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2019年8月25日日曜日

氷河期世代にいつ、どうすればよかったのか

 頭痛いので短くまとめると、結局の所何しても無だったのではというのが私の結論です。
 最近また就職氷河期世代に対して社会支援が必要だと政府が動いてきたという報道がありましたが、すでに氷河期世代は40代に突入しており、これからなにか支援したところで果たしてどうなのかと世代的に該当する人からも指摘されていました。じゃあ逆に、いつ、どの段階でどういう支援策をやっていれば良かったのかという見地に立って見ましたが、たとえば今やっている政策を二十年前(2000年以前)にやってたらどうだったのかと言うと、結局意味なく終わったでしょう。

 そう考えるのも、結局雇用するのが企業だからです。企業側とのマッチングや職業訓練を施したとしても、当時の日系企業はリストラの真っ最中で新規雇用は愚か社員のクビを斬りまくっていた時期に当たり、それこそ即戦力な人材がいたとしても雇うのを見送る企業も少なくなかったでしょう。じゃあ景気が少し増しになった2005年頃にやってたらどうかとなれば、その時点で年齢的な足切りというか、どうせ雇うなら若い人間へと動くでしょう。第一、2005年頃も必ずしも内定率が良かったというわけじゃないし。

 もし仮に予算を無視していいのなら、三年くらいの期間雇用で政府や自治体が直接雇用するという政策をなるべく早くやっていた方が良かったのではないかと思います。やる業務としてはなるべく最先端のIT技術や現在不足の激しい電気工事など、雇ったはいいものの脱落者が絶えないような業種などで職業訓練兼雇用を公費で行い、三年後に自立してもらうようなイメージです。たとえこうした一時雇用をしたところで脱落者モデルし三年後に契約切れとなった後は企業に再就職できないものもいるでしょうが、それでも職業訓練を行うことでやらないよりかはやっておいたほうが死ぬ人間は少なく済んだ気がします。

 なんでこんなこと書いたのかと言うと、地味域になるのはリーマンショック直後の世代が今どうなっているのか気になるからです。第二の就職氷河期世代となっているのか、それなりに自立できているのか。前者であればどんな対策が必要なのかを含め少し考えてみたわけです。

2019年8月22日木曜日

GSOMIA破棄前夜の報道について

 何ていうかもう終わってしまった、DeNAのシーズンがと思うくらい負け続けて巨人おめでとうって感じです。まぁカープがもうちょっと頑張るかもしれませんが。

 また昨日からフライマンタを量産する作業(ゲームの「アクシズの脅威V」)を開始したことから今日はブログ書く気ないので、先程友人に問われて返信したSkypeのやりとりを公開します。なおその友人は私が「小錦LOVE」と三回呟いて、三回目でやっと反応してくれました。


友人、21:10
Gsomia、よく知らんが破棄刷るらしいな

21:10
小錦LOVE
ネットの反応見ても誰も予想出来なかったと書いてるな。
破棄しろとは言ったけど、本気で破棄するとは思わなかったという意見ばかりだ。
俺は昨日の外相会談で何も言及がなかったから、50:50くらいと見込んでたけど。
結論から言うと日本はノーダメージ。監視衛星が完備されているからミサイル発射の兆候は全部把握している。
むしろ日本の情報がもれなくなってプラスかもしれん。
あとは明日米国がどう反応するか。あとウォンがどれだけ下がるかが気になる。

友人、21:12
可能性が報道されてからはやかったな

21:12
むしろメディアは破棄しないという希望的観測が強すぎる。
昨日の外相会談で、もし韓国に継続する意思があるなら、
「日本は交換条件になにをするんだ?」くらいの要求があったはずだ。
仮にこの要求に日本が、ホワイト国に戻すと約束したらめっけもん。
何も対価を出さないと返事したら、「日本に協調する姿勢はない」と揶揄するアリバイが取れる。
これすらなかったから、ああ破棄するつもりだな、っていうかギリギリまで粘る時点でそのつもりだろうと見ていた。
むしろメディアの分析が弱すぎるだろう。
小錦LOVE

友人、21:19
3度目だからきくけどそれは何?


 日本側としても昨日の外相会談で何も触れられなかった時点である程度この事態を想定していたのではないかと思います。私個人が気になるのはメディアの反応で、やはり破棄するという可能性を完全に度外視していた節があり、この点はちょっとレベル低いなと見ています。

 あと一部でも報じられていますが、七月単月の訪日旅行者数は韓国人が減少したものの、全体としてはプラス成長を維持して単月としては過去最高となりました。フッカ材料三品目の輸出を制限して以降、訪日旅行者数への影響を気にする声が当初から出ていましたが、私個人としては現状、日本のホテルを始めとしたインバウンド体制はいっぱいいっぱいもいいところで、むしろ急激な成長を抑制しなければならないと考えていました。
 そういう意味では韓国人旅行者がこのタイミングで減ったのは日本の旅行業者にとってはむしろ一呼吸置くいいチャンスで、見方によってはプラスだと周りには話していました。もっとも当たるかどうか確証なかったからブログには書きませんでしたが、結果を見てやっぱりプラスだったと思えます。

2019年8月21日水曜日

個人情報を買うのではなく売ってはどうか?

 また例のリクルート内定辞退予測データですが、トヨタやホンダ以外にもYKKとか購入した企業の名前がちらほら出てきましたが、言われるまでは謝らないあたりはこれが格差社会とか思ってます。

 それで今日ふとこの個人情報売買について思ったのですが、トヨタやホンダは買うのではなく売ってはどうか、具体的には自社社員の個人情報を外部に売ってみたらどうかなとか思いました。具体的には

・各社員の自己都合退職予測
・各社員の昇進スピード予測
・各社員の年収情報
・各社員の被リストラ予測

 以上の情報を実名とともに販売したら、そこそこの値段でも買う人はいくらかいるんじゃないかと思います。それこそリクルートあたりは喜んで買ってくれるでしょう。収益アップにもつながるし、トヨタやホンダにはぜひ直接プレゼンに行きたいところですが、仮に行ったところで「ふざけるな!」と怒られるのがオチでしょう。

 でも、「ふざけるな!」って怒られるようなデータを買ったのはこいつらです。

 実名入りで内定辞退率予測データが売られ、買われた人たちのことを考えたら、上記データの取引を拒否するなんて、随分と独善的価値観だと思います。こんな売られてほしくない個人情報を本人の同意なく買って、閲覧して、報道があるまでしらばっくれて、報道されるや「迂闊だった」とだけしか言わないなんて、やっぱりどうかなと個人的には思います。最低でも、データを閲覧した各就活生個人には直接謝るのが筋だと私には思います。それをしないってんなら、最も受けに貪欲となって、上記データの一つや二つでも売ってみるか公開するかやれよと言ってみたいものです。

2019年8月20日火曜日

マリオカートでの壮絶な死に方

 なんかいつも暗いことばっか書いているような気がするので、たまには明るい内容を書こうかと思います。

 それは私が中学生だった頃の話です。友人の家に遊びに行って、既にプレイステーションの時代が来ているにも関わらずスーパーファミコンのゲームで遊び倒し、サッカーゲームの「エキサイトステージ95」で「鶴翼の陣」とか言ってゴール前のスイーパーを除き中央がぽっかり空いて、両サイドに選手を並び立てた陣形とか作ってよく遊んでました(全然使えないフォーメーションだったが)。
 このときよく遊んだゲームにマリオカートがあったのですが、その日は何気なくレインボーステージを選んで、私が負けることが多かったもののその日は割と競った展開になって、近距離で私が追いかけ続ける86モードが展開されてました。

 周回もある程度回ったところ、アイテムパネルからたまたまキノコダッシュを得ることが出来ました。レインボーステージはフェンスのないステージであることから、うまく相手の背後についてキノコダッシュで体当たりをかければ、一気に相手を奈落の底に落とせて逆転できるだろうという算段がすぐに立ちました。
 こうした魂胆を抱えながら友人のカートを追いかけ続け、もうこれ以上ないくらいいい感じに張り付けることに成功しました。後は外さないよう軸をしっかり合わせるだけで、こちらの意図を探られないよう直線のコースで慎重に相手の背後に寄せ、「曲がってくれ、俺のハチロク!」と、別に曲がるわけでもないけど心境的にはこんな藤原拓海な感じでアイテムボタンを押しました。押した瞬間、「勝った!」と思うくらいベストなタイミングでした。が、

「えっ?なに?(゜o゜;」

 友人は驚きのあまりに声を挙げたのですが、驚きつつもきちんとカートを操作し続け、コースを走り続けていました。一方、私は声を上げることも出来ず、手に持ったコントローラーがやけに重たいと感じていました。

「今の何?なんか後ろから飛んでってそのまま消えてったんだけど?

 友人の問いに対し、私は重い口を開いて説明しました。

「うんあのさ、後ろからキノコダッシュで君にぶつけて穴に落とそうとしたんだけど、ぶつかる直前にジャンプ板に当たってさ、そのまま君のカートの上を飛び越して奈落へ落ちる羽目となったんだ……」

 そう、私的にはタイミングも軸もバッチリのタイミングでキノコダッシュを仕掛けたのですが、ガチで友人のカートにぶつかる直前、その手前にあったジャンプ板に触れてしまったことでそのままハイジャンプへと突入し、何も知らずに走り続ける友人の真上を私が操作するカートが飛び越してそのまま暗闇の中へ消えていく羽目となりました。
 友人の画面から見れば、突然キノコダッシュの効果音とともに私のカートが猛烈な速度で後ろから頭上を飛び越し、そのまま消えていくというわけのわからない光景が展開されていたことになります。常人には理解出来ない世界、それがアンビリーバボーという展開でしょう。

 正直言って、自分も最初何が起きたのかわかりませんでした。それくらいジャンプ板にぶつかるのがギリギリでもわからないくらいで且つ友人のカートにぶつかる直前というタイミングであり、ハチロクの幻でも見ているような気分でした。っていうか穴に消えてった時点で、完全に戦意喪失しました。
 自分が知る限り、マリオカートで一番意味のわからない展開になったのはこのときのバトルです。

2019年8月19日月曜日

活字と現実のギャップ

 DMMの電子書籍が半額ポイントキャンペーンやってるので、本誌掲載時に既に読んでますが、十年以上前の文藝春秋で行われた半藤一利氏らの二次大戦時の反省対談本のリニュアール版「あの戦争になぜ負けたのか」を買って読み直してました。改めて思ったこととしては、大西瀧治郎の評価はなんか対談時と今とで少し揺れているようなということと、呉市海軍歴史科学館館長の戸高一成氏の増補コメントがやや気になりました。

 戸高氏が若かった頃、周りには海軍参謀本部に出勤していたというガチな上司に囲まれてれて戦時中のかなりディープな話とかもよく聞かされていたそうです。そんなある日、自分の上司(中島親孝)が本を出したので読んでみると、普段ボロクソに貶している元上官に対して軟らかく書かれており、「いつもと違うじゃん」と突っ込んだら、「そりゃ本には書けないよ」とニヤリと返事されたそうです。
 言われることごもっともというか、普段激しく罵倒する人間であっても公共の出版物ともなるとそこまで直接的には書けないものです。ただこの点について戸高氏は、他の軍関係者による戦争体験記などの本も同じ印象というか、現実とのズレを感じていたと言及しています。やはりどの人間も実際に体験した内容を活字に起こす際、ありのままに書くよりかは現実とのズレが微妙に生まれる傾向があると捉え、それ以降は活字と現実のギャップを意識してそういった書籍を読むように心がけるようになったそうです。

 この活字と現実のギャップですが、私自身も思い当たることがあります。よくこのブログについて主張が過激だとたまに指摘を受けますが、ブログには書かないもののプライベートでは、「視界入ったら必ず殺すと伝えておけ」とか、元同僚に対し「あの元上司に機会あったら必ず襲うからクビ洗って待っとけと花園が言ってたと伝えておいてください」などという発言をよくします。
 もっとも実際に襲撃かけることはほとんどないのですが、少し不思議なのは、誰も「口先ばっかじゃん(*´∀`)」っていうフォローを入れてくれません。友人の上海人も物騒な発言ばかりしているせいか、「いつかキミに殺されるような気がする(´・ω:;.:...」と最近言うようになりました。

 話は戻りますが、現実として上記のような傾向、具体的には現実よりも表現はソフトになる傾向というものは確実に存在すると思います。そういう意味で戸高氏の姿勢は理に適っていると思うのですが、恐らく意図してのことだと思いますが、上記の言及の後で戸高氏は特攻についても触れています。具体的には特攻を命じた人間はほぼみんな自分も後を追うと言いながらも、実際にそれを果たしたと言えるのは大西瀧治郎と宇垣纏くらいで、「戦後の復興に力を尽くすべきだった」と言ってのうのうと生きながらえた矛盾を指摘しています。
 この箇所と前半部の活字と現実のギャップを見比べていてふと感じたこととしては、特攻は皆志願して行われていたという戦後の言及は、どう取るべきかと感じました。

 これまでの研究から現実には特攻命令を拒否することは出来ず、意思確認書で拒否を付けながらも同意に書き換えられたなどと言った事例が確認されています。無論、実際に志願者もいたことは事実でしょうが、私が子供だった頃は特攻はほぼ志願者によって行われていたという説明が支配的なくらい強かった気がします。それは何故かと言うと、先程の活字フィルターによるギャップではないかという気がします。
 具体的には、有無を言わさず特攻を命じた人間たちが戦後になって、自らを擁護する目的で「強制ではなかった」、「皆立派に志願してくれた」というように書き残したせいではないかという考えがもたげました。自分が強制したという事実は隠した上で。立場や動機を考えると、むしろこのように事実を捻じ曲げた主張をすることのほうがむしろ自然であるでしょう。

 そう考えると、回顧録や随想録というのはやはり注意して読むべき資料と言えそうです。以前にも書きましたが、戦争リアルタイムの手記と戦後の手記では同一人物が書いたものでも内容が大きく異ることも珍しくはなく、やはり多かれ少なかれ時が経つに連れ自らを美化する傾向は必ずあります。そこをどう峻別するかが、学者としての力量は問われることでしょう。

 なおこのブログもそうした点を考慮して、敢えて昔の記事とかをそのまま残しています。将来的に使う人がいるかわかりませんが、事件発生当時に同時代の人間がどのように感じて見ていたのかを残す記録資料になればいいなとかたまに思ってます。


2019年8月18日日曜日

日韓外交の落とし所


 このところずっと悪化し続けている日韓外交関係ですが、一部の人間から安倍首相の外交方針について、「悪化させるだけ悪化させて、落とし所を用意していない」という批判が見られます。これは具体的にどういうことかと言うと、圧力をかけて相手に譲歩を促すとしたら、相手が受け入れられやすいポイント(落とし所)を用意して置かなければならないのに、そうした余地が全く見られずこのまま行ってもずっと悪化するだけで何の進展もない、というような見解だと思われます。ただ一方的に譲歩などを要求するだけでなく、こちらも「こうしてくれたらこうしてあげるよ」的な態度や提案が必要と言いたいのでしょう。
 私個人の見解では、もうそういう段階ではなく、このまま距離を置くのが何よりです。

 色々意見はあるでしょうが、昨年からの韓国の対日外交は日韓基本条約を根底から否定する行為以外の何物でもなく、慰安婦財団の一方的解散を含め、条約など外交的約束の拘束力はもはや期待できません。先日にも書きましたが、何故国家間で約束を結ぶのかと言うと、約束事を互いにきちんと履行することが前提になります。しかしあらゆる、それも根底的な約束事を果たさない相手に対しては約束を結ぶという行為自体が不毛であり、はっきり言えば結ばないほうがずっとマシでしょう。

 とは言え、貿易取引や人的交流を始め近距離にあることからこういった関わりを完全に排除することは出来ないし、そのような行為もするべきではありません。となればどうするかと言ったら、こうした最低限の交流に関しては向こうの出方に気をつけつつも最低限の範囲で付き合い、それ以外に関してはなるべく関わらないようにすることが無難です。三菱重工などへの徴用工賠償判決を考慮するとこうした経済交流も十分危ういこともあり、最低限の部分だけ付き合い、必要以上の部分に関しては徐々に距離をおいて、関わらないようにするほうが日韓にとってはいいのではないかとすら私には思います。

 特に距離を置くべき部分としては、やはり軍事協力面でしょう。レーザー照射問題とその後の韓国の対応を考えると、韓国との軍事協力はむしろ自衛隊や日本の国防を危険に晒す可能性があり、内心、機密情報遅漏にもつながるのではないかという懸念すらあります。米国の手前、勝手に日本で話をすすめるわけにも行きませんが、GSOMIAも韓国が破棄するならもうそれでいいんじゃないかという気がします。ミサイル情報の分析も、日本側の分析のほうがしっかりしていると聞きますし。

 その上で最初の日本外交への批判に戻すと、落とし所なんて最初から探していないのではないかというのが私の見方です。日本政府も基本的な外交条件の履行を韓国に求めていると言うよりかはもはや諦めに近いような感情を持っているように見え、国交断絶するわけには行かないまでもともかく韓国とは距離を置く、少なくともムンジェイン政権が終わるまではもうなるべく関わらないようにするような方針を取っているように見えます。そういう意味では落とし所云々言ってる時点でお門違いな気がして、こうした批判をする人に対しては何を持って交渉して落とそうとして言う構想があるのか、逆に聞きたいです。

奈良南部の闇


 山本昌と書かれていましたが山本昌以外の何物でもありませんでした。

彡(゚)(゚)「奈良県南部は現代の秘境?言い過ぎやろ」(´・ω・`)「これを見なさい」(ガハろぐ)

 以前にもこのブログで取り上げましたが、奈良南部の秘境ぶりについて議論がかわされている記事を見かけたので紹介しておきます。決して洒落や冗談ではなく、奈良南部はハンターハンターに出てくる暗黒大陸に負けないくらいの秘境が存在しており、上の記事では写真付きでそれがよく紹介されています。
 私も奈良市には住みたいけど、奈良南部に住めと言われたらちょっとどうしようか悩みます。なんか修行するのとかならいいのかもしれないけど。