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2019年11月21日木曜日

亜細亜大学野球部の闇

【野球】赤星「何億積まれても亜細亜大には戻りたくない」(ぶる速)

 知ってる人には早いですが、大学野球の名門と言ったら長嶋茂雄氏を排出した立教大学やハンカチ王子こと斎藤佑樹選手を排出した早稲田大学などが有名ですが、地味に大学リーグ戦の成績やプロ排出数でひときわ抜きん出ているのは亜細亜大です。その亜細亜大からは元阪神の赤星氏、元中日の井端氏、そして今や二代目大魔神と呼び声の高い横浜の山崎康晃選手など一級クラスのスター選手も多く出ているのですが、彼ら亜細亜大出身スターは大学時代についてみんな口を揃えて、「地獄だった」としか口にしません。
 実際に上記リンク先のまとめ記事に引用されているセリフを見ると、


1: 2019/11/19(火) 11:53:33.70 ID:IDQfkJkVa
赤星
「何億積まれても亜細亜大学に戻りたくない」
「あんな所だと最初からわかっていたら絶対入学しなかった」

井端
「亜細亜大学は地獄だった。 1・2年生は電車で座るのも禁止。ある日、前後の車両に先輩がいないのを確認して 『よっしゃー』と座ったら、 先輩が踏切に立って見張ってた」

東浜
「ある日寮から抜け出してコンビニに行ったら生田監督に見つかって部員全員に謝罪した。翌日坊主にして草むしりをした」

山崎康
「亜細亜大学で野球をしていて笑ったことは1度もなかった」

吉川尚
「高校3年の時に亜細亜大学の練習に参加した。 推薦が決まっていたが数日後内定を取り消し中京学院大を受験した」


 上記の各セリフもさることながら、何が一番凄いかって上のリンク先記事では入団前の山崎選手の写真がありますが、今の爽やかな姿からは想像もできないいかつい顔で、最初どこの鉄砲玉かと本気で思いました。またその練習や生活については以下の記事でより具体的にその地獄内容が書かれています。

赤星憲弘や山崎康晃が絶望したアジア大学野球部の地獄(アマ野球コレクション)

 このほかWikipediaをみると、ソフトバンクの東浜選手が編み出した亜細亜大出身者しか使わない「亜大ツーシーム」という変化球が存在するようで、東浜選手と大学時代に寮で同部屋だった薮田選手、山崎選手、九里選手が使ってるというわけのわからない絆があるようです。なお山崎選手は同ツーシームについて、東浜選手と九里選手の連続写真を机に貼って眺め続けて盗んだと述懐しています。
 っていうかこの四人が同部屋だったってのも色々おかしい。

 まぁネタ的に面白いというか、大学野球ってあまり見てませんが早慶とか以外にもこんなキャラの濃い学校があッたと知ってなんかマイブームになってます。一回この亜細亜大OBで、「母校訪問、そして……」みたいなイベントとかやってみたら面白そうなのに。

2019年11月18日月曜日

沢尻エリカの代役

 既に各所で報じられているように女優の沢尻エリカ氏が麻薬所持容疑で逮捕、完落ちし、NHKは鍋をひっくり返したような大混乱に陥っているそうです。話題はやっぱり大河ドラマの代役を誰にするかですが、この事件の報道を見てとっさに私はなろう系主人公のように、「ふむ、それでは逆張りして酒井法子氏でどうか?」と思いました。いやぶっちゃけ本当にこれやったらNHK見直すわ。

 ネットの掲示板を見ていると、スケジュールが空いてそうで演技力も高いということから、能年玲奈ことのん氏の待望論が強いように感じます。実際事務所独立騒動で干されて以降は大役を任されていないので、あったらあったで彼女にもいい話なんじゃないかなという気がします。
 このほか濃姫という役で選ぶんだったら、敢えて若手じゃなくて年季入った女優、大竹しのぶ氏とかでももういいんじゃねとか思ったりもしています。まぁこの人だとスケジュール空いてないだろうけど。

 それにしても今回ほど、「ああやっぱり」と思う麻薬絡みの逮捕事件は今までありません。ぶっちゃけ清原氏のときもやっぱりと私は思いましたが、今回ほどの納得感は得られませんでした。発言や素振りが明らかにおかしい人はやっぱりそういう理由があるんだなということでしょうが、友人からは来週出す記事の前後でこういうビッグニュースが出ると煽りを食らうだろうと、なんか妙な警告くらいました。まぁ実際、何もなく普通に読まれてくれればいいのですが。

2019年11月17日日曜日

中国語の動詞の見分け方の重要性

 最近自分語りが多いような気がするから、たまにはフラットな話題として中国語学習のポイントについて触れようと思います。なお前文を呼んで、「最近じゃなくいつもじゃん」とか思った人は私のことをよく理解してくれている人な気がします。

 さて単刀直入に結論から述べると、少なくとも日本人における中国語学習において最大の課題と言えるのは中級から上級への指導方法、テキストが極端に少ないという点にあると断言できます。初級から中級レベルの中国語学習テキスト(中国語検定4~3級、HSK1~4級)は非常に豊富であり、一般向け学習サービスもたくさんあるものの、こっから上に行くとなるとまずテキストが少なく、なおかつ指導方法もあまり確立されていないように見えます。
 それでも中国のドラマ見るのが好きだったり、私のように業務上で中国語使う必要ある人なんかは時間とともに上達していくのですが、日本国内にとどまっている人となるとなかなか中級からのステップアップが難しく、効果的な手段としては留学くらいしかないのが現状な気がします。

 その上で、私の場合は文章処理がメインということもあるので中国語の高難度な文章を読むテクニックをここでいくつか紹介すると、一番のポイントとしては「まず最初に動詞を見つけること」に尽きます。
 そんなの当たり前だろと思う人も多いでしょうがもう少し説明すると、中国語は言うまでもなく漢字ですべて構成されており、そのため動詞と名詞の区別が困難な言語に当たります。適当に拾ってきた文章で一例を用いると、

「动画动漫等行业迎来爆发式增长」

 上記文章には「增长」という言葉があり、これはそのまま「増加、増える」と訳されがちですが、実際には「成長」という意味です。「増加」と間違えるのは「增」という漢字の印象に引っ張られているだけで、明確な間違いです。なおひどい場合には常用漢字に直すだけで「増長」と訳す人もいますが、これだと完全に別の意味になります。
 話は戻りますが、「成長」と訳せる単語があるからこれが動詞だと思って、「動画アニメなどの業界が爆発的に成長するのを迎える」という風に訳す人もいるかも知れませんが、大きく間違いではないものの、これだと10%くらい少しずれた訳し方です。何故かというとこの文章の動詞は「增长」ではなく「迎来(迎える)」で、先程の「增长」は名詞として訳さなければならないからです。その為正しい訳は、「動画アニメなどの業界が爆発的成長を迎え……」という風になります。

 確かに「增长」という単語を「成長する」という動詞として扱うこともないわけではなく、むしろ結構な頻度で動詞として使われます。しかし上記の文章のように、普段動詞として使われる単語がそのままの形で動名詞(「~こと」)として出てくるパターンが中国語には多く、本来名詞として扱わなければならない単語を動詞として読んでしまって、全体の訳が崩れるパターンが多いです。
 それこそさっきの例文だと、「動画アニメなどの業界を迎え、爆発的に成長する」みたいに、動詞を二つつけて訳してしまうケースも散見されます。

 こうしたミスを避ける上で最も効果的なのは、最初に挙げた通り「その文章の中の動詞を見つける」ことです。同一対象に複数の動作を及ぼす(「調べ、分析する」みたいな)場合を除き、基本的に一文において動詞は一つだけです。そのため、まず何が動詞なのかをしっかり見つけ出し、その動詞を中心に前に名詞、後ろに目的語をつけてく具合に訳していくとミスが少なく訳せたりします。そのため読解、翻訳においては文章の腰に当たる動詞を特定することが重要だとよく周りにも言っています。

 その動詞の見分け方で敢えてもう一つポイントを挙げると、「并」という単語があります。これは接続詞なのですが、同じく接続詞の「和(及び)」と同一視して「及び」と訳されている事が多いですが、実際には順接として、「~し、」みたいに訳すとすんなり行きます。というのも「和」は「名詞+和+名詞」のように名詞同士を並列させるのに対し、「并」は「動詞+并+動詞」のように動詞同士を並列させます。
 そのため例えば「观看大熊猫幼仔,并拍摄视频」という文章だと、「パンダの赤ちゃんを観察するとともに、動画を撮影する」という風に訳せます。もっとも私はさっき書いたように「并」は順接の方が美しいと思うので、「パンダの赤ちゃんを観察し、動画を撮影する」と訳すでしょうが。

 この「并」という接続詞が実は動詞の特定で非常に役に立ち、さっきも書いたようにこの文字は動詞同士をつなぐ役割を果たすため、前後にある単語が確実に動詞であると特定できます。また基本的に「并」が使われるのは構造の複雑な複文であるため、複文文章構造を解き明かすのにもすごい使えます。先の例文だと「并」の直後に来ている「拍摄(撮影する)」が動詞と判断できます。
 なおこの単語も動名詞化することが多く、その際は「撮影」と訳します。

 問題は対となるもう一つの動詞の特定です。もっともここまで来ていたら文脈からすぐ「观看(観察する)」が対の動詞で、「大熊猫幼仔(パンダの赤ちゃん)」が目的語だとすぐ読めるでしょう。この例文はまだ状況がわかりやすい文章ですけど、法律や契約関係の文章だと状況がわからず、何のお金がどっちからどっちへどう動くのかとイメージしづらく、そういう際にこうした接続詞と動詞から主語や目的語を特定するやり方が効果を発揮したりします。

 もう一つこの動詞の特定がいかに中国語で重要であるかという理由を説明すると、中国語には漢字一文字の単語も珍しくありません。何が厄介なのかという、漢字二文字の単語1個を漢字一文字の単語2個にも読めてしまうことがあるからです。
 それこそさっきの「观看大熊猫幼仔」の「观看」も「观(観察する)」と「看(見る)」の二つの単語に分けて読むこともできます。その場合、「パンダを見る動物の赤ちゃんを観察する」という風に訳せないこともなく、意外とこうした単語の識別ミスでえらいことになるパターンが多いです。これを防ぐ上でも最初の段階で、「观看」二文字で一つの動詞と見分けなければなりません。

 以上のポイントは私が一定度中国語を学んだ状態で身につけた技術で、中級クラスの時はあまり意識していませんでした。そういう意味で上級クラスに踏み入る上で重要なテクニックとなりうると考え、ここで紹介することにしました。

2019年11月14日木曜日

10 years ago

 今日通勤中ふと、10年前の自分は何してたんだっけとか思いました。試しに十年前の今日このブログに書いた記事を見てみると、スーパーファミコンの「エキサイトステージ95」について熱く語っていました。近い日付ではPS3の「ガンダム戦記」のクソっぷりについても解説していて、なんかゲームレビュー記事が多いような気がします。

 話は戻りますが十年前の状況を軽く語ると、当時はまだ日本国内でサラリーマン、それも今とは全く関係のない物流関係の業務に携わっていました。新卒で入った会社で内定をくれた恩は感じてはいたもののやるべき仕事がまったくなく、一日中椅子に座って終わるだけということも珍しくない毎日で、当時も感じていましたがリアルに「髀肉の嘆」状態でした。
 挙げ句、その次の12月に会社側から頼まれて休日出勤してオフィスの引越を手伝うことになった際、恐らく本人も何もわからず無自覚に休日出勤する私と一緒に作業する同僚の批判を始めたある女性社員に抗議したところ騒ぎ出され、周囲がとりなすために私に対し向こうへ謝ってくれと言ったことから退職を決意しました。

 実際に年が明けてすぐに転職サイトに登録し、中国への海外転職に向けて動き始めています。もっともしばらくは本気で行けるのかなという不安もあったことから激しく行動しなかったものの、その後も同じ会社でやはり今考えても理不尽な目に遭わされ、会社に対する失望というよりは「このままここにいたら不要な責任を負わされるかもしれない」という危機感から転職先も決まらないうちに2010年の9月には退職し、中国へ渡ることとしました。

 改めて当時を振り返ると、「自分の才能の無駄遣い」という印象が強いです。このブログではJBpressの連載を始めとした執筆関連活動ばかり書いていますが、実際の私の企業内における能力については事務処理能力が際立っており、以前にデータ入力処理作業を任された友人からは「細かなミスが多いけど処理速度が桁違い」と言われましたが、実際どの会社に行っても文書はデータの処理作業、並びにそういったものの管理運用作業が周りと比べ異次元レベルで早かったりしていて、本来の業務作業能力以上に評価される事が多いです。
 今いる会社でも本来の業務は別なのに、最近はむしろ事務関連管理作業を頼まれることが多く、この前もある同僚から、「ネットでの情報収集作業は花園さんが強いと聞いたので……」と言われ、特定トピックの情報収集作業をやりました。はっきり言って自分の専門分野でない情報の収集だったのでこれでいいのかなと思いながらまとめて出したところ、割と向こうの意にかなってたようで「さすが(゜o゜;」と言われました。

 何がいいたいのかというと、そりゃ自分としては元記者とあって取材力や文章作成能力が一番評価されたいという欲求はあるものの、実際に会社の中で私が最も評価されるのは事務関連作業全般だったりします。私自身も周りと比べた場合は目立つくらい自分がこの方面に強いという自覚もあり、役に立てるのならこの能力を存分に活かしたいとは思っていますが、逆を言えば今までなんでこれだけどこでも必要とされ応用もききやすい能力を持っているのに、日本国内では一切評価されなかったのか、発揮できなかったのかが不思議でなりません。
 少なくとも単純な事務処理作業、それこそデータ入力作業で自分の右に出る人間はまずお目にかかれないと断言できるのですが、日本国内ではそうした作業が恒常的に割り振られることはほとんどなく、ある意味メインとなる技能の文書作成力も新聞社以外ではどこも評価していなかったでしょう。どっちの能力も、かなりわかりやすい面だと思うのですが。

 それらを振り返って出てきたのが最初の「自分の才能の無駄遣い」で、私自身がある程度自覚して実際にアピールもしていたのに、何故か日本国内では誰も私の才能と能力を使うこともなく、逆に無意味としか思えない作業や面倒事に私を巻き込むだけでした。そういう意味では早くに日本を出てこっちに渡ってきて正解であったでしょう。
 なおこの私の才能がこれまで活かされなかったことについては、どうも周りから私は「不器用なタイプ」と誤解されやすいことが原因ではないかと自他共に考えられています。実際、企業業務において私は比較的器用な方で、溶接から切断、マクロの組立からデータベース作成までこなせるのですが。

 このように考えると、10年前は失うものなぞ何もないとばかりに中国来ましたが、実際は自分の才能を埋もれさせるか否かの瀬戸際であったように思え、改めてそう考えると寒気が走ります。
 それにしても今の年齢になってみると、二十代そこそこの若造が何も持たずにいきなり中国来て働こうとするなんて、その勇気には感心するも若干呆れるような感傷も覚えます。気がついたら中国滞在は累計10年近くに及んで周りからベテラン扱いされるような年となりましたが、滞在歴なんて1年と3年では大きな差があるものの、3年と10年ではそんな大した差はないと考えており、無駄に長くいるだけと自分では考えています。それ以上に、平日普通にフルタイムで働きながら、未だ2週間に1回のペースでJBpressのコラム連載を継続する体力のほうが我ながらすごいと思います。

2019年11月13日水曜日

桜を見る会への批判について

桜を見る会中止 首相「私の判断」 「国会で説明を」の問いには答えず(毎日新聞)

 これまであまり言及しませんでしたが例の桜を見る会に対し、野党が連日批判を繰り返し、且つメディアがそれを報道し続けることに疑問を感じていました。何故疑問を感じていたのかというと、批判に対するトーンがやや強すぎるというか感情的に見え、批判すること自体は別としてここまで大騒ぎすることかという風に見ていました。

 仮に私がこの件で批判をするならば、公費を使った宴会であるのに参加者の選定がやや恣意的になりやすい傾向があるから、公平を期すために来年からは中止にしたらどうかという具合で行きます。これに抵抗するとしたら参加者をきちんと公平に選び、利権とかにつながらないようにしなければガバナンス面で問題があると付け加えるでしょう。
 然るに野党の批判とかを見ていると、これまでの参加者に誰が選ばれていたのかばかりやり玉に挙げ、なんとなく安倍首相周辺の個人批判をするための材料としか使っておらず、公平性、そして何よりも今後この会の扱いをどうするかについては言及が少なかったように思えました。

 また上記点のほか、自分が一番気になったのはなんでこの程度の問題でこんなにも大騒ぎしているのかという点です。この程度と言ったら変に反応する人もいるかも知れませんが、花見の宴会程度に費消する公費なんてたかが知れています。また花見に誘われたからと言ってものすごい恩義に感じる人もそんないるとは思えず、相手に対する影響力もそこまで発揮するかと言ったらまず発揮しないと断言できます。
 であれば、少なくとも公費の無駄遣い的な話をするならばもっと大きな問題とかにどうして切り込まないのか。批判するならするで、何故こんな小さな問題に全力を傾けるのに、本当にメスを入れるべき問題を無視するのかという点で野党、メディアともに激しく疑問に感じました。

国保料引き上げの真犯人、「ムダな医療費」を貪る人々の正体(ダイヤモンド)

 一例を上げると、上記記事にまとめられている精神疾患医療に対する公費支出に対しては私もかねてから疑問に感じていました。記事中でも「日本人は精神疾患にかかりやすく重症化しやすい」と書かれてある通り、治療費と入院期間が世界的にも桁外れに高く、実際に過去に深刻な疾患でないにもかかわらず入院処置を取り、保険料を国からせしめる病院がいくつも出ています。
 ただでさえ日本の財政は火の車であり、医療費に関しても今後の高齢化とともに急増することがほぼ確実な分野で、費用が急増することは仕方ないにしてもその急増の中に無駄がないかについて今だからこそ検証が必要な時でしょう。にもかかわらず花見一つでこれだけ長く大騒ぎしているというのは、呆れるを通り越してこの程度の水準かとつくづく思えてきます。

2019年11月11日月曜日

メガネフレームによる頭痛、失調、疲れ

また韓国人がいやがる!実は激しかった中国人の嫌韓(JBpress)

 本題と関係ないですが一応今日配信された記事なので紹介しておきます。元々、この記事は出すつもりではなかったものの韓国関連記事のフィーバータイム中なので、日本帰国時に編集部に「こういうネタもあるにはあるけど」と紹介したところ、ぜひ書いてほしいと言われたので書いただけです。アクセスもよくヤフコメも非常に伸びていますが、上記のような背景からあまり思い入れはなく、同じく今日配信された藤岡氏の「特報! 関西電力の調査委員長が積水ハウスでも暗躍」の記事のほうが読むべき価値が高いのにと思えてなりません。
 敢えて内容に一点だけ述べると、一番伝えたかった内容は「日本人客は『お触りが多いけど、お金をきちんと払ってくれるのでまだ許せる』」という下りです。前々から他の人にも聞かせてやりたいと思っていた下りで、「時は来た……」とばかりにうまく放出できてまじ嬉しいです。なおこの話を中国人女性から聞いた際、周りには他にも日本人男性がいましたが誰一人笑うことはなく、「まぁそうだろうな」とウンウン頷く程度の反応でした。そしてその中には、嫌がられずにうまくお触りする方法をよく熱弁するおじさんも含まれていました。

 話は本題ですが先々週末に自転車からダイブして怪我を負った私ですが、この際にまだ買ってから二週間も経ってなかった眼鏡を少しぶつけ、レンズは傷つかなかったもののフレーム右側に少し擦ったような痕がついていました。機能的には問題なく、また擦った痕も数日経って初めて気づくくらい小さなものだったのは良かったのですが、ぶつけた瞬間に眼鏡の鼻当て部に少し衝撃が伝わったのか、この部分がやや曲がってしまいました。
 曲がったものはしょうがないと思って自宅で私自ら鼻当て部を捻じ曲げて調整しましたが、これが結果的にはあまり良くありませんでした。それからしばらくして視界のバランスが目に見えて悪くなり、平日の仕事中も画面に向かって作業していて少し首を動かそうとしたらリアルに「ビキッ」って音が聞こえるような痛みが側頭部から首筋にかけて走るようになり、「もしかして転んだ時に神経傷つけたのでは?」と、少し心配になる症状を起こしてました。

 薄々、自分で調節したメガネフレームが合っていないのではとわかっており、あれこれまた捻じ曲げ直したりして調節していましたがこれがなかなか合わず終いにはメガネを掛けるだけで眼球が固まるというかストレスを感じて硬直するようになり、それに合わせて視界もどんどん合わなくなっていきました。
 もうこりゃ自分の手に負えないと思ってようやく今日眼鏡屋(Zoff)に行ってフレーム調整を頼んだたら非常にぱっぱとやってもらい、自分が気になっていた曲がり具合の箇所も何も言わずにきちんと直してくれて、ご機嫌な感じにしてくれました。

 具体的にいうと、左側の鼻当てがどうも根っこのところからやや右側に湾曲していたように思え、これのおかげで右目にかかるレンズの角度がおかしくなっていた気がします。最初しばらくはまだ気にせずいられたものの、日が経つにつれて前述の通り日常生活でも調子がおかしくなってきたので、やっぱメガネフレームでマジ大事だなと感じました。

 また転倒から一週間経ち、これ以外の怪我についても概ね回復しました。切った左耳の付け根はこのまま切れたまんまで、「あの千切れた左耳……奴は上海の花園だな」などとトレードマーク化することも危惧していましたが、ほっといたらかさぶたできてきちんとくっつきました。
 同様に強打して最初は動かすと痛かった右肩も、転倒から三日目くらいで動かす分には痛みはなく、寧ろ表面にできたかさぶたが服にこすれるのが痛かっただけで、今じゃかさぶたも剥がれて何も痛みなく動かせます。ただ割と肩に筋肉ついている自分だから皮膚を傷つけただけで済んだけど、下手すれば確かに骨とかに影響出てたような転倒だったと今は思います。

 まとめると、事故後一週間を経てようやくあらゆるバッドステータスが完治した気分です。今日出た記事よりも次回はもっとずっと大きくて内容のある記事ネタ取り扱うだけに、調子のいい状態に持ってこれたのは幸いです。

2019年11月9日土曜日

広告業に見る日本の金の循環

 大分書くまでに時間かかってしまいましたが、日本滞在中にテレビCMを見ていて感じたこととして、ネット関連企業、特にスマホゲーム関連のCMが多いなと感じました。
 他の人はどうだか知りませんが、「広告にお金かけれる→業界的に好景気」という図式をかねてから私は持っており、毎回日本に変える度にどの業界のテレビCMが多いのか常にチェックしています。一例を上げると2000年代前半のグレーゾーン金利が廃止されるまでは圧倒的にサラ金屋のCMが多く、その後の2010年前後は家電エコポイントの余波を買って家電メーカーのCMが極端に多い時代でした。

 ただ、昨今はテレビCMに対しスポンサー側も「お金をかけたほど効果が出ない」ということを認知し始め、費用対効果がはっきりとしたデータとして出てくるネット広告に力を入れるようになってきています。実際、ネット広告の表示技術も上がってきていることから最近はごく普通のブログとか見ていても、以前のポップアップ広告のような不快なものは減りながら、表示される広告数は増えてきている気がします。特にスマホ向けサイトの広告表示は微に入り細に入るようになってきており、2012年にアドウェイズに取材したときに「もうスマホ向け広告抜きには考えられない」と言われて当時ポカーンと聞いてたのを恥ずかしく思うくらいです。

 話は戻りますが、テレビCMもそうですがネット広告でも、単に私が漫画やゲーム関係のサイトに入り浸っているせいかもしれませんが、ネットゲーム関連広告がやたら多く見るような気がします。ちなみに会社のパソコンでは無駄に新規PCと奈良の物件サイトばかり見ているため、パソコンメーカーと奈良の不動産情報サイトの広告ばかり見ます。
 前置きが少し長くなりましたが何が言いたいのかというと、なんとなく金の流れがネットを中心にしながらネット関連業界内で完結しているような気がしました。具体的には、

ゲームなどネットサービス企業→ネット広告企業→ウェブサイト運営企業→消費者→ネットサービス企業

 こんな具合に、「ウェブサイト運営企業」は外れてくることもあるでしょうが、消費者を含む金の流れがこんな具合にネット内での完結が前より激しくなっている気がします。もっともこのサイクルが拡大するにつれて、通信量で儲けるドコモをはじめとする通信キャリアの儲けも大きくなる外部周辺効果ももちろんありますが。

 無論、情報やサービスの流れがネットを中心となることは自然の流れですが、逆を言えばネットに係れない業者は、実態としては社会に必要とされつつ需要もあるもののの、金の流れによる影響を今後受けてくるかもしれません。その上で、広告を主体とするマスコミなどの業界は、今後ネットに対する「従化」がより激しくなるでしょう。ネット業者がなければまともな商売にならなくなり、且つスポンサーも物やサービスによっては、広告業者を介さず自ら直接CM番組を作ってYoutubeなどで流したり自社展開することも考えられ、広告代理店は今ただでさえ厳しいですが今後はもっとさらに厳しくなると予想します。