・スーパートリック・ゲームズ株式会社 の求人情報詳細(ファミキャリ)
先日、ゲーム業界の求人状況などを調べていたところ上記求人票を見つけ驚愕しました。何に驚愕したのかというと賃金待遇で、
想定年収20万円~45万円
給与形態:年俸制
と書かれてあったからです。
まぁ流石にひと目見て「年収」と「月収」を間違えて書いたんだろうということはわかるのですが、下に書いてある「年俸制」という言葉がジワジワきます。っていうかこんな賃金で応募する奴は流石にいないでしょう。奴隷契約もいいところだ。
っていうかこの求人票、数日間このままの状態ですが、修正がずっと行われないのはちょっとどうかなという風に思えます。もっとも修正以前に、募集企業も人材サイトもアップ前に普通気が付かないものだろうか。
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2019年2月16日土曜日
2019年2月14日木曜日
狂ったデザインオブ三菱
「会社を上げてシャブでもキメてんのか、それとも何かの罰を背負わされてるのか」
今日はやる気がない、っていうか見えないところでめちゃくちゃ記事書いててもうあんま書きたくないのですぐ終わるネタを紹介しますが、冒頭のコメントは下のまとめ記事に入れられた一言ですが、私もすごく的確だと感じます。
・ 【画像】 新型の三菱ekワゴンがヤバすぎると話題に(痛いニュース)
なお上の記事で「外見だけ見て国産車でカッコいいのマツダくらいじゃん。あとは相変わらず、トヨタが狂気のようなデザインだった時に比べればマシになってきたくらい」というコメントがありますが、これにも割と同意します。
現在の日系自動車業界においてデザイン面ではマツダが明らかに抜けており、中国でもやはりその外観が評価されてきていると感じます。っていうかポルシェやベンツと並んでもアテンザはあんまり見劣りしないのがすごいです。
一方、トヨタとホンダも最近は大分マシと言うか、2010年代中盤の狂ったようにダサいデザインから脱却してきたように感じます。っていうかトヨタの社長ですら、「トヨタの車がダサいって現場にはいつも言ってるのに……」と発言してる辺りは自覚はあったようですが。
そのトヨタですが、割と最近のデザインは好きです。特にカローラは大衆車ながら割と好みのデザインで、昔と比べて弾数も減ってるだけにいま日本で私が乗るとしたらこれかアクセラかだと思います。もっとも、レクサスのデザインは未だに好きになれないというかまだダサい気がしますが。
ついでなので書くと、日産に関してはスカイラインのアピールが間違っている気がします。あの車、カラーが黒とシルバーだと全く映えませんが、それ以外の色だとものすごくかっこよく見え、どうも映像や画像の見せ方が悪い気がします。こう思うのもこのところ通勤途中でブルーのスカイラインの横を毎日通っており、生で見たらめちゃかっこよくてびっくりしました。
今日はやる気がない、っていうか見えないところでめちゃくちゃ記事書いててもうあんま書きたくないのですぐ終わるネタを紹介しますが、冒頭のコメントは下のまとめ記事に入れられた一言ですが、私もすごく的確だと感じます。
・ 【画像】 新型の三菱ekワゴンがヤバすぎると話題に(痛いニュース)
先日にもこのブログで三菱のデリカが信じがたいほどダサいデザインになっていると書きましたが、何をトチ狂ったかトールワゴンのekワゴンでも同じフロントマスクを採用しているようです。はっきり言ってキャプテン・アメリカの衣装よりダサいと感じるとともに、三菱の連中は何を考えているのか、わざと売れない車作ってどうするんだと不思議でしょうがありません。
・【朗報】最近の日本車のデザインが外車を超えてる件(アルファルファモザイク)
現在の日系自動車業界においてデザイン面ではマツダが明らかに抜けており、中国でもやはりその外観が評価されてきていると感じます。っていうかポルシェやベンツと並んでもアテンザはあんまり見劣りしないのがすごいです。
一方、トヨタとホンダも最近は大分マシと言うか、2010年代中盤の狂ったようにダサいデザインから脱却してきたように感じます。っていうかトヨタの社長ですら、「トヨタの車がダサいって現場にはいつも言ってるのに……」と発言してる辺りは自覚はあったようですが。
そのトヨタですが、割と最近のデザインは好きです。特にカローラは大衆車ながら割と好みのデザインで、昔と比べて弾数も減ってるだけにいま日本で私が乗るとしたらこれかアクセラかだと思います。もっとも、レクサスのデザインは未だに好きになれないというかまだダサい気がしますが。
ついでなので書くと、日産に関してはスカイラインのアピールが間違っている気がします。あの車、カラーが黒とシルバーだと全く映えませんが、それ以外の色だとものすごくかっこよく見え、どうも映像や画像の見せ方が悪い気がします。こう思うのもこのところ通勤途中でブルーのスカイラインの横を毎日通っており、生で見たらめちゃかっこよくてびっくりしました。
2019年2月13日水曜日
統計不正、修正はほんとに不可能?
最近またずっと雨ばっかで寒くて辛いです。寒さには明らかに強い私ですが、脂肪が極端に少ないせいか(体脂肪率は恐らく生涯15%を超えたことない)やはり湿気が高まると途端に寒いと感じます。
話は本題に入りますがなんか国会では悪夢論争という、文字だけでみるとなんかの宗教論争みたいな議論とか、クソどうでもいい五輪相の発言ばかりが取り上げられててなんやねんって感じします。やはり今真剣に議論すべきは間近に迫った消費税増税とそのポイント還元問題、そして次に先日明らかになった厚生労働省の勤労統計の不正調査であり、頼むから議論を早く戻してくれと見ていて思います。
なおポイント還元問題についてはそもそも軽減税率を設けることに私は反対で、一律16%くらいにすべきでしょう。何故16%かというと、中国は日本の消費税に当たる増値税の一般的な税率がこれまで17%だったのが去年から16%に引き下げられたからです。なお運送サービスなど一部業種はもっと低く設定されています。
話は戻しますが、勤労統計不正についてあまり取り上げられないけど実は腑に落ちない点があります。
・データ廃棄で、統計の修正不可能 不正調査、野党が関係省庁を聴取(共同通信)
今回統計不正がバレた調査について2004年から2011年までのデータについては既に廃棄しているのでもう再集計、分析できないと厚生労働省は言っていますが、はっきり言えば疑っています。というのも賃金に関するデータであれば税金や年金など様々なデータに結びついており、これらのデータから当時に調査対象がどれだけの賃金水準だったのかを測定することは不可能ではないのではないかと考えるからです。
それこそ、大半のサラリーマンに適用される源泉所得税の過去データを追えば、流石に10円単位は難しいかもしれませんが100円単位くらいの誤差でいいなら算出できるでしょう。こんな漢字で一人一人探っていけば、労力はかかるかもしれませんが当時の正しいデータを得て再分析することができるように思えます。労力が足りないってんなら、前に年金機構の下請けがやってたように中国の業者とかに投げたらどうだとも言いたいですし。
何故こんな事を言うのかというと、多分やろうと思えばできるけどやりたくない、このまま隠しておきたいというサボタージュのために厚生労働省が「できる」とは口にしないように見えるからです。この統計不正がバレた際、原因や問題点や責任者が明らかになるより早く再集計が不可能だといち早く発表しており、正直見ていて再集計の可能性を探った素振りは全く見られませんでした。
でもってもっと突っ込んだこと言うと、廃棄したというデーも実際にはまだ残っているのではと疑っています。森友問題の際もそうでしたが、ないと言った書類やデータが後から次々と出てくるなど近年の官僚機構ではあるデータも「ない」と言い切る事があり、うかつに信用することができません。
というか、本音を言えばデータが廃棄されていたという方が実はもっと問題が深刻な気がします。たかだか20年も経過していない、直近においてはわずか8年前のデータすら廃棄するなど、記録という行為についていくらなんでも疎かすぎて逆に不安になります。これも先程の森友問題もそうでしたが、記録が残らない、改竄されるほど国家にとって害のある官僚行為はありません。真面目に記録を廃棄した担当者に関しては見せしめを兼ねてきつい処分を下す必要があるとすら思えます。
まぁ多分、この勤労統計については上記のように過去の税金データから洗い直せと指示すれば、「実はありました!」みたいに出てくる気がしますが。あともっと言えば、多分他にも統計不正は探せばでてくるでしょう。日本は統計を軽んじていることが原因だという人もいますが私はそれ以前に、不正しても誰も何も処罰されないし不完全でもあっても目を引く統計が尊ばれる社会であることのほうが根深いと見ています。
話は本題に入りますがなんか国会では悪夢論争という、文字だけでみるとなんかの宗教論争みたいな議論とか、クソどうでもいい五輪相の発言ばかりが取り上げられててなんやねんって感じします。やはり今真剣に議論すべきは間近に迫った消費税増税とそのポイント還元問題、そして次に先日明らかになった厚生労働省の勤労統計の不正調査であり、頼むから議論を早く戻してくれと見ていて思います。
なおポイント還元問題についてはそもそも軽減税率を設けることに私は反対で、一律16%くらいにすべきでしょう。何故16%かというと、中国は日本の消費税に当たる増値税の一般的な税率がこれまで17%だったのが去年から16%に引き下げられたからです。なお運送サービスなど一部業種はもっと低く設定されています。
話は戻しますが、勤労統計不正についてあまり取り上げられないけど実は腑に落ちない点があります。
・データ廃棄で、統計の修正不可能 不正調査、野党が関係省庁を聴取(共同通信)
今回統計不正がバレた調査について2004年から2011年までのデータについては既に廃棄しているのでもう再集計、分析できないと厚生労働省は言っていますが、はっきり言えば疑っています。というのも賃金に関するデータであれば税金や年金など様々なデータに結びついており、これらのデータから当時に調査対象がどれだけの賃金水準だったのかを測定することは不可能ではないのではないかと考えるからです。
それこそ、大半のサラリーマンに適用される源泉所得税の過去データを追えば、流石に10円単位は難しいかもしれませんが100円単位くらいの誤差でいいなら算出できるでしょう。こんな漢字で一人一人探っていけば、労力はかかるかもしれませんが当時の正しいデータを得て再分析することができるように思えます。労力が足りないってんなら、前に年金機構の下請けがやってたように中国の業者とかに投げたらどうだとも言いたいですし。
何故こんな事を言うのかというと、多分やろうと思えばできるけどやりたくない、このまま隠しておきたいというサボタージュのために厚生労働省が「できる」とは口にしないように見えるからです。この統計不正がバレた際、原因や問題点や責任者が明らかになるより早く再集計が不可能だといち早く発表しており、正直見ていて再集計の可能性を探った素振りは全く見られませんでした。
でもってもっと突っ込んだこと言うと、廃棄したというデーも実際にはまだ残っているのではと疑っています。森友問題の際もそうでしたが、ないと言った書類やデータが後から次々と出てくるなど近年の官僚機構ではあるデータも「ない」と言い切る事があり、うかつに信用することができません。
というか、本音を言えばデータが廃棄されていたという方が実はもっと問題が深刻な気がします。たかだか20年も経過していない、直近においてはわずか8年前のデータすら廃棄するなど、記録という行為についていくらなんでも疎かすぎて逆に不安になります。これも先程の森友問題もそうでしたが、記録が残らない、改竄されるほど国家にとって害のある官僚行為はありません。真面目に記録を廃棄した担当者に関しては見せしめを兼ねてきつい処分を下す必要があるとすら思えます。
まぁ多分、この勤労統計については上記のように過去の税金データから洗い直せと指示すれば、「実はありました!」みたいに出てくる気がしますが。あともっと言えば、多分他にも統計不正は探せばでてくるでしょう。日本は統計を軽んじていることが原因だという人もいますが私はそれ以前に、不正しても誰も何も処罰されないし不完全でもあっても目を引く統計が尊ばれる社会であることのほうが根深いと見ています。
2019年2月11日月曜日
家に火をつけるぞと実際言われた人
先日の明石市市長の暴言事件において、「立退き先の家に火をつけてこい!」的な発言が話題になったのは記憶にも新しいと思います。今日ふとネットである記事を読んでたところ、「そういえば実際にこういうこと言われた人がいたっけ」と思い出しました。正確には言われたというより言った人というか、自分の叔父です。
叔父は大手新聞社に勤めていましたが、記者ではなく営業畑でした。自分の一族は戦前から代々メディア業に従事する一族でしたがどれも営業・管理畑しかおらず、メディア業とはいえ書く側に回ったのは突然変異の自分だけでした。
さてその叔父ですが大分昔、自分の部下に対して「お前の家に火つけるぞ!」と怒鳴ったことがあったそうです。このエピソードは叔父が結構過激な性格をしているという一端として親に聞かされたのですが、今考えてみると果たしてそうだったのかなという疑問が芽生えてきました。
先に書いておきますが甥である私に対して叔父は優しく接してくれて、学生時代には鳥取への旅行に連れてってもらうなどいろいろと恩を感じています。ただ他の人には当たりがきつい性格だと聞いていたのですが、前述の通り明石市の市長(何気に叔父の居住地に近いし)も「火つけてこい!」と発言していて、これがちょっと自分の中で妙なリンクを結びました。
前にも書きましたがメディア業界というのは世間の見方とは異なり、業界の中ではパワハラ・セクハラ発言なんて当たり前、ついてこれないやつは早く死ねというのが常識みたいな世界です。女性に対するセクハラ発言なんてガチ過ぎて、仮にこのブログに書いたら自分が通報されるレベルの際どいを通り越してきっついものが普通に飛び交っており、報道されないだけで見る人が見たら卒倒するような世界が広がっています。私自身もそんなメディア業界で毎朝の挨拶みたいに「殺すぞ!」言われ続けていました。
それで今回、「火つけるぞ!」と発言した明石市長ですがもともとはNHK出身でメディア業従事者です。でもって叔父も営業畑とはいえ大手メディアの新聞社で勤務していました。何が言いたいのかというと、明石市長も叔父も、傍から見たらそりゃ危ないおっさんに見えるでしょうが彼らとしては出身業界基準でごく普通の当たり前な感じで話をしているだけで、「火をつける」という自分の発言がどれだけ相手にきつく聞こえるとか全く感じていなかったのかもしれません。
っていうか関西地域のメディア業界では、「家に火つけるぞ!」は挨拶みたいな言葉だったのかもしれません。私の通信社時代の上司は東日本で勤務してたから、「火つける」とは口にしなかったけど。
本音を話すと、やはり叔父はメディア業界にいたから周りに少し誤解されていたのかなと今になって思います。私自身がメディア業界に一時身を置いたからその異常性についてもやや理解できるようになりましたが、逆を言えばメディア業界を知らない人間からしたらいつも危ない発言ばかりしているヤバい人のように映っていたのかもしれません。現実に一般常識からすれば間違いなくヤバい人の部類に入ることは認めるものの、それはメディア業界に身を置いたがゆえのことで、本人にはそこまでの悪気はなかったと思うし、挨拶程度の言葉のように言ってたのかもしれません。
なおその叔父に「家に火をつけるぞ!」と怒鳴られた叔父の部下だった人ですが、その後新聞社をやめて何故か坊さんになり、逝去した叔父の葬式や一周忌で念仏唱えてくれました。火葬場で何かしたわけじゃないけど、火をつけるぞと言われた相手が言った相手を荼毘に付す作業に関わったことについて、なんか運命的なものを今更ながら感じます。っていうかマジでよく叔父の葬式に来てくれたなこの人。
それで冒頭に話は戻りますが、なんでこの話を今更思い出したのかというと今日坊さんが出てくるなんかの記事読んで、叔父の部下だったこの人と「火つけるぞ」発言を思い出しました。
最後に、自分は東日本育ち故か「火つけるぞ!」と脅したことはありません。「腕か指の一本でも二本でもへし折ってこい!」くらいならありますが。
叔父は大手新聞社に勤めていましたが、記者ではなく営業畑でした。自分の一族は戦前から代々メディア業に従事する一族でしたがどれも営業・管理畑しかおらず、メディア業とはいえ書く側に回ったのは突然変異の自分だけでした。
さてその叔父ですが大分昔、自分の部下に対して「お前の家に火つけるぞ!」と怒鳴ったことがあったそうです。このエピソードは叔父が結構過激な性格をしているという一端として親に聞かされたのですが、今考えてみると果たしてそうだったのかなという疑問が芽生えてきました。
先に書いておきますが甥である私に対して叔父は優しく接してくれて、学生時代には鳥取への旅行に連れてってもらうなどいろいろと恩を感じています。ただ他の人には当たりがきつい性格だと聞いていたのですが、前述の通り明石市の市長(何気に叔父の居住地に近いし)も「火つけてこい!」と発言していて、これがちょっと自分の中で妙なリンクを結びました。
前にも書きましたがメディア業界というのは世間の見方とは異なり、業界の中ではパワハラ・セクハラ発言なんて当たり前、ついてこれないやつは早く死ねというのが常識みたいな世界です。女性に対するセクハラ発言なんてガチ過ぎて、仮にこのブログに書いたら自分が通報されるレベルの際どいを通り越してきっついものが普通に飛び交っており、報道されないだけで見る人が見たら卒倒するような世界が広がっています。私自身もそんなメディア業界で毎朝の挨拶みたいに「殺すぞ!」言われ続けていました。
それで今回、「火つけるぞ!」と発言した明石市長ですがもともとはNHK出身でメディア業従事者です。でもって叔父も営業畑とはいえ大手メディアの新聞社で勤務していました。何が言いたいのかというと、明石市長も叔父も、傍から見たらそりゃ危ないおっさんに見えるでしょうが彼らとしては出身業界基準でごく普通の当たり前な感じで話をしているだけで、「火をつける」という自分の発言がどれだけ相手にきつく聞こえるとか全く感じていなかったのかもしれません。
っていうか関西地域のメディア業界では、「家に火つけるぞ!」は挨拶みたいな言葉だったのかもしれません。私の通信社時代の上司は東日本で勤務してたから、「火つける」とは口にしなかったけど。
本音を話すと、やはり叔父はメディア業界にいたから周りに少し誤解されていたのかなと今になって思います。私自身がメディア業界に一時身を置いたからその異常性についてもやや理解できるようになりましたが、逆を言えばメディア業界を知らない人間からしたらいつも危ない発言ばかりしているヤバい人のように映っていたのかもしれません。現実に一般常識からすれば間違いなくヤバい人の部類に入ることは認めるものの、それはメディア業界に身を置いたがゆえのことで、本人にはそこまでの悪気はなかったと思うし、挨拶程度の言葉のように言ってたのかもしれません。
なおその叔父に「家に火をつけるぞ!」と怒鳴られた叔父の部下だった人ですが、その後新聞社をやめて何故か坊さんになり、逝去した叔父の葬式や一周忌で念仏唱えてくれました。火葬場で何かしたわけじゃないけど、火をつけるぞと言われた相手が言った相手を荼毘に付す作業に関わったことについて、なんか運命的なものを今更ながら感じます。っていうかマジでよく叔父の葬式に来てくれたなこの人。
それで冒頭に話は戻りますが、なんでこの話を今更思い出したのかというと今日坊さんが出てくるなんかの記事読んで、叔父の部下だったこの人と「火つけるぞ」発言を思い出しました。
最後に、自分は東日本育ち故か「火つけるぞ!」と脅したことはありません。「腕か指の一本でも二本でもへし折ってこい!」くらいならありますが。
2019年2月8日金曜日
コーエーテクモの広報対応(#・∀・)
「明日から本気を出す」と言い続けているうちに春節休暇が大分過ぎて来てやばくなってきたので、仕事の方も取り掛かろうと昨日あたりからようやく真面目に資料集めとか、取材をはじめました。当初、中国アニメコンテンツ市場ネタでもやろうかと思ってましたが、こちらは一部メディアへの取材でもう少し回答を待つ必要があるため延期し、代わりに中国ゲーム市場について書くことにしました。
割合、っていうか日本と比べて中国ではこの業界の調査研究は盛んなために資料はあっさりラクラク集まり、記事を書くにあたって障害らしい障害はなかったのですが(今日だけでもうドラフトも書き終えた)、せっかく休みで電話取材もやりたい放題だし、どっか日系の会社にも軽く中国事業の話とか聞いてみようと考えたのは、ある意味余計だったかもしれません。
取材先として今回選んだのはコーエーテクモで、なんでここにしたのかというと中国に開発会社を持っているのと、三國無双など中国でも知名度の高いゲームシリーズを持っていたからです。ついでに「討鬼伝2極」を何故出さないのかも聞きたかったし。
それで早速代表電話に聞いて広報部の連絡先をメモると、昨日に電話かけてみました。すると対応した女性広報は開口一番、「担当者が不在のために回答できません」とのことでした。
自分も正直この手の対応には慣れていることから、暗に取材拒否しているなということはすぐわかったものの、それで引き下がってたらただのボンクラです。なので、「じゃあその担当者はいつ帰ってきますか?そのタイミングに合わせて掛け直します」と聞き返すと、「わかりません」とすぐ帰ってきました。
なおも攻め立てるため「御社は同じ部署の人間のスケジュールすら把握してないのですか?」と重ねて聞いた上で、「明日ならいるのか?」と聞いたら、「明日なら多分……」というので、「なら明日かければコンタクトできるんですよね?」とさらに聞くと、「確実にとは言えません」と返事される始末。
っていうかこの時点で、「てめーの取材なんか受けるわけねーよ!」とか言われたほうがこっちとしても芽なしってことですぐ踏ん切りつく(ネタもGET)んですが、遠回しな取材拒否姿勢が何度も続いて正直自分もちょいイライラしてきました。なので率直に、「こちらの取材に御社は回答いただけるのか?」とはっきり聞いたところ、「回答しかねます」というまさかの無回答が返ってきました。
「あんた広報だよな。企業広報というのはあらゆる方面の質問に答えるのが仕事だろう。何も極端にディープな話をこっちも聞きたいというわけではないのに、取材に答えられるか否かすらも答えられないのか?」と改めて問いましたが、やはり依然と「だから、回答しかねます」と言われ続け、このまま粘っても絶対に協力してもらえないだろうと判断したことからこの日は引きました。
その後、以前広報対応が素晴らしかったDeNAへ電話をかけたところ、「取材内容によってお答えできるかも判断が必要なので、一旦メールにまとめて送ってもらえますか。アドレスはこちらです( ・∀・)」と至ってまともな対応され、つつがなく取材依頼を終えました。
ぶっちゃけ、相手の時間を潰すわけだから取材を拒否されるならされるで多少仕方ないと私も思っています。しかし対応するかしないかすらも答えず、適当な嘘言ってごまかされるってのは流石にカチンと来るわけで、多少想定問答作った上で本日再戦に至ったわけです。
「お忙しいところ失礼します。私、フリージャーナリストの花園祐です」
本日午前、電話口でこう言ったところ、ガチで「っ!?」って感じでコーエーテクモの女性広報が息を呑む声が聞こえました。後どうでもいいけど、たまに「フリージャーナリストの」ってところをロマサガ2みたく「フリーファイターの」って言いたくなります。
昨日と全く同じく中国事業についてお話を伺いたいと要件を伝えたところ「少々お待ちください」と電話を保留され、しばらく待った後に、「担当者が不在で回答できません」と、昨日と全く同じ回答が返ってきました。
無論、ここで引き下がってはただのボンクラなので、「昨日もいないと言っていたが一体いつならいるんだ。っていうか常に回答できる広報が不在って、お宅の会社の管理体制はどうなっているんだ?担当者は常に外出してるのか?」といったところ、「本日、担当者は会議中で……」と返事がしたので内心で「(๑•̀ㅂ•́)و✧」と思った上で、
「なら会議の終了時刻を教えろ。終わったタイミングで電話かければ確実につながるだろう」
といったところ相手が明らかにしどろもどろとなり、「確認します」と再び保留。でもって想定していたけど、「終了時刻ははっきりわかりません」と言ってきました。
ここが攻めどころだと思って続けて、「昨日は明日ならいるというから電話かけたのに今日もいない、でもって会議もいつ終わるかわからないって、一体どういうスケジュール管理しているんだ。っていうか何も質問に答えないって、広報の仕事を放棄してないか?」とまくしたてたところ、
「(゚Д゚)ハァ?」
ぶっちゃけ自分も若干驚いたけど、リアルに受話器の奥から小声で「(゚Д゚)ハァ?」って声が聞こえてきました。やはり人間、一旦堰を切ると脆いのか、その後のやり取りでも都合三回ほど「(゚Д゚)ハァ?」って声が聞こえてきました。っていうか広報にこんなの言われたの初めてなんだけど。
もうこの時点で何が何でも自分に対して真摯に向き合う気がないし、はっきり相手が嘘ついてごまかしているのもわかっているので、「要するに、取材拒否と受け取ってもよろしいでしょうか?」とはっきり聞きました。
ここでまた例の「(゚Д゚)ハァ?」が聞こえたのですがその後で、「回答しかねます」と言ってきました。「取材を受けるか受けないかすらも回答できないのか?」と改めて問うと、「そうした回答権限がありません」というので、「そっちが回答できる担当者いないから何度もこっちは電話かけるはめになっているんじゃないか。でもって担当者がいるタイミングを聞いてもわからない、明日ならというから今日かけたらいないといって、これでは何もわからないじゃないか。っていうかその『担当者』ってのは存在するのか?」といったところで三回目の「(゚Д゚)ハァ?」。
そこそこ頭にきてたので、「じゃあ誰なら回答できるんだ。取材拒否かどうか回答できる奴に変われ!」といったところ電話が保留となり、ようやくここで男性の広報に変わりました。この男性広報にことのあらましを聞いているかと訪ねたところ、
「はい、中国事業についてお伺いしたいとのことで、担当者が本日体調不良で不在のため――」
「ちょっと待った!」
向こうの言葉を遮った上で私は、「さっきの女性広報から担当者は会議中だと聞いている。それがなんで不在理由が体調不良に変わってるんだ!」と追求しました。ただこっちの男性広報はまださっきの女性広報よりは経験があるのか、「あ、想定の担当者が別だったようですね」とすぐかわしてきました。
その気になれば、「自分の取材に答えられる担当者はさっきの女性広報は一人だけでいないと聞いていた。二人いたというのなら昨日の時点で答えられたのでは?」と追求することも可能でしたが、自分も早く終いにしたかったのでこの追求まではしませんでした。まぁ不在理由が変わっている時点で、その「担当者」はそもそも存在しないのでしょうが。
その後、男性広報からは取材理由や質問などをもしよければ文章で送ってもらえればインタビューなども手配するし回答もするという風に説明されましたが、
「なんでそんな当たり前の回答を得るために自分は二日間も時間かけなきゃいけなかったの?」
「誠に申し訳ありません」
「昨日DeNAさんにも聞いたけど、一発でその回答にたどり着いたよ」
「本当に申し訳ありません」
というやり取りを経た上で、これまでのやり取りからどうせまともな回答は得られる見込みが無いので、もう今回は取材を遠慮するということをこの男性広報に伝えました。向こうからは不手際について改めて申し訳ないと伝えられましたが、「この件も場合によっては書くからね」といった瞬間、
「すいません、どちらでお書きになられるのでしょうか?」
とすぐ聞いてきました。
危機管理対応としては別に問題なく、むしろ真っ当な反応だとは思いますが、「こっちの質問には何も答えなかった、っていうかつまらない嘘ついて婉曲に取材拒否してきた癖に」と内心カチンと来ましたが、「JBpressだよ」って素直に自分は教えてあげました。もちろんJBpressの記事に本気でこの経緯を書くつもりはないのですが、今後しばらくはネタとしては使える気がします。
個人的な印象で述べると、自分の中でワーストだったクロネコヤマト並にレベルの低い広報だなと思います。取材に協力できないならはっきりとお断りを述べればいいだけなのにそれすらもできず、挙げ句にすぐわかる嘘までついてごまかそうとするなんて話になりません。ゲーム会社だからメーカー広報と比べるとレベルは落ちると想定してはいたものの、DeNAがスムーズに対応してくれたのと比べると好対照もいいところでした。
っていうか「(゚Д゚)ハァ?」はさすがにないと思う。こっちだって別に怒鳴ったりするには至ってないのだし。
割合、っていうか日本と比べて中国ではこの業界の調査研究は盛んなために資料はあっさりラクラク集まり、記事を書くにあたって障害らしい障害はなかったのですが(今日だけでもうドラフトも書き終えた)、せっかく休みで電話取材もやりたい放題だし、どっか日系の会社にも軽く中国事業の話とか聞いてみようと考えたのは、ある意味余計だったかもしれません。
取材先として今回選んだのはコーエーテクモで、なんでここにしたのかというと中国に開発会社を持っているのと、三國無双など中国でも知名度の高いゲームシリーズを持っていたからです。ついでに「討鬼伝2極」を何故出さないのかも聞きたかったし。
それで早速代表電話に聞いて広報部の連絡先をメモると、昨日に電話かけてみました。すると対応した女性広報は開口一番、「担当者が不在のために回答できません」とのことでした。
自分も正直この手の対応には慣れていることから、暗に取材拒否しているなということはすぐわかったものの、それで引き下がってたらただのボンクラです。なので、「じゃあその担当者はいつ帰ってきますか?そのタイミングに合わせて掛け直します」と聞き返すと、「わかりません」とすぐ帰ってきました。
なおも攻め立てるため「御社は同じ部署の人間のスケジュールすら把握してないのですか?」と重ねて聞いた上で、「明日ならいるのか?」と聞いたら、「明日なら多分……」というので、「なら明日かければコンタクトできるんですよね?」とさらに聞くと、「確実にとは言えません」と返事される始末。
っていうかこの時点で、「てめーの取材なんか受けるわけねーよ!」とか言われたほうがこっちとしても芽なしってことですぐ踏ん切りつく(ネタもGET)んですが、遠回しな取材拒否姿勢が何度も続いて正直自分もちょいイライラしてきました。なので率直に、「こちらの取材に御社は回答いただけるのか?」とはっきり聞いたところ、「回答しかねます」というまさかの無回答が返ってきました。
「あんた広報だよな。企業広報というのはあらゆる方面の質問に答えるのが仕事だろう。何も極端にディープな話をこっちも聞きたいというわけではないのに、取材に答えられるか否かすらも答えられないのか?」と改めて問いましたが、やはり依然と「だから、回答しかねます」と言われ続け、このまま粘っても絶対に協力してもらえないだろうと判断したことからこの日は引きました。
その後、以前広報対応が素晴らしかったDeNAへ電話をかけたところ、「取材内容によってお答えできるかも判断が必要なので、一旦メールにまとめて送ってもらえますか。アドレスはこちらです( ・∀・)」と至ってまともな対応され、つつがなく取材依頼を終えました。
ぶっちゃけ、相手の時間を潰すわけだから取材を拒否されるならされるで多少仕方ないと私も思っています。しかし対応するかしないかすらも答えず、適当な嘘言ってごまかされるってのは流石にカチンと来るわけで、多少想定問答作った上で本日再戦に至ったわけです。
「お忙しいところ失礼します。私、フリージャーナリストの花園祐です」
本日午前、電話口でこう言ったところ、ガチで「っ!?」って感じでコーエーテクモの女性広報が息を呑む声が聞こえました。後どうでもいいけど、たまに「フリージャーナリストの」ってところをロマサガ2みたく「フリーファイターの」って言いたくなります。
昨日と全く同じく中国事業についてお話を伺いたいと要件を伝えたところ「少々お待ちください」と電話を保留され、しばらく待った後に、「担当者が不在で回答できません」と、昨日と全く同じ回答が返ってきました。
無論、ここで引き下がってはただのボンクラなので、「昨日もいないと言っていたが一体いつならいるんだ。っていうか常に回答できる広報が不在って、お宅の会社の管理体制はどうなっているんだ?担当者は常に外出してるのか?」といったところ、「本日、担当者は会議中で……」と返事がしたので内心で「(๑•̀ㅂ•́)و✧」と思った上で、
「なら会議の終了時刻を教えろ。終わったタイミングで電話かければ確実につながるだろう」
といったところ相手が明らかにしどろもどろとなり、「確認します」と再び保留。でもって想定していたけど、「終了時刻ははっきりわかりません」と言ってきました。
ここが攻めどころだと思って続けて、「昨日は明日ならいるというから電話かけたのに今日もいない、でもって会議もいつ終わるかわからないって、一体どういうスケジュール管理しているんだ。っていうか何も質問に答えないって、広報の仕事を放棄してないか?」とまくしたてたところ、
「(゚Д゚)ハァ?」
ぶっちゃけ自分も若干驚いたけど、リアルに受話器の奥から小声で「(゚Д゚)ハァ?」って声が聞こえてきました。やはり人間、一旦堰を切ると脆いのか、その後のやり取りでも都合三回ほど「(゚Д゚)ハァ?」って声が聞こえてきました。っていうか広報にこんなの言われたの初めてなんだけど。
もうこの時点で何が何でも自分に対して真摯に向き合う気がないし、はっきり相手が嘘ついてごまかしているのもわかっているので、「要するに、取材拒否と受け取ってもよろしいでしょうか?」とはっきり聞きました。
ここでまた例の「(゚Д゚)ハァ?」が聞こえたのですがその後で、「回答しかねます」と言ってきました。「取材を受けるか受けないかすらも回答できないのか?」と改めて問うと、「そうした回答権限がありません」というので、「そっちが回答できる担当者いないから何度もこっちは電話かけるはめになっているんじゃないか。でもって担当者がいるタイミングを聞いてもわからない、明日ならというから今日かけたらいないといって、これでは何もわからないじゃないか。っていうかその『担当者』ってのは存在するのか?」といったところで三回目の「(゚Д゚)ハァ?」。
そこそこ頭にきてたので、「じゃあ誰なら回答できるんだ。取材拒否かどうか回答できる奴に変われ!」といったところ電話が保留となり、ようやくここで男性の広報に変わりました。この男性広報にことのあらましを聞いているかと訪ねたところ、
「はい、中国事業についてお伺いしたいとのことで、担当者が本日体調不良で不在のため――」
「ちょっと待った!」
向こうの言葉を遮った上で私は、「さっきの女性広報から担当者は会議中だと聞いている。それがなんで不在理由が体調不良に変わってるんだ!」と追求しました。ただこっちの男性広報はまださっきの女性広報よりは経験があるのか、「あ、想定の担当者が別だったようですね」とすぐかわしてきました。
その気になれば、「自分の取材に答えられる担当者はさっきの女性広報は一人だけでいないと聞いていた。二人いたというのなら昨日の時点で答えられたのでは?」と追求することも可能でしたが、自分も早く終いにしたかったのでこの追求まではしませんでした。まぁ不在理由が変わっている時点で、その「担当者」はそもそも存在しないのでしょうが。
その後、男性広報からは取材理由や質問などをもしよければ文章で送ってもらえればインタビューなども手配するし回答もするという風に説明されましたが、
「なんでそんな当たり前の回答を得るために自分は二日間も時間かけなきゃいけなかったの?」
「誠に申し訳ありません」
「昨日DeNAさんにも聞いたけど、一発でその回答にたどり着いたよ」
「本当に申し訳ありません」
というやり取りを経た上で、これまでのやり取りからどうせまともな回答は得られる見込みが無いので、もう今回は取材を遠慮するということをこの男性広報に伝えました。向こうからは不手際について改めて申し訳ないと伝えられましたが、「この件も場合によっては書くからね」といった瞬間、
「すいません、どちらでお書きになられるのでしょうか?」
とすぐ聞いてきました。
危機管理対応としては別に問題なく、むしろ真っ当な反応だとは思いますが、「こっちの質問には何も答えなかった、っていうかつまらない嘘ついて婉曲に取材拒否してきた癖に」と内心カチンと来ましたが、「JBpressだよ」って素直に自分は教えてあげました。もちろんJBpressの記事に本気でこの経緯を書くつもりはないのですが、今後しばらくはネタとしては使える気がします。
個人的な印象で述べると、自分の中でワーストだったクロネコヤマト並にレベルの低い広報だなと思います。取材に協力できないならはっきりとお断りを述べればいいだけなのにそれすらもできず、挙げ句にすぐわかる嘘までついてごまかそうとするなんて話になりません。ゲーム会社だからメーカー広報と比べるとレベルは落ちると想定してはいたものの、DeNAがスムーズに対応してくれたのと比べると好対照もいいところでした。
っていうか「(゚Д゚)ハァ?」はさすがにないと思う。こっちだって別に怒鳴ったりするには至ってないのだし。
2019年2月7日木曜日
知識ギャップの埋め方
中国コラムを書いている他のライターとネタの相談、打ち合わせをする際、「一体何が日本人にとって珍しい中国の情報なのだろうか……」という点でよくお互いにため息をつきます。というのも、中国での生活がそこそこ長くなってくると、日本人にとっては「なにそれっ!」て思われる中国の習慣や特徴についても、「普段見かけるよくある光景」にしか見えなくなり、日本人に受けるネタであることに気づかなくなってしまうからです。
そのためJBpressで書いているコラムも、割と自分にとっては当たり前なんだけど日本にいる友人とかに話したら、「そんなの全然知らなかった、面白い!」と言われてじゃあ書くかって感じで書いているのも少なくありません。前に書いたごみ分別の記事なんてその典型もいいところで、あれが日本人に反応されるなんて私自身はそれほど期待はしていませんでした。
その逆というか、自分を含め中国ネタを書くライターたちにとって珍しい、面白いと感じる内容は決まってディープな中国ネタ、具体的には中国で流行っている韓流アイドルとか、日本人なら絶対に知らないアパレルブランドとか、日本人には言われてもピンとこない個人所得税改革とかそんなのばっかで、仮にそういうのを日本語媒体で記事化しても誰にも反応されないことは目に見えています。
そういうわけから我々中国ネタライターにとって、「いかに普通の日本人でも反応できるような、自分たちにとっては当たり前だけど、一般日本人には当たり前でないネタ」を提供することが仕事を左右します。簡単に書くけどこれって案外難しく、他のライターとかが書いているネタを見て、「あー、これもいけたのか………」って嘆息することも珍しくありません。
現実にというか去年の秋頃に出した(書いたのは真夏だったが)、中国のPM2.5濃度は下がってて最近青空も多くなっているという私の記事も、やはり周りでは「そんなのずっと前からじゃん」、「自分もそう思ってた」という感想が多く聞かれました。逆を言えばそういう感想が得られるネタほど美味しいわけで、この記事に関しては我ながら「自分にとって当たり前の事実」をうまく再発見できたと考えています。
こうした中国ネタ同様に、私にとっては歴史ネタも同じような問題にぶつかります。はっきり言えば自分もかなり歴史知識を持っていることから生半可なネタじゃ「だから何(゚Д゚)ハァ?」って感じで満足できず、かなりディープな解説、江戸時代の流通事情やマネタリズムとか、鎌倉時代の栄養状況などそういった方の話のほうが喜んで調べます。しかし、こんなネタが一般受けするわけないことは私もわかっており、いちいち記事化することはありません。
なので中国ネタ同様、歴史ネタで記事を書く場合は如何に、「自分にとっては珍しくもなんともない事実だけど、一般人がまだ興味を持てる範囲で恐らく走らないであろう事実」を探して書くことが求められます。簡単に言うけど、これは決して簡単じゃありません。
ではこういった知識ギャップを埋めるにはどうすればいいのか。基本は、その方面の知識の少ない人に、「こういうネタがあるんだけど」といって話して聞かせ、その際の反応を見るのが確実です。このとき相手に「面白い」と言わせたらほぼ大丈夫ですが、相手も専門知識を持つ人間だったらあまりあてになりません。
ただこの方法、既にネタを見つけていることが前提です。ネタがなければ話して聞かせるなんてできないわけで、そもそものネタ探しにおいては使えません。
ならネタ探すにはどうすればいいのか。自分のやり方としては、最近「1984」のリバイバルブームで見ることの増えた単語の「二重思考」こと、中国に来たことのない日本人の思考で物事を見つめ、そのなかで面白いと感じたものを拾うというやり方を持っています。
もう一つの方法としては、初めてその情報に触れたときの感覚を思い出すというやり方です。これは「初心に帰る」をそのまんま実行するという手段ですが、記憶力が極端に言いこともあってか、割と実際に最初に触れたときの心境とか思い出そうとすれば簡単に思い出すことができます。その時の感覚を現在の自分の視点で客観視して、記事化するというのが割と自分の得意パターンです。
ただ、自分で書いてて二番目の方法は他の人にできるかと言ったら多分無理だという気がします。つい先日も通りを歩いてて、八年前にここを初めて通った際にはこの店の前にはモップがあって、子猫が遊んでて、ああいう格好したカップルが歩いていたなとか普通に思い出せますが、やはり自分のほうが異常な特徴を持っているということを自覚しています。というかたまにフラッシュバックすることもあって、日本国内のどこそこの通りを時速30キロ強で自転車で走りたくなる欲求が突き上げてくることもあります。
どちらにしろ、記事を書く場合は読者との知識ギャップを意識して書くのと書かないのとでは大きな差があり、一般の記者ならともかく、IT系の記者はやはりこの方面への意識が欠けるのではという印象を常に覚えています。
そのためJBpressで書いているコラムも、割と自分にとっては当たり前なんだけど日本にいる友人とかに話したら、「そんなの全然知らなかった、面白い!」と言われてじゃあ書くかって感じで書いているのも少なくありません。前に書いたごみ分別の記事なんてその典型もいいところで、あれが日本人に反応されるなんて私自身はそれほど期待はしていませんでした。
その逆というか、自分を含め中国ネタを書くライターたちにとって珍しい、面白いと感じる内容は決まってディープな中国ネタ、具体的には中国で流行っている韓流アイドルとか、日本人なら絶対に知らないアパレルブランドとか、日本人には言われてもピンとこない個人所得税改革とかそんなのばっかで、仮にそういうのを日本語媒体で記事化しても誰にも反応されないことは目に見えています。
そういうわけから我々中国ネタライターにとって、「いかに普通の日本人でも反応できるような、自分たちにとっては当たり前だけど、一般日本人には当たり前でないネタ」を提供することが仕事を左右します。簡単に書くけどこれって案外難しく、他のライターとかが書いているネタを見て、「あー、これもいけたのか………」って嘆息することも珍しくありません。
現実にというか去年の秋頃に出した(書いたのは真夏だったが)、中国のPM2.5濃度は下がってて最近青空も多くなっているという私の記事も、やはり周りでは「そんなのずっと前からじゃん」、「自分もそう思ってた」という感想が多く聞かれました。逆を言えばそういう感想が得られるネタほど美味しいわけで、この記事に関しては我ながら「自分にとって当たり前の事実」をうまく再発見できたと考えています。
こうした中国ネタ同様に、私にとっては歴史ネタも同じような問題にぶつかります。はっきり言えば自分もかなり歴史知識を持っていることから生半可なネタじゃ「だから何(゚Д゚)ハァ?」って感じで満足できず、かなりディープな解説、江戸時代の流通事情やマネタリズムとか、鎌倉時代の栄養状況などそういった方の話のほうが喜んで調べます。しかし、こんなネタが一般受けするわけないことは私もわかっており、いちいち記事化することはありません。
なので中国ネタ同様、歴史ネタで記事を書く場合は如何に、「自分にとっては珍しくもなんともない事実だけど、一般人がまだ興味を持てる範囲で恐らく走らないであろう事実」を探して書くことが求められます。簡単に言うけど、これは決して簡単じゃありません。
ではこういった知識ギャップを埋めるにはどうすればいいのか。基本は、その方面の知識の少ない人に、「こういうネタがあるんだけど」といって話して聞かせ、その際の反応を見るのが確実です。このとき相手に「面白い」と言わせたらほぼ大丈夫ですが、相手も専門知識を持つ人間だったらあまりあてになりません。
ただこの方法、既にネタを見つけていることが前提です。ネタがなければ話して聞かせるなんてできないわけで、そもそものネタ探しにおいては使えません。
ならネタ探すにはどうすればいいのか。自分のやり方としては、最近「1984」のリバイバルブームで見ることの増えた単語の「二重思考」こと、中国に来たことのない日本人の思考で物事を見つめ、そのなかで面白いと感じたものを拾うというやり方を持っています。
もう一つの方法としては、初めてその情報に触れたときの感覚を思い出すというやり方です。これは「初心に帰る」をそのまんま実行するという手段ですが、記憶力が極端に言いこともあってか、割と実際に最初に触れたときの心境とか思い出そうとすれば簡単に思い出すことができます。その時の感覚を現在の自分の視点で客観視して、記事化するというのが割と自分の得意パターンです。
ただ、自分で書いてて二番目の方法は他の人にできるかと言ったら多分無理だという気がします。つい先日も通りを歩いてて、八年前にここを初めて通った際にはこの店の前にはモップがあって、子猫が遊んでて、ああいう格好したカップルが歩いていたなとか普通に思い出せますが、やはり自分のほうが異常な特徴を持っているということを自覚しています。というかたまにフラッシュバックすることもあって、日本国内のどこそこの通りを時速30キロ強で自転車で走りたくなる欲求が突き上げてくることもあります。
どちらにしろ、記事を書く場合は読者との知識ギャップを意識して書くのと書かないのとでは大きな差があり、一般の記者ならともかく、IT系の記者はやはりこの方面への意識が欠けるのではという印象を常に覚えています。
2019年2月6日水曜日
ケネディ家の父
先日、上の本を買って読んでましたが、この本を読んで一番興味を持ったのはケネディ家の父親こと、ジョン・F・ケネディの父であるジョセフ・ケネディ(通称、ジョー・ケネディ)でした。
・ジョセフ・P・ケネディ(Wikipedia)
ケネディ家というと米国製次回のエリート一家兼呪われた一家として有名ですが、今回改めてこのジョー・ケネディについて調べてみたところ、実質的にケネディ家というのはこのジョー・ケネディにほかならない、つまり彼自身が核でありほかは付随物だったのだという印象を覚えました。
ではそのジョーがどういう人物だったのかというと、一言で言えば自分がのし上がるためには手段を選ばない人間です。現代で言えば村上ファンドの村上世彰氏などがイメージとして近いような気がします。
ジョー・ケネディはアイリッシュ系移民二世として米国で生まれた後、すでに有力者となっていた父親のコネで銀行で務め始めると、その業務で得た情報を駆使して株取引、つまりインサイダー取引を乱発して巨万の富を築きます。その後、証券会社に移っても同様の行為を繰り返して「悪どい相場師」として名を馳せると、初期のハリウッド映画産業にもビジネスを広げたりしています。
また禁酒法時代には外国からアルコール類を輸入してマフィアを介して横流しするなどして、相当暴利を貪ったとも言われています。っていうかこんだけやりたい放題な人間も珍しいでしょう。
その後、大恐慌のあとでルーズベルト政権が発足すると、大恐慌への対策が真剣に議論されます。特に一番やり玉に挙がったのは証券取引の規制だったのですが、この証券取引規制をどうす進めていくかの指導役としてルーズベルトが発足したばかりの米国証券取引委員会の委員長に指名したのが、他ならぬジョー・ケネディでした。
これはルーズベルト自身が選挙戦中にジョーから多大な支援を受けていたこともありますが、ジョーの資質を買っていたゆえの人事とも言われています。実際、「証券取引不正の親玉が何故規制する側に?」という声も上がったそうですが、本人が不正しまくってその手口もよくわかっているだけに、ジョーが立案して実施していった証券取引規制は理にかなっててちゃんと機能したそうです。
この証券取引委員会委員長の功績を受けてルーズベルトは今度はジョーを英国大使に任命しますが、二次大戦中に「英国は自分のことしか考えていない腰抜けだ」的な失言をしたことで大ひんしゅくを買い、恐らくジョー自身もゆくゆくは大統領の座を狙っていたとされますが、これによって中央政界における政治生命は絶たれました。
これ以降、自分が果たせなかった夢を息子らで実現し、あわよくば息子たちを通して米国を支配しようと考えていた節があり、長男のジョセフ・P・ケネディ・ジュニアこそ二次大戦中に戦死してしまいましたが、次男のJFKは念願かなって大統領につけることに成功します。
もっともその後は知っての通りJFKは在任中に暗殺され、三男のロバート・ケネディも予備選中に暗殺され、末っ子のエドワード・ケネディも上院議員在任中にスキャンダルを起こしてその目は完全に絶たれました。こうした中、ジョーも1969年になくなりますが、四人の息子のうち三人が先に死ぬという不幸な結末となっています。
なおジョーには四人の息子のほか、五人の娘ももうけています。この中で自分も今回はじめて知ったのですが、長女のローズマリー・ケネディはなんとロボトミー手術の被害者となっていました。なんでも、青年期に差し掛かる頃の反抗期的な行動と、やや知能が低かった(実際には標準程度)と判断され、23歳の頃にロボトミー手術が効果的と判断されて施術されたそうです。
しかしこれは最悪の結果となり、これ以降ローズマリーは言語が支離滅裂となり、ほとんど自我のない廃人となってしまったそうです。
このようなローズマリーに対してジョーとその息子たちは全く病院を見舞うことはなく、唯一母親だけが定期的に訪れていたそうですが、ケネディ家から事実上、存在を消されていたそうです。もっともマスコミはすぐバレたので、批判をかわすためにケネディ家は障害者スポーツへ多大な寄付を行うようになりましたが、ケネディ家の不幸は偶然というよりかはその家風、というよりジョーの行動などによる面も大きいのではないかと密かに思います。
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