2026年6月11日木曜日

中国製ゲームを1ヶ月ほどやってみて(崩壊スターレイル)

 以前にも記事を書いていますが先月からミホヨの「崩壊スターレイル」を遊んでいます。ソシャゲ業界を制したこの会社のゲームということもありますが、前々から興味を持って市場調査を兼ねて遊んでみましたが、正直言うとこのまま継続すべきか悩んでいます。決してつまらないというわけじゃないですが、死ぬほどはまるかと言ったらそれほどでもなく、若干プレイを強制されているような面倒くささを感じるところがあり、やや重荷になっています。
 そこで今回は、1ヶ月ほど遊んでみた感想を書いていきます。

・キャラデザ、グラフィックはいい
 まず感じた特徴としては、遊ぶ前から感じていましたが各キャラクターのデザイン子と造形は間違いなくいいです。どのキャラも個性よく、また衣装に関してもよく考えて作られているなと感じ、キャラだけでなく背景も非常に書き込まれてあってこの点は文句なしに太鼓判を推せます。

・BGMは三流
 逆に、最も目立った欠点はBGMです。音源なんかはちゃんと高級で品質いい奴使っていますが、肝心の曲はどうしようもないです。どれも悪い曲というわけではないのですが、プレイ中に記憶や印象に残る曲が一切なく、この点で言えばゲームボーイで出ていた「ナイトガンダム ラクロアンヒーローズ」の方がまだ記憶に残っています。めちゃ懐かしい。
 なんで記憶に凝らないのかは明白で、まず曲数が無駄に多いと思います。サガフロ2なんかでも提唱されていますが、ゲームBGMは多ければ多いほどいいというわけではなく、むしろ場面場面で同じ曲を何度も聞かせる方がプレイヤーの記憶にも残っていいように思えます。そうした繰り返して同じ曲を聴く場面がスターレイルには少なく、戦闘曲も同じステージで複数あるというのは正直疑問でした。
 またどの曲も雰囲気に合ってないように思えました。ボスとの戦闘が近づく中でもあまり切迫感のないBGMが流れたりと、場面にあっていないため記憶にも残らず、この点は誰が何と言おうがこのゲームの最大の欠点であると私は言い切ります。

・世界観の説明が下手
 このゲーム、銀河鉄道999よろしくいろんな星を回るために世界観もそれぞれの星ごとに異なります。ある星では中国風な世界が広がれば別の星では西欧ファンタジー風な世界になっていてあまり世界観が統一されていないのですが、これはこれで多くの世界観を体験できるので欠点だとは思いません。
 問題なのは各星に入る際にその星や住人の特徴を、導入部でうまく語れないという点です。例えばさっきの中国風な世界では住人は千年くらい生きたりと長寿なのですが、その星で大分話が進んでからこの事実がわかるようになっており、それまで途中途中でかみ合わない会話を見せられたりします。その世界観に没入できるよう導入部でうまく認識を合わせないといけないのに、この点のストーリーテーリングは相変わらずというか下手なんだなぁという印象を覚えました。話のオチも大体まとまってないし。

・クエストが多すぎる
 このゲームではメインストーリーを進める傍らでお使いなどの小さなイベントことクエストをこなしていくのですが、このクエスト数が無駄に多すぎて、いちいち処理していたらメインストーリーがなかなか進まないとかざらです。一つメインストーリーを進めたらたくさんのミニクエストが発生するため、自分の感覚ではこのミニクエストを処理してメインストーリーを進めるまで毎回3日間くらいかかる気がします。
 でもってその肝心のミニクエストもあまり面白くなかったりします。中には登場キャラクターを掘り下げるようなイベントストーリーとなっていてこれらはまだ価値があるものの、中にはしょうもない内容のイベントを延々と見させられ、セリフ読むの嫌だから連打し続けてクリアするのも少なくありません。もう少し数を絞るかわりにもっと内容を練ればいいのにと思えます。

・戦闘は面白い
 このゲームのジャンルはRPGで4人パーティとなっており、ストーリー進行で使えるようになるキャラのほか、ガチャで引き当てたキャラクターを編成して戦えるようになっています。でもって戦闘では各キャラクターの役割がはっきりしているというか、アタッカー、タンク、回復、サポートなどそれぞれに特化したキャラをバランスよく編成する方が有利となっており、またキャラごとに特殊能力が異なっていてそれぞれに好相性のキャラが存在していてそれらを考慮して編成するのは楽しいです。
 ちなみに自分は比較的序盤にゼーレというキャラを引き、どの戦闘でも目が回らないのと言いたくなるくらいこのキャラがクルクル回りながら敵をなぎ倒していってくれます。何気に声優が中原麻衣氏で、ユグドラユニオンとか思い出しながら必殺技のセリフを聞いています。

・男性キャラに魅力がない
 これはほかの中国系コンテンツでも同様ですが、女性キャラはまだ個性ある一方、男性キャラは基本的にどれも細面の耽美系、言い換えるとBL系なキャラばかりで個性が薄いです。FFでもそうですがイケメンだけ揃えても逆にダメになってしまうというか、三枚目やごつい系などいろんな男性キャラが揃ってイケメンもイケメンとして価値を持つ気がします。それでいて、三枚目キャラであっても描き方によっては十分に魅力を持つというのに、あいにくこのゲームではそういうキャラが出てきません。
 具体的にはドラクエのハッサンみたく、人を見たらすぐせいけんづきするようなキャラとかが致命的に足りていません。逆を言えばこういうハッサンやヤンガスを登場させて人気キャラにさせるあたり、ドラクエはこの辺よくできている気がします。ハッサンもテリーより人気ありそうだし。

・戦闘演出は見事
 先ほど戦闘は面白いと書きましたが、戦闘時の各キャラクターの攻撃演出は見事というよりほかないです。カメラワークやエフェクトの使い方がよく、この辺の魅せ方はむしろ日系メーカーも見習うべきだと思います。

 以上、ポイントごとに自分の感想を書いていきましたが、中国のゲームユーザーはグラフィックと戦闘にこだわるとかねてから聞いており、実際この二方面に関してスターレイルはよくできているなと感じます。逆を言えばそれ以外のところは物足りなく感じ、女性キャラのデザインこそかなりよくなっているものの、まだまだおざなりな点が多いなという感じです。
 プレイの快適性に関してはUIはいいものの前述の通り膨大なクエスト量には辟易するよりほかなく、同じく大量のクエストがゲーム内で用意されている「龍が如く」と比べると、あっちはどのクエストも楽しみながらこなせていただけに、スターレイルのクエストの徒労感はやっぱ大きく感じてしまいます。プレイ時間稼ぐためとはいえ、逆効果なんじゃないかなぁ。とりあえずもう少し続けるつもりですが、何か気になるほかのゲームができたら一気にやらなくなるような気がします。

2026年6月10日水曜日

俳句生成マシーン

 これまであまりAIを使ってこなかったのですが、さすがにそろそろ研究しないと時代に取り残されるかもと思っていろいろ使ってみることにしました。しかし何故かその使い道が俳句で、この前はこんな俳句を作ってもらいました。

 ハードゲイ 春風ふわり 腰ふわり

 何故か「ハードゲイという単語入れて俳句作ってよ(´・ω・)」と、セクハラじみた要求をYahooのAIに要求して作らせまくっていました。ちゃんと季語入れるあたり優秀です。
 このほか「なつやすみ プールのそばで 野糞した」などとまた変な俳句とかも作らせていましたが、そんな俳句とか好きじゃないけど単語を指定して短いフレーズ作らせるのに俳句と和歌は超絶優秀で、なんかクスリと笑うネタをこんな風にして作っています。もっとましな使い道あるのかもしれませんが、今の自分にとってAIは俳句生成マシーンにしかなっていません。

何故日本はデフレを克服できたのか?

 昨日、焼き肉屋の安楽亭に親父と二人で行ったらそんなに食べてはいないものの金額が5000円くらいになりました。かつては500円のワンコインでファミリー定食食べられ、どんだけ頑張っても3000円の大台を超えることがなかった安楽亭でも、これほど価格上昇が続いたのかと恐れおののきました。まぁしょうがないでしょうが。
 こんな具合で物価高が続く現代日本において、もはやデフレという単語を使う人間はいないでしょう。実際この2年くらいの間にデフレという単語をもはや見ることはなくなり、バブル崩壊より長く日本経済を苦しめてきたデフレスパイラルは少なくとも現在、完全に克服したと言い切れるでしょう。

 ここでクエスチョンですが何故日本はデフレを克服できたのでしょうか。最近使い始めているAIに尋ねてみたところ以下の三要因を上げてきました。

1、外的ショック(輸入インフレ)による価格転嫁の強制始動
2、深刻な人手不足と「持続的な賃上げへのシフト」
3、長期的な金融緩和と財政政策の地ならし

 このうち上二つはこの記事を書く前の段階から自分が想定していた要因と一致しています。輸入原価、特に原油高があらゆる方面でコストプッシュして価格を引き上げたのと、もはや普通に従業員が集まらないくらいに人手不足が進んで賃上げが進んだ、この製品価格と賃金の量方面の上昇がデフレ克服の再際の原動力だったと考えています。

 一方、三番目の長期的な金融緩和については正直疑問で、90年代あkら30年くらいゼロ金利やっていたという事実からもあまりデフレ克服に役立たなかった印象があります。同じく2010年代に行われたアベノミクスと黒田バズーカ(インフレターゲット)も、この間もそこまで大きな動きなくやはり岸田政権になってから一気に物事が動いたように気がするので、あんま意味なかった気がします。

 突き詰めるとやはり人件費高騰こと人手不足が一番大きかった気がします。今の中国のデフレ見ていてもそうですが、結局物価というのは部材などの調達原価以上に人件費の方が相関性が強いように思え、労働者市場の過不足こそがインフレ、デフレの方向を決めるように個人的に思います。そういう意味では雇用を充足させることがマクロ経済にとってやはり重要なのかもしれません。
 本当はもっとこの辺のデフレ克服分析を読みたいのですがあまりやってくれる人がいません。どっかの経済学者とかちゃんとした本出してくれないかな。

2026年6月8日月曜日

現地採用の若者がいなくなった中国

 あくまで自分が見ている限りですが、かつてと比べると中国で一山当てようと現地採用しに来る日本人の若者はここ数年、マジで全く見なくなりました。現地採用者は自分を含め今でも多いですが、若くても30代中盤以上で、20代の現地採用となるともはや雀並みの絶滅危惧種です。

 やはり一つの潮目だったのはコロナで、これ以前と以後で海外転職のハードルは大きく変わったとともに、当事者である若者の間でも見方が変わったんじゃないかと思います。また近年は通貨格差もあって欧米、具体的にはオーストラリアやカナダの方が渡航先として人気で、経済も落ち目な中国にわざわざ来るのは昔ながらの中国の歴史や文化にロマン持ってる奴くらいになってる気がします。

 真面目な話、2010年ごろは自分のように中国にわたってみようという若者はいまとは比べ物にならないくらい多くいました。どちらかと言えば自分はロマン派で一山派ではなかったものの、上海の街中を歩けば現地採用らしき日本人の若者はよく目についたし、日本人会とか出入りするとかなりの人数が集まっていました。それが今だと単純に在住日本人が減っており、日本人向けスーパーもいくつか古参の店が閉まるほどで、日本人が多かったのも今は昔と感じます。

 まぁ当時と比べると今の日本は雇用が豊富でわざわざ海外に行かなくても仕事にありつけることから、現地採用者も以前ほど多くはないのかもしれません。また、やっぱり2008年のリーマンショックの頃がある意味で最も経済のグローバル化が激しかった時代で、当時と比べると全体的に海外勤務に対する見方やワクワク感も今はあまり強くなさそうな気がします。
 逆を言えば今この時代に海外で働こうとする若者はどういう考えでそうしようとしているのか、機会があればその辺を聞いてみたいものです。

2026年6月7日日曜日

突撃、松戸七不思議ツアー

 日本での業務を開始するにあたり、所属している会社から健康診断を受けるように言われていました。ちょうど自分も日本の病院で一回健康診断を受けたいと思っていたので渡りに船だと思い早速地元流山市の病院に予約を打診したところ、「8月まで予約いっぱいです」と断れてしまいました。
 仕方ないのでならば職業も松戸戦士だし松戸の病院で健康診断を受けようと適当にネットで検索して対応している病院を探したところ、ドクターランド松戸がいい具体に引っかかり、またネット予約も手軽にできたのでこちらで昨日6/6に健康診断を受けることとしました。ただ予約を決めた時点でこのドクターランド松戸がどこにあるのか全く把握しておらず、まぁ松戸ならどこでもチャリで行けるだろうという過信で予約したのですが、改めて調べてみたら北松戸駅に近い上本郷にあることがわかりました。そう、以前取り上げた松戸(上本郷)七不思議の舞台です。

  この時点で私は、「ああ、つまり俺に松戸七不思議を回ってこいという天の啓示か……」と悟りました。そんなわけで、松戸七不思議を実際に見て回ってきたので一挙紹介しようと思います。

上本郷の七不思議(松戸よみうり)

 松戸(上本郷)七不思議とは以前の記事でも紹介しましたが、JR北松戸駅近くの上本郷で伝えられている七つの伝承です。と言っても伝承の元となった木とか既になくなってたり、八尾比丘尼の話は伝承のみで特にランドマークもなかったりするのですが、それぞれゆかりのある地域を松戸市のHPでも地図にしてまとめられていたので、この地図をもとに健康診断を受けた後にチャリで回っていきました。
 関係ないけど昔にも書きましたが、やっぱり自転車でもロードバイクは本当に体に悪い気がします。日本でノーマルのチャリに乗ると「なんでこんなに進まないんだ(ヽ''ω`)」というぐらいに体を酷使する印象を覚えます。

1、風早神社の大杉

 そんなわけで一発目はこの風早神社です。七不思議によるとなんかでかい杉があったそうですが今はもうないとのことでいきなり出オチなのですが、割とキレイなところでした。


 境内回りは綺麗にされており、参拝者は自分以外いませんでしたが静かなところでした。このほかの七不思議ポイントもそうですが、車が侵入し辛い細い路地が入りくねっている丘の住宅街にあり、人知れず自転車乗るなら悪くない場所です。

風早神社参道

2、斬られ地蔵(本福寺)

 エピソード的に一番七不思議らしい斬られ地蔵があるというのがこの時宗のお寺の本福寺です。ここは吉田松陰が東北旅行した際に逗留したお寺でもあり、入り口にはその碑文もありました。


 でもって下の写真が件の斬られ地蔵です。自分もこの前にネットで写真見てましたが、生で見るのはこれが初めてでした。

右の車輪回したら小吉だった


 一見すると袈裟斬りまたは唐竹割りに切られているように見えるのですが、よくよく頭部を上からみると側面部にも傷があります(下の写真参照)。この側頭部の傷からみて、斬られたというよりかはなんか落として割っただけというのが本当のところなんじゃないかと思えました。

頭部側面部の傷


本福寺本堂


 こちらは七不思議じゃないですが上本郷に昔からあったカンスケ井戸の跡地です。本福寺脇の階段を下りたところにあり、今では小さな池となっています。

コイもいた

3、富士見の松(本覚寺)

 こちらも不思議エピソードはなんもなく、なんか日蓮宗本覚寺にでかくて富士がバックに見える松が昔あっただけという話です。しかもその松は昔に枯れ、切株もがけ整備で除去されたとのことなのでなんも残っていません。


 方角的に富士見の松があったのはこの南側の崖付近だったのではないかと思います。見ての通り急峻な崖で下には住宅もあるので、土地整備があってしかるべきでしょう。

本覚寺本堂

 なお本福寺も本覚寺も墓地が併設されており、この後のゆるぎの松探しでも別の墓地を回らされており、なんか七不思議ツアーというより墓場ツアーやってるような気がしました。途中から自分も「おさかな天国」を「お墓場天国」と言い換えて、「墓場は僕らを待っている~♪」などと歌いながら回ってました。

4、宮女の化物(明治神社)


 この宮女の化物の伝承の舞台は雷神社となっているものの、雷神社がどこにあったのかというのはわかっておらず、この明治神社に雷神社と刻まれた石が奉納されているというだけです。一応行ってみましたがこの明治神社自体は普通の神社でこれというイベントはなく、自分も写真だけとって帰ってきました。

5、ゆるぎの松

 このゆるぎの松はなんか昔、ゆらゆら揺れるでかい松があっただけで、ほかのエピソード同様に「なんかでかい木があった」というだけの不思議でも何でもないエピソードです。場所はJA東葛からやや南に下ったところを左折した坂の途中にそんな松の木があったという句碑だけ残っていると書かれてありましたが、残念ながらそれらしい句碑は見つけることができませんでした。
 なお前述の通りこの付近にも墓地があり、上本郷という場所そのものが一体としての墓地なのではないかと思うくらい墓ばっかこの日見ていました。

6、二ツ井戸

 この二ツ井戸は昔そこに二つ井戸があり、常に片方は澄んでるけど片方は濁っていて、どちらか片方を埋めてはならないと言われていたというエピソードです。なお現代では二つとも埋められるという一休さん的オチに落ちついています。
 井戸そのものは既にないのですが、その跡地は北松戸駅東口から南東にまっすぐ伸びるメインストリートのとうかえで通り沿いにあり、下記写真のように碑文もしっかり残されています。


 前述の通り、7つ目の八尾比丘尼の話は具体的なランドマークがないため以上の6つで七不思議スポットを全部回ったこととなります。動いた時間は自転車移動で約30分と非常に近距離間に集中しており、この辺りの散歩で回るにはルートじゃないかという気がします。
 なお最後の二ツ井戸を探している際、気になる和菓子屋がありました。


 気になったのはこの竹和というお店で、店の正面にある「生クリーム入りコーヒー大福」という商品名でした。マジ気になったのでそのままお店入って「例のブツを頼む(´・ω・)」と言ってこのコーヒー大福(170円)を買って帰りました。
 ちなみに買う際に店員さんに「やけに攻めた商品名だけど売れ行きはどうか?」と聞いたら、まぁまぁ買っていく人はいると教えてくれました。あとブログに書いていいと聞いたら「いいよ(´・ω・)」とのことでした。


 こちらがそのコーヒー大福で、実際食べてみた感じとしてはチョコレート大福と言った方がむしろイメージしやすい味だったと思います。実際にはチョコレートよりはややビターな味ですが、同じカカオ系ということでチョコレート菓子っぽい印象でした。決してまずくはなく、むしろ何も言わず「大福です(´・ω・)」と言って差し出し、あんこをイメージさせつつ客に食べさせたら軽いサプライズを起こせる気がします。

 こんな具合で七不思議ツアーをしてきましたが、結論を書くと上記の通りに上本郷はやたら墓場が多いというのが最大の感想です。自分は墓場が近くでも気にならないけど気にする人なんかは敬遠する土地なのかもと思ったのですが、実際にはかなりの住宅街で、住んでる人もそんな気にしてない気がします。諸々含めてアピールすために、やっぱり北松戸はテーマソングを「お墓場天国」とするべきなのではないかと思いました。

2026年6月5日金曜日

食品のブランディングは難しい?

 結論から書くと、昨日の記事のコメントを読んでふと思ったのですが、どれだけおいしい物でもたくさん食べると飽きられるということが食品のブランディングにおいて大きな課題であるような気がしました。

 順を追って話をしていくと、私自身もかつてはいっぱい食べたいと思っていながらもいざ実際にたくさん食べてみたら、あっという間に飽きて、その後一切食べなくなった食べ物が結構あります。

 この手の飽きるのが早かった事例で一番思い出深いのは2022年の上海ロックダウンの時で、丸二ヶ月軟禁させられていたことから仕事中に同僚に「俺、このロックダウンが終わったら、コーラ百本くらい飲むんだ……」という死亡フラグみたいなセリフを口にしていました。しかし実際にロックダウンが終わってコーラをたくさん買ってきて飲み始めたところ、大体2リットルくらい飲んだところで意外と早く「もういいや(;・∀・)」となって飲むのをやめてしまいました。その後は全く飲まなくなったわけではないものの、ロックダウン中の意欲はどこに行ったのやらと思うくらい落ち着き、それ以前と同じ水準で摂取しています。

 以上はやや極端な例かもしれませんが、食品というのは基本的にどれだけおいしくても割とすぐ飽きが来てしまうものだと思います。これをマーケティングで考えると、ある名物商品を売り出すために無料試食や低価格などのキャンペーンを打ち出して大々的に売り出すと、味や広告が良かったりすればそのまま売れるでしょうが、恐らく一過性のブームに終わってその後は存在自体忘れ去られることになるでしょう。要するに大量に売り出してみんながたくさん消費すると、あっという間に飽きられて売れなくなるっていう話です。

 では上記のような飽きられる事態を避けるにはどうすべきか。食品の認知度を一定まで高めて維持することは当然ですが、その先は長い時間をかけて定期的に「あ、あれ食べたい」と思うくらいの定番商品にまで引き上げる。または敢えて供給量を絞り、普段なかなか食べられないレアな食品として認知させるというのが、食品のブランディングにおける大きな分かれ道になってくるように思えます。
 やはり一般的に「おいしい」と指される食品はどれも、値段が高かったり食べられるシーズンが限定されるなどして常にたくさん食べられるものではないものが多い気がします。レアリティとも言うべきか、なかなか食べられないからこそ価値があり、おいしいと思われているところがあるように思え、極端な話、ごく限られた時期、限られた人にしか食べられないという風に言えば何故かおいしい食品という評判が立つんじゃないかという気がします。

 ただこのように供給量を絞るとなると、もちろん販売量も低下するわけです。相応に単価を引き上げて高級食品として扱うことができるなら採算は取れるかもしれませんが、仮に高価格少量販売路線で行くとなると、そもそもその食品自体の認知が広がらず、誰も食べたことがなくておいしいという評判も経たなくなるかもしれません。
 ならばと認知度を上げるために大量供給すると最初に述べたシチュエーションとなり、一気に流行る可能性はありますがすぐに廃れる現実に直面する可能性も出てくるわけです。

 この点、マツタケなんかは昔はよく取れたため初めから認知度が高く、その後収穫量の低下によって激レア化して高価格となったから、かなりおいしい食品にうまく変貌したなという気がします。

 話を戻すと、食品を売り出す場合は価格と供給量、そして消費者の関心をどう制御するかが求められ、一概にブランディングするといっても高度な戦略が求められてくる気がします。ただおいしいと宣伝して広げるだけでいいのかではなく、どうやって定番化する、または供給量を抑えるかといった戦略が必要で、そう考えると普通の耐久消費財なんかより難しいと思えてきます。

2026年6月4日木曜日

焼き魚食べられる飲食店が思ってたより少ない(;´・ω・)

 密かに先週末から日本に潜入して裏工作を続けていますが(今回は長い)、昨日は急に「なんかサンマとかサバの焼いたの食いたい」と思い立ち、ソ連人民の敵であるうちの親父とそういうのが食える店を自宅近くで探しました。しかし改めて考えるとこういう焼き魚を売ってそうな飲食店が思ってたより浮かばず、居酒屋を除くとファミレスとかでは和食チェーンでもほぼ期待できないということに気が付きました。刺身メニューとかなら出すところは多いけど、サンマ定食みたいな感じで出すお店はマジで見つけられませんでした。
 最終的に夢庵いって、金目鯛の煮付け定食食って帰ってきました。意外とこういう煮付けは上海でも食べる機会少ないからありがたかった。

 話を戻すと、改めて考えるとなんか魚料理を食べられるお店というのが居酒屋以外だとかなり少なくなっているような気がします。以前はもっと焼き魚に溢れていたように思えるし、自分が学生だった頃は500円でマジサンマやサバ定食をよく食べていました。焼き鮭定食なんかはまだ朝食メニューとかで見られますが、頭の付いた魚を焼いて提供するところは本当に限られるように思え、なんか日本の漁業衰退が進んでいるような妙な恐怖感を昨夜覚えました。

 なおその後いくつかのファミレスのメニューを色々見てみましたが、やはり物価高の影響なのか鶏肉系のメニューが増えているような気がします。から揚げやチキン南蛮、チキンステーキなど鳥盛り沢山なかんじなのと、鶏肉に限らずメインのおかずはやはり肉類である印象があります。
 何も魚好きというわけではないですが、もっと魚のメニューが多くてもいいのではないかとちょっと疑問に思います。上海でも魚は食べようと思えば食べられますが、日本よりも価格がやや割高で味も落ちることから今回の日本滞在中はいい魚をたくさん食べたいと思っていたのですが、上記のような状況でやや出鼻をくじかれています。

 思えば「おさかな天国」がスーパー内で鳴り響いていたのも今は昔。あの時も散々言われていましたがあの時以上に日本人の魚離れが進んでいるように思え、折角いい漁場をたくさん持つ国なんだから、もっと魚を食べればいいのにと思わざるを得ません。農水省も「魚メニューを3品以上出さなければ飲食業を認めない」などという規制出してもっと日本人に魚食わせるべきだと思うのですが、突き詰めると日本の飲食店における魚メニューの減少は、セントラルキッチン方式にあるような気もします。
 やはり肉類と比べると魚をレンチンだけですぐ出すのはやや難しく、こうした手間とコストから魚メニューが嫌われているのかもしれません。ならば農水省はレンチンで気軽に食べられる魚メニューを鮭以外にもっと増やすべきで、ともかく何でもいいからもっと魚を日本人に食わせるべきでしょう。ただでさえ円安で輸入食材の価格が上がっているだけに、魚による自給自足戦略を加速すべきです。

 ここまで書いてなぜここまで魚に熱くなれるのか自分でも意味不明です。それはともかくマジ焼きさんま早く食いたい。