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2013年9月5日木曜日

格差問題の後の共産党

 かなーり昔、具体的には2008年にこのブログで書いた記事で、「格差社会に対する問題意識が広がる中で蟹工船がブーム、そして共産党へ入党する若者が増えている」というニュースを取り上げました。あれからもう5年も経って自分もいろんな意味で人生に疲れたりもしているのですが、共産党の変化に対してちょっと書いてみようかなという気になりました。

 今日も忙しいのでまた短くまとめますが、5年前の共産党の入党ブームはやはり一時的なものだったようで、その後共産党の党員数が拡大を続けているという報道は見当たりません。ただ共産党への支持という意味ではこの5年間で確かに高まっているということは言えるように思え、先の選挙においても社民党がもはや政党として存続できなくなったり、民主党が内部崩壊しているのに対し、大幅な議員の減少もなければ確固たる野党として存続を続けております。

 言ってしまえば格差是正を訴えるという意味では社民党も共産党も同じスタイルです。にもかかわらず何故両者にこれほど差が出てきたのかいろいろ考えることが出来ますが、一番大きな差だったのは社民党が場当たり的な行動が多く古参の支持層を失っていったのに対し、共産党は古参の支持層が離れない程度に野党のスタイルを保ったことが大きかったように思えます。もっとも、だからと言って共産党が政党として優れているかはまた別問題ではあり、私自身としては野党としては現在ある政党の中で一番マシかもしれないけど、政権は取ってはならないなと見ています。

 調子が悪いのが続いてて文章もノリが悪いですが、今のところ共産党への支持は格差問題から広がっているというわけではなく、与党である自民党に反感を持つ層の受け皿となるのがここしかなかったからというのが最も大きな理由でしょう。逆に言えばほかの野党は受け皿になることも出来ないほど未熟ってことですが、昨日も書いたように社会主義、共産主義自体がどことなく、反逆思想の高い人間と相性がいい。特に大きな理由はないけど何かと目立つ存在が憎い、っていうような人と相性がいいように思え、どれだけ弾圧したって案外なくならずに細々とやっていくかもしれません。

 ただなんというか、本当に疲れているのかまた変なことを書いていきますが、やっぱり世の中にはそういうマイノリティを受け入れる組織なり団体なりが必要なんじゃないかとこの頃よく思います。暴力団は論外で叩き潰すべきだという立場をとりますが、ちょっと反逆思考というかアンチセントらリズムを気取る集団がないと世の中回ってかないように思えます。自分がそういう人間の一人であるだけに、強く強く感じます。

2 件のコメント:

上海忍者 さんのコメント...

キミは共産党グループに入れば如何でしょうか?

花園祐 さんのコメント...

 日本?中国?どっちの共産党?