そんなあんまん食べながら、いま火のついたキャンドルをテーブルの上において眺めています。なんでそんな一人で無駄にロマンチックなことをしているのかというと、単純にキャンドルが余ったからです。ではキャンドル、っていうかろうそくを何に使ったのかというと、床板の穴埋めだったりします。
日本の家屋ではまずないと思いますが、中国の家屋ではピース状にはめられた床板のパネル同士に隙間があるのはごく自然なことです。どれもこれも隙間があるってわけじゃないですが、大体窓際とか壁際になるとはめてきた床板の寸法が微妙に合わなくなって、ちょっと隙間あるけどまあいいか的にそのまま内装工事を終えられているのだと思います。これまで私が住んできた中国の部屋では、隙間なく埋められたフローリングなんて見たことないです。
そんな隙間に何故ろうそくということになりますが、単純に蝋を溶かして隙間を埋めるのに使うからです。本音で言えばシーリング材なり使って埋めたいところですがさすがに賃貸の部屋でそこまでやると色々面倒です。なので隙間を長期的に埋められ、且つ退去時にすぐ元通りにできる方法はないかと数年前に思案した結果、「せや、ろうそくで埋めりゃええやん!(σ・∀・)σゲッツ!!」という結論に至り、ダイソーでろうそく買ってきてマジで埋めました。
この時のろうそく効果は結構素晴らしく、その後長期にわたり無駄な隙間に物を落として挟むことはありませんでした。自分の生活の中ではプラモ部品を隙間に落とすことが多かっただけに、これが亡くなっただけでも大助かりでした。あと地味に虫も隙間から発生することあったな。
そんなろうそく穴埋めも何年も経ち、一部個所が劣化してはがれたりとか、まだ埋めきってない箇所を発見したこともあり、先月に数年ぶりにまたダイソーからろうそく買ってきて、火をつけてぽたぽたと蝋を落として穴埋め作業をやってました。数年ぶりとはいえ二度目の作業とあってかなり手順よく、前回以上にカチッとした固め具合でまた隙間を埋めてやりました。
でもって埋めた後、数年前に購入したろうそくが家の棚の奥にまだ眠っていたことに気が付きました。
そんなわけで今回買ったけど使い切らなかったろうそくがマジ余っており、そのまま捨てるともったいない神様に怒られそうなので、無駄にムーディな雰囲気づくりとばかりに今燃やしています。こういう火はほんのちょっとしたことで延焼したりすることもあるのでむしろ使いたくないですが、まぁしっかりちゅいしながらやればいいだろう的に使っています。
以上の床板の隙間埋めですが、私以外にも悩んでいる人が多いのかECサイトのタオパオを見ると「簡単一瞬で穴埋め!」みたいなキャッチコピーとともにシーリング材がたくさん売られています。私自身もろうそくが一番手軽でいいけどほかになにかいい感じのシーリング材ないかなと探していたところ、日本語で「すきま接着剤」と書かれた商品が何故か中国で売られていることに気が付きました。でもって、トイレや台所の隙間に使えると書かれており、マジでこの方面でも対策が必要と前から考えていたので先日購入してみました。
届いた商品を見ると、「委託企業:日本羽田株式会社」と書かれており、恐らく日系企業が中国メーカーにOEMで生産させ、中国国内でも流通させている商品なのだと思います。それでこの商品でどこの隙間を埋めたかったのかというと、トイレと床の間の隙間です。
これもこのブログで過去に何度も書いていますが、中国ではトイレの接地面から水が漏れるのは日常茶飯事です。また普段はもれなくても、大雨とかで配管内の流水量が増えると漏れたりするケースもあり、今の自分の部屋もそうでした。
無論、これまで何も対策してこなかったわけじゃなく、接着面が分厚く残る接着剤を使っては何度も埋めてきました。しかし接着剤では劣化が早く、漏水を止めたかと思いきや数年たつとはがれてまた漏水起こしたりするし、また見た目的にも接着剤だとやや良くありませんでした。
そこで前からこの手のシーリング材をマジで熱望しており、床板と違ってトイレだったら大家に対してむしろ施工してやって感謝しろとはっきり言えるので、こっちの方では何も迷わず今回このシーリング材を使ってみました。そもそも頻繁ではないので漏水をこれで防げるようになったかはまだ経過観察が必要ですが、見た目的には白くてカピカピした接着剤と比べれば純白、というか象牙色したシーリング材は悪くなく、またプラモで鍛えた手先を活用して付属のへら使って割ときれいに設置面に沿って塗れたのでかなり満足しています。少なくとも、以前の接着剤の時のように深淵を覗くかのような黒い穴は全く見られないほど埋めることができ、漏水対策としてもかなり期待できます。
こんな感じで、恐らく中国に来なければまず体験することのなかったDIY工事を自分は中国来てたくさんやる羽目となっています。前には壁紙も貼ったし。
こうしたDIYをやってて思うこととしては、内装屋さんは本当に偉大だなぁという敬意です。やってみなければどれだけこれらの作業が難しいかはまず知ることなかったでしょうし、日本国内であれだけきれいな内装を当たり前のようにこなす職人にはリスペクトしかありません。ってかあんだけきれいにやれるんならプラモとか作らせたらどんな感じなんだろうか。
ちなみに今日はF-22ラプターのプラモを作っていたほか、裾がほつれかけていた布団カバーに補強とばかりに縫い直したりしていました。なんか指先使うことの多い一日だったな(´・ω・)
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