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2016年7月26日火曜日

相模原障害者施設殺傷事件について

深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている

 近くのスーパーでゴザ買ってベッドに敷いてたらダニに噛まれまくるので200元(約3000円)もしたけど捨てることにしました。やっぱニトリで買えばよかった。
 そんなことはさておき、既に知っておいででしょうが本日神奈川県相模原市の障害者入所施設で大量殺人事件が起きました。こうした犯罪事件については私の専門領域とは異なるため本来は解説などしないので、大きな事件であるだけに日記として残すために書いてみます。

 事件の概要などは既にあちこちで報じられているため説明するまでもありませんが、未明に19人を殺害と聞いた際の第一印象は日本記録になるかなという妙な内容でしたが、改めて調べてみたら津山事件が二時間で30人だったので生憎この記録は破られることはなかったようです。ただそれでも19人を一度に殺害するというのは近年ほとんどなく、中国のネット記事にも書かれていましたが2001年の大阪池田小事件、2008年の秋葉原連続殺傷事件がこれに類するもののその被害者数を比較すると今回の相模原の事件が桁違いに多いというのがよくわかります。

 犯人の特徴については今後徐々に報道されていくことでしょうがよくわからないプロファイリングだとかで犯人にはどういう特徴があるかなどと言う議論はそんなに好きではなく、米国のシリアルキラーとか見ていても簡易的な分類こそできるもののそれが何の対策に役立つのか全く分からず、おかしい人間を変に理解しようとすること自体が不毛だと私は考えています。
 ただ今回の事件で一点だけ述べると、普通人を殺していると段々疲れてくるというか殺害のストレスから手の動きが収まってくるということを聞きますが、今回の犯人は19人も連続して殺害しておりそういうためらいというか呵責が極端に低いなということを覚えました。もっとも事前予告ではほかの施設にも赴いて600人殺すと言ってましたが結局は舞台となった施設を襲った後で自ら出頭してきており、一呼吸ついたところでストレスを感じたのかもしれません。

 最後どうでもいいですが「自首」と「出頭」という言葉は意味合いが大きく異なります。自首とは事件発生が認知されない段階、殺人事件で言えば死体が見つかっていない段階で自ら犯人だと名乗り出ることでこの場合は減刑が認められます。逆に出頭は事件が認知され捜査が始まっている段階で犯人が名乗り出ることを指し、この場合はほとんど減刑が認められません。大抵の場合は出頭が自首と言い間違えられますが普通の人なら別に何も言わないものの、なんかニュース見てると普通に大手メディアも出頭なのに自首と平気で書いてくることがあり、誰か出稿前に教える奴いないのかよ、それで社会部記者なのかといろいろ不安を覚えさせられます。

2016年7月25日月曜日

Kindleの無限ダウンロード及びエラー

 いろいろと埒が明かないのでこのブログで書くことにします。
 海外生活をする上で日本の書籍を見ることは非常に困難ですが、電子書籍の登場以来この状況は大分緩和されてきています。私もご多分に漏れずAmazonのKindleを使って日本の漫画をよく購入し、ダウンロードしてみているのですが、実は今月頭にバージョンアップしてからこれがとんとうまくいかなくなったという厳しい状況に追い込まれています。

 実は今月初め、密かに日本へ入国してその際にKindleものバージョンをアップグレードしました。一体何故日本でアップグレードしたのかというと中国ではスマホのOSはほとんどアンドロイドなのに、Googleの活動が禁止されているため「Google Playストア」には一切アクセスできないという矛盾した環境にあります。代替としてTencentがアンドロイドアプリの配布サイトなりアプリを提供していますがこれがまたいい加減な代物で、以前はKindleアプリも配布してバージョンアップにも対応していたくせに何故か途中でやめ、パズドラも以前はアップグレードに対応していたのに今月のアップグレードの際には何故か4月にでた古いバージョンしか提供しなくなり、おかげで今パズドラも遊べなくなっています。責任者いたらまな板が割れるくらい思い切り頭殴りたい。

 それで話はKindleに戻りますが、日本に帰ってバージョンアップした後、「こりゃマズイ」と一目見て気が付きました。というのも古いバージョンでは購入した電子書籍のダウンロードが完了するまで中身を読むことが出来なかったのですが、最新のバージョンだとダウンロード途中でもダウンロード済みの箇所であれば読めるようになっています。
 私はこの新機能を見て、恐らくダウンロード中になにがしかの障害が発生したら即エラーとなるのではと直感しました。ただでさえ国境跨いでダウンロード速度が遅くなる中国での使用を考えたら余計な機能以外の何物でもなく、願わくば何も変化が行らないことを祈って中国に戻りましたが、
案の定ダウンロードに大幅な障害が発生するようになりました。

 以前のバージョンでも通信速度が不安定な状況であればダウンロードエラーが起こり一切ダウンロードができませんでしたが、利用者の少ない午前中であれはスムーズにダウンロードすることが出来て不便はそれほど感じなかったし、夜間帯でもよっぽど重たくなければ時間をかけることによって確実にダウンロードすることが出来ました。
 しかしアップグレード後はさにあらず。まず何が起きたかというと見出しに掲げた「無限ダウンロード」で、Kindleアプリの表示上ではダウンロードプロセスが100%に達しているにもかかわらず実際にはエラーが発生してほとんどダウンロードされて無かったりということが頻発、っていうかほぼ確実に起こっています。以前であれはエラーが発生すればそこでダウンロードは中断されて再ダウンロードにすぐ踏み切れましたが今の状態ではその見極めも出来ないばかりか、エラーが起こっているのにもかかわらず延々とダウンロードし続け、ほっといたらダウンロードプロセスが250%を越えてて、30MBの書籍に対し100MB以上ダウンロードしていたということもあった、というか今でも起こそうと思えば余裕で再現できます。

 勝手な想像ですが、ダウンロードエラー発生時にエラーの起きた個所へ再ダウンロードする指定が上手くいってないからではないかと思います。どちらにしろこうした状況だとまともにダウンロードする術はなく、通信状況のいい土日の朝方に何度もダウンロードチャレンジして奇跡的にノーエラーでダウンロードしきらないと端末に保存できないという状況に陥っています。
 もちろん既にAmazonにメールで問い合わせましたが、「最新のバージョンをダウンロードしてください」というお決まりの文句しか言われませんでした。っていうか、最初の問い合わせ時に中国だからバージョンアップできないと書いたはずだというのに……。

 もしかしたら前のバージョンに戻せばうまくいくかもしれませんが、前のバージョンを手に入れるのもまた一苦労だし、インストールによって現在保存済みのデータをすべて失うことを考えるとちょっとバクチ過ぎます。またAmazonに対しても、中国という特殊な環境を考慮したらここでの対応を求める方がやや酷過ぎるとも思えるため、自然と環境が変わることを祈りつつ今の状況を堪えるよりほかないと我慢しています。

 なお文字だけの書籍であれば容量も少ないためトラブルなくダウンロード効きます。しかし漫画本となると容量も大きく、エラーも起こりやすいためまずうまくいきません。
 っていうかGoogleが早く中国でも解禁されればこの手の問題全て解決されるんだし、悪いのは全部中国共産党です。当事者双方の合意がなければ訴訟を起こせない国際仲裁裁判所に自信満々で乗り込んでったら南沙諸島問題で全面敗北の判決食らうくらいなんだしもう少し現実見て行動しろよコミュニストどもめと言いたいですが、多分同年代でも屈指のアカっぽさを誇る自分(赤軍派メンバーの名前を空で何人も言える)が言うのも色々とアレな気がしてなりません。もっとも中国共産党員ほど資本主義と欲望に染まりきった政党はそんなないでしょうが。

 ちなみにこの土日は頑張って、「Dead Tube」の5巻はダウンロードしてのけました。多分原作者も先の話をもう作れないほど追いつめられてる感じがして、テーマは悪くなかったけど駄作と言わざるを得ないひどいレベルになってきてますが。むしろ最近読んだ中だったら、「渡君のXXが崩壊寸前」のがキャラがイキイキしてて面白かったですがこの漫画を一目見て、「あぁ、ガンガン系だな」と思ったら案の定作者はその通りでした。

2016年7月24日日曜日

無人戦闘機の時代

 今日友人二人とお昼に日本食食べ放題に言って帰ってきたら猛烈な頭痛で倒れ夜七時まで寝込んでいました。今も鈍痛がしますが、友人一人も同じ症状だったのにもう一人はピンピンしていて、私の中ではその日本料理屋かその友人が毒を盛ったに違いないとじっちゃんの名に懸けて推理しています。あぁ、まだ気分悪い。

 話は本題に入りますが、このところドローンの話題が持ちきりですがドローン以上に注目すべきはやっぱりAIだと思います。この前プロ棋士をAIが破ったことが話題になりましたが今後は軍事用AIの研究もますます盛んとなり、結論から言えば戦闘機に人が乗る時代は遠からず去ることでしょう。というのも、戦闘機に人が乗ること自体デメリットが多いからです。

 昔のゼロ戦とか紫電改の時代ならともかく現代の戦闘機はマッハ1以上の航行は当たり前という高性能機で溢れており、これだけの性能となると載せるパイロットへの負荷も非常に高くなります。具体的には慣性的な負荷から訓練なしだとパイロットは一発で気絶してしまうし、また判断力や操作に関しても音速航行いくらか落ちざるを得ず、また対応するための訓練も長時間且つ超ハイコストなものとなるわけです。
 極論を述べてしまうと、戦闘機にとってパイロット自体がお荷物で、仮に載せずに済むなら物凄いメリットが得られてしまいます。なもんだからあるSFシューティングゲームに至っては、パイロットの脳味噌だけ戦闘機に搭載して出撃させるという設定を用いてましたが、真面目な話でこれは理に適っていると思います。

 仮に戦闘すらこなせるAIが開発できるなら、人間のパイロットを乗せるよりずっとローコストで尚且つ有用性が高く、さらには「人を乗せない設計」で戦闘機を新たに作ることによって今までの概念からしたら有り得ないほど強力な機体も作れるようになる可能性すらあります。もしかしたら実際にもう開発が始まっているかもしれませんが、こうした点を考慮すると遠からず、「昔戦闘機には人が直接乗っていたんだよ」と子供へ昔話みたいに聞かせる時代がすぐ近くに来ているのではと思うわけです。

 ただ無人戦闘機にも弱点はあります。具体的に言えば暴走やハッキングに対する危険性で、人間パイロットでもベレンコ中尉みたいに突然突拍子もない行動をされる可能性は有りますが、無人戦闘機の場合だとそれが人為的なハッキングによって行われる可能性が潜みます。そのため高度なハッキング対策並びに遠隔操作方法が必要になると共に、対抗策としてハッキング、ジャミングを行うサイバー部隊の価値が今後ますます高まっていくと予想します。以前にも一回書いていますがサイバー部隊というのは決して冗談ではなく、次の大規模な戦争においては戦局を左右させるほど重要な中核部隊となる可能性が高いでしょう。空中戦から地上戦を含め実際の戦闘自体はAIに任せ、それをバックアップするのが人間となるわけですから。

 そういう意味では中国がサイバー部隊を育成、強化しているのは非常に理に適っていると私は思うと同時に、日本の自衛隊もこうした専門部隊を早く設置、育成するべきだと考えています。実際に戦闘を行うかどうかは置いといて、国家としてこのような部隊を育成することによってカウンターハッキング能力を持つ人材の育成にも繋がり、育成した人材が後々民間にも流れていけば国全体としてサイバーセキュリティの向上にも繋がり、この手の人材は民間企業や自然発生に期待するのはやや酷なだけに国としてしっかり育成すべきではないかと前々から考えていました。

 結論としてはAI兵器同士が戦う時代はもうすぐそこまで来ていると思われるだけに、軍事AIの開発と共に人がその手とその頭脳を以って唯一関与する領域となるサイバー部隊を強化すべきだというのが私の意見です。最後にほんとどうでもいいですが、どんなAI兵器だろうとターミネーターが来ようとも、日本は吉田沙保里選手がいれば何となるんじゃないかという妙な安心感があります。真面目にターミネーター位だったらきっと余裕で倒してくれるでしょう。

2016年7月23日土曜日

暴力的支配者を望む日本人

 これまでこのブログではたくさんの日本人論を語ってきましたが、個人的に一番盲点を上手く付いたと思うのはこの記事に書いている「相手が逆らえないとわかるや途端に狂暴になる」という特徴だと自己評価しています。こうした日本人論を色々考えたり書くようになったのは別に特別意識しているわけでなく、パッと思い浮かんでは大した検証なしに「こう思ったんだけ」と書いてるだけでそこそこの量となり体系化できるようにまで至ったというのが本音なのですが、今日書く奴もその延長です。適当にインスピレーションを受けて作ったものなので異論反論は受け付けますが、そこまで議論するようなものでもないかもしれません。

 結論から述べると、日本人は暴力的な支配者を望む傾向が少なからずあるような気がします。これは何も私が言い出したわけではなく日本人論の原典ともいうべきルース・ベネディクトの「菊と刀」において「家父長的政治体制」という言葉と共に「どんな暴君であろうとも支配者の地位に就雲のに対して盲目的な服従をする」と指摘されています。実際、支配者がどんな資質かはこれまでの日本の歴史でもそれほど大衆は問わないような気がしますし。

 この指摘を思い返した際にふと思い出したのが、私の中学校の頃の部活でした。その時は運動部にいたのですが入学したばかりの一年生の我々に対して二年、三年の先輩はもちろん異なる態度を取ってくるのですが、今思い返してみると親切にいろいろと話を聞いてくれたり同じ目線に立ってくれた先輩に対し、何故だか周囲の一年生は見くびり始める態度を取っていたような気がします。逆に暴力的と言ってはなんですが口調も荒く要求も厳しい先輩に対して一年生たちは、「あの人はキツイけど俺たちのことを思って言ってくれている」などと言っては尊敬の念を持ち、慕いだすという有様だったように思います。

 所属していたのが運動部という環境、あとたまたま私が所属したクラブがそういう環境だったかもという可能性は有りますが、成人した後の会社社会においても割と同じような光景を見てるような気もしないでもありません。具体的には優しい年配の人だったり先輩が舐められて、逆に粗野な感じの人が「あの人はキツイけど俺たちの~」なんて言われたりしてるような。実際私も、相手に優しい態度を取れば取るほどなんだか邪険にされ始めたので、嫌われることも覚悟の上である日突然牙を剥くというか厳しい態度で臨み始めたら逆に慕われ始めて自分でやっときながら、「なんじゃこりゃ?」と思うことが過去に何度かありました。ほんと、今でもよく意味がわからない。

 こうした傾向は何も日本だけでなく他の国や地域でもあるかもしれないですが、それでもその程度は日本が突出しているように感じます。比較例として私からしたら身近な中国人を例にとると、彼らはきつい態度を取ると即反抗してきます。もちろん優しい態度を取り続けたら舐められることも多いので日本人以上に塩梅が難しいというかそれで失敗する日本人経営者も少なくなく、かなり古い話ですが以前にこんな事件もありました。

日系工場でストライキ。日本人管理職の差別的な罵倒に抗議。「やる気がないならやめろ」と叱責された(哲学ニュース)

 ワンポイントアドバイスとして中国人スタッフをてなづかせるのに一番いい方法は、実力差を見せつけ自分が上の立場にいることの正当性を証明することが何よりです。なんていうか犬のしつけっぽいですが、実力を持つ技術者への憧憬は非常に強いのでこれが何よりも一番だと思います。

 話は戻りますが、全員が全員というわけではありませんが優しくすると舐めはじめ、きつく当たると逆に尊敬し始める妙なタイプの割合が日本人には一定比率存在する気がするというのが今日書きたいことです。こういうタイプはやはり体育会系に多く、一言でいえばマゾっぽい性格してるようにも見え、何故彼らがそういう性格しているのかというとやはり「家父長的価値観」なのかなと考えると少し納得します。

 最後に蛇足かもしれませんが、昔ある友人が日本人は大衆に迎合しやすいから独裁者にとっては非常に扱いやすい国民かも知れないと言っており、上記の内容を踏まえるとあながち間違いではないなと私も思います。

2016年7月22日金曜日

南沙諸島問題に対する中国人の反応

 たまには真面目な記事でも書こうと思うので、先日国際仲裁裁判所の判決が出たことだし中国がフィリピンに対しちょっかいかけている南沙諸島問題について書こうと思います。

 領土争いの大まかな内容については省略しますがこの南沙諸島問題について一般の中国人はどんな反応をしているのかと言うと、断言してもいいですが中国政府の主張を絶対的に支持していてもはや言いなりになっていると言っても過言じゃありません。何故こういう風になるのかと言うと政府プロパガンダの影響もありますがそれ以上に中国人には19世紀のアヘン戦争での体験が未だトラウマで、領土は一歩たりとも譲ってはならないし妥協してはならないという意思が半端なく強いです。
 この辺、毎回思うのですが中国政府は事故犠牲者の発表を始め普段から嘘ばっかり言ってて中国人もその点は理解している癖に、こと領土関連の話題となると政府の言うことを100%信じ切るのが不思議でしょうがありません。まぁだからこそ、政府を信じるとか愛国心とかではなく単純に外国人へのトラウマとかアレルギーが強いのだと言えるのですが。

 話しは戻りますがそれだけ領土意識については妙な価値観を持っているだけにこの問題においてはフィリピンだけでなく米国や日本に対しても、「みんな束になって中国を陥れようとしている」などと被害者意識をもって強い敵愾心を向けてきています。この前のオバマ大統領の広島訪問時の中国の反応もそうでしたが、「被害者であり続けようとする」意識は韓国同様に中国も高いです。まぁ逆に言えば、そういう意識を持ち続けている間は安心して事を構えられますが。

 以上までの内容はほかのメディアでも語られているので特段面白味のない解説ではありますが、ここからちょっと私なりの独自の視点で語らせてもらうと、割と熱狂的に南沙諸島問題に対して中国人は情熱と言うか意識を傾けていますが、この問題の本質については実はほとんど無知に等しいのではないかと密かに見ています。それは具体的にどういう事かと言うと、そもそも南沙諸島がどこにあるのか地理的位置をほとんど把握していない節があります。


 上の地図はGoogleマップから引用したものですが、これを見れば中国政府がどれだけ非常識な主張を展開しているかが一目瞭然でしょう。南沙諸島は領土争いが起こりそうなきわどい位置にあるわけでなく、明らかにフィリピン、ひいてはベトナムの方が距離的に近く、むしろ中国は部外者と呼んでもいいような位置です。
 この位置関係をどうも市井の中国人は把握していないようで、恐らく十人にどこにあるかと尋ねても十人とも見当違いな場所を「ここだ!」といって示すかと思います。私の肌感覚で述べれば、位置的に海南島の南にある西沙諸島付近を南沙諸島と中国人は勘違いしているような気がします。

 実際にこの前知り合いの中国人に、「南沙諸島がどこにあるのか知ってるの?」と聞いてみたところ、「いや、わからない」と素直に認め、私が大まかな地図でこの辺やでと言ったところ、「えっ?(;゚Д゚)」って表情をやっぱり浮かべました。多分この知り合いに限らず、実際に地図で位置関係を示してやると普通の中国人も政府の主張に無理があるということに少なからず気が付くでしょう。
 実際中国の報道でも南沙諸島問題についてはやれ米国がムカつくとかたくさん触れられますが上記のような地図が示されることはほとんどなく、私も興味持って地図を調べてみるまで位置関係がピンときませんでしたが、こうして地図で見てみるとよくこんな場所に領土主張できるなと呆れてきました。恐らく、尖閣諸島で打開できないから南に視点が移っていったのでしょうが。

 なので日本や米国の戦略としては上の地図をひたすら中国人に示すことが一番である気がします。さすがの中国人もこの地図見れば自分たちの主張にどれだけ無理があるか少なからず疑念を覚えるでしょうし、そういった不安を増長させるのも外交手段として重要です。
 あとこれはふざけ半分の意見ですが、「関係ない米国や日本がこの問題にしゃしゃり出てくるな」と中国政府このところ言っています。そこまで言うのだったらこの際だし、敢えて日本も南沙諸島に領有権を主張してこの問題に首突っこんでみるのも面白そうです。領有権は主張するが権益と管理はフィリピンに委託するとかなんとか言ったりして。

2016年7月21日木曜日

皇道派と統制派

<動画>バイクに同乗するネコ、景色を楽しみ、カメラ目線も タイ(人民日報)

 ちょっとまた軽い衝撃を受けた動画なので紹介します。海外の猫は行動的(アクティブ)です。

 話しは本題に入りますが高校時代は歴史科目においては文字通り並ぶ者がいなかった私ですが、どうしても日本史の昭和時代に出てくる日本陸軍内部の「皇道派」と「統制派」の派閥抗争については上手く把握できなかったというかきちんと説明できるほど理解できませんでした。一体何故理解できなかったのかというと教える側がきちんと伝え切れてていなかったということはもとより、どうも余計な要素を無理やり関連付けてみんな説明しようとするから余計わからなくなるのかなという風に最近思えてきました。
 むしろこの両派閥の抗争はもっとシンプルに捉えるべきだと思います。というわけで、今日はこの両派閥についていまいちピンとこない全国の老若男女に向けて私なりの解釈で説明しようと思います。

Q1、皇道派と統制派ってそもそもなに?
 一言でいえば、1930年代に陸軍内部で主導権を争った軍人同士の二派閥です。このうち皇道派はその後に二二六事件を引き起こしたため粛清され、それ以降は統制派とされる人物が陸軍内部で主導権を握りそのまま二次大戦を迎えます。

Q2、各派の中心人物は?
<皇道派>
荒木貞夫
真崎甚三郎

統制派>
永田鉄山
東条英機

 よくこの議論で両派の人物をたくさん挙げる人がいますがそれこそが返って理解を妨げているように思えるので、敢えて各派の中心人物二人だけを上げることとします。むしろこの四人以外の人物を挙げることは下手すりゃ蛇足になりかねません。

Q3、主要構成員は?
<皇道派>
 陸軍士官学校しか出ていない地方出身の下士官が中心。荒木のファン。

<統制派>
 陸軍大学校も出ている都会出身の高級士官が中心。というより永田の取り巻きたち。

 ある意味ここが一番ミソですが、世代闘争だとか、仮想敵国がソ連か中国かとかいろいろ特徴を挙げる人もいますが、突き詰めれば上記の特徴に至ります。特に統制派に関しては色々諸説あるものの、そもそも派閥として共通の思想なり目的を共有していたというよりはただ単に、皇道派とは距離を置いていた永田の取り巻きなだけで派閥として成立していたのか少し疑問に感じるところがあります。裏付けは取れていませんが、「統制派」という言葉自体が当時には存在せず戦後になってから定着したという話も聞きますし。

Q4、思想、目的は
皇道派>
 暴力的な革命を起こして政党政治を廃止し、陸軍を中心とした天皇親政の政治体制を作る。

<統制派>
 暴力をちらつかせて政党政治を破綻させ、陸軍を中心とした政治体制を作る。

 皇道派に関してはまさに上に書いた思想を実現しようとして二二六事件を実際に引き起こしていますが、統制派も皇道派ほど過激な手段に出ようとはしなかったものの陸軍大臣現役武官制を利用するなどして政府に嫌がらせを行い、陸軍メインの政治体制を実現しようとしていた点では両派は共通しています。現実に、陸軍はその後政府の実権を握ることに成功したわけですが。

Q5、対立のきっかけは?
A、方針を巡った荒木と永田のケンカ

 1933年の陸軍幕僚会議で、満州地域の方針を巡って対ソ戦(荒木)か対中国戦(永田)のどっちに備えるかで意見が割れ、この争いに元々は永田とマブダチだったソ連脅威論者の小畑敏四郎が荒木の側について議論がさらに激しくヒートアップし、これ以降はお互いの取り巻きを陸軍要職につけようとするなど本格的な抗争へと発展していきます。

Q6、その後の対立抗争は?
 両派ともに反目し合って陸軍内の要職の椅子を巡る争いが激しくなってきた頃、暴力革命を平気で口にするわ陸軍の金使って妙な右翼団体とつるむなどする皇道派に対して政治界(政党)からも危険視する人間が増えていき、皇道派の首魁である荒木は陸相にもなったものの、腹心の真崎を後任の陸相にと考え取り計らったもののこれは周囲から反対され頓挫しました。さらに真崎は1935年、思想が危険で問題があるとして教育総監職を更迭されましたが、皇道派からすればこの更迭劇は統制派の永田の差し金だと思われ、かねてから不満を持っていた相沢三郎が同年に単身で永田を斬殺するという相沢事件が起こることとなります。
 リーダーを失った統制派ですがさすがに白昼堂々陸軍省内で惨殺事件が起こったこともあり政界はおろか陸軍内部でも皇道派は危険だと思う層は広がり、皇道派将校は徐々に中央から遠ざけられ勢力を落とす結果となりました。しかしこうした処置に対し皇道派はますます不満を持ち、もはや強引にでもことを起こすべきだと考え始めて決行されたのが翌1936年の二二六事件です。
 時系列にすると以下の通りです。

1933年:満州の防衛方針を巡り荒木(+小畑)が永田とケンカし始める
  ↓↓↓
1935年:真崎が教育総監から更迭される
  ↓↓↓
1935年:相沢事件で永田が斬殺される
  ↓↓↓
1936年:二二六事件勃発

Q7、二二六事件以降はどうなった?
 二二六事件を経て反乱の実行者はもとより、皇道派に近いとされたり彼らに同情した人物ですらも陸軍内部で徹底的に排除され、逆に皇道派に対し反目していた統制派とされる人物たちが陸軍で主導権を握ることとなりました。
 荒木、真崎、小畑は揃って現役から降ろされ、また反乱軍に同情した山下奉文も出世コースからは座されます。一方、実験を握った統制派の中でも株を上げた代表格と言えるが東条英機で、自然と彼の周りの取り巻きも一緒に出世していき後に日米開戦を主導するメンバーが固まってくることとなります。

 以上がかなり端折っていますが皇道派と統制派についての説明です。最後に説明したように二二六事件で皇道派は実質的に潰され、その後はリーダーだった永田こそ既に亡くなっていたものの統制派の将校が陸軍内部で実権を握っていったと書きましたが、最初に書いたように統制派は元々派閥というよりは皇道派と反目する永田の取り巻きなだけであったのではないかという説も強く、私もこれを支持します。仮にそうであれば統制派が内部抗争に勝利したというよりは、初めから陸軍内部には過激思想を持つ皇道派というグループだけが存在し、二二六事件で実行手段に出たところ元々杜撰だった計画が頓挫して陸軍から排除された、というだけかもしれません。派閥抗争というよりは、過激派の摘発及び排除と捉えるべきだと私は思います。

 なお皇道派の思想についてもう少し触れると、彼らは当時腐敗にまみれた政党政治に未来はなく天皇親政の政治体制にしない限り日本は駄目になると考え、天皇親政の体制を作るためには自分たちが反乱を起こすしかないと考えていたようです。しかも天皇は周囲の人物(君側の奸)に騙されているようだからこれらも取り除く必要があるとして当時侍従だった鈴木貫太郎なども二二六の時に襲った訳ですが、これらすべて天皇の意思を直接確認したわけでなく自己陶酔で信じていたそうです。無論、昭和天皇からするとふざけた言い分に過ぎず、親政など望んでいないし信頼する侍従らを暗殺された怒りもあって即刻で彼らを反乱軍に認定して鎮圧に向かったわけですが、当時の世情を考えても皇道派の将校は思考がおかしいと思わざるを得ません。第一、反乱後にどういう政治体制にするかというプランもなにも持っていなかったそうだし、大将と拝んでいた荒木や真崎は、「こんなことしろって言っていない」と速攻で逃げましたし。

 もう一つおまけで述べると永田が殺されるきっかけとなった真崎の更迭ですが、永田も全く関与していなかったわけではないものの永田以外の陸軍幹部、政治家、果てには昭和天皇ですら、「真崎を早く下ろせ」と当時言っていたそうで、永田個人の陰謀による更迭劇とは正直とても思えません。昭和天皇にすら「真崎の行動は甚だ非常識」とまで言わせているし、実際彼の経歴見ていると明らかに問題ある奴だなと私も見ていて思います。

2016年7月19日火曜日

永谷園に迷彩を纏う女

 昨日ガッツリ記事書いて今日はブログ書く気起きないので、前から一回書こうかなと思っていた小ネタを紹介します。

【画像あり】声優・花澤香菜さんの永谷園のコスプレwwwwwww(暇人速報)

 百聞は一見にしかずなので上のリンク先を見てもらうのが手っ取り早いのですが、見出しの通りに「永谷園に迷彩柄」という強烈な組み合わせをした女性の写真が載せられています。この写真を見て、私は軽いカルチャーショックを覚えました。

 この女性の名は花澤香奈氏といって、間違いなく現在の女性声優界でナンバーワンの地位にある超人気声優です。私は「ファイナルファンタジー零式」というゲームで初めてこの人の声を聴きましたが、明らかにほかの声優と比べ群を抜いているというか一回聞いて、「何この声?」と、合成音声か何かなのかと一瞬疑いました。実際聴いてみればわかりますが美声が売りの声優界の中でも突き抜けた声の透き通りっぷりをしており、演技力も決して悪い方ではないですが、この生まれ持った声だけでも十分この仕事でトップ取れるだろうと感じ入ったほどです。

 とはいえ、明らかにファッションセンスがおかしいですこの人。もしかしたらセンスが突き抜けすぎてて私が理解できない水準なのではないかなとも疑いましたが、そこまで深く心配しなくてもいいような気もします。ただまぁこの人も出演作のリストを見ると一体いつどこで休んでいるのかと思うくらいここ数年引っ張りだこだし、なんかいろいろと思うところもあるのかもしれません。

  おまけ
 「せいゆうかい」と入力したら「政友会」と変換される辺りはさすがな気がします。

  おまけ2
 この前ちょっと勧めておいたら、名古屋に左遷されたうちの親父がこの花澤氏が出演している「サイコパス」というアニメを見ていました。親父曰く、面白かったそうです。