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2016年9月4日日曜日

姉に謝りたいこと

 昨日また昆山まで50km自転車乗って移動し、そっから周庄という観光地まで往復75km自転車で走ってきました。先月と比べて気温が大分緩くなったこともあって昆山着くまでは余裕でしたが、そっから周庄まではかなり遠く、最後の方は自然と口が勝手に空くなどきつかったです。ほかのサイクリング部メンバーも同様で、「ケツ痛い」とか「足つりそう」だとか言いながらなんだかんだ完走してしまう50代、60代の先輩方にはただただ敬服するだけです。

 さて話は本題ですがあまりこのブログで話題には挙げないもの私には姉が一人おりますが、正直言って仲は物凄く悪くここ三年間くらいは一言も会話すらしていません。もっともそれ言ったらほかの多くの親戚も同様で、諸般の事情から三年前に縁を切って以降は親父以外だと懇意にしてもらっている奈良魔人みたいな親戚以外とは全く付き合いがありません。
 姉弟の兄弟だとうちの家に限らず大体こんなもんかなとは思うのですが、そんな仲の悪い姉に対して実はひとつ可能ならば謝っておきたいなと思うことがあり、今日はその事件について紹介します。

 その事件が起きたのは私が中学一年生だった頃で、家族旅行で確か長野辺りに行った帰り道、途中にあったことから釣り堀に寄ることにしました。私は子供の頃にそれほど釣りに親しんでわけではなく近くの江戸川で何回か体長10cm前後の小っちゃい魚くらいしか釣ったことがなかったのですが、釣り堀ということもあって竿を垂れてからしばらくすると持つ手への手加減とともに糸が水中に引き込まれたので、当たりが来たと思い竿を引き上げました。
 記憶を辿るとその時針に引っかかった魚は体長20cm位のもので、水中で引っ張ってた際はそれほどでもなかったものの水面を飛び出して空中に引き出すや、思ってた以上に重たかったため持ってた竿が手前から奥へ、ガクンと逆方向へ引っ張られてしまいました。

 いまいち表現し辛いのですが、要するに釣った魚が重くて持ち上げきれなかったのです。その結果、水中から引っ張り出したまではよかったものの空中に出すや竿が逆方向へ引っ張られ、釣られた魚は空中を泳ぎ、そのまま少し離れた右斜め向かいで同じく釣りをしていた姉の顔面目掛け一直線に飛んでいきました
 念のため言っておきますが、いくら仲が悪いたってわざとやったわけではありません。普通に竿を引っ張ったら持つ手がよろけてしまい、釣り針を咥えた魚が振れた先にたまたま姉が立っていただけです。とはいえあれが赤の他人だったら結構やばかったというか、振れた先が姉だったのは何かしらの神の思し召しがあったのかもしれません。

 釣った魚が何故か姉の方へ飛んでってその後どうなったのかというと、空中を泳いで目の前に飛んでくる魚を視認したのか姉も「ぎゃー」って悲鳴を上げて顔を仰け反らせましたが、惜しいかなそれでは避け切るには足りず、大体左肩と顎の中間にある鎖骨のあたりにびたーんって感じで見事に衝突しました。くれぐれも言いますが、わざとやったわけじゃありません。
 普通、何か飛んできたとしてもぶつかれば跳ね返ってそれっきりですが、その時の魚は依然と釣り針を咥え続けており、私もよろけながらも竿を握り続けていたため、姉に魚が衝突した当たりで竿を持つ手がぶれなくなったというか安定しました。その結果どうなったかというと、ちょうど姉の顔面付近で魚は空中にいながらビチビチと跳ね続けることとなったわけです。

 自分も当時はちょっとパニクったというか目の前の光景に見入ってしまい、竿を引いたり揺り戻すという判断が出来ずに何故か固まってしまいました。姉貴も姉貴で普通に釣りしてたら突然魚が空中を一直線に飛んできたためパニックとなったのかしゃがんだり移動したりすることも出来ず、そのまま魚にビンタされ続けるだけでした。それは時間にして30秒、下手したら一分くらいあったかもしれませんがかなり長く、姉貴は最低でも30回以上はビンタされてたと思います。私も私で目の前の異様な光景に固まってしまい、なんか物凄い時間が長く感じました。
 最終的には魚も延々跳ね続けた甲斐あってか釣り針が抜け、また池に落ちたため姉は解放されたのですが、姉の目線で考えたらどれだけとんでもない体験だったか想像に余りあります。もちろん当時も姉には何度も謝りましたが(爆笑しながら)、今でも折に触れてはこの時のことを思い出し、あの時は本当に悪いことしたなぁって申し訳ない気持ちにさせられます。

 ただあの時の光景は本当にすごかったというか、引き上げた魚が一直線に姉貴向って飛んでったのはマジで神がかっていて、私の人生の中で最も近くまで笑いの神が下りてきた瞬間だったと今でも思っています。もしこの時の様子を映像に撮影していたら投稿ビデオ番組で年間大賞ですら獲得できたのではないかと思うくらい有り得ない光景でした。そういうわけで姉貴に対して面と向かってはまだ言えてませんが、ネタにしちゃってメンゴって感じです。

2016年9月2日金曜日

人切りのプロ

 ネット上でよくある人材紹介会社の広告に、「採用のプロがあなたに最高の職場を」という謳い文句が付けられていますが、人材エージェントでそんなに実力の差とか出るのかななんて内心疑いの目を持って見ています。

 ただ人事関連職では所属する企業によってその実力ははっきり分かれると言われ、名古屋に左遷された親父の受け売りですが大手メーカーの人事部の職員は間違いなく実力者でありエース級の人材ほど人事部へ配属されると聞きます。理由はごく単純で、場合によっては数万人単位の従業員の配置を計画し、数年後を見据えたジョブローテーションまでも組まなければならないからです。
 一方、逆に従業員数の少ないメディア系や商社系企業の人事部となると今度は駄目な人間の引受先になると言われ、自分のこれまでの経験から言ってもあながち間違っていないというか扱う人数によって同じ人事部でも能力が大きく変わってくると思います。

 そうした人事部職員の中で、あくまで人伝に聞いた範囲ですが地味に重宝される能力というか経験として真っ先に挙がってくるのはクビ切りのノウハウだそうです。日本はバブル崩壊以降は常に不況と言われるだけあってどの業界でも多かれ少なかれリストラの必要性があり、特に従業員の多い会社ほどそうしたクビ切りならぬ人切りのプロの需要が高く、そのレアリティの高さもあって転職市場の中でも一際需要が高いカテゴリーだと聞きます。

 現実にリストラ旋風が巻き起こった2000年前後ではあちこちで数千人単位のクビ切りが起こり、先程出てきたうちの親父も取引先で仲の良かった知り合いがまさにこの担当となり、数千人を切りながらも上司からはもっと切れ、まだ足りん、何をしていると言われ続け、「お前こそ切りたいわボケ!」と内心思っていたという話を聞いたことがあります。口でいうのは簡単ですが数千人単位のクビきりとなるとその精神的プレッシャーも相当なもので、切られる従業員の家族も数万人単位で人生に影響を与えることとなりますし、社内外で無用な恨みを買うことも予想に難くありません。
 実際、こうしたリストラの実行者はリストラの完了後はその一身に恨みを買うことから社内にはおられず退職するケースが多いと聞きます。上記の親父の知り合いも、クビを切るだけ切った後で最後に自分も切られる羽目となったと話していました。ただそうして辞めてったクビキラーはやはり人材需要は高いだけに、「次は是非うちで人を切ってくれ」という感じでオファーは殺到するそうですが。

 真面目な話、こうした人切りに関しては確かに専門的な分野であるだけにその道のプロというか経験者にぜひお願いしたいなというのはよくわかります。現時点でそういったプロが活躍しそうなのは思いつくのだとシャープですが、募集をかけてやってきた人切りのプロは面接とかで、「私はこれまでに三千人を切ってきました」とか「私に狙われて生き残った人間はいません」などと、幕末の人斬りみたいなピーアールをするのだろうかと思うとちょっと楽しく感じます。
 ただ最近思うのですが、この辺の人事という業務はもっとアウトソーシングした方が案外効率良いのではとこのところよく思います。実際一部で昇給管理とか海外拠点を含めた勤怠管理を行うアウトソーシング業者が存在しますが、外部の人間の方が評定とかその当たりである意味公平だし、実際の人柄とか見ないで判断するのはどうかと思う人もいますが、そうした人柄や普段の行動も含めデータ化して人事を行うのが普通じゃないかと思う当たり、まだまだ多くの日系企業は人事業務をサボっていると前から考えています。

 プロ野球などは空振り一回、アウト一回、ヒット一本ごとに査定が入ってその年俸も上下するほど事細かに見ており、球団社長を経験した人物も通常の企業の人事査定が甘いように思えてきたと話しているのを見て、そうした年俸や人切りも丸ごと請け負う人事のプロ集団によるアウトソーシングに任せた方がいいのではと思うようになりました。流行んないかなぁ、こういうサービス。

2016年9月1日木曜日

築地移転議論の論点


 上の椅子はこの前近くのスーパーで買ってきたものです。展示品だったためいきなりボキッとフレームとか折れたりしないか心配だったものの120元(約1800円)だし思い切って買ったところ、その座り心地のあまりの気持ちよさにここ数日、座る度に物凄く眠気を誘発されてブログを書く気力を大幅に奪っていました。左のボックスはパソコン使う時に座る収納椅子ですが、ちょうどここに伸ばした脚も載せられるので相性抜群です。でもって右下にあるオレンジ色の物体は以前に知人からもらったPILOTのボールペンでちゃんと大事に使ってます。今回写り込んだのはたまたまだけど。

 毎回しょうもない話題からえらく真面目な議論に移りますが、先日私も記事で取り上げた小池百合子都知事が築地市場の豊洲への移転延期を発表して以降、様々なメディアがこの問題を再び取り上げるようになりました。ただニュースの論調は全体として、以前は豊洲への移転に不透明な点が多いと批判していながらも延期発表後はやや小池都知事に対して批判的な報じ方が多くなっているように見えます。
 もっともその報じ方自体は公人である小池都知事を叩き台、言い換えればサンドバックにして問題を敷衍するので別に問題だとは思っていませんが、記事の中身として移転推進派、反対派の人物の発言や意見をそのまま丸写しで書いていることが多く、こういってはなんですが議論の論点が全く整理されていません。何故推進なのか、何故反対なのか、何でもめているかがほとんど書かれず、強いてあげればこれも確かに重要ではありますが水質検査の最終結果が出ていないという事しか書かれてません。

 となるとここは俺の出番かt思う当たり、自分は自意識過剰なのかサービス精神旺盛なのか考えどころに至ります。ちなみにマージン率に関しても同じノリで、誰も調査しないのなら自分がやろうと思い立って調査し始め、「こんなんやらんかったらよかった……」と何度も調査中に公開する羽目となりました。
 そういうわけなので、築地移転問題について議論の論点を如何に整理します。ただ私はこの移転に対し反対派の立場であり、どちらかといえばこの立場からの移転の必要性を問う論点を中心にして挙げます。

1、移転延期に伴う維持費
 これは移転推進派がこのところあちこちのメディアで主張している問題ですが、移転延期に伴い豊洲市場の方では光熱費などで一日につき700万円の維持費が無駄に発生してしまうもので、延期により財政負担が広がるという意見です。ただ率直に言ってこの意見には疑問があり、そもそも光熱費や設備管理、警備費だけでそこまで発生するものなの。また推進派は「冷蔵庫の電気代」をよく口にするのですが、市場が開いてもいないにもかかわらず何故冷蔵庫を起動する必要があるのか、何か背景があるのかもしれませんがこの辺をもっと記者がツッコまないのか記事読んでて不満に覚えます。
 なお、高速増殖炉もんじゅの維持費は1日当たり5500万円です。全く役に立たずに妙な関連事故を引き起こすこの物件と比べたら700万円くらいいいんじゃないかって気になります。ないに越したことはないけど。

2、水質汚染調査
 小池都知事も移転延期の根拠として挙げた水質汚染調査ですが、こちらの最終結果は来年1月に出る予定です。逆を言えば何故移転計画を起ち上げる前に最低限のこうした調査が行われていなかったのかが問題で、豊洲市場は東京ガスの工場跡地ということもあって先の土壌調査では様々な汚染物質が見つかり土壌改良もわざわざ行われているだけに、この水質調査は絶対に避けてはならない調査でしょう。
 むしろ、こうした事前調査をせずに移転計画を認可して建設工事を始めた責任者をまず名指しで更迭すべきで、それなくしてこの移転を実行してはならないというのが私の立場です。

3、豊洲市場内の荷受け口道路の狭さ
 こっから移転に関する疑問点をバンバン挙げていきますが、築地と比べ豊洲市場はトラックによる輸送力を強化した設計と謳われていますが、一部の専門家によるとトラックの荷受け口に致命的な欠陥があると指摘されています。具体的には、豊洲市場の荷受け口は運送会社の集荷所みたいにコンテナのバックドアを建物に対し後ろ付けするようできているのですが、その荷受け口手前の道路がめちゃ狭く、現状では一台のトラックが荷受け口に付けようと転回するだけで後ろのトラックは前に進めなくなり、渋滞を誘発すると言われています。
 実際現場見てみないとわかりませんが、そもそも豊洲市場は青果市場のブロックと分けるために十字に道路が走っており、素人目にもこれどうなんって思う節があります。この辺、実際にトラック出して実証実験をまずしてみるべきでしょう。

4、床の積載荷重
 3番と同じく設計問題ですが、私としてはこれが一番気になります。
 平屋建ての築地市場に対し移転先の豊洲市場はビル上の建物となっており、鮮魚市場も1階ではなく上の階(何階か忘れた)に置かれる予定です。ただこの豊洲市場の建物ですが、床の積載荷重が何と1平方メートル当たりたったの700kgしかなく、実際に市場がオープンしたら床が抜けるのではないかと各方面から指摘されています。

 現在の築地市場ではターレというフォークリフトの一種である自動運搬車が市場内を駆け巡っているのですが、これの重量は大体1トンを超し、なおかつ鮮魚を乗せた場合は2トンも越えることがざらだそうです。言うまでもなく、最大積載荷重700kgじゃ心もとないです。
 この積載荷重は設計書などでもはっきりとそう書かれており、間違いのない事実です。そもそも何故こんな設計にしたのか、誰もチェックしなかったのかが問題ですが、変な事故が起きる前に設計者か許可責任者辺りで実際にターレを走らせて見て床が抜けないか実証させるべきでしょう。変な事故起きる前にやっとかないと。

5、高過ぎる施工費
 3番、4番の様に素人目にも明らかに疑問に思える設計の不備があるにもかかわらず、豊洲市場の施工費は無駄に高いです。詳しくはこちらのサイトで検証されていますが、建物の一坪当たりの単価は200万円と、これは故黒川紀章デザインの建物を除けば実質ナンバーワンの高さで、イオンモールが一坪当たり30万円以下ってことを考えると以下に法外な金額かわかるかと思います。
 関係者は建設需要の高まりから人手不足で高騰したと言っていますが、なわけないだろう。高騰するったってここまで上がって不審だと思わなければ会計不正はこの世からなくなるっていいたうなるような値段で、釣りあがった要因は必ず存在するはずです。この点がまさにこの移転問題における最大の闇で小池都知事にはぜひ切り込んでもらいたいのですが、うまくいけば施工費搾取で立件できるかもしれず、そうなれば1番の維持費もペイできるんじゃないかと思うだけに世間も応援する必要があるでしょう。

2016年8月31日水曜日

死亡認定の必要な過去の流行語

 先日友人と会話した際、「日経トレンディって雑誌名がもはやトレンディじゃないよね」ということを話しました。なんとなく加齢臭がするというか。
 この「トレンディ」という言葉に限らず、言葉というものはひとたび時間が過ぎればあっという間に死語と化していきます。ただ死語として扱われるのはまだいい方で、中には死語になったことすら言及されずに使い捨てられ忘れ去られていく言葉も少なくありません。敢えて言うなら「行方不明」扱いで死亡認定が出されないままの状態なので、今日は一つ死亡認定をするべき言葉を思いつく傍から書いてきます。っていうか早く寝たい。

・Web 2.0
 これに限らずIT用語は流行り廃りが非常に早いのですがこのWeb 2.0は言われ始めてから一年二年はそこそこ使われましたが、ムーアの法則と違ってこの概念は現実には実際起こり得ないということが認識されるやあっさりと廃れました。
 Web 2.0の概念を私なりに説明すると、インターネット上でサービスの発信者に対しそのサービスの受益者が利用、応答することによって当該サービスの付加価値が高まったり、あらたなサービスへと発展してくいわゆる双方向的な発展を意味しました。代表例としては書籍になった「電車男」で、これは2ちゃんねるというプラットフォームに利用者が掲示板にコメントを書きあうことで一つの作品に昇華した例ですが、Web 2.0の提唱者とその周りの人間ですら、「ネット上にはアホとカスしかしない」と言い切り、双方向的なアプローチを開いたところで付加価値の増大には何もつながらなかったと反省してます。実際、電車男以降はそんな聞かないしな。

・ユビキタスネットワーク
 同じくIT用語ですが、一時期はパナソニックがやたらと自社の家電に「ユビキタス」という言葉を使って宣伝していて、なんかムカつくから自分が各記事には一切「ユビキタス」という言葉を使わないでおいたら上司に怒られたことがありました。
 この言葉の概念も私の言葉で説明するとしたら、「全方向アクセスネットワーク」といった意味です。要するに誰でもどこでも何使ってもアクセス可能で、前述のパナソニックは携帯電話から接続、操作できる冷蔵庫を作って「ユビキタスネットワーク」などと主張していましたが、携帯から冷蔵庫に対し何を操作するのか今を以ってしても意味不明で、案の定、今の冷蔵庫にはそうした機能がついてないことから無意味な機能だったのでしょう。

 なお最近は家電メーカーを含めやたらと「IoT」って言葉が多用されますが、これも同じような末路を辿ると予言します。というのもこの言葉は「Internet of things」の略ですがそもそもこの一文自体かなり意味不明だし、和訳も「モノのインターネット」とよく書かれ、記事書いてた私ですら「意味わかんねぇし主張してる奴らは馬鹿じぇねぇの」と内心思ってました。変な横文字でいまいち意味がわからない言葉は流行りやすいですが廃れやすく、なおかつIoTの具体例を挙げるとすればプリンタが紙を印刷するといったもので、要するに電子データの出力以外の何物でもありません。この言葉を使っている連中は言葉を使っているつもりで、逆に言葉に使われているのだろうとみています。

・NISA
 IT用語から経済・金融用語に変わりますが、一応現役の制度ではあるもののもう死語認定してもいいんじゃないかと思うのがこのNISAです。これは非課税となる投資枠制度で新規投資家を増やすために作られた制度であるものの、通常の投資講座とは別に口座作る必要があったり、投資枠に上限があったりなどとやたらと制限多くて見ていてかえって複雑な気がしてなりませんでした。開始当初でこそ証券会社がCM作って口座開設を訴えましたが現在に至っては何のPR広告も見かけず、そもそもまともに運用されているのかどうかすら疑問です。
 上にも書いている通り、変に横文字使うのはすぐ廃れるし、あと制度関連だと「ホワイトカラーエグゼンプション」を始め何か意図的な隠蔽要素も見受けられるので疑ってかかるべきでしょう。

・ピケティ
 本人はもちろん死んでいませんが、去年もしくは一昨年に日本で流行ったという経済学者です。時期の記憶が曖昧なのは私が去年も一昨年もほとんど日本にいなかったからです。
 彼の名前があちこちに出始めた頃、恐らくこのブームは一過性で終わると考え有名どころの経済学者の理論は一応はチェックする私ですが、このピケティ氏については一切ノーチェックで済ませました。何故一過性で終わると判断したのかというと、「ピケティ」という名前はあちこちで報じられながらも、彼がどのような主張や理論を持っているか中身について誰も言及していなかったからです。要するに名前だけしか見えず、こうしたブームは往々にして中身を伴っていないのだからどうせ翌年には誰もがこの名前を忘れるだろうと思っていたら本当にそうなりました。

・~過ぎる~
 これも一時期流行りましたが「美人過ぎる市議」とか、「美人過ぎる店員」等、今思うと安直なネーミングだったなぁと思えてならず、時代が建ったのもありますが古臭さと共にそこはかとないダサさを感じます。同時期には「~王子」という言葉も出ましたがもはやこのニックネームは日ハムの斎藤投手(ハンカチ王子)専用といってもよく、ゴルフの石川遼選手は「ハニカミ王子」から卒業したのと比べるといろいろとこみ上げるものがあります。
 ほんとどうでもいいですが、日ハムの大谷投手兼打者も時代が時代なら「二刀流王子」と呼ばれてたのかな、もしそうだったらホモネタが好きな腐女子はどんな反応してたのだろうか気になります。実際、「さばげぶっ!」という漫画の作者の松本ひで吉氏が女子会で、レズの友達が野球の話で大谷選手の二刀流や補殺について触れるや、「それってレズ的な意味で?」とみんなしてツッコんでたそうです。でもって女子会終ったらそのレズの子からメールで、「おつかれず」と送られてきてじわじわ来たとツイッターで書く当たりこの作者すごいなと戦慄を覚えました。

2016年8月30日火曜日

築地市場移転時期の延期決断について

築地移転、直前に延期決断=豊洲土壌の安全確認優先―31日に表明・小池都知事(時事通信)

 結論から言えば時事通信にも公平性に欠ける記者がいるんだなってことです。眠たいから早く書いて切り上げようっと。

 先の都知事選を制した小池百合子新都知事は本日、11月7日に実施する計画であった築地魚市場の豊洲市場への移転時期を延期すると発表しました。私としてもこの決断はもっともなものだと思え、小池知事が期待した通りまともな人だったと思うとともに今まで放置してきた責任者の無能がについてややらイラつく次第です。

 そもそもこの移転計画は発足当初から様々な批判や問題点が指摘されていながら官側が強行するような形で推し進められたところがあります。特に小池都知事が今回の延期を決断した大きな理由の水質検査に至っては、最終的な検査結果が出ていないにもかかわらず移転が決断された上に建設工事まで始められ、順序が違うといちいち言うのも馬鹿馬鹿しい上にそこまで急ぐ理由ってのは一体何なのだと勘繰りたくなるのも自然でしょう。また既に建設済みの施設についても業者側から狭いなどとクレームが出ており、一体誰が計画したのか、見せしめのために誰か一人くらいは差し出してもらいたいようなお粗末ぶりです。

 私が言うまでもなくこの移転計画はどうみたって利権ありきで推し進められており、現に移転が間に合わないとオリンピック向けの都市整備に係る道路建設工事が始められないという明らかに論点のおかしなこと取り上げて時事通信も小池都知事へ批判的に書いており、また一部週刊誌というか週刊文春もこの道路建設工事にある都議の関わる会社が噛んでいると報じており、膨れ上がるオリンピック予算と合わせてこの際だから一年くらい計画を延期してでも精査を行うべきだと私は考えます。
 そして場合によっては、移転計画自体を白紙にしてもいいとすら思っています。というのも国立競技場も「早くしないと間に合わないから」という理由で無理矢理急いで推し進めた結果、膨大で不必要な出費を迫られることとなり、また不完全な土地で不完全な施設を使うことによる損害は一過性ではなくその後もずっと続いて高くつくことも十分あり得る、というか確実にそうなるのが目に見えているので、「疑わしきを完全排除する」という意気込みで小池都知事にはこのまま取り組んでもらいたいです。

 なおどうしても出費された費用について穴埋めが必要というのなら、不正にかかわった人間や組織の財産でも没収して適当に穴埋めりゃいいと思います。私の持論ですが日本には有限責任なんて概念は存在せず社会全体で無限責任が適用されるのだから、国家事業なんだしこれくらいやったってありでしょう。
 それにしても、リンク先の記事で小池都知事と2ショットしているのが都知事選に立候補する予定だった宇都宮健児氏っていうのがまた痛烈な皮肉です。2ショットをわざわざ拒否した自民都議の連中は早く消えないかな。

2016年8月29日月曜日

続・中国の電子決済市場~微信支付を使ってみて

高コストで不衛生 欧州から姿を消す現金(日経新聞)

 前にも一回論じていますが上記記事の様に世界では電子決済、それもスマートフォン用アプリを介した決済が大流行とのことで、私のいる中国でもマジびっくりするくらいの勢いで普及が進んでおり5年前と比べると別世界の感があります。決して誇張ではなくコンビニのレジ前に立っていたら現金で支払う人の方が確実に少なく、都心部であれば体感的に八割方の人間が携帯電話をかざして決済処理をしており、対応するレジ打ち担当者も作業に慣れたもんです。
 上記リンク先記事によると北欧などでもこうした電子決済が進んでいる一方、ドイツなどの先進国では北欧ほど普及が進んでいないことが報じられています。これはまんま中国と日本の構図にも当てはまりますがこの背景としては日本やドイツでは個人情報が遅漏するのではないかという懸念が普及を妨げているのではと同記事では指摘しており、私もこの意見に同感です。実際、日本人は誰も見てないのにやたら見かけとか気にするし、そこに価値なんてそもそも存在するような人間ではないほどプライバシーとかを気にする傾向があるように見え、便利さは理解しながらもいまいち普及が波に乗らないのはこうした所に原因があるように思えます。

 一方、中国については昨夜友人にも説明しましたが、そもそも国家が個人を監視しているのが当たり前の社会なので情報の遅漏とかそういうのは実害が起きない限りはそんな気にすることもなく、なおかついろいろ話を聞く限り、何気にこうした電子決済アプリの方がクレジットカードとかよりも安全である可能性が高いこともあってか、若い人間に限らず中高年の女性なども率先して使います。なお中国の場合、カード使うとスキミングされる恐れもあり、あと電子決済ならインターバンク回線が使われるというので私もこっちの方が安全だと思います。

 で、その中国の電子決済ですが、現在の主流は二つあり一つは中国最大のEC企業であるアリババが運営する支付宝(チーフーパオ)です。これは元々はネットショッピング時に使う決済サイトとして出発し、クレジットカードの普及が遅かった中国の中で実質的にクレジットカードが果たすべき決済代行の役割を果たしてきたサービスでしたが、近年は各銀行口座と連動し、コンビニやスーパーなどの小口決済から公共料金の電子決済まで幅広く対応するサービスの比重が高まってきています。
 もう一つの電子決済の主流は、中国版LINEっていうかLINEをまんまパクったテンセントという会社の「微信(ウェイシン)」というSNSアプリの中にある機能の「微信支付」で、これも支付宝と機能はほぼ同じですが、実質的にほぼ全スマホユーザーがインストールしている超人気アプリに付属していることもあって勢いを感じるのはどっちかっていうとこっちです。でもって私も最近になってこちらを使用し始めてみました。

 先に言い訳っぽいことを述べると、支付宝も微信支付も使用開始するに当たっては銀行口座でネットバンクを開設する必要があります。私の場合は四年前に一回開設したもののその後一旦日本に帰り、もう二度とその銀行口座とカードを使うこともないだろうとか思っていたら上海に来て転職先から、「上海の銀行カード用意しろよ」と予告なしに言われて再び使う羽目になり、既にIDとかパスも紛失していた上に登録携帯番号も変わっていたので更新するまで使えなかったという理由があります。なんか窓口にこの辺りの下りを説明するのも面倒なので先月に友人に来てもらってようやく更新を済ませ、微信自体は既に使用していたことからすぐに銀行カードを登録して使用を始めました。

 くどくど説明するのもよくないので、微信支付の特徴を以下に列記します。

・決済、振込手数料はほぼタダ
・店頭決済時は簡単に出せるQRコードをレジのバーコードに取らせ、暗証番号入力して終わり
・店頭決済は一回当たり500元が限度
・公共料金の支払いもいつでも自由にできる
・登録している友人知人に直接送金できる
・定期預金もいつでも買える
・銀行口座から直接支払えるが、微信支付内のウォレットにチャージしてそこから払うことも可能

 一番上の決済、振込手数料についてはまだ完全に把握していないので「ほぼ」と書きましたが、店頭決済から自分の銀行口座への振込、友人への送金時には一切手数料は発生しませんでした。次に店頭決済時はどうするのかというと、アプリで「お支払」みたいなコマンドを押すと一分ごとに更新されるQRコードが表示され、これをレジスキャナで取り込んだ後で登録した暗証番号を携帯に入れると送金が完了するという仕組みです。私はこれで、コーラを買いました。
 定期預金とかは近々試そうかと思っていますがまだやってないのでこれ以上の言及は避けますが、やはり便利なのは友人知人への送金で、昼飯代とかまとめて払ってくれた同僚に立て替えてもらった自分の代金を微信支付で直接支払うことができ、釣銭とは端数を気にせず決済できるのでこれはほんとに便利です。あと今の部屋の公共料金は大家が支払ってくれているのですが、携帯電話代もこれで携帯電話そのものからチャージできるので非常に楽でありがたいです。

 一方、聞くところによると日本発のオレオレ詐欺(「母さん助けて詐欺」とは誰も言ってないような。「まみー、へるぷみー詐欺」じゃないからダメなんだと思う)が中国でも大流行しており、この微信支付とかもその支払いの手軽さから相当悪用されているのではないかと密かに思います。もっとも中国は日本みたいに甘くはないから、注意喚起はそこらじゅうのポスターでされてはいるものの騙されたら騙されたで注意力の足りない自業自得扱いされてしまう気がしますが。

 この電子決済の普及は傍目から言ってもメリットが非常に多く、特に中国は未だに偽札が横行している社会なだけに電子決済によってそのリスクとコストが減るだけでなく、政府や銀行も金の流れが電子化されることでチェックしやすくなって不正も摘発しやすくなります。そしてなによりも現金貨幣を使うよりも決済コストが大幅に減るため、社会全体でプッシュするだけの価値はあるでしょうし、銀行、公共機関、企業揃ってこの方面の連動は傍目にも見事なものだとため息が出るほどです。

 友人によると日本でもLINEに簡単な送金機能は付けられているもののあまり普及していないと聞きました。日本の場合は「おサイフケータイ」のサービス開始は非常に早く利用者からは好評だったものの、いかんせん最初に話した情報遅漏への懸念からか普及は進まず、現時点においてこと電子決済では中国に大きくリードされた状態のように見えます。私自身の勝手な予想で話せば突破口となるのはSUICAを始めとしたチャージ式電子決済カードで、これが中心となって銀行口座との連動、アプリとの連動が始まるのではと思いますが、生半可にクレジットカードが普及していることもあるからまだまだ時間かかるかもしれません。

 最後にそのクレジットカードについて述べると、アプリにはない延払い機能があるためなくなりはしないでしょうが、単純な電子決済機能は今後はこれらのアプリに淘汰される可能性があり営業収入に影響が及ぼす可能性が高いと見ています。実際に自分今回使ってみて、中国国内に限ればこれと銀聯カードあればクレジットいらないなと本気で実感しました。

2016年8月28日日曜日

演技が上手いと思う声優


 上海ではジャガーの車を見かけることも珍しくありませんが上の写真のようなジャガー車のボンネットにあるマスコットを見る度に、「これ、鹿に変えられないかな」と妙な想像を膨らませています。イメージとしては「鹿飛び出し注意」の看板みたいな躍動感でくっ付けられたらものすごくベターで、この際だからジャガーもとっととディア―にブランド変えろよなどと思っています。

野沢雅子 「今の若手声優は個性が薄い。原因は声優学校の存在」(痛いニュース)

 書く話題がないわけじゃないですがなんかおちゃらけたこと書きたいので上の記事について書きます。内容は見てもらえばわかりますがドラゴンボールの悟空役でおなじみの声優の野沢雅子氏が最近の声優について、「演技は小奇麗だけれど個性がない」というコメントを発され、まさにその通りだなと私も感じました。このような傾向について野沢氏は、最近の声優は声優学校で訓練を受けるから画一的になっており自分の個性を引き出したり育てようとしなくなったからだと指摘し、自身もかつては声優学校の教壇に立ったもののこうした弊害から今はやっていないことを明かしています。

 この辺は実際の舞台上の演技でもそうですが、個性が強いとそれだけ印象に残るものの演技の幅は狭められ、逆に個性がなければカメレオン俳優としてなんでも演じられる傾向があります。ただ今の声優は個性がなく尚且つ演技出来る幅も狭い、具体的に言うと男性は少年、女性は少女しかできずおっさんおばさん宇宙人となると途端にぼろが出たり、あと単純に演技力が要求される場面でも実力者との間では大きな差が出てしまいます。
 個人的に私が声の演技で実力が問われる場面としては絶叫する場面がそれに当たると考えています。絶叫するとなると通常は滑舌が悪くなり聞き取り辛くなりますが、滑舌を維持した上で熱を込められる、なおかつ怒りとか悲しみなどの感情を乗せられればまず見事なものでしょう。

 その点で見て今の現役声優で最も高く評価しているのは小清水亜美氏で、「キルラキル」というアニメで主演張ってましたがこのアニメで彼女の演じる役はほぼずっと絶叫しっぱなしでありながらどれも聞き取りやすく、本編ストーリーの熱さと展開の早さと相まって「こんな器用な奴おったん?」と、前からも評価してましたがこのアニメで一気に私の中で株が上がりました。
 なお同じ作品には敵役として朴璐美氏も出演しており、この人も少年役から少女役、悪役、何でもかんでもこなす人なだけに、小清水氏のキャラと絶叫し合う場面は正直神がかっていました。一方、サブ主人公を演じた柚木涼香氏は演技が下手ではないものの、先の両社と比べると明らかに演技力で大きく劣り、絶叫場面に至っては三人の中で明らかに一人だけ浮いてて公開処刑のようでした。

 その小清水亜美氏ですが、先日私が遊んでいた「ダンガンロンパ2」というゲームにも出演しており、この中ではやけにハイテンションな女子高生役を演じててどのセリフも声がすっとんきょんな所から出ているためほかのキャラはほとんど聞き流してたのに小清水氏のキャラだけは全部じっくり聞き、「佐藤さんって、あのゴハン大好きな佐藤さんっすか!?」等のセリフも暗記してしまいました。元々役者志望な人なだけあってほんと演技は上手ですが、どっちかっていうとトチ狂った人の演技が必見です。

 その私が遊んだ「ダンガンロンパ」ですがそこそこ面白くて1もプレイ済みですが、この1では沢城みゆき氏が出演しており、かねてからその演技力は評価されているとは聞いてはいたものの実際にじっくり聞いてみてやっぱすごい人だと思いました。この人の何がすごいかって演技の幅が果てしなく広く、老婆から少年少女、殺人鬼からヒーローまで何でもかんでもほんとにこなし、しかもそのどれもで感情が入った熱の入った演技を決めてしまう点です。実際に「ダンガンロンパ」では実質的な一人二役をこなしており、片方の訳は上木の小清水氏のキャラ同様常にハイテンションで、一方的に入れ込んでいる男性キャラが、「たまたまそうなっただと?」というや「たまたま?」と妙な発音で食い下がった所はすげぇっと思わされました。
 どうでもいいけど最近この沢城氏もでている「ユグドラユニオン」ってゲームにはまってます。

 男性声優ではそんなに聞き比べてないので今の所これと言って評価している若手の人はいませんが、往年の声優で言えばはやり、ルパン3世の役を演じていた故山田康夫と、笑ウせぇるすまんの喪黒福造を演じていた故大平透の二人を、「声優がキャラクターを作った」代表格として評価しています。実際この二人はそれぞれが演じた役を自らの声で形作っているところがあり、その演技力を含め個性の強さは桁違いだったと今でも高く評価しています。
 どうでもいいですが中国に喪黒福造が現れたら、心の隙間が多いからあちこちで「ドーン!」って声が聞こえてきそう。

 現役ではややベタですが大塚明夫氏が個性と役柄の広さを両立していると評価しており、個人的には代名詞とも言える「メタルギアソリッド」の3で演じたネイキッド・スネークのセリフで、潜入現地で蛇とかサソリとかを食う度に「うまーい!」、「最高だぁ」、「まっずぅ」、「吐きそぅ」などと感想をいちいち述べるのが耳に残っています。
 なおこのゲームでは食べる前にサポート役に連絡すると食べられるかどうか、毒があるかどうかを教えてくれるのですが、ある食べ物に限って「食える」と太鼓判を押されながらも食べたら毒で、その際に特殊セリフとして、「くそっ、パラメディックめ……」と、言うセリフが聞けて、初めて聞いた時はほんとに笑いました。

中国・美的集団の独KUKA買収について

 最近何気なく中国のネットニュースを見ていたところ、以下のニュース記事を初めて見てびっくりしました。

中国企業の独ロボット大手買収、難関は突破できたのか?―中国紙(人民網日本語版)

 記事概要はというと、先日に東芝の白物家電部門を買収した中国家電大手の美的集団(Midea)が産業用ロボット世界大手の独KUKA(クカ)の買収に動いているそうです。買収額は45億ユーロ(約5200億円)でKUKAの株式76%を握り、既に合意は成されていることが美的の広告で示されており後は関係各国の独禁法に係る買収承認を待つだけの状態だそうです。上の記事はKUKA本国のドイツで承認が得られる見込みになったいうニュースで、これを見る限りだと話は軌道に乗っているように見えます。

 私は最初この記事を見た時、てっきり中国のメディアが勝手な憶測記事を出したのではないかと正直疑いましたが、試しにネット検索をかけてみたところ今年5月の時点から報じられ始めており、中国以外にも香港や米国系メディアも事実と報じています。そう、日系メディアを除いた外国メディアで。

 私が本当かどうか疑った大きな理由としては、「KUKAほどの大きな企業が中国企業に買収されるのであれば、絶対大きな話題になってるはずで自分が知らないはずはない」という意識からでした。私自身は産業用ロボット業界にはそんなに首突っこんだことはありませんが、KUKAといえば日本の川崎重工や安川機械と世界で凌ぎを削るロボット業界の名門中の名門企業であり、仮にこの買収が実現すればその産業シェアにも大きな影響を与えることは確実です。そんな会社の買収案件についてどこも報じないなんて有り得ない、なんて思ったのは私だけだったのかもしれません。

 ざっとネットで調べたところ、買収報道の第一報がなされた今年5月に日刊工業新聞や産業用ロボット業界紙などが少し触れていますが、それ以外のメディアは日経を含めて全くヒットせず、どうやら日本ではほとんど報じられていなかったようです。試しに「冷凍たこ焼きなら加ト吉」と断言する私の友人にも確認した所、KUKAという企業についてはその影響力を含めもちろん知っていながらも、この買収ニュースについては全く知らなかったとのことです。
 やや過剰に反応しているだけかもしれませんがこれほどの大きなニュース、はっきり言えば東芝の白物家電部門の買収なんて比較にならないほど大きなディールを日系メディアが揃って無視しているという現状を私は信じられませんでしたし、何故報じないのか不思議に思えてなりません。はっきり言えば、イカれてるとすら思いました。

 中国の製造業は現在、鉄鋼を始めとしてどこも下向きながらも、産業用ロボット業界は中国の人件費が高まるにつれて需要は伸びており、実際にロボットメーカーでは新規設備投資の話をよく見ます。だからこそこの買収劇も起こったのでしょうが、これまで中国には外資系のロボットメーカーしかなかったところに中国系列メーカーが誕生することになり、恐らく顧客としては最大の自動車業界では美的+KUKAからの導入が増える可能性があります。ただでさえ中国とドイツの合弁自動車メーカーが多いわけですし、そうなれば中国に進出している川崎重工と安川機械も影響を受けるでしょう。

 美的の東芝白物家電部門の買収額は約500億円でしたが、今回のKUKA買収はその約十倍なだけに、ニュースのデカさもそれくらい大きいし価値があると私は考えますが、必ずしもそれは多数派の意見ではないようです。誇張ではなく、いくら海外に目が向いていないとはいえ真面目に日系メディアは大丈夫なのかとこの一件では怒りを通り越して不安を覚えるほどで、もっと中国の新聞を真面目に読まなければと思い知らされました。

 なお余談ですが前住んでた昆山には川崎のロボット工場があり、関連するハーネスメーカーなども多く進出していました。自分が付き合ってた人間は化学品関連メーカーが多かったというか今でも多いのですが、もし知り合いにいたらこの方面で取材出来ればよかったです。

2016年8月26日金曜日

取るに足らない政治家と凄みを覚える政治家

 元政治家の山崎拓氏がこのほど政治家時代を振り返った本を出版したとのことでネットニュースでも出版を期したインタビュー記事が散見されますが、それらを見てつくづくこの人は大した政治家じゃなかったんだなという印象を覚えます。細かい発言は取り上げませんがどの話も軽く、含蓄を備えた深い話というか指摘が全く見当たらず、またいくつかの政治事件に対するコメントも全く見当外れなように思えません。
 同じように話を聞く度に深くがっかりさせられる政治家というか政治関係者として小泉元首相の秘書だった飯島勲氏がおり、在任中は小泉元首相の回答として各方面からの評価は高かったですがいざテレビや雑誌のコメントを見ると見当違いというか見識はずれも甚だしい事しか言っておらず、参考になるような話はついぞ一つも見当たりません。他の人は知りませんが少なくとも私の中で彼への評価は全くないと言っていいでしょう。

 逆に、コメントとかインタビューを見ていてなるほどとため息をつかされた人間を挙げると、既に故人ですが宮澤喜一元首相が上がってきます。ただ彼の場合、言ってることはもっともらしいですがいざ自分が行政にタッチするというか行動する段になるとまるで役に立たず、日米繊維交渉も「私にお任せを!」と名乗り出てやったくせにこじれるだけこじらせて田中角栄元首相が後始末をする羽目となっており、首相や財務相在任中も言うことはもっともらしいですがまるで手は動いていない有様でした。
 往々にしてこの手のタイプの政治家は少なくなく、いわゆる評論家タイプというか時勢の分析や説明に関しては非常に優れているものの実際の行政手腕が伴っていないパターンが多いです。このタイプの政治家の代表例としてもう一人上げると田中真紀子氏なんかまさに典型的で、なんだかんだ言いつつ現況や人間関係の観察はピカイチでそれらをわかりやすい言葉でうまく発言できていましたが、実際に自分が手綱を握る立場になると現場を混乱させるだけ混乱させることしかできず宮澤元首相を含め言ってしまえばはた迷惑な人間でした。

 逆に、凄みを覚えた政治家となると在任中は批判的な目でしか見れませんでしたが野中広務氏です。現在官房長官として菅義偉氏が最年長人気を更新するとともに高く評価されており、彼に在職期間記録を更新された福田康夫元首相も官房長官時代の功績を否定する人間はまずいませんが、自分の中で最も官房長官として優れた能力を持って発揮したのはやはり野中広務氏だったと考えています。
 党内の締め付けはもとより外交から内政までほぼ一手に引き受け、おまけに上にいたのが森喜朗元首相であっただけに余計なトラブルに苛まされながらも政権をきっちり運営維持し続けていました。逆を言えば森政権は実質的に野中政権であり、あまりの問題行動の連発にとうとう切れた野中氏が官房長官職を自ら引くと発言したことによって森政権は崩壊し、はっきりとした後任も準備できなかったことから総裁選となって小泉氏が首相になれたのですが。

 その野中氏とは完全に対立してプライベートでもめっちゃくちゃ仲悪そうな小泉元首相も、この人は田中真紀子氏とは真逆で言ってる内容はめちゃくちゃで全く意味不明だけどやろうとする政治方針は非常にわかりやすく、なおかつその方針をぶれずに押し通し実行に移すという手腕は非常に優れ近年の首相としては明らかに傑出していました。息子の小泉進次郎氏は発言内容と場の盛り上げ方は父親を現時点で上回っており政治方針もぶれがほとんどなくこのまま間違いなく次の次の首相になるかと思われますが、実行力に関してはまだ未知数でもう少し見ていく必要があるでしょう。

 それにしても最近の政治議論で本当につまらないことは、野党も与党も揃って政策論が安倍首相に賛成か反対しかないということです。かつてあった財政健全派と景気先行回復派の議論もなければ沖縄問題に対する意見も割れないし、対立軸があまりにもなくて評論のしようがなくマルクス的に盛り上がりに欠けます。どうでもいいけどこの前サイクリングのメンバーが「日和る(ひよる)」という単語を使ってましたが昔は赤い闘士だったのかもしれません。
 憲法改正議論も一見すると九条を残すか否かが論点に見えますがいくら安倍首相でも九条を改正することなんてできっこないのでそもそも議論なるはずもないテーマで、もっと他のところ突っこめよと言いたくて仕方ありません。この前の都議選もトチ狂ったバカばかりが立候補して何にもまともな政策議論が生まれず、折角血税つぎ込んでいるんだからもっと面白いショーにしやがれこの野郎と一人自宅で吠えてました。

 今後期待している論点というか対立としてはやはり小池百合子新都知事VS東京都議団と森の愉快な仲間たちです。真面目にちょっとつついたら自爆発言繰り返して自滅してくれるんじゃないかと今から期待で胸がわくわくしています。

2016年8月25日木曜日

日中韓で異なるビジネス上の騙し方

 日本人の大半が中国人にいい感情を持っていない、っていうかはっきり言って嫌いだというのは各種統計からも間違いのない事実でありますが、一体何故中国人が嫌いなのかというと尖閣諸島問題を始めとする外交問題に加えビジネス上で中国人に騙されるということが多いことも大きいでしょう。ネットで検索でもすれば商売で中国人に騙されたというケースはいくらでも見つけることができるのですが、逆に日本人が中国人を騙したというケースは全く見つかりません
 厳密に言えば外国人研修制度を悪用した業者が何も知らない中国人労働者を騙して日本に連れて行き搾取しているという事実が存在しますが、こと企業間、ビジネス上の話に限れば日本人は中国人に騙されっぱなしでいいようにやられている一方です。これは中国国内でも同じで、ビジネスで中国人が日本人に騙されたという話は全く聞かず、むしろ騙される中国人がいるとしたら何か大きな欠陥抱えてるんじゃないかと心配にもなります。

 では中国人はどんなふうにして日本人をビジネスで騙すのでしょうか。いくつか私が聞いたケースで話すと、やはり一番多い場面としては代金の支払い時で、あれこれ理由をつけて支払いを先延ばしにしようとしたり、一部代金をごまかそうとしたりすることが多いです。実際に友人が体験した話をすると支払日を過ぎても納金されないので催促をかけたところ、「円建ての商品なんだけど、今は円高だから円安になったら払うよ」と、「それっていつよ?」と言いたくなることを言われたそうです。

 もっともこういう支払い時に揉めるというのは国籍関係なくどこでも日本人同士でもしょっちゅう起こることなのであまり文化的な影響は多くないと思います。では中国人に独特のビジネス上の騙し方というかズルの仕方としてどんなのがあるかですが、私が思うに代表的なのは契約で取り決めていない行為を平気でやるというのがあるという気がします。
 具体例を出すと、ある日系メーカーが自社商品を中国で取扱い、販売する代理店契約を中国企業と結んだところ、その日系メーカー製の製品以外の製品にも日系メーカーのロゴや商標を貼り付けまくって販売していたという事例があります。こういう例はゴルフ道具やアパレル製品に多いのですが、知的財産権が緩い国なだけあって代理店契約を結んだだけなのに商標権まで図々しく勝手に使う傾向は明らかにあると思います。

 もう一つ例を出すと、製品の現地加工を中国企業に委託してその加工方法や材料を詳しく指定した矢先、勝手に一部加工を省略したり、材料をほかの安いものに変えたりするケースも非常に多いです。しかも発覚した後でクレームを出したら、「性能的には問題ない」とか、「指定された材料よりも安くて儲かる(・`ω・)ドヤッ.」などと全く悪びれることがありません。っていうか後者に至っては、儲かるのは中国企業であって日系企業には一銭も入ってこないのに何故か一仕事やってのけたみたいに言ってきます。
 契約できちんと指定したにもかかわらずこういうことをやらかすこともありますが、往々にして契約を拡大解釈したり、頼んでもないことを勝手にやったりサボったりして騙すケースが少なくありません。そして先ほども述べた通りに発覚した時には全く悪びれることがないのが大きな特徴で、この点が日本人からすると理解し辛いふてぶてしさで、最初目撃したら強い違和感を覚えると思われます。

 ただこうやって日本人をビジネス上でよく騙す中国人ですが、上には上がいるというか彼らも相手が韓国人となると立場が見事に逆転し、韓国人に中国人が一方的に騙され続けるという話をよく聞きます。日本人が中国人を騙してのけるという話がないのと同様に、中国人が韓国人に騙してのけるという話はほとんど聞かれません
 この件について中国人に尋ねるとほぼ確実にみんな熱を帯びて、「そうなんだよ!いっつも韓国人に騙される」と力説し出して、多分ほっといたら30分は延々と話し続けてくれます。以前、名古屋へ左遷されたうちの親父と大連に旅行行った時にも中国人ガイドがまさにこのような説明をし他のですがこれを聞いてうちの親父は、「日本人を騙す中国人を騙すんだから韓国人は大したもんだ」と、妙に感心してました。

 ではその韓国人は一体どのようにして中国人をビジネスで騙すのかというと、一番よく聞くのはいわゆる「とんずら」です。最初は小さく、確実に取引を行って信用を作り、大口の発注をして納品されるや代金を払わずに消えてしまうという夜逃げに近い騙し方ですが、こういう話はよく聞きます。また消えてしまわなくても、大口の発注で納品を受けるや代金を一切払わないというのも多いです。もちろん中国人も馬鹿じゃないので取り立てようとしますが、頑として一銭も払おうとせずに踏み倒すと言われ、あの中国人が泣きを見るというのですから相当なものなのでしょう。

 以上の様になんだかんだ言いつつ国ごとにビジネスでの騙し方に違いがあるというか文化的な差があると共に、明らかな強弱関係があると思ったので今日はこんな記事を書いてみました。なお公平を期すため日本人の騙し方について最後少し触れると、基本は日本人同士での騙し合いになりますが私の感覚だと知らない振りをする、覚えていない振りをするというパターンが多いような気がします。
 たとえば散々クレームをつけて代品とか届けた後で実は元々欠陥が無かったりした時とかに、「あれ、代品出せってそんなこと言いましたっけ?」とすっとぼけてごまかすパターンがやや典型的かなと考えています。こうなるのも割と日本人は契約書を重視せず口約束で物事を進める傾向が強いため、言った言わないでお互いにごまかし合ったり騙し合ったりしやすい環境にあり、しかも強くクレームを言わない大人しさがそうした傾向に拍車をかけていると思います。

2016年8月24日水曜日

暴力に対する認識差

 恐らく、疲れているのだと思いますが先ほどからブログ執筆ページを開きながら30分以上も何もせずにパソコンでかけている音楽を聴き続けていました。このところやや仕事が忙しくはなっているものの体力的には暑さのピークを過ぎて余裕があり、返ってその余裕が出てきたせいか物事を異常なまでに深く考えることが増えており、感覚的にですがなにか猛烈な発想の転換が近く起こるんじゃないかという気がします。仮に起こるとしたら多分九月くらいから執筆内容がいろいろすごいことになるんじゃないかという予感があり、先週とか何度も強い頭痛に襲われたのももしかしたら軽いてんかん発作で、この時から頭の中で何か色々起こってたのかもしれません。

 そんなわけで完全に読者置いてきぼりのわけわからない内容でも書こうかと思案に暮れた結果、先日に書いた「問題を探す力、発見する力」という記事の続編として暴力について少し書きます。前回の記事で私は表向き、受験エリートは問題解決能力には優れているが問題自身を捜す、見つける力は極端に低い傾向があると指摘しましたが、何故そのような傾向が生まれるのかという背景については敢えて一切触れませんでした。その背景とは非常に簡単で受験エリートは総じて体制側に組み入れられるからで、官僚とか大企業社員などその体制の中で恩恵を受ける立場となるため体制の維持に視点が向き、体制の秩序を崩すような不備や問題には関心を払わず維持に当たっての問題解決にのみ集中するためです。
 これとは逆に非受験エリートは体制に組み入れられるどころか弾かれ、被差別階級に至ってはその体制にいることは不利でしかないため体制を否定したり破壊する問題点をむしろ探そうという風に動くのではと考えています。もっとも問題点を漁る方向に力を注力し過ぎるもんだからうまいこと革命や政権交代した所で今度は自分たちの体制を維持する能力が低く問題解決が上手くできないわけですが、言ってしまえばこれはいわゆる右翼と左翼、保守と革新の構図にそのまま当てはめることが出来ます。

 この構図を裏テーマとして念頭に置きながら書いたところ、友人一人が見事にそれを指摘してきたわけで、明示しているわけじゃないから普通わかるはずないのに勘のいい人間はやはり食いついてくるんだなと驚くと共に、他にもはっきりと意識はできてはいないものの何となく感じていた人はいるのかなと少し考えました。

 それは置いといて話しは変わりますが、以前に佐藤優氏が「左翼は個人の暴力はともかく、国家の暴力に鈍いし鈍感だ」というようなことを本の中で述べていたことを思い出しました。上記の体勢に対する意識の差と関係あるかは人それぞれですが、この佐藤氏の意見について私も同意見で、暴力に対する認識が右と左と庶民とで異なるなという風に考えています。
 国家の暴力とは何かと言えばわかりやすいのは旧共産圏の言論弾圧や強制収容所で、個人ではなく国家権力によって個人へ行われる暴力の事です。いわゆる社会主義者たちは反体制側にいるときは国家の暴力に対して散々罵りますがいざ体制を握るや躊躇せずに存分に使い倒す傾向があることは過去の共産圏を見るだけでも火を見るより明らかです。かといって体制にいる資本主義者が国家の暴力を使わないというわけではなくこちらも国によってはガンガン使いますが、決定的に違うのは構成員がその暴力自体の恐ろしさをある程度は理解しているという点で、少なくとも自分がターゲットにならないように動くと私は考えています。

 一方で庶民からすれば暴力と言ったところで中学高校で不良がいじめられっ子を殴るシーンやドメスティックバイオ連とかを想像するのではないかと思います。いわゆる交渉の手段として暴力を計算に入れ想像するのはヤクザとちょっとおかしな人くらいでしょうが、かえって「手段」として認識する方が上記例の「目的」として認識するよりは制限はあるかなという気がします。そして、自らがその暴力にさらされる可能性があると常に認識しているか否かも価値観の違いを生むでしょう
 佐藤優氏なんかは実際にその国家の暴力にさらされたわけですが、彼ほど極端ではなくても暴力というのは予告なしで突然、思わぬ方向から理不尽に飛んでくるものだと私は考えており、対策をしていてもどうにかなるものではないもののなるべくさらされずに済むよう気は配っています。それでもさらされた場合はどうするのか、屈するのか抵抗するのか、抵抗するとしたらどうするのか、さすがにここまで深く考えているわけではないものの手段としての暴力は選択肢に入れています。

 一般市民レベルではともかくとして政治や体制を見る上でこの暴力に対する認識の違いを把握することは団体や組織の傾向を掴む上では非常に有用で、その距離感、行使被行使に対する意識を見ることでどういった行動に出やすいのか、結論としてまともかまともでないかを認識する上で役に立ちます。具体的には、殴られる覚悟があって殴ろうとする人間が最もまともで、殴られる覚悟もないのに殴ろうとする人間がその対極です。
 普通の日本社会では暴力はただ否定されるだけの存在ですが、否定されたところで社会から暴力の存在がなくなることはありえず、敬遠すべき概念とはいえそれがそこに存在することはしっかりと認識すべきというのが私の立場です。少なくとも、暴力のない世界だと騙して子供を社会に送り出したりは私はしたくありません。

 何も考えずに書いているので非常にわかり辛い文章だと思いますが今回裏テーマは存在せず、言いたことは非常に単純で、やられたらやり返せばいいしそれで世の中は丸く収まり、暴力はよくないと言いながら平気で振るってくる奴は案外多いってことだけです。暴力のない社会と理想論を語るのは立派ですが、存在するものを直視しないのはただ愚かなだけでしょう。

2016年8月22日月曜日

過去のステルスマーケティング事例

 何故か続いてしまったステマ記事ですが、今回はこれまでに起きたステルスマーケティングの事例を紹介します。基本有名どころばかりになってしまいますが。

 まず初めに、ステルスマーケティング(ステマ)の定義づけを先に行っておきます。これに関しては私の言葉で述べると、「組織的な広告・宣伝活動であると明示せず中立な第三者を装って商品やサービスを紹介・宣伝する。または競合先のネガティブキャンペーンを行う」といったところに落ち着きます。実際のところ、どこからどこまでがステマであるのか線引きについては議論の分かれるところで、今日書く記事はその線引きも敢えて意識して作っています。

・ソニー発のステルスマーケティング
1、デビッドマニング事件
2、ゲートキーパー問題
3、その他もろもろ

 既に解説済みだし解説するのにも飽きているので詳細はリンク先を見てください。

ペニーオークション詐欺(2012年)
 こちらも有名な事件なので知ってる人も多いと思われますが、2012年に発覚したペニーオークションサイトを舞台にしたステマ事例です。
 この事例の首謀者はペニーオークションと言って、入札ごとに入札料を支払うという形式のオークションを行うサイトを運営し、初めから一般の入札者が商品を落札できないようにプログラムを組んでいただけでなく、そもそも入札する商品も最初から仕入れてもいないという悪質極まりないサービスが展開されていました。どう見たって怪しいシステムだし全く入札できないという声が集まったことから警察の強制捜査が入り敢え無く御用となりましたが、事件化されたことによってこのサイトではステマが行われていたことが明らかとなりました。

 この業者が逮捕される以前、グラビアアイドルを中心に「ペニオクで安くで商品買えちゃったー」という記事を個人ブログに掲載する芸能人が多数存在しました。当初からそのシステムの怪しさと芸能人らがやや組織立って推薦するような記事を書いていたことから怪しまれていましたが、案の定というか業者から芸能人に謝礼付きで、第三社を装って記事を書くようにと依頼を受けての行為でした。
 事件化によってステマであったことが発覚し、これによりほしのあきや小森純などは騒動を謝罪したものの半引退に追い込まれ、グラビア仲間に「アルバイト」としてステマをあっせんした松金ようこに至っては芸能界から完全に引退する羽目となりました。業者の悪質さやステマの不法行為を考えると仕方のないものかと思われますが、私個人として一番の疑問は引き受けるのに抵抗を覚えなかったのかって点です。明らかに怪しい業者なんだし。

・ハレ晴れユカイ騒動(2006年)
 これは当時リアルタイムで見ていたのでそこそこ詳しい自信があるのですが、当時大人気だった「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメの主題歌「ハレ晴れユカイ」に対するステマがきっかけとなり非常に大きなネット騒動が勃発しました。

第一次ブログ連戦争(ニコニコ大百科)

 大まかな概略は上の記事にも書かれてありますが、今では当たり前の存在となっているいわゆる「2ちゃん記事まとめブログ」という、大手掲示板のスレッド内容を読みやすいように編集加工してのせる「まとめサイト」がこの時辺りからネットで増えていました。ただ当時のネット住民は「のまネコ騒動」でもみられたように無料公開されている2ちゃんねるの記事を商業利用することに対して強い嫌悪感を持っており、まとめサイトに対しても批判が少なくありませんでした。

 そんな中、とあるまとめサイト管理人のmixi(SNSとしてはもはや死語だなぁ)での、他のまとめサイト管理人らとのやり取り内容がネットに流出し、その中には「ハレ晴れユカイをプッシュしよう!」というような内容が書かれていたそうです。ついでに書くと、「アフィうめぇ」というのもあったとも。

 一体これはどういう事かというと、まとめサイトは基本的に自分のサイト内でアフィリエイト広告を掲示し、この広告へのクリックによる紹介料を収入としています。この当時、まとめサイトの管理人らがやろうとしたことは2ちゃんねるでの「ハレ晴れユカイ」に関するスレッドを意図的に多く掲載することによって各サイトにある同曲のアフィリエイト広告へと誘導するという方法で、実際当時いろんなまとめサイトを訪れていましたがこの時に「ハレ晴れユカイ」のプッシュのされようはブームというのを通り越すくらい異常に多かったです。
 このステマで特徴的な点は二つあり、ステマ当事者はその商品・サービスの直接の販売者ではないということと、複数のサイト管理人が共謀してプッシュしていたということです。特に後者に関してはかねてから批判の多かったまとめサイト管理人同士の横のつながりがあったことがわかったことで2ちゃんねるを中心に猛烈な反発が起こり、各まとめサイトでコメント欄が炎上しただけでなく、管理人らの個人情報が暴露されて電話突撃なども敢行されたと聞きます。

 こうした甲斐あって当時隆盛を誇ったまとめサイトの多くは消滅し、逆に当時はマイナーでこのステマに関わってなかったまとめサイトがメジャーに昇格するという現象が起こりました。当時、まとめサイトの老舗中の老舗である「痛いニュース」を除いて一番勢いがあったと思われる「ニャー速」も、この時の騒動では最大ターゲットとされ荒れに荒れた末に消滅しました。当時よく見てたからなくなった時はちょっと寂しかったですが。


 以上、簡単にステマ事例を紹介しましたが必ずしもこうであるとは限らないものの、どれもインターネットを介したステマ事例となっており、ステマというのは本質的にネットを舞台に行われる違法なマーケティング手法と見ても間違いではないでしょう。またその線引きも曖昧であるため、ペニオク騒動の様に本人らの自覚のないままにステマに加担するような例も今後増えてくるのではないかという気がします。
 私自身もこうした点には注意を払っており、たまにAmazonのアフィリエイト広告を貼っていますがこの際に貼る広告は必ず自分が読んだ本、遊んだゲームなど直接体験した物に限っています。読んでもない本を紹介するのはステマではないものの推薦するのにおかしいと考えるからですが、逆を言えば体験もしていないのに広告を貼る輩も多いと言ったところでしょうか。

2016年8月21日日曜日

ステルスマーケティングの見分け方

 昨夜ブログ書こうとしたら猛烈に頭痛くなってバタンキューしてました。冷房に当たりすぎたのかお昼にケーキ食べに高島屋へ自転車で行く途中に光化学スモッグ吸ったのかわかりませんが、右半身に血液通ってないような感覚になり、なんかふとんの上で寝転がるのも気分悪かったから何故か床の上に何も敷かず寝てました。ちなみに高島屋で示し合わせたかのように同僚二人と遭遇し、暑いからか何故かみんな自然と高島屋に集合してたようです。

 話しは本題に入りますが、前回の記事で私はソニーのステルスマーケティング事例について紹介しましたが、ステルスマーケティングというのは概してそれがステルスマーケティングであるかどうか判別することが困難であることが大きな特徴といえます。それこそかつての事件の様に、ステルスマーケティングを行っていた業者が摘発された際に初めて明るみに出ることもすくなくなく、またネットの書き込みなどもソニーの拙い手法によるものでもない限りは明確な証拠を消費者が確認できる手段はほぼ皆無でしょう。
 そこで今日はあくまで私個人の一意見として、ステルスマーケティングらしき広告文、書き込みの見分け方を紹介しようと思います。この見分け方はあくまで私個人の基準による、ステルスマーケティングと思しき書き込みの見分け方なので、絶対的な基準ではないということをあらかじめご了承ください。

1、投稿者の履歴
 基本中の基本ですが、Amazonや食べログなどではレビュアーの過去の投稿を見ることが可能で、過去の投稿でも商品やサービスをやや過大に絶賛するコメントを延々と繰り返している人間はその手の業者の人間と見て間違いないでしょう。サイトなどもこうした人たちの規制を行ってはいるようですが、その辺はいたちごっこにならざるを得ないので消費者側もある程度判別する能力が求められてきます。

2、一から十まで内容の説明が入っている
 これは漫画や小説などで顕著ですが、その本に収められている内容を最初から最後までびっしり説明しているものはほぼステマと見て間違いないと思われます。具体的には、「この巻にある第○話では××が~で、次の話では~で……」のような具合で、延々と説明が続くような形式です。感想というよりは説明文で、飲食店などに関しても必要以上と思われるくらいにメニューの金額がびっしり入っているものは疑ってかかるべきでしょう。
 自分のライターとして経験から言わすと、無償でレビューをするに当たってびっしりと内容を説明しようとする人間はまずいません。逆に、有償でレビューしようとなると知らず知らずにこうした書き方になる可能性が高いです。理由はごく簡単で、手軽に字数が稼げるからです。

3、他人の評価を引用している
 例えば飲食店で同席した友人の感想を入れるならまだありですが、そうではない知人や家族、他のネットでの評価を引用している場合もステマの可能性が高いような気がします。たとえば本に関してだと、「私の母も熱中して読んでました」等のように、「他の人間もはまっているんだぞ!」と主張するかのような書き方には気を付けるべきです。
 これもライターとしての立場から言えば、企業のプレゼンといったマーケティングならともかく消費者としてのレビューで他人の評価を入れようとするのは自然には起こらない気がします。他のレビュアーの意見に賛同、反対する意見を自分のレビューに書くのはまだ自然ですが、その場にいない人間の評価を自分のレビューに入れ込もうとするのは不自然で、これに関しては以下でもう少し詳細に解説します。

4、同じレビューがシリーズの別の巻にも入れられている
 これも本とかで多いですが全く同じレビュー文章が1巻から10巻まで書かれていることがあり、これは確実にステマと言えます。っていうかこれはやってる人間の気がしれない。

5、過大に褒めちぎる
 これも解説する必要あるのかと思うくらい単純なポイントですが、これでもかと言わんばかりに絶賛の限りを尽くし、しかもそのようなレビューが次の人間以降も延々と続くケースは怪しいです。一人や二人なら絶賛し続けることもあり得ますが、普通は少なからず欠点を指摘する人間も段々と混ざるため、レビューが絶賛一色なのは言うまでもありませんが不自然でしょう。

6、主観か客観か
 ある意味これが一番の見分けポイントで3番にもつながりますが、商品やサービスのレビューは基本的に主観で以って書かれるものであり、レビュー文章が客観的に書かれてある場合は疑ってかかるべきです。考えても見ればわかりますが人はレビューを書く時、誰かに頼まれるわけでもなく自発的に書くわけで、基本的にその文章はレビュアーの主観が色濃く反映されます。具体的にはどの点が気に入ったかどの点が気に入らないのかが盛り込まれることが多く、その後の文章もそうした点の説明に終始するのが自然な書かれ方です。
 それに対し、3番で述べたように自身の評価というよりは周囲の評価を引用したり、他でも取り上げられているといった事例を書き並べるような書き方や、「高い売上げ」だとか「ランキング上位」などと客観的データを引用する書き方するのは普通のレビュアーはまず書かれることは有り得ないと思われます。比較サイトや個人ブログであればそうした客観的な書き方もされることもあり、というよりなくちゃだめですが、商品ページの口コミや書き込みにそこまで書こうとするのは何らかの意図が無ければ有り得ない行為だと、ライターとして思うわけです。

 以上が私のざっとしたステマ書き込み・レビューの見分け方です。一番のポイントはやはり6番の主観か客観かで、変によそよそしく距離を置いた書き方については注意された方がいいというのが私の意見です。
 折角なので続きの記事ではこれまで確認されたステマの事例を一気にまとめあげようと思います。意外と記録に残っていないステマ事例もあるし、いいまとになるんじゃないかな。

2016年8月18日木曜日

ソニーのステルスマーケティング

 本題と関係ありませんがこのところの日ハム大谷選手の活躍には本気で目を見張ります。今年一年の活躍を以ってしても、彼は日本野球界で殿堂入りする資格があるとすら思えるほどです。

 話は本題に入りますが私が中学、高校生だった頃、日本社会で最もブランド力の高い会社はトヨタでも野村証券でも日本テレビでもなく、間違いなくソニーでした。ただそのソニーは2003年の株価大暴落、いわゆるソニーショック以降はその評価が大きく下がり現在の様に「日系エレキ大手の一角」までその地位は落ちましたが、それ以前のソニーは誇張でもなく桁違いのブランド力で、「ソニー製でなければ家電にあらず」と言ってもいいくらいブイブイ言わせていました。実際、私が中学生の頃にパイオニア製ポータブルMDプレイヤーを買ったところ周りから、「ソニー製じゃないの?だっせー」とリアルで言われていました。
 ついでに書くとこの時は野外でも音楽聞いてましたがなんか段々と鬱陶しくなり、高校出てからは外で音楽聞くことは一回もなく、i-Podもとうとう一度も持つことなく終わり現在に至ります。

 話は戻りますがソニーはどうして絶頂からそこまで凋落したのか。理由は一つではなくいわゆるソニータイマーなどの製品品質への不信、業績の悪化、当時CEOだった出井伸之氏の路線失敗などいくらでも挙げられますが、地味に大きかったのではと今更ながら思うものとしてステルスマーケティングの行使があるのではと考えています。

ステルスマーケティング(Wikipedia)

 ステルスマーケティングについてもうこの際説明しませんが、そもそもこの言葉が日本で定着したきっかけもソニーの影響が大きいと思われます。
 ソニー絡みで日本で一番話題となったステルスマーケティングはいわゆる「ゲートキーパー問題」で、これは大手掲示板サイトなどで組織的に、ソニーのゲーム製品を持ち上げる一方で任天堂製品を批判する書き込みがなされていたという事件で、プロバイダーを探ってったところどの書き込みもソニー本社からなされており、しかもホスト名が「gatekeeper??.Sony.CO.JP」と見たまんまだったことから明るみとなりました。詳しく確認してませんがソニー自身はこの問題について「ノーコメント」と無言の肯定していることからほぼ伝聞事実で間違いなく、かなりお粗末なステルスマーケティングをソニーがやっていたということになります。

 なおこのゲートキーパー問題が明るみに出た当時はやはりネット上でのソニーへの批判は非常に大きかったと覚えています。逆を言えばゲームをせず、ネット掲示板もあまり見ない人からすれば事件の存在自体知らなかったと思われ、世間の認知度はそれほど高くないのではとも見ています。

 仮にこのゲートキーパー事件だけであれば「魔が差した」と見ることもできますが、実際にはソニーはかなり古くからステルスマーケティングを組織的に運用しており、こういってはなんですが抵抗なくやってると思う節すらあります。
 そんなソニーの別の代表的なステルスマーケティング例として米国での「デビッド・マニング事件」というものがあり、これは架空の映画評論ライター「デビッド・マニング」にソニーピクチャー製の映画を絶賛させていた事件です。当初からその言動が怪しまれ架空のライターではないかと噂されたためわざわざソニーは合成音声を使ってラジオにまで出演させましたが最終的にはばれてしまい、裁判にまで発展してプッシュされた映画を見たという人に5ドルずつ賠償する羽目になっています。っていうか5ドルで映画見られるんだなアメリカって。

 上記以外にもウィキペディアの「ソニーのステルスマーケティング事件」の項目を見るとこれでもかと言わんばかりにステマを繰り返しており、内心見ていて反省しない奴らだなと呆れてきます。もっともソニーに限らず多かれ少なかれの大企業ではこの手のことをやっていますが、ソニーだけこんだけばれるってことは世間からも強く疑われているのと、ゲートキーパー問題を始めステルス性が極端に低いということでしょう。メタルギアソリッドはプレイステーション用ソフトなのに。

 なお以前、ネット広告サービス会社に取材した時、日本では景品表示法などでステルスマーケティングに対する取り締まりも実際に行われているが、中国だとまだこの方面で緩いところがあるので必要に応じてやることもあるということをこそっと教えてくれました。記事には書かないでくれとは言われたので当時は書きませんでしたが、話してる感じだと広告関係者の間では「ばれなければ大丈夫」な手段として認知されているような感覚を覚えました。
 実際、今の日本においても、というよりネット書き込みが発達した今だからこそステルスマーケティングはそこらかしこで展開されていると断言できます。そこで次回はいくらか実例を出して、ステルスマーケティングと思しき書き込みを紹介しようかなと思います。

2016年8月16日火曜日

自爆攻撃の源流

 この前知人の家に遊びに行ったら、そこの家のビビりな猫が私を見るなり距離を置きつつ身構えてきました。怖がらせるのもよくないので放っておいたら何故か私が脱いだ靴の所に行き、私の姿を伺いつつ何故か必死になって私の靴の中の臭いを嗅いでいました。なんとなく隠れて麻薬吸ってるようにも見えて、なんか失礼な猫だなと密かに思いました。

 話は本題に入りますが、イスラム系テロリストが世界各地で自爆攻撃を展開している現状についてはもはや何も説明は要らないでしょう。かつて自爆攻撃は「神風特攻隊」など日本人の専売特許という見方が世界でも強かったですが、現時点ではお株を取られたというかイスラム系テロリストの代名詞と言ってもよく、米国からクレイジーアタックと呼ばれた攻撃はもはや一般的な攻撃に成り下がったと見ることもできるかもしれません。
 しかし、そもそもイスラム系テロリストは何故自爆攻撃を行うようになったのでしょうか。元々イスラム教は古いキリスト教と同様で自殺を厳しく戒めており、現実に今でも中東地域では自殺が起きても親族は自殺だとは届け出ず、病死や事故死だと役所に届けると聞きます。その甲斐あってか一部の中東諸国では自殺発生数0人という統計を出しており、社会上ではタブーというか恥の極みともとれるような態度を見せています。

 それほどまでに自殺に厳しい中東のイスラム系思想グループからどうしてまた自爆攻撃が頻繁に行われようになったか、あくまで俗説の範囲を出ないものの一説として、日本人テロリストによる影響があるという説があります。

テルアビブ空港乱射事件(Wikipedia)

 私と同世代でこの事件について知ってる人間はまずいないでしょうが、一定の年齢層以上であれば忘れることなく覚えている事件だと思われます。この事件は1972年、イスラエルのテルアビブ国際空港内でイスラム系テログループから支援を受けた赤軍派(当時はまだこの組織名で名乗ってはいないが)の日本人三人が銃を乱射し、多数の市民を殺害したという事件です。襲撃を行った三人のうち二人はその場で自殺し、残る一人は警察に捕縛され現在もなお生きている岡本公三です。
 聞くところというか立花隆氏によると、この事件は中東のテログループにとってかなり衝撃的なものだったそうで、自殺は教義で禁止されているものの憎い敵を攻撃するためであれば死ぬことが前提であっても許されるのだという解釈をもたらしたそうです。私はイスラムや中東方面の専門家ではないものの、教義の解釈変更という価値観の転換に着目するならばこの説は決して無理な主張ではないようにも思え、仮にそうであればイスラム系テロリストの自爆攻撃の源流は日本人テロリストの自殺的な攻撃にあったということとなります。でもってこの時の赤軍派の攻撃の源流はどこにあるかと言えば、やっぱ特攻の気風にあったのかなとも思います。

 もう少し話を掘り下げると、多分私以外にこの説を主張する人はいないと思いますが戦時中に特攻攻撃が立案された背景として地味に、「爆弾三勇士」の影響が大きいのではないかと睨んでいます。この爆弾三勇士というのは1932年の第一次上海事変の折、敵陣地の鉄条網に爆弾を抱えて突っこんで自爆し突破口を開いたとされる三人の兵士のことで、当時だけでなく太平洋戦争中も殊更美談に仕立て上げられ戦時中の子供たちですら知ってて、「大きくなったら彼らの様に散るのだ」と小学生ですら言ってたそうです。これが何を意味するのかというと、太平洋戦争が始まるずっと以前から日本では自爆攻撃が奨励こそされないものの賞賛されていたという事実です。
 爆弾三勇士が映画までつくられるほど持て囃されたのは自爆攻撃が攻撃手段として非常に有効だったというより、彼らの死に様が軍・国民双方の士気向上につながると判断されたからでしょう。これは特攻にも言え、対策が取られほとんど成果が上がらなくなった頃にも頑なに継続されたのも士気というか戦意高揚という目的が色濃く、冷たい言い方をすると戦果を期待するより気持ちを維持するためだけに特攻は行われ続けたという側面もあったと思います。

 これは今日のイスラム系テロリストによる自爆テロについても同様で、彼らも戦果を期待するというよりは自分たち組織の戦意高揚、構成員を維持する目的で以って仕掛けているという側面が強いように思えます。根拠としては正面の敵軍に対しては行わず、戦闘とは無関係な市街地で行うことが多い点からです。
 仮にこの通りであれば自爆テロで大騒ぎすることは敵を利する行為になりかねず、フランスは英雄視させないためにも自爆したテロリストの名前は一切公表しないようにすること検討しているそうですが、こうした対策は的を得ているように思えます。被害者への哀悼はもちろん必要ですが、自爆テロに対して恐怖を煽ったり、不安を感じさせるような報道はなるべく控え、このような脅しには一切屈しないしこっちは全く痛くも痒くもないのにまた馬鹿なテロリストが無駄死にしやがったみたいにあざけ笑う態度こそが有効であるかと思われます。そういう意味で自爆攻撃というのは一種の心理戦だというのが私の今日の結論です。

2016年8月15日月曜日

問題を探す力、発見する力

 私は学生時代、下宿していた部屋にとにかく多くの人間を集めていつでも活発に議論できる場所にしようと画策していました。結論から言うとこれは失敗に終わり、そこそこいいメンツは集められたものの活発な議論が行われる場所かというとそこまでには至りませんでした。一体何故失敗したのか、前もって言っておくと集めた面子こと私の友人らの資質が悪かったわけではなく、むしろ優秀過ぎるという人間をかなり集められたとは自負できます。しかし見ようによっては優秀過ぎたゆえというべきか、致命的な面である能力に欠けていたから活発な議論を行え切れなかったのではと恐怖と思いました。その能力こそ見出しに掲げた、問題を探す能力の事です。

 当時を思い出すと、友人が集まって私が何かしら問題提起を行ってから議論へと発展していくのが常でしたが、その議論の中で友人らはみんながみんなして鋭い分析力でもって今後の方向性や解決策を見出すものの議論の発端となる問題提起は全くといいほど友人らからは出されませんでした。これが一人や二人ならともかく全員が全員そうで、議論になればそこそこ白熱するし意見もどんどん出してくるものの議論を作る問題提起は誰一人として出してくることはなく、結局私の下宿で自ら議論を吹っかけてくるような友人が出てくることはありませんでした。

 当時を振り返りつつ現在と比べるとやはり自分の周囲と同年代は全体として問題提起、いやそれ以前に何が問題なのかを見つける力が極端に低い傾向があるように思えます。先程述べた友人たちの様に問題を与えてやるとそれを分析し解決策を導き出す能力には優れているものの、まずどこに欠陥がありそれがどのような悪影響を及ぼすのか、どこに根源的な問題があるのかを探し、見つけるということが全体として苦手である気がします。

 もう一つ例を出しておくと、学生時代はそこそこ周囲から何にでも詳しいし聞いたら面白い答えが返ってくると見られたためかよく国際情勢について尋ねられはしたものの、なんていうかその質問のポイントがファジーというかマクロなものが非常に多かったです。「いま世界で何が問題なのか?」とか、「日本人に何が足りないのか?」とか、「必要な経済学とは?」といった、どこに問題点があるのかを尋ねる質問が今思うと圧倒的だったように思え、具体的な問題の解決策(例:年金問題の対応策など)とか既に存在する問題の背景(例:郵政関連改革の発端など)といったことについてはこっちから切り出さないとまず出てくることはなかったでしょう。

 この傾向は最近のニュースを見ている限りでもあまり変わっていないように思え、たとえば憲法議論についても枝葉末節のどうでもいい所ばかり話題に上げて根本的な問題点や今すぐにでも改善しなくてはならない箇所については誰も触れようとしません。また国政全体においても、一部でツッコまれていますが借金漬けの国家財政の立て直しや年金問題について触れた政党は先の参院選ではついぞ皆無でした。

 社会全体はともかくとして少なくとも私の同年代でどうして問題を発見する力が全体的に乏しいのか背景を探るとなると、やはりこの時代の教育にあるのかなという気がしてきます。具体的には与えられた課題を理解し、解答するという訓練が重視されているため課題を与えてやればコロッと説いて見せますが、課題自体を作って見つけて掘り起こすとなるとほぼ誰一人訓練を受けていないのかもしれません。それこそ哲学などの教養があればある程度はこの点もカバーできますが、私の世代は小学生くらいにオウム真理教事件が起きたことによって宗教、思想に関する議論や解説はやはり制限されていた気がします。クラスでキリスト教に被れたのも私くらいなものでしたし。

 逆を言えばなんで私は学生時代、ひいては現時点においても問題の検出能力が周りより高いのかですが、一つは先程書いたように宗教的な素養がいくらか高くキリスト教を含め仏教などにも興味を持って知識を求めたこと、二つ目は出身環境的に自己の存在を常に疑わざるを得ず必然的に内省を深めていったこと、三つ目は何にでも噛みつく性格だったからではないかと考えています。ただ真面目な話、反社会的な人間の方が既存社会に対し疑いを持つから問題を探す力は受験エリートに比べて高いようには思います。解決する能力はそうでもないでしょうが。

 しかし日本の企業からしたらいくら問題発見力に長けているとはいえこういった反社会的な人間はまず採用しないでしょう。だから東芝にしろ三菱自動車にしろシャープにしろ誰がどう見たってはっきりとわかる欠陥を誰も認識せず、「社内問題の解決にはPDCAサイクルで」とか抜かして何も改善してなかったんだからちゃんちゃらおかしくて笑えます。
 なお「PDCAサイクル」という言葉は昔から大嫌いで、昔いたイタリアンマフィアじゃないですけど、「ぶっ殺してやるってセリフは、終わってから言うもんだぜ。俺たちギャングの世界ではな」の方がとかく行動や決断の遅い日本人に対する標語として適当であると信じています。

2016年8月14日日曜日

忘れがたき映画のワンシーン

宮城事件、玉音放送阻止へ偽命令 元近衛兵「慙愧に堪えない」(福井新聞)

 本題と関係ありませんが今日目を引いたニュースです。宮城事件については「日本のいちばん長い日」を参照してもらいたいのですが、この事件の当事者がまだ存命だったということに驚愕しました。と同時に、末端の近衛兵へは定説通りに処分などなかったんだなということを確認しました。

 話は本題に入りますが、少し古いですが2004年に「ヴィレッジ」という映画がありました。どういう映画かというとネタバレしたら面白さが一気になくなってしまう「シックス・センス」などと同系列の映画で、ホラーかと思ったらちょっぴり不思議なオカルトファンタジー映画だったこともあって前評判と比べての公開後の評価はそんな良くなかったと聞きます。私も見た感じ、個々に光る点は感じますがこうした評価に同意です。

 そんなこの映画を何故ここで取り上げるのかですが、見終わった後も序盤のワンシーンがずっと目に焼き付いて離れないからです。それはどんなシーンかというと、ネタバレしても大丈夫な個所なので以下に紹介します。
 場所は18~19世紀の農村らしき場所で朝のお祈りの後、仕事をしながらある娘が村長やってる父親に、「私、好きな人が出来たの(∀`*ゞ)エヘヘ」と打ち明けます。その相手はホアキン・フェニックスが演じる村の青年でまだ恋心を打ち明けていないことを父親に告げると、相手にその気持ちを伝えるまでほかの誰にも言っては駄目だよと諭されます。それを受けてかその村長の娘はすぐ小屋で一人で作業をしているホアキンを訪れると、

「( ・∀・)ノ<こんにちはルシアス(ホアキン演じるキャラ)、あなたにお話したいことがあるの」
「( ゚д゚)<……………」
「(*´∀`)<あなたを愛してる……愛してるのよ」
「( ゚д゚)<……………」
「( ゚∀゚)<何よりも確かな気持ち!太陽と月よりも愛してる!あなたも同じ思いならもう隠さないで!」
「( ゚д゚)<……………」
「( ゚∀゚)<愛は天の賜物よ!感謝しなくちゃ!」(段々テンションアップ)
「( ゚д゚)<……………」
「(゚∀゚)<大きな声で感謝を表すのよ、ありがとうって!」
「( ゚д゚)<……………」
「(゚∀゚)<ありがとう!ありがとう!」
「( ゚д゚)<……………」
~場面が切り替わり~
「。゚(゚´Д`゚)゚。<ウエェェェェン!」(ベッドで妹に抱かれながら)

 娘役を演じるジェイン・アトキンソンの終始ハイテンションな演技に対しホアキンのやたら無表情な佇まいとの対比がなんか凄まじく、英語版で見ると「It's love!」と「Thank you!」を何度も絶叫しており、何故かこのワンシーンだけ繰り返して見ています。実際、このワンシーンだけでもこの映画は見る価値あるでしょう。

 なお主人公は振られて帰ってきたお姉ちゃんを慰める盲目の妹で、この役は「ジュラシックワールド」でヒロインを演じているブライス・ダラス・ハワードがやっています。最初、「ジュラシックワールド」を見た時にどっかで見た様なと思ってましたが、この「ヴィレッジ」のヒロインと「スパイダーマン3」のグウェン・ステイシー役を演じている人でした。ヴィレッジはともかく、ほかの二作品ではかなりお色気むんむんな演じ方する人だなと個人的に見ています。

2016年8月12日金曜日

ベラルーシに渡った松本市長

 また本題と関係ありませんが最近になって初めて「きゆづきさとこ」氏という漫画家兼イラストレーターの存在を知ったのですが、これほど色使いのうまい人はかつて見たことがなく、どうして今まで自分はこの人の存在を知らなかったのだろうかと思うくらいの衝撃を覚えました。色に対する感覚が他の漫画家などと比べて根本的に何かが違うように見え、頭文字Dに例えて言うなら藤原拓海とそれ以外のような……。我ながらよくわからない例えだ。

 話しは本題に入りますが、一昨日発売した文芸春秋九月号の巻頭コラムに現長野県松本市長の菅谷昭氏が寄稿していました。最初名前を見てもピンとこなかったのですが書かれている内容がチェルノブイリで影響を受け甲状腺がんを患った子供たちの話題であったことから、「この人、ベラルーシに単身で渡ったあの医者か?」と一気に記憶が揺さぶられました。読んですぐネットで調べたやはりその通りで、90年代に職を投げ打ちベラルーシへ単身で渡った医師がこの菅谷市長でした。

 私が何故この事実を知っていたのかというとごく単純にテレビ番組、それも往年の人気番組の「プロジェクトX」で取り上げられていたのを見ていたからです。この番組で菅谷市長がどのように取り上げられたのかというと、医師の父親の元に生まれた菅谷市長は長じて自身も医師となり、山々にある遠隔地へ毎日徒歩で往信していた父を見習い自身も弱者に寄り添うような医師を目指していたそうです。
 医師として順調な生活を送っていた菅谷氏ですが、チェルノブイリの爆発事故による放射能汚染の影響を受け、ベラルーシでは子供を中心に甲状腺がんの発症が急激に増加しているというニュースをある日知ります。甲状腺がん自体は切除手術で治療はできるものの、当時のベラルーシでは耳の後ろから顎下まで深々と切り裂いて切除する手術しかされておらず、手術を受けた子供たちは痛々しく生々しい傷跡と一生付き合っていくしかほかありませんでした。

 これを見た菅谷氏は、「俺が行くしかねぇ」とばかりに当時務めていた大学を辞し、医療ボランティアとして単身でベラルーシに渡ります。渡った後しばらくは全く収入もなく手弁当でありながら、ベラルーシの子供たちに傷跡が全く残らない手術で以って治療を行い続け、現地の医師たちにその手術法を伝授していったそうです。この時の菅谷氏に私淑した現地医師の、確かゲンナジーさんだったと思いますが、その施術の正確さといい指導の細やかさといい凄い医者だと思って菅谷氏に追いつこうと自分も甲状腺がんについて海外の医学者などを取り寄せて勉強し始めたところ、甲状腺がんの主要な論文に「Akira Sugenoya」という署名がびっしり載せられているのを見て二度びっくりしたそうです。

 ベラルーシ滞在中、先ほどのゲンナジーさんは勤務地が途中から菅谷氏と離れたものの休日にはわざわざ数時間車を運転してまでやってくるなどして菅谷氏への支援を続け、確かプロジェクトXのスタジオにも現れ二人で再会を喜んでいました。

 菅谷氏はベラルーシで約二年間活動してから日本に戻り、その後共産党の要請を受けて松本市市長選挙に出馬して2004年に当選し、その後もずっと当然し続け既に三選を果たしています。その菅谷氏は今回の文芸春秋のコラムで、ベラルーシでは国内の子供たちに甲状腺がんの検査や治療費を国が負担していることを紹介した上でベラルーシの政府関係者から、「ベラルーシより大きな日本ではこういった国家支援をしていないのか?」と問われたことが書かれています。
 関係ない立場のはずですが、正直私もこの言葉は耳に痛いと感じました。一部で報じられているものの、やはり福島原発周辺では影響を受けやすい子供の甲状腺がん発症率が高まっていると聞きますし、むしろそうでなければ不自然だと考えます。しかしこの方面の検査費、治療費に対する国や自治体の支援については何も聞かず、むしろそうした支援を行うことによる風評被害が起こるのではという懸念は耳にして、そんなことしない方がいいと思っている人の方が多いのではと思う節すらあります。

 私個人の勝手な意見を述べればやはり被災地付近に置いては毎年無料で検査が行えるよう国が支援すべきではと思います。というのも治療において見つけるのは早ければ早いほどよく、また甲状腺がんは手術によりほぼ確実に治療できるからです。

 最後にこのコラムの中で菅谷市長は、かつて自らが施術して今は大人になったベラルーシの子供たちから最近子供を産んだなど連絡が来ていることを明かし、こうした連絡を素直にうれしく思うということを、少し誇らしげに書いて結んであります。
 自分自身がそういう性格をしているからかもしれませんが、何の支援もなく孤立無援の状態でありながら単身で飛び込んでいくような人間がことのほか好きで、野球でも野茂英雄氏のファンですが、この菅谷市長についても初めてその存在を知った時から強い尊敬の念を覚えていました。まさかその後で市長になっているとは露知らずでしたが、やはりこういう強い意志を持つ人間が社会でも大きな立場になるべくしてなる社会が望ましいものです。

2016年8月10日水曜日

天皇が滅多打ちにされた事件

 先日の天皇陛下の生前退位について言及されられた発言については専門外ということもあって敢えてこのブログで触れませんでしたが、いい方向に議論が発展していけばいいなと陰ながら祈っています。少しだけ考えを述べると、たとえば脳死のような意識不明状態に陥った場合の皇位継承はどうなるのかなど現代医療を考慮しても皇室典範は対応する必要があり、これを機に抜本的な改革を行ってもらいたいものです。
 そんなわけで天皇系の話題というか事件でも今日は書こうかなと思ったので、鎌倉時代にあった「天皇滅多打ち事件」こと「粥杖事件」について記憶を頼りに紹介しようと思います。

 この事件が起きたのは鎌倉時代の後深草院がいた時代です。後深草院とは後深草天皇が引退して上皇となってからの呼び方ですが、恐らく「後深草天皇」と呼ばれることの方が実は少なかったりします。というのも承久の乱以降、鎌倉幕府の管轄下に置かれた天皇家では後鳥羽上皇系の皇族が遠ざけられたことにより傍流であった後嵯峨天皇が天皇となりますが、この後嵯峨天皇は自ら院政を行うために早々と譲位したことにより、わずか四歳の後深草天皇が誕生することとなりました。
 天皇となったものの公務は上皇となった後嵯峨院が取り仕切っていたため後深草天皇はほとんど実権がなく、また父親も彼より彼の弟を寵愛したため後深草天皇にも早々の譲位を迫ったため、なんと後深草天皇は17歳で弟に譲位したことにより亀山天皇が誕生したわけですが、これがのちの南北朝の両派となるわけだから歴史ってのは面白い。

 話は戻りますが人生において天皇だった期間よりも上皇だった期間のが長いことから「後深草院」と呼ばれることが多いわけで、この記事でも以後はこの名称で統一します。

 そんな後深草院ですが正室以外にも色々愛人を作っており、その中の一人に「とはずがたり」の作者と言われる「後深草院二条」という女官がいました。はっきり言ってリアル源氏物語で、後深草院は二条を幼少の頃から育て上げて自らの妾にしたのですが、この後深草院との絡みを二条はみっちり細かく文書に残しており、その中に「粥杖事件」と呼ばれる話も載せられています。
 当時、何かの祝日の際に女性の安産祈願としてお粥を作る時に使う杓(粥杖)でお尻を叩くという慣習があったそうです。この慣習が行われる日は女性たちは男に追いかけられながら粥杖で尻を叩かれるという、なんとなくダウンタウンの罰ゲームっぽいことをさせられていたそうです。

 例年通りこの粥杖大会が行われた後、「くそぅ、いつまでもやられっぱなしだと思うなよ(# ゚Д゚)」と誰か言ったのかは定かではありませんが女官たちは集まって復讐の計画を練り、そしてそれがそのまま決行されました。

後深草院「やっほー、誘われるままに遊びに来たよー(´・ω・)」
二条たち「かかったなアホが!( ゚( ゚( ゚( ゚Д゚)ズラッ」(粥杖シャキーン)

 なんてセリフが言われたか定かではありませんが、ホイホイやってきた後深草院に女官たちは寄ってたかって粥杖で滅多打ちにしたそうです。やられた当事者の後深草院自身は「ハァ、別に痛くねぇし(´;ω;`)」といって女官たちのいたずらに寛大な態度を取ったそうですが、後でこのことを知った公家のお偉方はカンカンとなって二条たちもなんかめちゃ怒られたみたいなことが「とはずがたり」の中で書かれてあり、「粥杖事件」という風に現代では呼称されています。
 この事件はその内容のコミカルさもさることながら、仮にも天皇やった上皇に対して女官たちが粥杖で滅多打ちしたという事実があったことに驚きます。平安時代からこんな感じだったのか、承久の乱で負けて以降こういう風になったのかは定かではありませんが、当時は現代以上に天皇家に対してフランクな態度が取られていたのではないかと伺わせるエピソードです。

 常日頃言っていますが私は現代人の天皇制への意識は明治、大正、昭和よりも江戸時代の方が近いと考えており、むしろ日本の歴史の中で明治から昭和までの時代の方が天皇制に対して特別な価値観が持たれていたと考えています。しかしこのエピソードを見るだに、鎌倉時代はもっと激しかったとも思わせられ、案外天皇制ってのは元々はずっとフランクなものだったのかもしれないなんて時たま思ってしまいます。 

2016年8月9日火曜日

日本人論は女性にも適用できるか

 私はこのブログでこれまで様々な日本人論を提唱してきましたが、どれも内容についてはそこそこ自信があり、やはり中国で生活していることから日本人と中国人を比較することにより日本国内にいてはなかなか気が付かないような社会的特徴に気が付くようになっていることもあって、言われれば納得するけど言われるまでは気が付かない点を上手く突いているのではとやや得意になっています。

 しかし、つい最近読んだ漫画のあるセリフを見てふとこの自信が大きく揺らぎました。その漫画というのは「渡くんのXXが崩壊寸前」というラブコメ漫画なのですが、この漫画のヒロインの片割れ(ダブルヒロイン作品)が偶然から着替えを覗いてしまった主人公の渡くんに対し、普段は自らセクシーアプローチかけてくるくせして「見せるのと見られるのは違う!」といって抗議するシーンがあります。
 このシーンを読んで私は、「女って勝手なこと言うよなぁ」と思いつつ、男とは根本的に思考が違うのかもと思ったその瞬間、「待てよ、日本人論も男には当てはまっても女性には当てはまらないものもあるのでは?」と閃いたわけです。相変わらず閃く場所がおかしい気がしますが。

 現実問題として日本人論、また日本人に限らず特定の国民や民族の社会的特徴を分析する際は基本的にその社会の男性が分析対象となり、その主張や説も男性を対象として提唱されます。もちろん女性をターゲットにした民族論もないわけではありませんが、「日本人論」、「中国人論」といったら基本的に「日本人男性論」、「中国人男性論」と読み取るべきでしょう。
 こうした扱いはどの社会でも男性がやはり優位な立場にあることを考えれば仕方がないかと私は思うのですが、その一方で安易に「日本人論」を「日本人女性」に適用しようとしたら妙な誤解をしてしまったり、勘違いを起こす可能性も高いのではないかと今回思ったわけです。冒頭でも述べた通り性差による価値観、思考の違いは確実に存在しており、それを無視して「日本人はこういう価値観だ」といっしょくたに主張するのはやっぱり強引だと思え、その辺は分別して考えるべきではないかと言いたいわけです。

 例として私がこれまでに提唱した主だった日本人論で比較すると、「日本人は相手が逆らえないとわかるや途端に狂暴になる」というのは駅員などへの暴力を見る限りやはり日本人男性を主体として捉えています。といっても、女同士のいじめは結構激しいと聞くし、また抵抗できない相手をいたぶるというのも「ガラスの仮面」とかでよく見るいじめシーンなので、これは男女両方に共通する、というより下手すりゃ日本人女性の方が顕著かもしれません。
 もう一つ、「日本人は無意識の他人のスマホを盗み見たり、他人の会話を盗み聞きする癖がある」という説を私は過去に主張していますが、これは日本人男性を主体とせずに気が付いた特徴(電車乗ってて気が付いた)なので、男女差のない日本人論と堂々と言えるかもしれません。っていうよりもむしろ、盗み聞きするという点では噂話大好きな女性の方が顕著かもしれません。

(´・ω・)<……………

 なんか日本人論は男性向けばかりって話をしてたつもりなのに、実際には女性の方が特徴的に顕著なことが多いような気が。仮にそうだとしたら、なんか日本人女性は嫌な特徴盛りだくさんなようにも見えて来るような……。

2016年8月8日月曜日

習政権の「一帯一路」戦略とは

 中国関連のニュースを見ていたら日系メディアでもたまに目撃するかもしれませんが、中国では以前の胡錦濤政権は「和階社会」というスローガンを多用し、社会的に平等な社会の実現ということを政策目標として掲げていました。その胡錦濤政権を引きついだ習近平政権も同じようにあるスローガンを近年掲げており、それが今日解説する「一帯一路」という戦略です。

一帯一路(Wikipedia)

 この「一帯一路」とは何の意味を表すのかというと、一言で言い換えれば「シルクロード戦略」といったところです。シルクロードといえばシルクロードでそれ以外の何物でもないのですが、簡単に言えば古代にローマから西安までつながっていた交易路よろしく、中国から欧州に至る陸路を一つの経済圏とみなして経済的、人的交流を盛んにしようというのが表向きの中国の方針です。
 この戦略の主な対象となるとのは中央アジアと欧州諸国で、特に欧州諸国に対して習政権はこのスローガンを盛んにアピールしているように思われ、中央アジアについても無視しているわけではありませんが「ヨーロッパと中国は運命共同体」という主張を流行らそうとしているように見えます。

 一応日本も麻生政権の頃に「自由と繁栄の弧」といって中国をすっ飛ばしてほぼ同じルートでの経済共同体思想を提唱しましたが生憎これは全く流行らずに終わってしまいました。そこへきてこの中国の戦略ですが経済的に成功するか否かはともかく一応いくつかのプロジェクトは実際進んでおり、既に一部で始まっていると聞きますが中国から東欧まで海路や空路ではないトラックによる陸上輸送などもあり、こうした方面の活動を今後も中国政府は支援していくと思われます。

 また、経済面以外でもこの方針からは中国の今後の狙いというか立ち位置がいくらか見え隠れする要素があるように思えます。

 ここからはほぼ私の完全な推測によるものですが、この「一帯一路」戦略を提唱した背景には中国の外交方針、特に東西での差別化を一層強くするという意識の表れではないかと見ています。どういう意味かというと東方面、つまりシルクロード沿いの陸続きの国々に対しては融和政策を取り、西と南方面、つまり日本やフィリピン、ベトナムなど海を挟んだ国にはやや強硬な主張を貫き領土争いも辞さない態度で臨む意思の表れではないか、なんて勝手に思っています。
 これと同様に軍事面でも、これまで人民解放軍の主力である陸軍は軽視して空軍や海軍をより重視していくという方針にも見えます。実際、習近平は陸軍に対し冷淡な態度を貫いておりその関係も非常に悪いとされ、護衛の人間もこれまで陸軍特殊部隊の人間が行っていたのを空軍に切り替えています。

 恐らく今後も習政権はこのスローガンを堅持していくと思われますが、胡政権と比べるなら一番の違いは内政より外交重視であるという点で、アジアインフラ銀行を始めその出方に対してはしばらくは静観しつつ動向を見極める必要があるだろうというのが私の意見です。

2016年8月7日日曜日

Deadly, Lively?

 昨日、朝五時半に起きて六時から自転車に乗って出発しました。行先は上海隣の昆山市で、この日のサイクリング部の活動に参加するためです。隣とは言っても昆山市中心部までは自宅から約50kmあります。何度かこのルートは往復していて道も覚えているものの、これまでとは違い先週ほどではないものの夏真っ盛りの高い気温であるため、無事にたどり着けるかハラハラドキドキの腹腹時計(今の世代で知る人はいるのか?)で出発してみました。

 ちょうど風が追い風だったこともあり2時間50分のタイムで昆山の待ち合わせ場所に尽きましたが、すでにこの時点で相当の汗をかいてて肘の辺りは汗が結晶化して塩になっており、おまけに右側頭部もちょいちょい痛かったため日陰で他のメンバーを待ちましたが、最初にやってきたメンバーは私の姿を見て、「浮浪者かと思った」と話していました。
 その後ほかのメンバーも集まり、当日は参加人数も少なく暑いことから近くをぐるっと回って戻り、サイゼリヤで飯食おうってことになり出発。9時半出発で30km強を走ってサイゼリヤに着いたのは12時前でしたが、最後サイゼリヤに着く直前に登った橋の坂道の付近はマジ死にそうになりながら走っていました。体力的にキツイのもそうですが右側頭部が痛いのなんので、多分日射病をガチで引き起こしていたと思います。なお、一応ペットボトルの水を携帯していましたがリュックの再度ポケットに入れて置いたらいつの間にか温水、というよりお湯に成り果てていました。

 ともあれ、サイゼリヤについてからはドリンクバーで水分補給を行い、食事も値段が安いもんだから大量に頼んで一心地着いたものの、朝早く起きたもんだから途中で眠気が襲い、他のメンバーの話を夢現の状態でなんかうんうんとだけ頷いていました。昼食後は解散となってこの日予約していたホテルへ向かいましたが、この最後の疾走時もかなりきつく、ホテルにチェックインした際も、「自転車持ってきてるんだけど部屋に入れていい?盗まれたくないし」という言葉がなんか自分でもよくわからない中国で話してた様な気がします。ホテル側からは、「エレベーターに乗せられる?なら勝手にしていいよ」でした。

 部屋についてこの後会う予定の知人に電話で一報を入れ、「マジ疲れて休みたいから4時でいい?」と一方的に時間指定した後、速攻でシャワー浴びてベッドに横たわったものの、相変わらず右側頭部が痛くてうんうんうなりながら仮眠を取り、起きた頃には3時50分になっててマジで焦りました。幸い、待ち合わせ場所はほど近くなおかつバスですぐ移動できたので4時05分ごろについて事なきを得ました。
 知人と合流して近くの喫茶店で知人の愚痴を聞きつつも相変わらず頭は痛く、この日の晩に予定していたサイクリング部の夕食会に参加できるかなと思っていたら今度はお腹も痛くなり、喫茶店のトイレで激しく下しました。しかしここで不思議なことに、何故かトイレから帰ってきたら徐々に頭痛が収まってきてどんどんと元気になり、そのまま知人を伴って夕食会の日本料理屋へと向かいました。

 なおこの時日射病になってるかもと知人に話したら、知人も高校時代の部活動で水を飲むなという指導を受けていた時代だったと話し、水飲まなかったら確実に死ぬようなことされていたから外周走らされる際に駄菓子屋へ寄ってアイスやジュースを飲むという伝統がその部活内で脈々と受け継がれていたということを教えてくれました。ただ知人は一回、どうしてもガリガリ君が食べたくて買ったところ、氷菓子だから急いで食えずもたもたしていたところ顧問に見つかってえらい怒られたということも付け加えられました。

 この日はその後、夕食会に出て和やかに話した後はすぐホテルに戻り寝たのですが、内心では翌日どうなるか少し心配してました。というのも、また上海まで50km自転車で走って戻らないといけないからです。
 でもって今日がその翌日でしたが、ホテルの朝食を食べ終えて朝8時に出発したものの太陽はピーカン真っ盛りで、「雲でないかな?むしろ豪雨降ってほしい」などと思いながらただひたすらに漕ぎ続けました。幸いなことに前日に90kmくらい走っているものの全く筋肉痛とかそういうのはなく体力も衰えているということは何もありませんでした。とはいえ気温は高く、いま日本を覆っている気団が上海周辺にあった先週(40度越した)ほどではないものの、体感的には33度くらいで、とにもかくにも日差しがきつく汗が出っぱなしでした。おまけによく見てみると履いていた黒いズボンが汗を吸い過ぎて塩が浮き出ており、気がついたら白いまだら模様……というよりかは結構真っ白なズボンに変わっていました。これってマジックで行けるかな。

 途中途中でコンビニ寄って水飲んだりして休憩を挟みつつ、最終的に自宅にたどり着いたのは11時半で3時間半の走行をしてきたことになります。すぐにシャワー浴びましたがなんかもういろいろと水浴びるのもお湯浴びるのもよくわからない状態で、冷水に浴びたいと思いながらもかけたらかけたで冷たすぎてすぐにまた温水に戻しました。でもって即衣類も洗濯しましたが、ズボンは塩は洗い流せたものの、お尻の部分にサドルの色が移ってなんか妙にそこだけ白くなってました。

 そんな具合で現在に至りますが、また例によって上半身が異様に日焼けしながらも意識的にはかなりまともなまま元気になっています。上海と昆山の往復は何度もやってるしこれ以上の距離も走ったことはいくらでもありますが、やはりこの炎天下でやるのは改めて危険だなと思い、次昆山に行くとしたら9月以降だなと考えています。それにしても乗ってるGIANTの「DEFY」って自転車、自分で乗りながらなんですがほんと丈夫だな、まだパンクすら一回も起こしていない。

 最後に昨日ほぼほぼ日射病になりましたが、やっぱりたまにこういう死にそうな目にあった方が人間生きている実感があるなという気がします。それを言い表したのがこの記事の見出しですが、和訳するなら「生き生き死にそう」といった辺りで、生と死が近づくほどどちらもくっきりしてくるとは言ったものです。

2016年8月5日金曜日

安倍首相の内閣改造の陣容を見て

 余り気分が乗らないのでパパッと書ける政治ネタですが、先日安倍首相は内閣を改造して第三次安倍第二次内閣とかいうなんだか聞いててよくわからない名称の陣容が発足しました。注目された人事としては予想通りに岸田外相は留任した一方で彼と安倍首相の後継を巡って争う姿勢の石破氏が抜けることとなりました。まぁ石破氏が前についていた地方創生担当相はいまいち仕事内容がわからなければ一億総活躍相と完全に被っている部分もあり、事実上飼い殺しにされていた状態なのでここで抜けたという判断は間違ってないでしょう。
 ただ石破氏には悪いのですが私から見て能力的に首相の職は向いているとは思えず、むしろ農業や防衛分野などへの専門性を高めて行く方が身の丈に合っているのではないかと思います。そもそも幹事長や官房長官も向いているとは思えないし、本人も多少自覚している節はあるもののやっぱり首相への野心が捨てきれないようです。少しは理解できますが。

 その今出た官房長官についてですが、実質的に安倍政権の沖積となっている菅官房長官が留任となりました。菅官房長官の能力と実績については国民の誰もが評価していることからたまに一部メディアで、「次期首相の可能性も」なんていう言葉が出てきますが、結論から言うとこれは絶対にありえないシナリオだと断言できます。何故かと言うと、菅官房長官には家柄がないからです。
 みんな表立って口にしませんが現在の自民党で総裁になるには見えざる条件が一つあり、具体的に言うと二世政治家でなければ絶対に総裁には選ばれません。かつて官房長官を務めた野中広務氏は誰もがその政治的実力を認めながらも麻生現財務相が当時、「部落出身だから総理にはできない」と反対しており、現にこの20年くらいは二世政治家以外で総裁に就任した人物は皆無ですし、前よりもこの概念が強まっているようにも見えます。まぁそれでまともな人間が選ばれるのなら私は気にしませんが。

 あと今回のもう一つの目玉人事として丸川珠代氏が五輪相に選ばれましたが、この人事をみんなどう見たのかなとちょっと私は気になりました。恐らく単純に丸川氏が安倍首相に気に入られた、眼鏡に叶ったなどと考える人が大半だと思いますが、私はこれとは異なり、「絶対これ野田聖子への当て付けだろうな」と見ています。
 野田聖子についてはもう深くは語りませんが、彼女より当選回数も議員在籍年数も低い丸川氏をわざわざ大臣に選出し女性大臣の数合わせに使ったというのは、野田氏を過去の人間にしてしまおうという安倍首相の意思が感じられました。恐らく原因は前回の自民党総裁選に出馬しようと動いたことからで、あまり報道もされないし態度にも出していませんが安倍首相も内心では腹立っていたのかなと今回の人事を見て感じました。もちろんこれは根拠のない私の憶測に過ぎませんが、ほかの高市氏や稲田氏は、確実に要職をステップアップしてるのを見るとますますそう思えてきます。

 そういえば、小渕優子も入ってないな。やはり爆弾抱えていると思い避けたんでしょう。

2016年8月4日木曜日

新天地にある超高級車ショールーム

 先週ちょっと上海市の観光ガイドにはほぼ確実に載っている「新天地」という外国人向け観光地兼オフィス街近くに行ってきたので、もののついでとばかりにその辺にある高級車ディーラーを撮影してきました。

日本じゃ珍しいと思うマクラーレン。

ソウルカラーがオレンジなだけに見ていて気持ちいい 

 アストン・マーチン。さすがにボンドは来ていない。

ロールス・ロイス。さすがに上海でも走ってる姿はそんな見ない。

ランボルギーニ。 

 すぐ隣がマクラーレンだから形が被る。

 EVのテスラ・モーターズ。

 SUVの「モデルX」。なんか虫干しされてた。

フロントは見ての通り空。 

 なお余談ですがテスラのショールームは元々、少なくとも私が上海にいた四年まではホンダ系高級車ブランド「アキュラ」のショールームでしたが、彼らがどこへ行ったのか、それは誰も知らない。
 あとこの一連の写真ですが、シャレや冗談抜きで全部十分以内に撮影したものです。つまり、それだけこの新天地には世界の高級車ショールーム+ディーラーが集中しているというわけです。

 それにしてもこの写真全部携帯カメラで撮ったけど性能良すぎて逆にビビる。これでも容量落とすために圧縮してますが、さすがに遠距離撮影や連続撮影では私の自慢の富士フイルム製デジカメに劣りますが取材写真ですら携帯で十分ってのも味気ない。味気ないと言えば今日昼飯に焼うどん食べたら睡眠薬仕込まれてたんじゃないかっていうくらい食べてすぐ30分ほど熟睡しました。

2016年8月3日水曜日

リクルートスタッフィングへの取材とやり取り

 昨夜同僚たちとともにビアガーデンに行ったらステージ上で何やら催し物が行われており、「一気飲み大会」だと思った同僚の一人が参加したら、実際は女性をお姫様抱っこしながらスクワットを競うイベントでした。しかもその同僚は中国語がわからなかったことから一番デカい女性をあてがわれ死にそうになりながら帰ってきましたが、同僚曰く、「あの女、60kgはあったぞ」だそうです。

 話しは本題に入りますが私は先週、「リクルートスタッフィングがマージン率を公開」という記事を書き、見出しの通りこれまでマージン率をホームページ上で公開してこなかった派遣大手のリクルートスタッフィングが公開に転じたという事実を報じると共に、今年一月に私がマージン率調査を行った際にデータを請求したところ何も返事がなかったということと、先週水曜日に諸々含めてあれこれ質問する問い合わせをホームページ上で行ったが営業日二日挟んでも何も返事なかったという事実を書き記しました。
 先週水曜の問い合わせについてはもう少し待ってもいいかなと思う反面、そもそもそんな回答に時間かかるようなきわどい質問は送っていないという意識があったことから、「なんで二回も無視すんねん」と納得がいかず、なんていうか少しジャーナリスト魂がうずきました。それで何をしたのかと言うと、一昨日の月曜日にわざわざ上海から電話をかけ、直接リクルートスタッフィングに電話取材を行いました

 結論から言うと、月曜日に電話をかけて広報部につないでもらったところ、担当者が今不在だからすぐに折り返すと言われ、電話だと世を忍ぶ仮の現地採用の姿があるためメールで返信してもらうよう伝えただけですぐ終わりました。ただそれから今日にいたるまで毎夜メールの往信を繰り返しており、そこそこ内容もまとまったのでこうして放出できるようになりました。
 今回、私がリクルートスタッフィングに尋ねた内容は以下の二つの質問です。

Q1、何故今回、マージン率の公開に転じたのか?
Q2、どうして1月の私の問い合わせを無視したのか?

<Q1への回答>
 1番の質問については即日回答がもらえ、昨年改正された厚生労働省発「派遣元事業主が講ずべき措置に関する指針」、言い換えれば派遣元へのガイドラインにて、

「特に、マージン率の情報提供に当たっては、常時インターネットの利用により広く関係者とりわけ派遣労働者に必要な情報を提供することを原則とすること。」

 という文言が加えられたことについて対応するためだったそうです。この文言は上のリンク先PDFの末尾の項目に書かれてありますが、こういうの出てたっていうのは今の今まで知りませんでした。公開しないことへの罰則は未だにありませんが、公開していないところにはガイドラインではっきり出ていると強気で押せるようになったというわけで来年の調査シーズンが待ち遠しいです。
 なお個人的には、「派遣先、派遣労働者の方々への利便性向上のため!」とかいった威勢のいい言葉が出てくれればいいなぁとか思ってましたが、結構事務的な回答で終わっちゃいました。まぁ無理矢理言わせたら元も子もないけど。

<Q2への回答>
 次にQ2についてです。
 この件に関しては少し背景があり、というのも私は今年1月に派遣大手各社へ一斉にインターネットを通じてマージン率データを請求し、メイテックさんやザアールさんみたいに即日で返信くれたところもあれば遠回しに拒否するところもあり、また返信すら一切寄越さないというところも一部、っていうか半分くらいに無視されました。特にフルキャストとかスタッフサービスなんか問い合わせを受け付けたという自動返信メールが来てるんだから受け取ってないはずがないというに、来年覚えとけよあいつら。
 半数位に無視されたこともあって、恐らくマージン率をなるべく公開されたくないため意図的に無視されたのだろうと私は考えましたし、スタッフサービスに至っては間違いなくそうだと言えます。なもんだから、同じように返信くれなかったリクルートスタッフィングにも正直言って強い敵意を覚えました。

 またもう一つ、後日知人がリクルートスタッフィングにマージン率を請求した所、なんとその知人はすんなりとデータを受け取ることが出来ました。なんで私だけハブられなきゃいけないんだという不満から先週に送りつけた問い合わせでもこの件について尋ねましたが、結果は上記の通り電話するまではなしのつぶてで、だからこそ先週土曜にこの件で愚痴った記事を書いたわけです。

 そうした背景をざっと説明した所でリクルートスタッフィング広報とのやり取り話に移りますが、まず電話した時点で自分が先週水曜に行った問合せを把握しているかと尋ねたところ、それについては把握しているとその場で返事もらえました。そしてその当日に来たメールでは回答が遅れたことを詫びる内容と共に、今年1月のデータ請求に関する私の問い合わせは把握していないという返事も入っていました。
 ただ、この一回目の回答を見てすぐにはその言葉を信じることは出来ませんでした。仮にデータ請求の問い合わせを無視した件について問い詰められ、「はい、無視してました」と素直に認める広報なんて三菱自動車を含めてまずいるとは思えず、把握していないと言ってごまかそうとしているのではと疑り深く考えたわけです。

 そこで証明の根拠としてこれまでに行ってきたデータ公開の実績を示してほしいと私の方から提案したところ即日で返信があり、去年の実績として以下の数字が出されました。

<2015年のリクルートスタッフィングのマージン率データ公開実績>
請求件数:47件(内訳:派遣登録者;37件、非登録者:10件)
※上記全ての請求に対してデータを公開

 内訳について補足するとリクルートスタッフィングの問合せページには派遣登録者であればその登録番号を入力する項目が設けられており、これを見て私は、「自社の登録者だけにデータを公開しているのでは?」と思ったことから、請求者の属性も出すようあらかじめ求めていました。そうして出されたこの結果ですが、マージン率自体あまり知られていないこともあって実態としては大体こんなもんじゃないかなと思う数字であり、非登録者の割合も可能性としては三分の一以下と踏んでいたことから大体納得できる数字です。
 そのように納得できる数字であることから「登録者にだけ公開」という疑念は捨て、引き続き何故1月の私の問い合わせは届かなかったのかについてやり取りを続けました。

 問い合わせが届かなかった件についてリクルートスタッフィング側から、具体的な問い合わせ日時を教えてほしいと連絡があり、私もそれにすぐに返答しました。そして翌日、リクルートスタッフィング側より私が問い合わせを行った日の前後のアクセスログを確認した所、それらしいログが見つからなかったという回答を受けました。もちろんこれも真実であるかどうかについて一定の議論の余地がありますが、一方でそれよりほかに証明手段があるかとなるとまた微妙で、落としどころとしてはやはり送受信のいずれかにエラーがあったと考えるべきだという結論に至りました。
 向こうの担当者にも伝えましたが、きちんと問い合わせが届いてデータが公開されていればこっちも持ち上げて記事を書けただけに、なかなか不幸なすれ違いであったようにも思えます。

 以上が主なやり取りとなり、一月の件に関しては残念なものであるものの、今回に関しては一応真摯に対応はしてもらえました。もっともあんな質問くらい即日で返してくれたっていい気はしますが(ヽ'ω`)
 どちらにしろリクルートスタッフィングもホームページ上でマージン率公開を行うようになり、既に公開しているアデコ、インテリジェンス、テンプスタッフより遅れたもののその情報公開姿勢については高く評価したいです。マージン率の公開が進むことにより競争原理が働き、やや過剰とも思える業界の再編にもつながっていくことこそが派遣業界にとって望ましい姿であると考えており、他の大手や中小もリクルートスタッフィングに続き公開へ転じていってほしいというのが偽らざる気持ちです。

 もっともどこも公開しちゃったら、多分私の調査記事もアクセス減るだろうなと思うと少し複雑です。公開されていないからこそ価値がある情報ってのもあるし。
 なお、リクルートスタッフィングは私の調査記事については把握していなかったそうです。てっきり派遣業界の人は多かれ少なかれ読んでるかなと期待してましたがちょっと図に乗ってたようで、しょせんは井の中の蛙に過ぎなかったようですつД`)

2016年7月31日日曜日

小池百合子候補の都知事選当選について

 先程やってた「ダンガンロンパ2」というゲームのアナグラムが要求されるシーンで「破壊神暗黒四天王」と回答するべきところを何度も「暗黒破壊神四天王」としか浮かばず、なかなか突破できなくてちょっくら荒れてました。この前出た会合で初対面の人から何度も「声が物凄くきれい」と誉められましたが、多分たまにでかい声出すからじゃないかなと最近マジで思います。

 話しは本題に入りますが、このほど結果の出た東京都知事選は小池百合子氏が見事当選されました。この結果は私にとっても望ましい結果であり、なおかつ後だしジャンケンになりますが選挙戦が始まった段階から予想していたものでした。むしろこの選挙で小池氏以外の候補が勝つと予想してた人はちょっと見識に問題があるんじゃないかと疑うくらい簡単な選挙だったでしょう。

東京都知事選 都知事に小池氏 分裂選挙「知名度」で制す 初の女性都知事(産経新聞)

 上の産経の記事では小池氏の勝因を「知名度」と分析していますが、あくまで私個人の意見として言わせてもらえばこの分析は都民を馬鹿にしたいい方ではないかと思います。確かに知名度抜群であったことは小池氏を支える大きな原動力であったものの、決め手となったのはやはり他の主要候補と比べて小池氏が「マシ」と思われたからで、いわばさしたる欠点のなさが評価されて票が集まったように見えます。
 自民党都議連が推していた増田候補については例の「小池氏を応援した都議は一族郎党含めて追放」というあのビラが出てた時点で「ヤバイ候補」だと思われて当たり前ですし、しかも一番わからないのは世論が動いているというのにあのビラを出した事実関係について自民都議連が否定せず、むしろ無言の肯定までしてしまう当たりこいつら政治センスないなぁとつくづく思いました。センスがないんだから議員としても能力不足なのは明らかだし、そんな連中に支えられる増田候補も当選後は期待できないとここまで分析せずともぼんやりした感じでこんなことを有権者も考えたのではという気がします。

 もう一人の鳥越候補の敗因については解説するのも馬鹿馬鹿しいくらいですが、非難される覚えもないのではっきり言いますが完全に正気を失っている人間に投票する人間なんているわけなく、投票しろと言われた野党系列団体の人くらいしか投票してなかったんじゃないでしょうか。報道ベースでしか見てませんが選挙中は都政に関する内容はほぼ全く触れずに国政とか妙な精神論ばかり主張していたとのことで、この選挙の最大の疑問は小池氏が勝ったという事より、何故野党はこんな人間を候補として立てたのかに尽きるでしょう。真面目に、石田純一氏の方がまだマシだった可能性すら覚えます。
 真剣な話に戻すと今回の都知事選は進め方によっては野党候補が勝つ可能性もなかったわけではなく、むしろ高かったのではと考えています。言うまでもなく自民党は小池候補、増田候補で組織票は分裂しており、また前の舛添前都知事は自民党出身ということもあって辞任間際も自民党都議連が変に庇い立て、公明党都議連からも不信感を覚えられていました。こうした点を考慮するとまともな候補を立ててまともな政策を打ち出せば勝つ可能性はいくらでもあり、また前回の都知事選にも出馬した宇都宮健児氏であれば高齢であるのがややネックであったものの二回目の選挙ということもあってかなりの票を期待できたと思えてなりません。その宇都宮氏ですが、そこそこ良くわかっているというか鳥越候補の応援には出向かなかったそうです
 言うなれば、野党は今回の都知事選について勝てる選挙をみすみす落としたようなもので、鳥越氏を候補に選んだ人間はもう政治に関わらない方がいいでしょう。というより、恥を知るべきだ。

 最後に小池氏について言えば今後は自民党都議連との対立がより先鋭化することが目に見えており議会対策の面で苦労はするでしょうが、なんだかんだ言いつつ女性政治家としては私が見る限り最優秀な判断力と決断力を持つ人なだけに、意外とうまく切り回すんじゃないかと楽観的に見ています。特に自民と公明の連立政権なだけに公明党都議を上手く取り込むことに成功すれば都議連も逆らい辛く、現に小池有利と選挙中に出るや勝ち馬に乗ろうとする都議も出てきたことを考えると追い風は彼女に吹いているでしょう。
 一方で、石原伸晃氏について言えばこれを機に政界から追放されれば本当に、素晴らしい結果と言えるでしょう。かなり若い頃から見ていますがあれほど決断力がなく口の軽い男はそうはいない。

2016年7月30日土曜日

リクルートスタッフィングがマージン率を公開

 先日、知人よりこれまでホームページ上でマージン率の公開をしてこなかったリクルートスタッフィングが公開するようになったと連絡してくれました。

労働者派遣法に基づく情報公開のご案内(リクルートスタッフィング)

 連絡してくれた知人は、「花園さんがブログでプレッシャーかけたのが効いたんじゃないですか?」と言ってくれて私も満更ではなかったものの、真偽はどうであれ派遣大手の一角がこうして公開に転じたことによる影響は小さくないでしょう。日本人というのは法律の内容がどうこうよりも同業他社がどうしているかの方を気にするだけに、そこそこ名の知れたリクルートスタッフィングが動いたことにより中小企業も公開に転じようと動くのではないかと見ています。マージン率の公開企業率はこれまでが大体20%弱だっただけに、来年は25~30%辺りに落ち着くのではないかと早くも予想しています。

 それにしてもこのリクルートスタッフィングのマージン率ですが前回調べた際に豊田事業所のマージン率がやけに高いなと思っていましたが、今回改めて最新データを確認したら58.7%と、私がこれまでに直接調べた限りでは過去最高値を記録してのけました。エンジニアとかの特定派遣であるでしょうがいくらなんでも高過ぎじゃね?

 でもってこっからが本題なのですが、折角マージン率を公開したのだからちょっとその背景について聞いてみてもいいかもしれないと思い、ここのお問合せフォームから以下のようなメッセージを送ってみました。

<メッセージ本文>
 私は「陽月秘話」というブログを運営している者で、派遣業界のマージン率についてここ三年ほど調査、分析を行っております。今年一月に執筆した記事は以下のアドレスに掲載しています。

http://imogayu.blogspot.jp/2016/01/blog-post_30.html

 この記事にも書いてある通り今年一月、私は貴社へ直近のマージン率データを公開、渡すよう要求しましたが、貴社からは何の返信すらありませんでした。なお後日、知人が同じ方法でデータを要求したらすんなりもらえています。
 過去の件は水に流すとして、私の把握する限り過去三年間に渡りホームページでのマージン率データ公開をされてこなかった貴社がこのほどデータを公開するに至った理由、またこれまで公開してこなかった理由について教えていただければ幸いです。ついでに、改正派遣法に反して私の要求を無視した理由も出来れば教えていただけると嬉しいです。
<メッセージ終了>

 「過去の件は水に流す」と言っておきながら、「私の要求を無視した理由も出来れば教えて」と言う当たりが私らしい、もといジャーナリストらしい気がします。このメッセージを送ったのは三日前の水曜日深夜でしたが、営業日二日を挟んだ現在までに何の返信すらありませんでした。っていうかさ、今年一月にも返信なかった件といいもしかして俺って無視されてんの?(;Д;)

 他の派遣大手にも一部で無視されはしましたが、こうも何度も連絡してるのに無視されるってのはちょっとひどくないかと思うし、なんとなく小学校でハブられる感覚ってこうだったのかなとか妙なの思い出しちゃいました。自分も今までいろんなところにそこそこ取材かけてきましたがこんな舐めた態度繰り返してきたのってサマンサ・タバサくらいしか思い出せません。来週あたり、覚えてろよこのリクルートスタッフィングめ(´Д⊂ヽウェェェン

<追記>
 その後のリクルートスタッフィングとのやり取りはこちら。
リクルートスタッフィングへの取材とやり取り

2016年7月28日木曜日

水原希子氏の謝罪騒動について

水原希子 天安門中指写真に「いいね!」で謝罪の背景(NEWSポストセブン)

 久々に前置きなしで本題に入りますが、女優の水原希子氏(変換し辛い名前だ)が中国に関わる件で謝罪を発表し、その謝罪の仕方を巡って日中両国でヒートアップしています。結論から言うと水原氏の対応の仕方が私にはいまいち理解できず、正直この人はもう顔も見たくなくなったいうのが率直な感想です。

 騒動の発端は水原氏二つの写真からでした。問題となった写真の片方はネット上で、「これ水原じゃね?」という感じで流布されたもので、中国人からしたら目の敵にされる靖国神社らしきところで水原氏らしき女性が歩いている写真なのですが、この写真について当の水原氏は写真の人物は自分ではないとして(ネット上の一説では妹ともいう声もあるが真偽不明)否定しています。
 この写真について一部メディアとかでは靖国神社だから中国人を色々刺激したとか書いていますが、私の感覚で言うと中国でももう靖国神社は旬を過ぎてやや飽きられたコンテンツ、例えて言うなら「イナズマイレブン」みたいなもんでそこまで反応するようなものでもなくなっている気がします。まぁ本人がわざわざ否定してるんですから何も言いませんけど、これは別に無視してもよかったんじゃないかと考えています。

 次にもう一枚の写真ですがこちらこそがある意味本題で、これは水原氏のSNSに掲載された写真です。それはどんな写真かというと、中国にとってある意味国家的シンボルの一つである天安門広場に向け中指を立てた手が写っている写真でした。これは何も水原氏が撮影したものではなく北京オリンピックのメインスタジアム、通称「鳥の巣」を設計した艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏が撮影したものです。
 「鳥の巣」を設計しておきながらと言ってはなんですが、アイ氏はかなり反体制派なアーティストで過去にも政府を挑発するような行動を取っては政府からいろんな妨害を受けたり、ビビった欧州の会社(レゴ)がアイ氏への協力を拒否したりするなどかなり激しい活動を繰り広げています。件の写真も下品な行動というよりは、「自由にピース、共産党にファック」みたいなメッセージ性が込められていると考えていいでしょう。ちなみに私は上海で以前、目の前で地下鉄に乗り損ねた際に「ファック」と呟いたら前にいたおっさんがやけにビビりながらこっち振り返ってきたことがありました。

 話を戻すと友人がアップしたこのアイ氏の写真に対し水原氏はどうも、「いいね!」をクリックしたそうで、その画像がネットに流出したそうです。これを見て中国のネットユーザーは反応して怒ったそうですが前後関係の説明なしだと、また仮にあったとしても中国人からしたらそりゃ起こるのも当然だと思え、仮に皇居に向かって中指立てた写真がアップされたら尊王派じゃないけど私もカチンとは来ます。鳩山元首相や舛添前都知事に向かって中指立てるのなら「いいね!」押しますが。

 件の写真はアップしてからすぐ消去されましたが流出した画像は今もネットの海をさまよっており、こうした事態を受けて水原氏は今回謝罪動画をアップロードしたわけなのですが、この謝罪の仕方が逆に新たな議論を引き起こすこととなりました。
 詳細はニュース記事にも書いてありますが、まず中国の人を侮辱するつもりもなく友人から送られてきた写真になにも考えずに「いいね!」を押してしまったと述べており、これはまぁわかります。全く理解できないのはその後に続けられた言葉で、元動画は見てないのですが報道などによると、「私は英国人と日系韓国人(在日韓国人)のハーフで日本人ではありません」というような内容をやけに強調してきたそうです。恐らく私だけでなく、これを聞いて不信感と共に「だからなんやねん?」という疑問を大半の方が覚えたことでしょう。

 敢えて好意的に解釈するというのであれば、水原氏としては自分の出自は多国籍でありグローバル的な価値観を持っているため、特定の人種や民族、国家に対し偏見のような見方は持っていない言いたかったのかもしれません。しかし仮にそうだとすると、単一国籍の出自を持つ人間だと偏見を持ちやすいとでも言うのか、また多国籍な出自だからといって偏見がない人間だと言い切れる根拠はどこにあるのかという疑問を覚えます。 
 次に穿った見方ですが、靖国神社の写真の件も合わせて謝罪していることもあるだけに、自分は日本人じゃないからこの手の問題とは関係ないとでも水原氏は言いたかったのでしょうか。何を考えて何を言うのはもちろん各人の自由ですが、同じ行為でも人種や民族によって免罪符が付されるか変わると考える価値観こそ偏見に満ちたものであるように私には感じられます。

 またどちらの意図、もしくはこれ以外の意図で言ったのかもしれませんが、何故この問題でわざわざ出自をピーアールしようとするのかがそもそも理解できません。お仕事の関係もあるから理不尽だと思うものの中国に対して謝罪するのはわかりますが、素直に「はい、ごめんない」とだけ言えばいいのに出自をわざわざ語ろうとするなんて、全く関係ない問題について何故言おうとするのかその神経を疑います。それこそ私が同じようなことをやって謝罪する羽目になった際、「生まれは葛飾柴又……」と言っても渥美清のファン以外は許してもらえるはずなどありません。
 念のため言っておきますが、近くには住んでたけど別に生まれも育ちも柴又ではありません。この手の問題とは関係ありません。

 以上のような観点から今回の騒動を見て水原氏はつくづく見下げた野郎だと思ったわけですが、果たして中国のネットユーザーはどういう反応しているのか少し調べてみました。百度で検索していろいろ見たところ、もしかしたら事務所などが火消しにもう動いていたのかもしれませんが騒動の内容と謝罪動画の内容を伝えるニュース記事は数多く見られるものの、中国のネットユーザーが批判するコメントを並び立てるような掲示板はなかなか見つかりませんでした。まぁ、ニュースに対するワンクリック感想では「怒」が圧倒的に多かったけど。
 むしろ気になったのは水原氏とちょうど同じ台湾映画に出演するはずだった戴立忍(レオン・ダイ)も同時期、台湾独立運動に関わっていたと槍玉に挙げられて謝罪文を発表していたことの方が扱いが大きく、彼とセットで水原氏がニュース記事に取り上げられていることが多いように感じました。

水原希子とレオン・ダイはなぜ謝罪したのか?:垣間見えた「文革の亡霊」(フォーサイト)

 最後にこの騒動は水原氏が最初に謝罪動画を出した数日前から徐々に大きくなっている気がしており、最初にリンクを付けたNEWSポストセブンの記事もどちらかといえば水原氏を擁護する論調ではあるものの、逆にこの記事から騒動を知る人も多いだろうということを考える記事を出したこと自体が逆効果だったのかもと思うところがあります。自分も最初にこのニュースを見た時は別に記事化するつもりなかったけど、Yahooニュースに取り上げられたのを見てやっぱ一発書いておかなきゃと思ったし。

2016年7月26日火曜日

相模原障害者施設殺傷事件について

深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている

 近くのスーパーでゴザ買ってベッドに敷いてたらダニに噛まれまくるので200元(約3000円)もしたけど捨てることにしました。やっぱニトリで買えばよかった。
 そんなことはさておき、既に知っておいででしょうが本日神奈川県相模原市の障害者入所施設で大量殺人事件が起きました。こうした犯罪事件については私の専門領域とは異なるため本来は解説などしないので、大きな事件であるだけに日記として残すために書いてみます。

 事件の概要などは既にあちこちで報じられているため説明するまでもありませんが、未明に19人を殺害と聞いた際の第一印象は日本記録になるかなという妙な内容でしたが、改めて調べてみたら津山事件が二時間で30人だったので生憎この記録は破られることはなかったようです。ただそれでも19人を一度に殺害するというのは近年ほとんどなく、中国のネット記事にも書かれていましたが2001年の大阪池田小事件、2008年の秋葉原連続殺傷事件がこれに類するもののその被害者数を比較すると今回の相模原の事件が桁違いに多いというのがよくわかります。

 犯人の特徴については今後徐々に報道されていくことでしょうがよくわからないプロファイリングだとかで犯人にはどういう特徴があるかなどと言う議論はそんなに好きではなく、米国のシリアルキラーとか見ていても簡易的な分類こそできるもののそれが何の対策に役立つのか全く分からず、おかしい人間を変に理解しようとすること自体が不毛だと私は考えています。
 ただ今回の事件で一点だけ述べると、普通人を殺していると段々疲れてくるというか殺害のストレスから手の動きが収まってくるということを聞きますが、今回の犯人は19人も連続して殺害しておりそういうためらいというか呵責が極端に低いなということを覚えました。もっとも事前予告ではほかの施設にも赴いて600人殺すと言ってましたが結局は舞台となった施設を襲った後で自ら出頭してきており、一呼吸ついたところでストレスを感じたのかもしれません。

 最後どうでもいいですが「自首」と「出頭」という言葉は意味合いが大きく異なります。自首とは事件発生が認知されない段階、殺人事件で言えば死体が見つかっていない段階で自ら犯人だと名乗り出ることでこの場合は減刑が認められます。逆に出頭は事件が認知され捜査が始まっている段階で犯人が名乗り出ることを指し、この場合はほとんど減刑が認められません。大抵の場合は出頭が自首と言い間違えられますが普通の人なら別に何も言わないものの、なんかニュース見てると普通に大手メディアも出頭なのに自首と平気で書いてくることがあり、誰か出稿前に教える奴いないのかよ、それで社会部記者なのかといろいろ不安を覚えさせられます。

2016年7月25日月曜日

Kindleの無限ダウンロード及びエラー

 いろいろと埒が明かないのでこのブログで書くことにします。
 海外生活をする上で日本の書籍を見ることは非常に困難ですが、電子書籍の登場以来この状況は大分緩和されてきています。私もご多分に漏れずAmazonのKindleを使って日本の漫画をよく購入し、ダウンロードしてみているのですが、実は今月頭にバージョンアップしてからこれがとんとうまくいかなくなったという厳しい状況に追い込まれています。

 実は今月初め、密かに日本へ入国してその際にKindleものバージョンをアップグレードしました。一体何故日本でアップグレードしたのかというと中国ではスマホのOSはほとんどアンドロイドなのに、Googleの活動が禁止されているため「Google Playストア」には一切アクセスできないという矛盾した環境にあります。代替としてTencentがアンドロイドアプリの配布サイトなりアプリを提供していますがこれがまたいい加減な代物で、以前はKindleアプリも配布してバージョンアップにも対応していたくせに何故か途中でやめ、パズドラも以前はアップグレードに対応していたのに今月のアップグレードの際には何故か4月にでた古いバージョンしか提供しなくなり、おかげで今パズドラも遊べなくなっています。責任者いたらまな板が割れるくらい思い切り頭殴りたい。

 それで話はKindleに戻りますが、日本に帰ってバージョンアップした後、「こりゃマズイ」と一目見て気が付きました。というのも古いバージョンでは購入した電子書籍のダウンロードが完了するまで中身を読むことが出来なかったのですが、最新のバージョンだとダウンロード途中でもダウンロード済みの箇所であれば読めるようになっています。
 私はこの新機能を見て、恐らくダウンロード中になにがしかの障害が発生したら即エラーとなるのではと直感しました。ただでさえ国境跨いでダウンロード速度が遅くなる中国での使用を考えたら余計な機能以外の何物でもなく、願わくば何も変化が行らないことを祈って中国に戻りましたが、
案の定ダウンロードに大幅な障害が発生するようになりました。

 以前のバージョンでも通信速度が不安定な状況であればダウンロードエラーが起こり一切ダウンロードができませんでしたが、利用者の少ない午前中であれはスムーズにダウンロードすることが出来て不便はそれほど感じなかったし、夜間帯でもよっぽど重たくなければ時間をかけることによって確実にダウンロードすることが出来ました。
 しかしアップグレード後はさにあらず。まず何が起きたかというと見出しに掲げた「無限ダウンロード」で、Kindleアプリの表示上ではダウンロードプロセスが100%に達しているにもかかわらず実際にはエラーが発生してほとんどダウンロードされて無かったりということが頻発、っていうかほぼ確実に起こっています。以前であれはエラーが発生すればそこでダウンロードは中断されて再ダウンロードにすぐ踏み切れましたが今の状態ではその見極めも出来ないばかりか、エラーが起こっているのにもかかわらず延々とダウンロードし続け、ほっといたらダウンロードプロセスが250%を越えてて、30MBの書籍に対し100MB以上ダウンロードしていたということもあった、というか今でも起こそうと思えば余裕で再現できます。

 勝手な想像ですが、ダウンロードエラー発生時にエラーの起きた個所へ再ダウンロードする指定が上手くいってないからではないかと思います。どちらにしろこうした状況だとまともにダウンロードする術はなく、通信状況のいい土日の朝方に何度もダウンロードチャレンジして奇跡的にノーエラーでダウンロードしきらないと端末に保存できないという状況に陥っています。
 もちろん既にAmazonにメールで問い合わせましたが、「最新のバージョンをダウンロードしてください」というお決まりの文句しか言われませんでした。っていうか、最初の問い合わせ時に中国だからバージョンアップできないと書いたはずだというのに……。

 もしかしたら前のバージョンに戻せばうまくいくかもしれませんが、前のバージョンを手に入れるのもまた一苦労だし、インストールによって現在保存済みのデータをすべて失うことを考えるとちょっとバクチ過ぎます。またAmazonに対しても、中国という特殊な環境を考慮したらここでの対応を求める方がやや酷過ぎるとも思えるため、自然と環境が変わることを祈りつつ今の状況を堪えるよりほかないと我慢しています。

 なお文字だけの書籍であれば容量も少ないためトラブルなくダウンロード効きます。しかし漫画本となると容量も大きく、エラーも起こりやすいためまずうまくいきません。
 っていうかGoogleが早く中国でも解禁されればこの手の問題全て解決されるんだし、悪いのは全部中国共産党です。当事者双方の合意がなければ訴訟を起こせない国際仲裁裁判所に自信満々で乗り込んでったら南沙諸島問題で全面敗北の判決食らうくらいなんだしもう少し現実見て行動しろよコミュニストどもめと言いたいですが、多分同年代でも屈指のアカっぽさを誇る自分(赤軍派メンバーの名前を空で何人も言える)が言うのも色々とアレな気がしてなりません。もっとも中国共産党員ほど資本主義と欲望に染まりきった政党はそんなないでしょうが。

 ちなみにこの土日は頑張って、「Dead Tube」の5巻はダウンロードしてのけました。多分原作者も先の話をもう作れないほど追いつめられてる感じがして、テーマは悪くなかったけど駄作と言わざるを得ないひどいレベルになってきてますが。むしろ最近読んだ中だったら、「渡君のXXが崩壊寸前」のがキャラがイキイキしてて面白かったですがこの漫画を一目見て、「あぁ、ガンガン系だな」と思ったら案の定作者はその通りでした。

2016年7月24日日曜日

無人戦闘機の時代

 今日友人二人とお昼に日本食食べ放題に言って帰ってきたら猛烈な頭痛で倒れ夜七時まで寝込んでいました。今も鈍痛がしますが、友人一人も同じ症状だったのにもう一人はピンピンしていて、私の中ではその日本料理屋かその友人が毒を盛ったに違いないとじっちゃんの名に懸けて推理しています。あぁ、まだ気分悪い。

 話は本題に入りますが、このところドローンの話題が持ちきりですがドローン以上に注目すべきはやっぱりAIだと思います。この前プロ棋士をAIが破ったことが話題になりましたが今後は軍事用AIの研究もますます盛んとなり、結論から言えば戦闘機に人が乗る時代は遠からず去ることでしょう。というのも、戦闘機に人が乗ること自体デメリットが多いからです。

 昔のゼロ戦とか紫電改の時代ならともかく現代の戦闘機はマッハ1以上の航行は当たり前という高性能機で溢れており、これだけの性能となると載せるパイロットへの負荷も非常に高くなります。具体的には慣性的な負荷から訓練なしだとパイロットは一発で気絶してしまうし、また判断力や操作に関しても音速航行いくらか落ちざるを得ず、また対応するための訓練も長時間且つ超ハイコストなものとなるわけです。
 極論を述べてしまうと、戦闘機にとってパイロット自体がお荷物で、仮に載せずに済むなら物凄いメリットが得られてしまいます。なもんだからあるSFシューティングゲームに至っては、パイロットの脳味噌だけ戦闘機に搭載して出撃させるという設定を用いてましたが、真面目な話でこれは理に適っていると思います。

 仮に戦闘すらこなせるAIが開発できるなら、人間のパイロットを乗せるよりずっとローコストで尚且つ有用性が高く、さらには「人を乗せない設計」で戦闘機を新たに作ることによって今までの概念からしたら有り得ないほど強力な機体も作れるようになる可能性すらあります。もしかしたら実際にもう開発が始まっているかもしれませんが、こうした点を考慮すると遠からず、「昔戦闘機には人が直接乗っていたんだよ」と子供へ昔話みたいに聞かせる時代がすぐ近くに来ているのではと思うわけです。

 ただ無人戦闘機にも弱点はあります。具体的に言えば暴走やハッキングに対する危険性で、人間パイロットでもベレンコ中尉みたいに突然突拍子もない行動をされる可能性は有りますが、無人戦闘機の場合だとそれが人為的なハッキングによって行われる可能性が潜みます。そのため高度なハッキング対策並びに遠隔操作方法が必要になると共に、対抗策としてハッキング、ジャミングを行うサイバー部隊の価値が今後ますます高まっていくと予想します。以前にも一回書いていますがサイバー部隊というのは決して冗談ではなく、次の大規模な戦争においては戦局を左右させるほど重要な中核部隊となる可能性が高いでしょう。空中戦から地上戦を含め実際の戦闘自体はAIに任せ、それをバックアップするのが人間となるわけですから。

 そういう意味では中国がサイバー部隊を育成、強化しているのは非常に理に適っていると私は思うと同時に、日本の自衛隊もこうした専門部隊を早く設置、育成するべきだと考えています。実際に戦闘を行うかどうかは置いといて、国家としてこのような部隊を育成することによってカウンターハッキング能力を持つ人材の育成にも繋がり、育成した人材が後々民間にも流れていけば国全体としてサイバーセキュリティの向上にも繋がり、この手の人材は民間企業や自然発生に期待するのはやや酷なだけに国としてしっかり育成すべきではないかと前々から考えていました。

 結論としてはAI兵器同士が戦う時代はもうすぐそこまで来ていると思われるだけに、軍事AIの開発と共に人がその手とその頭脳を以って唯一関与する領域となるサイバー部隊を強化すべきだというのが私の意見です。最後にほんとどうでもいいですが、どんなAI兵器だろうとターミネーターが来ようとも、日本は吉田沙保里選手がいれば何となるんじゃないかという妙な安心感があります。真面目にターミネーター位だったらきっと余裕で倒してくれるでしょう。

2016年7月23日土曜日

暴力的支配者を望む日本人

 これまでこのブログではたくさんの日本人論を語ってきましたが、個人的に一番盲点を上手く付いたと思うのはこの記事に書いている「相手が逆らえないとわかるや途端に狂暴になる」という特徴だと自己評価しています。こうした日本人論を色々考えたり書くようになったのは別に特別意識しているわけでなく、パッと思い浮かんでは大した検証なしに「こう思ったんだけ」と書いてるだけでそこそこの量となり体系化できるようにまで至ったというのが本音なのですが、今日書く奴もその延長です。適当にインスピレーションを受けて作ったものなので異論反論は受け付けますが、そこまで議論するようなものでもないかもしれません。

 結論から述べると、日本人は暴力的な支配者を望む傾向が少なからずあるような気がします。これは何も私が言い出したわけではなく日本人論の原典ともいうべきルース・ベネディクトの「菊と刀」において「家父長的政治体制」という言葉と共に「どんな暴君であろうとも支配者の地位に就雲のに対して盲目的な服従をする」と指摘されています。実際、支配者がどんな資質かはこれまでの日本の歴史でもそれほど大衆は問わないような気がしますし。

 この指摘を思い返した際にふと思い出したのが、私の中学校の頃の部活でした。その時は運動部にいたのですが入学したばかりの一年生の我々に対して二年、三年の先輩はもちろん異なる態度を取ってくるのですが、今思い返してみると親切にいろいろと話を聞いてくれたり同じ目線に立ってくれた先輩に対し、何故だか周囲の一年生は見くびり始める態度を取っていたような気がします。逆に暴力的と言ってはなんですが口調も荒く要求も厳しい先輩に対して一年生たちは、「あの人はキツイけど俺たちのことを思って言ってくれている」などと言っては尊敬の念を持ち、慕いだすという有様だったように思います。

 所属していたのが運動部という環境、あとたまたま私が所属したクラブがそういう環境だったかもという可能性は有りますが、成人した後の会社社会においても割と同じような光景を見てるような気もしないでもありません。具体的には優しい年配の人だったり先輩が舐められて、逆に粗野な感じの人が「あの人はキツイけど俺たちの~」なんて言われたりしてるような。実際私も、相手に優しい態度を取れば取るほどなんだか邪険にされ始めたので、嫌われることも覚悟の上である日突然牙を剥くというか厳しい態度で臨み始めたら逆に慕われ始めて自分でやっときながら、「なんじゃこりゃ?」と思うことが過去に何度かありました。ほんと、今でもよく意味がわからない。

 こうした傾向は何も日本だけでなく他の国や地域でもあるかもしれないですが、それでもその程度は日本が突出しているように感じます。比較例として私からしたら身近な中国人を例にとると、彼らはきつい態度を取ると即反抗してきます。もちろん優しい態度を取り続けたら舐められることも多いので日本人以上に塩梅が難しいというかそれで失敗する日本人経営者も少なくなく、かなり古い話ですが以前にこんな事件もありました。

日系工場でストライキ。日本人管理職の差別的な罵倒に抗議。「やる気がないならやめろ」と叱責された(哲学ニュース)

 ワンポイントアドバイスとして中国人スタッフをてなづかせるのに一番いい方法は、実力差を見せつけ自分が上の立場にいることの正当性を証明することが何よりです。なんていうか犬のしつけっぽいですが、実力を持つ技術者への憧憬は非常に強いのでこれが何よりも一番だと思います。

 話は戻りますが、全員が全員というわけではありませんが優しくすると舐めはじめ、きつく当たると逆に尊敬し始める妙なタイプの割合が日本人には一定比率存在する気がするというのが今日書きたいことです。こういうタイプはやはり体育会系に多く、一言でいえばマゾっぽい性格してるようにも見え、何故彼らがそういう性格しているのかというとやはり「家父長的価値観」なのかなと考えると少し納得します。

 最後に蛇足かもしれませんが、昔ある友人が日本人は大衆に迎合しやすいから独裁者にとっては非常に扱いやすい国民かも知れないと言っており、上記の内容を踏まえるとあながち間違いではないなと私も思います。

2016年7月22日金曜日

南沙諸島問題に対する中国人の反応

 たまには真面目な記事でも書こうと思うので、先日国際仲裁裁判所の判決が出たことだし中国がフィリピンに対しちょっかいかけている南沙諸島問題について書こうと思います。

 領土争いの大まかな内容については省略しますがこの南沙諸島問題について一般の中国人はどんな反応をしているのかと言うと、断言してもいいですが中国政府の主張を絶対的に支持していてもはや言いなりになっていると言っても過言じゃありません。何故こういう風になるのかと言うと政府プロパガンダの影響もありますがそれ以上に中国人には19世紀のアヘン戦争での体験が未だトラウマで、領土は一歩たりとも譲ってはならないし妥協してはならないという意思が半端なく強いです。
 この辺、毎回思うのですが中国政府は事故犠牲者の発表を始め普段から嘘ばっかり言ってて中国人もその点は理解している癖に、こと領土関連の話題となると政府の言うことを100%信じ切るのが不思議でしょうがありません。まぁだからこそ、政府を信じるとか愛国心とかではなく単純に外国人へのトラウマとかアレルギーが強いのだと言えるのですが。

 話しは戻りますがそれだけ領土意識については妙な価値観を持っているだけにこの問題においてはフィリピンだけでなく米国や日本に対しても、「みんな束になって中国を陥れようとしている」などと被害者意識をもって強い敵愾心を向けてきています。この前のオバマ大統領の広島訪問時の中国の反応もそうでしたが、「被害者であり続けようとする」意識は韓国同様に中国も高いです。まぁ逆に言えば、そういう意識を持ち続けている間は安心して事を構えられますが。

 以上までの内容はほかのメディアでも語られているので特段面白味のない解説ではありますが、ここからちょっと私なりの独自の視点で語らせてもらうと、割と熱狂的に南沙諸島問題に対して中国人は情熱と言うか意識を傾けていますが、この問題の本質については実はほとんど無知に等しいのではないかと密かに見ています。それは具体的にどういう事かと言うと、そもそも南沙諸島がどこにあるのか地理的位置をほとんど把握していない節があります。


 上の地図はGoogleマップから引用したものですが、これを見れば中国政府がどれだけ非常識な主張を展開しているかが一目瞭然でしょう。南沙諸島は領土争いが起こりそうなきわどい位置にあるわけでなく、明らかにフィリピン、ひいてはベトナムの方が距離的に近く、むしろ中国は部外者と呼んでもいいような位置です。
 この位置関係をどうも市井の中国人は把握していないようで、恐らく十人にどこにあるかと尋ねても十人とも見当違いな場所を「ここだ!」といって示すかと思います。私の肌感覚で述べれば、位置的に海南島の南にある西沙諸島付近を南沙諸島と中国人は勘違いしているような気がします。

 実際にこの前知り合いの中国人に、「南沙諸島がどこにあるのか知ってるの?」と聞いてみたところ、「いや、わからない」と素直に認め、私が大まかな地図でこの辺やでと言ったところ、「えっ?(;゚Д゚)」って表情をやっぱり浮かべました。多分この知り合いに限らず、実際に地図で位置関係を示してやると普通の中国人も政府の主張に無理があるということに少なからず気が付くでしょう。
 実際中国の報道でも南沙諸島問題についてはやれ米国がムカつくとかたくさん触れられますが上記のような地図が示されることはほとんどなく、私も興味持って地図を調べてみるまで位置関係がピンときませんでしたが、こうして地図で見てみるとよくこんな場所に領土主張できるなと呆れてきました。恐らく、尖閣諸島で打開できないから南に視点が移っていったのでしょうが。

 なので日本や米国の戦略としては上の地図をひたすら中国人に示すことが一番である気がします。さすがの中国人もこの地図見れば自分たちの主張にどれだけ無理があるか少なからず疑念を覚えるでしょうし、そういった不安を増長させるのも外交手段として重要です。
 あとこれはふざけ半分の意見ですが、「関係ない米国や日本がこの問題にしゃしゃり出てくるな」と中国政府このところ言っています。そこまで言うのだったらこの際だし、敢えて日本も南沙諸島に領有権を主張してこの問題に首突っこんでみるのも面白そうです。領有権は主張するが権益と管理はフィリピンに委託するとかなんとか言ったりして。

2016年7月21日木曜日

皇道派と統制派

<動画>バイクに同乗するネコ、景色を楽しみ、カメラ目線も タイ(人民日報)

 ちょっとまた軽い衝撃を受けた動画なので紹介します。海外の猫は行動的(アクティブ)です。

 話しは本題に入りますが高校時代は歴史科目においては文字通り並ぶ者がいなかった私ですが、どうしても日本史の昭和時代に出てくる日本陸軍内部の「皇道派」と「統制派」の派閥抗争については上手く把握できなかったというかきちんと説明できるほど理解できませんでした。一体何故理解できなかったのかというと教える側がきちんと伝え切れてていなかったということはもとより、どうも余計な要素を無理やり関連付けてみんな説明しようとするから余計わからなくなるのかなという風に最近思えてきました。
 むしろこの両派閥の抗争はもっとシンプルに捉えるべきだと思います。というわけで、今日はこの両派閥についていまいちピンとこない全国の老若男女に向けて私なりの解釈で説明しようと思います。

Q1、皇道派と統制派ってそもそもなに?
 一言でいえば、1930年代に陸軍内部で主導権を争った軍人同士の二派閥です。このうち皇道派はその後に二二六事件を引き起こしたため粛清され、それ以降は統制派とされる人物が陸軍内部で主導権を握りそのまま二次大戦を迎えます。

Q2、各派の中心人物は?
<皇道派>
荒木貞夫
真崎甚三郎

統制派>
永田鉄山
東条英機

 よくこの議論で両派の人物をたくさん挙げる人がいますがそれこそが返って理解を妨げているように思えるので、敢えて各派の中心人物二人だけを上げることとします。むしろこの四人以外の人物を挙げることは下手すりゃ蛇足になりかねません。

Q3、主要構成員は?
<皇道派>
 陸軍士官学校しか出ていない地方出身の下士官が中心。荒木のファン。

<統制派>
 陸軍大学校も出ている都会出身の高級士官が中心。というより永田の取り巻きたち。

 ある意味ここが一番ミソですが、世代闘争だとか、仮想敵国がソ連か中国かとかいろいろ特徴を挙げる人もいますが、突き詰めれば上記の特徴に至ります。特に統制派に関しては色々諸説あるものの、そもそも派閥として共通の思想なり目的を共有していたというよりはただ単に、皇道派とは距離を置いていた永田の取り巻きなだけで派閥として成立していたのか少し疑問に感じるところがあります。裏付けは取れていませんが、「統制派」という言葉自体が当時には存在せず戦後になってから定着したという話も聞きますし。

Q4、思想、目的は
皇道派>
 暴力的な革命を起こして政党政治を廃止し、陸軍を中心とした天皇親政の政治体制を作る。

<統制派>
 暴力をちらつかせて政党政治を破綻させ、陸軍を中心とした政治体制を作る。

 皇道派に関してはまさに上に書いた思想を実現しようとして二二六事件を実際に引き起こしていますが、統制派も皇道派ほど過激な手段に出ようとはしなかったものの陸軍大臣現役武官制を利用するなどして政府に嫌がらせを行い、陸軍メインの政治体制を実現しようとしていた点では両派は共通しています。現実に、陸軍はその後政府の実権を握ることに成功したわけですが。

Q5、対立のきっかけは?
A、方針を巡った荒木と永田のケンカ

 1933年の陸軍幕僚会議で、満州地域の方針を巡って対ソ戦(荒木)か対中国戦(永田)のどっちに備えるかで意見が割れ、この争いに元々は永田とマブダチだったソ連脅威論者の小畑敏四郎が荒木の側について議論がさらに激しくヒートアップし、これ以降はお互いの取り巻きを陸軍要職につけようとするなど本格的な抗争へと発展していきます。

Q6、その後の対立抗争は?
 両派ともに反目し合って陸軍内の要職の椅子を巡る争いが激しくなってきた頃、暴力革命を平気で口にするわ陸軍の金使って妙な右翼団体とつるむなどする皇道派に対して政治界(政党)からも危険視する人間が増えていき、皇道派の首魁である荒木は陸相にもなったものの、腹心の真崎を後任の陸相にと考え取り計らったもののこれは周囲から反対され頓挫しました。さらに真崎は1935年、思想が危険で問題があるとして教育総監職を更迭されましたが、皇道派からすればこの更迭劇は統制派の永田の差し金だと思われ、かねてから不満を持っていた相沢三郎が同年に単身で永田を斬殺するという相沢事件が起こることとなります。
 リーダーを失った統制派ですがさすがに白昼堂々陸軍省内で惨殺事件が起こったこともあり政界はおろか陸軍内部でも皇道派は危険だと思う層は広がり、皇道派将校は徐々に中央から遠ざけられ勢力を落とす結果となりました。しかしこうした処置に対し皇道派はますます不満を持ち、もはや強引にでもことを起こすべきだと考え始めて決行されたのが翌1936年の二二六事件です。
 時系列にすると以下の通りです。

1933年:満州の防衛方針を巡り荒木(+小畑)が永田とケンカし始める
  ↓↓↓
1935年:真崎が教育総監から更迭される
  ↓↓↓
1935年:相沢事件で永田が斬殺される
  ↓↓↓
1936年:二二六事件勃発

Q7、二二六事件以降はどうなった?
 二二六事件を経て反乱の実行者はもとより、皇道派に近いとされたり彼らに同情した人物ですらも陸軍内部で徹底的に排除され、逆に皇道派に対し反目していた統制派とされる人物たちが陸軍で主導権を握ることとなりました。
 荒木、真崎、小畑は揃って現役から降ろされ、また反乱軍に同情した山下奉文も出世コースからは座されます。一方、実験を握った統制派の中でも株を上げた代表格と言えるが東条英機で、自然と彼の周りの取り巻きも一緒に出世していき後に日米開戦を主導するメンバーが固まってくることとなります。

 以上がかなり端折っていますが皇道派と統制派についての説明です。最後に説明したように二二六事件で皇道派は実質的に潰され、その後はリーダーだった永田こそ既に亡くなっていたものの統制派の将校が陸軍内部で実権を握っていったと書きましたが、最初に書いたように統制派は元々派閥というよりは皇道派と反目する永田の取り巻きなだけであったのではないかという説も強く、私もこれを支持します。仮にそうであれば統制派が内部抗争に勝利したというよりは、初めから陸軍内部には過激思想を持つ皇道派というグループだけが存在し、二二六事件で実行手段に出たところ元々杜撰だった計画が頓挫して陸軍から排除された、というだけかもしれません。派閥抗争というよりは、過激派の摘発及び排除と捉えるべきだと私は思います。

 なお皇道派の思想についてもう少し触れると、彼らは当時腐敗にまみれた政党政治に未来はなく天皇親政の政治体制にしない限り日本は駄目になると考え、天皇親政の体制を作るためには自分たちが反乱を起こすしかないと考えていたようです。しかも天皇は周囲の人物(君側の奸)に騙されているようだからこれらも取り除く必要があるとして当時侍従だった鈴木貫太郎なども二二六の時に襲った訳ですが、これらすべて天皇の意思を直接確認したわけでなく自己陶酔で信じていたそうです。無論、昭和天皇からするとふざけた言い分に過ぎず、親政など望んでいないし信頼する侍従らを暗殺された怒りもあって即刻で彼らを反乱軍に認定して鎮圧に向かったわけですが、当時の世情を考えても皇道派の将校は思考がおかしいと思わざるを得ません。第一、反乱後にどういう政治体制にするかというプランもなにも持っていなかったそうだし、大将と拝んでいた荒木や真崎は、「こんなことしろって言っていない」と速攻で逃げましたし。

 もう一つおまけで述べると永田が殺されるきっかけとなった真崎の更迭ですが、永田も全く関与していなかったわけではないものの永田以外の陸軍幹部、政治家、果てには昭和天皇ですら、「真崎を早く下ろせ」と当時言っていたそうで、永田個人の陰謀による更迭劇とは正直とても思えません。昭和天皇にすら「真崎の行動は甚だ非常識」とまで言わせているし、実際彼の経歴見ていると明らかに問題ある奴だなと私も見ていて思います。

2016年7月19日火曜日

永谷園に迷彩を纏う女

 昨日ガッツリ記事書いて今日はブログ書く気起きないので、前から一回書こうかなと思っていた小ネタを紹介します。

【画像あり】声優・花澤香菜さんの永谷園のコスプレwwwwwww(暇人速報)

 百聞は一見にしかずなので上のリンク先を見てもらうのが手っ取り早いのですが、見出しの通りに「永谷園に迷彩柄」という強烈な組み合わせをした女性の写真が載せられています。この写真を見て、私は軽いカルチャーショックを覚えました。

 この女性の名は花澤香奈氏といって、間違いなく現在の女性声優界でナンバーワンの地位にある超人気声優です。私は「ファイナルファンタジー零式」というゲームで初めてこの人の声を聴きましたが、明らかにほかの声優と比べ群を抜いているというか一回聞いて、「何この声?」と、合成音声か何かなのかと一瞬疑いました。実際聴いてみればわかりますが美声が売りの声優界の中でも突き抜けた声の透き通りっぷりをしており、演技力も決して悪い方ではないですが、この生まれ持った声だけでも十分この仕事でトップ取れるだろうと感じ入ったほどです。

 とはいえ、明らかにファッションセンスがおかしいですこの人。もしかしたらセンスが突き抜けすぎてて私が理解できない水準なのではないかなとも疑いましたが、そこまで深く心配しなくてもいいような気もします。ただまぁこの人も出演作のリストを見ると一体いつどこで休んでいるのかと思うくらいここ数年引っ張りだこだし、なんかいろいろと思うところもあるのかもしれません。

  おまけ
 「せいゆうかい」と入力したら「政友会」と変換される辺りはさすがな気がします。

  おまけ2
 この前ちょっと勧めておいたら、名古屋に左遷されたうちの親父がこの花澤氏が出演している「サイコパス」というアニメを見ていました。親父曰く、面白かったそうです。

2016年7月18日月曜日

日本の地方議員当選率

 先日、例の「号泣議員」こと野々村竜太郎氏の裁判で判決が出ましたが、そもそもの騒動の際に誰もが「なんでこんな変な奴が議員に受かったのだろう?」という疑問を覚えたのではないかと思います。言ってはなんですが誰がどう見たって不審者以外の何物でもない行動と発言の持ち主なだけに、彼のあの会見は地方議員の存在必要性を根幹から揺るがしかねない一つの契機であったと言っても過言じゃないでしょう。
 私としてはこれと併せて前から気になっていた点として、そもそも地方議員の当選率とは一体どの程度なのか、これがこの問題に大きく関与しているのではないかという疑念を覚えました。具体的には地方選挙は社会の注目も低い上に競争率が低過ぎるため、ああいうヤバイ人間も間違って受かってしまうのではないかという仮説を立てたわけです。

 そこで早速「地方議員 当選率」で検索をかけたところなんかあちこちで「80%以上」とするサイトが引っかかりますが、どれもデータ的にパッとしないというかなんかふわふわした感じがしていまいち実感が伴わないデータの様に感じました。そもそも対象範囲はどうなのか、どのようにしてその当選率を出しているのかすらはっきりしません。
 となると、やることは一つです。昨日作ったコムロケの「データ調査方法」の紹介ページにて調査方法は「努力と気合と根性」と書いた私なだけに、データがないなら作ったほうが早いと考え早速行動に移したわけです。などとまた御託が長くなりましたが、調査方法とその結果は以下の通りです。

<地方議員の当選率調査概要>
調査元データ:読売新聞2015年統一地方選挙特設ページ
調査方法:上記サイトに掲載されている2015年に実施された全国の都道府県議選及び政令市義選データを全て入力後、統計処理して分析
調査対象範囲:2015年に実施された全国の都道府県議選及び政令市義選の1118選挙区選挙

<調査結果>
調査選挙区数:1118選挙区
合計定員数:3299人
合計候補者数:4735人
平均当選率(全選挙区の当選率平均):72.87%

当選率内訳:
当選率
選挙区数
全体割合
25%未満
1 0.09%
25%以上~50%未満
55 4.92%
50%以上~75%未満
557 49.82%
75%以上100%未満
180 16.10%
100%(=無投票)
325 29.07%
合計
1118 100.00%
※当選率=定員数÷候補者数
例:定員数3人の選挙区で立候補者数が4人の場合は75%(=3÷4)


最低当選率:20%(大阪府府議選の摂津市選挙区)
無投票選挙での最大定員数:15人(香川県県議選の高松市選挙区)


<解説>
 結果は以上の通り、平均当選率は72.87%となりました。ただ今回の調査では政令市以外の市区町村選挙が入っていないためこれらを入れればさらに下がる可能性は高い一方、激戦とされる東京都議選、区議選も入っていないため、これらも入れたら上下する余地はまだあるでしょう。あくまで今回の調査は2015年における県議選、政令市議選の調査結果です。

 注目すべきはやはり無投票選挙区の多さで、全選挙区の約三割を占めるに至っています。また当選率が50%以上で括るとなんと全選挙区の約95%を占めており、下手すりゃ学級委員選挙よりも競争が少ないような事態です。上にあげた高松市選挙区なんか、15人がまとめて無投票で受かっちゃってるし。
 ほかに特筆すべき点としては、大阪府の選挙区は上記に上げた摂津市選挙区を始め、どれも比較的当選率が他と比べて低い傾向がありました。恐らくこれは維新の会の影響で政治家志望者や立候補者が増えたためではないかと予想しています。逆に無投票の選挙区が多かったのは山形県と宮崎県でした。

 これらの結果はある程度私の予想通りだったので、感覚的には裏付けがきちんと取れたかなという納得感は得られました。なお調査時に現職・元職の当選割合も調べましたがこちらは79.48%であり、地方議会に新人が当選する割合は約2割という事なります。これを狭き門と見るかどうかは判断が分かれるでしょうが、日本の地方議員は報酬が多く政務調査費も使えることを考えると宝くじよりは割りがいいかなっていうのが私の印象です。

 ここからは愚痴になりますが、てっきり200~300件くらい調べりゃ終わるだろうと当初思っていたら1000以上の選挙区でデータを取る羽目になって、「なんでこういう調査をきちっとしてる奴がほかにいないんだ」などとブツブツ言いながらちまちまデータ入力していました。なのでモチベーションも非常に低く、5月頃に調査を開始したのに途中は完全に放り投げて、今月に入ってから再び再開してようやく完成にこぎつけました。完成するまでは非常に億劫で、パソコンに向かうのすら嫌になった時もありました。
 なので蛇足だとは思いつつも、折角データ取ったのだから全データを以下に貼り付けておきます。無駄に記事が長くなることは百も承知ですが、ここで公開しないとなんか無駄な気がしてならないからです。

都道府県
選挙
選挙区
定員
候補者
当選率
(%)
現・元職
当選者
留任率
(%)
北海道 道議選 中央区 3 4 75% 2 67%
北海道 道議選 北区 4 8 50% 1 25%
北海道 道議選 東区 4 5 80% 2 50%
北海道 道議選 白石区 3 4 75% 3 100%
北海道 道議選 厚別区 2 4 50% 1 50%
北海道 道議選 豊平区 3 5 60% 2 67%
北海道 道議選 清田区 2 2 100% 2 100%
北海道 道議選 南区 2 3 67% 0 0%
北海道 道議選 西区 3 5 60% 2 67%
北海道 道議選 手稲区 2 2 100% 2 100%
北海道 道議選 函館市 5 7 71% 5 100%
北海道 道議選 小樽市 3 4 75% 1 33%
北海道 道議選 旭川市 6 7 86% 5 83%
北海道 道議選 室蘭市 2 3 67% 1 50%
北海道 道議選 釧路市 4 5 80% 3 75%
北海道 道議選 帯広市 3 7 43% 2 67%
北海道 道議選 北見市 2 4 50% 0 0%
北海道 道議選 岩見沢市 2 2 100% 1 50%
北海道 道議選 網走市 1 2 50% 1 100%
北海道 道議選 苫小牧市 3 4 75% 3 100%
北海道 道議選 稚内市 1 1 100% 1 100%
北海道 道議選 美唄市 1 1 100% 1 100%
北海道 道議選 江別市 2 2 100% 2 100%
北海道 道議選 名寄市 1 1 100% 1 100%
北海道 道議選 根室市 1 1 100% 1 100%
北海道 道議選 千歳市 2 3 67% 1 50%
北海道 道議選 滝川市 1 2 50% 1 100%
北海道 道議選 登別市 1 1 100% 1 100%
北海道 道議選 恵庭市 1 1 100% 1 100%
北海道 道議選 伊達市 1 1 100% 1 100%
北海道 道議選 北広島市 1 2 50% 0 0%
北海道 道議選 北斗市 1 2 50% 1 100%
北海道 道議選 空知市 4 5 80% 3 75%
北海道 道議選 石狩地域 2 3 67% 1 50%
北海道 道議選 後志地域 2 2 100% 2 100%
北海道 道議選 胆振地域 1 1 100% 1 100%
北海道 道議選 日高地域 2 2 100% 2 100%
北海道 道議選 渡島地域 2 2 100% 2 100%
北海道 道議選 檜山地域 1 2 50% 0 0%
北海道 道議選 上川地域 3 3 100% 3 100%
北海道 道議選 留萌地域 1 2 50% 0 0%
北海道 道議選 宗谷地域 1 1 100% 1 100%
北海道 道議選 オホーツク東地域 1 1 100% 1 100%
北海道 道議選 オホーツク西地域 2 3 67% 0 0%
北海道 道議選 十勝地域 4 5 80% 4 100%
北海道 道議選 釧路地域 1 2 50% 1 100%
北海道 道議選 根室地域 1 1 100% 1 100%
北海道 札幌市議選 中央区 7 11 64% 6 86%
北海道 札幌市議選 北区 10 14 71% 8 80%
北海道 札幌市議選 東区 9 11 82% 5 56%
北海道 札幌市議選 白石区 7 8 88% 7 100%
北海道 札幌市議選 厚別区 5 6 83% 4 80%
北海道 札幌市議選 豊平区 7 11 64% 4 57%
北海道 札幌市議選 清田区 5 7 71% 4 80%
北海道 札幌市議選 南区 6 10 60% 4 67%
北海道 札幌市議選 西区 7 10 70% 5 71%
北海道 札幌市議選 手稲区 5 6 83% 4 80%
青森県 県議選 青森市 10 12 83% 10 100%
青森県 県議選 弘前市 6 9 67% 4 67%
青森県 県議選 八戸市 8 9 89% 6 75%
青森県 県議選 黒石市 1 1 100% 1 100%
青森県 県議選 五所川原市 3 5 60% 3 100%
青森県 県議選 十和田市 2 3 67% 2 100%
青森県 県議選 三沢市 1 2 50% 1 100%
青森県 県議選 むつ市 3 4 75% 3 100%
青森県 県議選 つがる市 1 1 100% 1 100%
青森県 県議選 平川市 2 3 67% 1 50%
青森県 県議選 東津軽郡 1 1 100% 1 100%
青森県 県議選 西津軽郡 1 1 100% 1 100%
青森県 県議選 北津軽郡 1 3 33% 1 100%
青森県 県議選 上北郡 4 5 80% 4 100%
青森県 県議選 三戸郡 3 4 75% 3 100%
秋田県 県議選 秋田市 12 16 75% 9 75%
秋田県 県議選 能代市山本郡 4 6 67% 1 25%
秋田県 県議選 横手市 4 5 80% 4 100%
秋田県 県議選 大館市 3 4 75% 3 100%
秋田県 県議選 男鹿市 1 1 100% 1 100%
秋田県 県議選 湯沢市雄勝郡 3 3 100% 3 100%
秋田県 県議選 鹿角市鹿角郡 2 3 67% 1 50%
秋田県 県議選 由利本荘市 3 4 75% 3 100%
秋田県 県議選 潟上 1 2 50% 1 100%
秋田県 県議選 大仙市仙北郡 5 6 83% 5 100%
秋田県 県議選 北秋田市北秋田郡 2 3 67% 2 100%
秋田県 県議選 にかほ市 1 1 100% 1 100%
秋田県 県議選 仙北市 1 1 100% 1 100%
秋田県 県議選 南秋田郡 1 1 100% 1 100%
山形県 県議選 山形市 9 10 90% 9 100%
山形県 県議選 米沢市 3 5 60% 2 67%
山形県 県議選 鶴岡市 5 6 83% 3 60%
山形県 県議選 酒田市 5 5 100% 5 100%
山形県 県議選 新庄市 2 2 100% 2 100%
山形県 県議選 寒河江市 2 2 100% 2 100%
山形県 県議選 上山市 1 1 100% 1 100%
山形県 県議選 村山市 1 4 25% 0 0%
山形県 県議選 長井市 1 1 100% 1 100%
山形県 県議選 天童市 2 2 100% 2 100%
山形県 県議選 東根市 2 3 67% 2 100%
山形県 県議選 尾花沢市・北村山郡 1 1 100% 1 100%
山形県 県議選 南陽市 1 2 50% 0 0%
山形県 県議選 東村山郡 1 1 100% 1 100%
山形県 県議選 西村山郡 2 2 100% 2 100%
山形県 県議選 最上郡 2 4 50% 2 100%
山形県 県議選 東置賜郡 2 2 100% 2 100%
山形県 県議選 西置賜郡 1 2 50% 0 0%
山形県 県議選 東田川郡 1 1 100% 1 100%
栃木県 県議選 宇都宮市・上三川町 13 17 76% 13 100%
栃木県 県議選 足利市 4 7 57% 3 75%
栃木県 県議選 栃木市 4 6 67% 3 75%
栃木県 県議選 佐野市 3 3 100% 3 100%
栃木県 県議選 鹿沼市 3 5 60% 3 100%
栃木県 県議選 日光市 2 3 67% 1 50%
栃木県 県議選 小山市・野木町 5 8 63% 4 80%
栃木県 県議選 真岡市 2 3 67% 2 100%
栃木県 県議選 大田原市 2 3 67% 2 100%
栃木県 県議選 矢板市 1 2 50% 1 100%
栃木県 県議選 那須塩原市・那須町 4 6 67% 3 75%
栃木県 県議選 さくら市・塩谷郡 2 4 50% 1 50%
栃木県 県議選 那須烏山市・那珂川町 1 1 100% 1 100%
栃木県 県議選 下野市 1 1 100% 1 100%
栃木県 県議選 芳賀郡 2 2 100% 2 100%
栃木県 県議選 壬生町 1 1 100% 1 100%
群馬県 県議選 前橋市 8 9 89% 1 13%
群馬県 県議選 高崎市 9 10 90% 9 100%
群馬県 県議選 桐生市 3 4 75% 2 67%
群馬県 県議選 伊勢崎市 5 8 63% 2 40%
群馬県 県議選 太田市 5 7 71% 2 40%
群馬県 県議選 沼田市 1 1 100% 1 100%
群馬県 県議選 館林市 2 2 100% 2 100%
群馬県 県議選 渋川市 2 3 67% 2 100%
群馬県 県議選 藤岡市・多野郡 2 3 67% 1 50%
群馬県 県議選 富岡市 1 3 33% 1 100%
群馬県 県議選 安中市 2 3 67% 1 50%
群馬県 県議選 みどり市 1 1 100% 1 100%
群馬県 県議選 北群馬郡 1 1 100% 1 100%
群馬県 県議選 甘楽郡 1 1 100% 1 100%
群馬県 県議選 吾妻郡 2 2 100% 2 100%
群馬県 県議選 利根郡 1 1 100% 1 100%
群馬県 県議選 佐波郡 1 1 100% 1 100%
群馬県 県議選 邑楽郡 3 6 50% 2 67%
埼玉県 県議選 南1区 3 7 43% 1 33%
埼玉県 県議選 南2区 7 11 64% 5 71%
埼玉県 県議選 南3区 1 1 100% 1 100%
埼玉県 県議選 南4区 2 2 100% 2 100%
埼玉県 県議選 南5区 1 2 50% 0 0%
埼玉県 県議選 南6区 2 3 67% 2 100%
埼玉県 県議選 南7区 1 1 100% 1 100%
埼玉県 県議選 南8区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 南9区 2 4 50% 2 100%
埼玉県 県議選 南10区 2 2 100% 2 100%
埼玉県 県議選 南11区 1 4 25% 1 100%
埼玉県 県議選 南12区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 南13区 3 6 50% 2 67%
埼玉県 県議選 南14区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 南15区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 南16区 2 4 50% 1 50%
埼玉県 県議選 南17区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 南18区 2 3 67% 2 100%
埼玉県 県議選 南19区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 南20区 2 4 50% 1 50%
埼玉県 県議選 南21区 2 4 50% 1 50%
埼玉県 県議選 南22区 1 3 33% 1 100%
埼玉県 県議選 西1区 4 6 67% 3 75%
埼玉県 県議選 西2区 2 3 67% 1 50%
埼玉県 県議選 西3区 1 2 50% 0 0%
埼玉県 県議選 西4区 2 3 67% 2 100%
埼玉県 県議選 西5区 2 4 50% 1 50%
埼玉県 県議選 西6区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 西7区 4 7 57% 3 75%
埼玉県 県議選 西8区 1 1 100% 1 100%
埼玉県 県議選 西9区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 西10区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 西11区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 西12区 2 3 67% 0 0%
埼玉県 県議選 西13区 1 1 100% 1 100%
埼玉県 県議選 北1区 1 1 100% 1 100%
埼玉県 県議選 北2区 1 1 100% 1 100%
埼玉県 県議選 北3区 2 4 50% 1 50%
埼玉県 県議選 北4区 3 4 75% 2 67%
埼玉県 県議選 北5区 3 6 50% 3 100%
埼玉県 県議選 東1区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 東2区 1 1 100% 1 100%
埼玉県 県議選 東3区 2 3 67% 2 100%
埼玉県 県議選 東4区 2 5 40% 1 50%
埼玉県 県議選 東5区 1 3 33% 1 100%
埼玉県 県議選 東6区 1 2 50% 1 100%
埼玉県 県議選 東7区 3 4 75% 2 67%
埼玉県 県議選 東8区 4 6 67% 2 50%
埼玉県 県議選 東9区 1 3 33% 0 0%
埼玉県 県議選 東10 2 3 67% 1 50%
埼玉県 県議選 東11区 1 3 33% 0 0%
埼玉県 県議選 東12区 1 2 50% 0 0%
埼玉県 さいたま市議選 さいたま市西区 4 6 67% 2 50%
埼玉県 さいたま市議選 さいたま市北区 7 7 100% 7 100%
埼玉県 さいたま市議選 さいたま市大宮区 5 7 71% 5 100%
埼玉県 さいたま市議選 さいたま市見沼区 8 11 73% 7 88%
埼玉県 さいたま市議選 さいたま市中央区 5 8 63% 3 60%
埼玉県 さいたま市議選 さいたま市桜区 5 7 71% 3 60%
埼玉県 さいたま市議選 さいたま市浦和区 7 9 78% 6 86%
埼玉県 さいたま市議選 さいたま市南区 9 11 82% 8 89%
埼玉県 さいたま市議選 さいたま市緑区 5 7 71% 2 40%
埼玉県 さいたま市議選 さいたま市岩槻区 5 9 56% 3 60%
千葉県 県議選 中央区 3 5 60% 3 100%
千葉県 県議選 花見川区 3 4 75% 1 33%
千葉県 県議選 稲毛区 2 3 67% 2 100%
千葉県 県議選 若葉区 2 3 67% 2 100%
千葉県 県議選 緑区 2 3 67% 2 100%
千葉県 県議選 美浜区 2 2 100% 2 100%
千葉県 県議選 銚子市 2 2 100% 2 100%
千葉県 県議選 市川市 6 7 86% 5 83%
千葉県 県議選 船橋市 7 10 70% 3 43%
千葉県 県議選 館山市 1 2 50% 0 0%
千葉県 県議選 木更津市 2 3 67% 1 50%
千葉県 県議選 松戸市 7 9 78% 6 86%
千葉県 県議選 野田市 2 3 67% 2 100%
千葉県 県議選 茂原市 2 2 100% 2 100%
千葉県 県議選 成田市 2 2 100% 2 100%
千葉県 県議選 佐倉市 3 6 50% 3 100%
千葉県 県議選 東金市 1 1 100% 1 100%
千葉県 県議選 旭市 1 1 100% 1 100%
千葉県 県議選 習志野市 2 3 67% 1 50%
千葉県 県議選 柏市 5 7 71% 5 100%
千葉県 県議選 勝浦市・夷隅郡 1 1 100% 1 100%
千葉県 県議選 市原市 4 7 57% 3 75%
千葉県 県議選 流山市 2 4 50% 2 100%
千葉県 県議選 八千代市 3 5 60% 2 67%
千葉県 県議選 我孫子市 2 3 67% 1 50%
千葉県 県議選 鴨川市 1 1 100% 1 100%
千葉県 県議選 鎌ヶ谷市 1 2 50% 1 100%
千葉県 県議選 君津市 2 2 100% 2 100%
千葉県 県議選 富津市 1 1 100% 1 100%
千葉県 県議選 浦安市 2 3 67% 2 100%
千葉県 県議選 四街道市 2 3 67% 1 50%
千葉県 県議選 袖ケ浦市 1 1 100% 1 100%
千葉県 県議選 八街市 1 1 100% 1 100%
千葉県 県議選 印西市 1 2 50% 1 100%
千葉県 県議選 白井市 1 2 50% 1 100%
千葉県 県議選 富里市 1 1 100% 0 0%
千葉県 県議選 南房総市 1 1 100% 1 100%
千葉県 県議選 匝瑳市 1 2 50% 1 100%
千葉県 県議選 香取市 2 2 100% 1 50%
千葉県 県議選 山武市 1 2 50% 1 100%
千葉県 県議選 いすみ市 1 2 50% 0 0%
千葉県 県議選 大網白里市 1 2 50% 1 100%
千葉県 県議選 印旛郡 1 2 50% 1 100%
千葉県 県議選 長生郡 1 1 100% 1 100%
千葉県 県議選 山武郡 1 1 100% 1 100%
千葉県 県議選 香取郡 1 1 100% 0 0%
千葉県 千葉市議選 千葉市中央区 10 17 59% 10 100%
千葉県 千葉市議選 千葉市花見川区 10 15 67% 9 90%
千葉県 千葉市議選 千葉市稲毛区 8 12 67% 5 63%
千葉県 千葉市議選 千葉市若葉区 8 11 73% 6 75%
千葉県 千葉市議選 千葉市緑区 6 7 86% 5 83%
千葉県 千葉市議選 千葉市美浜区 8 12 67% 7 88%
神奈川県 県議選 鶴見区 3 6 50% 1 33%
神奈川県 県議選 神奈川区 3 7 43% 2 67%
神奈川県 県議選 西区 1 1 100% 1 100%
神奈川県 県議選 中区 2 3 67% 2 100%
神奈川県 県議選 南区 2 4 50% 1 50%
神奈川県 県議選 港南区 3 6 50% 3 100%
神奈川県 県議選 保土ヶ谷区 2 5 40% 2 100%
神奈川県 県議選 旭区 3 5 60% 2 67%
神奈川県 県議選 磯子区 2 3 67% 2 100%
神奈川県 県議選 金沢区 2 2 100% 2 100%
神奈川県 県議選 港北区 4 6 67% 2 50%
神奈川県 県議選 緑区 2 3 67% 1 50%
神奈川県 県議選 青葉区 3 6 50% 3 100%
神奈川県 県議選 都筑区 2 3 67% 2 100%
神奈川県 県議選 戸塚区 3 5 60% 3 100%
神奈川県 県議選 栄区 1 2 50% 1 100%
神奈川県 県議選 泉区 2 3 67% 1 50%
神奈川県 県議選 瀬谷区 1 3 33% 0 0%
神奈川県 県議選 川崎区 2 4 50% 2 100%
神奈川県 県議選 幸区 2 2 100% 2 100%
神奈川県 県議選 中原区 3 5 60% 1 33%
神奈川県 県議選 高津区 2 2 100% 2 100%
神奈川県 県議選 宮前区 3 6 50% 2 67%
神奈川県 県議選 多摩区 2 3 67% 2 100%
神奈川県 県議選 麻生区 2 3 67% 1 50%
神奈川県 県議選 緑区 2 2 100% 2 100%
神奈川県 県議選 中央区 3 4 75% 3 100%
神奈川県 県議選 南区 3 5 60% 1 33%
神奈川県 県議選 横須賀市 5 7 71% 4 80%
神奈川県 県議選 平塚市 3 5 60% 2 67%
神奈川県 県議選 鎌倉市 2 2 100% 2 100%
神奈川県 県議選 藤沢市 5 10 50% 3 60%
神奈川県 県議選 小田原市 2 2 100% 1 50%
神奈川県 県議選 茅ヶ崎市 3 5 60% 3 100%
神奈川県 県議選 逗子市・葉山町 1 2 50% 1 100%
神奈川県 県議選 三浦市 1 1 100% 1 100%
神奈川県 県議選 秦野市 2 4 50% 1 50%
神奈川県 県議選 厚木市 3 3 100% 3 100%
神奈川県 県議選 大和市 3 4 75% 3 100%
神奈川県 県議選 伊勢原市 1 1 100% 1 100%
神奈川県 県議選 海老名市 1 2 50% 1 100%
神奈川県 県議選 座間市 1 3 33% 0 0%
神奈川県 県議選 南足柄市 1 2 50% 0 0%
神奈川県 県議選 綾瀬市 1 2 50% 0 0%
神奈川県 県議選 寒川町 1 3 33% 0 0%
神奈川県 県議選 大磯町・二宮町 1 2 50% 0 0%
神奈川県 県議選 足柄上 1 1 100% 1 100%
神奈川県 県議選 足柄下 1 2 50% 0 0%
神奈川県 県議選 愛川町・清川村 1 2 50% 1 100%
神奈川県 横浜市議選 横浜市鶴見区 6 9 67% 6 100%
神奈川県 横浜市議選 横浜市神奈川区 5 8 63% 4 80%
神奈川県 横浜市議選 横浜市西区 2 5 40% 2 100%
神奈川県 横浜市議選 横浜市中区 3 6 50% 2 67%
神奈川県 横浜市議選 横浜市南区 5 7 71% 4 80%
神奈川県 横浜市議選 横浜市港南区 5 8 63% 4 80%
神奈川県 横浜市議選 横浜市保土ヶ谷区 5 6 83% 4 80%
神奈川県 横浜市議選 横浜市旭区 6 9 67% 6 100%
神奈川県 横浜市議選 横浜市磯子区 4 8 50% 4 100%
神奈川県 横浜市議選 横浜市金沢区 5 7 71% 4 80%
神奈川県 横浜市議選 横浜市港北区 8 10 80% 7 88%
神奈川県 横浜市議選 横浜市緑区 4 6 67% 4 100%
神奈川県 横浜市議選 横浜市青葉区 7 10 70% 5 71%
神奈川県 横浜市議選 横浜市都筑区 5 6 83% 3 60%
神奈川県 横浜市議選 横浜市戸塚区 6 9 67% 4 67%
神奈川県 横浜市議選 横浜市栄区  3 4 75% 3 100%
神奈川県 横浜市議選 横浜市泉区 4 6 67% 4 100%
神奈川県 横浜市議選 横浜市瀬谷区 3 4 75% 2 67%
神奈川県 川崎市議選 川崎市川崎区 9 11 82% 7 78%
神奈川県 川崎市議選 川崎市幸区 7 11 64% 5 71%
神奈川県 川崎市議選 川崎市中原区 10 16 63% 7 70%
神奈川県 川崎市議選 川崎市高津区 9 15 60% 6 67%
神奈川県 川崎市議選 川崎市宮前区 9 11 82% 8 89%
神奈川県 川崎市議選 川崎市多摩区 9 13 69% 9 100%
神奈川県 川崎市議選 川崎市麻生区 7 10 70% 6 86%
神奈川県 相模原市議選 相模原市緑区 11 16 69% 8 73%
神奈川県 相模原市議選 相模原市中央区 17 23 74% 14 82%
神奈川県 相模原市議選 相模原市南区 18 29 62% 13 72%
新潟県 県議選 北区 2 3 67% 2 100%
新潟県 県議選 東区 1 2 50% 1 100%
新潟県 県議選 中央区 3 4 75% 3 100%
新潟県 県議選 江南区 1 1 100% 1 100%
新潟県 県議選 秋葉区 2 2 100% 1 50%
新潟県 県議選 南区 1 1 100% 1 100%
新潟県 県議選 西区 3 5 60% 3 100%
新潟県 県議選 西蒲区 1 1 100% 0 0%
新潟県 県議選 長岡市・三島郡 6 8 75% 4 67%
新潟県 県議選 上越市 5 6 83% 4 80%
新潟県 県議選 三条市 2 4 50% 1 50%
新潟県 県議選 柏崎市・刈羽郡 2 3 67% 1 50%
新潟県 県議選 新発田市・北蒲原郡 3 4 75% 3 100%
新潟県 県議選 小千谷市 1 1 100% 1 100%
新潟県 県議選 加茂市・南蒲原郡 1 1 100% 1 100%
新潟県 県議選 十日町市・中魚沼郡 2 2 100% 2 100%
新潟県 県議選 見附市 1 1 100% 1 100%
新潟県 県議選 村上市・岩船郡 2 2 100% 2 100%
新潟県 県議選 燕市・西蒲原郡 2 2 100% 2 100%
新潟県 県議選 糸魚川市 1 1 100% 0 0%
新潟県 県議選 妙高市 1 2 50% 1 100%
新潟県 県議選 五泉市・東蒲原郡 2 3 67% 2 100%
新潟県 県議選 阿賀野市 1 2 50% 1 100%
新潟県 県議選 佐渡市 2 4 50% 2 100%
新潟県 県議選 魚沼市 1 1 100% 1 100%
新潟県 県議選 南魚沼市・南魚沼郡 2 3 67% 1 50%
新潟県 県議選 胎内市 1 1 100% 1 100%
新潟県 新潟市議選 新潟市北区 5 6 83% 4 80%
新潟県 新潟市議選 新潟市東区 9 12 75% 10 111%
新潟県 新潟市議選 新潟市中央区 11 16 69% 9 82%
新潟県 新潟市議選 新潟市江南区 4 6 67% 3 75%
新潟県 新潟市議選 新潟市秋葉区 5 7 71% 4 80%
新潟県 新潟市議選 新潟市南区 3 4 75% 3 100%
新潟県 新潟市議選 新潟市西区 10 11 91% 5 50%
新潟県 新潟市議選 新潟市西蒲区 4 5 80% 4 100%
富山県 県議選 富山市第1 11 13 85% 10 91%
富山県 県議選 富山市第2 3 4 75% 2 67%
富山県 県議選 高岡市 7 8 88% 6 86%
富山県 県議選 魚津市 2 2 100% 2 100%
富山県 県議選 氷見市 2 3 67% 1 50%
富山県 県議選 滑川市 1 2 50% 0 0%
富山県 県議選 黒部市 2 3 67% 2 100%
富山県 県議選 砺波市 2 2 100% 2 100%
富山県 県議選 小矢部市 1 1 100% 1 100%
富山県 県議選 南砺市 2 2 100% 2 100%
富山県 県議選 射水市 3 4 75% 3 100%
富山県 県議選 中新川郡 2 2 100% 1 50%
富山県 県議選 下新川郡 2 3 67% 2 100%
石川県 県議選 金沢市 16 17 94% 14 88%
石川県 県議選 七尾市 2 2 100% 2 100%
石川県 県議選 小松市 4 6 67% 2 50%
石川県 県議選 輪島市 1 1 100% 1 100%
石川県 県議選 珠洲市 1 1 100% 1 100%
石川県 県議選 加賀市 3 6 50% 2 67%
石川県 県議選 羽咋市・羽咋郡南部 2 3 67% 2 100%
石川県 県議選 かほく市 1 1 100% 0 0%
石川県 県議選 白山市 4 6 67% 2 50%
石川県 県議選 能美市・能美郡 2 2 100% 2 100%
石川県 県議選 野々市市 2 2 100% 2 100%
石川県 県議選 河北郡 2 3 67% 2 100%
石川県 県議選 羽咋郡北部 1 1 100% 1 100%
石川県 県議選 鹿島郡 1 2 50% 1 100%
石川県 県議選 鳳珠郡 1 1 100% 1 100%
福井県 県議選 福井市 12 13 92% 8 67%
福井県 県議選 敦賀市 3 4 75% 2 67%
福井県 県議選 小浜市・三方郡・三方上中郡 3 4 75% 2 67%
福井県 県議選 大野市 2 2 100% 2 100%
福井県 県議選 勝山市 1 1 100% 1 100%
福井県 県議選 鯖江市 3 3 100% 3 100%
福井県 県議選 あわら市 1 2 50% 1 100%
福井県 県議選 越前市・今立郡・南条郡 5 7 71% 4 80%
福井県 県議選 坂井市 4 4 100% 4 100%
福井県 県議選 吉田郡 1 2 50% 1 100%
福井県 県議選 丹生郡 1 2 50% 1 100%
福井県 県議選 大飯郡 1 1 100% 1 100%
山梨県 県議選 甲府市 9 11 82% 7 78%
山梨県 県議選 富士吉田市 2 3 67% 1 50%
山梨県 県議選 都留市・西桂町 2 3 67% 2 100%
山梨県 県議選 山梨市 2 3 67% 1 50%
山梨県 県議選 大月市 1 2 50% 0 0%
山梨県 県議選 韮崎市 1 2 50% 0 0%
山梨県 県議選 南アルプス市 3 5 60% 2 67%
山梨県 県議選 北杜市 2 4 50% 2 100%
山梨県 県議選 甲斐市 3 6 50% 1 33%
山梨県 県議選 笛吹市 3 3 100% 3 100%
山梨県 県議選 上野原市・北都留郡 1 2 50% 1 100%
山梨県 県議選 甲州市 2 2 100% 2 100%
山梨県 県議選 中央市 1 2 50% 1 100%
山梨県 県議選 西八代郡 1 1 100% 1 100%
山梨県 県議選 南巨摩郡 2 2 100% 2 100%
山梨県 県議選 中巨摩郡 1 1 100% 1 100%
山梨県 県議選 南都留郡 2 2 100% 2 100%
長野県 県議選 長野市 10 15 67% 8 80%
長野県 県議選 松本市 6 8 75% 5 83%
長野県 県議選 上田市・小県郡 4 4 100% 4 100%
長野県 県議選 岡谷市・下諏訪町 2 4 50% 2 100%
長野県 県議選 飯田市 3 5 60% 3 100%
長野県 県議選 諏訪市 1 3 33% 0 0%
長野県 県議選 須坂市・上高井郡 2 4 50% 1 50%
長野県 県議選 小諸市 1 1 100% 1 100%
長野県 県議選 伊那市 2 2 100% 1 50%
長野県 県議選 駒ヶ根市 1 1 100% 1 100%
長野県 県議選 中野市・下高井郡 2 3 67% 2 100%
長野県 県議選 大町市 1 2 50% 1 100%
長野県 県議選 飯山市・下水内郡 1 1 100% 1 100%
長野県 県議選 茅野市・富士見町・原村 2 2 100% 2 100%
長野県 県議選 塩尻市 2 4 50% 1 50%
長野県 県議選 佐久市・北佐久郡  4 6 67% 2 50%
長野県 県議選 千曲市・埴科郡 2 3 67% 1 50%
長野県 県議選 東御市 1 1 100% 1 100%
長野県 県議選 安曇野市 2 3 67% 1 50%
長野県 県議選 南佐久郡 1 1 100% 1 100%
長野県 県議選 上伊那郡 2 4 50% 2 100%
長野県 県議選 下伊那郡 2 3 67% 2 100%
長野県 県議選 木曽郡 1 2 50% 1 100%
長野県 県議選 東筑摩郡 1 1 100% 1 100%
長野県 県議選 北安曇郡 1 2 50% 1 100%
長野県 県議選 上水内郡 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 岐阜市 9 12 75% 5 56%
岐阜県 県議選 大垣市 4 6 67% 4 100%
岐阜県 県議選 高山市 2 3 67% 2 100%
岐阜県 県議選 多治見市 2 2 100% 2 100%
岐阜県 県議選 関市 2 3 67% 2 100%
岐阜県 県議選 中津川市 2 4 50% 2 100%
岐阜県 県議選 美濃市 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 瑞浪市 1 2 50% 0 0%
岐阜県 県議選 羽島市 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 恵那市 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 美濃加茂市 1 2 50% 1 100%
岐阜県 県議選 土岐市 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 各務原市 3 3 100% 3 100%
岐阜県 県議選 可児市 2 3 67% 1 50%
岐阜県 県議選 山県市 1 2 50% 0 0%
岐阜県 県議選 瑞穂市 1 2 50% 1 100%
岐阜県 県議選 飛騨市 1 2 50% 0 0%
岐阜県 県議選 本巣市 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 郡上市 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 下呂市 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 海津市 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 羽島郡 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 養老郡 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 不破郡 1 2 50% 1 100%
岐阜県 県議選 安八郡 1 1 100% 1 100%
岐阜県 県議選 揖斐郡 2 3 67% 1 50%
岐阜県 県議選 加茂郡 1 2 50% 1 100%
静岡県 県議選 下田市・賀茂郡 1 2 50% 1 100%
静岡県 県議選 伊東市 1 2 50% 1 100%
静岡県 県議選 熱海市 1 2 50% 0 0%
静岡県 県議選 伊豆市 1 2 50% 0 0%
静岡県 県議選 伊豆の国市 1 2 50% 1 100%
静岡県 県議選 函南町 1 2 50% 1 100%
静岡県 県議選 三島市 2 3 67% 2 100%
静岡県 県議選 清水町・長泉町 1 2 50% 1 100%
静岡県 県議選 裾野市 1 1 100% 1 100%
静岡県 県議選 御殿場市・小山町 2 3 67% 2 100%
静岡県 県議選 沼津市 4 5 80% 4 100%
静岡県 県議選 富士市 5 8 63% 5 100%
静岡県 県議選 富士宮市 2 3 67% 1 50%
静岡県 県議選 葵区 5 6 83% 5 100%
静岡県 県議選 駿河区 4 5 80% 4 100%
静岡県 県議選 清水区 4 5 80% 4 100%
静岡県 県議選 焼津市 3 4 75% 2 67%
静岡県 県議選 藤枝市 2 2 100% 2 100%
静岡県 県議選 牧之原市・吉田町 1 2 50% 1 100%
静岡県 県議選 島田市・川根本町 2 3 67% 2 100%
静岡県 県議選 御前崎市 1 1 100% 1 100%
静岡県 県議選 菊川市 1 1 100% 1 100%
静岡県 県議選 掛川市 2 3 67% 2 100%
静岡県 県議選 袋井市・森町 2 3 67% 2 100%
静岡県 県議選 磐田市 3 4 75% 2 67%
静岡県 県議選 中区 4 5 80% 3 75%
静岡県 県議選 東区 2 3 67% 2 100%
静岡県 県議選 西区 2 2 100% 2 100%
静岡県 県議選 南区 2 2 100% 2 100%
静岡県 県議選 北区 2 2 100% 2 100%
静岡県 県議選 浜北区 2 2 100% 2 100%
静岡県 県議選 天竜区 1 1 100% 1 100%
静岡県 県議選 湖西市 1 2 50% 1 100%
静岡県 浜松市議選 浜松市中区 14 17 82% 9 64%
静岡県 浜松市議選 浜松市東区 7 8 88% 5 71%
静岡県 浜松市議選 浜松市西区 6 7 86% 4 67%
静岡県 浜松市議選 浜松市南区 6 8 75% 5 83%
静岡県 浜松市議選 浜松市北区 5 6 83% 4 80%
静岡県 浜松市議選 浜松市浜北区 5 7 71% 3 60%
静岡県 浜松市議選 浜松市天竜区 3 5 60% 2 67%
愛知県 県議選 千種区 2 3 67% 0 0%
愛知県 県議選 東区 1 3 33% 0 0%
愛知県 県議選 北区 2 3 67% 2 100%
愛知県 県議選 西区 2 4 50% 0 0%
愛知県 県議選 中村区 2 3 67% 1 50%
愛知県 県議選 中区 1 4 25% 0 0%
愛知県 県議選 昭和区 2 5 40% 1 50%
愛知県 県議選 瑞穂区 2 3 67% 2 100%
愛知県 県議選 熱田区 1 2 50% 1 100%
愛知県 県議選 中川区 3 4 75% 3 100%
愛知県 県議選 港区 2 4 50% 1 50%
愛知県 県議選 南区 2 4 50% 2 100%
愛知県 県議選 守山区 2 3 67% 1 50%
愛知県 県議選 緑区 3 4 75% 2 67%
愛知県 県議選 名東区 2 3 67% 2 100%
愛知県 県議選 天白区 2 4 50% 2 100%
愛知県 県議選 豊橋市 5 6 83% 3 60%
愛知県 県議選 岡崎市・額田郡 5 7 71% 4 80%
愛知県 県議選 一宮市 5 8 63% 3 60%
愛知県 県議選 瀬戸市 2 3 67% 2 100%
愛知県 県議選 半田市 2 2 100% 1 50%
愛知県 県議選 春日井市 4 6 67% 4 100%
愛知県 県議選 豊川市 3 6 50% 2 67%
愛知県 県議選 津島市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 碧南市 1 2 50% 0 0%
愛知県 県議選 刈谷市 2 2 100% 1 50%
愛知県 県議選 豊田市 5 5 100% 4 80%
愛知県 県議選 安城市 2 2 100% 0 0%
愛知県 県議選 西尾市 2 3 67% 0 0%
愛知県 県議選 蒲郡市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 犬山市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 常滑市 1 2 50% 0 0%
愛知県 県議選 江南市 1 2 50% 1 100%
愛知県 県議選 小牧市 2 3 67% 2 100%
愛知県 県議選 稲沢市 2 2 100% 2 100%
愛知県 県議選 新城市・北設楽郡 1 2 50% 1 100%
愛知県 県議選 東海市 2 2 100% 2 100%
愛知県 県議選 大府市 1 2 50% 1 100%
愛知県 県議選 知多市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 知立市 1 3 33% 1 100%
愛知県 県議選 尾張旭市 1 4 25% 1 100%
愛知県 県議選 高浜市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 岩倉市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 豊明市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 日進市・愛知郡 2 3 67% 1 50%
愛知県 県議選 田原市 1 2 50% 1 100%
愛知県 県議選 愛西市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 清須市・北名古屋市・西春日井郡 2 4 50% 2 100%
愛知県 県議選 弥富市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 みよし市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 あま市・海部郡 2 2 100% 2 100%
愛知県 県議選 長久手市 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 丹羽郡 1 1 100% 1 100%
愛知県 県議選 知多郡第1 1 2 50% 1 100%
愛知県 県議選 知多郡第2 1 1 100% 1 100%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市千種区 5 11 45% 5 100%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市東区 2 5 40% 1 50%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市北区 5 9 56% 5 100%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市西区 5 6 83% 2 40%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市中村区 5 9 56% 4 80%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市中区 3 9 33% 1 33%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市昭和区 4 6 67% 3 75%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市瑞穂区 3 8 38% 1 33%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市熱田区 2 5 40% 0 0%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市中川区 7 12 58% 6 86%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市港区 5 8 63% 4 80%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市南区 5 10 50% 4 80%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市守山区 6 9 67% 6 100%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市緑区 8 12 67% 6 75%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市名東区 5 7 71% 4 80%
愛知県 名古屋市議選 名古屋市天白区 5 10 50% 5 100%
三重県 県議選 津市 7 8 88% 6 86%
三重県 県議選 四日市市 7 8 88% 4 57%
三重県 県議選 伊勢市 4 5 80% 3 75%
三重県 県議選 松阪市 4 5 80% 1 25%
三重県 県議選 桑名市・桑名郡 4 5 80% 3 75%
三重県 県議選 鈴鹿市 4 6 67% 4 100%
三重県 県議選 名張市 2 2 100% 2 100%
三重県 県議選 尾鷲市・北牟婁郡 2 2 100% 2 100%
三重県 県議選 亀山市 1 2 50% 1 100%
三重県 県議選 鳥羽市 1 1 100% 1 100%
三重県 県議選 熊野市・南牟婁郡 2 2 100% 2 100%
三重県 県議選 いなべ市・員弁郡 2 2 100% 2 100%
三重県 県議選 志摩市 2 2 100% 2 100%
三重県 県議選 伊賀市 3 5 60% 1 33%
三重県 県議選 三重郡 2 2 100% 2 100%
三重県 県議選 多気郡 2 3 67% 2 100%
三重県 県議選 度会郡 2 2 100% 2 100%
滋賀県 県議選 大津市 10 13 77% 9 90%
滋賀県 県議選 彦根市・犬上郡 4 6 67% 4 100%
滋賀県 県議選 長浜市 4 5 80% 3 75%
滋賀県 県議選 近江八幡市・竜王町 3 3 100% 3 100%
滋賀県 県議選 草津市 4 6 67% 3 75%
滋賀県 県議選 守山市 2 2 100% 1 50%
滋賀県 県議選 栗東市 2 2 100% 2 100%
滋賀県 県議選 甲賀市 3 3 100% 2 67%
滋賀県 県議選 野洲市 2 3 67% 2 100%
滋賀県 県議選 湖南市 2 2 100% 1 50%
滋賀県 県議選 高島市 2 4 50% 1 50%
滋賀県 県議選 東近江市・日野町・愛荘町 5 8 63% 3 60%
滋賀県 県議選 米原市 1 2 50% 1 100%
京都府 府議選 京都市北区 3 6 50% 2 67%
京都府 府議選 京都市上京区 2 3 67% 2 100%
京都府 府議選 京都市左京区 3 4 75% 3 100%
京都府 府議選 京都市中京区 3 5 60% 3 100%
京都府 府議選 京都市東山区 1 2 50% 1 100%
京都府 府議選 京都市山科区 3 5 60% 3 100%
京都府 府議選 京都市下京区 2 3 67% 2 100%
京都府 府議選 京都市南区 3 4 75% 3 100%
京都府 府議選 京都市右京区 5 8 63% 5 100%
京都府 府議選 京都市西京区 3 4 75% 2 67%
京都府 府議選 京都市伏見区 6 9 67% 5 83%
京都府 府議選 福知山市 2 4 50% 2 100%
京都府 府議選 舞鶴市 2 5 40% 1 50%
京都府 府議選 綾部市 1 2 50% 1 100%
京都府 府議選 宇治市・久世郡 5 6 83% 4 80%
京都府 府議選 宮津市・与謝郡 1 2 50% 0 0%
京都府 府議選 亀岡市 2 3 67% 1 50%
京都府 府議選 城陽市 2 3 67% 2 100%
京都府 府議選 向日市 1 2 50% 0 0%
京都府 府議選 長岡京市・乙訓郡 2 4 50% 1 50%
京都府 府議選 八幡市 2 4 50% 1 50%
京都府 府議選 京田辺市・綴喜郡 2 4 50% 1 50%
京都府 府議選 京丹後市 1 2 50% 1 100%
京都府 府議選 南丹市・船井郡 1 1 100% 1 100%
京都府 府議選 木津川市・相楽郡 2 4 50% 2 100%
京都府 京都市議選 京都市北区 6 8 75% 5 83%
京都府 京都市議選 京都市上京区 4 5 80% 3 75%
京都府 京都市議選 京都市左京区 8 13 62% 6 75%
京都府 京都市議選 京都市中京区 5 7 71% 2 40%
京都府 京都市議選 京都市東山区 2 3 67% 1 50%
京都府 京都市議選 京都市山科区 6 8 75% 4 67%
京都府 京都市議選 京都市下京区 4 6 67% 2 50%
京都府 京都市議選 京都市南区 5 8 63% 4 80%
京都府 京都市議選 京都市右京区 9 12 75% 4 44%
京都府 京都市議選 京都市西京区 6 9 67% 6 100%
京都府 京都市議選 京都市伏見区 12 15 80% 9 75%
大阪府 府議選 大阪市北区 1 3 33% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市都島区 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市福島区・此花区 1 2 50% 0 0%
大阪府 府議選 大阪市中央区 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市西区 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市港区 1 3 33% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市大正区・西成区 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市天王寺区・浪速区 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市西淀川区 1 3 33% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市淀川区 2 4 50% 2 100%
大阪府 府議選 大阪市東淀川区 2 4 50% 2 100%
大阪府 府議選 大阪市東成区 1 3 33% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市生野区 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市旭区 1 3 33% 0 0%
大阪府 府議選 大阪市城東区 2 3 67% 2 100%
大阪府 府議選 大阪市鶴見区 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市阿倍野区 1 2 50% 0 0%
大阪府 府議選 大阪市住之江区 1 4 25% 0 0%
大阪府 府議選 大阪市住吉区 2 5 40% 1 50%
大阪府 府議選 大阪市東住吉区 1 3 33% 1 100%
大阪府 府議選 大阪市平野区 2 4 50% 2 100%
大阪府 府議選 堺市堺区 1 3 33% 1 100%
大阪府 府議選 堺市中区 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 堺市東区・美原区 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 堺市西区 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 堺市南区 2 3 67% 1 50%
大阪府 府議選 堺市北区 2 4 50% 1 50%
大阪府 府議選 岸和田市 2 3 67% 1 50%
大阪府 府議選 豊中市 4 6 67% 4 100%
大阪府 府議選 池田市 1 4 25% 0 0%
大阪府 府議選 吹田市 4 6 67% 2 50%
大阪府 府議選 泉大津市・高石市・泉北郡 2 3 67% 1 50%
大阪府 府議選 高槻市・三島郡 4 5 80% 4 100%
大阪府 府議選 貝塚市 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 守口市 1 3 33% 1 100%
大阪府 府議選 枚方市 4 6 67% 4 100%
大阪府 府議選 茨木市 3 5 60% 1 33%
大阪府 府議選 八尾市 3 7 43% 1 33%
大阪府 府議選 泉佐野市・熊取町 1 3 33% 0 0%
大阪府 府議選 富田林市・大阪狭山市・南河内郡 2 3 67% 2 100%
大阪府 府議選 寝屋川市 2 4 50% 1 50%
大阪府 府議選 河内長野市 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 松原市 1 3 33% 0 0%
大阪府 府議選 大東市・四條畷市 2 6 33% 2 100%
大阪府 府議選 和泉市 2 3 67% 2 100%
大阪府 府議選 箕面市・豊能郡 2 4 50% 1 50%
大阪府 府議選 柏原市・藤井寺市 1 3 33% 1 100%
大阪府 府議選 羽曳野市 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 門真市 1 3 33% 1 100%
大阪府 府議選 摂津市 1 5 20% 0 0%
大阪府 府議選 東大阪市 5 7 71% 4 80%
大阪府 府議選 泉南市・阪南市・田尻町・岬町 1 2 50% 1 100%
大阪府 府議選 交野市 1 4 25% 0 0%
大阪府 大阪市議選 大阪市北区 3 6 50% 1 33%
大阪府 大阪市議選 大阪市都島区 3 7 43% 2 67%
大阪府 大阪市議選 大阪市福島区 2 3 67% 2 100%
大阪府 大阪市議選 大阪市此花区 2 3 67% 2 100%
大阪府 大阪市議選 大阪市中央区 2 4 50% 1 50%
大阪府 大阪市議選 大阪市西区 2 4 50% 2 100%
大阪府 大阪市議選 大阪市港区 3 6 50% 2 67%
大阪府 大阪市議選 大阪市大正区 3 6 50% 3 100%
大阪府 大阪市議選 大阪市天王寺区 2 4 50% 1 50%
大阪府 大阪市議選 大阪市浪速区 2 4 50% 1 50%
大阪府 大阪市議選 大阪市西淀川区 3 4 75% 2 67%
大阪府 大阪市議選 大阪市淀川区 5 8 63% 5 100%
大阪府 大阪市議選 大阪市東淀川区 6 10 60% 4 67%
大阪府 大阪市議選 大阪市東成区 3 5 60% 2 67%
大阪府 大阪市議選 大阪市生野区 5 6 83% 5 100%
大阪府 大阪市議選 大阪市旭区 3 5 60% 2 67%
大阪府 大阪市議選 大阪市城東区 5 8 63% 5 100%
大阪府 大阪市議選 大阪市鶴見区 3 6 50% 3 100%
大阪府 大阪市議選 大阪市阿倍野区 4 7 57% 4 100%
大阪府 大阪市議選 大阪市住之江区 4 6 67% 2 50%
大阪府 大阪市議選 大阪市住吉区 5 6 83% 5 100%
大阪府 大阪市議選 大阪市東住吉区 5 6 83% 4 80%
大阪府 大阪市議選 大阪市平野区 6 8 75% 4 67%
大阪府 大阪市議選 大阪市西成区 5 9 56% 4 80%
大阪府 堺市議選 堺市堺区 8 11 73% 7 88%
大阪府 堺市議選 堺市中区 7 8 88% 7 100%
大阪府 堺市議選 堺市東区 5 6 83% 5 100%
大阪府 堺市議選 堺市西区 8 10 80% 5 63%
大阪府 堺市議選 堺市南区 9 14 64% 7 78%
大阪府 堺市議選 堺市北区 9 11 82% 9 100%
大阪府 堺市議選 堺市美原区 2 4 50% 2 100%
兵庫県 県議選 神戸市東灘区 3 4 75% 3 100%
兵庫県 県議選 神戸市灘区 2 4 50% 2 100%
兵庫県 県議選 神戸市中央区 2 3 67% 2 100%
兵庫県 県議選 神戸市兵庫区 2 4 50% 1 50%
兵庫県 県議選 神戸市北区 3 5 60% 1 33%
兵庫県 県議選 神戸市長田区 2 3 67% 2 100%
兵庫県 県議選 神戸市須磨区 3 5 60% 2 67%
兵庫県 県議選 神戸市垂水区 3 6 50% 2 67%
兵庫県 県議選 神戸市西区 3 6 50% 2 67%
兵庫県 県議選 姫路市 8 10 80% 3 38%
兵庫県 県議選 尼崎市 7 9 78% 6 86%
兵庫県 県議選 明石市 4 7 57% 3 75%
兵庫県 県議選 西宮市 7 10 70% 7 100%
兵庫県 県議選 洲本市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 芦屋市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 伊丹市 3 5 60% 1 33%
兵庫県 県議選 相生市 1 3 33% 1 100%
兵庫県 県議選 豊岡市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 加古川市 4 6 67% 3 75%
兵庫県 県議選 たつの市・揖保郡 2 2 100% 2 100%
兵庫県 県議選 赤穂市・赤穂郡・佐用郡 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 西脇市・多可郡 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 宝塚市 3 4 75% 2 67%
兵庫県 県議選 三木市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 高砂市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 川西市・川辺郡 3 5 60% 2 67%
兵庫県 県議選 小野市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 三田市 2 4 50% 1 50%
兵庫県 県議選 加西市 1 2 50% 0 0%
兵庫県 県議選 篠山市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 養父市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 丹波市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 南あわじ市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 朝来市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 淡路市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 宍粟市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 加東市 1 1 100% 1 100%
兵庫県 県議選 加古郡 1 2 50% 0 0%
兵庫県 県議選 神崎郡 1 2 50% 1 100%
兵庫県 県議選 美方郡 1 2 50% 1 100%
兵庫県 神戸市議選 神戸市東灘区 9 16 56% 7 78%
兵庫県 神戸市議選 神戸市灘区 6 9 67% 3 50%
兵庫県 神戸市議選 神戸市中央区 6 9 67% 4 67%
兵庫県 神戸市議選 神戸市兵庫区 5 9 56% 5 100%
兵庫県 神戸市議選 神戸市北区 10 16 63% 6 60%
兵庫県 神戸市議選 神戸市長田区 5 6 83% 5 100%
兵庫県 神戸市議選 神戸市須磨区 7 10 70% 6 86%
兵庫県 神戸市議選 神戸市垂水区 10 15 67% 9 90%
兵庫県 神戸市議選 神戸市西区 11 16 69% 9 82%
奈良県 県議選 奈良市・山辺郡 11 15 73% 8 73%
奈良県 県議選 大和高田市 2 3 67% 2 100%
奈良県 県議選 大和郡山市 3 4 75% 3 100%
奈良県 県議選 天理市 2 3 67% 1 50%
奈良県 県議選 橿原市・高市郡 4 5 80% 3 75%
奈良県 県議選 桜井市 2 3 67% 2 100%
奈良県 県議選 五條市 1 1 100% 1 100%
奈良県 県議選 御所市 1 1 100% 1 100%
奈良県 県議選 生駒市 4 6 67% 3 75%
奈良県 県議選 香芝市 2 3 67% 1 50%
奈良県 県議選 葛城市 1 2 50% 1 100%
奈良県 県議選 宇陀市・宇陀郡 1 2 50% 1 100%
奈良県 県議選 生駒郡 3 4 75% 3 100%
奈良県 県議選 磯城郡 2 3 67% 1 50%
奈良県 県議選 北葛城郡 3 4 75% 2 67%
奈良県 県議選 吉野郡 2 2 100% 2 100%
和歌山県 県議選 和歌山市 15 17 88% 13 87%
和歌山県 県議選 海南市・海草郡 3 4 75% 3 100%
和歌山県 県議選 橋本市 3 6 50% 2 67%
和歌山県 県議選 有田市 1 1 100% 1 100%
和歌山県 県議選 御坊市 1 1 100% 1 100%
和歌山県 県議選 田辺市 3 4 75% 3 100%
和歌山県 県議選 新宮市 1 1 100% 1 100%
和歌山県 県議選 紀の川市 3 3 100% 3 100%
和歌山県 県議選 岩出市 2 3 67% 1 50%
和歌山県 県議選 伊都郡 1 1 100% 0 0%
和歌山県 県議選 有田郡 2 2 100% 2 100%
和歌山県 県議選 日高郡 3 3 100% 3 100%
和歌山県 県議選 西牟婁郡 2 3 67% 1 50%
和歌山県 県議選 東牟婁郡 2 3 67% 2 100%
鳥取県 県議選 鳥取市 12 21 57% 8 67%
鳥取県 県議選 米子市 9 10 90% 7 78%
鳥取県 県議選 倉吉市 3 5 60% 2 67%
鳥取県 県議選 境港市 2 3 67% 1 50%
鳥取県 県議選 岩美郡 1 1 100% 1 100%
鳥取県 県議選 八頭郡 2 3 67% 1 50%
鳥取県 県議選 東伯郡 3 3 100% 2 67%
鳥取県 県議選 西伯郡 2 4 50% 2 100%
鳥取県 県議選 日野郡 1 1 100% 1 100%
島根県 県議選 松江 11 12 92% 10 91%
島根県 県議選 浜田 3 3 100% 3 100%
島根県 県議選 出雲 9 11 82% 6 67%
島根県 県議選 益田 3 5 60% 3 100%
島根県 県議選 大田 2 3 67% 2 100%
島根県 県議選 安来 2 3 67% 0 0%
島根県 県議選 江津 1 2 50% 0 0%
島根県 県議選 雲南・飯石 2 3 67% 1 50%
島根県 県議選 仁多 1 1 100% 1 100%
島根県 県議選 邑智 1 1 100% 1 100%
島根県 県議選 鹿足 1 2 50% 1 100%
島根県 県議選 隠岐 1 2 50% 0 0%
岡山県 県議選 岡山市北区・加賀郡 8 9 89% 8 100%
岡山県 県議選 岡山市中区 4 5 80% 3 75%
岡山県 県議選 岡山市東区 3 4 75% 2 67%
岡山県 県議選 岡山市南区 4 5 80% 3 75%
岡山県 県議選 倉敷市・都窪郡 14 15 93% 12 86%
岡山県 県議選 津山市・苫田郡・勝田郡 4 5 80% 2 50%
岡山県 県議選 玉野市 2 3 67% 2 100%
岡山県 県議選 笠岡市 2 3 67% 2 100%
岡山県 県議選 井原市・小田郡 2 2 100% 2 100%
岡山県 県議選 総社市 2 2 100% 2 100%
岡山県 県議選 高梁市 1 2 50% 1 100%
岡山県 県議選 新見市 1 1 100% 1 100%
岡山県 県議選 備前市・和気郡 2 2 100% 2 100%
岡山県 県議選 瀬戸内市 1 1 100% 1 100%
岡山県 県議選 赤磐市 1 2 50% 1 100%
岡山県 県議選 真庭市・真庭郡 1 2 50% 0 0%
岡山県 県議選 美作市・英田郡 1 2 50% 1 100%
岡山県 県議選 浅口市・浅口郡 1 2 50% 0 0%
岡山県 県議選 久米郡 1 1 100% 1 100%
岡山県 岡山市議選 岡山市北区 20 25 80% 18 90%
岡山県 岡山市議選 岡山市中区 9 13 69% 9 100%
岡山県 岡山市議選 岡山市東区 6 9 67% 4 67%
岡山県 岡山市議選 岡山市南区 11 14 79% 10 91%
広島県 県議選 広島市中区 3 3 100% 3 100%
広島県 県議選 広島市東区 3 4 75% 2 67%
広島県 県議選 広島市南区 3 3 100% 3 100%
広島県 県議選 広島市西区 4 5 80% 4 100%
広島県 県議選 広島市安佐南区 5 7 71% 3 60%
広島県 県議選 広島市安佐北区 3 4 75% 3 100%
広島県 県議選 広島市安芸区 2 2 100% 2 100%
広島県 県議選 広島市佐伯区 3 4 75% 3 100%
広島県 県議選 呉市 5 7 71% 4 80%
広島県 県議選 竹原市・豊田郡 1 1 100% 1 100%
広島県 県議選 三原市・世羅郡 3 3 100% 3 100%
広島県 県議選 尾道市 3 3 100% 3 100%
広島県 県議選 福山市 10 11 91% 7 70%
広島県 県議選 府中市・神石郡 1 2 50% 1 100%
広島県 県議選 三次市 1 1 100% 1 100%
広島県 県議選 庄原市 1 1 100% 1 100%
広島県 県議選 大竹市 1 1 100% 1 100%
広島県 県議選 東広島市 4 5 80% 3 75%
広島県 県議選 廿日市市 2 2 100% 2 100%
広島県 県議選 安芸高田市 1 1 100% 1 100%
広島県 県議選 江田島市 1 1 100% 1 100%
広島県 県議選 安芸郡 3 4 75% 2 67%
広島県 県議選 山県郡 1 2 50% 1 100%
広島県 広島市議選 広島市中区 6 8 75% 6 100%
広島県 広島市議選 広島市東区 6 7 86% 6 100%
広島県 広島市議選 広島市南区 6 9 67% 6 100%
広島県 広島市議選 広島市西区 9 15 60% 6 67%
広島県 広島市議選 広島市安佐南区 10 15 67% 9 90%
広島県 広島市議選 広島市安佐北区 7 11 64% 6 86%
広島県 広島市議選 広島市安芸区 4 5 80% 4 100%
広島県 広島市議選 広島市佐伯区 6 9 67% 5 83%
山口県 県議選 下関市 9 14 64% 7 78%
山口県 県議選 宇部市 5 6 83% 5 100%
山口県 県議選 山口市 6 7 86% 4 67%
山口県 県議選 萩市・阿武町 2 3 67% 2 100%
山口県 県議選 防府市 4 5 80% 4 100%
山口県 県議選 下松市 2 3 67% 2 100%
山口県 県議選 岩国市・和木町 5 7 71% 4 80%
山口県 県議選 光市 2 3 67% 2 100%
山口県 県議選 長門市 1 2 50% 1 100%
山口県 県議選 柳井市 1 2 50% 1 100%
山口県 県議選 美祢市 1 2 50% 1 100%
山口県 県議選 周南市 5 6 83% 4 80%
山口県 県議選 山陽小野田市 2 3 67% 1 50%
山口県 県議選 周防大島町 1 2 50% 1 100%
山口県 県議選 上関町・田布施町・平生町 1 2 50% 1 100%
徳島県 県議選 徳島 10 12 83% 8 80%
徳島県 県議選 鳴門 3 3 100% 3 100%
徳島県 県議選 小松島・勝浦 3 3 100% 3 100%
徳島県 県議選 阿南 4 5 80% 2 50%
徳島県 県議選 吉野川 2 2 100% 2 100%
徳島県 県議選 阿波 2 2 100% 2 100%
徳島県 県議選 美馬第1 2 2 100% 2 100%
徳島県 県議選 三好第1 2 3 67% 1 50%
徳島県 県議選 名西 2 4 50% 1 50%
徳島県 県議選 那賀 1 2 50% 1 100%
徳島県 県議選 海部 2 3 67% 2 100%
徳島県 県議選 板野 4 6 67% 3 75%
徳島県 県議選 美馬第2 1 1 100% 1 100%
徳島県 県議選 三好第2 1 1 100% 1 100%
香川県 県議選 高松市 15 15 100% 14 93%
香川県 県議選 丸亀市 4 7 57% 4 100%
香川県 県議選 坂出市 3 4 75% 3 100%
香川県 県議選 善通寺市 2 2 100% 2 100%
香川県 県議選 観音寺市 3 3 100% 3 100%
香川県 県議選 さぬき市 2 3 67% 1 50%
香川県 県議選 東かがわ市 2 5 40% 1 50%
香川県 県議選 三豊市 3 3 100% 3 100%
香川県 県議選 小豆郡 2 2 100% 2 100%
香川県 県議選 木田郡 1 2 50% 1 100%
香川県 県議選 綾歌郡 1 1 100% 1 100%
香川県 県議選 仲多度郡第1 2 3 67% 2 100%
香川県 県議選 仲多度郡第2 1 1 100% 1 100%
愛媛県 県議選 伊予郡 2 3 67% 1 50%
愛媛県 県議選 南宇和郡 1 3 33% 1 100%
愛媛県 県議選 松山市・上浮穴郡 14 18 78% 10 71%
愛媛県 県議選 今治市・越智郡 6 8 75% 6 100%
愛媛県 県議選 宇和島市・北宇和郡 4 5 80% 4 100%
愛媛県 県議選 八幡浜市・西宇和郡 2 3 67% 1 50%
愛媛県 県議選 新居浜市 4 5 80% 3 75%
愛媛県 県議選 西条市 4 6 67% 3 75%
愛媛県 県議選 大洲市・喜多郡 2 2 100% 2 100%
愛媛県 県議選 伊予市 1 2 50% 1 100%
愛媛県 県議選 四国中央市 3 4 75% 2 67%
愛媛県 県議選 西予市 1 1 100% 1 100%
愛媛県 県議選 東温市 1 1 100% 1 100%
高知県 県議選 高知市 15 20 75% 11 73%
高知県 県議選 室戸市・東洋町 1 2 50% 1 100%
高知県 県議選 安芸市・芸西村 1 2 50% 0 0%
高知県 県議選 南国市 2 4 50% 1 50%
高知県 県議選 土佐市 1 2 50% 1 100%
高知県 県議選 須崎市 1 1 100% 1 100%
高知県 県議選 宿毛市・大月町・三原村 2 3 67% 1 50%
高知県 県議選 土佐清水市 1 2 50% 0 0%
高知県 県議選 四万十市 2 3 67% 1 50%
高知県 県議選 香南市 2 3 67% 1 50%
高知県 県議選 香美市 1 1 100% 1 100%
高知県 県議選 安芸郡 1 1 100% 1 100%
高知県 県議選 長岡郡・土佐郡 1 3 33% 1 100%
高知県 県議選 吾川郡 2 4 50% 1 50%
高知県 県議選 高岡郡 3 6 50% 2 67%
高知県 県議選 黒潮町 1 2 50% 0 0%
福岡県 県議選 門司区 2 4 50% 2 100%
福岡県 県議選 小倉北区 3 4 75% 3 100%
福岡県 県議選 小倉南区 3 6 50% 3 100%
福岡県 県議選 若松区 2 3 67% 2 100%
福岡県 県議選 八幡東区 1 1 100% 1 100%
福岡県 県議選 八幡西区 4 6 67% 4 100%
福岡県 県議選 戸畑区 1 2 50% 1 100%
福岡県 県議選 東区 4 5 80% 4 100%
福岡県 県議選 博多区 3 5 60% 2 67%
福岡県 県議選 中央区 3 4 75% 2 67%
福岡県 県議選 南区 4 5 80% 3 75%
福岡県 県議選 城南区 2 3 67% 2 100%
福岡県 県議選 早良区 3 6 50% 2 67%
福岡県 県議選 西区 3 4 75% 3 100%
福岡県 県議選 大牟田市 2 3 67% 2 100%
福岡県 県議選 久留米市 5 8 63% 5 100%
福岡県 県議選 直方市 1 1 100% 1 100%
福岡県 県議選 飯塚市・嘉穂郡 2 4 50% 2 100%
福岡県 県議選 田川市 1 2 50% 0 0%
福岡県 県議選 柳川市 1 1 100% 1 100%
福岡県 県議選 八女市・八女郡 2 4 50% 1 50%
福岡県 県議選 筑後市 1 1 100% 1 100%
福岡県 県議選 大川市・三潴郡 1 1 100% 1 100%
福岡県 県議選 行橋市 1 2 50% 1 100%
福岡県 県議選 中間市 1 2 50% 0 0%
福岡県 県議選 小郡市・三井郡 1 1 100% 1 100%
福岡県 県議選 筑紫野市 2 2 100% 2 100%
福岡県 県議選 春日市 2 3 67% 2 100%
福岡県 県議選 大野城市 2 3 67% 2 100%
福岡県 県議選 宗像市 2 2 100% 2 100%
福岡県 県議選 太宰府市 1 2 50% 0 0%
福岡県 県議選 古賀市 1 2 50% 1 100%
福岡県 県議選 福津市 1 1 100% 1 100%
福岡県 県議選 うきは市 1 1 100% 0 0%
福岡県 県議選 宮若市・鞍手郡 1 2 50% 1 100%
福岡県 県議選 嘉麻市 1 2 50% 1 100%
福岡県 県議選 朝倉市・朝倉郡 2 2 100% 2 100%
福岡県 県議選 みやま市 1 1 100% 1 100%
福岡県 県議選 糸島市 2 2 100% 1 50%
福岡県 県議選 筑紫郡 1 1 100% 0 0%
福岡県 県議選 粕屋郡 3 5 60% 2 67%
福岡県 県議選 遠賀郡 2 5 40% 1 50%
福岡県 県議選 田川郡 2 4 50% 2 100%
福岡県 県議選 京都郡 1 1 100% 1 100%
福岡県 県議選 築上郡・豊前市 1 1 100% 1 100%
福岡県 福岡市議選 福岡市東区 12 17 71% 11 92%
福岡県 福岡市議選 福岡市博多区 9 10 90% 8 89%
福岡県 福岡市議選 福岡市中央区 7 12 58% 4 57%
福岡県 福岡市議選 福岡市南区 11 13 85% 3 27%
福岡県 福岡市議選 福岡市城南区 6 8 75% 6 100%
福岡県 福岡市議選 福岡市早良区 9 10 90% 9 100%
福岡県 福岡市議選 福岡市西区 8 10 80% 6 75%
佐賀県 県議選 佐賀市 11 12 92% 9 82%
佐賀県 県議選 唐津市・東松浦郡 6 10 60% 3 50%
佐賀県 県議選 鳥栖市 3 3 100% 3 100%
佐賀県 県議選 多久市 1 2 50% 0 0%
佐賀県 県議選 伊万里市 3 3 100% 3 100%
佐賀県 県議選 武雄市 2 2 100% 2 100%
佐賀県 県議選 鹿島市・藤津郡 2 2 100% 2 100%
佐賀県 県議選 小城市 2 3 67% 1 50%
佐賀県 県議選 嬉野市 1 2 50% 1 100%
佐賀県 県議選 神埼市・神埼郡 2 3 67% 2 100%
佐賀県 県議選 三養基郡 2 3 67% 2 100%
佐賀県 県議選 西松浦郡 1 1 100% 1 100%
佐賀県 県議選 杵島郡 2 2 100% 2 100%
長崎県 県議選 長崎市 14 18 78% 11 79%
長崎県 県議選 佐世保市・北松浦郡 9 11 82% 8 89%
長崎県 県議選 島原市 2 3 67% 1 50%
長崎県 県議選 諫早市 4 6 67% 4 100%
長崎県 県議選 大村市 3 4 75% 2 67%
長崎県 県議選 平戸市 1 1 100% 1 100%
長崎県 県議選 松浦市 1 1 100% 1 100%
長崎県 県議選 対馬市 1 1 100% 1 100%
長崎県 県議選 壱岐市 1 1 100% 1 100%
長崎県 県議選 五島市 1 2 50% 1 100%
長崎県 県議選 西海市 1 1 100% 1 100%
長崎県 県議選 雲仙市 2 2 100% 2 100%
長崎県 県議選 南島原市 2 3 67% 2 100%
長崎県 県議選 西彼杵郡 2 3 67% 1 50%
長崎県 県議選 東彼杵郡 1 1 100% 1 100%
長崎県 県議選 南松浦郡 1 2 50% 0 0%
熊本県 県議選 熊本市第1 12 14 86% 8 67%
熊本県 県議選 熊本市第2 5 8 63% 4 80%
熊本県 県議選 八代市・八代郡 4 6 67% 4 100%
熊本県 県議選 人吉市 1 1 100% 1 100%
熊本県 県議選 荒尾市 2 2 100% 2 100%
熊本県 県議選 水俣市 1 2 50% 1 100%
熊本県 県議選 玉名市 2 3 67% 2 100%
熊本県 県議選 天草市・天草郡 3 4 75% 2 67%
熊本県 県議選 山鹿市 2 2 100% 2 100%
熊本県 県議選 菊池市 1 2 50% 1 100%
熊本県 県議選 宇土市 1 2 50% 0 0%
熊本県 県議選 上天草市 1 2 50% 1 100%
熊本県 県議選 宇城市・下益城郡 2 4 50% 0 0%
熊本県 県議選 阿蘇市 1 2 50% 0 0%
熊本県 県議選 合志市 1 1 100% 1 100%
熊本県 県議選 玉名郡 1 1 100% 1 100%
熊本県 県議選 菊池郡 2 4 50% 1 50%
熊本県 県議選 阿蘇郡 1 2 50% 0 0%
熊本県 県議選 上益城郡 2 4 50% 1 50%
熊本県 県議選 芦北郡 1 1 100% 1 100%
熊本県 県議選 球磨郡 2 2 100% 2 100%
熊本県 熊本市議選 熊本市中央区 11 16 69% 10 91%
熊本県 熊本市議選 熊本市東区 13 14 93% 10 77%
熊本県 熊本市議選 熊本市西区 6 8 75% 6 100%
熊本県 熊本市議選 熊本市南区 8 11 73% 8 100%
熊本県 熊本市議選 熊本市北区 10 10 100% 10 100%
大分県 県議選 大分市 13 17 76% 10 77%
大分県 県議選 別府市 5 8 63% 4 80%
大分県 県議選 中津市 3 4 75% 2 67%
大分県 県議選 日田市 3 3 100% 2 67%
大分県 県議選 佐伯市 3 4 75% 2 67%
大分県 県議選 臼杵市 2 2 100% 2 100%
大分県 県議選 津久見市 1 1 100% 1 100%
大分県 県議選 竹田市 1 1 100% 1 100%
大分県 県議選 豊後高田市 1 3 33% 1 100%
大分県 県議選 杵築市 1 1 100% 1 100%
大分県 県議選 宇佐市 3 3 100% 3 100%
大分県 県議選 豊後大野市 2 3 67% 1 50%
大分県 県議選 由布市 2 4 50% 1 50%
大分県 県議選 国東市・姫島村 1 2 50% 0 0%
大分県 県議選 日出町 1 2 50% 1 100%
大分県 県議選 九重町・玖珠町 1 1 100% 1 100%
宮崎県 県議選 宮崎市 12 17 71% 9 75%
宮崎県 県議選 都城市 6 7 86% 5 83%
宮崎県 県議選 延岡市 5 5 100% 5 100%
宮崎県 県議選 日南市 2 2 100% 2 100%
宮崎県 県議選 小林市・西諸県郡 2 2 100% 2 100%
宮崎県 県議選 日向市 2 2 100% 1 50%
宮崎県 県議選 串間市 1 1 100% 0 0%
宮崎県 県議選 西都市・西米良村 1 1 100% 1 100%
宮崎県 県議選 えびの市 1 1 100% 1 100%
宮崎県 県議選 北諸県郡 1 1 100% 1 100%
宮崎県 県議選 東諸県郡 1 1 100% 1 100%
宮崎県 県議選 児湯郡 3 4 75% 3 100%
宮崎県 県議選 東臼杵郡 1 2 50% 1 100%
宮崎県 県議選 西臼杵郡 1 1 100% 1 100%
鹿児島県 県議選 鹿児島市・鹿児島郡 17 22 77% 14 82%
鹿児島県 県議選 鹿屋市・垂水市 4 5 80% 3 75%
鹿児島県 県議選 枕崎市 1 2 50% 0 0%
鹿児島県 県議選 阿久根市・出水郡 1 2 50% 0 0%
鹿児島県 県議選 出水市 2 4 50% 1 50%
鹿児島県 県議選 指宿市 1 2 50% 1 100%
鹿児島県 県議選 西之表市・熊毛郡 2 3 67% 2 100%
鹿児島県 県議選 薩摩川内市 3 4 75% 3 100%
鹿児島県 県議選 日置市 2 3 67% 1 50%
鹿児島県 県議選 曽於市 1 1 100% 1 100%
鹿児島県 県議選 霧島市・姶良郡 4 7 57% 2 50%
鹿児島県 県議選 いちき串木野市 1 1 100% 1 100%
鹿児島県 県議選 南さつま市 1 1 100% 1 100%
鹿児島県 県議選 志布志市・曽於郡 1 1 100% 1 100%
鹿児島県 県議選 奄美市 2 4 50% 1 50%
鹿児島県 県議選 南九州市 1 2 50% 0 0%
鹿児島県 県議選 伊佐市 1 1 100% 1 100%
鹿児島県 県議選 姶良市 2 2 100% 2 100%
鹿児島県 県議選 薩摩郡 1 2 50% 1 100%
鹿児島県 県議選 肝属郡 2 5 40% 1 50%
    合計 3,299 4,735 72.87% 2622 79.48%