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2017年9月7日木曜日

不倫大国ニッポン

 もう説明不要でしょうがまた不倫関係のニュースが巷に溢れています。昨年のベッキーらによるゲス不倫騒動以降、日本では不倫のニュースがずっと事欠かず、何気に前の私の歴史記事にも「不倫ばっかじゃなくたまにはこういう記事が読みたい」というコメントがありましたが、真面目に年がら年中誰か氏らの不倫ニュースを見ているような気がします。ある意味、石田純一氏の「不倫は文化だ」というのは間違いではありません。

 さて現在お騒がせの政治家三人の不倫騒動ですが、橋本健元神戸市議のニュースについてはもう一言というべきか、今井絵理子議員と付き合ったのが運の尽きだったなとしか言いようがありません。なお百条委員会に呼び出されたら何でも話すと言っているようですが、私としては最初の不倫疑惑が持ち上がった際に不倫を否定した上で、「(ホテルに一緒に入ったが)一線は超えていない」という発言について、「一線とは何ぞや?」という点を追求したいです。っていうかいい歳こいた大人が子供じみた言い訳なぞせず、もっと面白いことを言えってんだ。

山尾氏「男女の関係はない」釈明 離党届提出(産経新聞)

 で、今一番ホットなこっちの山尾志桜里議員については、なんか一言では言い表せないものがあります。順々に語っていけばまずこんなとんでもない人間を幹事長に据えようとした民進党の前原代表は頭大丈夫かと本気で思います。いわゆる「永田の偽メール騒動」でもそうでしたが、前原代表は致命的なまでに議員というか人としての能力に欠けている節があるのですが、どうもその事実に本人自身が築いていないように思え、私の言葉でいえば「やる気のある無能」というのが一番しっくりきます。っていか誰か、「あんた無能だよ」って教えてやれよな。

 次に言いたいこととしては、一連のニュースを見ていて私が一番驚いたのはこの山尾議員を「評価していたのに」と述べる著名人がやたら多くいたことです。地球を何周もできる分のガソリン代を費用請求していたり、やや気違いじみた追求ばかりで具体的な対策については何一つ言及しない態度などからやばい人だなというのが私の印象で、案の定自民党議員が不倫がばれた際はここぞとばかりに罵詈雑言を浴びせていたのにこの有様です。「他人には許さないけど自分には許す」という態度を取る人間にまともなのはいませんし、ましてやそれが不倫というのなら人格に問題があるとしか私には思えません。

 上記二つの件に限りませんが一連の不倫騒動で見ていて私が不満なのは、当事者たちのコメントがどれもつまらないことです。上の山尾議員のコメントもそうですが、「じゃあ男女を超越した関係なのかよ」と突っ込みたくなるし、そして何よりそっけない態度で不倫相手に対し失礼じゃないのかと言いたくなります。はっきりと写真まででいるし週四で同伯しといて何もないと言って誰が信じるのか、だったらもっとひねった言い訳なりして聴衆をうならせる工夫をしないのかとつくづく思います。特に芸人の宮迫氏に関しては、「ホテルは一緒に入ったが何もしてない」というクッソつまらないコメントでは芸人失格でしょう。

 あともう一つ気になる点として、なんで誰も純愛路線に走らず否定してしまうのかです。「いけないことだとはわかっていたがそれでも相手を心の底から愛している!」なんて宣言されたらまだいくらか見ているこっちも心が動きますが、ベッキーに始まり誰もそのように交際を認める発言をせず、むしろ「相手とはないもない」と否定してばっかりです。
 と、言いながらも、唯一一人だけその感情を否定しなかった人物として矢口真里氏がいました。もっともこの人の場合は旦那に三行半つけられて帰る島がなくなっただけかもしれませんが、発覚当社はまだしも、このところの不倫相手につれない連中どもを見ていたらまだ彼女はその後も不倫相手との関係というかヒモとして飼っていただけマシだったのかとすら思えてきました。

【伝説の92】浮気が旦那にバレたんですけど 女性でも慰謝料払うんですか ...(浮気ちゃんねる)

 ちなみに私が一番すごいと思った不倫劇は上の例です。登場人物というか展開が笑えて仕方ないです。

2017年9月6日水曜日

「職場受け取り運動」について

「再配達地獄」を解決するシンプルで効果的な方法(JBpress)

 もしかしたら覚えている人もいるかもしれませんが上の記事は今年3月に私が書いた記事で、再配達に伴う過重労働が問題だというのなら中国みたいに職場受け取りすればいいじゃんという具合で紹介したものです。この記事は当初、内容に価値があるとは思えずJBpressでは出す気はさらさらなかったのですが友人から絶対出した方がいいと言われて出したところ、そこそこ反応よく2ちゃんねるでも結構スレが立てられていました。なんていうか、中国での感覚が当たり前になって何が日本人からして珍しいのかがよくわからなくなっている気もします。

職場受け取り運動(株式会社カルテットコミュニケーションズ)

 話は本題に入りますが、私の記事が配信されたのとほぼ同時期(3月)に上記の「職場受け取り運動」を推進するサイトも立ち上げられていることに気が付きました。提唱されている内容は私の記事とほぼ同じで、職場受け取りを普及させることで配達業界を救い、労働効率を社会全体で高めようというものですが、こちらはコラム記事とかではなく、リスティング広告を手がけるカルテットコミュニケーションズという会社が独自に発信、展開しているものです。
 私はこのサイトをつい先月に知り、今年3月から始めたと書かれてあったので、「3月ってことは、もしかして自分の記事に触発されて始めたのかな?」などと思い、そのまま直接カルテットコミュニケーションズに尋ねてみました。すると私の追及をガン無視した東海テレビとは違って即日返信をくれ、私の記事が配信(3/13)されるのとタッチの差で早くサイトは立ち上げられており(3/10)、立ち上げに関しては全く関係ないと親切にも教えてくれました。真面目に、調子に乗って変な質問した自分が恥ずかしいです……。

 ただ、カルテッドコミュニケーションズの方でも私の出した記事は読んでいてくれたとのことで、以前から興味を持っていてくれていたようです。そうした背景もあってかしばらくメールで往信し、同じ目的を持つ者同士ということもあって職場受け取りをもっと社会に広めていこうという点で同意できました。
 手始めにとばかりにさっそくこうしてこのブログで記事を書いてるわけですが、いくつか素直な心情を述べると、一企業がこうした草の根運動を展開しているということと、物流業界団体の元理事などからも推薦文を得ているということに驚きました。

 こう言っては何ですが物流業界とはかかわりのない広告企業がこうした運動を展開しても稼ぎに直結するわけではないのに、またどうしてここまで熱心にやろうとするのか、その情熱が不思議であるとともに頼もしいです。次にリンク先のページにも出ていますが、物流団体の理事から推薦文を得ていて、よくこんな業界側からも応援を得たなという点で私にとっては意外でした。
 何故意外だというのかというと、私はこの再配達問題が報じられ始めた当初から物流企業らは本気でこの問題を解決する気はないとみていたからです。

 内閣府の審議会資料や各物流企業大手の意見などをつぶさに見てきましたが、何故かどいつもこいつも対策にはコンビニ受け取りか宅配ボックスしか挙げず、中国やベトナムなど海外の事情を少し調べればわかるはずのこの職場受け取りについては誰も言及しない、むしろ言及を避けるような雰囲気すら感じました。そもそもこの再配達問題も短期間で急に持ち上げられた点で不自然さを感じており、はっきり言えば何か裏があるなと当初から見込んでいましたが、方々から話を聞く限りだとさも配達現場が大変だと主張して配達料の値上げの口実に使うという配達大手の目論見があったと言われています。
 もちろんこの主張には何も確固たる証拠はないのですが、今年1~3月はあれだけ大騒ぎしたのに4月以降から急激に関連報道がトーンダウンしてきたと私には思え、これが一種の状況証拠ではないかと見ています。また同時に、4月に宅配ボックスの設置購入に際して国から補助金支給が決まったことも影響したのではないかと思います。あくまで私個人の目線ですが、以前頻繁に出ていた宅配ボックス関連の報道において、名前こそ敢えて出しませんが宅配ボックスメーカーとして挙げられる会社は決まってある特定の一つの会社だけでした。

 何が言いたいのかというと、再配達自体は確かに座視できない労働問題であるものの、宅配業界や政府は初めからこの問題を本気で解決する気はなく、むしろこの問題を口実に配達料値上げと補助金ばらまき及び受け取りを狙っていたのではないかと思え、その目的がほぼ達成されたからこそこの問題についてはもう主張しなくなり、報道も減っていったのではないかと言いたいわけです。
 ならばもうこの問題は放っておいてもいいのではと開き直ることもできますが、配達会社は既に得していても、配達現場の過重労働は今のままでは解決されないまま今後も続く可能性があります。そういう意味では、本当にこの再配達問題を解決へと導く正しい対策を普及させることは、宅配ボックスメーカーを儲けさせることよりもずっと重要であるように思えてくるわけです。

 こうした視点や価値観は話を聞く限りカルテットコミュニケーションズとも共有できているように思え、再配達への対策として真に実効性の高い「職場受け取り」をもっと普及させようとして上記運動を展開されています。私としてもこうした姿勢は応援する立場にあり、ブログならば書ける私の推察とともにこうして紹介するに至りました。もっとも例の宅配ボックスメーカーに関しては、怖いもの知らずで鳴らす私ですら喧嘩するにはやや尻込む相手なので名前は伏せたわけですが、マジな話、あそこの広報はトヨタと並んで手強いしやり辛いと感じます。

 最後となりますが現在、職場受け取り運動のサイトでは賛同企業を募集しており、興味のある方は自分の会社や知り合いの経営者とかに紹介いただけると助かります。それにしても、見たところ運送業系企業の名前が賛同企業に入っていないというのも因果なものです。
 念のため書いておきますが、別に賛同企業が増えても私のところにはお金は入ってこないし、この記事も完全無償で書いてます。あくまで私はこの運動を応援する立場で推薦しているのであって、打算的なものは何もありません。自分が望むのは過酷な配達労働環境の改善と、従事者側へ消費者が歩み寄る形での労働効率の改善だけです。

2017年9月5日火曜日

返信してこなかった東海テレビ( ゚皿゚)

 昨日の記事で東海テレビの報道で「全国初」と書くのは間違いではないかと指摘しましたが、同じ指摘をあらかじめ東海テレビにも送っておいたにもかかわらず何も返事よこしてきませんでした。自分は記者時代、こういう指摘来たらきちんと受け取った直後に返信していたというのに、中日新聞と言い名古屋のメディアはカスぞろいだ。

残業80時間超の名古屋「大宝運輸」 厚労省が企業名公表、働き方改革で初(産経新聞)
トラック運転手84人に違法残業 新基準で初の社名公表(朝日新聞)

 上記は全く同じニュースを取り上げた全国紙二紙のニュース記事ですが、さすがは新聞メディアというべきかきちんと「わかっている」記事を書いています。具体的には今回のブラック企業社名公表は「今年1月以降の新基準で初」ということが強調され、「全国初」という言葉は一切使っていません。

違法長時間労働に是正指導 名古屋の大宝運輸(読売新聞)
違法な長時間労働 名古屋の運送会社名を公表 愛知労働局(NHK)

 一方、読売とNHKは「新基準ができてからは全国初の公表」という表現で紹介しています。個人的には社名公表自体は既に何度も行われているのでいくら新基準以降とはいえ「全国初」という言葉を入れるのはいかがなものかと思いますが、それでもきちんと背景を書いているだけマシでしょう。
 東海テレビのニュース原稿の場合は第一段落で「全国初の社名公表」とぶちあげた後、最終段落末尾で「新しい基準が適用されたのは全国で初めてです」と書いてあり、「全国初」が最初に強調されているため誤解を招きやすく、私からしたらこれはあり得ない書き方です。というよりそもそも、このニュースでの政界はやはり「新基準初」であり「全国初」ではなく、この言葉自体入れるべきではないでしょう。

 では何故東海テレビを含めた三社はこの無用で誤解を招くような言葉を入れたのか。恐らく愛知労働局が記者会見で「全国初」という言葉を使ったからに他ならないでしょう。割と駆け出しの記者に多いですが、記者会見や取材で言われた通りの言葉をそのまま内容考えずに使ってしまうという、あまり褒められない行為をやってしまったのだと思います。私もあんま人のこと言えませんが、基本的に取材される側は自分たちをよく見せようと大きくものを言ったり、不要な言葉で修飾しがちとなりますが、事実を適切に伝える場合はそうした言葉を排除することが必要です。ただ言われたことを右から左に流すだけなら、リリース文をコピペしているも同然です。

 まぁ今回の件は自分もかみつき過ぎかなと思いますが、やはりわかってるメディアはわかった書き方をしているというか、産経と朝日はちゃんとよく見て記事出しているなということがわかったのは個人的に収穫です。逆を言えば、東海テレビとNHKが二つやらかしたことをみると、テレビメディアはやはり新聞メディアと比べると言われるがままに垂れ流しがちなのかなとも思います。まぁこう言ったら読売の立つ瀬ないけど。

2017年9月4日月曜日

ニュース雑感

プロポーズ成功直後…男性が橋から転落死(日テレ)

 一見して、「逆じゃね?」と思いました。何かとは言いませんが。

月197時間残業も…運送会社「大宝運輸」で違法残業 全国初の社名公表 名古屋(東海テレビ)

 一見して、「全国初?」と思いました。というのも厚生労働省は昨年に過労自殺を招いたに電通を差し置いて私もバイトしたことのある「エイジス」という会社を筆頭に、これまでに何度もブラック企業を公表しているからです。限定表現として「名古屋初」という言葉もなければ「運送業界初」という言葉もなく、何を以って「全国初」という見出しを付けたのか理解に苦しみます。
 テレビ局の記者とは直接関わったことはありませんが、ブラック企業の社名公表が何度も行われている現状を知らずにこんなニュース原稿書いたとしたら、言っては悪いですがお粗末すぎるにもほどがあるでしょう。私が尊敬する清水潔氏は日テレ所属なので人によるのかもしれませんが。

 ただこのニュースに関してはさすがに捨ておくことができないと感じたので、先ほど東海テレビに「ほんまかいな」と尋ねるメールを送りました。いくつか罠はったメールにしておいたので、素直に認めない限りどんな回答が来ても追い打ちかけられるようにしているので、一つ遊んでみようかなと考えています。
 それにしても、最近忙しいにもほどがあるのにこんなニュースにもいちいち反応していて自分でもやや馬鹿々々しさを感じます。昨日も散々友人らに、「本気で今会社休みたい」と洩らすほどの状態ですが、休んだら休んだで周りに負担来るため休めないという状況ってのが笑えてきます。弱音ばかりで情けないですが、早く体調戻してまたバリバリ記事書きたいです。

  おまけ
 昨夜友人と夕食した際に向こうがふざけて、「悪い、財布忘れたからお金払って」と言ってきましたが、「てめぇ携帯持ってるだろ。中国なら携帯で何でも払えるから財布なんて不要!」と言い返し、「財布忘れた」という言い訳が通じないほど中国の電子決済化は進んでいるのだなと二人(プラスワン)してしみじみ思いました。なお夕食代は結局三人でワリカンです。

2017年9月1日金曜日

異常な記事投稿数

 表立って言いませんでしたが、実は先月の時点でこのブログの投稿件数が3000件の大台を突破していました。突破したとはいっても過去にいくつか、私が記憶する限りだと一桁に留まっていますがいくらか削除した記事もあるので実際投稿数量とはやや差があり、それもあってか3000件目の記事を出した際も特にアピールしようという気にはなりませんでした。
 もっともこのブログ自体も今年12月で10周年を迎えるので長くやってれば投稿数もそれだけ増えるのでそこまで自慢するような数量だとは思いません。ただ、記事一つ一つの分量は明らかに他のブロガーと比べても私のは異常な量で、尚且つこのハイペースな投稿数を維持するのは我ながら凄いとかそういうのではなく、ただただ異常だと思います。

 先日にJBpressの編集長と会って話をした際にも向こうから、「どうしてもっと外部から執筆オファーが来ないのですか?」と言われましたが、正直私もなんでもっと来ないのか内心不思議です。メディア業界というのは内容以上にともかく記事を大量に書ける人間が重宝されやすく、それこそ私の場合だと中国、歴史、政治、マンガ・ゲームなどであれば、内容の深さを問わないのであれば時間が許す限りほぼ無限に書くことができると自負しており、このブログがそれを証明しているとも考えています。
 実際にというか、一回あまりにも体調おかしくなった際にブログの投稿を不意に一週間ほど停止したことがありましたが、その時期は夜の時間が有り余って仕方なく、いったい自分はどれだけの時間をこのブログ執筆に費やしているのだと我が事ながら意外な事実に気が付いたものです。

 それでもかつては勤務先の仕事が割かし暇すぎるものが多くてそれほど負担にはなっていませんでしたが、現在就いている本業の仕事(最近何が自分の本業かなにかわからなくなってきたが)は繁忙期になるとリアルで忙しく、こっちのブログ書くのも素直に負担に感じるようになってきました。現実に今も準繁忙期で尚且つ自宅でどうもダニなのかどうなのかわからないですが変な虫が湧いてて、突然腕に数センチの切り傷ができるなど夜中の睡眠がえらく妨害されてふらふらな日々が続いてて、対策に布団乾燥機買ったら数分で電源が切れる不良品で、しかもタイミング悪く自分者修理できない部屋の特殊な電灯がぶっ壊れて、神経がガリガリ削られる状態でもこうして書いています。三日前に至っては、リアルに一睡もできなかった……。

 そうした状況もあって最近やたらと周りに愚痴を述べる機会が多く、「俺と同じ生活、最低でも同じ投稿数でブログを運営し続ける奴なんているのか?」などとぼやいては自分がどれだけバイタリティに溢れているのかを遠回しに自慢することが増えてきました。自分でいうのもなんですが体力に関してはそんなに自信がなく、土日に平気で10時間以上寝続けるなど割と打ち込まれやすい方です。にもかかわらず負担の大きい活動を繰り返しているように見えるのは、単純に無鉄砲さがひどいからであるように思え、また土日でJBpress用の記事を一から取材して執筆しなければならないというのに、日用に100㎞サイクリングの予定を組むなど我ながらいい加減にしろと思えてきます。
 そんな自分の無鉄砲さに、このブログは支えられてます。

2017年8月30日水曜日

日中の時間の流れの早さ


 もう誰も読む人はいないでしょうがこのブログでは過去に私が北京に留学していた時の体験記をアップしています。といっても留学していたのは2005~2006年のため「今は昔」の話となり参考になる話はもうほとんどないのですが、その一連の体験記の中で中国における時間の流れの早さを取り上げていました。
 その体験記の中では、「中国ではゆったりと時間が流れ、1日が日本よりも長く感じる」といった内容が書かれてあるのですが、結論から言うと現在はこれが逆転し、今だと中国にいる方が時間の流れが早く感じて、逆に日本だと遅く感じます。

 どうしてこんな逆転が起こったのかというと、今日もやたら疲れてるというか昨夜また突然ダニが大発生して一睡もできなかったのでもう理由も書いちゃいますが、中国社会はめまぐるしく変化が起きてるのに対し、日本は何も変わらないからだというのが私の意見です。車窓風景一つとっても、中国では日々刻刻と建物などが壊されたり、新しく建てられたりと変わっていくのに対し、日本なんかマッドシティ(松戸)のあたりを常磐線で通っていると10年、下手すりゃ20年くらい前と何も変化ない風景が続き、いくらなんでもこれはと逆に引きます。

 またこの前取り上げたサービスの面でも、中国では割と画期的なサービスが出てきては普及し、生活スタイルが一変したりするのに対し、日本はあんまりそういった新たなサービスがここ数年登場せず、昔ながらの光景がそのまま続いてしまっている気がします。変化がないことも決して悪いことではないのですが、日本の場合で問題なのは悪いところがそのまま残って続いてしまっているところで、新卒一括採用といい、歪な給与構造、歪んだ女性の社会進出状況、あとはたまに騒いでは続かないいじめ問題など。
 はっきり言えば社会問題の面でいえば中国の方が圧倒的に多いです。しかし中国はあまり日本では言われはしませんが、徐々にではあるもののあらゆる社会問題が改善に向かっているというケースが多いです。例を挙げれば賄賂文化、市民マナー、大気汚染などで、特に最後の大気汚染なんか今年の夏は快晴となり青空が見える日が非常に多く、北京の方でも空気指数は年々よくなっているとも聞きます。

 昔のCMのキャッチフレーズですが、「変わらなきゃも変わらなきゃ」というのも昔懐かしいです。こうした変化を求める人間が日本に果たしてどれだけいるのか、誇張ではなくこの頃不安です。

2017年8月28日月曜日

朝令暮改内閣


 個人的に何故世間はこの点を追求しないのかなと思う点として、現在の安倍内閣の朝令暮改ぶりが私の中で浮かびます。他の政権でも全くないわけではないものの、大々的に政策を発表しておきながらその後さしたる成果もなければ途中からまるでなかったかのように口にしなくなる政策が多く、具体名を挙げるとわざわざ特命大臣まで設けた「地方創生」と「一億総活躍」です。

 どちらも耳聞こえのいい政策でこんな政策名を出されたわざわざ反対する人はまずいないでしょう。しかしどちらも特命大臣設置から数年が経過しておきながらさしたる具体的施策が出ていないどころか成果も何も出ておらず、むしろ就任した大臣が余計な発言や問題行動を繰り返すなど「大臣を置く意味あるのか?」と私からすれば疑問を感じずにはいられません。
 私の推測で述べると、どちらも安倍首相は支持率アップを狙って大々的に発表したものの当初から具体的な中身については何も考えてなかったんじゃないかと思います。どうせ後で中身を考えればいいとしていたらそのまま何も案が出てこず今に至るというか、石破氏もそういう状態を見越して初代の地方創生担当相をすぐやめて続投要請も断ったんじゃないかという気がします。実際、この大臣職はしがみつくだけ時間の浪費にしかなりません。

 さらに続けると、安倍首相はどうもこの二つについてはもう完全に興味を失っているようにしか見えず、口にすることすらもなくなりました。一億総活躍については作った当初はまだ言及したりその意味とかを国会でも答弁していましたが、現在に至っては本人も「あったっけそんなの?」といいそうな雰囲気です。第一、キャッチフレーズを大臣職にするのは無理があるでしょう。

 これらに限らず、安倍政権ではその場限りの思い付きのような政策ばかりが目立ちます。インフレ目標も毎年のように達成時期が延長されながら日銀総裁は一切責任を取らず、実効性が低く無責任な政策ばかりが乱発されているように見えてなりません。そして無意味となった政策は一切顧みられずまた新しい政策が出されることから私の中では「朝令暮改」こそが安倍内閣を表すキーワードだと密かに見ており、予想で述べるとまた次の臨時国会か来年初頭には新たなキャッチフレーズとともに変な職を設けるのではないかという気がします。

・ 「ニッポン一億総活躍プラン」フォローアップ会合(首相官邸)

 書き足りないので一億総活躍の中身についてもう少し触れると、上記広報サイトで掲げられている政策目標は以下の通りとなっています。

1.成長と分配の好循環メカニズムの提示
2.一億総活躍社会の実現に向けた横断的課題である働き方改革の方向
3.「希望出生率1.8」に向けた取組の方向
4.「介護離職ゼロ」に向けた取組の方向
5.「戦後最大の名目GDP600兆円」に向けた取組の方向
6.10年先の未来を見据えたロードマップ
・ 希望出生率1.8の実現
・ 介護離職ゼロの実現
・ 名目GDP600兆円の実現

上を見てどう思うかは人それぞれでしょうが、私はこれ見て「画餅」という言葉が浮かんできました。見ていて何の政策根拠の裏付けも見当たらないし、威勢のいいことだけを言うのが一億総活躍政策の中身だというのならまぁ理解できます。
 最後にこの件について安倍首相に私が求めたい点としては、「検証」のただ一つに尽きます。何故数年たって何も成果を上げられないのか、無駄に予算を食った関係者を数人消すくらいはやってもらいたいものです。