そこで今回は、1ヶ月ほど遊んでみた感想を書いていきます。
・キャラデザ、グラフィックはいい
まず感じた特徴としては、遊ぶ前から感じていましたが各キャラクターのデザイン子と造形は間違いなくいいです。どのキャラも個性よく、また衣装に関してもよく考えて作られているなと感じ、キャラだけでなく背景も非常に書き込まれてあってこの点は文句なしに太鼓判を推せます。
・BGMは三流
逆に、最も目立った欠点はBGMです。音源なんかはちゃんと高級で品質いい奴使っていますが、肝心の曲はどうしようもないです。どれも悪い曲というわけではないのですが、プレイ中に記憶や印象に残る曲が一切なく、この点で言えばゲームボーイで出ていた「ナイトガンダム ラクロアンヒーローズ」の方がまだ記憶に残っています。めちゃ懐かしい。
なんで記憶に凝らないのかは明白で、まず曲数が無駄に多いと思います。サガフロ2なんかでも提唱されていますが、ゲームBGMは多ければ多いほどいいというわけではなく、むしろ場面場面で同じ曲を何度も聞かせる方がプレイヤーの記憶にも残っていいように思えます。そうした繰り返して同じ曲を聴く場面がスターレイルには少なく、戦闘曲も同じステージで複数あるというのは正直疑問でした。
またどの曲も雰囲気に合ってないように思えました。ボスとの戦闘が近づく中でもあまり切迫感のないBGMが流れたりと、場面にあっていないため記憶にも残らず、この点は誰が何と言おうがこのゲームの最大の欠点であると私は言い切ります。
・世界観の説明が下手
このゲーム、銀河鉄道999よろしくいろんな星を回るために世界観もそれぞれの星ごとに異なります。ある星では中国風な世界が広がれば別の星では西欧ファンタジー風な世界になっていてあまり世界観が統一されていないのですが、これはこれで多くの世界観を体験できるので欠点だとは思いません。
問題なのは各星に入る際にその星や住人の特徴を、導入部でうまく語れないという点です。例えばさっきの中国風な世界では住人は千年くらい生きたりと長寿なのですが、その星で大分話が進んでからこの事実がわかるようになっており、それまで途中途中でかみ合わない会話を見せられたりします。その世界観に没入できるよう導入部でうまく認識を合わせないといけないのに、この点のストーリーテーリングは相変わらずというか下手なんだなぁという印象を覚えました。話のオチも大体まとまってないし。
・クエストが多すぎる
このゲームではメインストーリーを進める傍らでお使いなどの小さなイベントことクエストをこなしていくのですが、このクエスト数が無駄に多すぎて、いちいち処理していたらメインストーリーがなかなか進まないとかざらです。一つメインストーリーを進めたらたくさんのミニクエストが発生するため、自分の感覚ではこのミニクエストを処理してメインストーリーを進めるまで毎回3日間くらいかかる気がします。
でもってその肝心のミニクエストもあまり面白くなかったりします。中には登場キャラクターを掘り下げるようなイベントストーリーとなっていてこれらはまだ価値があるものの、中にはしょうもない内容のイベントを延々と見させられ、セリフ読むの嫌だから連打し続けてクリアするのも少なくありません。もう少し数を絞るかわりにもっと内容を練ればいいのにと思えます。
・戦闘は面白い
このゲームのジャンルはRPGで4人パーティとなっており、ストーリー進行で使えるようになるキャラのほか、ガチャで引き当てたキャラクターを編成して戦えるようになっています。でもって戦闘では各キャラクターの役割がはっきりしているというか、アタッカー、タンク、回復、サポートなどそれぞれに特化したキャラをバランスよく編成する方が有利となっており、またキャラごとに特殊能力が異なっていてそれぞれに好相性のキャラが存在していてそれらを考慮して編成するのは楽しいです。
ちなみに自分は比較的序盤にゼーレというキャラを引き、どの戦闘でも目が回らないのと言いたくなるくらいこのキャラがクルクル回りながら敵をなぎ倒していってくれます。何気に声優が中原麻衣氏で、ユグドラユニオンとか思い出しながら必殺技のセリフを聞いています。
・男性キャラに魅力がない
これはほかの中国系コンテンツでも同様ですが、女性キャラはまだ個性ある一方、男性キャラは基本的にどれも細面の耽美系、言い換えるとBL系なキャラばかりで個性が薄いです。FFでもそうですがイケメンだけ揃えても逆にダメになってしまうというか、三枚目やごつい系などいろんな男性キャラが揃ってイケメンもイケメンとして価値を持つ気がします。それでいて、三枚目キャラであっても描き方によっては十分に魅力を持つというのに、あいにくこのゲームではそういうキャラが出てきません。
具体的にはドラクエのハッサンみたく、人を見たらすぐせいけんづきするようなキャラとかが致命的に足りていません。逆を言えばこういうハッサンやヤンガスを登場させて人気キャラにさせるあたり、ドラクエはこの辺よくできている気がします。ハッサンもテリーより人気ありそうだし。
・戦闘演出は見事
先ほど戦闘は面白いと書きましたが、戦闘時の各キャラクターの攻撃演出は見事というよりほかないです。カメラワークやエフェクトの使い方がよく、この辺の魅せ方はむしろ日系メーカーも見習うべきだと思います。
以上、ポイントごとに自分の感想を書いていきましたが、中国のゲームユーザーはグラフィックと戦闘にこだわるとかねてから聞いており、実際この二方面に関してスターレイルはよくできているなと感じます。逆を言えばそれ以外のところは物足りなく感じ、女性キャラのデザインこそかなりよくなっているものの、まだまだおざなりな点が多いなという感じです。
プレイの快適性に関してはUIはいいものの前述の通り膨大なクエスト量には辟易するよりほかなく、同じく大量のクエストがゲーム内で用意されている「龍が如く」と比べると、あっちはどのクエストも楽しみながらこなせていただけに、スターレイルのクエストの徒労感はやっぱ大きく感じてしまいます。プレイ時間稼ぐためとはいえ、逆効果なんじゃないかなぁ。とりあえずもう少し続けるつもりですが、何か気になるほかのゲームができたら一気にやらなくなるような気がします。















