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2017年6月12日月曜日

根本的にいじめをなくす方法

 「うみねこのなく頃に」の漫画版エピソード5~8、計30冊を読破しました。個人的にはエピソード8の6巻に出てくるサヨトリーチェの姿が一番美しいと感じたけど、ほかの部分は一気読みならまだしも連載や単行本を追っかけていたらグダグダした展開に音を上げてたかも。

 最近自分でも本業が何なのかわからなくなってきていますがまだやり残した仕事があるのでまたすぐに書ける内容ですが、大分以前に私は日本の教育現場からいじめはなくならない、何故なら誰も発生頻度や地域に発生しやすい環境についてきちんと統計を取って調べることはおろか印象論だけのいじめ対策しか出さないからだと指摘しました。我ながらいいところをついているというか、現時点においても地域別、学校別いじめ発生件数の統計がほとんど出回っていない状況を見ると間違った指摘ではないと自負しています。
 そんな自分に言わせると、日本のいじめ問題は「ある仕組み」を利用することで一瞬で根本的にかつ完全に排除できるのではないのかなという案が一つだけあります。長く書くつもりないので(「うみねこ」については書いたが)単刀直入に言えば、いじめを行ったと認定された生徒の内申点は大きく減点されるという制度にすれば一発で万事解決行くのではと主張したいです。

 こんなことを書いていますが私は中学から私立校だったためいまいち中学校の内申点についてきちんと理解してないのですが、やはり公立中学出身者から話を聞くとその威力は絶大で、生徒らの常に気にしていたと話すなど意識も非常に高いと感じました。実際これは千葉県の一地域における話ですが、公立高校受験時において仮に内申点がほぼ満点だった場合、受験テストにおいてほぼ半分の点をはじめから取得しているという状態になると聞きます。無論成績のいい生徒は内申点も高い方が多いと思いますが、それでもこのハンデはあるとないとでは受験で大きく変わってきます。
 あまり大人は意識しませんが、子供というのは基本的に「打算」で行動する傾向が非常に強く、何をすると自分が特になるのか損得勘定がその行動を大いに左右します。実際に上記の内申点についても比較的教師の成績裁量権が強い美術や書道や家庭科などの科目においていい評定をもらおうと媚びていたという人間にも会ったことがあり、いじめをしたら内申点が大きく下がる、具体的には半減化するという処置をつけると言ったら大半の中学生は震え上がり、いじめと疑われるような行動すら避けるのではないかなと勝手に考えています。

 もっともこの意見に対する反論はいくらでも作れるし実際に私からいくつか述べると、中学校はそれでよくても小学校と高校の場合ではどうなのかというのがあります。小学校に関してはそこは教育現場でどうにかしてもらうしかないですが、やはりいじめ認知件数が最も高まるのは中学校の現場であるため、この時期に楔を打ち込むという意味では上記案は悪くないのではないかと考えます。この間に楔を打ち込んでおけば高校時代の行動にも影響すると思えますし。
 また高校でのいじめに関しては、果たしてそこまで対策を行う必要があるのかなという疑念が少しあります。高校生ともなれば自ら逃げることも可能な年齢と思え、災いをただ受けるだけで避けようとしないのであればどの道といったところでしょう。まぁその点については、日本の教育はストレスの堪え方ばかり教えて避け方や流し方をあまり教えないので求めるのはやや酷かなという気もしますが。

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