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2021年3月30日火曜日

コメント多過ぎ(;゚Д゚)

まさかの逆転、日本の技術はなぜ中国に抜かれたのか(JBpress)

 ということでヤンジャン風の自分の記事紹介ですが、朝一で見たらJBpress内のアクセスランキングでは5位でしたが、その後じりじりと順位を上げて一時は1位にも入っていました。後からじわじわと上がってくる、割と理想的な伸び方していて十分当たったと言える記事です。
 っていうか勤務時間中はランキング見てないで仕事しろとか自分でもツッコミ入れています。

 記事内容については世を忍ぶ仮の本業がこのところ忙しく土日も働くような状況であったことから、あまり根拠データを示せないものの、去年の記事の反応から見てマクロで薄い内容の記事が求められているという確信から、普段このブログで言っている内容をまとめるような感じで書きました。個人的に悪くないと感じているところは冒頭の切り出しで、100:1と10:1の対比を出した上で、かつては買い手のついた特許や技術はもう買い手がつかないという語り口は読者を引っ張り込むのに功を奏したのではと考えています。
 何気にこのくだり、後半の解説で触れる既存機技術に固執して新規技術に踏み出せなかった日本という内容にも通じるもので、そんな悩まず書いたけどキャッチーな語りだしになった気がします。

 さてそんな記事内容ですが、前ほどではないけどまたコメントには「中共の手先め( ゚д゚)、ペッ」とたくさん書かれると思いましたがさにあらず、ヤフコメを見るとむしろ肯定的意見が圧倒的多数でちょっと驚きました。っていうかコメント数が1000件オーバーしていて、400件くらい見終わったところで今日中には読み切れないと諦めました。
 また同じJBpressにもよく寄稿している中島恵氏がまたオーサーコメントを寄せてくれてました。自分の書く中国記事(おにぎりとか)によくコメント寄せてくれているので、どっかで会うことあったらアイスでもおごらなきゃいけないのかな(;´・ω・)

 話を戻すと、この記事は当初はもっときつめに日本の落ち込みぶりを書いてました。そんな初稿を友人に見せたら「素材産業がなんで日本に優位があるのかがわからない」と聞いてきたので、そっちのが分かりやすいかなと思って実はもう一本、素材産業の日中比較記事も書き上げています。
 ただ素材産業の記事は、中国は物理系学部(工学部)ばかりで化学系学部(理学部)が少ないなどの根拠などはそこそこ面白いものの、全体として地味で、また読者層が限定されるという懸念を覚えました。それ以上に単純に自分が読んでも面白くなく、また体力的にもやばかったので結局最初に書いた今回の記事に戻した上で、読者層をさらに広げるように表現をやや緩く変えました。この辺は全部奏功したでしょう。

 ヤフコメについてもう少し触れると、先にも書いた通り3、4年前に同じ内容の記事を書いてたら「中共の下僕め( ゚д゚)、ペッ」などと言われてたでしょうが、日本の世論は変わったというべきか、製造業で中国にもはや敗北しているという認識が一般化したのだなと今回改めて思いました。ここで終わればそこまでですが、今日仕事中にまたいらんこと考えて、「何故敗北を認知するに至ったのか」という点が気になりました。
 結論から言うと、スマホの存在がでかいという感じがします。ヤフコメを見ていてもスマホに関する言及がいくつか見られ、こうした比較的技術が要求されるコンシューマー品で日本製が駆逐され、iPhoneも含めて中国製がずらっと並ぶ事態に至って漠然と感じていた敗北感をはっきり認識するに至ったのかなという印象を覚えました。白物家電なんかは世界市場はともかく日本国内市場は一応国内メーカー品が並んでるだろうから気づかないだろうし。

 また今週土日にも次のJBpress記事書かなきゃいけないから、比較的楽に書ける藤田信雄について書こうかと当初思っていましたが、今回のような路線でまた中国経済比較記事、若しくは前から考えている90年代日本政治の致命的ミスとかにしようかななどとも考え始めています。っていうか仕事でもキーボード叩き過ぎて薬指がマジ痛い(´;ω;`)ウッ…

2021年3月28日日曜日

90年代ホラーゲームの背景

 この土日も数時間ずつとはいえ残業して目が回りそうな状態です。晩飯も喉を通らず、土日の夕食でご飯1合も食べられなかったのはかなり久々な気がします。ちなみに学生時代は毎日の夕食で2合食ってたような。でもってその時、「何故世の中の茶碗はこんなにも小さいのだろう?」といいながら、どんぶりをデフォルトにしてごはんよそってました。

 話は本題ですがこの前ブログに書いた「慟哭 そして…」というアドベンチャーゲームをノーヒントで1回クリアしました。エンディングは何故かツインテールの女の子の黄金エンドのみたどり着きましたが、個人的にはあまりツインテールは上方としては好きじゃないだけに「どうしてこうなった(´・ω・`)」という感情も覚えるものの、横田守の書いたキャラ見るの久々なのでそこそこ満足してます。
 なお関係ないけど高校の図書館に「魔法戦士リウイ」だけはありました。

 まだ1回、それも単独エンドだけなので未だにこのゲームで主人公らを廃奥に監禁して殺しまくる犯人についてはその動機はおろか正体すらつかめていませんが、1回通しで遊んでみた感じとしてはゲームとしてそこそこ楽しく、また雰囲気もよく出ている気がします。逆を言えば近年、この手の不気味なホラーが減ったというかあまり遊んでいない気がして、元々このゲームはセガサターンで90年代に発売されていることを考えると、やはりあの時代の方がこの手のホラーが充実していた気がします。

 その90年代ホラーというのはどういうものかと言うと、「なんで襲われるのかがわかんない?」といった感じの正体不明ホラーじゃないかと考えています。貞子でお馴染みの「リング」なんかまさにその典型で、わけわからん貞子になんでして襲われなければならないのか、どうしたら襲うのやめてくれるのか的に迫ってくる内容がそこそこ受けたんだと思います。
 どうでもいいですが京極夏彦氏は昔、「土俵(リング)・でぶせん」などの作品を収めた「どすこい」という短編小説を出しています。

 話を戻すと、よくわからないのに謎の怪人なり正体不明者に襲われ、しかも人里離れた屋敷なり孤島なりに閉じ込められるという系の作品が90年代には多かった気がします。何故この手のホラーが最近減ったかと言うと、一つは携帯電話などの小型通信機器が発達して情報の取得や外部との連絡が容易になり、クローズドサークル自体が現代だとほとんど成立しなくなったことがあると思います。真面目にその手の空間作ろうとしたら外海上か山中しかもはやないです。
 次に、ゾンビが大量発生するなどのパニックホラーがやはり今強いことも大きいでしょう。特にゲーム業界に関しては昔と違って表現力が増し、三国無双並みにゾンビを大量に描画せしめることも余裕なため、海外でも売りやすいパニックホラーゲームがよく作られているように見えます。

 どうでもいいけど、無双が今度コラボするなら「バイオハザード無双」でもいいような気がする。

 またまた話を戻すと、さっきのパニックホラーの隆盛はある意味、90年代ホラーゲームの特徴というかその成り立ちを暗に示しています。どういうことかと言うと、昔はゲームを作ろうとしても表現能力などの制限があり、プレイヤーの操作や画面演出が非常に限定されていました。その限定された範囲でホラーゲームを作ろうとしたら、移動範囲、登場人物を制限できるクローズドサークルにするしかなく、必然的にああいうゲーム形態にならざるを得なかったのでしょう。
 またテキスト量なども制限があって、その辺も含めて犯人役が一見してよくわからない動機というか行動で襲い掛かってくるというパターンも作られていったのだと推察します。逆を言えば、最近のこの手のホラーやミステリー、サスペンス系作品はやたらと犯人の動機や殺人の背景を長々語ろうとする癖があり、犯人を追う主人公以上に犯人の人物造詣が掘り下げられ、どっちが主人公だと言いたくなるほど主客逆転した作品もみられます。

 私としては90年代に少年時代を過ごしていることもあってやはり上記のような「正体不明な恐怖」が個人的に好むのですが、今この手の恐怖を作ることのできるクリエイターはどれだけいるのか。そもそも襲い掛かってくるゾンビやクリーチャーを倒すばかりのホラーゲー全盛の時代で、そのような正体不明な恐怖が復権するのかとなるともはや疑問です。実際ゲームとしても、恐怖をあおる演出よりもアクション要素の方が重視されてしまってるし、昔のゲームみたいにヒロイン格の美少女キャラもそう簡単には殺せなくなってるし。

 まぁこう言いながら、自分が一番恐怖したホラーゲームは「SIREN」ですが。最近またYoutubeで関連動画を見まくってます。

2021年3月27日土曜日

rerun(32ビット)

 また仕事が忙しくて更新が開きました。っていうか今日も帰宅10時越えだし、明日も明後日も働かないと(ヽ''ω`)

 そういうわけでさっさとかけるネタというわけで見出しの「rerun(32ビット)」ですが、これはマウスコンピューター製パソコンにおける最大のデメリットともいうべき無駄なプログラムです。詳細は自分も把握してないのですが解説している他サイトによると選定されているマザーボードなどの仕様の関係から、パソコン起動中に時々立ち上がって、無駄にCPUを動かすプログラムだそうです。

 実際に私もマウスコンピューターのパソコンを使ってて、突然何もしてないのに冷却ファンが回り始めることが非常に多く、タスクマネージャーを見ると決まってこの「rerun」が動いています。強制終了させたところで特に何も影響がないということから見つけ次第切っていますが、なんでこんな無意味に電力食うプログラム仕込んでるのか理解に苦しみます。

 このほかにもイヤホンなどの端子位置やダサさを極めんと言わんばかりのデザインなどもあり、次のパソコンの購入候補からは既にマウスコンピューターを外しています。コスパに関しては確かに悪くはないものの、明らかにコストと無関係な部分のマイナス点が非常に多いです。おまけに自分のパソコンはイヤホン端子の接触が悪く、ぐりぐりしないと音が出ないという欠陥もあったし。

 多少高くてもいいから使ってたりして気持ちよくなるデザインのパソコンを買いたいことから、現在の候補としては旧ソニーのVaioシリーズか、マウスと同じくBTOの雄たるツクモ辺り考えています。デザインを含めた安定感ではNECも候補で、総合的にはやっぱりNECになるんじゃないかと思いますが。
 FMV、ダイナブックは今や論外です。ダイナブックに至ってはBTO対応すらしていないし。

 ついでなのでそのまま書きますが、一番ビジネスとしておいしい商品の区分帯というのは、業務用として最低水準で且つ一般ユーザーも使える製品帯じゃないかとこの前閃きました。どういうものかと言うと、現場やプロフェッショナルが業務用としてやや物足りなさを感じるものの使えなくはないくらいの品質、性能で、一般流通商品と比べて割高であるもののやや背伸びしたい一般個人ユーザーが買うのにちょうどいいくらいの製品帯のことです。
 90年代後半のパソコンなんかがまさにこのような製品帯で、30万円くらいで個人ユーザーも使えるが業務用としても一応使えるレベルの商品であり、意外とこの辺りの商品と言うのが一番利幅的にもおいしい気がします。車で言えばトヨタのカムリ、日産のスカイラインクラスと言った、ミドルハイクラスな商品と言ったところですが、こういった商品はある程度量もさばけるし、価格もやや高めに設定できるのが大きいです。

 何が言いたいかと言うと、「ギリギリで業務用としても使える」くらいの商品を意図して出す方が企業ビジネスにもいいんじゃないかっていうことです。まぁそんなもんすぐ出せたら誰も困らないんだけど。

2021年3月23日火曜日

中国、驚異のメカニズム(かみそり( ゚Д゚))

 コロナのせいで昨年2月以降は一切日本に行っていませんが、そのせいで日本に行くたびに買ってたものがずっと買えず、ストックが切れたりしています。周りの日本人女性も化粧品が切れたと語る人が多いですが、私の場合は目薬をよく日本で買っており、だんだん底をついてきています。もっとも毎日目薬使うわけじゃないし、意外と多く買い置きしてたのでまだありますが、今度日本帰ったら必ず買おうと思っていたシャチハタ形状のリップクリームが買えないのが残念です。

 その目薬と並んで毎回日本で補充していたものに、安全カミソリがあります。何故かというと中国で売っているカミソリはやばいくらい剃れず、シックとかジレットなど同じ国際ブランド品なのに中国に流通しているものになると途端に切れ味が悪くなるからです。一昨年に日本に行った際にかなり大量にソ連人民の親父が持たせてきたこともあってこれまで全く途切れることなかったものの、さすがに年月を経てストックが切れ、さてどうしたものかと先月くらいまで考えていました。

 そのように悩む毎日を過ごしていたところ、「国産品!」というアピールが書かれたパッケージのカミソリが売られているのを目にしました。ブランド名は「英吉利」で、恐らく「吉列(ジレットの中国名)」に近いブランド名を敢えて選んだなとすぐわかるやんちゃなネーミングです。ただ一目見て気になったのがその値段で、確か替え刃なしで30元弱(約400円くらい)という高めな値段設定でした。ジレットとかシックのカミソリだと替え刃が2、3個ついて15元(約250円)ということを考えるとえらく強気な値段設定であり、この自信は何なのかと気になったこともあったのと、仕事が忙し過ぎてとにかく無駄遣いしたいという思いから購入してみました。

 結果を述べると、やばいくらい切れます。これは本当に中国製の剃刀かとガチで疑うくらいによく切れて、しかも1ヶ月近くたっても切れ味がそんなに落ちないという精霊の加護でも受けてんのかというくらい長持ちです。
 もしかしたら随分と長いことかってないこともあるので、昔と違って今なら中国に流通するシックやジレットの剃刀も切れ味が良くなっているのかもしれませんが、少なくとも英吉利の剃刀は日本で流通する剃刀にも劣らない性能があることは確かです。

 些細な点かもしれませんが、こうした日用品の技術の進歩はそこそこ重要だと思います。何が言いたいのかというと、かつてはそれこそどうのつるぎみたいだった中国製剃刀が、いつの間にかはがねのつるぎ並に進化してきているという事実で、こうした末端に至るまで中国で技術が向上しているという実感を覚えます。さらに付け加えると、前述の通り英吉利の剃刀は高品質である一方でかなり割高ですが、それでもこうした製品が流通するほど中国人消費者も価格より質を負うようになってきているとも見られ、時代が進歩しているという実感も覚えます。
 改めて考えてみると、かつて中国製品の質が悪かったのは、高価格・高品質の製品の需要がなかったから、消費者がそこまでお金を出せなかったからだったと思えてきます。今は逆に所得の向上によって安くとも質の悪い製品は買わなくなり、結果的にこうした日用品レベルでも高品質製品が現れ、それに伴い技術も向上を続けているともみられ、好ましい循環が起きているようにも見えます。

 と、ここまで書いておきながらなんですが、最近上海市内の日系スーパーで貝印の安全カミソリが流通するようになったので、一気に買い置きしました。値段も英吉利に比べ替え刃1枚当たりで安かったし(・ω・)

監禁型ホラーにおけるおっさんの台無し感

 セール中ということを今日たまたま知ったので、90年代にセガサターンで発売された「慟哭 そして…」という脱出系ホラーアドベンチャーゲームのニンテンドースイッチ版を先ほど購入しました。このゲーム自体はセガサターン版が出た当初はまるで気にならなかったものの、「善人シボウデス」をしてから脱出系ゲームが好きになり、2018年にPSVitaでリマスターが出た頃から気になっていました。
 ならなんでPSVitaで買わなかったのかってことですが、リマスター作品のくせにやたら値段が高く、そこまで払ってまで買いたいとは思わなかったのが偽らざる心情です。ちなみに今回のセールでの購入価格は3000円強で、これくらいが相場だと思います。

 さてこのゲーム、まだ遊んでもないですが概要だけ触れると見知らぬ洋館に監禁された主人公がヒロインとなる美少女たちと一緒に脱出を図るというゲームで、割とぽんぽんヒロインの美少女が罠にかかって惨殺されるそうです。この手のホラーは別に珍しいわけではないのですが、今日このゲームを買うと決めた際、「これ美少女だからゲームとして成立するわけで、おっさんどもが監禁させられて、次々惨殺されることになっても誰も楽しくないだろうな」とか思いました。

 それこそ男塾に出てきそうな濃い面々が監禁されて、「なんじゃこりゃー!」などと喚き回って、「くっ、罠か!」などという感じで罠にはまって死んでいくとなるともはやホラーを通り越してギャグにしかなりません。っていうか男塾メンバーなら後で生きていたというか甦ってきそうで、そこまで含めてお約束的な感じです。
 変な言い方ですが惨殺されるのがか弱き美少女だからこそこの手のゲームは初めて成立するわけで、おっさん満載な監禁ホラーとか言ったら別の意味でのホラーになり下がります。っていうか犯人も、おっさん監禁して何が楽しいのかっていう逆の意味でのミステリーに発展してきます。

 これと関係するのか自分でもはなはだ疑問ですが、ジュール・ヴェルヌの少年冒険小説の名作と言ったら「十五少年漂流記」ですが、この作品は米国や英国、フランスなど各国出身の少年たちが無人島に漂流する話で、各国の特徴をキャラクターに反映されていると言われています。

 そうした裏設定を聞いた上で読み終えた私は、「十五中年漂流記」だったらどんな話になるんだろうとか一人で考えあぐねていました。マジで。
 仮に「十五中年漂流記・イン・ジャパン」とかだったら、東京出身のおっさんに大阪出身のおっさんがやたら絡んで反発し、京都出身のおっさんがシニカルな立場を維持し、埼玉出身のおっさんは東京出身者に無条件で従って、鹿児島出身のおっさんは会話が通じないとかになるのではと想像していました。でもって最初の評流シーンでは、「なんやこれ、どないなっとんねん!」、「あかん、もうあかん!」みたいな感じでみんな海の上で大慌て、っていうか関西系のおっさんがやたら大暴れするシーンしか浮かんできませんでした。

 以上を総括すると創作物におっさんが入り込むと、一瞬で別の話になってしまうから入れない方がいいという結論になります。日本の漫画や文学作品の少年少女ジュブナイル重視は内心どうかと思うけど、かといっておっさん増やすと一瞬で別の話になってしまうので、やっぱ若い方がいいのかていう意見に傾いてきます。

2021年3月21日日曜日

東京五輪の海外観客受け入れ断念について

 既に各所で報じられている通り、今夏の東京五輪でコロナ流行対策から海外観客の受け入れは断念することが発表されました。この受け入れ断念の決定については素直に支持します。

 仮に受け入れた場合、それでコロナ感染者数が日本だけでなく世界各国で少しでも増加した場合、強引なオリンピック運営によるものと非難を浴びることとなるでしょう。かといってオリンピックそのものを中止した場合、これまでのスポンサーからの協賛金の返金などで大混乱となり、何が何でも開催する、でもってコロナ流行は最小限にするという二条件を達成するには、正直これしかないと思います。
 無論、この方針においても海外観客向けチケット売上げがゼロとなるわけなため、日本が被るダメージは半端なく大きいことに間違いありません。また今のところまだはっきりとした方針を示す国は見られますが、海外各国が選手を派遣するかどうかについても今後また議論となってくるでしょう。

 それにしても仮にこの場に森がいたらどうなってたのか。自分の憶測で述べると、「外国人は日本に来たくないって人の方が多いんだからいいじゃないか」とか言っていた気がします。

2021年3月18日木曜日

三菱自動車のリコール隠しの訓練ぶり


 上の動画の冒頭で、「なんや野田ナンバーやんけ( ^ω^ )」と見ていて笑い出したらそのすぐ後に流山のディーラーが出てきて「えっ?(;゚Д゚)」とか思いました。っていうかこのディーラー、確実に過去に目の前何度も通ったことあるはずです。でもってまさか流山の三菱ディーラーがあのリコール騒動の初めの第一歩だったということにマジ驚きでした。

 本題というか真面目に話すと、上記動画は日テレが昔作った2000年代初頭における三菱自動車のリコール隠し騒動に対する特集番組です。たまたまある掲示板を見ていてこの動画を知ったのですが、長めの動画なら面白くてそのままずっと見てしまったのと、改めて三菱自動車の隠蔽工作がガチな組織ぐるみだったということを今更ながら知り、非常に驚きを感じました。

三菱リコール隠し(Wikipedia)

 三菱自動車のリコール隠しは大きく分けて二回あり、一つは上記再現番組で取り上げられた運輸省(現国土交通省)の調査で発覚した2000年のもの、もう一つは2004年における大型トレーラーのタイヤ落脱による死亡事故をきっかけに発覚したもので、一般的に三菱自動車のリコール隠しと言ったら社会的影響的にも後者を指します。上記番組も、後者のリコール騒動が起きた後に制作されたものです。

 個人的にこの動画を見て驚いたのは流山のディーラーってことだけじゃなく、三菱自動車のリコール隠蔽工作のあまりの組織ぐるみぶりです。詳しくは動画を見てもらえばわかりますが、三菱自動車品管部では運輸省の監査で余計な不具合情報見つけられてリコールに追い込まれないよう、常日頃から重要な不具合情報を隠す隠蔽対策を行っていました。
 具体的には、市場から上がってくる不具合情報をランク分けして、運輸省に見せる情報と見せない情報に区分する、次に、急な監査にすぐ対応できるようデータを保存しているコンピューターを簡単操作で秘匿情報を出力できなくする。でもってさらには、「監査が来たぞー」って一声かけたら品管部全員が見せてはならない書類などを一斉に紙袋に詰め、倉庫などに隠すということを、わざわざ定期的に訓練してまでやっていたそうです。

 その訓練課程は上記動画でも再現されていますが、それこそ火災の避難訓練みたくみんな一斉にバサバサバサッと動き出した上、「30分かかりました、次は10分で完了させましょう」などと無駄に努力していて、実際こうした訓練の賜物もあって2000年より前の監査は上手くやり過ごしたそうです。
 しかし運輸省に内部通報があり、また隠蔽工作とその対策内容もばらされたことから、2000年の監査では秘匿場所となっていたロッカーを後から抑えることによって査察官は秘匿情報を入手し、出力されたコンピューターデータとの食い違いを突くことに成功します。苦しい言い訳をして一旦査察官に帰ってもらった後、三菱自動車品管部は徹夜をしてバレた情報との整合性を合わせるためにコンピュータープログラムを弄り、書類の情報はわざわざ書きかえるなどしたそうですが、朝6時になってやっぱ無理ってことで白旗上げたそうです。あくまでフリでしたが。

 その辺は番組の最後にも描かれていますが、この時に隠蔽工作がばれて運輸省などに謝罪をした三菱自動車でしたが、実はこの時にもまだ全不具合情報を出してはいなかったそうです。その結果が2004年のタイヤ脱落事故などの重要事故で、当時の査察官も「あれだけのことしてバレたのに、まだ情報を隠していたとは当時思わなかった」と話していますが、この言葉には私もそりゃそうだろうという感覚があります。というより、あれだけのことがばれたにもかかわらずそれでも悪あがきして重要情報を隠蔽していた三菱自動車という組織の膿の根深さに言葉が出ませんでした。

 2004年のリコール隠し発覚後、三菱自動車は心を入れ替えますと言って、2016年には再び燃費不正事件を起こしています。彼らの心を入れ替えますというのは、「別のところで不正します」といった類のものだったのでしょう。ついでに書くと、2016年に燃費不正で他人した相川哲郎元社長については率直に、「ヤバイ奴だ」という印象を強く持っています。
 というのもこの人、2004年のリコール隠して開発中止命令が出ていたにもかかわらず、上層部に内緒で開発作業を続けて「三菱・ⅰ」を完成させたことを公のメディアで堂々と自慢していたからです。やったことについては黙ってりゃいいのに、上司命令を無視する行動を社長自ら堂々と礼賛していた当たり、三菱自動車のコンプライアンス意識は元から半端じゃなく薄かったのでしょう。それだけに燃費不正事件もさもありなんという結末と言えますが、さらについでに書くとそうやって命令違反してまで作った「ⅰ」自体がそんな売れなかった点を踏まえると、何を考え自慢したのか意味が分かりませんでした。自分は比較的好きな車だったけど。

 ここまで書いたのを見るとさも自分が三菱嫌いな人間に見えるかもしれませんが、ぶっちゃけ2010年頃までは一番好きなメーカーで、今でもFTOとかギャラン、レグナム、ミラージュサイボーグなどはマジ大好きで、ゲームでも優先的に使います。しかし「ランエボをSUVにして出す」などと発表する辺り、今の三菱自動車ははっきり言うが頭おかしいんじゃねぇかとしか言いようがありません。実際にというかたまに酒飲むと「あいつらより俺のが三菱愛してんだよ!」と本当に言うことあります。言ってどうなるんだと自分でも思いますが。

 ただ今回改めて冒頭の動画を見て、やはり三菱はあの時に何が何でも潰しておくべきだったのではと思うようになりました。もしあの時に潰すかどこかに吸収させるかしておけば、2004年の事故やリコール隠しの余波は起こっていなかったでしょう。
 自らの不始末で自分が苦しむのは自業自得ですが、タイヤ脱輪事故のトレーラーを運転していた方はリコール隠しが公になるまでは周囲から激しく非難されていたそうです。またそれまで三菱を応援していたディーラーの方々も、一連のリコール隠し発覚で商売を畳まざるを得なくなったことを当時の私も見聞きしています。どちらにしろ潰れるなら、早く潰れてくれていた方が死ぬ人間は確実に少なく済んだでしょう。

 その上で先ほどのランエボSUVじゃないですが、今の三菱自動車は存続すればするほど過去の栄光を汚し続けるようにしか思えなくなってきています。それならばいっそとばかりに、早くこの会社はこの世からなくなった方がいいのではという心境に至っています。

 なお私の三菱贔屓はソ連人民の敵である親父から引き継いでいるのですが、その親父は昔はトヨタ車を馬鹿にしまくってた癖に、数年前に型落ちのクラウン買ったらめっちゃ気に入って乗り回しており、トヨタの悪口を急に言わなくなりました
 ただ自分も以前中国人の運転手に話聞きましたが、いろんな車を乗り継いだけどトヨタ車が一番ハンドリングなどでバランスがいいと言っており、ドライバー目線ではトヨタ車はレベル高いのかもしれません。っていうか自分も自動車記事をたくさん書いてるくせに、日本にほとんどおらず車のらないからペーパードライバーなんだけど。

2021年3月17日水曜日

あまりに遅すぎる統計発表

静岡県 茶産出額1位陥落 史上初、鹿児島県に譲る(静岡新聞)

 最近こんな感じで気になるニュースを取っておいて後から記事書くこと増えていますが、上のニュース見てマジビビりました。見出し見て私は「ほう、ついに静岡が陥落か」とか思って読み始めたら、なんとこのニュースに出てくる統計、2020年ではなく2019年のものでした。もちろん記事自体が古いとかそういうわけじゃなく、引用されている国土交通省の統計発表は2021年3月13日に出たものです。

 正直に言って、農業生産物統計の年間データが期末過ぎてから1年3ヶ月してようやく出てくるという事実に対し、驚きを通り越して恐怖を感じます。今回引用した統計は生産量ではなく産出額ですが、それにしたってどうしてここまで発表が遅れるのか、零細企業が多くて加工工程の多いアパレルとかならまだ統計調査に時間食うのも理解できなくもないですが、農業生産物の年間統計なら期末後6ヶ月以内で出すべきものではという気がしてなりません。

 比較例を出すと、中国のGDP発表時期は期末後から10日ちょいで大体出てきます(1~3月GDPなら4月10日過ぎ)。この発表ラグについて一部日本人は「こんなに早く出せるわけない」、「絶対不正している」などと言いますが、日本はこれ以上のラグがありながら事後修正の幅が中国より大きいです。
 GDPに限らずとも、中国の統計は基本的に日本を遥かに上回っており、大体1ヶ月ちょいもあればすぐ出てきますし、それらを参考に私もいろいろやってたります。逆に中国のスピードに慣れた身からすると、日本の統計はなめているのかと思うくらい遅すぎており、上記の1年3ヶ月というタイムラグに至っては「そんな遅い統計を発表する意味があるのか?」という疑問を持たずにはいられません。

 二年前も日本の雇用統計で調査不正が行われていたことが発覚しましたが、真面目に日本の統計はかなりやばい水準にあるという気がしてなりません。少なくとも不正していると言われている中国の方が統計調査に関しては日本よりも力を入れているように思えるのですが、こういうことは外国にいないと気づかないだろうし、危機感を持つ日本人は今後も出てこないでしょう。

2021年3月15日月曜日

ムンジェインが憎い!(# ゚Д゚)


 ヤンマガ的な自分の記事紹介ですが、今回のこの記事は世を忍ぶ仮の本業が忙しいためパパっと手早く書けるネタということで、大分前からかなり温めていた中国人の自己分析ネタを投入することとしました。正直言ってこのネタなら見出しだけでもアクセス取れるだろうとかなり余裕こいてたのですが、いざ記事書き上げたらやや締まりのない内容で、「これまずくね:(;゙゚''ω゚''):」と書き終えた後で焦りました。
 とはいえ他に書くネタもないし最低限のアクセスは稼げるだろうと思って投入しましたが、朝の段階ではサイト内ランキングで6位ぐらいに入っていたものの、現在はトップテンからも脱落して、伸びの小さい結果となりました。この点はマジ反省です。

 ただヤフコメを見ると300件超のコメントは得ており、読まれていることにはそこそこ読まれています。内容に関しても中国絡みのやっかみめいたコメントも多いですが、「うなずけるところもある」、「いや、自分はこう思う」的にそこそこ議論のネタは提供できており、読み物としては書き終えた直後の不安に比べれば悪いもではなかったのかもと少しホッとしました。

 一方でランキングが振るわなかった原因は何かというと、やはりそこそこ強いライバルの影響もあると思います。っていうか今日はJBpressで李正宣氏と武藤正敏氏の「ダブルマサ」こと韓国ネタの巨頭2人が揃って同じ韓国の住宅問題について記事を書いており、ランキングで上の方を占めています。なんでよりによって自分の記事を出すタイミングでこの二人が記事を出すんだと呪わずにはいられませんが、冷静になって考えると、ライターが悪いのではなく、こういう注目を集めるネタを定期的に提供してくるムンジェイン韓国大統領が悪いのだと気が付き、改めてムンジェインがひたすらに憎たらしく思えてきました。こいつさえいなければ、自分のランキングはもっと上に行くはずだというのに( ;∀;)

 まぁそういう逆恨みはほどほどにして記事解説に移ると、前からこのネタは温めていたこともあって大分前から中国人の知人たちに「中国人ってどんな感じ?」と聞き回っていました。その中で比較的多くの回答が聞かれた内容をまとめたわけなのですが、実は当初は「人の命が軽い」ということも書く予定でした。
 真面目に中国人は一人二人死んだくらいじゃニュースにならないしあまり関心も持たず、二桁超が亡くなるくらいの事故で初めて報じられる的なところがあります。でもって人が死ぬことについて「でも中国は人口多いし」という感じで、あまり感傷を持たないというかむしろ総じて人口がもっと減った方がいいということまで口にするなど、人名に対する意識が日本と比べると桁違いに小さい特徴があり、そうした内容も書く予定でしたが、なんかまとまり方が悪い気がして結局書きませんでした。

 書いた内容に関しては、個人的に思い出深いのは土産物屋で買おうとしたお菓子を「不味いよ」と教えてくれた店員の話です。これは2013年に行った合肥での話で、わざわざ教えてくれたこともあり結局そのお菓子買って、退職したばかりの職場に「不味いらしいよ(・ω・)」といって持ってきました。

 裏テーマ的な話を書くと、冒頭で「中国人は真面目で勤勉と思っている」ということについて書いていますが、これは日本に対する痛烈な皮肉です。というのもこの内容、仮に10年くらい前に書いていれば「真面目で勤勉ならあんなに製品品質が悪いわけない」、「不真面目だから事故とか問題が多いんだろう」などという批判コメントであふれたと思いますが、生憎今回のこの記事には真面目かどうかについて否定するコメントはあったものの、経済や品質に絡めたコメントは多くありませんでした。
 その上で日本人は、真面目で勤勉であれば必ず成功する的な妙な神話というか妄想をこのところ、かえって昔より抱くようになっているように私には見え、「どれだけ真面目で勤勉であっても必ず成功に至るわけじゃない」的な意味合いを込めて、中国と比較するような感じで実は書きました。まぁ真面目で勤勉って意味を、なんか最近の日本人ははき違えている気もしますが。

 このほかだと最後の「将来より今が大事」という話で、日本人は将来を気にし過ぎだと自分のコメントを書いていますが、これこそまさに建前です。本当の本音をここで書くと、「日本人は過去の栄光にすがり過ぎてて今も未来も生きておらず、過去に生きている節がある」です。この点は以前にもこのブログで書いていますが、なんとなく視点が過去にしか向いておらず、現在はおろか未来にも目が向かなくなっているのを懸念しています。将来を気にする素振りも、過去と比較しての将来であるように見えることからああして書きました。

 にしても次の記事どうしよう。マジ仕事忙しくて土日もやらなきゃいけないってのに……。

2021年3月14日日曜日

加藤茶で一番笑った話

 ちょうど1年経った当たりであることから、昨年の春にコロナで亡くなった志村けんに関する報道をこのところよく見ます。その志村けんは言わずと知れたドリフターズのメンバーで、リーダーのいかりや長介に続く二人目の逝去者となりましたが、両者の弔辞を読んだ加藤茶の方は一時期は病気からか元気のない様子を見せていたものの、ここにきて再び調子を取り戻し活躍していると伺います。
 その加藤茶についてですが、リアルで今かっら20年近く前のテレビ番組に出演した時のエピソードが、自分にとって一番面白く感じました。それはどういうエピソードかというと、ドリフターズ時代のいかりや長介との関係です。

 当時のドリフターズではグループのギャラの約半分をいかりや長介が、残り半分を他のメンバーで分け合うという分配の仕方をしていたそうです。もっともいかりや長介によると、様々な経費はいかりや長介が払っていたことから手取り収入で言えば他のメンバーより「ちょっと」多い程度だったとのことです。

 ただこうしたギャラの取り分に限らず、様々な面でリーダーとして他のメンバーに高圧的な態度をとるいかりや長介に対し、加藤茶は普段から激しく不満を感じていたそうです。そんな矢先、いかりや長介が得意げな顔で「外車買っちまったよ」と高い外国車を購入したことを自慢してきて、とうとう堪忍袋の緒が切れたそうです。そしてついに、いかりや長介への復讐を実行することを決断しました。
 その復讐とは何かというと、買ったばかりの外国車のホイールに自分が小便をかけることでした。結構長々やっていた甲斐もあってかある日、いかりや長介が洗車していたところに出くわしたのでどうしたのかと聞くと、「なんかタイヤが犬の小便臭いんだよ」と語ったそうです。それを聞いてますます図に乗り、小便攻撃はその後も続けられたそうです。

 番組内で上記のエピソードについて紹介VTRが流れた後、カメラを向けられた加藤茶はスタジオ内でも当時のいかりや長介の横暴ぶりについてあれやれこや話して我慢ならなかったと語り、司会者から「それではいかりや長介さんに今何か一言ないですか?」と向けられると、加藤茶はカメラ目線に向き直って不敵な表情で「おい長介!」と言ったその瞬間、

「なんだよ?」

 という言葉とともに、バックからなんと生前のいかりや長介本人がいきなり出てきました。テレビ特有の仕込みだったのかもしれませんが本人登場の前振りは一切なく、リアルタイムでテレビ見ていてその突然の登場ぶりには見ている自分もリアルに驚きました。そして画面上の加藤茶も、先ほどまでの不敵な表情が一転して一瞬で顔面蒼白となり、腰砕けとなって後ずさっていました。

 その後、スタジオで並んだ二人に司会者が「どうでしたか今のエピソードは?」と水を向けると、「いやいや、僕は昔からいかりや長介派で……」といった感じで手のひら返してへりくだった態度を取る加藤茶に対しいかりや長介は、「まぁ当時はみんな忙しくて不満もいろいろあったと思う。そうした不満の解消になっていたのであれば、今更何か言うことはない」といった感じで水に流すような感想を述べていました。

 自分が知る限り、この時のいかりや長介登場時のワンシーンが加藤茶の出演番組で一番笑った瞬間でした。それくらいあの登場の仕方は神がかっていました。

 同時に、この番組を見終わった後で改めてドリフの面々を思い返すと、どれも一騎当千級のコメディアン達であり、これだけの実力者たちともなると相当我も強かったのではと思うのと同時に、そんな強者たちを一定に統率していたいかりや長介はどれだけ凄かったのだろうということを何故か学校の同級生たちと話していました。いかりや長介について上記の加藤茶を始め所属メンバーたちは揃って「横暴」、「独裁者」、「死ねクソ野郎」などとその態度などを口を開けば非難し続けていますが、逆を言えばそうした厳格さなしにはあのメンバーが揃って活動することもなかったのではと思う節があります。最近、妙な友達意識の高まりからか「コミュニケーション力」ばかり取り沙汰されて「リーダーシップ」という言葉を見る機会が減っていますが、リーダーシップの一つの形として未だにいかりや長介モデルというものが私の中に存在し続けています。

 それにしても昔と違って現代は芸人の賞味期限が短いというか、ドリフのメンバーのように長年愛され活躍するコメディアンは減った気がします。まぁ昭和という時代もあったからこそでしょうが、年取ってから円熟味を増す芸人が減っているというかなんというか。
 一方で一発屋と思いきや長々活躍していると思う人に狩野英孝がおり、意外とこの人は今後も活躍し続けるのではと密かに評価しています。

2021年3月13日土曜日

大阪の衰退原因

 また仕事が忙しく更新が空きましたが、ついさっきまでまた仕事してました。明日も3時間は作業しないと(ヽ''ω`)

【急募】大阪が衰退している理由に自信ニキ(ぶる速)

 話は本題ですが、見たのはしばらく前であるものの上のまとめ記事の内容についてもう少し深く検討した方がいいのではと興味を持ちました。結論から言うと上のまとめ記事内でも何人か言及しているように、大阪の衰退の最大の原因は人材不足に尽きると思います。

 全国屈指の人口を誇る大阪で何故人材が不足するのか。これは何も今に始まるわけじゃないですが、できる大阪人は大阪に残らず東京に行くからです。特に公務員に関してはより顕著で、都内の官庁へと入り、大阪府や大阪市の公務員となるのははっきり言えば志の低いカスばかりです。今は維新の会の活動もあって少しはマシになりましたが、橋下氏が府知事になる前は比較的大きい地方税収に胡坐をかいたどうしようもない人間が明らかに多かったです。
 もっとも他の県も似たようなもんですが。

 そのほかこれはソ連人民であるうちの親父がよく言う主張ですが、本社を平成以降に大阪から東京へ移した大企業が少なくなく、これに伴い優秀な企業系人材の東京への流出もさらに加速したように見えます。これは関西財界の面々や活動を見ればよりはっきりし、これからの大河で出てくるのか知らないけど五代友厚が作った大阪商工会議所の名前がニュースに出てくることはほぼ皆無であり、社会的な影響力はもはやほとんどないと言っていいでしょう。
 むしろ現在の関西地方において有力企業が集まっているのはどこかというと、大阪というよりかは京都になっているようにも見えます。京セラや任天堂などが代表格ですが、国際競争力で言えば確実に大阪の企業連合を京都の企業連合の方が上回っています。まぁほとんどブラック企業なんだけど。

 こうした企業の影響力面で見ても大阪の衰退は著しいのですが、繰り返し述べるととにもかくにも人材不足であるという点に尽きます。大阪から情報や意見を発信するということもないし、大阪の産業チェーンで何かするということもないし、なにより大阪にある自治体がそうした産業活動に対する関心が薄いというか何かやっているように見えません。
 まぁ関西電気保安協会は面白いCM作ってるけどさ。

 東京も産業振興策についてはそんな大したことをやってるわけではないですが、それでも首都という地理的優位から何もしなくてもベンチャーやら新興企業が立ち、既存企業も税金を落としていってくれます。それに対抗するには強いメッセージ性を持つ政策発信が必要だというのに、「カジノが来れば何とかなる」という感じで、無為無策をし続けているようにすら見えます。その点では、かえって京都の連中にもっと関西経済を仕切らせた方がいいのかもしれません。

 個人的な意見を述べると、自分が大学時代に関西に来た時は就職に当たって東京などにはいかず、地元に残りたいという人が明らかに多かったです。恐らく今もそんな変わりはないと思いますが、なんとなく地元にこだわらず世界目線で活動しようという人ほど大阪を離れ、逆にそうした目線を全く持たない人ほど地元に残り、大阪は沈殿していくのではと当時はっきり思いました。今もこの考えは全く揺らいでおらず、そうした思考の人ほど公務員になりたがるから大阪府とか大阪市はダメな人材が増えてしまったとも見ています。

 そう考えると、かつての石原都政じゃないですが地方公務員の大々的リストラこそが今大阪に求められているのかもしれません。真面目に東京はあれで都庁職員の人材レベルが跳ね上がったと聞くし。

2021年3月9日火曜日

消えた3Dプリンタ

 先日、拠点名を自由に設定できるシミュレーションRPGで「あの世」って拠点名にしたら、「あの世に帰ろう!」とか「みんなあの世で待ってるから」などという怖いセリフを仲間たちが連発してきました。ちなみにその前は村の名前を付けるっていうんで迷わず「十津川」にしました。

 さて本題ですが先日友人と懐かしいもの選手権をしていた際、私の方から「3Dプリンタ(^ω^)」と挙げたら、友人もいたく反応を示しました。中国だと3Dプリンタは2013年ごろにやたら政府がもうプッシュして、「3Dプリンタ元年である」、「中国を世界の3Dプリンタ強国に」などとやたら大言壮語なことばかり主張してきましたが、それから数年経った今や3Dプリンタという単語を日常で聞くことも見ることもありません。ちょうど先週にも全人代が始まってあれこれ今後の政策や目標が語られていますが、3Dプリンタに関する言及は出てきてないようです。
 っていうか余りにも流行んな過ぎて、以前に3Dプリンタで銃とか作って捕まった人がバカみたいじゃんと言いたくなる状況です。

 では一体何故3Dプリンタは流行んなかったのか。結論から言えば全く応用先が出てこなかったことでしょう。当初は少量しか生産されない試作品やデータ配信してのフィギュアなどの作成が挙げられていましたが、結局どれも損益分岐点を突破できない、っていうか試作品とかフィギュアなら専門業者に作らせた方が早くて質もいいって結論になり、誰も使わなかったことでしょう。
 また大元の3Dプリンタ自体も普及しませんでした。価格は数十万円クラスと個人でも手の届く範囲の商品もありますが、結局買っても使わないというか、やはり操作面のハードルが大きかったんじゃないかと思います。当時購入した人も恐らくパン焼き機みたく家の中で埃被ってるんじゃないでしょうか。

 話を中国に戻すと、中国政府があれだけ猛プッシュしたのに全く流行らなかった、伸びなかった産業としてこの3Dプリンタはかなり珍しい部類だと思います。それこそ電通案件みたく力業でなんでも流行らせ市場を作ることの多い中国政府ですが、彼らの力を以ってしても3Dプリンタは中国で普及することはなく、このままいけばニッチ市場のままで終わりそうです。また中国でも流行らなかった点を見ると、いわんや日本もといったところでしょう。

 もっとも、このあと中国ではドローンの産業化、市場化発展には成功しており、3Dプリンタの失敗は取り戻せています。日本もこうした新分野の開発を応援しないから国全体で保守的というか、新規開発とかに二の足を踏むようになっている気がします。
 仮にどんな新規製品を推すのかと聞かれるなら、一つはワイヤレス給電を挙げます。なお昔同僚がこれを「ワイヤレス給食って面白そうですね」と言ったことがあり、「ワイヤーあっても多分面白いよ」と返事しました。その次だとファンネル、ビットことサイコミュ装置でしょう。脳波でカーソルを動かせるマウスとかマジ欲しいし、他にも脳波で温度設定できるお風呂が出来たら「ブラウ・風呂」って名前にした方がいいでしょう。

 もっともワイヤレス給電にしても脳波制御装置にしろ増幅器的な役割する部品の方が重要になるかもしれません。だとしたら最初に作るべきはサイコフレーム、と言いたいけど技術的に高そうだからEXAMの方が差し当たっていいかもしれません。ニュータイプ、死すべし。

2021年3月8日月曜日

エロイムエッサイム

悪魔くんアニメ化 & 鬼太郎6期映画化決定(ガハろぐ)

 こんなニュース、誰が得するのかと思うところですが、自分はすごい得します。というのも「悪魔くん」は前から新作アニメを作るべきだと思っていた水木しげるの傑作であり、現代の子供たちもこれを見て気っと真っすぐ育つだろうという妙な安心感を感じます。
 ちなみに今思いついたけど、女神転生とかに悪魔くんも出ないかな。割と世界観とキャラ設定がマッチしている気がするのですが。

 その悪魔くんですが、以前のテレビアニメ放映中は自分もみており、姉貴がなんか悪魔くんのタロットカードを買ってましたが特に使用せずに終わっています。当時は原作がゲゲゲの鬼太郎と同じ作者だとは知りませんでしたが、鬼太郎より割と主人公がヒーローチックに描かれていたので自分としてはこっちの方がとっつきやすかった印象があります。
 当時出たファミコンのゲームも遊んでますが、当時のゲームにしては割と硬派なRPGで、きちんと情報整理しないと進めないのと、世界崩壊後の世界が暗いのなんの、あとラスボスのゾンビ東嶽大帝がかなりグロかったのが今でもよく覚えています。

 以上のほかとりとめて書くことないのですが、最初に悪魔くんのアニメリバイバルを聞いた時、「こんな時代だからいいのかもな」と実は思いました。どういう意味かというと、最近加谷珪一氏もあちこちで書いていますが、自分の中で今記事に使おうかと考えている見出しに「日本はもはや一等国ではない」というフレーズがあります。これはそのまんま「戦後ではない」のオマージュですが、これくらいはっきり言ってあげた方が現実を知らしめるにはかえっていいのではないかとこのところよく思います。

 悪魔くんは水木しげるが書き始めた時、いくら漫画描いたも生活が一向に楽にならない世の中への不満と怒りから、世直し的な物語を描こうというノリで描いたということを自伝漫画でも述べています。またそうした格差に対する価値観から、松下電器を意図した会社がでてくるなど、かなり世相を反映した内容になっています。
 前にも同じようなことを書いていますが、悪魔くんという作品はやはり「世直し」、「格差への憤り」などというテーマがあってこその作品だと思います。それ故に、日本が二等国となったと言ってもいい今の時代だからこそ見直される作品ではないかと正直に思いました。

 それにしても、さっきのフレーズで記事書くかマジ悩む。敵増えそうだけど炎上でアクセス稼げそうなんだよなぁ。

2021年3月7日日曜日

ストライクイーグルできた


 さてそういうわけでF-15ストライクイーグル(ハセガワ製キット)を作りました。


 確か4年くらい前に一番最初に戦闘機のプラモを作るに当たってまずどれを選ぶかで考えた際、ベーシックな機体という観点からF-16かこのF-15かで悩みましたが、当時は最終的にF-16を選び、F-15に至るまで数年という歳月がかかっています。


 そんな感じで作ってみたこの機体ですが、作る前はすごい楽しみでワクワクな感じがしてたのですが、作ってる最中はやたらと不満を感じることが多く、正直言ってアンマン楽しくなかったです。

よく見ると米軍の星マークが逆になっていることに貼った後で気が付いた

 なんで作ってて楽しくなかったのかというと、このキット自体が古い金型を使用していると言われるだけあって、パーツのバリが非常に多かったためです。また説明書もあんま親切でないと感じるところが多く、パーツの合いもいまいちな感じがしました。
 特に前主脚の取り付けに関しては擁護できないほど惰弱な組み方になっており、実際全部組み立てた後に一回外れました。二度と外れないようべったり接着剤で補強しましたが、初めから埋め込める穴を少しでも空けてくれていればいいのにと思わざるを得ません。


ストライクイーグルの代名詞と言えるインテーク横のコンフォーマルタンクのふくらみがわかる


 また上記写真のエンジンノズルも5枚のパーツを組み合わせて作る妙な立体構造で、普通に円形のパーツ1枚でいいじゃんとか文句言いながらつけてました。

見えづらいけどバルカンポッドがあるのはいい

こっち側も星マークが上下逆にΣ(・ω・ノ)ノ!

 そんな感じで作っててなんかいやいや感が激しかったため、武装の類は一切つけませんでした。まぁ普段から他の機体でもそんなつけることは多くないですが。


 そんなわけで一旦組み上げたもののデカール貼る気にはなかなかなれず、1週間経った今日になってペタペタ貼り付け始めました。もっともデカールの質自体は良いし絵柄も悪くなく、いざ作業を開始すると割と楽しくなってあっという間に3時間も作業してました。もっともこれでも貼り付けるデカールは厳選しており、やたら細かいデカールや、裏側のデカールはあきらめてつけていません。
 逆に今回デカール貼ってて、前回作ったマクロスのVF-11Bのデカールはやっぱり質が悪かったと改めて思いました。すぐ破けるし、貼り辛いしで、ひどいデカールでした。

 前述の通り、あんま作ってて楽しい機体ではありませんでした。もしかしたらF-15のデザイン自体が私の好みと違うのかもしれませんが、こっちだとアカデミーのキットも買えるし、F-15はまた今度もう一回作ってみようかなと既に考えています。その際、こっちの地上攻撃能力を高めたストライクイーグルではなく、ガチ空戦型のノーマルイーグルにするつもりです。

 それにしてもハセガワのキットはこのところ2回連続で不満足な内容で、ちょっと自分の中で株が落ちてきています。その前に作ったハリアーⅡは抜群にいいキットで今見直しても満足感が高かったのですが。

2021年3月6日土曜日

非常事態宣言延長について

 チェンソーマンの11巻買って読みましたが、四角いゴミ箱に何度も隠れたり出たりするのは映画の「ネバーエンディングストーリー」のオマージュかなと思いましたが。
 その根バーエンディングストーリーですが、よく主題歌のメロディで歌詞を「ゲイバ~エンディングストーリー♪」に変えて一人で歌っています。自分で歌いながら、どんなエンディングなのだろうかやたら気になります。

 話は本題ですが昨日、かねてから予告されていたように菅首相はコロナ流行に伴う一都三県における非常事態宣言の延長を発表しました。結論から述べるとこの決断には私も支持します。

 報道では宣言延長に反対する飲食や観光業界関係者の声が盛んに取り上げられ、どこかは忘れましたが「延長の根拠を示してほしい」という発言も報じられていました。私自身は先ほど述べた通り今回の延長を歓迎する立場ですが、その影響を被る飲食や観光業界関係者がこうした不満を言うのは当然というか仕方の無いものだと思え、心から深く同情します。しかし昨年は宣言を出しながら短期で打ち切り、その後感染者が再び増加に転じて年間を通して流行が収まらなかったことを考慮すると、長期的に見てロスが少なくなるのはやはり延長する方だと私には思います。

 また延長の根拠についてですが、これははっきりと新規感染者数で示されていると思います。都内の新規感染者数は1日300人前後でこのところ推移しており、下げ止まりしていません。非常事態宣言が続いている中にもかかわらず下げ止まらないということは、単純に流行対策が不徹底であるということ以外何物でもなく、そんな中で宣言解除したら増えるに決まっているとしか言いようがないです。
 その上で述べると、気候条件は三寒四温とはいえ日に日に暖かく湿度も上昇して、ウイルス拡散にとって不利な状況へと移りつつあるにもかかわらず、上記の通り新規感染者数は下げ止まっていません。この点は見逃すことができない点で、やはり宣言延長には意義があると思われます。

 それにしても後出しじゃんけんとはいえ、去年の今頃の「コロナはただの風邪」、「対策する方がおかしい」と言っていた人たちの発言や行動とかを動画にまとめて誰か流さないかなと最近思います。後にそれらの発言を誤っていたと訂正した人ならともかく、その後知らんぷり決めてる連中なんかはマジ感染して死ねよとか言いたいものです。
 一部報道によると、コロナ対策の副次的影響として今シーズンのインフルエンザ感染者数は例年に比べ激減したと聞きます。これも見方を変えると、コロナウイルスはインフルエンザウイルスよりも確実且つ遥かに感染力が高いウイルスであると言え、そういう意味ではやはりなめてはならないウイルスなのでしょう。

 それにしても今日髪切りに行ったけど、日本に帰国する度に寄っていた松戸の床屋の人たちは元気にしてるだろうか。下手すりゃ親族以上に何度も会ってた人たちなだけに少し心配です。

2021年3月4日木曜日

虚偽答弁が横行する国会証人喚問

菅首相、NTT接待の調査徹底し対処 谷脇総務審議官、会食認め謝罪 参院予算委(時事通信)

 はいというわけで先日証人喚問で「東北信者以外には接待受けてない」と証言した内容があっさり嘘だとバレた谷脇さんです。ついでに言えば「絶対こいつ他にも接待されてるよ(σ・∀・)σゲッツ!!」と一昨日言ったら、その翌日に当たる昨日に谷脇さんと同じくNTTから接待受けてたことがばれた山田前広報官ですが、こっちはもう一般の方らしくて呼ばれないそうです。給料を自主返納とか言ってたけど、退職金も自主返納したらどうかと誰か提案してもいいと思います。

 そうした点はさておき一部で他の方も指摘してましたが、近年の国会における証人喚問の虚偽答弁の横行ぶりはさすがに目に余ります。「記憶にない」と回答を曖昧に拒否するだけではなく、「それはない」と否定しておきながら文書などを確認すると明らかに事実と食い違っていることが多く、今回の総務省接待問題も明らかに最初から分かっているくせに虚偽の答弁をしたと状況的に推察されます。
 何気にこの虚偽答弁がすさまじかったのは森友問題における佐川元国税庁長官で、文書記録などと明らかに一致意思ない発言を繰り返しながらなんにも処罰されず、起訴も免れています。逆を言えばこれ以降から官僚などの証人喚問において、「記憶違いでした(∀`*ゞ)エヘヘ」と後で言えば、国会で虚偽答弁しても一切処罰されずに許されるという悪しき慣例が出来上がってしまった気がします。

 さっきも言いましたが、かつても「記憶にない」と言い続けてみていて腹立たせる証人は少なくありませんでしたが、近年はさもカレーパンを食べるかのように平然と虚偽答弁をしてのけて、あとでバレてもだから何と居直るようになるなど、明らかにグレードアップしています。刑法的には黙秘権はあるが、虚偽証言を認める権利は確か日本にはなかったと思えるのですが、自然法的になんか成立しそうな勢いです。
 この点について誰の記事か忘れたけど国会軽視もいいところだと指摘されており、私も非常に同感です。真面目にこのまま放置しておくとこの問題はかなり大きくなりそうなだけに、法制化してでも罰則つけるべきだという風に思います。半端な罰金刑じゃ物足りないので最低でも懲役半年くらいにして、また立場的にも虚偽証言が認められるはずのない官僚、検察関係者に関しては、もう一段高い刑罰を設けないとこのままじゃ収まらないでしょう。

 さらに踏み込むと、先ほどの「記憶にない」発言にもそろそろ釘を刺すべき時期にあると思います。具体的にどうすればいいかというと、その発言を行った内容の事実認定に関しては発言した証人の意見は前後一切無視してもよいというルールを作ればかなり良くなるのではないかと思います。
 具体的には、外出や面会記録などで特定人物と会ったとされる記録があれば、「記録にはそう書いてあるけど実際は会っていない」、「数分あいさつしただけ」などという発言の訂正を一切認めず、またそこで何を話したかについても後から何言っても考慮しないという風なルールにしてしまえばオールオッケーな感じします。何がいいかってこれ、適当な人間に「あいつ、こんな人物と会ってああいうこと話してたぜ(ΦωΦ)フフフ…」という風に第三者に言わせればなんだって思いのままにできるってことでしょう。それが嫌なら記憶振り絞って思い出してもらえばいいわけだし。

 ちなみに上記の「覚えてない」発言への対策はリアルでやることがあります。というよりも、私の場合は相手が覚えていない内容まで全部覚えていることが多く、何かに拍子に相手が「覚えてない」と言ったら、「俺は覚えてる」と言って、当時の状況や発言を一から十までひっくり返し、「そんなこと言ったっけ?」と向こうが焦って止めようとしてきたら、「覚えてないと言ったあなたにわかるわけがない。俺は覚えてるけど」と追い打ちかけられます。真面目に論戦になった際、「そんなこと言ったっけ?」、「そうだったっけ?」と相手に言わせたら、もう自分の価値が確定するくらいに自分のペースに持ちこめられます。

2021年3月3日水曜日

いい感じの西洋史解説本がない件について

 その昔、私が日々ストレス漬けであった中学時代(サラリーマンの今よりもずっとストレス値高かった(# ゚Д゚))、中二病的に十字軍にハマりだしてあれこれ十字軍関連のことを調べようとし始めたものの、十字軍について解説する本がなく、本の概略程度しか調べることができませんでした。それはそれとして仕方ないと割り切り、ついでに他の時代の西洋史も調べようとしたものの、当時あまりにも西洋史関連の解説本が図書館になくて難儀しました。
 唯一見つけた通史の本も教師がずっと借りてたので、「読むからはよ返せ(# ゚Д゚)」とリアルに文句言って返させたことがあります。

 基本的にJBpressで私が解説するのは日本史ネタが多いですが、決して日本史だけしかたしなまないというわけではなく、同じ歴史ということもあって西洋史も人並み以上には嗜んでいます。ただ、私が見る限り西洋史についてはいい感じの解説本がなく、あっても本当に概略程度で手応えの無い物か、やたら専門的過ぎて説明することを放棄しているような極端な本しかありません。また幅広い通史を取り扱う本が多く、特定の時代、特定の国を専門的に扱うようなものは少なく、今なら塩野御大が書いてくれていますが、日本の戦国時代のようだった中世イタリア史なんてかつて興味持った時に全く手がかりがなく、どうして誰も解説しようとしないんだと当時思いました。

 やはり他国の歴史と比べれば自国の歴史の方が話題として盛り上がるし、学術的研究も盛んとなりやすいです。しかし単純にエンターテイメントとして楽しめる余地もあるのに、他国の歴史がこうもあまり取り上げられないというのは、自分自身が触れられないという点もあって非常に残念です。
 今であればインターネットでそこそこ通暁している人が解説しているサイトなどを見比べることもできますが、それでもやはりもう少しわかりやすく、入りやすい感じで専門的に解説する記事や本があってもいい気がします。

 中国史であればまだ比較的日本とも絡むことが多いからたくさん解説本が出ているので苦労しませんが、西洋、特にイタリアやドイツのあたりの歴史はやはり不足気味です。この辺、自分が研究してJBpressで連載してもいいのですが、今まで30年戦争について詳しく教えてくれる友人なんておらず、連載したところで読者が得られるかは未知数すぎます。
 一応、日本人にとって人気なのはフランス史で、百年戦争とナポレオン戦役であればそこそこ読者は獲得できるでしょうが、どちらも私は既にあらかた知識を得ており、個人的にはもうそんな興味ありません。漫画の「ナポレオン 覇道進撃」は面白いからずっと買ってますが。

 なお世界で最も伝記が多く書かれているのはナポレオンらしいのですが、日本で最もゲームに使われるフランス人といったら百年戦争のジャンヌ・ダルクに間違いないでしょう。まさか彼女も何百年も後に萌えキャラとして消費されまくるとは生前思わなかったことでしょう。
 このほかゲームとかでよく出てくる人をイギリス人に限定すると、パッと出てくるのはシャーロックホームズですが、彼を始めイギリス人が出てくるゲームは決まってクソゲーで、尚且つ襲い掛かってくる敵を毎回ステゴロで殴り倒す暴力的なクソゲーが多いです。「ノットトレジャーハンター」に至っては、拳銃を持ってくるもご丁寧に弾は6発しか持ってこないという律義さで、イギリス人は日本のゲーム業界に怒っていい気がします。

2021年3月2日火曜日

山田広報官の辞任について

 既にあちこちで報じられているので今更詳細を語りませんが、例の山田広報官の辞任については非常に残念がっています。というのも、別に質問する機会なんてあるわけでもないのに想定問答集を作ってどんな風な切替えしをおびき寄せてどうやってさらに叩くかを日夜研究していたからです。
 具体的には、

<初期質問>
・7万円あったら何に使いますか?
・7万円で食べるものといったらなんでしょうか?
・7万円おごってもらったらどんなお礼をお返しするのでしょうか?
・普段の外食には1回当たりどれくらい払ってるのでしょうか?
・国会答弁で事実と異なる回答してましたが記憶力等に執務上問題ないのでしょうか?
・飲み会を断らないというけどこの後空いてる?7万円おごってあげますが

<想定回答>
・プライベートなご質問にはお答えできません
・国会や政治と関わりのない内容にはお答えできません
・担当部門の広報にお聞きください

<反回答>
・利害関係者との会合詳細に関する質問が政治と無関係とお思いなのでしょうか?
・あんたにとってはプライベートでも、国民全体にとってはこれはポリティカルな問題だ
・利害関係者との会合がプライベートだと思うほどこれまで頻繁にやってきたのか?
・広報官という立場を自覚してないのか?

 大体こんな感じですが、ぶっちゃけ「このまま生きてても人の足しか引っ張ることしかできないのでは?」とストレートに言いたいものの、さすがに言い過ぎかなと思ってこれは想定問答集には入れませんでした。まぁ想定問答集自体、実際には作ってないけど。

 まぁ呆れたというか下手すりゃ小学生でもわかるくらい受けちゃいけない接待を平気で受けて、尚且つその後に撮影した動画で「自分は飲み会を断らない女だ」と豪語するなど、馬鹿のオンパレードを一人で絶賛開催するような頭しているなという気がします。真面目に初期質問の最後にあやふやな回答でもしようものなら、「てめぇ菅の息子はいいってのに、俺の酒は飲めねぇってのか!」と怒っていいでしょう。

 なんでも内閣広報官はこの人が女性初だということですが、こういう馬鹿な女性が自分の能力の限界や立場の自覚もなく出てくるから、しっかりしたまともな女性の社会進出が遅れるのだと私は思います。まぁ引き上げる人間にも問題があるとは思いますが、山田広報官に関しては男性か女性か以前にまともに使える人材ではなかったということでしょう。
 確証こそないものの、前後の発言や当初留任を発表してからの突然の辞任ぶりから推察すると、反回答に書いた「あんたにとってはプライベートでも~」の質問が一番クリティカルだと思われます。どういうことかというと、他にもこうした利害関係者との会合や接待行為を受けている可能性が高いのではと思えてなりません。そういう意味で「他にもこうしたことは?」という質問をしてみて、「絶対にない」と答えるか、曖昧に答えるかは一つの見極めになったのでしょうが、その機会が失われて残念この上なく、日本の記者には天下り先にも「これからはバンバン接待受けられますね!」と声を変えてほしいものです。

2021年3月1日月曜日

二匹目の武将記事の裏側

結局、あの将軍は名将だったのか?愚将だったのか?(JBpress)

 そういうわけで自分の記事の紹介ですが、この記事は前に書いた評価逆転記事の続編です。評価逆転記事を書いた時点で今回ピックアップした3人は当たりを付けており、反響に応じてこの記事を書くかどうかをあらかじめ決めていました。前回の記事がそこそこ当たり、ヤフコメも盛り上がっていたので書くことにして、先月はマジ世を忍ぶ仮の本業が忙しかったので、あまり物事考えたくなかったこともあってこの記事を投入することとしました。
 なお次の記事もあまり準備とかしたくないから、前から温めていた記事ネタの放出となりそうです。昨日書こうかと考えてたけど、プラモ作っててできなかった(´・ω・`)

 そんな二匹目のどじょうならぬ二匹目の武将記事ですが、JBpressランキングでは6位前後を徘徊しているものの、JBpressの他の歴史記事が軒並み順位を上げており、Yahooなどの二次配信サイトの私の記事を介してJBpress本サイトへのアクセス流入を呼び込んだとみられ、JBpressに対する貢献はそこそこ果たせたと自負します。歴史記事は内容が腐ることないからこういうトラフィック誘導面ではめちゃ優秀です。

 記事内容への解説は特に裏テーマなども設けてないので余りすることはないのですが、今回ヤフコメを見ていて意外だと感じたことが数点あります。一つは、「この作者はわかっていない!」的な知ったかぶりの歴史マニアによる私への批判が少なかったことです。記事自体が三人の人物の賛否両論を併記していることもあるでしょうが、議論の多い人物を選んでいるだけに何かしら批判されるだろうと思っていたらあまりなかったので意外でした。まぁ悪いことではないのですが。

 次に意外だったのは、乃木希典への擁護意見が相当多かった点です。他の二人に対する擁護意見も批判意見以上に多かったのですが、どちらかと言えば批判意見が多くなると思っていた乃木については8割方擁護意見であったように思え、自分の知らないところで彼の評価も逆転しているのではないかと今回気づきました。
 一体何故乃木の評価が逆転しているのか、その理由について敢えて推測で述べると、司馬史観が廃れてきているからではないかと思います。記事中でも触れていますが、乃木の批判意見の大半は司馬史観によるものですが、乃木こと日本陸軍への評価が海軍善玉論の崩壊に伴い相対的に向上していることもあって、乃木自体の評価が向上しているのかもしれません。この辺の話はまた別に記事にするのもありかもしれません。

 ちなみに昨日プラモ作りながら、ありそうでない記事として、日本海軍ではなく日本陸軍の戦闘機特集記事とかあったらおもしろいかもとか思いました。日本の戦闘機というと一に零戦、二に紫電改と揃って海軍機しかなく、自分が贔屓にしている飛燕、ひいては五式(タイプファイブ)なぞ知ってる人の方がレアです。隼を含め、へっぽこ扱いされている陸軍機を自分が作ったプラモと一緒に紹介とか考えましたが、手元にあるのは飛燕と疾風しかなく、五式のキットはさすがに中国で手に入れるのはハードなことから企画倒れになりそうです。