上の記事をBL好きの中国人の友人にリンクつけて送ったところ、「私もこれ読んだことある(´・ω・)」とすぐ返事してきました。しかも「四度は読んだ(´・ω・)」と聞いてもないのに教えてくれた上に、推しキャラも画像付きで送ってきました。上の記事の詳細は把握しかねますが、漫画化が企画された原作は中国でもかなり人気の高いBL小説であるのは間違いなさそうです。
真面目な話、今中国のBL市場はかなりヤバいくらいでかくなっている気がします。中国は同性愛について比較的厳しい国でBLなどのコンテンツ作品に対してもしょっちゅう規制をかけているのですが、網の目をかいくぐるかのようにして今もなお多数のBL作品が作られ(主に小説)、私の友人のように口を開けばBLについて語る女性も珍しくありません。
なお「耽美」というと日本では優雅な美しさなどを表しますが、中国だとそのまま「BL」という意味になります。同じ単語で日本語と中国語で近年、急激に意味に差が出てきた単語です。
話を戻すと、実際中国で暮らしていてBL市場が拡大しているという実感を強く覚えます。サブカル系のショップばかりを入居させる大悦城というショッピングモールが上海にもあるのですが、たまに別の男性の友人とここに飯食いに行くとそのBLショップの多さとコスプレして来店する女性客数によく驚かされています。
なおその男性の友人はファンシーショップかと思って入居しているあるお店に入ったら、ファンシーな、女性向けの大人のおもちゃを売る店だったらしく赤っ恥をかいたと以前話していました。
この中国のBL市場拡大の実際の市場規模データとか見ていませんが、表に出ないだけで実際かなりデカいように見えてならず、しかも今後も拡大を続ける超有望市場として密かに注視しています。こう思う理由としてはまず中国では女性も社会で働くことが一般的で、日本も働く女性が増えてきてはいるもののそれでも収入面で行ったら中国の女性の方が稼いでいる印象があり、成人女性の消費力がかなり高いです。その上、中国でも独身を続ける若者が増えており、金を持て余した独身女性が金を使うところと言ったらやはりBLはかなり有力候補になってきます。
またこのところの発展ですが、若干思うところとして規制されているからこそ逆に燃え上がっている印象があります。前述したように中国では同性愛に対する規制が強くBL小説のライターとかも当局の命令で連載を中断することがよくあるのですが、そうした規制に「なんで規制すんねん(# ゚Д゚)」と怒りつつ、BLへの欲望をさらにたぎらせる中国人女性が見ている限りかなり多いように思えます。風俗とかもそうですが、規制すればするほど性犯罪が増えると言われているだけに中途半端な規制が中国のBLファンをより継投させているように見えます。
もっとも市場が拡大しているのは中国だけでなく日本も同じでしょう。大きめの本屋に行けばかつてはなかったBL専門の本棚やコーナーが設けられており、中国人のBLファンも「さすが先進国日本(^ω^)」と無駄に誉めてくれてます。日中それぞれで作家同士の交流も今後増えるのではないかと思っており、国を跨いでBL市場が今後拡大し続けるのではないかという期待もあります。
その上で中国が規制しているのならこのチャンスを独占するためにも、やる気のある中国のBL作家、漫画家をどんどん日本に呼び集め、日本で出版させてネットで中国語版を出すといった手段が考えられ、実際見ている限りだとそうした取り組みを日本の出版社もやり始めているそうです。BLのために規制だらけの中国を脱出する中国人を日本が支援し、匿うのは孫文以来なのではないかと思え、こうした思想持った人というのは本当に裏切らないだけに日本はBL特区でも作ってこの手の中国人クリエイターをどんどん呼び寄せるべきだと密かに思ってます。