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2021年8月31日火曜日

二階、幹事長辞めるってよ

特集・赤い星の戦闘機 ミグ&スホーイ(時事ドットコム)

 先日、調べ物をしている最中に上の特集を見つけましたが、こんな特集見ても誰が得するんだよ俺以外などと思いました。ちなみに調べ物の結果、意外とミグ23のプラモは流通していないことがわかりました。

 話は本題ですがオリンピック終わってから日本の政局が結構動いており、閣僚交代で自民党の二階幹事長の交代が確実されてきました。菅首相自身が決断したようで相手の二階氏本人にも直接伝えたとのことですが、いまいちなんか大手メディアの解説みていてもピンときません。真面目に大手メディアの政治報道の質がこの5年くらいで劇的に下がっているように見えます。

 一部報道を見る限りだと、不人気な二階氏をやめさせることで刷新アピールして選挙に勝つ、という戦略でやっているとのことですが、仮にそうだとしたら幻想でしょう。二階氏は確かに不人気ですがそれ以上に不人気なのは菅首相であり、内閣改造をやっても支持率にはほぼ変化がないと自分は予想しています。目玉人事をやろうにも小泉進次郎氏は既に環境相に使っており(でもって不人気に)、これ以外で支持率アップが図れるような人材はもはや自民党にはいません。むしろ切るなら、二階氏ではなく麻生氏を切ったほうが支持率的にはいいんじゃないかと自分は思います

 仮に内閣改造で意味があるとしたら、これも一部メディアが報じているように既に総裁選出馬を表明している岸田氏を潰すという意味でしょう。内閣改造アピールで岸田派のアピールを消すというほか、岸田派の議員を閣僚に取り込むという戦術も使えなくはないですが、その手の腹芸が菅首相にできるとは思っていません。

 もっとも今のまま選挙にもつれ込んだとしても、自民党が大敗するシナリオはありません。今の自民党の最大の支援者は党員でもなく右翼でもなく野党で、彼らが自滅し続ける限り自民党が負けることはないでしょう。
 ただこのところの地方選挙の結果を見ると、大物議員がふとしたところで落ちる可能性はあるような気がします。まぁ比例名簿でドラクエみたくいくらでも復活当選できるけどね。

 最後に、敢えて目玉人事をやり遂げるってんなら二つ手段があると思います。一つは著名な民間人の採用で、橋下元大阪市長・府知事とか引っ張りだせたら形勢は変わるかもしれません。二つ目は、安倍元総理を閣僚で登用することで、これなら党内の基盤がさらに固められ外部へのアピールにもつながると思います。まぁ安倍元総理本人はやらないと思うけど。

2021年8月30日月曜日

クーデター記事の裏側

経営者はご用心、日本で起きた3つの社内クーデター(JBpress)

 正直に話すと、この記事もそこそこアクセスを稼ぐだろうと思っていましたが、結果から言えば振るわない結果となっています。敗因は比較的最近の企業クーデター例を3例取り上げたは言いものの、文字数の関係から一つ一つの分量が少なく、読み心地が悪かったのだろうと考えています。この辺、このところランキング上位を取りまくっててこれでもなんとかなると踏んだ自分の慢心があると自覚しています。
 なお当初はさらに三越の例も入れて4例にする予定でした。分量的にきついのと、さすがに三越は古過ぎるかと思って外しましたが、ヤフコメ見ると「三越は?」と書かれてあってちょっとびっくりしました。

 今回、この記事を書くに当たって注意した点として、クーデターという行為そのものについては善悪判断をせず、中立的に書くようにしました。クーデターの結果、フジテレビのように往時より勢力を落とした企業もありますが、クーデター行為自体そのものはきちんと手続きを踏んでいることもあり、単純な企業のパワーゲームとして否定するべきものではないという考えからこのように心がけました。
 もっとも富士通のケースに関しては偽情報に騙されたという手前、野副氏に対しやや同情的に書かざるを得ませんでしたが。

 個人的には今回取り上げた例を見て興味を持った読者はウィキペディアなり参考文献なりで後追いすればいいと考えてはいたのですが、改めて読んでみると1件で3000字使ってもよかったなと思います。でもってそうすればシリーズ化もできて、ネタ探し的には楽できたかもしれません。
 なお今回取り上げた中で一番自分が思い入れがあるのは冒頭のフジサンケイグループで、この時の当事者である日枝久氏が未だ存命で、且つフジテレビを支配しているという点が大きいです。記事中にも書いていますがあの時の対応がその後のライブドアによるニッポン放送株買収事件につながっており、またその際のカウンターパートナーも日枝氏であり、そういう意味で参考文献の「メディアの支配者」は大きな物語を取り上げていると感慨深く感じます。

 最後にまた本題と関係ないですがこのところ上海は暑くて辛いです。湿度はやや落ちているものの残暑厳しく、っていうか辺に空が澄み渡って日差しがガチ殺人光線並みの威力を持っており、一昨日も自転車でプラモ買いに行ってぶらぶら走ってたら、帰宅して落ち着いたところから猛烈な頭痛に襲われ死にかけました。運動後の頭痛は元々の頭痛持ちに比べ、以前と比べ血管が細くなっているか筋肉で血管を圧迫するようになったのかが原因じゃないかと睨んでいますが、とにもかくにも息切れする運動後にやばいくらいの片頭痛に数年前から襲われるようになっています。
 なお筋肉で血管を圧迫ですが、大腿部はガチで今が過去最大なくらい太くなっています。小学生の頃から水泳やってて太腿が太いと言われ続けてましたが、高校生とかその辺の頃よりも今のがずっと太いです。生来の骨の細さと比べて自分でも今の筋肉量は不釣り合いだと考えており、この辺が頭痛を招いているような気がします(´・ω・`)ナンテコッタ

2021年8月29日日曜日

日本のランチ代が安いという報道について

【悲報】日本のランチ代、海外の半分だったwwwwwwwwww(暇人速報)

 上記のまとめ記事によると、なんか日本のランチ代がこんな感じで安いって報じられたそうです。


各国のランチ代

アメリカ 1650円
中国 1020円
日本 649円


 これについて自分の方からコメントすると、中国が「1020円(約60元)」という価格は正確ではないものの、間違ってもいない程度の数字という風に感じます。厳密な意味では、「中国」のランチ代ではまずありません。

 余計な前置き抜きで書き綴ると、この60元というランチ代は上海や北京といった大都市におけるオフィス中心街における飲食店でのランチ代です。大半のサラリーマンやOLはコンビニの弁当やデリバリーでランチを済ませており、コンビニ弁当なら20元(約340円)前後、デリバリーだと30元(約510円)だと思います。
 中には確かに毎日飲食店に行って食べる人もいますが、絶対数で言えばそこまで極端な割合ではないと思います。私なんかは翌近くの不味いパン屋(本当に不味い)で16元(約210円)程度でパン買って済ませており、たまに西安料理屋で30元程度のジャージャー麺食べる、っていうかほぼこの2択です。一般中国人サラリーマンtの比べると恵まれた給与を自分ももらっており、そうした点を踏まえると上記のランチ1食60元というのはやや誇張された数字であるように感じます。

 ただ、飲食店でのランチが60元程度するというのはあながち間違いではありません。自分がほぼ毎週通ってて店員にも顔を覚えられている日本料理屋ではランチのうどん+寿司セットは78元(約1300円)で、他のメニューも大体こんな感じです。また他のお店でもちょこっとこぎれいなお店行くとなると値段はこれくらいいき、コメダ珈琲でミルクコーヒー大+ミックスサンドを頼んでも確か80元(約1360円)したはずです。
 もっともマクド行けば30元(510円)でランチメニュー食べられるけど。そういや最近ケンタッキー行ってないから明日行こっと。

 以上はあくまで中心オフィス街での値段で、仮に上海ではない他の地方都市や非オフィス街となると値段は一気に下がります。行ったとしても15~20元程度だと思え、そう考えると中国と表記して1020円とする報道は誤解を招く恐れがあります。まぁどう報じられたかは見てないけど。
 とはいえ、中国のランチ代が年々上がっていることは事実で、上記の通り中心オフィス街での飲食店ならもはや中国のが上になっているという印象は覚えます。

 ちなみにこの前ウナギ食べたくて後輩誘って適当なうなぎ屋入ったら、一番安いうな重で1人200元(3400円)する店でした。誘った手前、強がって「ここは自分が持つから」と言って後輩の分も払いましたが、「ここは割り勘で(・∀・)」という言葉が口を突いて出てきそうでした。

2021年8月28日土曜日

野戦病院発言に対する違和感

実際を知って使っているのか、戦場の「野戦病院」は「ほぼ墓場」(JBpress)

 ちょうど自分が感じていたことを青沼さんが記事にまとめていたので、紹介します。
 やった最近になって病床が足りないことが一番問題だと気になったのか、菅首相大阪の吉村知事が緊急的に既存物件で代替して病床を増やす案を口にしましたが、何故か二人とも示し合わせたかのように「野戦病院」という言葉を使っています。ただこの言葉、正直に言って強い違和感を感じました。

 私個人としては「緊急病棟」、「仮設病棟」などの言葉が適切じゃないかと考えているのに対し、「野戦病院」というと青沼さんが指摘しているように実際は非常に環境の悪いところで妥協的に作られたものというイメージが強いです。即席で作ることは共通していますが、環境が悪いのでは意味がなく、いくらコロナ対策が戦争のようだからと言ってこの表現を使うのはなんかまだ状況を舐めているのではという感じがします。

 先日書いた記事でも触れていますが、今後コロナの影響はまだ数年は続くとみた方がよく、そういう意味で今病床を追加しておけば数年間の対応に資することとなり、病床追加は今すぐ迅速に、あらゆる手段を使ってでもやるべきだと考えています。
 しかしそれを「野戦病院」などとインスタントな扱いみたいな呼び方でいいのか。半恒久性も持たせなければならないというのにこの認識で大丈夫なのかと気になります。

2021年8月27日金曜日

オリックスの宮城選手について( ;∀;)

オリックス・宮城大弥は、なぜ極貧生活から這い上がれたのか? その壮絶な来歴(週刊現代)

 最近、週刊現代はいい記事をたくさん配信していて密かに凄い雑誌になってきたと思っていたのですが、中でも上の記事は文字通り涙なくして読めず、読み終わった後にガチ泣きしてました。

 現在首位につけ今日もエース山本が完封で買ってのけたオリックスで、山本と並んで勝利数がリーグ最多の宮城大弥選手の来歴について上の記事でまとめられています。
 記事を読んでもらう方が早いですが、宮城選手が子供だった頃、その家庭状況は金銭的に苦しくて野球道具すらまともに買えず、つぎはぎだらけだったために周囲から悪口を言われることもあったそうです。しかしそうした環境にもめげずかなりひたむきに野球に取り組み続け、見事プロになったのですが、ガチで驚いたのはプロになる際に受け取った契約金8000万円のうち、2000万円を出身校や実家のある自治体に寄付していたとのことです。

 年俸1億円プレイヤーでも数千万円単位の寄付はそうそう聞かないのに、何故契約金でこれほどまでの寄付を行えるのかと驚愕するとともに、きっとめちゃくちゃ性格いい子なんだろうなと感じ入りました。っていうかこのエピソード聞いて、応援せずにいられない人はいないでしょう。

 最近は米国での大谷選手の活躍が凄すぎて野球ニュースはそっちばっかみて、日本プロ野球、特にパリーグについてはあんま見てなかったのですが、現在勝利数で最多とあるだけに、宮城選手の投球については非常に評価がいいということも最近知りました。オリックスの当主というと近年、もはや球界ナンバーワンの座を巨人の菅野選手、ソフトバンクの千賀選手と争うまでになった山本選手についてはかねてから知っていて評価してましたが、山本選手以外にもこんな投手がいたのかと今回初めて知りました。
 チームのムードもいいし、両エースが後半に入ってさらに調子を上げているので、恐らくこのままパリーグはオリックスが取るのではないかと見ています。なによりこの記事が出て、ますます宮城選手への応援が高まるのではないかと思え、その勢いに乗ってシーズン最後まで頑張ってもらいたいものです。

ワクチン副作用に関する報道を見て


 朝から何度も見てるけどめっちゃじわる。

 話は本題ですが、このところ感じる違和感として、なんか日本ではやたらとワクチン副作用に関する報道が異常に多い気がします。それこそワクチンを打ったらもれなく100%高熱などの副作用が出るのではという印象を覚えるくらい、芸能人から一般人に至るまで、「ワクチンの副作用でヤバイ」みたいなことを主張しています。

 中国でのワクチンでも副作用の話は全くないわけでもないですが、私の周りでは「打った後はやや眠くなる( ˘ω˘)スヤァ」程度くらいでした。無論、深刻な副作用、中にはそれで死亡された方もいるだろうし、中国だったらその手の報道はあまりしないということも十分考えられますが、それを考慮しても日本の副作用報道ははっきり言って異常だと感じます。
 また副作用について言及している人はこぞってその副作用がどれだけ深刻であるかを書く人が多く、それこそ「こんなことならワクチン打たなければよかった」的な言及もみます。そりゃ副作用がないに越したことはないですが、現況においてはみんなでワクチンを打つことが最終的なコロナ死者数を減らすことにつながることは確実だと思うだけに、いい年こいた大人が発熱程度で弱音吐くなよと見ていて思います。機能喪失レベルならまだわかりますが。

 恐らく中国以外の他の国もある程度そうでしょうが、ここまでワクチンに対する忌避反応が日本で強いとは私は思いませんでした。ツベルクリンとか打ってるだろうになんでコロナのワクチンにだけこんな拒否反応示すのかがいまいち理解できませんが、なんだか私も日本人の知能が落ちてきているという自虐意見に傾きそうになってきています。
 それも個人ならともかく、メディアもこぞって科学的な根拠をガン無視した報道で不安を煽っており、そういう意味では中国ほど激しくなくてもメディア統制はやはり必要なのか、特に最近やらかしまくっているテレ朝に対しては思います。っていうかテレ朝は二階から目薬的に落ちて怪我した女性社員の動向というか経過をもっと報じるべきだと思う(´・ω・`)

2021年8月26日木曜日

短期的でしかない日本のコロナ対策


 こういう文章を自分も書けるようになりたい。にしてもヤフコメにあった「サブリミナル的に長島昭久が」出てくるというツッコミは的確だと思う。


 でもって本題ですが何が明かりだよこの野郎と、見出し的に自分は思いました。それこそ豊田真由子がここにいたら「このハゲー!」っていうレベルでしょう。目下のところ日本国内で感染者数は増え続けており、重症者数の伸びは止まったという一部報道を見ますが、数字的に多分、治療対応可能な限界数に到達しているだけではないかという疑念を持っています。ちょうどこれはという閾値付近で止まることが多いし。

 ただそう言ったこと真偽以上に呆れたのが上記の菅首相の空気を読まない発言です。今この状態でなにが明るい材料なのかを具体的に言及せず、また他の国より死亡率が低いなどとと述べ、比較上でマシであれば先日のようにたらいまわしにされた挙句妊娠していた子供が亡くなってもいいと思えるのかと聞いてみたくらいです。やはり去年と比べると、たらいまわし、搬送先を探している最中に死亡下という報道が増えている印象を感じ、明らかに状況が悪化しているようにしか見えません。
 第一、比較するなら悪い国じゃなく、中国や台湾、ニュージーランドとかと張り合うべきでしょう。言ってしまえば「自分よりテストの点数が低い奴いがいる」と言っているに近い発言だと思います。

 繁忙期が終わったけれども今頃になって疲れがどっときているので一気にまとめますが、日本のコロナ対策を見ていて非常に致命的だと感じる点として、基本的に何か起こってから対応するという受け身であるということと、一番遠くて1ヶ月先しか見ていない短期的視野が問題たと思います。
 現在夏だからということで重傷者はまだこれだけに止まっていると私は考えており、恐らく今冬にはそれこそ最初の頃の武漢みたいな状況、具体的には死亡しても家族が見送ることができないという光景が日本中で起こるのでは想定しています。ついでに死亡者数も劇的に増加するという気もします。

 だからこそ現在すべき対策としては一にも二にも病床数の確保で、ある程度採算度外視で酸素吸入器などの最低限の治療設備を唱えた仮設病床を作っておくべきなんじゃないかと思います。中国も武漢でレンチン的に病院を作っていましたが、ああした対策が冬に備えて今必要だと思えてなりません。
 さらに言えば、この状況が来年に改善される見込みはかなり薄くなってきています。既にワクチンの効果も持って1年程度とされ、3回目の接種が推奨され始めるなど、人類はコロナを撲滅できない可能性が出てきています。となれば今後もこうした状況が続くだけに、来年、再来年以降どうするかという対策も求められ、だったらなおさら作っても無駄にならないんだから病床を増やす価値があると思うのですが、そういう話は誰もしない辺りが日本が怖いなとマジで思います。

 恐らくですが、今の政権は次の解散総選挙しか見ておらず、来年以降のコロナ対策はやや度外視しているように見えます。この辺、日本人の一番悪い癖というか、「最も起ってほしくない事態は起こらないことを前提に話を進める」という癖が出始めているように見え、最悪の事態を想定しつつも何も対策を採らなくなっているようにも感じます。そういうわけで、今冬どうなるかがいろいろ不安です。
 日本にいないし帰国も延びたからいいけどさ。