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2022年10月29日土曜日

和室は4畳

 個人的な趣向ですが、和室や庭園を自由に創作してその中でヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフするようなゲームとかあったら遊んでみたいなとか最近思っています。一応、近いゲームとして「パチパラ13」というゲームが昔あり、このゲームでは自分の部屋を所有した後はその部屋の内装を自由に置き換えるというかパチンコで取ってきた景品とかを自由に置くことができて、自分も人体模型とかをよく部屋に置いていました。

 さてそんな内装の話ですが、まだ無駄に暇な時間に全米ライフル協会との関係を勝手に噂しているライフルホームズのホームページを見て、自分好みの和室を作れる部屋はないかなといろいろ妄想していたのですが、和室の広さは6畳程度が多く、6畳の広さを想定してこの前いろいろ構想を練ってみました。結論から言うと、6畳というのはかえって広すぎるのではという結論に陥りました。
 なんでこんな結論に立ったのかというと、4畳くらいの狭い部屋の中にこの前入ってみたからです。

 物を敷き詰めた4畳の部屋だと確かに狭苦しく感じるのですが、逆に物を全く置かない4畳の空間だと物凄く落ち着きます。イメージ的には静かなトイレの中が近く、空間が広すぎると人間はかえって落ち着かなくなり、一人でじっと本読んだりお茶飲むならかえって、4畳くらいの間取りの方が最適解になるのではと考えたからです。

 こうした考えのもとで改めて6畳の間取りを考えてみると、やはり空間がちょっと広すぎる感じがします。尚且つその空間を埋めるために箪笥などの家具を置くことを考えてみると、物が増えて圧迫感を覚えかねず、それだったら敢えて何も物を置かずに小さな床几などだけおいた4畳の和室の方が、空間的に優れるのではと思い至ったわけです。まあ実際に試したわけではないですが。

 一応、物件によっては4~5畳の和室のある部屋もあり、今後検討するとしたらこういう部屋になるかもしれません。それにしてもインテリアについては何か思想書なり教科書とかこのところ欲しいです。

2022年10月26日水曜日

富貴に溺れていると感じるΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)

 普段夕食は会社近くの店で外食しているのですが、今日午後は半休を取って家にいたので、家の近くにあるマクドで食事取ってきました。もっとも会社に行ってる場合でもバーガーキングで済ますことが非常に多く、こうしたファーストフード、というより外食に対して今や一切何も抵抗がないです。

 それに対しかつての学生時代、あと中国来たばかりの頃はともかく金がなく、食費を徹底的に抑えるために外食は厳に慎んでいました。学生時代の昼食は130円のわかめうどん、たまにどうしてもおなかすいた時に250円のカレーという2択しかなく、夕食はウインナー、味噌汁、ごはん(2合)が一番多かったです。たまにごはんは3号だったが。
 その時と比べると現在こうして気にせず外食にお金を使う自分に対し、富貴に溺れていると深く恥じる思いをします。食事限らず普段の生活においても、他の駐在員らと違ってタクシーはほとんど乗らずに自転車か地下鉄にしか乗らないのは前と変わりありませんが、湯水のごとくプラモを買ったり、寝具を買ったりするのはかつてからすれば絶対あり得ませんでした。まぁゲームは昔からいっぱい買ってたけど。

 特に寝具に関しては自分の場合はダニに噛まれることが多いため、肌に合わないと思ったらすぐに使用を中止してしまう悪い癖があります。何気に去年買ったもこもこの寝間着はやばくて一晩で蜂の巣にされたもの、何度か洗いなおしたり、殺虫剤をかけたりしたけどどうにもならずすぐ捨ててしまい、今でも購入時の判断を深く悔いています。

 それこそ昔は起業資金を集めるために切り詰めていたこともありますが、かつてと比べるとそこそこまとまった給料を得られて前ほど切り詰めなくても前以上に貯金がたまっていくため、財布のひもが以前と比べるとめっぽう緩くなっています。日本で勤務していた頃は食費を除いた交遊費は月4万円以上は絶対使わなかったのに、今は普通に友人と300元(約6000円)くらいの夕食食べに行くこともあり、どうして俺はこうなってしまったんだ、あの頃の青雲の志はどこへ行ったのだという気すらします。

 もちろん、お金を使うこと自体は悪いことだとは思いません。特に上海の飲食店に関しては日本と違ってガチなロックダウンで営業を停止させられるだけでなく、支援金も一切送られないため、ロックダウン明けは応援するためにも馴染みの店で普段より多くお金を使うように意識しています。とはいえ、それでも節制意識の緩みは気になるところであり、自分自身でも以前のような切り詰めた生活ができなくなるほど人間として弱くなっているのではと思い、悩む日々が続いています。
 会社の同僚へのプレゼントにも、割と平気でスミスキー買って送ってしまうし……。以前だったら舌噛みたくなるような出費だというのに……。送った相手の反応はめちゃいいんだけど。

 以上のような浪費癖は気にしなければいいじゃんという方もいるでしょうし、実際私も若干そのようにも思う節はあるのですが、それでもやはり以前のような節制意識があった方がいいのではという考えも残っています。特にお金が自由に使えるようになった今、以前と比べると商品を購入した時の喜びが目に見えて小さくなっており、これは明らかなマイナスだと考えています。
 やはりお金に苦しい時ほどお金を使った時の喜びは大きく、得られるカタルシスも今とは段違いでした。もっとも、クソゲー掴まされた時の悔しさも段違いでしたが。

 やはり人間の欲望というものは抑えれば抑えるほど満たしやすくなり、満たせば満たすほど薄れていくものだとはっきり思います。富貴に溺れることを気にしなければいいと流すこともできますが、やはり節制する姿勢を忘れない方が豊かさという感覚を持つ上ではより有利であると言えるでしょう。
 それはそうとして、また新しいスミスキー買っちゃおうかな……。

2022年10月25日火曜日

惜しまれる人、惜しまれない人

 去年と全く同じ組み合わせの日本シリーズですが、相変わらず見ていて胃が痛くなるような試合展開が多いです。特に日曜の第2戦なんか9回にヤクルトが同点となる3ランホームラン打ってそのまま延長引き分けになるし、見ていて楽しいけど当事者たちは気が気じゃないだろうなと感じます。この辺、ヤクルトもオリックスも接戦をどう戦っていくかが良く分かっているチーム故だからでしょう。
 それに比べると、33-4こと2005年の阪神対ロッテの日本シリーズは見ていて楽だった。


 話は変わりますが、かつて巨人、横浜で活躍したロペス選手がこの度引退を発表しました。私自身、それほど横浜ファンというわけではないのですが、ロペス選手についてはともかくチャンスに強く、打つべきところで確実に打ってくるという意味で大した選手だとかねてから評価していました。ただそれ以上に、ともかくキャプテンシーに溢れていてベンチ内でチームを鼓舞し、新しくやってきた外国人選手に対してもマメに世話を焼くなど、非常に優れた人格者であるということも方々から聞いていました。
 そのように打棒のみならず人格面でも尊敬を集めていたことから、上記の引退に関するヤフコメなどでは巨人、横浜のファンに限らず、多くの方からかつての活躍を称賛されるとともに、今回の引退発表を嘆きつつ、ねぎらう声に溢れています。同じような例では広島ファンに愛されたエルドレッド氏もいますが、やはり優れた人格者はこのようにチームを離れた後も周りから惜しまれるものだと感じます。


 一方というか、元横浜で巨人に移籍し、今回戦力外通告を受けた山口俊選手については、かなりコメントが荒れています。こう言っては何ですが私も、グラウンドでの活躍よりも、彼がかつて起こした暴力事件の方が印象が強く、また各方面から「あまりいい性格していない」と聞いていただけに、辛辣なコメントが集まるのも仕方ないと感じています。この点、上記のロペス選手と非常に好対称というか、惜しまれる人と惜しまれない人を分けるのは成績以上にやはり人格なんだなと考えさせられます。

 そういう人格面での話で言うと、既に引退発表をしてセレモニーも行った、元巨人で西武に移った内海選手に至っては、別格というかこの人本当にすごくいい人だったんだなと改めて思います。
 内海選手もかねてから、所属球団に限らず球界全体から人格者だと慕われていて、実際に西武に移った後も西武ファンを虜にし、先の引退セレモニーに関するコメントでも「将来巨人に戻るにしても、数年は西武の後輩を指導してほしい」、「巨人ファンだけど、彼のことをこれだけ応援してくれる西武ファンにはありがたい」などと、あり得ないくらい称賛のコメントに溢れていました。

 それを見て自分の上にリンクを付けたWikipediaの記事読みましたが、移籍した選手や球団スタッフ、そしてファンに対して非常に親切この上なく、マジでやばいくらいい人だったんだと思い知らされました。
 それだけに引退セレモニーでも、現役・引退選手らからたくさんのビデオメッセージが送られていました。内海選手も各人物からのビデオレターを見てうるうるしてましたが、何故か今回新たに広島監督に就任した新井氏が画面に映るや「( ;゚;ж;゚;)゙;`;:゙;;゚;ブッ」と吹き出してました。いや、気持ちはよくわかるが。

2022年10月24日月曜日

大企業病であるとはっきり感じた会社

日本にも進出のEVメーカー「BYD」、中国で販売台数倍増の大躍進(JBpress)

 今日の自分の記事ですが毎年第3四半期の自動車市場は切り口が難しく、自分でもあまり面白くないと感じる更正からアクセス数も振るいません。まぁ定例記事だし、統計データ欲しい人だけ見てくれればいいのですが。

 それで本題ですが、この前ふと「大企業病」という言葉をここ数年、全く耳にしなくなったなということに急に気が付きました。大企業病の定義までは一々語りませんが、かつて1社だけ、明確にこの会社は大企業病に陥っているなと感じた会社がありました。具体名を挙げるとそれは日野自動車です。

 このように思うようになったのは自分が日系メーカーにいた頃、サプライヤーとしてこの会社の購買訪問に行ったからです。出てきた日野自動車の購買担当がまさに大企業病の権化みたいな人物で、無駄に偉そうで、それでいてあまり業務には熱心ではなく、自分より年上のサプライヤー担当者に対し平気でため口で話し続けており、「あまりよろしくない会社だな」とはっきり記憶に残りました。
 それがため、先日の日野自動車のエンジンに係る不正事件が発覚した際も、何の驚きもありませんでした。むしろこの会社は、末端の購買の人間があんななくらいだし、組織的にかなり病巣が不快と思えるため掘ればもっと出てくると思います。

 日野自動車に限らず、大企業の購買担当者はサプライヤーの生殺与奪を左右する立場であるだけに、自分のことを勘違いしてしまう人間が少なくありません。逆を言えば購買でも謙虚な人は非常に自我のしっかりした人だと言えるのですが、同じ居丈高であっても、トヨタ直系、っていうかはっきり書けばアイシンの購買担当はまだしっかりしていました。
 態度こそ偉そうではあるものの、仕事に対する厳しさというのは非常に真っすぐで価格や品質に対する意識や言及が強く、まだ仕事していく上では日野と違って頼もしい相手だと思いました。

 そのトヨタ系列で言えば、上記の大企業病をかつて最も口にしていた人物がいました。それはほかならぬトヨタの元トップである奥田碩氏で、彼のインタビュー記事にはほぼ確実と言っていいくらいに「大企業病になるなと社内で言っている」という文言とともに、その弊害について延々と語られていました。
 当時の内容を書き起こすと、トヨタ自体は紛れもなく大企業であり責任ある立場であるが、社員らがそれに驕るのは別問題であり、常に危機感を絶やさず仕事をする重要性が語られていました。しかし奥田氏の退任以降は、あまりこうした大企業病に関する言及はトヨタに限らず見なくなり、むしろ大企業への意識の強まりもあってか、「大企業であって何が悪い」的な主張が以前より幅を利かすようになってきているとすら感じます。

 常々感じますが、大企業にいるからと言ってその構成員が立派であるかと言ったらまた別問題です。大した人物もいればそうでない人物もいるのが普通であり、それ以前にその所属組織を持って自慢することはジャイアンの威を借るスネ夫も同然であるだけに、個人として何ができるのか、成したのかを自慢できない時点で人物として卑小であると自覚できない人物なぞ以ての外でしょう。

 こうした実業界に限るわけではないですが、なんか昔と比べて日本は全体的に、内面よりも外面に偏った世の中になってきた気がします。こんなこと書くくらいだから私自身は圧倒的に内面を磨くことにこそ価値があると考えるタイプですが、本当に中身が重視されず、経歴やらフォロワー数などで評価される時代となってきて、ますます停滞するだろうなという予想を立てています。

 まぁそういいながら、また墜落したSu-30でカナード付きの形状はかっこいいと思うから、1回はキットは組み立ててみたいなとか思ってたりします。

2022年10月23日日曜日

任期は本人のため

 JBpressに以前出した記事で日産のゴーン問題の根本的原因は何であったのかについて、同じくボスが外国人だったマツダと比較した上で、ゴーンの任期こそが最大の問題だったと指摘しました。その根拠として、ゴーンは日産トップに就任直後は高い実績を上げ、本人も経営に強い意欲持っていましたが、任期が長引くにつれて徐々に経営への興味を失い、業績が落ちてきたことについても当初自分が掲げた「コミットメント」を無視するようになり、自分の財産により関心を寄せるようになっていったと言及しました。

 これは何もゴーンに限らず、他のほぼすべてのトップに当てはまるかと思います。
 基本、トップに就任するためには実績をあげる必要があり、トップ就任後はようやく勝ち得た地位を守るため、なおさらの努力が要求され、仕事にも熱が入ります。仮にこの時点で失敗してしまうと、それこそ英国のトラス首相みたくなるわけです。
 しかし人気が長引くと、その地位というのものは悪い意味で盤石化していってしまいます。自分の地位が揺らがないと自覚してしまうと、恐らくよっぽどマゾな仕事人間でもない限りは仕事への興味を失い、以前ほどには働けなくなるでしょう。またその関心も、会社の業績向上とかより、自分の地位を守る方向に向いてしまう可能性が高いでしょう。

 この例外としては、創業者社長のケースです。この場合、創業者社長は自分の会社を自分の物と思い、芸術作品を磨き続けるような感じで会社の規模拡大にほぼ終生関心を持ちます。しかしこれが創業者でない雇われ経営者こと、外部から来た経営者や社内から昇進したサラリーマン社長の場合、会社に対する所有意識は創業者ほどには高くなく、上記の様に就任前、就任直後ならともかく、長くトップにい続けると本人も知らぬ間に倦むようになるのが自然だと思います。
 
 そうした背景を踏まえると、企業トップに任期を設けることは組織の新陳代謝を促す以前に、トップ経営者が最もパフォーマンスを発揮する時期に限定させ、仮に高い評価を得た場合、その評価を貶めさせないようにする制度であるように思えます。そうした見方から、自分はトップに在任期間を限定させる任期というのは、組織以上にそのトップ本人のためにある制度だとも考えています。

 以前にも書きましたが、人間というのは終生能力が向上するわけではなく、一定の段階でピークを迎え、個人差はありますがその後は低下していくのが常道です。ナポレオンなどの様に、自分の能力の低下を認知できず、結果的に過大な自己評価をしてしまって坂道を転げた権力者は数限りなく、中国史なんかだと多いですが引き際を弁えるというのは権力者ほど非常に重要になってきます。

 であればきちっと任期までに何をするのか、どんな業績を残すべきか、あらかじめ期間を限定する方が権力者やトップにとってプラスです。どうしてもまだ権力握りたいなら、他の組織に移ってまた頑張ってみるべきかもしれません。まぁ原田氏なんかはマクドナルドだけで辞めとけば、もっと今の評価は高かったように思えますが。

2022年10月22日土曜日

中国で荒稼ぐ日本の漫画家

ワイ、韓国と中国でWEBコミックを連載、税金払って残った額がこちら…(ハム速)

 上のまとめ記事は昨日見つけたものですが、概要を簡単に話すと日本人漫画家がエージェントを介して中国と韓国でウェブコミックを連載したところ、年収が6000万円になったという夢のあるお話です。当事者によると、中国の場合は特に人口が膨大であることから、PVごとに入ってくる収益がとてつもなくでかいということで、興味ある人ならやった方がいい的にプッシュしています。

 以上の話を聞く限り、コンテンツ業界も人口というのが大きく影響するものだと改めて感じます。飲食業界なんかは人間一人が食べる量なんて大差なく、人口そのものが市場の消費量を決めると言っても過言ではないのですが、コンテンツ業界は嗜好が影響する業界なので、必ずしも「人口=市場規模」とは思っていなかったのですが、これ見ると見方的に間違っていたと反省せざるを得ません。

 この辺、漫画よりも映画業界の方が関連は深いとみられ、ハリウッドなんか既に如何に中国向けに映画作るかを10年くらい前から結構やってて、チョイ役でもいいから中国人俳優をどっかで入れようとします。
 となると漫画業界も今後、中国市場を目当てにチョイ役でもいいから中国人キャラを挟んでくるようになるのか……というと、多分あんま今とは変わらないでしょう。というのも中国人キャラはラーメンマンを筆頭に昔から日本の漫画にたくさん出てきており、今更増えるってのもそんなないでしょう。

 なおその漫画に出てくる中国人キャラですが、やはりというかステレオタイプははっきりしており、基本的には格闘家か料理人、あと中国人マフィアの三種類だと思います。格闘家キャラはさっきのラーメンマンを筆頭に、バキに出てくる烈海王など作中でもあからさまな強キャラとして扱われることが多く、中国人格闘漫画キャラでトーナメントやってもいいんじゃないかという気すら起きます。
 料理人キャラはやはり中華料理がテーマの回に出てきますが、格闘キャラほど目立った強キャラはあんま見たことないです。まぁ舞台からして中国で登場人物もみんな中国人の「中華一番」もありますが。

 っていうか今書いててちょうどいいように思えてきたから、今度この辺っていうか漫画に出てくる中国人キャラで記事書こうかな。めっちゃ楽でアクセス稼げそう。

2022年10月20日木曜日

中国がモビルスーツで台湾を攻めるとしたら

 前略、何故かこの前歩いている最中にふと、「中国が台湾を攻めるに当たっては、アッシマーが必要不可欠だ」と思い立ちました。
 アッシマーとは説明するまでもない、Ζガンダムに出てくる可変モビルスーツです。武装はビームライフルだけながら変更時の飛行能力は非常に高く、長時間の戦闘に堪えられるだけでなく単純な構造故に装甲も厚く、散弾程度ではびくともしません。前々からこのブログでも書いていますが、もし現実の兵器としてみた場合、並み居るモビルスーツの中でこのアッシマーが最も有用であるように自分は思います。

 それで台湾攻略戦の話ですが、中国の目線に立つと、その最大の障害は台湾海峡です。福建省と台湾島を隔てる約130㎞のこの海峡は天然の防衛壁であり、この海峡を越えて台湾島に兵士や兵器を送ることは非常に困難であり、現在にまで続く中台関係を築いた最大の要因となっています。
 この台湾海峡を越えるとしたら、第一の手段としては船舶による輸送ですが、輸送している最中は海岸沿いにある砲に狙い打たれるだけなため、ミサイルとかでよほど海岸の防衛兵器を潰せない限りは選択肢にも入りません。第二の手段は航空機による空中輸送ですが、こちらも船と同じく狙い打たれる可能性が高く、速度の高い戦闘機ならいざ知らず輸送機ではそのまま飛ぶことができません。

 となると、やはりアッシマーしかありません。

 アッシマーならそのまま飛んで海峡を越えられるだけでなく、モビルスーツ形態に変形して着陸することでそのまま上陸、占領作戦を遂行できます。大量のアッシマーが編隊を組んで台湾に押し寄せる姿を想像したらかなり壮観な気がしますが、マジな話、台湾攻略で一番使えるモビルスーツとなるとアッシマーしかないと思います。

 ただ、中国がアッシマーを量産して押し寄せてくることは台湾側からしたら自明なだけに、その台湾西岸における防備も必然的に強化されます。無数のアッシマーなら攻略可能とみられるものの、実際に戦略目標を達成するまでには多くのアッシマーが犠牲になることは見えており、果たしてそれでよいのだろうかという疑問がもたげます。

 その上で仮にもし自分が作戦を立案するなら、必ず逆を突く戦術を取ります。具体的には警戒の強い西岸ではなく、太平洋に面する東岸を最初に攻撃します。
 本気でやるとしたら潜水艦などを送っておいて、開戦直後か直前に浮上して砲撃します。東岸にも防備はあるでしょうが西岸ほどには強くないとみられ、それ以上に西からくると思われた敵がいきなり東からくることへの精神的揺さぶり効果がかなり期待できます。

 一応、東岸から攻撃するだけなら空母を出しておいて航空機による攻撃も可能ですが、この場合は台湾側に手の内を最初から読まれることは確実なだけに、二正面作戦に追い込むことは可能ながらも、奇襲としては成立しないでしょう。やはり海に潜ったまま移動して、いきなり現れて東岸から攻撃を仕掛け、そのまま継続するかは別として動揺から立ち直らないうちに西岸に本格的な攻撃を仕掛けるのが、初手における最善手に思います。

 となると、アッシマーのほかに必要となるのはハイゴッグということになります。ハイゴッグなら潜れるし、上陸できるし、量産機だし言うことなしです。ズゴッグEの方が強いとかは言っちゃダメ。

 以上から、中国が今後量産してくるであろうモビルスーツはアッシマーとハイゴッグということになります。っていうかぶっちゃけ、ハイゴッグみたいな潜水モビルスーツ出来たらかなり戦術の幅広がるので、地球上の軍事戦術はかなり変わってきそうです。ギャグっぽい分析ですが、マジで日本もゴッグみたいな潜水モビルスーツを研究開発すべきだと思います。

 なお中国がアッシマーを開発しているという噂はさすがに耳にしませんが、強化人間であれば、中国が開発していると言われてもなんか信じちゃいそうです。