最近残業しているわけではないものの業務の進め方に対する理解が進んだことからオフィスアワーの集中度が半端なく高まり、なんかすっごい今疲れています。我ながら作業途中でいい感じに問題点とか気づけてるし仕事の冴えもいいのですが、自分の限界以上に能力使って疲労たまってる感覚があります。
話は本題ですがみんな意外と気づいていないし言及する人がいないなと思う電気自動車ことEVの問題点とは、結論から言えば価格が全く下がらないという一点に尽きると思います。
EVの量産初期、まだ製造原価や販売単価はガソリン車と比べて割高であるものの今後台数が増加していけばスケールメリットを得てガソリン車並みに価格は下がると当時言われていました。しかし現実には今でもEVの販売価格は割高、しかもその割高な価格は国や自治体の補助金込みでのものだったりします。EVの量産が始まってもう20年近く経ち台数もかなりはけるようにはなってきてはいるものの、EV大国の中国においてもこの割高な価格は未だに続いており下がる気配を見せません。
なお中国では自動車ナンバーの新規取得に日本円で100万円くらいかかりますが、以前のEV振興策でEVならこのナンバー取得費が免除されていたことが普及の原動力でした。このナンバー取得費に加え購入補助金もあり、大体180万円くらいガソリン車に比べ下駄履かせられていたからこそあれだけ売れたと言えるのでしょう。
環境だなんだと言いますが結局のところ購入されるかどうかの市場判断は価格に尽きます。この価格が当初の予想と全く違って一切下がらなかったのがEV業界における最大の誤算であり、EVに傾倒して失敗しつつある一部自動車メーカーの判断ミスじゃないかと思います。
では何故EVの価格は下がらなかったのか。自分の見立てでは原価比率が最も高いと言われる電池の価格が全く下がらなかったどころか、性能向上と引き換えにむしろ上がっていったことが原因じゃないかと思います。EV用のリチウムイオン電池は何度も記事書いたから詳しいけど負極に使うレアアースがかなり重要で、この素材調達量の制限からいつでも大量に作れるわけじゃないとされます。それくらい調達量が限られるのにEVの生産台数が増えて消費量が増えてったもんだから仕入価格は高騰しているとされ、確かに前より充電量は増えているもののEV1台当たりの電池価格は逆に上がっているように見えます。
電池に限らずほかの部品に関しても、なんか見ている限りあまり変化ないように見えます。それも当然というかインパネなどガソリン車と共通する部品は既にスケールメリットが実現され、EVの生産台数が増えたところでガソリン車の生産台数を食うだけなのでさらなるコストダウンは起こらず、この辺のEVに使われるパーツの価格はEV販売台数が増えたところで安くなることは一切ないでしょう、今後も。
以上の見立てから、恐らく今後もよほど劇的な変化が起きない限りEVはガソリン車に比べて割高な価格が続くとみられます。確かに日本円で60万円くらいで売られている中国の宏光MINIのような車もありますが、同クラスのガソリン車と比べてやや高いという水準は今後も続くとみられ、それがEVの普及を妨げ続けると自分は予想します。そしてそれはガソリン車が淘汰されてEVが普及した時代においても同様で、その場合自動車の単価は今より割高になるということです。
逆の観点から言うと、今後EVが劇的に普及するとしたら劇的に価格が下がる以外はないと思います。それはつまり原価の大半を担う電池に劇的な進化が起きる、具体的には安価で高性能な素材や生産方法が確立されるような事態で、そういう動きがない限りは案外トヨタみたくEVに対し消極的な姿勢を保つ方が正しいような気がしてきました。
