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2020年7月30日木曜日

殺害予告者に対するある抑止方法

朝青龍が殺害予告を受けた時の反応www(クズ速報)

 十年以上も前のニュースが何故か昨日取り上げられてましたが、2009年に朝青龍がネットで殺害予告された際、「俺が殺してやる!」と言い放ったという事実は確かに10年以上たっても面白い発言です。ただこんなぶっ飛んだ発言は朝青龍だから出来ることであって、普通の人は殺害予告なんてされたら楽しくないだろうし、普通に怖いと感じるはずでしょう。

 先日も殺害予告されたある芸能人が被害届を出して無事に犯人が捕まったというニュースが出ていましたが、いつの時代もこの手のおかしな行為をする人間は絶えず、また執拗に何度も繰り返されるといくら悪戯だとわかっていても精神的に参ってくるでしょう。それだけに最近は警察もこの手の殺害予告に対して動いてくれているようで、前述の逮捕にまでつながったのだと思います。

 しかしいくら逮捕されると言ってもそれはごく一部の話であって、実際には殺害予告がされていても被害届を出せないまま不安に感じている人は少なくないでしょう。ではこうした殺害予告をどうやって減らしていけばいいのかですが、先の朝青龍のエピソードを見てふと、「殺害予告された人は予告した人を正当防衛として殺してもいい」という風なルール作ったら結構減るんじゃないかとまた妙なことを思いつきました。

 成立条件としては、

1、ネットや書籍など誰もが閲覧可能な媒体で特定人物の殺害予告を行っている
2、警告を出されても殺害予告を取り消さない、または繰り返す
3、警察に出頭していない

 この三条件を満たした場合、殺害予告を受けた人間とその支援・協力者に限り、殺害予告をした人間を正当防衛として殺害しても罪に問わない的なルールがあったら、無駄な殺害予告というのは大分減るんじゃないかと思います。
 もっとも実際にこんなルール出したら、ルールを逆手にとって自らの殺害予告を脅迫的に行わせた上で殺害を行おうとする人間が出てくるだろうから、実際に運用することはできないでしょう。とはいえ、殺害予告に対しては問答無用でプロバイダーなどは予告対象者の要求に従い、発信者情報の開示をしなければならない的なルールくらいはあった方がいいと思います。常々言っていますが、こうした脅迫なり嫌がらせの最大の抑止はその行為に対する明確な報いであると思え、法の刑罰だけに頼るのではなくもっとバリエーションがあった方がいいというのが持論です。

2020年7月29日水曜日

ピンハネ屋が闊歩する社会

 先月くらいの記事でちょっと古いのですが、私と同じくJBpressで記事を出している伊東乾氏が東大の学生らを相手に、「本気でものづくりしたいなら大きい会社行ったら無理だよ」的な話をしたことをまとめた記事が興味深く、やけに印象に残りました。
 伊東氏の言わんとすることを自分が理解した範囲で述べると、現在ロケットからマスクに至るまで、国から民間へと降りる発注はもれなくすべて大企業が一次受注先となり、実際に業務を執行するのはそこから転注される二次、三次受注先ということだそうです。ということ、と言いながらもこれらは周知の事実であり、IT業界なんかNTTデータなどを頂点とするピラミッド構造がはっきりしていて、いわゆる大手であればあるほど「口利き屋」的な性格が強まっていきます。

 そのため電通などのような大手に入った場合、まずもって現場の仕事には携わらず、実質的に転注先を選んで配分することがメインジョブとなり、これがメーカーだったりすると自分の作りたいものなど創意工夫ある業務はできないと伊東氏は説明したそうです。ではそうした創意工夫を生かすためには二次、三次の下請け先に行けばいいかってことになるのですが、そうした場合、口利き屋ほどの収入は得られなくなり、消費的な安定を失う的なことが書かれていました。あくまで私の理解で。

 こうした事実は私自身も実際その通りだと思います。伊東氏自身は一時受注先となる口利き屋の存在自体は資本力や信用の観点から否定していませんでしたが、その一方で彼ら口利き屋、というかピンハネ屋が社会で最も力が大きく、尚且つ受注額の大半をごっそり持って行くという構造自体を皮肉って、中抜きする人間が最も力を持つのが今の日本社会みたいに書かれていました。この伊東氏の見方に私も同感で、何故か知らないけどピンハネしている奴が一番偉そうになっているし、しかもピンハネ行為について何も悪びれないというか、恥ずかしげもなく自分らが大きな仕事としているかのように振舞うようになってきたと感じます。

 それこそ例のアベノマスクの件で不透明な随意発注の仕方や業務実態の見えない企業が報じられながらも、政治家や官僚を含めた当事者らが「だから何?」的な素振りで再びまたマスクを配布しようとするのは、正気の沙汰とは思えません。なんだかこれだと、三井物産社員ですら捕まって自白させられたムネオハウス事件とはなんだったのかとか思えてきます。

 改めて述べると、ピンハネ行為自体は私自身も否定しませんが、全く手を動かさないピンハネ屋が堂々と闊歩し続ける世の中は果たしてどんなものだろうかという疑問があります。電通もまだ昔は黒子に徹する様子がありましたが、最近は堂々と中抜き行為を大っぴらにやっておきながら悪びれることもなく、そして社会もそれを自然と許容するようになってきており、いろいろと不安を感じる様相に見えます。

2020年7月26日日曜日

スポーツ業界の好景気

 昨日の記事で自転車フレーム曲がったとか書きましたが、今朝自転車屋に持って行ってみてもらったら前輪車軸の留め金外して、調整して付け直したらまた前輪がまっすぐに戻りました。何一人であんな大騒ぎしてたんだろうと結構反省しています。

 話は本題ですが、自転車を買い替えずに済んで浮いたお金でというわけじゃないですが、既にボロボロとなったスニーカーを買い換えるためそのまま上海南駅地下にあるアウトレットモールまで行きました。そこに行ったのはミズノのアウトレット店があるからです。
 特にミズノを贔屓にしているというわけじゃないのですが、これまでいくつかのブランドの靴を試した後、二年くらい前に友人の勧めでミズノの靴を履いたら以外にフィットしたのに軽い衝撃を受けました。何が大きいかというと靴の先端部分が広めの幅となっている点で、偏平足が多い日本人の足にはやはり日本の靴が一番合っているんだなとその時自覚してから、中国で靴買うときはミズノの靴を選ぶようにしています。



 それで今回訪れた先でやたらハイテンションなおばちゃん二人組にこちらの要望を伝えたところ、私の足のサイズは25.0なのですが、アウトレット店らしく表示は26.0ながら実際にはサイズがそれよりも小さいという靴が薦められ、実際にはいてみたら確かにフィットしたので、そのままその靴を通常価格1000元(約15,000円)のところを430元(6,450円)で購入しました。
 デザインは黒一色で可もなく不可もなくでしたが、前も同じような配色だったので他にはないのかなと最初探したのですが、いいなと思ったデザインの靴はサイズがなかったりして、店に置いてある商品自体がやけに少なかったです。そのため消去法的にこの靴となりましたが、おばちゃん曰く「あんたが今はいてるのより絶対質は上」とのことだけに、履いて歩いた感じとしては確かに悪くなく満足しています。

 会計時、なんとなくおばちゃんに「最近客どう?多い?少ない?」と尋ねてみたのですが、「多いわよ。比較的好調ね」と、作ったような返事ではなく何気ない口調ですぐに返事が返ってきました。なんでこんなこと聞いたのかというとコロナの影響で小売店はどんな感じなのかなという興味からでしたが、おばちゃんの態度から見ると本当に客入りは悪くなさそうでした。
 また先ほど述べた通り、アウトレット店とはいえ店舗に置いてある商品種類がこの日はやけに少ないように感じました。アウトレットなのだから在庫は仕損量に左右されるとはいえ明らかに以前来た時よりも少なく、先ほどのおばちゃんの反応といい実際に客が多く来ていて商品が枯渇しているのではと思う節がありました。

 こうした傾向は何もミズノに限らず、いま中国全体でスポーツ関連の小売が好調です。筆頭はスポーツジムですが、それ以外にも自粛期間中の運動不足を取り戻すためにランニングが流行っており、シューズなどの販売が好調と聞きます。あんまそうした報道は目にしませんが、日本でもスポーツ業界は割と今好調なのではないかという気がします。やたらニンテンドー・スイッチが売り切れというニュースばかり見ますが。

2020年7月25日土曜日

無怪我で済んだ交通事故

 先ほどニトリで壁に就ける吸盤フックを購入後、自転車で帰宅していたらガチな交通事故に遭いました。状況は、自分が自転車レーンを直進していたら自分から見て右手にある建物エリア入口に入ろうとした車が正面から左折してきて、そのまま直進していた自分に気づかずぶつかってきました。
 車が近寄ってくるのに一切減速しなかったため、自分の方で自転車の速度をすぐ落としたのが功を奏して、車は自転車前輪にぶつかったものの自分の足などには直接ぶつからずに済みました。衝突後、ドライバーは車からは下りずに窓を開けて、自分の姿を見落としていたといって謝罪した上で、どこか悪くしてないかと尋ねてきました。

 前述の通り体は直接衝突しておらず、自転車の前輪にぶつかりましたがその箇所もぱっと見塗装とかも剥がれておらず問題なさそうなので特に問題ないと私が答えたところ、改めて不注意を謝罪され、お互い何もせずこれで別れることとしました。なお別れ際、「ミラーがぶつかった衝撃で畳まれちゃったから戻して」と言われ、仕方ないので戻してあげました。

 その後しばらく自転車で走っていたところ、前輪の回転がやや歪になっていることに気が付きました。恐らくぶつかった衝撃でスポークが曲がったのだろうと思って自転車屋に行ってまっすぐに調整してもらったところ、改めてみたら前輪のタイヤがフレームの中心線からやや右にずれていました。恐らく車が前輪にぶつかった際、フレーム自体が目視ではわからないもののやや歪んだのでしょう。
 後から気づいたため、連絡先も取っていなかったのでどうしようもないですが、さすがにこれくらいの賠償額として数百元くらいはもらっていた方が良かったかもしれません。とはいえ、今の自転車は4年半も乗り続けているもので、乗り換え時と言えば乗り換え時なのですが。

 明日にもまたGIANTのお店に行って、無理だと思うけどフレームの歪み直せるかを尋ねた上で、駄目ならもうこの際自転車を買い換えようと思います。ガチな話でこういう自動車への衝突事故は今回が初めてですが、被害が自転車だけで済んで身体には全く及ばなかったことは非常な幸運だと本気で思います。真面目にこのところは強運が付いて回っているおり、自転車は恐らく買い替えが必要になるとはいえ、前向きにこうして考えられるだけ精神的にも落ち着いているなと考えています。

2020年7月22日水曜日

コロナ議論の中心

ハイオク虚偽宣伝 消費者庁がコスモ石油を調査 景品表示法違反の疑い(毎日新聞)

 日本でどこまで注目されているかわかりませんが、普段馬鹿にしているけど毎日新聞の上記ハイオクガソリンの虚偽表示問題報道は実に見事だと思って読んでいます。よくスクープの毎日と言われていますが、この十年くらいでこれというスクープはほとんど見られず(実際には朝日のスクープの方が圧倒的に多い)、久々の面目躍如的なニュースだなと評価しています。

 話は本題ですが、一部からも語呂が悪いと言われているGo toキャンペーンが始まってこれからまたコロナウイルスが流行することとなるでしょうが、これまでの日本のコロナに関する議論を見ていて率直に感じた疑問を述べると、「なんでみんな補償のことばっか議論して肝心の予防対策は議論しないんだろう?」と前から感じてました。

 一応話の筋としては、予防のため営業自粛→自粛分の補償をどうする?という流れではあるのですが、前の部分より後ろの部分の方が日本では議論が大きくなってしまって、実際にどのような自粛がいいのかとか、自粛以外の感染対策は実際にどれが効果的なのかという議論があまりされていなかった気がします。
 私もこのブログで何度も書いていますが、やはりこれまでの各国の流行対策を見ていると、単純に一番効果があるのは都市封鎖で、外出を極めて厳しく制限することこそがシンプル且つハイグレードでしょう。次の手段としては私が見る限りやはり感染確認アプリで、日本でも一応それらしいものが配信されているようですが、まぁあんなのじゃ機能するわけないでしょう。

 一応、本格的に流行する前の3月とかなら手洗いうがいとか近づき過ぎないことなど、こうした予防面の議論がまだされていた気がします。しかし自粛期間が長期化して来てからはもう議論は完全に補償金額はどの程度か、どこが金出すのかという話ばっかになったように見えます。
 もっともこれは、「いくら予防しても流行を抑えきれない」というあきらめムードも後押ししているでしょうが。あと夏場になって、感染しても冬場より重症化しづらくなったという背景も、この手の議論を妨げる要因になっているでしょう。

 そういう意味で本当に議論すべきは、次の秋冬にどうやって抑え込むかという点に尽きると思います。現状から考えて、コロナ流行は来年も確実に続くだろうし、東京五輪も「AKIRA」の如く来年も中止と考えるのが筋です。これらのショックをどう抑えつつ、次の展望を開くのかという議論こそが求められていると思うのですが、私の周りでこんなこと言っているのは私一人なのが寂しいです。

2020年7月20日月曜日

明清三発目だが?

流されすぎた男、呉三桂の悲しきバッドエンド(JBpress)

 というわけで今日出た明清記事三発目ですが、見事にこけました。言い訳すると今日JBpressから配信された新記事が多かったので埋もれちゃったのかなという風に勝手に自己納得させていますが、それはそれで自分の実力不足が招いた事態でもあります。一回目と二回目が意外と好評だっただけに三回目もそこそこ期待してましたが、やはり反省点が少なくないです。

 今回目玉にした呉三桂ですが、個人的にはかなり魅力的な歴史人物ではあるものの、確かに日本だと知名度が薄く主役にするにはちょっと厳しかったかもしれません。また一回目と二回目は概略史的な説明で不安でしたが、逆を言えば概略史的であったからこそ意外と読まれていたのかもしれず、この辺も今後の反省として検討していく必要があるでしょう。
 にしても「反省として検討していく必要がある」って表現、無駄に長ったらしくていかにもお役所っぽい。

 記事内容に関しては書かれている通りで深く説明するところはなく、個人的には割と贔屓にしている康熙帝を持ち上げるように書いたところはあります。いわゆる康熙、雍正、乾隆の清の名君三代の時代は非常に安定した時代で、その一発目として出てきて清の支配を確立させた皇帝なだけに、もう少し日本でも知名度を持ってもらいたいという気持ちがありました。

 それにしても今回は有終の美と行かず、また放送していますが倍返ししてみたいものです。っていうかまた次の週末に次の記事書かないといけないのがかなり億劫で、真面目に二週間くらい何もせず過ごしたいです。。。

2020年7月18日土曜日

日本と中国で異なるキーボード配置

 どうでもいいですが見出しを打ちながら「舞-HiME」を思い出しました。いや、タイトルだけで中身全然知らないのですが。

 突然ですが今まで使っていた外付けキーボードのUSBレシーバーが突然壊れてしまいました。最初は電池切れかと思って半ギレ気味に電池とっ変えたりしましたが動かず、改めてレシーバーを上下に動かすと反応があり、しばらくは使えました。しかし改めて抜き差しを続けていると段々と反応が弱くなり、終いにゃずっと押してないと接続できなくなったので、そこでようやく諦めがつきました。
 ロジクールので、そこそこタッチ音が小気味よくて気に入っていたのですが、電子消費品なのでいつ壊れるかはわからないだけにこればっかりは仕方ないです。

 ならばとばかりに取り出したのは、確か去年日本に帰った時に買った、テンキーがなく、方向キーはついているというエレコムのスリムキーボードです。買ったはいいけど、押し込みの深さことキーストロークが従来のと違って慣れなくてすぐお蔵入りしたのですが、まさかここで再び日の目を浴びることになるとはだれも思わなかったことでしょう。

 何気に海外で暮らしていて地味に困るのが、このキーボードだったりします。というのもキーボードのキー配置は各国によって異なっており、中国だと中国仕様の配置が刻印されたキーボードしか手に入らず、日本で購入したPCの入力と微妙にずれたりします。OS上で中国仕様の配置に変えることもできますが、これまで私は自宅では日本仕様、会社では中国仕様のキーボードを使用して、それぞれ使い分けていました。

 具体的にどんな風にキー配置が違うのかというと、一番頻繁に押し間違えるのだと「(」と「)」の位置です。どちらも一つ右にずれるため、よく打ち間違えます。このほか「~」の波線は、全角/半角キーに何故かあります。
 なお地味に中国仕様のキーボードでいいのは英単語の省略形に使う「‘」の記号が、ワンタッチで出せることです。日本仕様だとみての通り「@」キーをShift付きで押さないと出てきませんが、英文書くときなんかこれが非常に面倒くさいなんので、日本もどこかで「‘」専用キーを作るべきだと思います。最有力候補は「Insert」キーでしょう、これは存在そのものが悪としか思えない極悪キーだと私は考えています。

 明日また友人と食事に出かけるのですが、会社のキーボードももう5年近く叩き続けてボロボロなため、この際だから外付けキーボードを一気に2本買いしようかなとも考えています。地味に今年に入ってからコロナの影響と休日出勤の大幅増もあって、自宅勤務する日数が異常に増えており、会社のノートPCで仕事するため自宅のキーボードも中国仕様にした方がいいのではと考え始めています。ところ変わればなんとやらというべきか。

 にしても冒頭に挙げたエレコムのキーボードですが、段々打つのに慣れてきました。たださっき打ってて気が付いたけど、自分って地味にテンキーについているEnterキーをよく押す癖があったのか、さっきから何もない空間を右手薬指でしょっちゅう叩いています。

2020年7月15日水曜日

現代の大本営発表

日銀決定会合で大規模緩和を継続、黒田総裁「日本経済は底を打った」、年後半に回復へ(産経新聞)

 さすがにこの発言は個人的にどうかと思って、残業続き、っていうかほとんど休みないまま疲れた状態ですがまた家でもキーボード叩いています。
 たとえどんなに厳しい現状でも、現実から直視することを避ける人間には未来がないというのが私の持論です。そうした目線に立つとこの黒田総裁の発言はいくら何でも願望が出過ぎていると思え、如何なものかと思う次第です。

【GoTo】 日本政府「今更やめられないという結論に至った」(痛いニュース)

 同様にこちらのGoToキャンペーンも、これだけ新規感染者が増えているという状況なのに予定通り強行しようとする考えが理解できません。ただでさえ苦しんでいる観光や宿泊関係者が余計に苦しむということはわかってはいるものの、ここで流行を広げたら結局無駄金に終わってしまうだけに、臥薪嘗胆の思いでここは延期すべきだろうと私は思うのですが、どうも政府はそうでもないようです。
 まとめ記事中には見出しにも掲げた「大本営発表」という言葉のほか、現状をインパール作戦とたとえている人もいますが、あながち間違いでもないでしょう。

 なおあまりよそで誰も言いませんがコロナ流行当初と大体4月あたりは、「コロナウイルスは高い湿気に弱いから梅雨に入れば一発解消だ」という声が結構よく聞かれました。もっとも私は武漢で流行しだした1月の時点で、当時の武漢の湿気が非常に高かったことからこうした見方は間違いだし、気温の高い華南でも感染者が出ていたことから夏場も勢力を一定度保つとみていましたが。
 何が言いたいのかというと、結局のところコロナは夏場でも流行が続くことからほぼ一年中感染者が出続けるということです。そのため流行が静まるのは抗体保有者が一定比率に達するか、効果的なワクチンができるかを待つ以外はなく、やはり今後3年くらいは今年のような状況が続くとみるべきでしょう。

2020年7月13日月曜日

明清二発目

 最近発見したけど、クリームパンとバナナを一緒に食べると丸ごとバナナの食感が得られる(´~`)モグモグ

北京陥落、首つり自殺を遂げた明朝最後の皇帝(JBpress)

 そういうわけで今日配信の明清記事二発目ですが、正直に言って想定外なくらい読まれました。ヤフコメの件数は先週の一発目を確実に上回っており、JBpressサイト内のアクセスランキングも朝一で見たら2位に入っててマジビックリしました(;゚Д゚)
 また連載記事の妙味こと他の関連記事のアクセスもこちらの想定以上に引っ張ってくれており、前回の一発目やその前の宦官記事もランキング順位に入るなどアクセスをうまく誘導できているようです。先週このブログに書いていますが、ヌルハチや袁崇煥などはっきりした人物像を描いた一発目と比べるとこの二発目は概略的説明が多いためアクセスは振るわないと予想していたのですが、この結果は意外この上ありませんでした。

 話を記事本体の解説に映すと、明清の流れを三回に分けて書くに当たり、一発目はヌルハチと袁崇煥が死ぬところまでですんなり決まったものの、残りの二回と三回をどこまで、というよりもどの人物を中心に描くかで実は悩んでました。第二回は明が亡ぶ辺りまでになるだろうと辺りを付けた上で、であれば明を滅ぼした李自成が主人公として一番的確だと考えて、当初は李自成が死ぬところまでを描こうと考えていました。
 しかし実際に書き始めると、李自成自体は細かいエピソードはいろいろあるものの、どれも細かすぎて、いちいち紹介していたらただのエピソード集で終わるような展開が予想されました。また李自成単体だと他の歴史の流れは追えず、また微妙に他の回とも内容が被ってきそうなところがあり、仕方ないので主人公は「明朝」にして、明朝が如何にして最後亡んだのかを中心に描くことに方針を変えました。

 そもそもこの連載自体、「I♥首吊」こと崇禎帝のエピソードが個人的に好きで、彼のエピソードを紹介したいと考えたことから企画が始まっていることから、魏忠賢と王承恩の両極端な宦官同士を対比させつつ、崇禎帝をクローズアップして今回書いてみることにしました。そしたら熱が入り過ぎてしまったのか、崇禎帝のエピソードに思った以上に文字数を消費してしまい、本当はもうちょっと先の歴史まで書く予定が、李自成が北京を制圧したところで文字数を切らしてしまいました。こんな感じで方針がかなりブレブレで書いた記事だっただけに、読み手もあまり面白く感じないだろうなとか思っていたので自信が持てませんでした。

 ヤフコメを見る限りだとそこそこ高評価をいただけており、またこの記事をきっかけに中国の王朝の衰退関連議論が盛り上がっているのもみられ、それなりに話の種というかエンタメを提供できたかなという満足感はあります。ただ中には耳の痛い意見もあり、特に「キャスティングボート→キャスティングボード」の間違いは今回初めて知りました。これは私の完全な誤用で、反省するしかない次第です。

 ただ、それ以上に耳の痛いコメントとして多かったのは、「次はいよいよドルゴンだ(;゚∀゚)=3ハァハァ」といったコメントです。結論から言うと、ドルゴンは次回もそれほど取り上げていません。
 理由は何故かというと、ドルゴンを取り上げると一気に紙幅が取られてしまうからです。真面目に明清時代において最重要人物を挙げるとしたら、李自成、呉三桂、そしてこのドルゴンの三人に絞られ、人気といい影響力といいナンバーワンを挙げるとすればやはりドルゴンだと私も思います。

 ただドルゴンの活躍期は比較的短く、またその退場の仕方からも後世への個人としての影響力が限られています。こうした事情から、彼に関しては自分として腑に落ちない気持ちを抱えつつ敢えてスルーすることで第三回を描いています。まぁここまで書けば第三回が誰が主役かはもうみんなわかるでしょうが。
 逆に、前も少し触れましたがドルゴン自体は個人的人物としては非常に魅力に溢れた英雄であり、今回の連載とは別に単独で記事を書いてみるの手かなとは考えています。まぁ書くとしたら人気がある人物だけに、またいろいろと資料を漁らなくてはならないのですが。

2020年7月11日土曜日

かつての金曜の夜

 また随分と交信が開きましたが理由は単純に忙しいだけです。今週土日もずっと休日自宅勤務で楽しいな(ヽ''ω`)

 さて今これ書いているのは金曜の夜ですが、金曜の夜になるとよく思い出すのが日本でサラリーマンしてた頃の金曜夜です。具体的には十年ちょっと前ですが、新卒で入った会社はあまりにも仕事がなく毎日定時で帰宅していましたが、仕事なさ過ぎて勤務中もずっと椅子に座っているだけの日々でした。

 誇張ではなく「焼肉のタン」じゃなく「髀肉の嘆」状態で、給与とかそれ以前に自分の才覚や能力が全く活かせないことが苦痛で仕方ありませんでした。逆に今はピークシーズンに残業とか休日出勤がめちゃあるけど、自分のパフォーマンスを最大限に活かせている感覚があるので精神的にはそれほど苦ではありません。パワプロで言えば自分はきっと「逆境〇」だと思うのだけれど、パワプロの中の人はこの能力をどんな基準でつけてるんだろうか

 話を戻すと不完全燃焼なんだろうって感じで毎週金曜の夜を迎えており、今もそうですが無駄遣いしないことでお金自体はそこそこあるものの、夜遊びにも興味なく、ブログ書いたあとは正直暇でした。
 仕方ないので今みたいな気温の高い夏の頃なんかはブログを書いた後、一時期は自転車に乗ってよくゲームセンターに行き、ひたすらメダル落としゲームで遊ぶ頃がありました。あのゲームの何がいいかというと何も考えずにひたすらメダルを落とすだけなので、余計なことを考えずに済むということです。それ以外だと家の近くの中古ゲーム屋か古本屋行って商品眺めるとかして、翌日の土曜午前に漫画喫茶で気になった漫画を読むということが多かったです。

 何故か知んないけどそうした、何も危うげのない日々における金曜夜の過ごし方をよく思い出します。傍目には幸せそうかもしれませんけどあの頃は閉塞感でいっぱいであり、土日の休日が来るのがかえって気分的に嫌だったのだと思います。土日だからと言ってやることもなく、PS2の中古ゲームとかを漁るような日々だったし、グダグダ書いていますがとにもかくにも不満でいっぱいでした。
 なんでそんな不満たらたらな日々を今でもよく思い出すのかというと、やはり今仕事が忙しいながらも充実感を感じているからでしょう。なんとなくですが、あのころと比べても今の方がお金を使っていても楽しい実感があり、逆にあの頃は大した仕事もしてなかっただけに給料で得たお金を使うことに罪悪感を感じてた節があります。まぁ今現在もそんなお金使っているわけじゃないですが、最初上海に来て記者やってた頃(年収200万円以下)と比べると抵抗なく外食を選ぶようになった辺り、セレブな身分になった気はします。

 ついでに書くと今ぽろっと言った年収200万円以下って点ですが、この年収額でも中国では比較的高給取りな部類になります。それだけまだ日中間の給与格差は大きいのですが、やはり中国を見てしまうと日本人は大して働かないくせに高い給与もらい過ぎだという気がしてなりません。
 もっともそれは大手上場企業幹部役員の方が激しく、東芝を始め全く責任を取らないくせにあの年収はないなとよく思います。日本人はもっと給与のありがたみを感じるか、グローバルな給与体系に甘んじるべきなんじゃないかと割と本気で自分は考えています。

2020年7月6日月曜日

明清一発目

明朝とガチンコ対決した「満州から来た男」(JBpress)

 というわけで今日配信の自分の記事ですが、既に毎年の恒例となっている3週連続歴史連載コラムです。去年は長州閥をテーマにしたところあんま評判良くなく、またネタも大分尽きてきたことから新規開拓とばかりに今年から中国史関連記事を増やし、その延長で明から清への易姓革命を今年のテーマに選びました。

 本格的に記事書く前に果たしてどれだけ中国史ネタで読者が得られるかを試すために、先月に宦官の記事(別名、「宦官行こうぜ!」)を出しましたが、これが日本史ネタに負けないほどアクセスを得られたことが自信につながりました。また中国史ネタ同士で、関連リンクのアクセスも伸びるのでそれも計算した上で前座代わりに出しています。

 そうした過程を経て出した今回の記事ですが、アクセスはそこそこ悪くなく、朝一でランキング確認した時も4位に入っており、その後6位付近をうろうろした後、現在また4位につけています。ただホッとした一方、この連載記事で多分読んでて一番面白いのはこの1回目だと思うだけに、この後の2回目と3回目に関しては不安が残ります。

 こうした一連の歴史過程を解説する記事での難点として、一番最初にやった戦国時代初期の関東紹介記事でもそうでしたが、人名を多く出してしまうと読者が混乱してしまうということがあります。そうした事態の回避策として各回の記事では主人公を決め、その主人公を中心に取り巻く状況を紹介していく手法を今回も取っています。

 1回目の今回では見てわかる通りみんな大好きヌルハチで、最初は明朝が万暦帝の頃に衰退したという背景説明の後、ヌルハチが躍進して明を打ち負かしたものの、そのヌルハチを明の袁崇煥が打ち負かすという流れで書いています。ヌルハチ自身の英雄性、そしてライバル袁崇煥の悲劇的な結末までの流れは物語性があり読み心地の悪くない展開なのですが、第2回以降はやや背景説明に終始しているところがあり、果たしてどこまで読まれるのかが不安なところです。
 第3回に至っては当初立てたプロット通りだったとはいえ、細かい解説とかやっても読者はついてこれないと考え、思い切って単独の人物に徹底的にスポット当てて書いてます。まぁその人物自体は嫌いじゃないし、面白みのある人物ですが。

 なおそうした細かい解説を省くため、万暦帝から崇禎帝に至るまでの明の皇帝継承もかなり省いています。ぶっちゃけ明末期を語る上ではこの二人だけ覚えていればいいという判断からです。
 一方、人物紹介を省いておきながら今でもきちんと解説するべきだったかもと思っているのは、知ってる人には早いでしょうがドルゴンです。知らない人は検索してほしいですが、ドルゴンに関してはこの時代である意味最も人気と知名度があり、よく中国のドラマでも主役になったりする人物だから、別の機会に単独で記事を設けてもいいかと考えていますが。

 ただこうした意図的な解説の省き方は、今回の連載記事の工夫として意図的に盛り込んだところがあります。第2回以降でも細かく紹介せずに敢えて名前だけ出している人物がおり、これは「興味があったら調べてみよう」的な出し方と、ヤフコメなどの議論で「こいつは~だよな」的な議論の種にするため放り込んでいます。
 何度も言いますが歴史記事で一番駄目なのは、ディープになり過ぎることです。そうした事態を回避しつつ歴史マニアを喜ばせるための手段として今回編み出しましたのがこの手法ですが、次回以降の反応を見て今後続けるかどうかを見極めようと考えています。

 このほか苦労話を書くと、この夏の歴史特集記事を毎年続けるているのは単純に、夏の時期に仕事がめちゃ忙しくなってJBpress向けに記事が書けないからです。そのためこの特集記事は4月ごろより構想を練って5月ごろから書き始めるのですが、今回は思ったより早く仕事のピークシーズンが6月に来て、提出が締め切りギリギリまで遅れてしまいました。なお締め切りは一度も破ったことはありません。
 そうしたこともあって先月はめちゃ忙しく、手首曲げるだけでも痛くなるほどリアルに辛かったです。先月1ヶ月に限って言えば、土日も普通に毎週仕事しながらJBpressの記事も夜に書き溜めるなど、真面目にワーカーホリックな月だった気がします。

 あと最後に、今回明清時代を取り上げたのは前からこの時代を調べなおして頭の中でまとめたいと考えていたためです。その甲斐あってこの時代の細かい事実などもしっかり覚えられたのですが、今回記事を書きながら何故か、「ヌルハチって麻雀強そうな顔してんな」ってずっと思っていました。麻雀が強そうだという印象を覚えたのは、ヌルハチが初めてです。

2020年7月4日土曜日

プロフィール画像

 このブログの右サイドバー上部を見てもらえばわかりますが、Googleアカウントのプロフィール画像にはいつも猫の画像を使っています。この画像の猫は自分が飼っている猫ではなくネットで拾った画像ではありますが、二匹の猫が一緒になって寝ている姿が太極図っぽくなって、自分の思想にマッチすると考えて選んでいます。

 話を変えると、以前に会社のPCが内蔵しているOfficeを買い切り型からOffice365に移行したことがあり、この際にマイクロソフトアカウントも追加されるようになりました。マイクロソフトアカウントにもプロフィール画像があり、同僚の多くは自分の名刺用の顔写真などを使っていたのですが、内勤の自分は外に顔出すこともないんだし好きなの使っていいだろうと考え、さてどんなプロフィール画像にしようかと悩みました。
 やはりプロフィール画像といってもなるべく自分の個性や思想を反映した画像の方がいいと思え、そうした者であれば目にする他の同僚も、「この人はこんな人なんだ(´・ω・)」などと身近に感じてもらえるかもしれないと思いました。そうした考えに至り、自分の思想にマッチする画像としていろいろ検討を重ねた結果、






















































 この画像を使うことにしました。

 かねてからデーモン閣下についてはかなりの大物なのに驕った素振りはなく、それどころか進んで三枚目を演じるなどその謙虚な姿勢には敬意を感じていました。またCMとかでも、明らかにネタ要員として採用されながら見た目的には常に本気で撮影に臨んでいるように見え、そうした手を抜かない姿勢も個人的に尊敬しています。あと何よりも相撲好きという点が自分の方向性というかキャラにマッチしているように思え、いつかこういう人になりたいなどとよく思っているだけに、自分を表すプロフィール画像に相応しいと考えるに至りました。

 この画像を365にアップしたところ、顔部分が自動でフォーカスされてプロフィール画像的にはこんな感じになりました。


 本当は丸型にトリミングされてるんだけど、スマホとかにはよくあるのに、意外と付属の画像処理ソフトには丸型トリミング機能がないってことに今気が付きました。まぁどうでもいいけど。

 意気揚々とこのプロフィール画像を使ってみて、近くにいる同僚にスカイプで「どうよ?」とか打ってみたところ、向こう側のスカイプではチャット打つ度に吹き出しとともに上記画像が現れ、「一見してデーモン閣下がしゃべっているように見える(;´・ω・)」という反応が返ってきました。
 また私の職場というか仕事では普段顔を合わせない中国人の同僚ともしょっちゅうメールやスカイプでやり取りすることがあり、同僚(日本人)からは、「日本人ならデーモン閣下は実は温厚な人だとわかるけど、中国人はそんなの知らないし、このプロフィール画像を見たら、花園さんはやばそうな人だと思われるんじゃないかな?」という、至極真っ当なツッコミをいただきました。

 ちなみに中国人にデーモン閣下の写真を見せると、「なんか怖い(/ω\)」とみんな言います。中国だとデスメタルはおろかロック系の音楽活動は政府によって止められるから、見慣れていないからでしょう。

 話を戻すと、同僚の指摘を受け、さすがに自分もやり過ぎかなと思ってこのプロフィール画像は差し止め、当たり障りのない画像にまた切り替えました。 まぁ何が言いたいのかというと、やり過ぎは良くない、何事もほどほどが一番だというのが今回得た結論です。

2020年7月1日水曜日

開幕したプロ野球について

 仕事忙しくて頭動かないので野球について書きます。野球と相撲なら、頭動かなくても記事書ける。

 まず開幕から数週間たち言われていることとしては、今年はホームランが多いという一言に尽きるでしょう。実際序盤のホームラン数で言えば過去数年と比べて明らかに多く、前科というか反発係数が密かに変更されていたこともあり、疑惑の目が持たれるのも仕方ないでしょう。
 ただ個人的には、コロナの影響でピッチャーが調整が進んでいないというのが大きいのではないかと思います。逆にバッターは疲れなくフレッシュな状態で気温の上がった今の時期にピッチャーと対峙するわけだから、素人目にはバッター有利に見えます。

 なおこのニュースに対するヤフコメで、「確かに今年は見ていて違和感がある。中日の攻撃時を除いて」という秀逸なコメントがありました。元々嫌いな球団ではありますが、あの打線の貧弱さは見ていてピッチャーが可哀想に思えるだけに、中日のピッチャーは批判しないようにしています。

 次にチームで言うと、まず阪神が「バースの再来」と呼んだ外国人は大抵失敗する轍を踏みつつありますが、あそこまで打たずに批判されているとボーア選手のこと応援したくなるから不思議です。今日はホームラン打ったそうだけど。
 逆に、投打が非常に噛み合ってて好調なのはロッテでしょう。井口政権の腕の見せ所ですが、過去数年と比べると選手自体もやる気が高まっているように見え、「春の妖精」こと荻野選手も、春が終わっている時点で開幕したこともあって今年は長期離脱せずに頑張ってくれるんじゃないかという変な期待感があります。

 あと同じパリーグだと、投打が全く噛み合っていないのがオリックスでしょう。記録的な負け越しを続けていることもさることながら、山本投手や山岡投手という超エース級ピッチャーに吉田選手という大物スラッガーがいて、どうしてこんなに負けるのかと不思議になるくらいの弱さです。しかもピッチャーが高騰した時に限ってバッターは打たず、バッターが打っている時に限ってピッチャーが炎上するという、もうどうにもならない負の連鎖が続いてます。
 しかもこれがオリックスの場合は長年続いており、監督というよりかはもはやフロントの責任でしょう。まぁパワプロの中で自分はオリックスでプレイし、若月選手からレギュラー奪い取ってV7とか達成していましたが。

 セリーグは巨人と、自分が応援する横浜が競ってて、今日横浜が勝ってゲーム差を0.5としていて非常に面白い展開を見せています。先日、「ヤスアキ」ことストッパーの山崎選手で打たれて敗北という苦い結果を見ましたが、今日はきっちり抑えて二代目大魔神らしく見事な立ち直りを見せてくれてあんしんです。
 なお投手で言うと、ヤクルトリリーフ陣は石川投手に何か恨みでもあるのかというくらい、勝ち投手の権利を得た石川選手の勝利を毎回喪失させています。ここ数年、というか真中政権からヤクルトは極端な打撃変調チームになって、館山氏も引退したし、小川選手も前ほどの迫力ないしで、ピッチャー陣が異常に不安定でやばすぎです。だからこそ高津監督が就任したんだろうけど、やはり今でも不安なままです。

 最後気になるのはソフトバンクで、今のところあまり波に乗れていません。勝手な憶測で言えば、やはりこれまでは飯田氏にして「史上最高の打撃の天才」と言わしめた内川選手の年齢からくる衰えがはっきり出ており、これまで彼が攻撃の中心であっただけに、なんとなく全体として攻撃のリズムが狂ってきているように見えます。彼ほどとなると選手層の分厚いソフトバンクですら替わりはいないということでしょうが、現状から攻撃布陣をどう組み立てなおせるかがカギになるんじゃないかと見ています。