15日月曜日

コロナのセカンドインパクト予想

 記事提出前にいつも友人に下書きを見せますが、最近あまり褒めてくれなくなりました(´;ω;`)ウッ…まぁ持つべきならこういう厳しい指摘くれる友人なのですが。

 話は本題ですが別にエヴァにはまっているわけではないものの、「第二波」と書くともう違った意味になってしまうので、「セカンドインパクト」が一番適切だと考えています。意味としては二回目の流行、つまり来年冬の再流行を指します。
 現状報じられている情報を見る限り、来年冬もコロナウイルスが世界各地で大流行することはほぼ確実だと私は考えています。抗体を既に取得済みの人(阪神の藤浪選手みたく)を除けば、流行対策のため恐らく今年以上に外出などの移動が制限されるのではないかとも考えています。

 一発目の今年に関しては各国ともに手探りの対策しか取れなかったものの、結局のところ一番効果があったのは都市封鎖こと移動の制限(「ロックダウン」とは書きたくない)で、ちょっと緩和したところで新規感染者がぶり返す今の東京を見ても、家に籠らせることが最良の対策であったと見るべきでしょう。次善の策としては、前も書いたけどマスクで、これは飛沫感染を防ぐというよりかは市民の流行対策意識を根付かせる手段として有効だと考えています。

 それで来年冬の話ですが、結論から言うと今の不況が来年も続くというのが一番のインパクトです。それこそ私みたいな海外勤務者にとってすれば自由に国境跨げないのが一番不便であるものの、勝手な推測を述べれば検査によって抗体を獲得済みの人に限っては旅客移動が認められるなどの限定緩和が行われる可能性があるとみています。まぁ多分私自身は抗体持ってないだろうから、向こう一年を含め日本に全くいけないかもしれませんが。

 次にこの国境をまたぐ移動とも関連しますが、どの国がどれだけ流行を防げるのか、これによってヒトとモノの移動がかなり変わってくると考えています。私の見解だと、既にアプリによって感染追跡を行っている中国、台湾、韓国などは来年冬は今年に比べかなりハイグレードに流行を抑え、封鎖も全国単位ではなく集団感染(「クラスター」とは絶対書かない)が発生した一部都市のみ、それこそ当初の武漢市限定みたいな感じで済ませられるのではないかという期待を持っています。
 逆を言えば、こうした感染者追跡アプリを備えていない日本はかなり危ういと現時点で見ています。今からでも遅くないから以前提言したように、大都市通勤者や飲食店関係者限定でもいいから、こうした感染者追跡アプリの使用を義務付け、使わない人には公共交通機関の利用やオフィスビルの立入を禁止すべきだと思います。いろいろ意見はありますが、今年流行ぶりが他国に比べ小さかったのは単純に運が良かっただけにみえ、満員通勤電車で一度でも集団感染が発生していたら今の比ではなかったことでしょう。まぁ文字通り、なかったことにしているのかもしれませんが。

 次に衛生用品に関しては、マスクバブルに乗じて生産機械を大量に購入する業者が現れたことから、今年ほどの不足は世界各国でも起こらないのではないかと思います。日本もサプライチェーンを日本に引き戻すと言いながら政府は何もしていないように見えますが、シャープを始めマスク生産に乗り出す異業種企業がそこそこ出ているため、仮に来年にマスク不足が起きたとしたらそれは生産が追い付かないのではなく、流通面による瑕疵以外ないでしょう。その上で言うと、日本では不足する事態が起きるかもしれません。

 最後にこれは悲しい予測ですが、来冬も流行するとなると観光や飲食業は今以上の塗炭の苦しみを味わうことになると思います。恐らく来年には今行われているような一時補助金などは支給されない、というより政府も匙を投げる可能性が高いと私は見ており、何とも書くことすら難しい事態が予想されます。無論、こんな予想は外れればいいわけですが。
 逆に強くなるビジネスとしてはやはり在宅系消費で、来年度は今年以上にITインフラの強さが各国で試されることになると思います。在宅フィットネスなんかも今以上にはやるかもしれず、アブトロニックとか今あったら意外と売れるかもなぁ(´-ω-`)

2020年6月14日日曜日

個人同士を安易に比較する危険性

 今でも夢に出てくるくらい納得いかないと感じる出来事として、高校時代におふくろに姉と比較された出来事があります。それはよく家庭内であるワンシーンで、高校生だった私に対しておふくろが、姉は学校でも常に上位の成績だったのにどうしてお前はそんなに不勉強なんだという小言です。
 この手の勉強に関する小言は姿を変え形を変え何度となく言われ続けており、それ自体に関しては子供の教育を預かる親の立場としては言わざるを得ないし、言いたくなるのも仕方ないと私も思ってて今になって特段不服を言うつもりはありません。しかし上記の姉との比較に関しては高校生だった当時においてすらも、「なんで姉貴が比較上位なんだよ?」と激しく疑問に感じました。

 言っては何ですが高校生だった頃の姉については、中学生だった自分が見ていた限りですらとてもまともに勉強しているようには見えませんでした。購入していた参考書数も見ていて不安になるくらい少なかったし、英単語帳を開いている姿もほとんど見たことありません。挙句には自分には不要と言って、実際はただ単に面倒くさかっただけだと思いますが、センター試験すら受験していませんでした。
 そんな受験姿勢もあってか受験した大学の学部学科のうち合格したのはわずか1校のみで、偏差値50以上の大学にはどこも受かりませんでした。結果的にはその合格した地方大学に姉は進学しましたが、この点についてはどんな進路を進むかは本人が決めたものであり、偏差値の高い低いは本人が納得しているのなら何も問うべきことではないと私自身は考えています。

 しかし姉の進学先はともかくとして、先ほどの姉との私の学力に対する比較については未だ強く納得できず、激しく不満に感じています。結果的には私は姉の進学先と比べた場合は遥かに上位の大学を複数合格しており、高三受験時の学力で比較した場合、私と姉とでは真面目にナッパとラディッツくらいの大きな差がありました。なお比較例は最初「ベジータとラディッツ」でしたが、地球襲来時とスーパーサイヤ人以降でベジータには戦闘力に差があるのでナッパにしました。

 そもそもなんで姉はおふくろが言うには高校内の成績で上位だったのかというと、単純に学校間の差による影響が大きいです。姉は県下の普通科公立高校に通ったのに対し、私は自称進学校の私立高に中学から通っており、自称とは言え通う生徒の平均学力で見れば大きな差がありました。敢えて例えるなら姉の高校の生徒は地球人レベルだったのに対し、私の高校の生徒はナメック星人くらい平均的に強かったと思いますが、いい加減ドラゴンボールでの比較はやめようかと思います。別に肌が緑でもなければ触覚も生えてないし。

 なお私の高校時代の成績は大体上位1/3、っていうか今でも自分で不思議だと思いますが、高校1年から2年の間の定期テスト順位は生徒300人中、なぜか毎回確実に100~109位の間にランクインし続けていました。高3からは文系理系で分かれたこともあって偏差値基準の順位で二桁に位置し続けましたが、1~2年の間の謎の固定的順位奪取に関しては何か表彰されても良かったのではと今でも思います。途中からは、「何か仕組まれてこんな順位になってるのでは?」とMMRっぽい陰謀論すら覚えてました。

 話は戻すと、高校生の時点でそうした学校間の生徒の学力差はおろか姉が受験時においてもほとんどまじめに勉強していなかったことをはっきり理解していたこともあって、冒頭にかいたおふくろの姉と比較しての勉強に関する小言に関しては到底納得できない感情を持ち続けています。私自身もほんまもんの受験エリートと比べれば受験時は不真面目もいいところでしたが、少なくとも姉と比較した場合は、言い方は変ですが比較にならないくらいは勉強しており、「なんで努力している人間が全く努力をしなかった人間と比較された上で下に扱われるんだろう」と思いましたが、どうせ説明しても相手も理解できまいと思ってその場では黙って、受験時の結果ではっきり差を示すことにしました。

 なんで急にこんな古い愚痴を言い出したのかというと、このケースのように個人同士を安易に比較することはかなり危険だということを書こうと思ったからです。上記の私と姉の例の様に、そもそも通っている学校間で激しいレベル差があるとい基本的な比較条件すら一致していなかったというのに、定期テスト順位だけで「姉の方が勉強している」などという結論を出すのは論外もいいところで、それをそのまま当てはめて私に小言を言ったところでそりゃ私もおかしいと思うに決まっています。

 また仮に比較条件が整っていたとしても、やはり他のできる人と比較されてうれしい人間なんてまずいません。それこそ企業内で同期同士を比較する場合、出世の早さは貢献の度合いや担当業務、上司との関係で決まるものなので差がついても当然ですが、業務能力に関してはわかっていても比較されると悔しく感じるのに決まってます。
 それでも10年くらいの期間の結果であればまだしも、入社して半年とか1年くらいの同期同士で能力を比較しようったって、短い期間では潜在パフォーマンスを見極められない可能性も高いだけに、比較するだけ下に下げた人間の恨みをただ買うだけでしょう。下手すれば、下げた人間が比較上位対象に対し逆恨みのような感情を抱く可能性すらあります。

 そうした考えから私は社内では、年齢差のある先輩社員などとは比較することはあっても、同時期に入った人間同士で、「向こうを見習え」等とは言わないように気を付けています。叱咤する場合はあくまで成果や時間のみを基準に、「もっと効率アップしてここまで狙おう」などと具体的な目標を提示するようにしています。まぁ一番いいのは、同じ業務をよーいどんでやって、実力差を敢えて見せつけることですが。

 その上で言うまでもないですが、おふくろがやった私と姉の比較の様に、表層的な数字だけで実態を示さない基準で個人同士を比較することは絶対にやってはならないでしょう。それこそ本当に努力して実力もある人間に対しそうじゃない人間、または一見して差がはっきり見えない人間を見習えだなんて言うと、モチベーションが下がるどころの騒ぎじゃなく流出すら招く恐れもあります。だったら初めから個人同士を比較なんてせず、私みたく具体的なタスクを基準に効率アップを目指すよう伝える方が無難です。

 もっともこんなこと言いながら以前いた新人に、同期で入って来た別の新人の名前を挙げて、「彼の体力マジ半端ない。悪いことは言わないから彼とはケンカせず、同期同士で仲良くした方がいいよ(;´・ω・)」と伝えたことはありますが。実際その半端ない体力ある新人は現在も大活躍していて、この点に関してはちゃんと自分は見抜いてたなとか思ってます。

 最後に蛇足ですが、以前にも書いたようおふくろと姉は反権力志向の塊のような私に対し、公務員が向いていると本気で信じていたそうです。この一点から見ても如何に両者が自分の人物像を把握してない、ひいてはまともに直視していなかったことが窺えますが、おふくろは多分私だけじゃなく姉もちゃんと見ていなかったから、どれだけ自分よりも勉強していなかったのかがまるで把握していなかったのだと思います。それでお小言言われるのだから、私もとんだとばっちりもいいところでしょう。

 一方というか大学時代の友人らは私に対して大学時代から、「君は志望通りに記者が一番向いていると思う」と言い続けていました。友人間の世辞もあるだろうと私は受け取っていましたが、実際に記者になってから同僚や上司から、「芯から記者のような人間」、「記者になるため生まれてきたような人間」と実際に言われるようになって、友人らの言葉は正しかったと改めて思うようになりました。

2020年6月13日土曜日

強まる規制

 今日の喫茶店出のランチに唐揚げ付きサンドイッチを頼んだところ、デザートなのかグレープフルーツがついてきたのでサンドイッチを食べ終わった後にかぶりついたところ、それはグレープフルーツじゃなく唐揚げにかけるレモンでした。料理来た時一瞬私もレモンかと思いましたが、レモンにしてはやたらでかいのでグレープフルーツだろうと思ってなんかギャグマンガみたいなことをリアルにやらかしました。まぁ酸っぱいものは割と好きだから悶絶することなく食べるのやめましたが。

 話は本題ですが、あまり日本では報じられていないでしょうがこの一年の間、中国のネット規制は滅茶苦茶厳しくなっています。一年前と比べるとVPNと言って、ネット規制を回避するための迂回回線の通信速度とかかなり遅くなっているし、混雑時につなげられるチャンネル数も半端なく制限されています。VPN業者もあの手この手といろいろ対策を採っているものの、話を聞くと一部業者のVPNはもはや全く使用に堪えず、解約者とかも増えていると聞きます。
 またVPNに限らずとも日本のサイトへのアクセスも流量が制限されているのか、Yahoo Japanを筆頭に表示速度がやたら遅くなったりしています。特にYahooメールなんか時間帯によってはなかなか開かず、コロナ対策関連の通知とかが領事館とかからくるのになかなか閲覧できない等してあちこちから不満の声が出ていました。

 こうしたネット規制が激しくなった時期は香港での騒乱が激しくなってきたころとほぼ一致します。なので香港が一段落したらまた元に戻るのかなと期待しましたが、一時期よりは少しマシになったものの、現在も香港騒乱以前と比べると速度は低調で、いろんな意味で不便を感じます。
 VPNは外国人だけでなく、中国人も数多く利用しているサービスであり、そういう意味では本当の規制対象は外国人というより国内中国人であり、単純な国内ネット規制の強化と見ることができます。ただ以前にも書いた通り、ここ一年くらいで明らかに「江沢民、胡錦涛時代は不正は多かったけどまだ楽しかった」という感傷をもつ人々は増えているように思え、強まる規制に対して明確に反発感が高まっているとはっきり感じます。

 コロナ対策に関しては流行抑制のために強権での制限が行われることにあまり不満の声は上がってきませんでしたが、それ以外の強まる規制については明らかに不満が広がっているように見え、この点を中国政府は今どう考えているのか、経済もコロナ不振を受けているだけに自分もちょっと疑問に覚えてきました。香港に対する措置ともども、はっきり言えば合理的な中国人らしくないようにも見え、政策がやや感情的な面が広がっているように感じます。

 私自身、何でもかんでも自由を広げればいいという立場ではなく、今の米国みたく「黒人デモ活動のためなら何やってもいい」的な暴動などは、トランプ大統領ほどじゃないにしろ軍隊ではなく警察部隊によって厳しく鎮圧すべきだと考えます。しかし、現在の中国における規制の強め方については、中国自身のためにもならないとはっきり思える程度になってきており、上から目線で言えば、頭冷やせよという一言が浮かんできます。

 なお規制強化の影響なのか、去年夏から現在に至るまで二回も自転車乗車中に警察に捕まりました。原因は自転車に乗ってはならない歩道を走ったとか、歩道の上で走らなきゃいけないところを車道で走ったとかで、1回につき50元(約650円)取られています。言い訳がましいですが中国の道路標識とかめちゃ見づらいし、第一なんでロードで車道走って罰金取られなきゃいけないんだといろいろ思うところありますが、摘発した警察は割と真摯な人が多く、「俺も日本によく旅行行くけど、交通ルールは日本と中国じゃ違うから気を付けてね」などと言われたりするので、あまり抵抗せず素直に罰金払ってます(QRコード決済で)。

2020年6月10日水曜日

野球選手の名前を軍艦に

 今日雨降る中で傘もささずに昼食のパンを買いに行く途中、「そうだ、軍艦に野球選手の名前を付けよう」と閃きました。真っ先に浮かんできたのは「超弩級戦艦 落合」で、やはり三冠王の重みというか強そうな感じがします。同じ三冠王だと、あらゆる作戦に万能に対応できる「万能作戦空母 野村」、その性能の高さは誰もが認めるけど何故だか大決戦に弱い「非決戦戦艦 松中」などが後から浮かんできました。

 やはりというか強打者と軍艦は相性がいいというかイメージがしやすく、他にも一番二番をすっ飛ばして「三番艦 長嶋」、「四番艦 王」などと並べることでさらに強そうな感じがします。強打者じゃなくても「強襲揚陸艦 赤星」みたいに、足の速いイメージとそこそこ珍しい苗字とあって妙にしっくりくるネーミングも浮かびました。

 また潜水艦に関しては言うまでもなくサブマリンで、アンダースロー投手の名前がそのままいけます。ただ「元祖級潜水艦 杉浦」はいいですが、山田久志氏とか渡辺俊介氏はどちらも名字が一般的なため、敢えて下の名前で「最多勝利潜水艦 久志」「最深潜水艦 俊介」とかの方がいい感じがします。
 そのほかだと、「無援護重巡洋艦 黒田」「暴走戦艦ガルベス」「魔人空母 佐々木」「ハイパーイージス艦 小坂」など考えましたが、なんていうかこの中だとガルベスが強すぎる……

 なお架空兵器だと航空戦艦ってのがありますが、もしこれに名前つけるとしたら「未来航空戦艦 大谷」以外ないでしょう。

2020年6月9日火曜日

伊藤詩織氏を中傷した漫画への訴訟について

 昨日、宅配業者から「荷物を宅配ボックスに入れたよ」という通知が携帯に来ましたが、書かれている住所は全然違うし、そもそも何か通販で購入した覚えもないので間違いだろうと思って無視してたら、先ほどまた同じ通知が来たので、面倒だと思いましたが通知に書かれてあった宅配人の電話番号に連絡して「多分間違えている」と伝えました。適当な中国語でいきなり話しかけたから向こうも驚いてたけど、最後はちゃんと通じてよかったε-(´∀`*)ホッ

 話は本題ですが当初はセカンドインパクトについて書く予定だったものの、こっちの賞味期限が切れそうなので先にこっちを書きます。

伊藤詩織さん、漫画家はすみとしこさんら3人を提訴。「枕営業」などツイートめぐり(ハフィントンポスト)

 何度かこのブログでも取り上げた、トンボ鉛筆の佐藤並に自分のことを勘違いしてそうな元TBSの山口敬之の強姦疑惑、並びに逮捕直前の不可解な捜査停止命令事件で被害を受けたジャーナリストの伊藤詩織氏ですが、今回この事件を揶揄するイラストや漫画を連続して投稿していたはすみとしこという漫画家を名誉棄損で訴えた、というのが上記リンク先の記事内容です。
 まだるっこしい事欠かずに結論を述べると、伊藤氏の訴訟行為は理に適っていると思うし、この漫画家に関しては内心生かしておけないなという印象を覚えました。

 仮にもしこの漫画家が今回の訴訟を受けて、「そうだよてめぇ嫌いだから皮肉って書いたんだよ!」などと主張していたらそれも表現の自由だし、内容の下品さなどに関して訴訟で争うことはあるとしても、私は何も批判とかしなかったと思います。しかしこの記事に書かれている通り、明らかに伊藤氏を連想させる名前と絵柄と出来事を汚らしく書いておきながら、この漫画家は漫画は伊藤氏とは無関係などと主張しているとのことで、この一点を以ってしてこの人はもはや表現者でなければ何の思想もない、ただ人を不快にさせるだけの唾棄すべき人間だと感じました。

 人を批判するに当たって私は基本、「殴られる覚悟」というものが絶対的に必要な条件だと考えています。いわば殴られる覚悟がある人間だけが人を殴ってもいいと言い換えることもでき、こと他人を批判するに当たっては、逆批判に対して反論することは自由であっても、逆批判そのものを避けようとしたり、逃げようと初めから考えている人間は他人を批判したりする資格はないと考えています。
 この価値観について私は、一種の報復懸念から行動を自重するような概念の様に考えており、自分が公で批判をする際は真面目に相手と刺し違える覚悟を持って行うようにしています。具体的には、「こいつを批判するためなら刺し殺して刑務所に行ってもいい」くらいの気持ちで、逆にそこまでの気持ちが持てなければいちいち批判とかせず、「まぁ自分と違う考えなんだね」というように相手の考えを受け入れないまでも、そうした考えが存在することを認めるように努めています。

 仮にこうした考え、逆批判などで報復されるという懸念がなかったとしたら、恐らく私だけじゃなく誰でもちょっと気に障ることがあれば一々口に出して悪しざまに罵ったりすることが増えるでしょう。いわば安全地帯にいるから好き勝手やるような状態で、傍目的にもそんな人間には私はなりたくないと思うし、なってはならないと考えていることから、批判に当たっては上記のように無駄に大仰な、昭和のヤクザ的な価値観を敢えて持つようにしています。

 然るにこのはすみとしこは前述の通り、伊藤氏の事件を明らかに馬鹿にしたようなことを書いておきながら「伊藤氏とは関係ないから自分は悪くない」と主張しているわけです。伊藤氏の行動に何かしらの考えを以って批判したりする様子は見られないどころか、先ほど書いた「安全地帯」からの好き勝手な言動はただ毒を撒くだけにしかならず、恐らくただ悪目立ちしたいだけで他人を平気で傷つける人間なんだろうと想像されます。無論こんな人間は世の中に至って人を不快にさせるだけで百害あって一利なく、はっきり言っていない方が世の中マシになるでしょう。
 もっともそれ以上に、単純にこうした行為を行う人間を自分は嫌いで、殴られる痛みというものをもっと知るべきだろうと考えます。

 ただ悲しいかな世の名にはそのような人間の方が実際多くいるのは事実でしょう。そういう意味で今回の伊藤氏の訴訟は悪目立ちしたい人間には報復を意識させる上では大事だと思うし、個人的にも強く応援したいとも思います。まぁ法に頼らずに済むならもっといいのですが、さすがにそれは理想的過ぎるかと自分でも感じます。まぁここでいう法に頼らずっていうのは、直接殴り込みにかけるって意味ですが。

 ちなみにガチで殴り込みかけたのは大学時代に一回しかないです。もし今やるとしたら前の会社で、本来会社が負担すべき中国のビザ切替え手数料を自腹切らされたこと(確か300元)、離職票をよこさなかったこと、他の従業員に比べ中国での家賃補助を減らされていたことなどを突き詰めにバット持って今からでも行きたいです。まぁ上はクソだったけど、いろいろ支援えてくれた人もいるので我慢していかないようにしていますが、死人も出したんだしもうちょいまともな対応できなかったのかと今でも呆れています。

2020年6月8日月曜日

中国のコロナ第二波対策記事

コロナ第2波の懸念、中国は今こんな対策をしている(JBpress)

 例によって自分の書いた記事ですが、この記事は友人から「中国で今フィットネスジムとかどうしてる?」とリクエストを受けたことから書いた記事でした。あまり取材が良くなく、尚且つ文章構成も悪く読みづらいところは反省していますが、真面目な問題提起をしたつもりの記事で、配信する価値はあったかなという風に自分は考えています。

 何気にこの記事を出した時点で既にもう一本の記事を編集部に出しており、この記事は無理して書く必要はありませんでした。にもかかわらず何故書いたのかというと、上記の通り友人からリクエストを受けたことがきっかけですが、それともう一つ、多分中国のコロナ対策はいい加減に行われていると勘違いしている日本人が多いのではと考えたからです。少なくとも日本在住者から話を聞く限りだと、コロナのピーク時における対策、そして現在の第二波対策のどちらにおいても、中国の方が日本よりもずっと厳格な対策を敷いていると断言します。

 確か三月ごろだったと思いますが、工場などで営業再開を認め始めた中国に対して一部日本人コラムニストらが、「中国は流行防止と経済の二兎を追っている。そして失敗するだろう」とか抜かしていましたが、現状みる限りだと日本の方がずっと二兎を追っており、流行抑止にも失敗しているように私には見えます。無論、こういうことをはっきり書くとPV数は稼げるだろうけど炎上することは目に見えていたので、JBpress用の記事では敢えて書きませんでしたが、全体的なニュアンスとしてはこうした「日本の方がずっといい加減」ということを暗に含める感じにして書いています。

 真面目な話をすると、現在の東京の地下鉄などではマスクなしで乗車している人が少数ながらいると聞きます。今の中国だとあり得ない話で、マスクがどこまで流行抑止に効果あるかについてはともかく、社会全体でコロナ流行を抑え込むという意識は中国よりずっと弱いという印象を覚えました。
 また、記事にも書いてある通り中国では現在、大型の商業施設、並びに地下鉄改札付近では毎回必ず来場者の体温を測定しています。地味にこの高温のあるなしの確認はマスクなんかよりずっと対策として価値があると私は思うのですが、これまた友人に聞く限りだと日本だとあまり行われていないとのことで、「やる気あんの?(´・ω・)」とガチで友人に聞き返しました。

 そのほか、これは実際には日本では導入が難しいとはわかってはいるものの、中国での流行抑止において最大の貢献を果たしたのはやはり、感染追跡アプリだと私は考えています。なんとなくだけど政府も自治体も「やれることは全部やっている」とはいうものの、このアプリの導入については台湾などで大きな成果があったと指摘されながら、誰も日本での導入については触れません。メディアも同じで、恐らくどう機能するかが想像できないためでしょうが、少なくとも都市部で勤務する人や、移動を行う運送業者など一部対象に限定しての導入だけでもやっておけばよかったと私は考えています。その理由は次もあるだろうからですが、その辺はまた次回記事で触れます。

 あとこの記事で特筆すべきこととしては、あまり他の比とは言っていませんが、マスクを着ける意味として私はこの記事で、流行抑止というよりかは市民に流行抑止を意識させる効果の方が大きいと指摘しており、本気でこのように考えています。これは日本でも同様で、やはりメディアや知人らの反応を聞いていると、街中でみんなマスクを着けるようになってから「これは大変なことになった」と意識を改める人が増え、中国もこうした意識を社会全体で共有させるために今もマスク着用を義務付けているように見えます。

 そういった内容でつらつらこの記事を書きましたが、まぁなんにしろ地味な記事です。とはいえ、中国の方が案外、日本よりずっと真面目に第二波対策を今も続けているということを読者に伝えられればいいという思いで書きました。なお日本の第二波対策について言えば、なんとなくこれまで営業を停止させてきた三密施設を一斉に解放しようとしているように見え、それはすごい危険なように感じます。この記事にも書いた通りに小規模施設から徐々に営業を再開させて様子を見るような、そうした指針が見えないし感染追跡アプリもないので、日本の抑えこめはまだ長引くのではないかというのが私の見方です。

2020年6月7日日曜日

安定と新鮮味

 今日自転車でスーパーに行く途中にふと、「この二年くらい、新鮮さを感じる瞬間がないな」という考えがよぎりました。実際、中国の風景とか見ていてもアッと驚くことはなく、先日も小型トラックから荷台に積まれた新品の冷蔵庫がダンボール梱包のまま道路に落ちて、「冷蔵庫落ちたでー」とおばちゃんが大声で知らせようとする場面に遭遇しても、「中国ならよくあること」という感じで何の驚きもなく見届けました(トラックは気づかずにそのまま走り去っていった)。

 何故このようになったのかというと、単純に生活が安定しているから以外他ありません。約2年ごとに転職して業務内容はおろか、業界ごと仕事と人間関係を一切合財ひっくり返してきた自分にとってすれば、4年間も同じ会社に居続けるなんてかつては想像もできませんでした。今の会社に移った2016年以降は仕事内容も大きな変化はなく、人間関係はおろか住居までずっと同じで、打線の援護がない時のカープの黒田元投手並の異常な安定ぶりです。
 真面目な話、日米ともに援護がない時の方が投手として安定している黒田元選手はいろいろおかしい(;´・ω・)

 無論、転職を繰り返してた時の苦労は半端じゃなく、今の立場は非常に楽だしコラムの連載もできててそれなりに楽しいですが、こと人生における新鮮さというかスリリングさではそれ以前の前半生と比べると雲泥の差です。逆に言えば、そうした激しい転職と激烈な体験を繰り返してきただけに、普通の人に比べ数倍の濃さの人生経験を積んでいるという妙な自負があります。あまり役に立つ経験は多くはないけれど(;´・ω・)

 古い漫画を例にするとしたら、「コブラ」の冒頭のシーンなんかが自分の心境に違いかもしれません。この漫画ではサイコガン片手に宇宙を飛び回り、いろんな悪党に追われるのが嫌になって記憶を封印し一階のサラリーマンとなった主人公でした、そしたら何の変りもないサラリーマン生活に退屈さを覚えてトリップムービーを見たことで「コブラ」としての記憶を戻すという展開ですが、実際、自分の心境はまさにこんなだと思います。もちろん私はサイコガンなんて持っておらず、「銀魂」がネタにしたように「酒瓶(サカビン)」も持ってませんが(;´・ω・)

 私の場合だと特に、中国という外国の生活に慣れたということも非常に大きいと思います。それこそ2010年に中国で初めて就職して生活し始めた頃は、留学時代と比べて普段の生活で驚いたり興味を持つことが多かったものの、かれこれ十年近くも中国での生活をしていると、留学時代の2006年くらい頃の方がいろいろ楽しかったなどと変に昔を懐かしむことが増えてきています。
 逆に今日本に帰ると、2013年に一時的にいた時の様に、その変化のなさぶりに逆に驚いて新鮮味を覚えるんじゃないかと思います。明日出る記事にも少し触れていますが、コロナ追跡アプリがないと聞いて本気で自分は驚いたくらいだし。

 最後にちょっと変なまとめ方ですがこうした自分の経験を踏まえていうと、海外生活は最初の2年間くらいはビックリワクワクな経験がたくさんできますが、3年目以降はそういったドキドキふわふわはなくなっていき、極端な話、滞在期間が3年でも10年でも、その本人が独自に活動したり追求したりしていない限りは海外経験において大きな差はないのではないかと思います。言い換えると、大体満2年毎に居住国を変えていけばずっとスリリングに生きられるだろうと私は思います。私はさすがにもうやりませんが(;´・ω・)

2020年6月5日金曜日

中国の異民族とハロウィン

 最近満州族の歴史とか無駄に調べていますが調べてて率直に感じたこととしては、「中国の異民族ってやってることハロウィンじゃね?」という結論でした。ハロウィンについて説明する必要はないでしょうが、例の「パンがないなら僕の頭をお食べ」じゃなくて「トリックオアトリート」こと「お菓子をくれなきゃ悪戯だこの野郎(´・ω・`)」です。

 なんでハロウィンなのかというと、中国の全時代で異民族は時の中国の王朝へ毎年朝貢する代わりに莫大な下賜品をもらっていました。でもって受け取った連中はそれを他の部族らに分配することで支持を得て勢力を維持しており、下賜品の数量が減ると途端に引きずりおろされるという有様でした。
 そのためどの時代も異民族の頭目は中国の王朝に下賜品をねだり、満足な量がもらえないとわかるや長城を越えて略奪に走り、「略奪をやめてほしければよこすもんよこせ!」と脅迫していました。この構図がまさにハッピーハロウィンにしか見えないってわけです。

 もう少し話をすると、王朝の側はこの下賜品の量をコントロールすることで、勢力の強い頭目は抑え、弱い頭目は育てて均衡させるような政策を取っています。ただ昔からこういうボーナス的政策には必ず悪さする中国人なだけあってか、中国の皇帝が唯一野戦で捕虜となった土木の変での主役であるエセン・ハーンは、下賜品は朝貢した人数分もらえるという制度に乗っかる形で、実際に朝貢に行く人数を大幅に上回る人数を申告して大目に下賜品をもらってたそうです。それがばれて下賜品減らされて、他の部族を従えなくなったから侵略し、先の土木の変へと至るわけですが。

 こう考えるとハロウィンは西洋の文化習俗とするのは実は間違いで、東アジアにおける日常的外交慣習だったと考えるべきかもしれません。もっとも日本はそこまで激しい朝貢貿易をやってた時代はほとんどないけど。
 ついでに書くと、そういうわけだからハロウィンの時期は馬肥ゆる秋が相応しく(現実のハロウィンとほぼ同時期)、尚且つ仮装も西洋物ではなく異民族・山賊風のが適切かもしれません。できるなら馬に乗ってやってきて、 「朝貢か、侵略か?」とインターホン越しに問い掛けるというのが斬新でいいのかもしれません。いや、自分がやれって言われてもやりませんが。

2020年6月3日水曜日

Amazonレビューの不信頼性

 先日、「RaW HERO」というギャグ漫画の5巻をDMMの電子書籍で購入したのですが、これがやばいくらいつまらなかったです。1~3巻はまだ話のテンポも良くそこそこ楽しめたのですが、4巻入った辺りから急に間延びするようになり、5巻に至ってはギャグマンガなのに一瞬たりとも笑うこともなく、なおかつ笑わせに来ていると思う下ネタシーンに至っては楽しさよりキモさしか感じない内容で、同じ作者の後半の急失速ぶりが半端じゃなかった「監獄学園」を彷彿とさせられました。恐らく今後、この漫画の続きを買うことはないし、手にも取ることないでしょう。

 そんな最悪な印象を感じただけに、他の読者はどんな印象を覚えたのかなと思って今回Amazonのレビューページを見たところ、一見して妙な印象を覚えました。私自身の見方が絶対的とは思ってはいないものの、やたら高評価のレビューが多く、「え、なんで(。´・ω・)?」と思ってよくよく評価数を見たところ、評価件数は10件に対してコメントは5件しかありませんでした。


評価数10件に対しコメントは5件 

 一応、二つ星も1件入っているのですが、こちらはコメントがなく星評価だけしかありませんでした。


星二つの評価にはコメントなし

 この時点でまともなレビューじゃないと思ったのですが、念のためにつまらなくなり始めた4巻の方を見てみたところ、

評価数49件に対してコメントはたった6件

 まぁ間違いなく、業者的な何かを感じます。高評価に以上に偏っているし。

 ならば試しに自分もコメント書いてみようとしたのですが、「貴様にはコメントを書く資格なぞない」と、購入金額の不足によりAmazonに拒否られました。

 恐らくステマ評価業者対策のためこうしているのでしょうが、結果的には逆に、ステマ評価業者しかコメントができないような状況を作ってるように見えます。実際、書かれているコメントを見ると、ほぼすべて妙に説明口調で不自然なコメントしかありません。
 こうしたことを考えると、Amazonサイト内の評価は今後信用できるものじゃなくなるかもしれません。せっかくだから今後、無駄に花園祐名義でDMMの電子書籍サイトにコメント書きまくろうかなとかちょっと思い始めています。誰も得しないけど。

2020年6月2日火曜日

米中貿易摩擦について

 今まであまりこのブログで言及しませんでしたが、一昨年辺りから始まり昨年末に合意したと発表され、コロナ流行のさなかにまたトランプ大統領にひっくり返された米中貿易摩擦ですが、自分としてはこればっかりは中国が米国側に吹っ掛けられた問題だとみており、中国を支持する立場をとります。

 こうした立場となるのも自分が中国で働いているから、という風に考えられるかもしれませんが、単純に日本の立場においても中国を支える方向で動いた方がいいとも見ています。その理由というのも、米国有利で米中貿易摩擦が片付いた場合、次の標的には日本が成る可能性が高いからです。既にこれまでにも日本や韓国も米軍基地問題でトランプ大統領に吹っ掛けられていますが、やはりこれまでの焦点は中国との交渉であり、ある意味中国がいい感じに当て馬になってくれたおかげで日本は米国からの狙い撃ちを避けてこられたところがあります。

 一方、中国における日系企業の話をすると、やはり追加関税を受けた製品などは米国からの調達が難しくなり、サプライチェーンの再編などにも迫られているという話を耳にします。また追加関税対象となっていない製品に関しても、今後の影響波及への懸念からメーカーそのものではなく、その製品を購入していたユーザーが東南アジアなどの他国で生産を行っている別のメーカー品に切り替えるという動きもあるようです。
 まぁこの手の動きは今のコロナ騒動を考えると、その後進展はないとは思いますが。

 日本のメディアを見る限り、こうしたサプライチェーンの現場からの話はあまり報じられていない気がするというか、基本的に日本国内の話しか出てこない気がします。ただ、現実には現在の製造業はグローバルサプライチェーンは航空機だけでなくほぼすべての製品で成り立っており、かつては製品単位だった貿易摩擦が、部品単位で影響が波及するようになっており、ある意味グローバルサプライチェーンの中心にある中国なんかはその影響を大いに受けています。

 そういう面で見ると、私自身としてはトランプが吹っ掛けたこの米中貿易摩擦は中国も打撃ですが米国にも打撃をもたらし、また世界全体を混乱に招く所業だとみており、現在米国内で広がっている黒人らのデモなどを受けて政権交代が実現しないかと期待していますが、日本の野党じゃあるまいし民主党の候補があまりにも頼りないので、恐らく日本同様に消極的にトランプが再選するのではと見ています。

 ただこう書きながらも、最近の中国政府による香港自治への干渉については私自身も内心どうかと思います。極端な話、中国国内でどんだけ統制を強めても香港の自治さえある程度放任してやっておけば国外の目をそらせるというのに、何故ここに至って国外を煽るような行為に中国は出るのか、この点がややリアリティに欠けた方針のように見えます。結論から言えば、昨年の香港デモで意外と苦戦させられたことに対する感情的報復で行われているように見え、大人げないというかあまり徳にならないことをやっているように見えます。
 実際、トランプに対中貿易制裁を科す口実を与えてしまっていますし。

 それにしても今回久々に国際ネタで適当に書いていますが、自分もそうですが一般メディアにおいてもこうした国際情勢ネタで記事を出す本数がなんか減っている気がします。こういう国際分析ネタも、自分が見てないせいかなんか少なくなっているような。