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2015年12月4日金曜日

ある警備犬の逝去に触れて

<警備犬>レスター号死ぬ 中越地震で男児突き止め(毎日新聞)

 小さなニュースですがどうしても取り上げたいと感じるニュースなのでこのブログで取り上げることにします。詳細はリンク先の記事に書いておりますが警備犬として災害救助の現場で活躍したレスター号が本日、都内の警察犬訓練所にて老衰で亡くなったそうです。このレスター号ですが2004年の新潟県中越地震時にも出動しており、その際には土中に埋まった車を発見して災害発生から92時間後に2歳児が救出されるという奇跡に導いています。
 少し話が脱線しますがこの時の救出は非常に印象的で私もよく覚えており、その車には母、姉、弟の家族三人が乗っていたのですが母と姉は地震発生直後に即死していたものの、土中に埋まったまま食べ物も何もない中で実に四日以上も2歳児の男の子は一人で生き残り続けました。通常であれば栄養状態の悪化、または不安から発狂するなどといったことも考えられる状況でっただけに、まさしく奇跡のような救出であったと思います。

 話はレスター号に戻りますが、人が他県中越地震後も警備犬として活躍し続け、なんと四川大地震の際にも出動していたそうです。そして2011年に引退した後、救出へとつなげた男の子から手紙をもらったりなどつつがない余生を送っていたと報じられています。
 小さなニュースと言えばそれまでですが、人の命をたくさん救ってくれた犬について触れる人間が多少はいてもいいと思え、このブログにも書き残すこととしました。

1 件のコメント:

上海忍者 さんのコメント...

警備猫は可能でしょうか?