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2019年1月22日火曜日

小室圭氏のリリース文の違和感

 昨夜スカイプチャットを切る間際に友人へ、「それじゃ寝るね」の代わりに「ねるねるねるね」と伝えたところ、あまり芳しい反応が得られませんでした(´;ω;`)

「ご説明したい」小室圭さん見解全文(毎日新聞)

 本題ですが何かとお騒がせの小室圭氏が本日、巷間で伝えられている金銭トラブル問題について自身の見解を報道各社へ発表しました。このリリース文を一読して、正直に言って強い違和感を私自身は覚えました。その違和感のポイントは以下の三つです。

・問題となっている金額が表示されていない
・借金した理由とその用途が明記されていない
・解決済みという主張を裏付ける証拠がない

 まず一番上の金額ですが、やはりトラブルとなっている金額が10万円か1000万円か、その金額の多寡によって問題内容は変わってきます。伝えられている限りというかトラブル相手とされている男性によると400万円余りだそうですが、何故この金額を冒頭で示さなかったのか。あまり出したくないという心理はわかるものの、これだけ大ごとになっていることを考えるときちんと示した方が信頼を得やすかったのではと思います。

 次に借金理由とその用途が同じように書かれていないのも疑問でした。一体何故借金することとなったのかは、やはりこの点は他人から信頼を得るためには示すべき情報だったと思います。こちらも相手の男性によると小室氏本人の学費支援として用いられたとのことですが、それなら決して恥ずかしい借金の仕方だとは思えず、何故言わなかったのかが逆に気になります。
 もっとも、借り入れた金額が400万円だというのであれば、いい大人なんだし若年時の支援に報いるために自分できちんと返済するべきだとは思いますが。なんとなくこのリリース文を読んでいると、借りたのは母親であって自分は無関係だと何度も繰り返し述べているような印象がするだけに、あまりいい心根の持ち主ではないという印象を覚えます。

 そして最後の点ですが。これが一番問題だと思います。今回のリリース文ではトラブルは既に解決済みだと主張していますが、相手の男性は本日の各メディアの取材に対してそんなことはないと言下に否定しています。
 自分が疑問に思ったのは、双方が債権債務はなく金銭関連のトラブルはないという念書なりをどうして用意せずにこのような発表をしたのかという点です。小室氏は法曹関係者と聞きますが、そのような職に就く人間がそうした念書なりの文書を用意せずにこのような放言を出すなんて、正気なのか専門性がないのか、この点が非常に疑問でした。

 以上の違和感から、人の色恋にあれこれ口出すのは良くないとは思うものの、こんなリリース文を平気で出してしまうあたりは一個人としてはあまり信用のおけない人間だなという印象を覚えます。まぁ自分は第三者ではありますが、皇族と関わるのであれば国民としてはやはり何らかの心情を持つのは悪いとは思わないのでこうしてまとめてみました。

2019年1月21日月曜日

枕に関する単語への疑問

 今まで明らかにしませんでしたが、一人暮らしなのに枕が家に六つくらいあります。なんでこんなにあるのかというと小金が貯まってた上、枕なんてそんなに高い価格じゃないからいろいろ試してみようと形状とか諸々異なる種類をあれこれ試すうちにどうしてこうなったという事態に陥りました。最終的な結論は、高い枕も使っていくうちにへこんだりしていくため、比較的安価の枕を使い潰すつもりで買い換えていくのがベストだと考えてます。

 このほかポイントを挙げると、寝る場所がベッドか床(畳)かにも大きく左右されます。ベッドだと体全体がやや沈み込むため柔らかい枕だとそのままぐぐっと沈み込んでしまうため固い方が良く、逆に床だと体は敷布団レベルでしか沈まないため、硬い枕を使うと逆に首だけ浮くため柔らかめの方がベターです。

 そんで本題ですが、枕販売業者の連盟なり連合とかってやっぱり「枕連合」とかいうのか、でもって略称は「マクラーレン」なのかというが実はずっと前から気になっています。同じく枕が付く用語でいえば最も有名なのは「枕営業」ですが、実際に枕を販売している寝具店とか枕専門のネットショップの人は「枕営業」しているとは言わないのか。っていうかそもそも「枕営業」という言葉自体がかつての「トルコ風呂」同様に寝具業者への差別用語ではないかという気がしてきました。
 そうなるとやっぱりトルコ風呂みたく名称を変えた方がいいのではないかと思うのですが、変えるとしたらどうなるのか、「ふとん営業」とか「シーツ営業」、「枕カバー営業」となるのかと思った時点で全部寝具じゃんと思い直しました。かといってほかの枕営業を連想させる言葉ときたらなんとか接待とか露骨な表現となってしまうため、麻雀のことを「漢字の勉強」というなどやはり婉曲的な表現が望ましいです。

 なお寒さに強いことを自負する私ですが、どうも年始のちょうきっつい仕事で神経がやられたせいか、12月は平気だったのに最近室温が13度くらいでも寒いと感じ、実際に頭や肘、手首などに神経痛を感じるようになってきたので、掛け布団を二つにしてこのところ寝ています。っていうか実際に寒さのせいか夜中にがばっと起きることあったし。
 それにしても仕事がきついとはいえ簡単に神経を痛めるなんて自分もやわになったものです。仕事のせいにしていますが、ゲームのやりすぎだとは敢えて思わないことにしています。なおいま「ソウルサクリファイスデルタ」ってゲームやっていますが、主人公が度々、「うっ、静まれ、この右手が……」と呪われた右手の殺人衝動に苦しめられたり、「お前なんか仲間じゃない」と言っていたヒロインが背中をさすってもらっただけで、「お前はできれば殺したくない……」とあっさり言ってのけるくらいのチョロインだったりして、非常に細かい作品世界観にしてストーリーの中二病っぽさがなんか胸に来ます。

2019年1月19日土曜日

日本にいないからやりたいのにやれないゲーム

 さきほどネットの掲示板でロマンシングサガのスマホゲームが出ていることを知りました。一部のスマホゲーは中国でもプレイ可能ですが、大半のゲーム、特にブラウザゲーとかは通信環境の制限から難しく、またパズドラでの経験から多大に時間が取られるため初めから手を付けようとしません。
 もっともこの前とあるブラウザゲーを始めようとしたところ、案の定通信環境のせいでプレイできず、北斗の拳のサウザーみたく「このような思いをするなら、愛などいらぬっ!」などとのたまいました。

 私は2010年から中国に拠点を移して、2013年に一年間日本に戻ってきたのを除くとほぼずっと中国です。2010年段階でプレステ3は持っていたものの、当時は「ブレイドストーム100年戦争」ばかり遊んでて(無敵状態にして敵軍のど真ん中で地雷埋める自爆戦術がめちゃ楽しかった)、「メタルギアソリッド4」などのほかのPS3のビッグタイトルはあまり遊びませんでした。むしろ当時は「パチンコパラダイス」ばかり遊んでたな。
 その後、2013年に日本に帰ってきた際はComlocationの準備などであまり時間がどれず、っていうか片道2時間半の工場に勤務させられたために時間が取れず、折角「グランツーリスモ6」買ったのにこちらもあまり遊ぶことが出来ませんでした。っていうか「バイオハザード」の5と6も遊びたかった。

 そうこうしているうちに2014年にまた中国へ行くこととなり、これ以降に出たビッグタイトルはPSVita版が出ているのを除くとほとんど遊べず、気になるのに遊べないタイトルが多くて苦しいです。具体的に遊びたいのは「ニーアオートマタ」で、このゲームに出てくる「2B」はゲーム業界の美少女の定義を作り変えたと個人的に考えています。

 先日、ガチでゲーム業界に詳しい中国人の友人を訪ねた際にこの内容を相談したところ、やはりというかPC上でゲームがダウンロードして遊べる「Steam」を提案されました。Steamは中国でもサービスがやっているとのことですが、実は今まで触ったことがなく、現在手持ちのノートPCで満足に遊べるかとかでやや不安があります。メモリは16GBあるからグラフィックボードさえ何とかなれば大抵のゲームは対応できると思いますが。
 なおこの際に中国人の友人から、

「ただ、日本語版に関してはいわゆる『おま国』の問題が付きまとうかもしれません」

 と、「なんでそんなやたら専門的でマニアックな日本語をすらっと出せるの?」と聞き返さざるをえない言葉を友人が使ってきたことに衝撃を受けました。まぁゲーム会社勤務だから知ってただけかもしれませんが。
 あと彼によると、中国(人民元)で買った方が日本版(日本円)で買うより一般的に安いそうです。

2019年1月18日金曜日

ロシア軍機墜落事件について

ロシア軍戦闘機2機、日本海上空で衝突 爆弾は搭載せず(AFP=時事)

 今日夕方に飛び込んできたこのニュースですが、率直に言って不謹慎ですが少し興奮しました。というのも墜落したのが「Su-34 フルバック(NATOコード名)」だったからです。


 このフルバックは「Su-27 フランカー」の対地攻撃能力追加バージョンな姉妹機、ぶっちゃけ「F-15 イーグル」の対地攻撃能力追加版である「ストライクイーグル」の構想をパクった機体で、「ストライクフランカー」という別称もあります。そんなフルバックですが、以前にプラモで作ったのが上の写真です。
 直接この手で作ったこともある機体だっただけに、今回のニュースを見て「ああ、フルバックか」と、去年山ほど戦闘機プラモを作ったおかげで素早く反応できるようになりました。

 なお名古屋に左遷されたうちの親父も自分に触発されてか、全く同じフルバックのプラモをこっそり作っていました。


 上の写真はフルバックと、先日作ったばかりのホーネットを並べたものです。このホーネットはアップデートされた現行の「スーパーホーネット」と比べると一回り小さいのですが、戦闘機として決して小さい方ではないものの、フルバックと比べるとやっぱり頼りないくらい小さく見えてしまいます。


 こちらは小型戦闘機の代表ともいうべきF-16との比較。ますますちっさく見える。


 三機を並べたものですが、コックピット付近を見比べるだけで如何にフルバックがでかいかがよくわかります。


 最後に中国のJ-20と並べた写真です。いろんな戦闘機作ってきましたが、今現在になってみてみるとやっぱこのJ-20が作ってて楽しく、尚且つ置いていても一番見栄えがいいです。そういう意味でこのJ-20のプラモはマジおすすめです。

2019年1月17日木曜日

中国だったら……

 もし仮に今の日韓レーザー照射、徴用工問題の当事者が日本でなく中国だったら、

・予告なく重要物資の輸出禁止、韓国製品の関税大幅引き上げ
・韓国人に対するビザ免除撤回
・韓国近海に軍艦を派遣
・韓国政府サイトにサイバー攻撃
・鉄砲玉を送って竹島上陸
・国内で捕まえている韓国人囚人に死刑執行
・スパイ容疑で韓国人逮捕
・韓国軍艦目掛けて急降下爆撃訓練実施

 くらいはするんじゃないかなぁと思います、マジで。

 もちろん日本は中国の真似をする必要はなく、っていうか一部はさすがにやっちゃまずいと私も思いますが、真面目に経済制裁くらいはもうそろそろ必要かと思います。レーザー照射問題だけならともかく徴用工問題に関してははっきり言えば韓国側からの断交宣言といってもよく、この手の交渉に金と時間をかけるくらいなら、経済制裁をかけた上で韓国進出日系企業の補償にお金を使った方がよっぽど有益な気がしてなりません。

 現在の日韓問題はムンジェイン大統領による影響が強いことには間違いなく、彼がいる間は関係回復はほぼ望めないとみてもいいでしょうが、かといって彼が青瓦台を去った後に回復するのかと言えば、朴槿恵前大統領の例もあるだけにこれもまた疑問です。
 なお個人的に韓国の件で自分が一番頭に来たのは、李明博元大統領の「天皇が土下座してくるなら会ってやる」発言です。この時も当日は自由に報道しろと言っておきながら翌日にはそんなこと言った覚えはないと発言をひっくり返していましたが、どうも向こうの大統領は毎度毎度言葉が軽い気がします。まぁ日本の総理もここまでではないですが軽いですが。

 っていうか自分も過去の韓国政府の日本に対する問題発言、行動をまとめた上でJBpressで書いてみようかな。さっきの天皇土下座発言をはじめ、結構忘れている人も多いような気がするし。

2019年1月16日水曜日

やる気の高い人ほどよく辞める


 今日は会社を休んで上のホーネットを作っていました。こう書くと語弊があるように聞こえますが、ホーネットを作るために会社を休んだわけではありません。
 なおニッパーが壊れたので買い換えたらやけに高い(3000円くらい)もの選んじゃいましたが、これがよく切れるニッパーだったので割と満足です。一方、こちらのホーネットはタミヤブランドですが作っているのはイタレリというOEM品で、パーツが各所で合わず作ってる間結構ストレス溜まりました。また今使っている接着剤はオレンジの香りするという奴ですが、これがまたなかなか接着せずにストレス溜まり、Amazonのレビュー見て「おお同士よ……」と納得してました。次回はまた普通の接着剤を買いなおすことにします。

「潰れない海外駐在員」の意外な特徴とは(JBpress)

 そんなわけで自分の記事解説ですが、まずヤフコメみて、「案外読めない人多いんだな」と率直に思いました。一方、NewsPicksを見ると、一発目で正解叩き出す人がいて、やっぱりこっちの方が読者レベル高いなとつくづく感じます。
 正解とか一体何のことかというと、今回の記事は露骨に裏テーマを用意して書いた記事です。表テーマとしては「海外駐在勤務で潰れないタイプ」の紹介ですが、真のテーマは「やる気の高い人間、特に新卒採用時には要注意」という内容でした。

 今回のこの記事では海外駐在に強いというか向いているタイプとして、一に体力で語学は二の次、でもって宗教やってる人は圧倒的に強いというわかりやすい内容を提示しておりますが、本当のポイントは真ん中あたりにある、「駐在勤務に高いやる気と意欲を持ってやってきた人ほど早く潰れる」というポイントです。
 この傾向は私自身がこれまで駐在員を実際に見てきて感じたものでありますが、それ以上に記事中でも少し触れている理論は私自身が自己流で分析したものです。そしてこの分析は、駐在員というよりも新卒採用社員を見て弾き出したものです。

 一体どういう分析かというとまず結論としては「やる気の高い人ほど早く辞める(駐在勤務で潰れる)」で、そしてその原因はというと、「理想が高すぎてプラス面しか見ていない人は、そのままマイナス面を把握しないまま現実に直面すると高いストレスを受けるため」であると主張しています。

 海外駐在の場合ですと、この赴任をキャリアアップのチャンスだとか世界を股にかけるサラリーマンなどばかりに着目するやる気の高い人は、実際の海外勤務での苦労や課題、問題点を見落とす、または過小評価して赴任してしまい、実際に着任後にこれら現実とぶつかると想定外のダメージを食らうこととなります。
 逆にというか、会社に無理くり海外赴任させられたやる気のない人は初めからその赴任に対して期待とかそういうものは抱いておらず、やる気のある人とは逆に海外駐在のマイナス面ばかりに目を向けがちです。そのため現地で問題にぶつかっていてもある程度覚悟が出来ている、うまい人なんかはあらかじめ対策を立てており、いわば想定内の課題として受け止めるため想定外だった人と比べると受けるストレスは必然的に低くなります。そして逆にプラス面(中国だと大体女絡みですが)にぶつかると、「こんないい面もあったんだ!」とばかりに想定外のボーナスもらうような感じで、通常よりポジティブに、はっきり言えばやる気のあった人よりもずっとプラスに捉えます。

 探せばありそうですが上記のような心理反応について統計こそ持ってないものの、経験則として、また実感としてもこうした現象は頻繁にどこでも見られると確信しています。海外駐在の場合だとより顕著にみられるのですが、それ以上に顕著に見られるのは、冒頭でも述べたように新卒採用です。
 実際にというか、入社前にやる気の高かった人間ほどすぐ離職するのをこれまで私は何度も見てきました。逆にというかやる気のない奴ほど苦しい現場でもやけに忍耐強く耐え、数年経ってしまえば「こんな会社に来るつもりなかったのに……」と言ってた奴ほどエースと化している光景が、割といろんな会社で見られます。

 では何故新卒採用ほど上記現象がよく見られるのかというと、原因は大きく分けて二つあり、一つは企業側の情報公開における不作為にあります。具体的に言えば、従業員募集時に自社のプラス面やメリットばかり強調して、マイナス面をひた隠しにするという点です。「うちはダーティな職場です。弱者は容赦なく去ってもらいます」なんて言いながら募集をかける会社はないでしょうが、現実にはこんな会社はたくさんあります。でも絶対に言いませんし教えません。
 ここまで激しいものでなくても、昇給が悪いとか問題のあるオーナーがいるとか、仕事に残業が多いとかいう事実はわざわざ応募者に説明はしないでしょう。しかしそうした事実は知らされずに、「アットホームでやる気次第でお金が増える職場だよ!」としか聞かされずに入ってきた新入社員はまさに「やる気のある人」となって入ってくるわけで、入社後に自分の知らなかった現実に直面することとなるわけです。

 二番目の理由として、これは結構ガチな日本式採用の問題点ですが、総合職採用が多く取られている点も間違いなく原因でしょう。総合職というと聞こえはいいですが、実際には「何をやらせるか決めてないけどとりあえず頭数を揃えるための採用」というのが実態です。これによって何が起こるのかというと、本人がその会社で希望する仕事があったとしても入社後に別の仕事が割り振られることが十分起こりうるわけで、普通に考えてそうなったら十中八九やる気落ちるでしょう。ましてや、入社前にその希望職への情熱が高ければ高いほど。
 また総合職採用の場合、理想だけじゃなく現実を見ようとしてもそれが空振りになる可能性もあるわけで、入職前のリサーチがほぼ役に立ちません。例えば営業の仕事の具体的内容や課題を把握して置いたら経理にされたり、入社後になってその後やる仕事が決められるのでリサーチのしようがないでしょう。この点で言っても、「仕事は何でもいいから、とりあえず安定した会社に入れればいいや」的なやる気のなさそうな人の方が長持ちしそうな感じがしないでしょうか。

 以上二つの理由から、やる気の高い人ほど実は離職リスクが高いと私は見ています。しかしながら日系企業の採用、特に新卒採用ではコミュニケーション能力などという審査する連中が持っているのか妖しい能力とともに、本人のやる気の高さは高い評価ポイントとなりがちです。仮にやる気の高い応募者が具体的な仕事内容やマイナス面をきちんと把握しているのであればそれは確かに有力な採用候補と見ていいものの、理想ばかり見ていて現実が見えてなさそうな人であればむしその採用リスクは高いと私は思います。
 それであれば、「他に行く宛てないから……」、「とりあえず何でもやります」という感じのやる気のなさそうな人の方がかえって安全でしょう。

 以上を踏まえた上で新人採用に関して私からの提言を述べると、まずはやはり包み隠さず会社や仕事の情報をいい面も悪い面も公開すべきです。特に仕事における苦労や課題、問題点ははっきりと述べ、きつい仕事であればきつい、ムカつく上司がいるならいるとはっきりと教えておくべきです。これによって採用を辞退する人間が出る可能性もあるものの、騙して入れて離職されては元も子もなく、そもそも「離職リスク」というリスクを低減する努力をしっかり果たすべきでしょう。
 次に、とりあえず頭数を揃えるという総合職採用は基本的に行わず、きちんと業種別採用をするべきです。またその際には業務内容を細かく細分化し、営業なら営業品目、新規開拓かルート営業か、護身術は必要か不要かなどと細かに明示することが大事でしょう。まぁこの点は経験者の中途採用なら、応募者が事前に仕事内容を把握しているためあまり問題にはなりませんが。

 以上が、「「潰れない海外駐在員」の意外な特徴とは」の記事で本当に言おうとしていた内容です。駐在員をテーマにしているものの、むしろ真打はやる気のある新卒採用時のリスクで、NewsPicksでコメント書いている人のように、「これって新卒も当てはまるのでは?」と読んでて気づいてもらうのが本当の狙いでした。そのまま書いてしまうとつまんないし。
 その上で、採用時の情報公開、総合職採用の弊害まで考えてもらえれば100点、それ以上何かを導き出せてたら100点オーバーという感じで出稿しました。

 最後に改めて強調しておきたい点として、なさ過ぎたらそれはそれで問題ですが、やる気のない人間も必ずしもマイナスとは限らないということを訴えたい気持ちもあります。私自身、海外勤務や生活がしたいなんて昔、っていうか今でも内心そう思っていますが、だからこそこうやって潰れずにやってけてると思います。またその発展系としてもう一つ述べると、理想しか見ていない人に比べ、やる気がなさそうでも現実を直視している人の方が圧倒的に強いと常々考えており、「この世には夢も希望もなく、ただ辛い現実しかない」などという言葉を時折吹聴し、それを聞いた時の相手の顔や反応をたまに確かめています。
 実際やってはいないけど、大学時代のある友人にこれ言ったら、「そんなの当り前じゃん」と即言い返されるだろうと思います。

2019年1月15日火曜日

昨日に決めるべきだった

進退「本人と師匠次第」 稀勢3連敗に相撲協会広報部長(朝日新聞)

 横綱の稀勢の里関が初場所三連敗し、横綱として過去最多の八連敗を記録することとなりました。そもそも連敗以前に去年、一昨年と休場ばかりでほとんど場所に出ていなかった時点で横綱としては問題があり、厳しいことを言えば昨日の時点で決断するべきだったのではないかと思います。
 大関であれば番付が落ちますが横綱は「負けたら後がない」と言われるように、勝てなくなったらその時点で引退するのが筋となっています。そう考えると今場所次第と言っていた横綱審議委員会の意見についてはやはり疑問で、今場所も何も去年の時点で本来行うべき勧告をやらなかったからこそこんなみっともない事態を作ってしまったのではないかと思え、彼らも何らかの責任を取るべきではないかとすら思います。

 それにしても場所前の「初場所は復活が期待できる」、「猛烈な攻め」などとやたら誉めそやした報道は何だったのでしょうか。正直この時点で怪しいなと内心思っていましたが、場所が始まってみるとあっさりメッキが剥がれてやっぱりやれやれって感じです。こういっちゃなんだが、ああいった報道をしたメディアはちゃんと取材したのかすら疑問です。かつて毎日新聞は既に伐採されてた桜の木の去年の写真を使って、「今年も満開!」とすごい報道したことがありますが。

 あと個人的に残念なのは、稀勢の里の報道ばかりで他の力士の報道が少ないという点です。どうしてもこっちに比重が偏ってしまうのはわかりますが、私自身はかねてより稀勢の里の取り組みは押し一辺倒好きじゃないだけに、もっとちゃんと他の力士のことも取材して報じてほしいものです。
 何も相撲に限るわけじゃないですが、年明け間もないからかもしれませんがなんかこのところの日系メディアの報道をみているとみょうにふわふわしていて、地に足がついてないように見えます。平成が今年終わるせいかもしれませんが、なんとなく足元が見えておらず問題や事実の根幹が疎かになっているように思え、特に今年度の景気予測に関しては呆れるくらいまともな報道が見当たりません。

 なにも稀勢の里だけじゃなく日系メディアに対しても「激励」をかけたいところです。