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2025年6月24日火曜日

悪魔と奈良ドリームランド


 二日続けての動画引用ですが、この動画は世紀末(1999年)に解散を控えたロックバンドの聖飢魔Ⅱが、解散前に何かデカいことやろうと言ってギャラなしで全国各地のCMに出演しまくった時のCM動画を集めたものです。この企画自体は私は2003年くらいにデーモン閣下が出演したテレビ番組の「ごきげんよう」で知っていたのですが、こうして実際に映像で見るのは初めてで、ギャラないのにメンバー全員やたらノリノリで出演しているのに軽く感動しました。
 っていうか何故深夜にデーモン閣下の動画見ようと思って検索したのか意味が分かりません。

 そんなこの動画ですが何気なく見ていたら、なんとこのブログでも何度も取り上げている既に閉園した奈良ドリームランドのCMが入っていました。ほかのCM同様に聖飢魔Ⅱが出演するもので、まさかこの企画に奈良ドリームランドが入っていたとは知らなかっただけに、軽い不意打ちを受けました。

 ただこの奈良ドリームランドも閉園から久しく、2010年くらいまでは関西出身者に話を振れば「え、なんで知ってるの?」みたいな感じで気を引くことができたものの、今だとその存在を覚えている人の方が少ないかもしれません。
 なおケチで奈良市内のコインパーキングの料金をガチで全部暗記している親戚のおじさんとは、会うたびに奈良ドリームランドの話題に触れて盛り上がります。このおじさんには奈良に対する若干狂信めいたものを感じます。

2025年6月23日月曜日

ダビスタ全盛期の記憶


 先日、Youtubeで上の競馬ゲームのダビスタシリーズを紹介する動画があったのでつい見てしましました。私自身は後述しますがこのシリーズを一度も遊んだことはないものの、流行に流行った全盛期は見ており、一体なぜその後消え去ったのかが言われてみると気になったのが視聴理由です。

 この動画でも開設されているように、時期的には90年代中盤のスーパーファミコン時代、ダービースタリオンの2と3がめちゃ流行っていました。当時私は小学生でしたが、私の周りでもこのゲームにはまっている級友は多く、データゲーであるゆえ攻略に詳しい者などは周りからも一目置かれるほどでした。

 私自身は前述の通りこのゲームを一度も遊んだことはなく、興味も持たなかったのでついぞ縁がありませんでしたが、この当時は競馬界も盛り上がっていたのとダビスタが売れていたこともあって競馬ゲームがよく出ていました。そのためか賭け事とかほとんどやらないうちのソ連人民の親父が何故かある日「クラッシッククロード」を買ってきたのでこれは遊んでは見ましたが、子供にこの手の馬主シミュレーションは難しく、結局ムキムキッチと名付けた馬を買った後はその後何もできませんでした。
 親父もあまり面白くないとわかってか、3000円くらいで買った中古ソフトなのに会社の同僚に5000円で売りつけるという阿漕な真似をして処分してました。我ながらよく金額を覚えているもんだ。

 話を戻すと上の動画によると、スーファミ時代に黄金期を築き、続くプレステで発売したバージョンも売れに売れたそうですが、プレステ後期に出したシリーズが先行先逃げ型が異様に優位となるなどバランス調整が崩れ、旧来のファン層が離れるきっかけとなってしまったそうです。その後、別ハードで続編を方々に出すもどれもゲームとして欠陥があったというかあまり面白くなかったそうで人気はどんどん落ちていき、現行のニンテンドースイッチにもシリーズ作品は出ているそうですが評価はあんまよくないそうです。

 この間、ダビスタのファンを吸収したのは間違いなくコーエーから出ているウイニングポストでしょう。あいにくこちらのシリーズにも詳しくないのですが競馬ゲームと言ったら今やこのシリーズで、かつてのダビスタのお株をそっくり奪ってしまっています。

 改めて述べますが、90年代中盤におけるダビスタの社会における存在感というのは半端なく大きく、ドラクエやファイナルファンタジーには劣るものの、それに次ぐくらいの規模だった気がします。それだけ大人気を得たシリーズながらクソゲーを出してしまうや一気に失墜した当たり、ゲームシリーズを継続させる難しさというものを感じます。まぁ単純に、いい加減に作ってリリースしてしまったメーカー(アスキー)に問題があるだけなのですが。

 最後に、私は競馬自体は一切やったことがないものの、伝え聞く範囲で考えると競走馬というのは割とリターンの速い投資商品だという印象を覚えます。生まれて数年ですぐレースに出走できて、5歳くらいには引退するという慣行に乗っ取ると、レースに勝つことができるなら数年で投資リターンを得るという計算になります。この間、維持費は食うものの下手な先物とかよりも短期で大勝ちを狙える可能性のある投資であるように思え、競馬関係者が熱狂するのもわからないでもありません。

2025年6月21日土曜日

「南米の春」に関する思考

 すでに報じられている通り、イランとイスラエルの本格的な衝突が起き、事態は今も沈静化せず過熱し続けています。これにより主にドローンなどの供給を受けていたロシアはその供給が途絶えるため日本にとってはプラスですが、イランの人々のことを考えると素直に喜べない気持ちもします。さすがに、先のパレスチナへの攻撃といい、近年のイスラエルの行動には疑問を覚えます。

 そもそも何故イスラエルがこれほど好き勝手やるようになったのかというと、トランプ政権の発足もあるでしょうがそれ以上に、米国がイスラエルを抑えられなくなっているというのが最大の原因でしょう。その米国にとって最大の黄金期はいつかと言ったら、それは間違いなく冷戦終了後から9.11までの90年代におけるクリントン政権時だと思います。恐らくこの時期ならイスラエルどころかロシアも抑え、紛争を和解に導くことができたでしょう。

 逆を言えば90年代、というより9.11以降、米国の権威は年々落ちてきています。独占していた半導体も今や台湾のTSMCなしには生産すらできない有様で、トランプは製造業の復活を掲げていますがいまや米国なしでは成り立たない産業なんてないどころか、米国が他国に依存しなければならない産業が年々増える有様です。そこへきてトランプの関税政策によってドル体制も揺らいでおり、ただでさえ米国は毎年巨額の赤字を積み増しているだけに、何かの拍子に一気にドル体制が崩壊する可能性も出てきたんじゃないかと懸念しています。
 っていうかシニョリッジを自ら投げ出すというのはなかなかできるもんじゃない。

 恐らく今後も、米国の権威は下がることはあっても上がることはもはやないんじゃないかと思います。言わば帝国の崩壊の途中にあるようなもので、今後象徴的な事件が起きるたびに米国はパワーを落とし、世界各国で紛争が起きても止められず、しまいにゃ米国自身も紛争に巻き込まれる気がします。
 でもって、この手の帝国の崩壊は意外と足元から起きることが多く、そうした観点に立つなら米港の裏庭こと南米あたりで今後何か動きが起こるのではないかという気がしてきました。

 実際既に、中米ですがメキシコでは一部地域がマフィアの跋扈によって無法地帯化しており、選挙すら行えない、っていうか選挙すると候補がどんどん殺されるような状況ながら、誰もその状況を変えられなくなっています。そのほかの国でも治安が崩壊している地域がいくつか出ていると聞き、こうした無法地帯から軍閥なり政権が出てきて米国を今後脅かしてくることも今後あるかもしれません。

 実際には意味は逆ですが、そうした「南米の春」があながち絵空事じゃなくなっているような気がするのですが当の米国はむしろ関心を弱めているようにも見えます。キーマンとなるのはやはりメキシコと南米の雄ことブラジルで、この二ヶ国が地理的条件から影響力を今後増してくるような気がします。幸いというか日本とは距離が離れすぎているので、この辺の影響はまず及ばないということですが。

 最後に極論を言うと、恐らく日本人としては米中の紛争に巻き込まれないで済むなら必ずしも米国追従じゃなくてもいいと考えている人が大半だと思います。それならガンダムのサイド6みたく、米中の周辺海域通行を一切とがめないけど領域内での戦闘は完全に禁止するような中立外交も今後選択肢に入ってくるかもしれません。

2025年6月18日水曜日

米から小麦が今の外食のキーワード?

 サイゼリヤの前社長の堀埜一成氏の本(サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術)をこのほど読み終えましたが、この本はこの人の2冊目の本です。1冊目(サイゼリヤ元社長がおすすめする図々しさ リミティングビリーフ 自分の限界を破壊する)はサイゼリヤに入るまでの前半生も描かれているのですが、若干自分語りが強く読んでてブラジルでの話以外は面白くなかったのが本音です。恐らくほかにもそういう反響があったのか、2冊目は徹底してサイゼリヤでのオペレーションや社内改革について書かれており、こちらは1冊目の後半と同じくほかの人にも勧められるくらい面白い内容でした。

 そのサイゼリヤについて先日友人とチャットで会話してたのですが、この本によるとサイゼリヤでは仕事の適性などより、黙々と働くタイプが出世しやすかった述べられているという点が印象に残ったことに触れました。というのその前にその友人と、一部の日系企業では仕事ができるかや適性とかよりも声や態度がデカい目立つ人間を出世させる企業が多く、こうした点が結構な範囲で日本経済を引っ張ってる(足を)という話をしてたからです。ほかの外食チェーンとかはどうなんだろう。

 話を戻すと、サイゼリヤはほぼイタリアン一本で外食大手にしては珍しくほかの業態にはあまり広げません。過去にファーストフードの失敗に懲りたのか、あまり流行っているように見えないけど「伊麺処」を除くとブランドもサイゼリヤだけで、にもかかわらず成長を続けているの大したものだと友人と評価で一致しました。
 一方、すき家率いるゼンショーなんかはこのところあれこれ業態を広げていますが、ブランドを買収しながらもその後手放したりとあまり経営が定まっていないように見えます。元々体育会系な会社と聞き、今の若者から敬遠されそうな社風もあり、企業哲学というか理念がしっかりしていないとこれからちょっと怪しいんじゃないのと思う節があります。

 そんなことを友人と話してたら、「今のキーワードは米から小麦だ」と言われました。これはどういうことかというと、サイゼリヤを除くほかの大手飲食チェーンはどこもうどんやラーメンチェーンの拡大を図っているとのことでした。
 実際、自分もこの前日本帰った時にかたくなにT-34のプラモを作ろうとしないソ連人民の敵であるうちの親父が、新しい飲食店はいまラーメン屋しかないと聞いていました。そのラーメンも今年に入ってから出店がやや減ったという報道を見たのですが、代わりに増えているのがうどんらしく、資さんうどんをはじめ今度はうどん屋が街中にあふれ出しているという話を聞きます。

 こうした流れは単純なラーメン、うどんブームもあるでしょうが、このところの米価高騰も背景にあるように思えます。さらに深堀するなら、家族人数が減り単身世帯が増えている中、ファミレスなどよりこうした一人でも入りやすい麺系チェーンの方が客入りもいいのかもしれません。
 この点、中国の方が実は激しく、中華料理屋は基本大量の料理が出てくるため一人ではまず行けず、そのためラーメン屋とか一人向けメニューの多い和食屋を自分もよく使います。中国人も、特に女性一人なんかはよくラーメン屋に通っていると聞きます。

 私の予想では恐らくこうした小麦転換はまだしばらく続くんじゃないかと思います。となるとコメの消費量はますます減るだけに、今後の農業政策も絡んできますが外食業界とももっと議論重ねて、小麦から米への回帰も関係者はもっと真剣に議論すべきじゃないかと思います。

 最後に上海の外食チェーンの話をすると、今自分の中で熱いのは「オリーブの丘」という洋食チェーンです。この前上海にできて、メニューや価格からみて明らかにサイゼリヤをベンチマークにしているのですが、サイゼリヤはいつ行っても混んでて入りづらいため、まだあまり知名度がなく入りやすさから利用するようになっています。中国って、和食屋は結構あるけど意外と洋食食べれる店が少ないから、たまに無性にハンバーグとか食べたくなります(´・ω・)

2025年6月15日日曜日

好きでも無いものを好きだと思い込む不幸

馬鹿「寝る時アイマスクつけたら人生変わるぞ」昔ワイ「しょーもな」 →(暇人速報)

 たまたまですが先月までどんな時間に寝ても何故か午前五時半にきっかり目が覚めてしまって不眠状態が続いていたため、様々な安眠グッズを試してみたところ上の記事でも言及されているアイマスクが一番効果ありました。アイマスクとプラスチックの持ち手の付いた耳栓を使い始めてからはモリモリ眠れるようになり、仕事の疲れもあるでしょうが昨日今日も3時間昼寝してなお夜もぐっすり寝られています。
 なおアイマスクは種類によって相性があるため、色々試すのがおすすめです。自分としては内側に顔当てのあるものだと結構寝汗がアイマスク内にたまるのが嫌で、顔当てがなくリバーシブルで使えるメッシュ素材のアイマスクが合っています。

 さて話は本題ですが数年前より戦車のプラモを作るようになって色々作るようになりましたが、作ってみて初めて自分はドイツの角ばった戦車よりもロシア製の丸っこい戦車の方が好きだという事実に気が付きました。こんな戦車の好みなんて自覚したところで実生活で役に立つことなんて一切ないですが、この時のことを思うにつけ漫画「ナポレオン」で使われた「自分の本当の気持ちなんてなかなかわからないものだ」というセリフをよく思い出します。このセリフのように、自分が本当は何を好んでいるのかという嗜好については自分で理解するのは存外難しいと日々感じます。

 ほかにも具体例を出すと、例えば漫画やアニメの女性キャラだと自分はたれ目系よりツリ目系の方が好きだということにも最近気が付きました。また昔は「なんやこれ?」と思って批判していた2代目ことGB型インプレッサも今だとめちゃ好きで室内に常にディスプレイしています。後者の例だと単純に好みが年齢とともに切り替わっただけかもしれませんが、もし本当の自分の好きだという気持ちが何らかの形で気づけなかったとしたらかなり損していた気がします。

 そもそも自分の好きなものを間違えるなんてことがあるのかと思う方もいるかもしれませんが、私は実際には多々あると考えます。というのも人間は周辺の環境によって思考が影響されることが多く、一例を出すと推しのアイドルとかがいいと言うから自分もいいと思ってしまったり、親や友人が熱狂しているから自分も好きだと考えてしまう傾向はどこでも確実にあります。
 もちろん実際に手に取っているうちにそのまま好きになっていくことも十分あるでしょうが、もし本当は好きでもないのに付き合いとかでやってて、好きだと勘違いしてしまったら、それは本人にとってあまりいい結果とは言えないでしょう。

 ただあくまで趣味嗜好の範囲で嗜好を誤解するのだったらそんな大したことないですが、これがそこそこ人生に影響する分野だったら大きく違います。具体的には学問の選考や職業で、何となくブームだから心理学とかに進んでみたものの本質的にはあっておらず、嫌いな学問を4年間するとかいいもんじゃありません。同じく仕事でも服を着るのが好きだからアパレル業界に進んでみたところ、着るのは好きでも売るのは好きじゃなかったらマジ大損です。

 こんな具合に、自分の本当の嗜好を人生を左右する分野で見誤るとかなり不幸な結果になります。でもって先ほどにも書いたように、当時の流行や周囲の人の雑音によってこの辺はかなり見誤りやすい分野でもあり、だからこそ職業選択というのが常に議論されるというか回答のないトピックなのだと思います。
 敢えて見誤らないための対策を挙げるとしたら、なぜ自分がそれを好きなのか論理的に問い詰めることです。ここで「周りの人がいいと言うから」などが入ってきたらその時点で疑うべきです。また考えているうちに「なんで好きなんだろう?」という感じで、疑問が深まっていった場合も要注意でしょう。

 逆に、考え始めてすぐに「あの丸っこい目玉ライトがほかにない圧倒的特徴」、「フロントマスクだけならぶ格好だが全体プロポーションで見るとスマートでマッシブ」などと、ポンポンと好きである理由が挙がってくる場合は合格と言えるでしょう。また論理的な答えがないまま、「なんで好きなんだろうかわからないがそれでも何故か好き」という結論に至っても、意外とその対象は本質的な嗜好に根差していると考えていい気がします。言い換えるなら、好きなことを理由付けしなくてはならない対象は大体本当は好きじゃないことが多いように思います。

 とはいえ高三の段階で学問や職業分野の本当の嗜好を把握しているのはかなり困難であり、前述の通り周囲の雑音も大きいことも事実です。その上で敢えて自分からアドバイスするなら、もし本当に自分がやりたいものや嗜好が既にはっきり定まっているのなら迷わずそちらの方向に進むべきで、逆にそうでないのなら、単純にお金の稼げる学問分野をひとまず選ぶことがベターです。具体的には文系なら会計法務、理系ならITや電気などに進んでおけばくいっぱぐれはほぼなくなります。お金さえあれば人生の大半はハッピーで過ごせます。
 その上で、一定の就職につながるスキルを身に着けた上で本来の嗜好に目覚めたのなら、そこからその嗜好に沿った人生をまた目指せばいいと思います。少なくとも、間違った嗜好認識で金にならない学問分野ヘ進んだ場合よりこっちの方がずっと状況はマシです。

 なお自分は高三時にどう選択したのかというと、当時の時点で記者志望でしたが新聞学やメディア学に進んだとしてもそこで学ぶ知識は記者になった後でも十分得られると思え、こうした専門過ぎる学部に進むとむしろ記者としては幅が狭くなるのではと感じました。その上で当時ははっきりとは認知していなかったものの、自分は器用で分野や対象が広ければ広いほど真価を発揮できるタイプだと考えており、学問分野が広いというかはっきりしない社会学を選んで実際に進学しました。ここまで深く考慮してはいなかったものの、自分の相性のいい学問は確かに選べたと思っており、自分の嗜好についてちゃんと方向づけられていた気がします。

 最後につい最近に気が付いたこととして、「俺って、ホーネットが好きだったんだな(´・ω・)」ということに気が付きました。これまではどっちかっていうとミグ29推しでしたが、もちろんミグ29も大好きであるものの、ホーネットもなんかめっちゃ好きだったんだということがわかってきて周りにも「松戸のホーネット」などと名乗り始めています。両機に共通するポイントとしては、

・比較的コンパクト
・マルチロール
・双発
・非主役
・咬ませ犬

 っていうのが自分のツボにはまるんだと思います。トップガンでも、主役期と思いきや最後あれだったしなぁ……。

2025年6月14日土曜日

高校無償化と給食費についての懸念と疑問

「器が大きく、相対的に小さく見えてしまった」 給食の主菜が唐揚げ一つだけだった件で市教委が釈明(ガハろぐ)

 上のまとめ記事はどちらも直近の日本の小学校における給食事情を取り上げたもので、特に前者はおかずがから揚げ1個と、学生時代の私より貧しいメニューにしょうもない言い訳を福岡市がしてきたという話です。この言い訳からわかることは、福岡市の人間は無駄にプライドが高く論理性がないということくらいです。

 話は戻しますがこうした小学校の給食の貧しさについては昨日今日の話ではなく、何年も前から「最近少なすぎる」という話を聞いています。よく刑務所の食事と比較して「受刑者の方がいいもの食ってる」などと書かれていましたが、その比較が行われた数年前よりも上のから揚げ1個の方が少なく、なんか前より状況が悪化しているような気がします。

 またこれに関連してか、なんかここ数年で給食配食事業者の経営難ニュースも見ることが増えました。確か2年くらい前は高校の寮などに配食していた会社が突然倒産して、配食先の学校で急に食事を提供できなくなったというニュースがあったと思います。この突然の倒産に経営者は、キャッシュ・フローの厳しい状態のままで無理くり経営し続けていたが限界を迎えたためなどと話していました。
 この時の配食事業者の破綻について、学校などの契約料金に問題があったのでは、事業者を安く買いたたき過ぎではという同情する意見も当時見られました。これについて私は逆にそういった同情はせず、経営が成り立たないなら料金引き上げをもっと交渉すべきだったし、そうした交渉ができなかったのは契約を打ち切られる可能性があって言い出せなかったと話してはいましたが、突然配食をストップして多方面に影響を及ぼすよりはずっとマシだったろうと感じ、厳しい言い方ですがこの経営者も問題があったと感じました。

 上記の、「契約料金が安すぎて経営が苦しい」という配食事業者の主張に対する見解は今でも変わりはなく、公立校なども競争入札で業者を選定する必要があるため、苦しいのなら経営改善をするか事業撤退、譲渡も検討すべきという立場を維持しています。ただそんな上から目線なこと言う私ですら最近の米価高騰は警戒しており、その上がり方も急だったことから配食事業者は今どこも大変なのでは、何かしら支援が必要なのではないかと心配しています。
 それこそ徐々に上がるのならともかく、1年ちょっとでこんな風に上がったら企業も対策なんて取れるはずもないでしょう。以前ならともかく今の状況なら「経営が苦しくてやばい」という主張も至極納得でき、また経営者の努力ではどうにもならないと感じます。

 あくまで憶測ですが、最初のから揚げ1個の給食もこうした最近の米価を含む食材の急騰を受けての予算不足が原因ではないかと疑っています。仮にそうであれば緊急的に給食費の引き上げや予算の拡大をしてでも給食の充実化を図るべきで、こういったところにこそお金を優先的に使うべきじゃないかと思います。
 然るに最近は高校無償化が新たに始められ、そこへ予算が投入されます。また選挙前の愚民政策よろしく一時金支給も発表されましたが、私はこの一時金を今からでも遅くないから全部小中学校の給食費補填に使い、給食の充実化、配食事業者支援にこそ活用すべきじゃないかと思います。結果的にこれで地方財政も救われる点があるだろうし、公平性の点でも決して不公平じゃないと考えます。何が言いたいかというと、高校無償化と言って教育費を拡大したと言いながら、別のところで空洞ができてたら意味がなく、きちんと固めるべきは足場なんじゃないかっていうことです。

 蛇足ですが、何故米や農家に対してこれほど政策を投入するのかと某元経営者とか批判してましたが、やはり食糧というのは安定を必ず維持しなければならない分野であり、工業などよりも補助金使ってでも対策打つのは当然だと私は思います。さらに言えば日本人にとって米と醤油は存在意義にも係わる重要要素であり、江戸時代でも同様でしたが米価を制する者こそ政治を制すものです。

2025年6月11日水曜日

山尾志桜里氏の公認取り消しをみて(*^▽^*)

国民民主「やっぱり山尾志桜里の公認取り消しまーす」(ガハろぐ)

 ここ数ヶ月で一番爆笑したかもしれません。かねてから批判が多かった国民民主党の山尾氏の公認ですが、なんと出馬会見の翌日になって公認が取り消されるという近年まれにみる盛大な梯子外しぶりで、いろんな方面から注目を集めています。

 そもそもなんで政策力に乏しい上にこんな嫌われている人を擁立しようとしたのかという時点で意味不明ですが、晒上げに近い記者会見をした直後にこうして梯子を外すっていうのも、なんかわざと辱めるために最初から仕組んでやったんじゃないかと疑いたくなるような顛末です。私自身もこの人そんな好きじゃないし不倫相手の奥さんも自殺したという聞いてるだけに、変に表舞台に出ず菩提を弔ってりゃいいのに変に欲をかいて余計にドツボにはまったため、マジで笑いが止まりません。

 それにしてもやっぱり野党は野党かというべきか、基礎控除の議論では評価してましたが先日の玉木代表の家畜の餌発言といい、自民党に対する者よりも自分の党に対するネガキャンの激しさはやはり伝統的でした。ぶっちゃけこの一連の騒動で自民党も次の選挙でかなり勝ち目が見えてきたというか、懸案だった米問題もJA側が言い訳のつもりなのかこちらもセルフネガキャンを繰り返しており、自民にかなり追い風吹いてきてます。勝ちはしないまでも、このままうまくいけば大敗はまず避けられるところまでは来ているでしょう。

 にしても山尾氏はこの後どうすんだろ。無党派層で無理やり出馬したらもっと笑えるからぜひやってほしいのですが。