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2011年12月25日日曜日

シチズンの呪い

 昨日、一昨日と日本から友人が香港に遊びに来ていたので一緒にまた二日間、香港観光をしておりました。ただ香港観光といっても香港には泣きたくなるくらいに観光地がないため、わざわざラマ島(南Y島)とか行って時間潰したりしました。普段はいかない、というか一人では入り辛いちゃんとした中華レストランでおいしい晩飯が食べられただけマシだったけど。
 そんな二日間を終えた今日、別に明日でもよかったですがここ香港でゲームショーが開かれているので取材に行きました。会社としては別に取り上げる予定もなかったのですが自分の趣味もあって志願して特攻。プレスなのでタダで入場できるかなと思ったら入り口前にはプレス用窓口が見当たらなかったので仕方なく入場料払って入りましたが、何故か入り口のかなり奥まった所、入場料払った後じゃないと絶対にわかりっこないところにプレス用窓口があって地面を叩き悔しがる羽目となりました。

 こんな具合で先日に書いた「運の尽きの一週間」でも紹介したように一向に運勢が良くなる気配が見えない日々を過ごしているわけですが、今回のゲームショー入場の件以上に一昨日の一件の方がハートに来ました。

 前回の記事で私は、先週に時計のベルトが突然切れたので修理屋にベルト交換を依頼したところ、特殊な電池を使っている時計なのに、ベルト交換だけでなく勝手に普通の時計用電池に取り換えられて自慢のシチズンの時計が動かなくなった顛末を書きましたが、その後シチズンの販売店に行ってサービスセンターに向かうように住所を書いたメモを受け取りました。ただそのサービスセンターは土日は営業しておらず、平日のオフィスアワーしかやっていないということなので金土休みの自分としてはこのチャンスに行くしかないと思い、友人にセントラル(中環)周辺を案内するがてらシチズンのサービスセンターへ向かいました。

 午前中の早くから目当てのサービスセンターへ向かったわけですが、どういうわけかそれらしい店は見当たりません。住所となっているところは例の如く高層ビルなのでビル内に入っているのかと思い尋ねまわりましたがどうも聞く人みんな要領が悪かったものの、最終的には「どうもそのサービスセンターは改装中」だということがわかりました。そこでサービスセンターの電話番号になっているところにかけると、「セントラルではなく九龍半島のチムシャアツイの方に行ってくれ」と、電話の相手から指示を受けました。
 念のために先に書いておくと、香港にあるシチズンのサービスセンターはセントラルとチムシャアツイの二ヶ所で、自分の家からはセントラルが近かったのでセントラルを選んだわけでした。こんなことなら初めからチムシャアツイの方に行けばよかったなと友人と苦笑しましたが、少なくともそっちのお店は電話でも確認したんだし、夕方までに行けば直してもらえるだろうとこのころは安堵感をいくらか覚えていました。

 こんな書き方をするくらいだからもうおおよそ予想がつくでしょうが、結論を先に述べると結局直せませんでした。
 電話での確認後、自分と友人は昼食を取ってから指定されたサービスセンターへ向かったわけなのですが、こちらも商業ビル内の住所通りの部屋の前に向かってみると、またもそれらしい店は見当たりません。そんなわけでまたちょこちょこっと周辺に話を聞いて、そこだという場所に向かってみたところ、

「本日、クリスマスディナーのために12時半までの営業とさせていただきます」

 という貼り紙がシチズンのポスターも貼られてあるドアに貼られていました。ちなみにこの時の時刻は午後1時10分。
 さすがにこの時は普段から温厚ではないものの自分も友人の前で荒れて、口汚く文句を言うとそのガラスドアを革靴の先っぽで何度も蹴りました。恐らく友人がいなければかなり力を入れて頭突きしていたと思います。見ている友人も、「わずか40分差とは、本当に運がないな(;´Д`)」と呆れてました。その後も「今底辺なんだから、これからはいいことあるよ」と慰めてもくれましたが……。
 ここでも文句を書くと、第一ディナーっつったってまだ夜まで時間があるだろに。しかもクリスマスイブならともかくこの日は23日だろ、日本の天皇誕生日でも祝うつもりかよシチズンは……。

 件のお爺ちゃんの古時計ばりに動かなくなっているシチズンの腕時計は女性向けっぽいデザインながらも太陽光で動くということからこれまでお気に入りで、既に結構長く使っています。私自身が体格が小さく、特に手首に至っては女性と比較しても遜色ないくらいに細いこともあってこれが一番合っているんだろうと思っている代物だっただけに、早く修理してまた使いたい気持ちは強かったです。
 ただ友人の「ここまで運が悪いってことは、シチズンと縁がないんじゃないか」という一言を受け、なんていうかもうほかの時計を買い替えてもいいじゃないかという気が持ち上がってきました。折しもクリスマスセールでカシオの時計が割引中という広告もあっちこっちに出てるし、さらに言えば先週にこの時計のベルトが切れてから何もかもが裏目裏目にでていることは事実で、記事の題にもあるように呪いのようなものを受けている気がさやかにしています。

 なお昨日、前に書いた記事を見て心配した後輩が「この動画を見て元気出してください」とメールを送ってきました。この動画と、友人に持ってきてもらった水木しげるの漫画だけが心の救いです。

総統閣下は指原アンチにお怒りのようです(Youtube)

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