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2009年9月14日月曜日

北京留学記~コラム1、面白い漢字の中国語

 ちょっと今回は話を横道にそらし、私が留学中に「えっ?」と思ったいくつかの中国語を紹介します。
 中国と日本は言うまでもなく同じ漢字を用いる漢字文化圏の国同士で、「双方」とか「努力」などお互いに同じ意味と理解することのできる言葉を共有しているのですが、中には日本語と中国語の意味が全く変わってしまう言葉も少なくありません。また外来語をカタカナで表す日本語に対してあくまで中国語は漢字の直球一筋なため、それこそ日本人からすれば「ちょっと、無理な当て字なんじゃないの?(゚Д゚;」と思わせられる表現も数多くあります。

 そんな前置きを踏まえた上で、早速ご覧下さい。


・聖誕老人=サンタクロース
 私のルームメイトも言っていましたが、キリストとサンタは本来関係ないはずなのですが一緒に言葉にされてしまってます。

・情人節=バレンタインデー
 日本人も中国人もバレンタインデーに小売業者によって踊らされているのは一緒ですが、この記念日の由来となったキリスト教の「聖者バレンタイン」の名前くらいは忘れずに入れといてあげなよと思いました。

・露骨的色情電影=ハードコアポルノ
 辞書をめくっていたらある日突然発見しました。これに限るわけじゃありませんが、中国語だと日本人からすれば表現が非常に露骨に感じてしまいます。

・口袋怪物=ポケットモンスター
 なんとなく意味はわかりますが、少し違う気がした表現です。

・楽天=ロッテ
 中国のスーパーでは日本同様にロッテのお菓子が売っているのですが、面白い事にロッテの中国語におけるブランド名は「楽天」になっています。なお発音は「ルーティエン」といいまして、面白いから当時に放映していた「トリビアの泉」にこの事実を投稿したものの採用されることはありませんでした。

・活力門=ライブドア
 私の留学中に「ホリエモン逮捕事件」が起きて当時の新聞に何度もこの表現が載りましたが、意訳的にも発音的にもなかなか見事な表現です。なお発音は「フゥオリィーメン」というような感じです。

・ホンロンロン=雷の擬音、日本の「ゴロゴロゴロッ」
 これを教科書で見たとき、中国人の耳は何かがおかしいのではないかと思いました。

・卡拉OK=カラオケ
 いろんな意味でかなり無理があると感じる表現です。なんでこんな風になったのか私の勝手な予想を書くと、実は北京語には短母音である「オ」、「オー」に相当する発音の漢字がほぼ全くなく、日本語における「オ」という発音をする際には「ァオ」というような発音をしています。この前の北京オリンピックも中国語のアルファベットで書くと、「Ao Ling Pⅰ Ke」という風になり、窮余の策とばかりにカラオケはこんな表現になったと思います。

・冷血動物=爬虫類
 変温動物だからこんな表現にしたんだろうけど、最初見たときは何かの小説の題かと思いました。

・勉強=強制する
 言われてみると、漢字の意味的にはこっちの方がしっくりきます。日本人は中国語のこの意味をわかってて「勉強」という表現を使っているのではないかと感心させられた表現です。ちなみに、中国語で日本語の「勉強」の意味を持つ表現は「学習」だけです。

・手紙=トイレットペーパー

 日本語と中国語で意味が変わってしまう漢字の代表格です。

 このようにいろいろあって非常に面白く、特に外来語は意味から漢字をつけるか、音から漢字をつけるかで大きく表現が変わってくるので海外ブランド名などはなかなかに必見です。
 そういった海外ブランド名のうち、中でも女子留学生陣に人気だったのは以下の二つのブランドです。左側が中国語の発音で、右側が日本語でのブランド名です。

・クーツー=グッチ
・ルゥウェイタン=ルイ・ヴィトン

 あまり日本も人のこと言えませんが、恐らくこの発音だと現地の人は理解してくれないでしょう。それにしても、どうしてヴィトンが「ルゥウェイタン」になったのか非常に気になります(;゚ Д゚)。

北京留学記~その十一、留学中の生活習慣

 現在の生活でもそうですが、生活にメリハリをつけるために私は平日でもある程度決められた習慣を留学中にも設けて実行していました。留学中に自らに課した習慣の中で一番代表的なのは二日ごとのランニングで、どんなに寒かろうと暑かろうと、二日に一度は大学構内にあるグラウンドでランニングを行い、ランニング後の夕食を食べた後にこれまた習慣にしていたシャワーを浴びていました。

 もしかしたらこんなことを書くと少し汚いと思われるかもしれませんが、私は留学中、二日に一回のペースでシャワーを浴びていました。北京はもともと乾燥気候なためそれほど汗もかかなず、現地の中国人学生には一週間に一回しか浴びないという人もいると聞いており、郷に入らば郷に従えとばかりにシャワーを毎日入ることをまず真っ先に止めました。すると不思議なもので、大体留学してから三ヶ月もするとその二日に一回のシャワーすら面倒に思うようになってきたので、汗をかいたら必ず入るようにと敢えてランニングと日程を合わせました。なお、日本に帰ってきてからはちゃんと毎日風呂に入っていますよ。

2009年9月13日日曜日

竹中平蔵氏の再登板の是非

 去年のリーマンショック以降から不振が続く米国金融業会にもかかわらず、業界最大手のゴールドマンサックスは去年でこそ赤字を計上したものの、今年は現在まで黒字続きで早くも経営陣へのボーナスが大きな目玉となっております。
 この報道を受けて私は、いくらゴールドマンサックスとはいえ果たしてこれほど短期で経営を回復させられるのかと文字通りいぶかしんだのですが、案の定というか今月の文芸春秋に掲載された、神谷秀樹氏による「ウォール街、強欲資本主義は死なず」という題の記事を読んでようやく合点がつきました。

 この記事によると、ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーは一部破綻した米国金融機関の債務整理などを米国政府から請負い、総額で数十億ドル以上の手数料が税金から支払われることとなっていたそうです。いわば政府が彼ら金融機関に対して直接現金を振り込むことで彼らを救済していたというだけで、実態的には経営の改善はまだ未知数だったということです。
 またこの債務整理を依頼したときの政府の財務長官はハンク・ポールソンという人物で、何を隠そうこの人物は元ゴールドマンサックスの会長職にあった人物で、今回の救済も身内による決定だったそうです。

 それにしても今回の不況を見るにつけ、私は改めて日本の経済は一流も一流だったと思わせられました。というのも今回アメリカで起きたリーマンショックを日本ではなんと91年のバブル崩壊時に起こしており、時代的に言えば20年近くもこの形の不況を先取りしています。日本は制度など様々な点でアメリカに10年遅れていると言われていますが、経済で言えば成長からその転落の過程を比べるにつけ随分と先を走っているように思えます。

 実際にこの点についてはアメリカの経済学者らも認めており、失われた十年の間に、「とっとと不良債権を処理すればいいだけの話を、何を日本はもたもたしてるんだ!」とあからさまに批判していたポール・クルーグマンも今回のリーマンショック後は、「不良債権を処理することがこんなにも大変だとは思わなかった。今まで日本の政策を散々批判してたけど、俺ゃ間違ってたよ……」と、素直に自らの非を認めています。

 この不良債権処理についての解説は敢えてここではしませんが、クルーグマンの言うとおりに確かに不良債権を処理することが不況から脱する最適の手段だと分かっていながらも、その過程で大量の失業者や社会混乱を生み出す恐れがあるために政策実行者はなかなか一歩を踏み出せないそうです。そんな舵取りが非常に難しい不良債権の処理ですが、「失われた十年」末期の日本において十年はかかると言われたその処理を、たったの二年半で目処を付けてしまった人物がいます。何を隠そう、元総務大臣の竹中平蔵氏です。

 彼の行った実績や政策については私が以前に執筆した、「竹中平蔵の功罪~陽編陰編」にて詳しく記しております。なお最近、この二つの記事への検索ワードが非常に急上昇していて不思議がっています。
 はっきり言って、彼が処理した不良債権の量は常識からすればありえない量です。それだけ処理できるほど冷酷と言うべきか、任務に忠実になりきれるというべきか、その政策手腕は他の規制緩和を考慮しなければ一級ものと呼んでいいでしょう。

 それだけ政策の裏の裏まで知り尽くし、なおかつ実行までしてしまう実力者となると私は目下のところ竹中氏を越える経済畑の人材はいないと見ております。もちろん今と前とでは状況も違うことから、竹中氏が今出てきたところで何の役にも立たないことも有り得ますが、一切税金をばら撒くことなく景気を浮上させた竹中氏なら今どんな政策を取るのか、個人的に非常に気になります。
 また格差を広げたとして竹中政策への批判の槍玉に一番上がってくる人材派遣法についても、時代は変わるもんで下記のようなニュースが書かれる時代となりました。

トヨタ、期間工の採用再開=1年4カ月ぶり(時事ドットコム)

 これはあくまで私の読んだ印象ですが、このニュースではトヨタが期間工を採用再開したことを好意的に報じているように見えます。仮にそうであれば、かつては差別的労働手法と批判されていた自動車業界における期間工も、今のような時代では歓迎されてしまうようです。
 実際にこの期間工に限らず、これまで派遣労働で日銭を稼いでいた人たちからすると現在では派遣の仕事もなくなったために日々の生活に困るような自体になっているそうです。

 私自身はあくまで現在の派遣法は問題を多く抱えているとは思うものの、これを今すぐに廃止、改正するというのは非常に危険なのではないかと危惧しています。もし現在のような不況下における緊急手段として用いるのであれば、非常に悩ましいところですが認めざるを得ないところも少なからず私の中にはあります。

 そうした諸々の理由を考慮した上で、竹中氏の再登板はどんなものかとこのごろ考えます。少なくとも、バラマキ以外の政策を打ち出す人はいないものかといったところでしょうか。

2009年9月12日土曜日

日本古代史の謎

 久々に今日はあまり書きたい内容が浮かんでこないので、軽くインストラクション程度に日本古代史の謎をいくつかピックアップします。

 まず日本が公の歴史に始めて現れるのは縄文時代です。この時代に奴国の使者が中国に赴き、当時の王朝の後漢から金印を授けられたことが記載されており、実際にその金印も江戸時代に見つかっているのでほぼ確実視していいと思います。
 その次の弥生時代にはこちらも同じく中国の今度は三国志でいう魏国に卑弥呼が治めていた邪馬台国が使いを出したことが記載されていますが、この辺りからいろいろと事実関係がややこしくなってきます。

 というのもその後の中国は五胡十六国時代といって、漢民族とは別の異民族が華北を制圧して非常に混乱した時代となり、隋の時代が来るまで日本のことが中国の歴史書に書かれなくなったからです。そのため邪馬台国以降の時代については日本が独自に製作した「古事記」と「日本書紀」にしか記述がないのですが、ぶっちゃけた話、この両歴史書は事実面での信頼性では非常に低い資料と言わざるを得ません。
 古事記については歴史書というよりは神話文書としてみるべきで、もう一方の日本書紀は奈良時代の天皇政権の支配の正当化を説明するような内容となっているからです。

 特にこの古代史において一番謎な時代というのは、推古天皇から天武天皇に至るまでの期間です。
 推古天皇というのはわざわざ説明するまでもなく日本初の女性天皇で、先ほど述べた中国が隋の時代に使者を送ったのもこの推古朝です。この時代の主役と来れば聖徳太子と蘇我馬子の両名なのですが、皮肉なことに両者の一族は中大兄皇子こと天智天皇と後の藤原氏の祖となる中臣鎌足の両名による大化の改新の時代にはほとんど係累を絶たれております。蘇我氏は蘇我石川麻呂がまだいたけど。

 日本書紀によると、天皇による中央集権体制を蘇我氏が阻んで自らの一族の専横を図ろうとしたため、中大兄皇子らがクーデターを起こして、その後政権を正しく導いたというような説明がなされているのですが、推古朝の蘇我馬子は明らかに天皇による中央集権体制派であり、いくらその子孫だからといってそうまで方針転換が行われるのかはなはだ疑問です。
 また蘇我氏が討たれた理由の一つとして、聖徳太子の息子の山背大兄王を馬子の息子の蝦夷と孫の入鹿が殺害したことがあげられていますが、仮にも天皇の一族である聖徳太子の息子を一豪族の蘇我氏が討って何もお咎めがなかったとは俄かには信じられません。

 結論を言うと、私以外にもこの説を唱える人もいるそうなのですが、私は推古朝というのは実際にはなく、当時の天皇は蘇我馬子だったのではないかと考えています。その馬子を滅ぼして自らが帝位についたというのが中大兄皇子こと天智天皇で、その後のごたごたをまとめて安定した時代を築いたのがその弟の天武天皇ではないかと見ています。
 なにせ資料も何もない時代ですからいくらでも推量することが出来ますが、あれこれ話を立てて考えてみると面白い時代ではあります。

 ちなみにこの蘇我氏天皇論を語る上で一番立ち位置が分からなくなるのが、日本史において最大の謎の人物とされる聖徳太子です。確かに冷静に考えるなら聖徳太子はむしろ架空の人物としてみた方がいろいろと話の筋道が通りやすいのですが、世界最古の木造建築物である法隆寺がいまだ現存していることから、やっぱり聖徳太子に当たる人物はいると私は考えております。そこら辺の込み入った話はまた暇なときにでも解説します。

2009年9月11日金曜日

今シーズン終盤の野球について

 前から計画していたものの、実現が延び延びになっていたスポーツ系カテゴリーを今日から導入します。設置が遅れた理由はいくつかあるのですがそれは置いといて、これまでこのブログは社会系の記事が非常に多かったのですが今後は多角化というか、もっといろんな話題についても幅広く書いていき、ブログから発展してネット新聞のようなホームページにしたいと以前から考えていました。もっとも、これまでもカバーしている範囲は十分広かったとは思いますが……。

 そんなスポーツカテゴリーの今日の一発目は、現在シーズンも真っ只中のプロ野球についてです。
 こういうのもなんですが、今シーズンはなかなかに面白い展開になっている気がします。当初でこそセパ両リーグで現在一位の巨人と日ハムがぶっちぎりの強さを誇っていたものの、セリーグで巨人が強いのはまだ変わりませんが、日ハムは夏以降から徐々に調子を落としていき、先月に一軍選手数名が新型インフルエンザに罹患して出場できなくなったのが響いて現在私が贔屓にしているソフトバンクにじわりじわりとゲーム差を詰め寄られています。

 またパリーグはこの一位争いも激しいのですが、それ以上に見ていて面白いのが楽天と西武による三位争いです。楽天が設立以来初のクライマックスシリーズ出場をかけて争っているだけでも盛り上がるのですが、それに対して西武も順位を追い抜かれた後はまるで歩調を合わすかのように、楽天と共にこのところ連勝を続けてきっかり3ゲーム差から離されません。
 それにしても楽天は岩隈選手、田中選手の二大エースもさることながら、未だ衰え知らずの山崎武選手に現在首位打者の鉄平選手など野手陣の活躍には毎日目を見張ります。

 そんなパリーグに対してセリーグの方はというと、巨人が圧倒的に強くてもうシーズン一位はほぼ確定してはいるのですが、その下の三位争いは現在熾烈を極めています。
 シーズン中盤までは上位チームと下位チームの成績の差があまりにもありすぎて、私なんか七月くらいには一位から三位までは巨人、中日、ヤクルトの三チームで決まりだろうと見ていたのですが、意外や意外にここに至ってヤクルトが大失速をして(現在も連敗中(´A`)……)、今日の結果時点で四位阪神とは0.5ゲーム差、五位広島とも1.5ゲーム差にまで詰め寄られております。

 このヤクルトの大失速の原因はというと、誰がどう見たって故障者の続出によるものでしょう。中盤まで今年のセーブ王かと私も期待した林昌勇選手も現在一軍に同行しておらず、そのほかの主力選手も大事な終盤に至って離脱するなど悪夢そのものでしょう。もっともこれは阪神にも言える事で、中途入団にもかかわらず打線の中軸を担ってきたブラゼル選手が故障者入りしており、このペースで三位を奪取できるかまだ未知数です。広島に至っては、ルイスのおかげとでも言うべきでしょうか。

 私は当初、現在のプレーオフ制度の導入については如何なものかと思っていたのですが、導入してみると今シーズンのように最後までどのチームにも注目することが出来、やっぱり導入して正解だったと考えを改めるに至りました。野球というのはサッカーと違い、点が入るときには一挙に入るもんだから最後まで結果が分かりにくいスポーツと言われますが、それこそが野球の魅力だと言う人もおります。そう考えると、シーズン最後まで結果がわからないこのプレーオフというのはある意味野球ファンには垂涎ものの制度だったかも知れません。

新規リンク先の追加のおしらせ

アングラ王子の書斎

 本日より上記の、「アングラ王子の書斎」と相互リンクを始めました。
 FC2ブログの出張所の閲覧者にはもう大分お馴染みかもしれませんが、このサイトの管理人のアングラ王子さんにはたびたびコメントをいただいており、私の方としてもこのサイトによく楽しませてもらっているので、是非他の閲覧者の方にもと思い、今回相互リンクを結ばせていただきました。

 それにしても前回に相互リンクを結んだSophieさんの「フランスの日々」のリンク開始から今日まで、随分と日が空きました。
 現在相互リンク先、並びに「私もこのブログで記事を書いて発信してみたい!ヽ(`Д´)/」という記事執筆希望の方を募集中です。もし我こそはという方がおられれば、お気軽にメールアドレスまでご連絡ください。

出産に関する噂のあれこれ

 週末なので、今日はちょっとふざけた記事を書いて見ようと思います。その内容というのも、出産に関するいろんな噂についてです。

 今年の七月に私は「少子化問題と若者問題」など、いくつか少子化対策についての記事をまとまって書きました。自分で言うのもなんですがこれらの記事は割りと上品に書いたつもりで、あまりふざけた内容は極力排除するようにしてまとめています。ではそういった遠慮を抜きに書いてたらどうなったのかというと、まず真っ先に取り上げていたであろうものは「ニューヨーク大停電事件」でしょう。

 この事件というのは1965年にアメリカ東部で大規模な停電が起こり、一夜に渡って都市全体の電気供給がストップしたことによってニューヨークを初めとした歳で大規模な混乱が起きたという事件です。この事件は大都市が如何に惰弱なインフラに依存し切っているかを象徴させる例としてよく取り上げられるのですが、その際に付随的に、

「なお、この事件より一年後はちょっとしたベビーブームになった」

 と、よく語られます。
 要するに暗くなったら人間はやることはひとつしかないという意味で、それだったら少子化に苦しむ日本もこの事件例を参考に月に一日くらい、「毎月五日は子作りの日!」とばかりに病院や警察署といった必要性の高い施設を除いて、敢えて電気供給を止めてしまったらどうだろうかと提案しようと考えていました。

 しかしこのニューヨーク大停電の噂は以下のサイトによると、どうもデマだったそうです。

大停電とベビーブーム(医学都市伝説)

 言われてみれば確かに実証的なデータも見たことないし、いくら暗いからってこんな突発的な停電時にそんな風に事を運ぶのかといわれれば、リンク先に書かれているようにこの噂はデマなのではという気がします。
 しかし私は現代の日本は24時間営業しているコンビニを始めとして、深夜まで営業活動、サービスを行う業者があまりにも多すぎるため、独身の癖にこんなこというのもなんですが、全体で夫婦が子作りを行う時間が以前より大幅に減っているのではないかという気はします。そういう風に考えるのなら、無駄な電気を使わずに環境に貢献しようとか言って月に一日くらい、こうした深夜営業を自粛するよう官公庁で促していくのは決して無駄には終わらないんじゃないかと思います。第一、この程度の少子化対策ならお金も使わないで済むんだし。

 ここで話は変わりますが、実は日本でもこの手の妙な噂を以前に私は聞いたことがあります。その噂の提供者は私の高知出身の友人で、その友人が言うには、

「よさこい祭りからちょうど一ヶ月くらいが、高知で一番堕胎が多くなるんやって」

 あくまで噂の真偽は分かりませんが、なんか言われて妙に納得してしまいました。それだったら阿波踊りはどうなんだろう。

 なお私にはその高知出身の友人のほかにも徳島県出身の友人がいて、それぞれが相手の県の踊りについて、

「阿波踊りなんてあんなもん、(動きが)止まっとるやろ」(高知出身)
「よさこいなんてあんなもん、下品に動くだけで振りがないやろ」(徳島出身)

 こんな具合に貶しあっているのを見て、四国は本当に面白そうなところだと思いました。