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2021年2月18日木曜日

ハドソン川の奇跡に居合わせた日本人

 一週間ぶりに今日仕事でしたが、鬱で死にそう(ヽ''ω`)

 話は本題ですが、前回VF-11Bという架空の機体をプラモで作った後、やっぱリアルな機体を改めて作ってみたいなーとか思っていたら何故か航空事故についてまた調べ始め、「フィクションじゃないのかよ!騙された!」のページをずーっと見てました。でもって今更ながら、フランス航空事故調査局(BEA)の建物がしょぼくて、「しょぼいから簡単に作れそう」って理由でダンボール職人がBEA本部をダンボールで再現して作って見せたら、BEA本部からリアルに問い合わせが来て、寄贈されて、その年の年次報告書の締めの写真を飾ったという驚異の事実を知りました。
 BEAの調査能力はさすがです。

 それはさておき航空事故についてまた調べていたら、「ハドソン川の奇跡」ことUSエアウェイズ1549便不時着水事故の詳細についてまた調べる機会がありました。この事故については以前にもブログで紹介しているように私も把握しており、概要を簡単に話すと、離陸直後にバードストライクで両エンジンがいきなり停止した後、空港には戻らずそのまま近くのハドソン川に不時着水を試み、死亡者を一人も出さずに完璧に危機を乗り切った奇跡のような航空事故を指します。
 この出来事はクリント・イーストウッドがトム・ハンクス主演で映画化しているのですが、今日何気なくその映画について調べていたところ、なんとこの事故機に日本人二人が搭乗していたことを初めて知りました。


 詳細は映画公開時に出された上記記事にまとめられていますが、二人とも企業の駐在員で、商用で搭乗したところ事故に巻き込まれたそうです。事故当時の状況についても語られていますが、不時着水に至るまで機内に大きな混乱はなく、機長が完璧な対応を行っていたなどと証言しています。
 今の今までこの軌跡のような出来事に日本人も立ち会っていたことを知らずにともかく驚きでいっぱいなのですが、別のインタビュー記事では事故の後に機長が訴訟を起こされたということを二人とも知らなかったとのことで、映画によってはじめてその事実を知った旨が書かれてありました。

 この辺はクリント・イーストウッドが過去に撮影した「父親たちの星条旗」、「アメリカン・スナイパー(アメスパ)」でも描いていますが、輝かしい功績が称えられる英雄はその裏で大いに悩ませられる現実があるということを、ハドソン川の奇跡でも描いているのだと思います。ハドソン川もみたいけど実はまだ見てません。
 なおその英雄ことサレンバーガー機長ですが、元は軍人でF-4ファントムⅡに乗ってたそうです。離発着の難しい機体だから着陸上手にできたのかなと直感的に思いました。また事故当時の状況についてはこちらのページに詳しく書かれていますが、マジで秒単位で的確な判断を行い、それを実行してのけてる辺りは神がかっています。奇跡は常に努力しているものに起こるというのを体現しているようにも見えます。

2021年2月17日水曜日

人出が多かった今年の春節

 最近ふざけたことばかり書いていたので、そろそろ真面目な話題に舵を切ろうと思います。

 さて今日は中国の春節休暇の最終日で、明日からまた通常勤務が戻ります。例年であれば春節後しばらくは復調期間というべきかあまり仕事が多くないのですが、春節前の一部仕事が残っているのと、最近無駄に業績良くて仕事増えているため、なんかあまりサボれそうにないです(´Д`)ハァ…
 それはともかくとして今年の春節ですが、一言で言えば上海市内の人出が非常に多かったです。誇張抜きで自分が今まで中国で春節を過ごした中で、過去最大の人出でした。一体何故こんなに多かったのかというと単純に、コロナの感染拡大予防のため、中国政府が帰省自粛を求めていたからで間違いないでしょう。

 春節の時期において中国は、出稼ぎ労働者の多い大都市ほど人口が減り、帰省で戻ってくる人が多い地方都市ほど人口が増える傾向にあります。前者の大都市に属す上海は、さすがに平常時と比べると人口が減ったというか、明らかにネットの通信速度が春節休暇前半は跳ね上がってましたが、街中、それもショッピングモールなどの繁華街に行くと通常なら閑散となるところが今年はわいわいがやがやなくらい家族連れなどでにぎわってました。前に見た記事でも、今年は帰省を自粛して仲間と過ごすというから、やたら雀卓が売れてるという話も真実味があります。

 それこそコロナが流行し春節休暇も各所で延長された去年と比較した場合、今年の人出は天と地ほどの差があります。去年なんかは本当に昼中でも人の姿が見えずゴーストタウン化していて、自転車で外出た時は快調に走らせられたほどでしたが、今年は最初の数日だけがやや閑散としていて、それ以降は日常と変わらないくらい人が多く、自転車で走る時もやや減速気味となりました。
 もっとも昨日、高架下で長い距離で信号がなく、快調に飛ばせるルートを新たに開拓しましたが。

 経済的な視点で見た場合、今年の春節においては大都市での消費が増えた一方、地方都市の消費が減少しているのはほぼ確実です。その上で案外今年をきっかけに、「無理して帰省しなくてもいいかも」と考える中国人が増えるのではという気もします。この辺りは日本の流れとほとんど同じで、年末年始に義務的に実家へ帰省していた昭和の時代から、核家族化と合わせ帰省せず実家とは別々に正月を過ごすライフスタイルが平成で定着していきましたが、中国は今年がその分岐点というか、来年以降から帰省をしない家族が顕著に増えてくるんじゃないかと勝手に予想しています。

2021年2月16日火曜日

ぴあ死ね(# ゚Д゚)シネ!

ぴあ、最終赤字65億円に転落へ コロナで市場消失「顧客心理が一段と冷え込んだ」(ITmedia ビジネスオンライン)

 恐らく多くの人にとって上のニュースはどうでもいい話でしょうが、私はこれを見て「ざまぁ(σ・∀・)σゲッツ!!」とリアルに思いました。なんでかっていうと、かつてぴあに相当腹立つことされたからです。

 事の次第を話すと、それは8年前の春のことでした。当時日本帰って浪人中だった私は観光客誘致を目的としたメディアのライター募集というぴあの求人広告見て、まぁこれならやれるだろうと思って応募し、面接に呼ばれました。指定された面接時間帯が夜の7時というなんか変な時間帯だと思いましたが、案の定変な面接でした。

 まず聞かれることは日系企業お定まりの「趣味は?」からで、その後は履歴書に書いてあって読めばわかる経歴をまたつらつらと説明させられました。その上で、「2012年の反日デモの時の上海はどうだったのか?」と聞かれたので、自分が直接目にしたことを話し始めたら、「長い、もういい!」と、話し始めて2分も経たないうちに話せと言った奴がいきなり打ち切ってきました。
 その後も内容のない質問が延々と続き、何のために自分呼んだんだと疑問に思っていたら、「最後に質問は?」と急に切り替わったので、ライターを募集しているメディアの刊行ペースはどんなものなのか、また具体的な掲載内容とかはどのようなものかと聞いたら、

「隔週だっけ?月刊だっけ?」

 と、さっき話を切ってきた奴が他の面接官に何故か聞いていました。つまり、ライターを募集しているメディアの概要すら把握してない人間が面接官をしていたわけです。こんな有様だから掲載内容も「観光をアピールするメディアです」(別の面接官が回答)と全然具体的でも何でもないよくわからない説明しかできず、全く要領を得られませんでした。そんな感じでお互い無意味な面接は終わり、帰りに交通費も一銭もくれませんでした。

 真面目に上記のぴあ側の対応は未だに腹が立つというか失礼極まりないと思えてなりません。それ以上に個人的に気になったのは、あの面接においてライターとしての実力、具体的には1日何本記事書けるのかとか、どのようなコンテンツの記事を書くのが得意なのかという質問は一切なく、聞いてるこっちが逆に不安になる有様でした。もちろん、そんな具合だったのでそのまま落とされました。
 第一、記事やコラム執筆において真面目な話、私以上の人材を採ろうっていうのは相当ハードルが高いでしょう。並み居る強敵を押し退けこのところJBpressで上位3位以内をずっと死守するっていうのは地味に自慢できる実力だし、昨日の記事だってYahooの国際総合ランキングで3位に入ってました。そんな自分以上の人材をどうやってぴあ如きが得ようってのか、身の程知らずも甚だしく思えます。あと何気に観光系の記事は昔から得意としてるというのに。

 っていうか本当に面接呼ぶなら交通費くらいよこせよと思えてなりません、本当に失礼な連中だった( ゚д゚)、ペッ

2021年2月15日月曜日

おにぎり記事の裏側


 例のヤンマガ的隔週自分の記事紹介ですが、今回の記事は今のところ、っていうか朝からずっとJBpressアクセスランキングで1位で、全日1位はほぼ確実な結果を叩き出してくれています。もっともこの結果は記事を提出した当時から予想しており、「今度のは確実にトップ取れる(;゚∀゚)=3ハァハァ」と意気込んでいたので、この結果には非常に満足しています。でもって色々裏ネタもあるので紹介していきます。

 まずこの記事を書こうとしたきっかけは、記事中にもある通りに日本の友人から記事ネタを提案されたためでした。ちょうどその直前に最近のスカスカ軽食についてチャットで話してて、「中国のコンビニはどうなの?記事にしたら?」的に言われました。この時、世を忍ぶ仮の姿の仕事が忙しく、なんか新規に取材とかしてらんない状態だったこともあり、このコンビニネタなら写真用意すればその解説だけで記事書けるし楽でいいかもというノリでやることとしました。
 なお当初このくだりについては、「『ユー、中国のコンビニ調べちゃいなよ』と故ジャニーさん風に友人に言われた」と記事に書く予定でしたが、さすがにふざけ過ぎかと思ってやめました。

 次に肝心の記事ネタですが、ヤフコメでも書かれている通りこのスカスカ軽食問題で一番批判されているセブンイレブンが、今回検証したツナマヨおにぎりで一番ボリュームがある結果は自分にとっても意外でした。記事での消化の順番通り、ローソン→セブン→ファミマの順番で調べていったのですが、ものの見事に3社で明暗が分かれ、記事書く側としては非常にありがたい結果でした。
 特に最後のファミマについては記事中で、包丁で割って中見開けた時に変な声出たと書きましたが、これは盛っているわけじゃなく本当の事実です。リアルに「ナニコレ!?」的に声上げて驚くとともに、あまりのスカスカぶりに呆然とする一方、「これでアクセスランキングトップはいただきだ」という妙な打算も働きました。

 このほか一部ヤフコメで、「この記者は中国を揶揄して何が楽しいんだ」的な私自身への批判が見られましたが、これは恐らく「分量をごまかすことにかけては定評のある中国ではどうなのか?」という記述が気にくわなかったのだと思います。ただこの記述、ネタをばらすと私が言ったわけじゃなく、実は中国人の友人のセリフです
 これも当初は記事に書く予定で最終的には載せなかったのですが、今回の記事企画を中国人の友人に話したら、「そういう分量をごまかすのは中国の方が多いじゃん。なんで日本で話題になってんの?」とリアルに言われました。実際に最近は昔ほどじゃないけど、今でも中国はこうした見せ方とか工夫して分量をごまかす行為は日常茶飯事であり、私自身も先ほどの記述は中国を特別揶揄するものではなく、現実を端的に述べた記述であると考えています。逆を言えば、こういう行為はないという中国人は自国のことをあまりにも知らなすぎだと正直言って思います。

 ただ、上記の記述はある意味で今回の記事の一番重要なメッセージ部分であり、痛烈な皮肉も形成しています。というのも、分量をごまかす行為が横行する中国を馬鹿にしていたら、日本も中国を笑えなくなってきているというのが今回の記事のメインテーマだからです。この点に関してはヤフコメでもまさにそのように指摘している人も見られ、きちんと私のメッセージが届いているという実感を感じます。
 少なくとも今回、中国でファミマは完璧なスカスカおにぎりを出していることははっきりとした事実であり、「日系だからごまかしはない」というのは今や通じなくなってきています。またこうした商法を消費者は許容するのか、それならば値上げを許容するのか、やはりこうした議論はもっと盛んになってもいいと思います。その上で敢えて中国を当て玉とばかりに、「あなたたちが馬鹿にする(かつての)中国のように日本はなっていってもいいのか?」という問いをぶつけたいという狙いを込めて、今回記事を書いています。

 なお「~は定評のある」の記述に関してヤフコメで、「ディフエンスに定評のある池上かよ」とツッコミ入れている人がいましたが、「ナイスツッコミ(σ・∀・)σゲッツ!!」と凄い安心感に包まれました。割とこの書き方、昔から好きです。

 あとコメントに関しては、

「この手の調査は、くだらないけど気になるものが多いので、これからも色々なモノや事象を調べて記事にしてください。」

 地味にこのコメントが一番うれしかったりします。実際に私も書きながら「くだらないよなぁこのネタ」と思いつつ、だからこそみんな面白がって読むという確信がありました。くだらないネタだからこそ軽く読めるし、またそうしたところから消費者観点の議論は生まれてくると思うので、上記コメントを書いてくれた人が言っているように、こうした記事はもっとどんどん出てくるべきだと密かに考えています。

 とはいえ、この記事は我ながら非常に反則な記事だったなと今でも思っています。同業者からしたら「ずるいだろてめぇ!」とか言われても仕方ない気がします。まぁでもアクセス稼げるのだから書いたわけですが。
 ちなみにJBpressの編集部には、「絶対当たる記事ネタだから日本でも同じような検証して誰かに記事書かせた方がいい」とアドバイスを既にしています。あとソ連人民の敵であるうちの親父から、「見出し見ただけでお前が書いているのが分かった」と妙に理解のあるコメントがさっき送られてきました。まぁ実際、こんなネタで本当に記事にするのは自分くらいな気がしますが。

2021年2月14日日曜日

昨夜の地震の政権への影響について

 既に各所で大きく報じられている通り、昨夜に最大震度6強という大きな地震が東北地方を襲いました。幸いというか夜の時間帯ということもあり、大規模停電や揺れに寄る怪我人は発生したものの、大火災や津波といった副次災害は発生せず、その震度に比べ被害は比較的少なくて済んだのではないかと素人目に思います。

 またこの地震ですが、菅政権にとっては非常に大きな追い風になるとみています。つい昨日まで森の辞任問題や菅総理長男の官庁口利き問題などスキャンダルに関する報道が溢れていましたが、昨夜の地震によってこれらの報道量は今日、一気にブレーキがかかりました。また深夜にもかかわらず菅総理は会見を行うなど災害対策に当たり、自衛隊の災害派遣もすぐに決断するなど、この点に関しては文句のつけようがありません。
 そのほかタイミングがいいというか、季節的な影響の可能性も否めないものの、コロナ対策における緊急事態宣言の発令がじわじわ効いてきたというか、各地の新規感染者数がこのところ確実に減ってきています。先週に一部地域で宣言解除が取り沙汰されたものの、安倍政権の頃と違ってあっさり解除することなく継続し続けたことは私自身も支持する決断であり、初動はGoTo継続などで明らかにとちったところがあったものの、ここにきてコロナ対策方面で成果を上げつつあり、ひょっとすれば4月の地方選で逆転の芽が出てきました。

 一方で、今回の地震はオリンピックそれ自体には逆風となりうるでしょう。日本人からしたらまだしも、外国人からすればこんな大きな地震があるところで大丈夫かと、不安に感じる国も出てくるかもしれません。それだけに逆に今回の地震の災害状況を日本はアピールして、「震度6という大きな地震があっても、地震対策が徹底されている日本の被害はこれほどしかない」という風な感じでガンガン世界に発信すべきじゃないかと思います。
 真面目に3.11以降の大きな地震を見ていても、震度6程度では建物が完全崩壊する例はほとんどなく、ひび割れとか居住不可能になる建物が出るのは仕方ないにしろ、生き埋めになるような事態がほとんどないという事実は地味に凄いことだと前から感じていました。それこそベンチマークがてらに、欠陥住宅でお馴染みのレオパレスでもほれこの通りみたいに、「日本は欠陥住宅でも地震で壊れない」アピールしたらどうかと内心考えています。まぁレオパレスは会社自体が今や風前の灯火ですが。

2021年2月13日土曜日

マクロスのVF-11B製作


 日本で一世を風靡した悪魔のおにぎりですが、中国のローソンでも売られています。っていうか知らぬ間に第6段まで出てるし。


 それはさておきまたプラモですが、マクロス(性格にはマクロスプラス)に出てくるVF-11Bという、ガンダムで言うとジムみたいなやられメカを昨日から今日にかけて作っていました。


 メーカーは見ての通りハセガワで、組立て自体は胴体、機種、エンジンの3ブロックに分かれているため時間はかかりましたが、説明書はアニメ出身機体であるため低い年齢層にも配慮したのか細かく書いてあり、それほど難しくありませんでした。


 ただシールことデカールが、私の期のせいかもしれませんがハセガワはやたらと質が悪い上に、無理に半円上せず2枚に分けりゃいいと思うデカールすら貼り辛い半円状にしたりして、デカール貼りで大いに苦しみました。しかもやたらと破けやすく、一見してわからないでしょうが多くの箇所で敗れており、破れた風に見せないよう貼るのに苦労しています。
 っていうか凄いのになると、水付けただけで切れ目入って破れるのすらありました。他のプラモでこういうのはないものの、ハセガワのプラモだと決まって毎回起こっており、デカールに関してはハセガワのことを私は信用していません。


 それでなんでこのVF-11Bを作ろうとしたのかというと、たまたま店に置いてあったからという理由以外ないです。そんな思い入れがある機体でもないし。

後部バーニアは開閉可能

 ただ、原作となるマクロスプラス自体は映画版を昔ビデオ借りてみたことがありました。スパロボから興味持ってみた作品でしたが、いろいろと言いたいことはたくさんあります。


 マクロスプラスは戦闘シーンことドッグファイトのシーンは非常によくできているのですが、作品全体で評価するとそれほどとは内心思っていません。何故かというととにもかくにも脚本がお粗末この上なく、内容知っている人にしかわかりませんがある友人はこの作品の脚本について、「これってただガルドが痛い奴だっただけなんじゃ?」と言ってましたが、実際そうなのが悲しいです。
 また敵キャラも暴走したAIアイドルが操る無人戦闘機で、現代風に言えば初音ミクが無人のF-35を操って襲い掛かってくるような内容です。なんで暴走すんのかという過程もよくわかんないしで、もっとやりようがあったのではと思えてならない内容でした。

 また先のガルドが痛かった件についても不信感アリアリで、ガルドの暴走を目の当たりにしていたヒロインはストーリー中、全くそういったことがあったことをおくびにも出さず、なんていうか行動が異常に不審です。下手すりゃこいつがなんか黒幕で、初音ミクも暴走させたんじゃないのと言いたくなるような人間関係ですが、実際そんなことはなく不審な行動をとりながらただの一般人で終わっています。
 っていうか真面目にヒロインがAI暴走の黒幕だった方がよかったんじゃないのだろうか。

 監督はガンダムの0083の政策にも参加していたそうですが、0083といいマクロスプラスといい、どちらもトム・クルーズの「トップガン」を明確にモチーフにしており、でもってヒロインが悪目立ちするところも共通しています。でもって、脚本はよくないけど戦闘シーンは非常に栄えがあるって点まで共通しています。
 なんていうか90年代中盤のロボットアニメが全体としてそういう雰囲気にあったのか、戦闘シーンさえバリバリ動かせば脚本はどうでもいい的な風潮でもあったのかと思うところがあります。もっともガルドを演じ、後にハチロクの親父も演じる故石塚運昇はマクロスプラスを絶賛していたそうで、この作品をきっかけに映画吹替だけでなくアニメにも率先して出演するようになったそうなのですが。

 最後にVF-11Bの機体構造について思ったことを述べると、意匠のモデルはソ連のフランカーシリーズだったらしく、やや首を傾げたような機首、そして尻尾のように長く伸びたテールノーズはまさにフランカーの特徴を再現しています。カナード(前翼)がついているのも中期フランカー型の特徴から取ったのでしょう。
 作ってみた感じとしてはやはりロボットアニメ故かエンジン部分が派手に大きく見せるようにして作っている感じがします。一方、翼に関してはこのプラモもトムキャットのように開閉できますが、思いきり広げても全幅はそれほどでもなく、なんか翼面積が小さい印象を覚えました。武装についてはマクロスの代名詞ともいえる機体下部につけるバルカンポッドはごつくていい感じがします。

2021年2月12日金曜日

野球選手の山口俊と映画のターミナル

 昨日から春節休暇に入りやばいほど、具体的にはこの二日間は半日寝ています。そのおかげで首回したときに出る痛みが減ってきてホッとするとともに、日常どれだけ忙しく毎日働いてるんだといろいろと自覚させられます。
 ただ寝過ぎたせいでこのあとやること多過ぎ。晩御飯の焼きそば作って、その後作りかけのプラモも作んないと(;´・ω・)

山口俊は巨人復帰も!自由契約なら交渉へ(日刊スポーツ)

 そういうわけで話はプロ野球ですが、昨年メジャーに挑戦してブルージェイズに入団した元巨人の山口選手ですが、昨日ブルージェイズ側から支配下登録を行わないことが発表されました。去年の成績を考えたらやむなしな結果ではあるもののネットを騒がせたのはそのタイミングで、というのもこの発表の直前に山口選手は飛行機に乗って米国に飛び立っていたからです。
 タイミング的にも山口選手は上記発表を機上で聞くことになったと思われ、ネットでは「隔離されるためだけの渡米になるのでは」などという言葉とともに、「ターミナルになるんじゃないのこれ?」という人もいました。

ターミナル(Wikipedia)

 そのターミナルというのは映画のことで、米国到着直前に本国でクーデターが勃発し、ビザの証明性が揺らいだことによって米国に入国できず、やむなく空港の一部エリアで寝泊まりを続ける男性のお話です。この脚本には原作があり、実際に難民認定などを巡って欧州のあちこちの空港間を移動し続け空港で暮らし続けた男性の話がモデルとなっています。
 さすがに山口選手がこの映画のように空港内で寝泊まりしながらメジャー契約を模索するということはないと思いますが、改めて関連ページを見ていたところ「空港に居住した人物の一覧」というページもあり、この手の空港居住者ってのは意外とたくさんいるという事実を知りました。

 もっとも、政治的な理由で移動できない人というのはやや限られており、どちらかというといろんな方面のアピール的に空港でわざと生活するような人の方が多い印象があります。ただこの手の話を見て恐らく誰もが思うのは、やはり空港は冷暖房完備で飲食店も多く、「1回でいいから空港で生活してみたい」という感情を一度は思うからこうした話に興味を覚える気がします。
 ちなみに空港ではないですが、鉄道駅で一夜を明かしたことはあります。真冬の大雪の日に。改めて当時の記事を読み返してみますが、これほんといろんな意味でJRの対応とかおかしくないかという気にさせられます。マジあの時寒かったことだけははっきり覚えています。